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ハイブリッド アーカイブ / バックアップ ソリューション
解説
2016/06/25Interact × Cloud Samurai 2016 Summer
小賀坂 優
自己紹介小賀坂 優 (Yu Kogasaka)
株式会社インターネット イニシアティブ (IIJ) 所属 Microsoft Azure 、 Office 365 を中心とした Microsoft 製品や
サービスのソリューション開発、 SI を担当 Microsoft MVP
Cloud and Datacenter Management (Jan 2012 - Dec 2016)Blog 、 SNS
Blog: 焦げ log (http://kogelog.com/) Twitter: @kogesaka (https://twitter.com/kogesaka/) Facebook: kogesaka (http://www.facebook.com/kogesaka)
2
セッションの目的とゴール目的
StorSimple ( 物理デバイス、 Virtual Array (SSVA)) を用いたハイブリッド アーカイブ ソリューションについてご説明します
Azure Backup, Azure Backup Server, System Center 2016 - Data Protection Manager 2016 (SCDPM 2016) を用いたハイブリッド バックアップ ソリューションについてご説明します
ゴール Microsoft 製品およびサービスで実現できるハイブリッド アーカイブ
ソリューションについて理解できる Microsoft 製品およびサービスで実現できるハイブリッド バックアップ
ソリューションについて理解できる
3
アジェンダ従来のアーカイブ / バックアップの課題ハイブリッド アーカイブ ソリューション
StorSimpleハイブリッド バックアップ ソリューション
Azure Backup System Center Data Protection Manager (SCDPM)
まとめQ & A
4
注意事項2016/06/25 時点で公開されている情報を元に作成しています。
また、 Public Preview などリリース、 GA されていない製品や機能、サービスが含まれています。
記載している内容において、仕様および機能について変更される可能性があります。
所属している会社 / 組織、および Microsoft 社の正式な回答 / 見解ではありません。
5
従来のアーカイブ / バックアップの課題
6
アーカイブとバックアップの違いアーカイブ ≠ バックアップ
アーカイブ データをまとまった形で長期に渡って保持、コンプライアンス対応など必要になった場合に
容易に取り出すことを可能にする バックアップ
万一のデータ破損やシステム障害時に備え、ある時点のデータ / システムの状態を取得、障害時に復旧できるようにする
7
アーカイブ バックアップ
目的 データの長期保存 / 再利用 障害時のデータ / システム復旧に利用
データの有効 ( 保持 ) 期間 長期間 (1 ~ 10 年 ) 短期間 (1 日 ~ 1 年 )
データ更新可否 上書き / 追記不可 上書き / 追記可能
対象となるデータ データ ファイル OS, DB などアプリケーション データを含む
求められる機能完全性確実性信頼性
アーカイブ / バックアップの課題
8
アーカイブ / バックアップ製品やサービスの導入
対象データ / システムの決定、容量見積り
テープなど外部媒体をオフサイトに保管
高価なハードウェア ( ストレージ、テープ ) の導入
オフサイトに配置した外部媒体の管理
複雑な設定、運用
対象データ / システムおよび容量増減の対応
求められるアーカイブ / バックアップ
9
高価な機器や保守( ストレージ、テープ ) の導入
オフサイトに配置した外部媒体の管理
複雑な設定、運用
対象データ / システムおよび容量増減の対応
追加機器の導入や保守を抑えた、サービスの導入
リモートに格納、管理
シンプルな設定、運用
増減に対し柔軟に対応可能なサービスの導入
求められるアーカイブ / バックアップ
10
高価な機器や保守( ストレージ、テープ ) の導入
オフサイトに配置した外部媒体の管理
複雑な設定、運用
対象データ / システムおよび容量増減の対応
追加機器の導入や保守を抑えた、サービスの導入
オフサイトへのバックアップを
自動化、リモートから管理
シンプルな設定、運用
増減に対し柔軟に対応可能なサービスの導入
オンプレミスとクラウドを組み合わせたハイブリッド アーカイブ / バックアップソリューション
Microsoft Azure のサービスで実現可能かハイブリッド アーカイブ ソリューション
StorSimple 内蔵 Disk + Azure Blob Storage を用いた
階層化ストレージの利用により、アクセス頻度の低いデータを重複除去 / 圧縮、クラウドへ自動的に保存
クラウド スナップショットによりオフサイトへのバックアップを自動化
ハイブリッド バックアップ ソリューション Azure Backup
Azure Blob Storage 上にファイルやフォルダー、データをバックアップ
増分バックアップを実施、回復時は 1 回の操作でリカバリ可能
11
経過時間
アク
セス
ワーキング データ
アクセス頻度の低いデータ
内蔵 Disk クラウド
ハイブリッド アーカイブ ソリューション
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StorSimpleクラウド上のストレージを含めたハイブリッド ストレージを実現
StorSimple 内蔵ストレージ + Azure Blob Storage によるストレージ階層化 Azure Blob Storage へデータを転送するタイミングで重複排除と圧縮を実施
クラウド スナップショットを用いることで Azure Blob Storage にバックアップ
デバイスの管理は Azure ポータル内の StorSimple Manager で管理
13
オンプレミス環境 Microsoft Azure
StorSimpleManager
StorSimple物理デバイス
81008600
StorSimpleVirtual Array
(SSVA)
VMware
Hyper-V
StorSimpleCloud
Appliance(SSCA)
80108020クラウド スナップショットによるバックアッ
プ
ストレージ階層化
Local
Local
Local
StorSimpleManager
Tiered
Tiered
Tiered
StorSimple 物理デバイスSSD / SAS + クラウドの 3 階層ハイブリッド ストレージ (最大
500 TB) 利用頻度の低いデータは SSD → SAS → Azure Blob Storage へ
SSD から SAS へデータを転送するタイミングで重複排除と圧縮を実施 ローカル (SSD / SAS) の場合、バックアップ (ローカル / クラウドスナップショット ) の
タイミングで重複排除と圧縮を実施 クラウド スナップショットから Azure 仮想マシン (SSVA) にフェールオー
バー
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オンプレミス環境 Microsoft AzureStorSimple
Cloud Appliance
(SSCA)80108020
クラウド スナップショットによるバックアップ
Azure Cool Storageに対応 !!
iSCSI 接続
StorSimple物理デバイス
81008600
フェールオーバー
StorSimpleManager
Local
SSD
SAS
SSD
SAS リカバリ
重複除去 + 圧縮
Tiered SSD / SAS + Azure Blob Storage によるストレージ階層化
StorSimple 物理デバイスのスペック物理デバイスとして StorSimple 8100 と 8600 を提供
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StorSimple 8100 StorSimple 8600ラック スペース 2U 4U可用性 冗長性のあるハードウェア ( コントローラを 2 機搭載 )
最大ローカル容量※データ、メタデータ、バッファ含む 15 TB 38 TB
クラウドを含めた最大容量 200 TB 500 TBプロビジョニング可能な最大ローカル容量 8 TB 20 TB
プロビジョニング可能なクラウドを含めた際大容量 64 TB
ネットワーク 10 Gbps x 2 ポート1 Gbps x 4ポート
10 Gbps x 2 ポート1 Gbps x 4 ポート
プロトコル iSCSIバックアップ ローカル スナップショット / クラウド スナップショット
・ StorSimple のシステム制限 | Microsoft Azurehttps://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/storsimple-limits/
StorSimple Cloud Appliance (SSCA) Azure 仮想マシン上で動作する StorSimple 仮想デバイス
物理アプライアンスである StorSimple 8000 シリーズの DR 先として利用 クラウド スナップショットを利用してボリューム内のデータを復元 フェールオーバー元のローカル固定ボリュームは、階層化ボリュームにフェールオーバー
される
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StorSimple 8010 StorSimple 8020クラウドを含めた最大容量※ Azure Standard Storage を利用
30 TB 64 TB
Azure 仮想マシン Standard_A3(4 コア、 7 GB メモリ )
Standard_DS3(4 コア、 14 GB メモリ )
利用可能なリージョン すべての Azure リージョンPremium Storage を
サポートする Azure リージョン
ローカル ストレージ Azure Standard Storage Azure Premium Storage
ネットワーク 1 つのみ 1 つのみ・ StorSimple 仮想デバイス Update 2 | Microsoft Azure
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/storsimple-virtual-device-u2/
StorSimple 物理デバイスおよび SSCA における注意事項利用するにはエンタープライズ (EA) 契約が必要
Azure サブスクリプションのみでは利用不可DR 先に SSCA を利用する場合の容量 / NIC に注意
8010 を使用する場合 : 最大 30 TB 8020 を使用する場合 : 最大 64 TB NIC は 1 つ (DATA0) のみ
DATA1 ~ DATA5 の NIC にボリュームをそれぞれ割り当てている場合、 SSCA では利用不可
階層化ストレージ内での検索、ウイルス スキャンは非推奨 Azure Blob Storage 上にあるデータは、一旦 StorSimple の
内蔵ストレージに格納してから検索される ダウンロード料金が発生 完了までに時間が掛かる
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StorSimple Virtual Array (SSVA)Hyper-V および VMware 上で動作する StorSimple 仮想デバイ
ス SSVA 仮想マシン自体のライセンスは無償
StorSimple 管理費 + Azure Blob Storage 使用量 SMB ( ファイル ) サーバーとして利用可能
Active Directory ドメイン参加必須
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オンプレミス環境 Microsoft Azure
StorSimpleVirtual Array
(SSVA)
VMware
Hyper-V
クラウド スナップショットによるバックアップ
ストレージ階層化
StorSimpleManager
Azure Cool Storageに対応 !!
SMB 接続 iSCSI 接続
Local
Local
Tiered
Tiered
Hyper-V および VMware 上で動作するオンプレミス仮想デバイス SSVA 仮想マシン自体の冗長化、バックアップはサポートされていない クラウド スナップショットから別の SSVA にフェールオーバーが可能
フェールオーバーの場合、同一ハイパーバイザーである必要あり フェールバック不可
StorSimple Virtual Array (SSVA)
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オンプレミス環境 Microsoft Azure
StorSimpleVirtual Array
(SSVA)
VMware
VMware
StorSimpleManager
Azure Cool Storageに対応 !!
SMB 接続
Local
クラウド スナップショットによるバックアップ
リカバリLoca
l
ストレージ階層化
フェールオーバー
Tiered
Tiered
SSVA 機能概要
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機能 概要
プロトコル iSCSI ( ドメイン参加は任意 ) or SMB 2.1 / 3.x(ドメイン参加必須 )iSCSI と SMB の同時利用はできない
最大 Azure ストレージ アカウント数 1
最大ボリューム (共有 ) 数 16ローカル容量 390 GB から 6.4 TB まで ( プロビジョニングは 500 GB から 8 TB まで )ローカル固定ボリューム (共有 ) 容量 50 GB ~ 2 TB
階層化ボリューム (共有 ) 容量 500 GB ~ 20 TB※作成した領域の 10 % をローカルに割り当て
合計容量 ( クラウドを含む ) 最大 64 TB まで
重複除去、圧縮SSVA が Azure Blob Storage へデータ転送するタイミングで重複排除 / 圧縮※ローカル領域には重複除去、圧縮されない・ StorSimple Virtual Array の制限 | Microsoft Azure
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/storsimple-ova-limits/
SSVA 機能概要
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機能 概要
バックアップ
バックアップ対象は SSVA 単位クラウド スナップショットによるバックアップ ( クラッシュ整合性 ) ・自動バックアップ (1 日 1 回 ) バックアップ最大数 : 55 (30 日分、 12ヶ月分、 13 年分 ) ・手動バックアップ バックアップ最大数 : 45
リストア ボリューム単位 (iSCSI) or SMB領域全体
ファイル単位のリストア
バックアップ フォルダー内に自動作成される .backup フォルダーから復元可能※SMB のみ.backup フォルダーの最大数 : 5 自動バックアップと手動バックアップを合わせた直近のバックアップ
サーバー障害時 新規 SSVA サーバーを構築、クラウド スナップショットで採取したバックアップから全体を復元
・ StorSimple Virtual Array の制限 | Microsoft Azurehttps://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/storsimple-ova-limits/
SSVA 仮想マシンの動作要件
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要件 概要
ハイパーバイザーHyper-V (Windows Server 2008 R2 SP1 以降 ) or VMware ESXi 5.5 以降
最小仮想 CPU ( コア ) 数 4
最小メモリ (RAM) 8 GB
ディスク領域 OS ディスク : 80 GBデータ ディスク : 500 GB ~ 8 TB ( 利用可能 : 390 GB ~ 6.4 TB)
最小 NIC 数 1
最小ネットワーク帯域幅 5 Mbps
Web ブラウザMicrosoft Edge (Latest version)Internet Explorer 11 (Latest version)Google Chrome (Latest version)
・ StorSimple Virtual Array のシステム要件https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/storsimple-ova-system-requirements/
SSVA の作成、設定手順
1.Azure 管理ポータルから StorSimple マネージャを作成、SSVA ディスク VHD ファイル、サービス登録キーをダウンロード
2.ハイパーバイザー上からダウンロードした VHD ファイルから SSVA 仮想マシンを構成
3.SSVA 仮想マシンにログイン、 IP アドレスを設定
4.Web ブラウザから StorSimple ローカル Web UI にアクセス、SSVA の構成を実施、サービス登録キーを入力
5.Azure 管理ポータルから SSVA がアクティブになっていることを確認、共有 /ボリュームを作成、バックアップ設定を実施
6.サーバー / クライアントから共有 / ボリュームにアクセス23
SSVA における注意事項利用するにはエンタープライズ (EA) 契約が必要
Azure サブスクリプションのみでは利用不可 StorSimple のサポート契約が最低 1 つ必要
SSVA 仮想マシン設定後、データ ディスクの増設、容量変更不可 容量変更を行った場合、ボリューム (共有 ) が認識できなくなる
階層化ストレージ内での検索、ウイルス スキャンは非推奨 Azure Blob Storage 上にあるデータは、一旦 StorSimple の
内蔵ストレージに格納してから検索される ダウンロード料金が発生 完了までに時間が掛かる
同一の StorSimple Manager で StorSimple 物理デバイスと SSVA 仮想マシンの管理不可 SSVA の DR 先として SSCA へのフェールオーバーをサポートしていない
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SSVA における注意事項ハイパーバイザーが持つ機能のサポート
SSVA 仮想マシンと Azure Blob Storage 上のデータは常に整合性が取られる SSVA 仮想マシンが過去の状態にロールバックすると不整合が発生
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ハイパーバイザーの機能 サポートの有無
ハイパーバイザーによるスナップショットからの回復 ・サポートしない新たに SSVA 仮想マシンを作成、フェールオーバー
ハイパーバイザーによる vMotion やライブ マイグレーション
・サポートするターゲット VM が SSVA の最小要件を満たすリソースであること
ハイパーバイザーによるレプリケーションやバックアップ ・サポートしない
ハイパーバイザーによるクローン・サポートする
SSVA が停止している状態でクローンを実行する場合のみサポート
StorSimple 物理デバイスと SSVA との比較
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要件 StorSimple 物理アプライアンス SSVA
インストール要件 ソフトウェア組込ストレージアプライアンス 仮想サーバー環境が必要
ラックスペース要件
ラックの空きスペースに取り付け(2U or 4U)
オンプレミスにある既存ハイパーバイザー環境上に実装
可用性 高可用性冗長性のあるハードウェア
可用性無しクラウド スナップショットからのリストア
最大ローカル容量 15 TB (8100)38 TB (8600) 8 TB
ボリューム合計
最大サイズ
( クラウドを含む )
200 TB (8100)500 TB (8600) 64 TB
プロトコル iSCSI SMB, iSCSI
想定されるシナリオStorSimple 物理デバイス
中央集権型のストレージ構成が必要な場合
高い可用性と性能が必要な場合
StorSimple Virtual Array (SSVA) 各拠点ごとに独立した
ストレージ環境が必要な場合
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ハイブリッド バックアップ ソリューション
28
Azure Backupクラウド統合されたバックアップ サービス
99.9% の可用性を保証 バックアップされたデータは同一、同一地域データセンター内で複製、冗長化 バックアップ時、データを圧縮、 AES256 を用いて暗号化した後、
セキュリティで保護された HTTPS 経由で送信
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オンプレミス環境 Microsoft Azure
Azure Backup Server
・ Hyper-V 仮想マシン・ファイル、フォルダー・ APP サーバー、 etc...
・ファイル、フォルダー エージェントによるバックアップ
Azure Backup Serverによるバックアップ
地域データセンター間で複製、冗長化
東日本 西日本
Azure 仮想マシンのバックアップ
SCDPM
・ Hyper-V 仮想マシン・ VMWare 仮想マシン・ファイル、フォルダー・システム状態・ APP サーバー、 etc... SCDPM
によるバックアップ
Azure BackupAzure Resource Manager による設定が可能
Azure ポータル (https://portal.azure.com) から設定可能 Recovery Services として Azure Site Recovery と同一の設定画面
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エージェントによるバックアップ
Azure Backup Serverによるバックアップ
Azure 仮想マシンのバックアップ
エージェントによるバックアップMicrosoft Azure Recovery Services Agent 経由で対象のファ
イル、フォルダーを Azure Blob Storage にバックアップ バックアップは日 / 週単位、 1 日最大 3 回 日 / 週 / 月 / 年ごとに最大 9999 世代まで保管可能 帯域幅調整 ( 作業時間 / 作業時間外 / 作業時間範囲 / 作業日 ) が可能
対象バックアップ サーバーが破損しても、別サーバーへのリカバリが可能 資格情報コンテナーの資格情報
構築時に設定したパスフレーズ
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サポート OSWindows Server 2012 / 2012 R2
Standard, Datacenter, Foundation (2012 R2 は Essentials 含む )Windows Storage Server 2012 / 2012 R2
Standard, Datacenter, FoundationWindows Server 2008 SP2 (x64) / 2008 R2 SP1
Standard, Enterprise, Datacenter, FoundationWindows 7 (x64)
Ultimate, Enterprise, Professional, Home Premium, Home Basic, StarterWindows 8 (x64) / 8.1 (x64)
Enterprise, ProWindows 10 (x64)
Enterprise, Pro, Home32
System Center Data Protection Manager によるバックアップバックアップ データを一括管理
Hyper-V, VMware, Azure 仮想マシン上に展開可能 Disk to Disk, エージェントを用いることで Disk to Disk to Cloud バックアップが可能
バックアップは日 / 週 / 月 / 年単位、 1 日最大 2 回 日 / 週 / 月 / 年ごとに最大 9999 世代まで保管可能 アプリケーション
サーバーの保護が可能 Hyper-V 仮想マシン VMware 仮想マシン
Windows 仮想マシンで実行されるワークロードのみ
システム状態 SQL Server Exchange Server SharePoint Server
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Azure Backup Server によるバックアップSystem Center Data Protection Manager と同等の機能を提供 バックアップの一括管理 (Disk to Disk, Disk to Disk to Cloud) を実現
バックアップは日 / 週 / 月 / 年単位、 1 日最大 2 回 日 / 週 / 月 / 年ごとに最大 9999 世代まで保管可能 Azure Backup Server 自体のライセンスは無償 (Azure
サブスクリプション契約が必要 )
アプリケーション サーバーの保護が可能 Hyper-V 仮想マシン SQL Server Exchange Server SharePoint Server
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SCDPM 2016 の新機能混合モード クラスターでのデータ ソースの保護
Windows Server 2016 と Windows Server 2012 R2 の混在環境をサポート回復性の高い変更追跡 (RCT) ベースの VM バックアップ
Hyper-V の増分バックアップに利用される RCT を用いて仮想 HDD の変更されたブロックを VSS スナップショットでバックアップ
記憶域スペース ダイレクト (S2D) のサポート S2D で構成されたクラスター共有ボリュームのバックアップをサポート
仮想 TPM を持つ仮想マシンのバックアップ / リストア 仮想 TPM および BitLocker で暗号化された VHD/VHDX をバックアップ、
リストアをサポート アイテム レベルの回復は非サポート
Windows Nano Server からデータのバックアップ / リストアは非サポート
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・ What's new in DPM in System Center Technical Previewhttps://technet.microsoft.com/en-us/library/mt125351(v=sc.16).aspx
注意事項
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エージェントおよび Azure Backup Server (SCDPM) によるバックアップに関する注意事項 クラウドへの最大バックアップ容量は、ボリュームあたり実容量で約 53 TB
(54,400 GB, ※ 実際はもう少し小さい ) 2008 / 2008 R2 / 7 は約 1,700 GB
エージェントを Azure ポータルに登録後、サーバー (ホスト ) 名の変更不可 バックアップ元で使用可能なボリューム
ボリュームの機能 サポート可否 備考ファイル システム ID 可 NTFS のみBitLocker で保護されたボリューム 可 ( 備考参照 ) バックアップ前にボリュームのロックの解除が必要
リムーバブル メディア 不可 固定のドライブとして認識される必要がある
読み取り専用ボリューム 不可 VSS が機能するために、書き込み可能である必要がある
オフライン ボリューム 不可 VSS が機能するために、ボリュームがオンラインである必要がある
ネットワーク共有 不可 サーバーに対してローカルである必要がある・ What's new in DPM in System Center Technical Previewhttps://technet.microsoft.com/en-us/library/mt125351(v=sc.16).aspx
注意事項
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エージェントおよび SCDPM (Azure Backup Server) によるバックアップに関する注意事項 バックアップ可能なファイルのサポート (エージェントの場合 )
ボリュームの機能 サポート可否 備考暗号化 可 ファイル変更時、完全バックアップが実行圧縮 可 ファイル変更時、増分バックアップが実行スパース 可 ファイル変更時、増分バックアップが実行圧縮+スパース 可 スパース ファイルとしてバックアップハードリンク 不可再解析ポイント 不可暗号化+圧縮 不可暗号化+スパース 不可圧縮ストリーム 不可スパース ストリーム 不可大文字と小文字を区別するファイル システム 不可 SCDPM 、 Azure Backup Server でバックアップする場
合・ Azure Backup の FAQ | Microsoft Azure
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/backup-azure-backup-faq/・ Azure DPM バックアップの概要 | Microsoft Azure
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/backup-azure-dpm-introduction/
Azure 仮想マシンのバックアップ
38
Azure 仮想マシン自体を Azure Blob Storage にバックアップ バックアップは日単位のみ、 1 日最大 1 回 日 /週 /月 / 年ごとに最大 9999 世代まで保管可能 Windows, Linux に対応
Linux は VSS 非対応 ( ファイル整合バックアップまで対応 )Azure 仮想マシン停止時でもバックアップ可能 クラッシュ整合性となる
同一ストレージ、もしくは別ストレージへのリカバリが可能
Azure 仮想マシンのバックアップ
39
Azure Virtual Machines v2 に対応 Azure ポータル (https://portal.azure.com/) から作成した
Azure 仮想マシン、 Azure 仮想マシン ( クラシック ) のバックアップ、リカバリが可能に
Azure Premium Storage を搭載した Azure 仮想マシンに対応 リカバリ時も Premium Storage が選択可能
Azure 仮想マシンのバックアップに関する考慮事項 登録時、対象 Azure 仮想マシンが起動状態であること バックアップ対象は、 Recovery Services コンテナーと同一サブスクリプション、かつ同一リージョンであること
別ストレージにリカバリする場合は、事前の作成が必要
想定されるシナリオエージェントによるバックアップ
支店やオフィス内のストレージを削減、ネットワークの集中管理を削減したい場合
個人事業主などデータを暗号化して保管したい場合Azure Backup Server および SCDPM
によるバックアップ オンプレミスのバックアップに対し、テープから
クラウドに置き換えたい場合 データの集中管理を行いたい場合
Azure 仮想マシンのバックアップ Azure 上の仮想マシン自体のバックアップを行いたい場合 バックアップするためのリソースが準備できない場合
40
まとめ
41
まとめMicrosoft Azure のサービスを用いたハイブリッド アーカイブ /
バックアップ ソリューションは実現可能です StorSimple Azure Backup System Center Data Protection Manager
Azure サブスクリプションや EA 契約があれば、既存の環境に即座に組み込んで利用することが可能です 最大データ容量の制限事項や細かな制御、設計を行いたい場合は注意が必要
カスタマイズが難しい場合は、別の製品やサービスの導入も検討 ハイブリッド環境で一番のリスクはデータ転送する際のネットワーク帯域 / 品質 インターネットを介して行われる Azure との閉域網接続サービスである ExpressRoute も検討
42
Q & A
43
ご清聴ありがとうございました (・ θ・ )ノ
44
参考
45
参考 URLStorSimple - ハイブリッド クラウド ストレージ | Microsoft
Azure https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/storsimple/
StorSimple | マイクロソフト クラウド プラットフォーム https://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/products-StorSimple.aspx
StorSimple のドキュメント | Azure https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/services/storsimple/
StorSimple Virtual Array の概要 | Microsoft Azurehttps://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/storsimple-ova-overview/
StorSimple Virtual Array のリリース ノート | Microsoft Azurehttps://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/storsimple-ova-pp-release-notes/
46
参考 URLクラウド バックアップ - オンライン バックアップ
ソフトウェア | Microsoft Azure https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/backup/
Backup のドキュメント - クラウドへのバックアップ | Microsoft Azure https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/services/backup/
Data Protection Manager https://technet.microsoft.com/en-us/library/mt403310(v=sc.16).aspx
What's new in DPM in System Center Technical Preview https://technet.microsoft.com/en-us/library/mt125351(v=sc.16).aspx
クラウドで業務システムを事故や災害からガッチリ守る:データバックアップもシステム復旧もクラウドの主流は“ as a Service” に - @IThttp://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1512/28/news002.html 47
参考 URLExpressRoute - クラウド統合ソリューション | Microsoft
Azure https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/expressroute/
ExpressRoute Documentation | Azure https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/services/expressroute/
IIJ の Microsoft ソリューション – IIJ http://www.iij.ad.jp/svcsol/focus/microsoft/
Azure/Office 365 クラウドエクスチェンジサービス – IIJ http://www.iij.ad.jp/biz/cloudex/
48