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平成 24年 7月 5日(木) 機械電気システム工学専攻 s110109 菅埜諒介
経営工学レポート
東北エプソン 開発における多様性とは?
エプソンはインクジェットプリンターで有名である。多くの種類の製品があるがすべて
の製品のインクカートリッジのヘッドは共通の部品でできている。ピエゾ素子(圧電素
子)という電圧を変位へ、また変位を電荷へ変換できる素子を用いてインクを押し出して
いる。この技術は家庭用の小型のプリンターから工業用の大型プリンターまですべてのプ
リンターで共通しているそうだ。インクを押し出す方法にはいくつかあり熱を加えるもの
や一色ずつ何工程もかけて印刷するものもある。それぞれ短所と長所があり、複雑な工程
が必要な他社の方法も根強い人気がある。
当初は他社の方法を駆逐するつもりでやっていたものの、他社の方式にも利点があるこ
とがわかってきた。そこで考えだされたのが自社の方式と他社の方式のハイブリッド方式
である。自分たちの技術を売るのはいいがお客さんにとって最善の方法とは限らない。そ
ういった多様性を持たせることも重要だといった。
100年企業を目指して
Epsonはスイスの精密機器メーカーを目指して作られた時計メーカーです。1968年
に世界初となるミニチュアプリンターEP-101を開発し、ベストセラーとなりました。
社員には”整える”ということを指導しています。機械はもちろん自分自身の心や体も例
外ではありません。次に、なじませることです。熟練した作業員でも基礎練習を欠かさな
いそうです。教育に関しては”答えは教えずに気づかせる”という方針だそうです。それに
より自分で考えて行動できる人になれるといいます。
品質経営とは、自分中心、会社中心、技術中心ののプロセスになりがちなところを”お客
様中心”に戻そうとする活動です。お客様の元をお訪ねして実態から声なき声を理解するこ
とが重要です。そうすることで製品を押し付けるのではなく、必要とされる商品を提供で
きるとのことです。