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mao
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GearVR向けのゲームを作ってみた際にわかったこと
自己紹介・mao ( @TEST_H_ )- ゲームプログラマ
・近未来ガジェット研究所 所属
目次
1.今回作った作品2.使ったAsset3.入れてみた機能4.その他考慮した点5.おわり
今回作った作品
作ったゲーム
-迫り来る敵を逃げながら倒していくホラー風シューティング?ゲーム
-敵に接触したらゲームオーバー
-現状ではスコア機能と言った要素が入って無いので将来的には他のゲーム要素を入れていきたい所。
環境について
・Unity5.3.1p3-「Virtual Reality Supported」でVR対応
・OculusRiftDK2 / GearVR-Oculus PC SDK 0.8.0.0-Oculus Audio SDK 1.0.1
使ったAsset
使用Asset(AssetStoreで購入)
・教室
- $15
-今回は夜の教室風にライティングしてライトマップを焼いてみた
使用Asset(AssetStoreで購入)
・Horror Audio Bundle
-$28
-ホラー向けのBGM/SE-赤ちゃんの泣き声とか女性のすすり泣く声といった割と使えそうなものが揃っている
使用Asset(AssetStoreで購入)
・MeshBaker($55)-メッシュとマテリアルを混合してドローコールを削減
-機能制限はあるが、無料版もある
使用Asset(AssetStoreで取得)
・VR Samples
-無料
-Unity5.3.0以降で動作-VR作品のサンプル集。それなりに完成度が高く勉強になる内容
入れてみた機能
テレポート移動-今回試したのはプレイヤーが移動先を選択し、フェードアウト/インで移動を行う方式
-テレポート移動を採用している他のVRゲーム作品を参考にして、自分なりに機能を実装してみた
-実装してみたところ、個人的にはあまり酔わずに移動できた!(※もちろん個人差はあると思われるが)
- 今回は1秒間ホールドする事で各移動先と移動先を選択するためのレーザーを表示し、行き先にレーザーを当てた状態でホールドを解除する事で移動出来る様に実装
3Dサウンド(AudioSDK)
- 3Dサウンドを再現するために導入もちろんDK2/GearVR両方で使える
-Unityに関して言えばプラグインが存在するので簡単に導入可能。(UE4もあるとの事)
-設定もそこまで複雑では無く、単純に3Dサウンドで再生してみたい場合にはサンプルを見れば大体できるはず。
3Dサウンド(AudioSDK)
-入れた感想としては、これがあると無いとではまるで別物になるぐらい影響力があった。(正直、このゲームに関して言えば、無かったらクソゲーと言えるぐらい)
-ホラーと非常に相性がよく、開発者である自分がビビってゲームを途中でリタイアした。→あまりにも恐怖度が上がったので、急遽デバッグ機能にサウンドOFFを実装したレベル
その他考慮した点
GearVRにおける開発体制
-GearVRは実行するまでの手順が長いので、開発中は何かしらの手段を考えて省略したい所
→ [apkをビルド] → [端末にインストール] →[アプリを立ち上げてGearVR装着] → [実行]
GearVRにおける開発体制
-下記の技術ブログに纏められているので見てみることをオススメ。(テラシュールブログ)
● UnityでGear VR用アプリを作るなら知っておきたいデバッグ方法
http://tsubakit1.hateblo.jp/entry/2015/05/03/031428
処理負荷について
-プラットフォームとしてはモバイル開発になるので、処理負荷には要注意
-今回はライティングを直接を行わずに、ライトマップ・Light Probeを用いて再現。
-敵のシェーダーもモバイル向けの物に変更。などの対応を行った
最後に
- (個人差があると思われるので要検証だが)テレポート移動は普通にありだと思った。
-AudioSDKは是非とも導入した方が良いと思った。
-繰り返しになるがGearVRは良くも悪くもモバイルなので処理負荷には要注意。DK2でヌルヌル動いているから大丈夫だと油断していると、いざGearVRに入れた途端にちょくちょく処理落ちして困ることに。
おわり