GPSと森林管理カスタム・マップ編

石原祐軌

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手順

� １．座標情報の取得

� ２．緯度経度へ変換

� ３．カシミール３Ｄで画像と位置情報の関連付け

� ４．kmz形式のカスタムマップ作成

� ５．ＧＰＳへカスタムマップ取込

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用意するもの

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� GPS本体

Garmin GPSmap 62SJ や OREGON 450TC 等

カスタム・マップを読み込めるもの

GPSmap 60CSx は不可

� カシミール３D

最新版にアップグレードしておくこと

マップカッターのメニューがない場合は、マップカッター・

プラグインのインストール

� ペイント等の画像編集ソフト

� 取り込みたい森林計画図

緯度・経度情報の取得

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森林計画図の欄外に位置情報の座標がある。

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座標は基準点からの距離で単位はkm。

+1.5km

+1.0km

-57.0

km

-56.5

km

Ｙ座標

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Ｘ座標

任意の３点の座標を調べる。

３点は対象造林地を広範囲に囲う方が良い。

+1.5km

+1.0km

-57.0

km

-56.5

km

Ａ

Ｃ

Ｂ

Ｘ座標Ｘ座標Ｘ座標Ｘ座標 Ｙ座標Ｙ座標Ｙ座標Ｙ座標

Ａ点 +1.5km -57.0km

Ｂ点 +1.5km -56.5km

Ｃ点 +1.0km -57.0km

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Web版TKY2JGDで座標変換する。

http://vldb.gsi.go.jp/sokuchi/tky2jgd/

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座標データを緯度経度に変換する。

長野は「８系 360000. 1383000.」

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平面直角座標系の系番号について

参考：電子国土ポータル

http://portal.cyberjapan.jp/portalsite/month_sp/2012/1202.html

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変換後の緯度経度

緯度緯度緯度緯度 経度経度経度経度

Ａ点 36°00’ 54.03” 137°51’ 52.26”

Ｂ点 36°00’ 54.13” 137°52’ 12.23”

Ｃ点 36°00’ 37.81” 137°51’ 52.39”

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カスタムマップ作成

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取り込みたい画像データをﾋﾞｯﾄﾏｯﾌﾟ(bmp)形式のファイルで用意する。

ﾋﾞｯﾄﾏｯﾌﾟ(bmp)形式はペイント等画像編集ソフトで作成できる。

画像サイズは１Ｍ程度が扱いやすい。

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カシミール３Ｄで「新しい地図を開く」

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画像を開くと、位置情報の設定になるが、とりあえずそのまま「作

成」

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とりあえずの位置に画像が開く。

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地図のキャリブレーション（校正）をする。

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Ａ点を指定すると、画像上の座標が自動入力される。

Ａ点

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Ａ点の緯度経度を入力する。

Ａ点

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同様にＢ点、Ｃ点も入力する。

Ａ点 Ｂ点

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Ｃ点

地図が校正されて、正しい緯度経度になる。

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ＧＰＳに取り込みたい画像範囲を指定する。

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「マップカッター」-「切り出し」で出力先及びファイル名を指定する。

その他設定は適宜変更する。

※マップカッターのメニューがない場合はマップカッタープラグインをカシミール３Ｄホームペー

ジからダウンロード及びインストールして下さい。

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Kmzファイルが作成される。

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カスタム・マップ取込

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ＧＰＳとパソコンを接続する

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ＧＰＳ本体のフォルダがマイコンピュータに表示される。

「マイコンピュータ」－「Garmin GPSMAP 62SJ」－「Garmin」

－「CustomMaps」を表示。

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あらかじめ作成したkmzファイルをCustomMapsフォルダへコピー。

※ＧＰＳでkmzファイルは１つしか読み込めないので、CustomMapsフォルダ内の不要

なファイルは削除し、kmzファイル１つだけにしておく。

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ＧＰＳの地図画面で地図を選択

� 「メニュー」ボタンー「地図設定」ー「地図選択」

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� 「カスタムマップ」ー「有効」

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オリジナル地図が表示される。

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参考資料

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� 「続・林業GPS徹底活用術 応用編」

全国林業改良普及協会 編