MassHunter ワークステーションソフトウェア Quant-My-Way ......Quant-My-Way カスタム設定ファミリアリゼーションガイド 13 カスタム設定のコンフィグレーションファイル（startup.xml）がルートフォ

Agilent Technologies

Agilent MassHunter ワークステーションソフトウェア

Quant-My-Way カスタム設定ファミリアリゼーションガイド

注意© Agilent Technologies, Inc. 2017

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マニュアル番号

G3335-96240

エディション

第 1 版、2017年8月

Printed in USA

Agilent Technologies, Inc.5301 Stevens Creek Boulevard Santa Clara, CA 95051 USA

保証

このマニュアルの内容は「現状有姿」提供されるものであり、将来の改訂版で予告なく変更されることがあります。Agilent は、法律上許容される最大限の範囲で、このマニュアルおよびこのマニュアルに含まれるいかなる情報に関しても、明示黙示を問わず、商品性の保証や特定目的適合性の保証を含むいかなる保証も行いません。Agilent は、このマニュアルまたはこのマニュアルに記載されている情報の提供、使用または実行に関連して生じた過誤、付随的損害あるいは間接的損害に対する責任を一切負いません。Agilent とお客様の間に書面による別の契約があり、このマニュアルの内容に対する保証条項がここに記載されている条件と矛盾する場合は、別に合意された契約の保証条項が適用されます。

技術ライセンス

本書で扱っているハードウェアおよびソフトウェアは、ライセンスに基づき提供されており、それらのライセンス条項に従う場合のみ使用または複製することができます。

権利の制限

ソフトウェアが米国政府とのプライム・コントラクト（元請契約）またはその下請契約の履行に際して使用される場合、ソフトウェアは、D FA R252.227-7014 (June 1995) に定義された “Commercial computer software”、FAR 2.101（a）に定義された “commercial item” または FAR 52.227-19 (June 1987) もしくはこれに匹敵する政府機関の規則や契約条項に定義された“Restricted computer software” として提供され、使用許諾されます。ソフトウェアの使用、複製または開示は、Agilent Technologies の標準商用ライセンス条項に従うものとし、米国政府の国防総省以外の部局は、FA R52.227-19(c)(1-2) (June 1987) で定義されたRestricted Rightsを超える権利を取得しないものとします。米国政府のユーザーは、すべての技術データに適用される FAR 52.227-14 (June 1987) または DFAR 252.227-7015(b)(2) (November 1995) で定義された Limited Rightsを超える権利を取得しないものとします。

安全にご使用いただくために

注意

注意は、取り扱い上、危険があることを示します。正しく実行しなかったり、指示を遵守しないと、製品の破損や重要なデータの損失に至るおそれのある操作手順や行為に対する注意を促すマークです。指示された条件を十分に理解し、条件が満たされるまで、注意を無視して先に進んではなりません。

警告

警告は、取り扱い上、危険があることを示します。正しく実行しなかったり、指示を遵守しないと、人身への傷害または死亡に至るおそれのある操作手順や行為に対する注意を促すマークです。指示された条件を十分に理解し、条件が満たされるまで、警告を無視して先に進んではなりません。

Quant-My-Way カスタム設定ファミリアリゼーションガイド 3

目次

1 はじめに

Quant-My-Way カスタム設定のインストール 6

Quant-My-Way カスタム設定を定量分析と同時にインストール 6

Quant-My-Way カスタム設定を後からインストール 7

Quant-My-Way カスタム設定プログラムを開く 8

2 カスタム UI の作成と管理

カスタム設定を保存するルートフォルダーの作成 10

カスタム設定の作成 12

3 カスタム設定の編集

バッチテーブル列の削除 16

Quant-My-Way リボンのカスタマイズ 19

カスタムリボンボタンの作成 21

4 カスタム設定の共有およびインストール

カスタム設定をインストール用に準備する 26

カスタム設定のインストール 29

4 Quant-My-Way カスタム設定ファミリアリゼーションガイド

5

Agilent MassHunter ワークステーションソフトウェアQuant-My-Way カスタム設定ファミリアリゼーションガイド


1はじめに

Quant-My-Way カスタム設定のインストール 6

Quant-My-Way カスタム設定プログラムを開く 8

Agilent MassHunter Workstation 定量分析 B.09.00 ソフトウェアには、定量分析のユーザーインターフェイス（UI）をカスタマイズし、保存、共有するためのツールが付属しています。

MassHunter 定量分析のカスタム UI は、特定のツールやオプションをお客様のニーズに合わせて表示するユーザーインターフェイスです。定量分析ソフトウェアには、機器タイプおよび分析アプリケーションに対応した定義済みのユーザーインターフェイスが数多く準備されていますが、

Quant-My-Way カスタム設定プログラムを使用することにより、さらにラボや業務に必要なツール、メニューなどを細かく設定した定量分析ユーザーインターフェイスを作成することが可能です。カスタム UI の設定は、保存、更新、および他のユーザーとの共有が可能です。


1 はじめに

Quant-My-Way カスタム設定のインストール

Quant-My-Way カスタム設定プログラムは、単独でインストールすることも、 MassHunter Workstation 定量分析 B.09.00 のインストール中に他の機能と一緒にインストールすることもできます。Quant-My-Way カスタム設定プログラムは、カスタム UI の作成と編集を行うワークステーションにインストールしてください。

Quant-My-Way カスタム設定プログラムは、MassHunter Workstation 定量分析のインストール中にインストール（「Quant-My-Way カスタム設定を定量分析と同時にインストール」）することも、後からインストール（7 ページの

「Quant-My-Way カスタム設定を後からインストール」）することもできます。

Quant-My-Way カスタム設定を定量分析と同時にインストール

1 MassHunter Workstation 定量分析 B.09.00 のインストール中に、［機能］画面で、［Quant-My-Way カスタム設定ツール］を選択します。

2 ［次へ］をクリックし、インストールを続け、完了させます。

はじめに 1


Quant-My-Way カスタム設定を後からインストール

1 MassHunter Workstation 定量分析 B.09.00 ソフトウェアがインストールされている場合は、Windows のコントロールパネルから［プログラムと機能］を開きます。

2 Agilent MassHunter Workstation Quantitative Analysis B.09.00 を選択し、［変更］をクリックします。

3 Agilent MassHunter Workstation インストーラーの［メンテナンス］画面で、［変更］をクリックします。

4 ［機能］画面で、［Quant-My-Way カスタム設定ツール］を選択します。

5 ［次へ］をクリックし、インストールを続け、完了させます。


1 はじめに

Quant-My-Way カスタム設定プログラムを開く

Windows 7： Windows のスタート＞すべてのプログラム＞ Agilent ＞ MassHunter Workstation ＞定量分析ツール＞ Quant-My-Way カスタム設定を選択します。

Windows 10： Windows のスタート＞ Agilent MassHunter Quantitative ＞定量分析ツールを選択してから、Quant-My-Way カスタム設定を開きます。

9



2カスタム UI の作成と管理

カスタム設定を保存するルートフォルダーの作成 10

カスタム設定の作成 12

Quant-My-Way カスタム設定を使用して、カスタム UI の設定を作成したり、既存のカスタム UI や設定フォルダーを管理する方法を説明します。



カスタム設定を保存するルートフォルダーの作成

ルートフォルダーは、カスタム UI の設定を保存するフォルダーです。任意の保存場所を指定することができます。

1 ［カスタム設定のルート］画面で、［ルートフォルダを開く］をクリックします。

2 既存のフォルダーに移動するか、新しいフォルダーを作成して、［フォルダーの選択］をクリックします。

カスタム UI の作成と管理 2


カスタム設定のルートフォルダにパスが表示され、既存のカスタム設定がリスト表示されます。



カスタム設定の作成

デフォルトの定量分析 UI を基にしてカスタム設定を作成し、必要に応じて表示名、バッチテーブルの列、リボンのメニュー、サンプルタイプ、外れ値を編集したり、独自のリボンボタンの作成やカスタムメニューを追加したりすることができます。

この例では、データ解析を実行するために必要な機能だけが含まれるシンプルな QQQ 機器タイプ用のユーザーインターフェイスを作成します。メソッド開発の機能と、その他の不必要なデータ解析ツールを削除します。

1 ［カスタム設定のルート］画面で、［新規作成］をクリックします。

2 フォルダ名を入力します。この名前は、ルートフォルダーでカスタム設定（カスタム UI）の名前として使用されます。また、カスタム設定のデスクトップアイコンおよびユーザーインターフェイスのデフォルトの表示名としても使用されます（設定で表示名が変更されている場合は除く）。この例では、Data Analysis を入力します。

3 カスタム設定のベースとなる標準設定の機器タイプを選択します。

4 ［新規作成］をクリックします。

カスタム UI の作成と管理 2


カスタム設定のコンフィグレーションファイル（startup.xml）がルートフォルダー内のカスタム設定フォルダーに作成されます。

次に、バッチテーブルの列、リボンのメニュー、サンプルタイプ、外れ値の編集、および独自のリボンボタンの作成やカスタムメニューの追加などのカスタマイズを行います。15 ページの「カスタム設定の編集」を参照してください。



15



3カスタム設定の編集

バッチテーブル列の削除 16

Quant-My-Way リボンのカスタマイズ 19

カスタムリボンボタンの作成 21

新しい表示名、バッチテーブルの列、リボン、サンプルタイプ、外れ値の編集、および独自のリボンボタンの作成やカスタムメニューを使用してカスタム設定を更新します。



バッチテーブル列の削除

1 カスタム設定の編集＞バッチテーブルの設定画面で、デフォルトのバッチテーブルレイアウトリストから［フラットテーブル（マルチ化合物）］を選択します。

2 バッチテーブルレイアウトリストから［フラットテーブル（マルチ化合物）］を選択します。

カスタム設定の編集 3


3 デフォルトの表示列から以下の列を選択し［削除］をクリックします。

• 定量メッセージサマリ

• 外れ値のサマリ

• データファイル

• タイプ

• レベル

• 測定日時

4 テーブルリストから［化合物結果］を選択します。



5 デフォルトの表示列から以下の列を選択し［削除］をクリックします。

• RT

• 精度

6 ［設定の保存］をクリックします。



Quant-My-Way リボンのカスタマイズ

1 カスタム設定の編集＞リボンの設定画面で、以下のアイテムを削除します。

•［メソッド］タブ

•［キャリブレーション］メニュー（ホーム＞解析）

•［積分］メニュー（ホーム＞解析）

•［結果の消去］ボタン（ホーム＞解析）



•［レポートフォルダーを開く］ボタン（ホーム＞レポート）

•［キュービューア］ボタン（ホーム＞レポート）

•［レポートメソッド編集］ボタン（ホーム＞レポート）

•［ライブラリ検索結果］ボタン（ホーム＞レポート）

•［ライブラリ検索レポート］ボタン（ホーム＞レポート）

2 ［設定の保存］をクリックします。



カスタムリボンボタンの作成

Quant-My-Way カスタム設定のセットアップでカスタムリボンボタンを作成するには、ボタン機能用に Python スクリプトを作成する必要があります。スクリプトファイル（.py）は、カスタム設定フォルダーの Tools フォルダーに保存してください。この例では、スクリプト ZeroExceptionPeaks.py が、D:¥My Root Folder¥Data Analysis¥Tools に保存されている必要があります。

1 右側ペインで［解析］メニューを選択します（ホーム＞解析）。

2 左側ペインで［ゼロピーク］を選択し、［追加］をクリックして［解析］メニューに追加します。



3 右側ペインで［ゼロピーク］ボタンを選択し、［プロパティ］をクリックします。

4 最小サイズリストから［イメージのみ］を選択します。

5 最大サイズリストから［イメージとテキスト（大）］を選択します。

6 カスタムスクリプトモジュールフィールドに、ZeroExceptionPeaks と入力します。

7 カスタムスクリプト実行フィールドに、ZeroExceptionPeaks.Execute(ToolState,UIState) と入力します。

8 ［カスタムスクリプト設定状態］フィールドに、ZeroExceptionPeaks.SetState(ToolState, UIState) と入力します。

9 ［OK］をクリックします。



10［設定の保存］をクリックします。



25



4カスタム設定の共有およびインストール

カスタム設定をインストール用に準備する 26

カスタム設定のインストール 29

カスタム設定は、他のユーザーがインストールして定量分析に使用できるようにパッケージ化することができます。



カスタム設定をインストール用に準備する

カスタム設定の作成後、Quant-My-Way プログラムで展開を実行し、他のユーザーがデータ解析の UI として使用するための準備をします。

1 カスタム設定のルートでルートフォルダーを開きます。

2 ［展開］をクリックします。

3 デフォルトの出力先を使用するか、展開ファイルを保存するフォルダーパスを入力します。

4 デフォルトのインストールファイル名を使用するか、新しい名前を入力します。デフォルトのファイル名は日時です。

カスタム設定の共有およびインストール 4


5 カスタム設定のコンフィグレーションを展開用インストールファイルに埋め込むかリンクさせるかを選択します。

• 埋め込みを選択すると、ワークステーションにインストール後、カスタム設定のコンフィグレーションはそのままになります。

• リンクを選択すると、カスタム設定は、Quant-My-Way カスタム設定のセットアップで変更されるたびに更新されます。

6 ［適用するコンフィグレーション内容］を選択します。ルートフォルダー内にある複数のカスタム設定をグループとして展開することもできます。この展開用ファイルをインストールすると、選択したすべてのカスタム設定がインストールされます。



7 ［OK］をクリックします。展開用ファイル（QUANTSTUPS ファイル）が作成されます。展開用ファイルは、カスタム設定をデータ解析で使用するワークステーションにインストールする際に使用します。

カスタム設定の共有およびインストール 4


カスタム設定のインストール

カスタム設定は、展開用ファイルを利用して、どのユーザーでも定量分析用のワークステーションにインストールすることができます。

1 まず、MassHunter Workstation 定量分析 B.09.00 ソフトウェアを、カスタム設定をインストールするワークステーションにインストールしてください。カスタム設定のインストールには、Quant-My-Way カスタム設定セットアッププログラムは不要です。

2 カスタム設定をインストールするワークステーションの Windows エクスプローラで、インストールするカスタム設定の展開用ファイル

（*.QUANTSTUPS ファイル）に移動して開きます。

3 選択した展開用ファイルを使用するか、インストールする QUANTSTUPS ファイルを参照します。

4 デフォルトの出力先フォルダを使用するか、カスタム設定ファイルの保存先フォルダーを入力します。

5 ［OK］をクリックします。カスタム設定がワークステーションにインストールされ、カスタム UI 用のショートカットアイコンがデスクトップに追加されます。

カスタム設定の定量分析ユーザーインターフェイスは、アイコンを起動したワークステーションの Windows オペレーティングシステムの言語で表示されます。



© Agilent Technologies, Inc.

Printed in USA、2017年8月


*G3335-96240*G3335-96240

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