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fuminobu-takeyama
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2016/02/27 1/43
LTS & ローリングリリース !ランキング 4 位の Linux ディストリビューション
openSUSE を Azure で使ってみる
武山 文信太田 俊哉
日本 openSUSE ユーザ会
資料配布中: 1. flashair-openSUSE に接続 2. http://flashair/ にアクセス!後日 OSC のウェブサイトでも公開されます
オープンソースカンファレンス2016 Tokyo/Spring
2016/02/27 2/43
本日の流れ
● Leap 42.1 と Tumbleweed の紹介● openSUSE とクラウド● openSUSE を Azure で使ってみた● openSUSE コミュニティの最近● ロゴ入り USB メモリー争奪じゃんけん大会
2016/02/27 3/43
Geeko Magazine Sp 2016 冬
● コミックマーケットC89で頒布● 内容
– openSUSE Leap 42.1 の紹介– openSUSE 初心者あるある– Azure の使用レポート– ポートスキャン– VLAN– Zabbix カンファレンス– 小説
● ブースで販売中– 残部数ごくわずか
New!
2016/02/27 4/43
Geeko Magazine 執筆者募集
● Geeko Magazine 2016夏の執筆者を募集しています– 締め切り: 7月頃– 技術的な内容については、ユーザ会メンバーがサポート
● 募集内容– 技術記事– 漫画・イラスト・小説
● 執筆者には、できあがった Geeko Magazine をプレゼント
2016/02/27 5/43
質問
● 1. openSUSE について知っていますか?● 2. openSUSE を使ったことがありますか?
2016/02/27 6/43
openSUSE
● 読み方: おーぷんすーぜ (独) – ○すーざ、○すーせ(米)、 すーじぃ☓
● 「o」 は小文字● Linux ディストリビューションの1つ● マスコットはカメレオンの Geeko● ドイツ生まれ● Distro Watch 2015 年ランキング4位
– https://distrowatch.com/index.php?dataspan=2015
マスコット: Geeko
2016/02/27 7/43
openSUSE の歴史
● もともとは Slackware というディストリビューションに設定ツール(YaST)を加えたもの
● 1996年に S.u.S.E. Linux 4.2 より、独自のディストリビューションに– RedHat の派生でも、Debian の派生でもない
2016/02/27 8/43
openSUSE の特徴
YaSTやすと
2016/02/27 9/43
openSUSE の管理ツール YaST
● ハードウェア設定、ユーザー管理、各種サーバー管理をGUIで– 細かいコマンドを覚えていなくても OK– サーバー: Samba, VNC, HTTP, NTP
2016/02/27 10/43
SSH 越しでも使える!
● アイコンがないだけの Curses UI
詳細は OSC 2015 京都の資料をhttp://www.slideshare.net/ftake/vpsdesktopyastlinux
2016/02/27 11/43
選べるデスクトップ環境
● 次のデスクトップ環境を提供し、切り替え可能– KDE 4, KDE 3, KDE Plasma Desktop 5 (KDE 5)– GNOME 3, MATE (GNOME 2)– XFCE– LXDE– Enlightenment– Awesome– Cinnamon
(公式サポートはまだ)
2016/02/27 12/43
openSUSE Tumbleweed と Leap
openSUSE Tumbleweed
常に最新毎週のようにリリース最新のカーネル・アプリケーション・ライブラリ
SUSE Linux Enterprise
堅牢・エンタープライズ・商用サポート
openSUSE Leap 42.1
長期サポートエンタープライズ向けコアパッケージ
+ openSUSE 独自の豊富なパッケージ
開発したパッケージ コアパッケージを共有
商用
・エン
ター
プラ
イズ
コ
ミュ
ニテ
ィー
主導
開発
2016/02/27 13/43
openSUSE Tumbleweed
● ローリングリリース– 常に最新のパッケージを利用できる– Arch Linux などでも採用されているリリース方法
● リリースされるまでのステップ1. アップストリーム(開発元)が新バージョンをリリース2. openSUSE のパッケージメンテナーがパッケージを更新3. OpenQA による自動テスト
● 「カーネルが週に一度も更新されないのはつまらない」
2016/02/27 14/43
ローリングリリースで起きうること
● 大量のパッケージが同時に更新される– GCC や glibc、GTK といった大量のライブラリやアプリケーションに
影響を与えるパッケージが更新された場合● 何かが動かなくなる
– 不具合がすぐに修正されるのを期待して待つ– 回避策を見つける・自分で修正してコミットする
2016/02/27 15/43
openSUSE Leap 42.x 1/2
● 「現状の状態を長く使いたい」人向け– でも、いろいろなパッケージを使いたい– アプリケーションはある程度アップデートされたものを使いたい
大量のパッケージ長期保守??
2016/02/27 16/43
openSUSE Leap 42.x 2/2
● コミュニティー主導開発 + エンタープライズ版パッケージの使用– コアパッケージは SUSE Linux Enterprise 12 と同じもの
● 基本ライブラリ、サーバーアプリケーションなど● SUSE のエンジニアによって、お金をかけて長期保守
– コミュニティによって開発された豊富なパッケージ● デスクトップアプリケーションなど
● カーネルは最新の LT 版を採用– Leap 42.1 は 4.1
SLE そのまま(SLENTOS)ではつまらない!
2016/02/27 17/43
Leap 42.x 今後のアップデート方針
● SLE のサービスパックに合わせてマイナーアップデートをリリース– 約年1回– SLE 12 SP1→ 42.1, SLE 12 SP2 → 42.2, SLE 12 SP3 → 42.3
● 移行期間の半年間のうちにアップデートすることを想定
2016 2017 2018 201942.1
42.2
42.3
半年間の移行期間
2016/02/27 18/43
openSUSE とクラウド(IaaS)
● openSUSE のディスクイメージを提供している IaaS– Microsoft Azure– ConoHa– さくらのクラウド
● 提供されていない場合は、インストール用の ISO ファイルをアップロードしてインストール
2016/02/27 19/43
SUSE Studio 1/2
● インストールした状態のディスクイメージを作れるWebサービス– Azure と EC2 はディスクイメージを直接アップロード可能
● 作成できるディスクイメージ– Pre-load ISO: 作成したディスクをコピーする ISO イメージ– OpenStack 形式や、VMWare 形式、Live 起動イメージなど
http://susestudio.com/
2016/02/27 22
お品書き● クラウドでopenSUSE(Linuxを使う事)● Azureで使ってみた● 使ってみた感想
2016/02/27 23
クラウド環境でLinuxを使うこと● 実機:何でも出来る● ローカルな仮想マシン:ほとんど何でもできる● リモートな仮想マシン:かなりのことが出来る● クラウド上の仮想マシン:
?
2016/02/27 24
クラウドのお作法● クラウド固有のお作法がある● ローカルなVMとは少し違う● そこを抑えておく必要がある
2016/02/27 25
Azureで使ってみた● AzureにはopenSUSE 13.2/42.1 が用意済み● すぐに使える → 使ってみる● 使ってみたレポートは Geeko Magagine #3 をどうぞ(但し、Azureのパネルデザインとかは旧バージョンです。)
2016/02/27 26
新しい画面での作成手順(1)
2016/02/27 27
新しい画面での作成(2)
2016/02/27 28
新しい画面での作成手順(3)● できあがり
2016/02/27 29
初めに繋げられるのはsshだけ● サーバモードインストールになっている● 入っているのは最小限● 後からいろいろ入れなければならない
● 監視や制御のためのdaemon はいろいろ入って動いている->純粋のLeap 42.1とは少し違う->自前で監視をするときなどは注意
2016/02/27 30
ちょっと見てみましょう(1)● ディスクの状態# fdisk /dev/sda -l
Device Boot Start End Sectors Size Id Type/dev/sda1 * 2048 62914559 62912512 30G 83 Linux
# fdisk /dev/sdb -l
Device Boot Start End Sectors Size Id Type/dev/sdb1 128 14678015 14677888 7G 83 Linux
# df -mFilesystem 1M-blocks Used Available Use% Mounted ondevtmpfs 1689 1 1689 1% /devtmpfs 1719 0 1719 0% /dev/shmtmpfs 1719 263 1456 16% /run/dev/sda1 30109 1524 27034 6% /tmpfs 1719 0 1719 0% /sys/fs/cgroup/dev/sdb1 6927 16 6537 1% /mnt/resource
2016/02/27 31
ちょっと見てみましょう(2)● プロセスの状態# ps -ax PID TTY STAT TIME COMMAND 1 ? Ss 0:14 /bin/systemd(略) 6959 ? Ss 0:14 /usr/sbin/haveged -w 1024 -v 0 -F 6960 ? Ss 0:38 /usr/lib/systemd/systemd-journald 6962 ? Ss 0:00 /usr/lib/systemd/systemd-udevd 7111 ? S<sl 0:09 /sbin/auditd -n 7162 ? Ss 0:03 /bin/dbus-daemon --system --address=systemd: --nofork --nopidfile 7171 ? SLs 0:00 /usr/lib/wicked/bin/wickedd-dhcp6 --systemd --foreground 7173 ? SLs 0:00 /usr/lib/wicked/bin/wickedd-auto4 --systemd --foreground 7177 ? Ssl 0:07 /usr/sbin/nscd 7180 ? Ss 0:00 /usr/lib/hyper-v/bin/hv_vss_daemon --no-daemon 7183 ttyS0 Ss+ 0:00 /sbin/agetty --keep-baud ttyS0 115200 38400 9600 vt220 7184 tty1 Ss+ 0:00 /sbin/agetty --noclear tty1 linux 7196 ? Ss 0:02 /usr/lib/systemd/systemd-logind 7198 ? SLs 0:00 /usr/sbin/wickedd --systemd --foreground 7199 ? SLs 0:00 /usr/sbin/wickedd-nanny --systemd --foreground 7640 ? Ss 0:00 /usr/sbin/cron -n 7647 ? Ss 0:00 /usr/lib/hyper-v/bin/hv_kvp_daemon --no-daemon 7654 ? Ssl 9:23 python /usr/sbin/waagent -daemon 7701 ? SLs 0:00 /usr/lib/wicked/bin/wickedd-dhcp4 --systemd --foreground 7737 ? S 0:00 [jbd2/sdb1-8] 7738 ? S< 0:00 [ext4-rsv-conver] 8082 ? Ss 0:04 /usr/sbin/sshd -D 8464 ? S 0:27 python /var/lib/waagent/Microsoft.OSTCExtensions.LinuxDiagnostic-2 8910 ? Ssl 0:17 /usr/sbin/rsyslogd -n 8968 ? S 0:54 /opt/omi/bin/omiserver -d 8969 ? Sl 11:37 /var/lib/waagent/Microsoft.OSTCExtensions.LinuxDiagnostic-2.2.0/bi 9011 ? Sl 2:02 /opt/omi/bin/omiagent 10 12 --destdir / --providerdir /opt/omi/lib22344 ? S 0:00 [kworker/0:0]22386 ? Ss 0:00 sshd: azureuser [priv]
2016/02/27 32
GUIでつなぐ● GUIでつなぐためにはいくつかのステップが必要
– GUI環境(KDEとかGNOME)とかのインストール– VNCのインストールと設定– Azure上でのポート開放
● ここが詳しいhttps://www.ibm.com/developerworks/jp/opensource/library/os-multiuserloginsvnc/
2016/02/27 33
Azure上でのポート開放● VNCポートをアクセス出来るようにする
2016/02/27 34
つないでみました(1)
2016/02/27 35
つないでみました(2)● なぜか英語モードですが.....
2016/02/27 36
使ってみた感想● やはり、すぐにopenSUSEが使えるのは便利● VPSと違い、リソースが固定されていないのが便利● 定型でインストールされるのでその後の設定がいろいろと必要
● VNC経由でつなげば遜色なく使える● 各クラウドの流儀(設定方法など)になれる必要がある
● 課金を気にする必要がある
2016/02/27 37
まとめてみると● ちょっとテストしたり、一時的にサーバ群が欲しい
ときにクラウドは便利● 動作環境もいろいろ選べる● 基本設定しかされてないので、その後はいろいろ作業がある
● 課金に注意
Any Question?
2016/02/27 38/43
openSUSE コミュニティの最近と今後
2016/02/27 39/43
9月 openSUSE mini Summit
● 土曜日の午後に基調講演 + セミナー + ライトニングトーク– 会場: ピクスタ株式会社(渋谷) 参加者: 20名 (+ Ustream)
● 今年もやります
2016/02/27 40/43
12月 openSUSE.Asia Summit 1/2
● 会場: 台湾 台北教育大学– 羽田から3時間!
● アジア地域を中心に世界各地から開発者・ユーザー・…が集結– 日本からは 6名
航空券と宿泊費の8割補助
2016/02/27 41/43
openSUSE.Asia Summit 2/2
● 今年のAsia Summitへの日本からの参加者募集しています● 2017年に日本で Asia Summit を開催して
一緒に盛り上げて・もてなしてくれる方を募集しています
2016/02/27 42/43
最後に
● Have a lot of fun! — 楽しみましょう!– 分からないことはコミュニティに聞きましょう
● openSUSE のコミュニティは– 日本openSUSEユーザ会 http://opensuse.geeko.jp/– Twitter: @opensuseja– Facebook: http://www.facebook.com/opensuseja– openSUSEプロジェクト公式日本語メーリングリスト
● [email protected] 公式アナウンスなど● IRC
– #opensuse-ja– 毎週日曜日20時から IRC で雑談会
5F ブースにて42.1 の資料配布、openSUSE同人誌の販売
2016/02/27 43/43
USB メモリー
● 限定10個くらい● あまり速くないので、openSUSE のインストールに使って
ください– インストーラーの ISO イメージを dd 等で書き込むことで、
DVD ドライブがなくてもインストールできます