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OpenStack Summit in Hong Kong 参加報告 OpenStack Ambassador 日本OpenStackユーザ会 吉山あきら

OpenStack Summit in Hong Kong 参加報告

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Osc2013.enterprise の講演資料です。

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Page 1: OpenStack Summit in Hong Kong 参加報告

OpenStack Summitin Hong Kong

参加報告

OpenStack Ambassador日本OpenStackユーザ会

吉山あきら

Page 2: OpenStack Summit in Hong Kong 参加報告

サミット概要サミット概要

● 会場:香港アジアワールドエクスポ● 期間:2013/11/5~8(4日間)● 参加者:3000人● 内容:

– キーノートスピーチ

– デザインサミット(開発会議)

– セミナー、デモ

– ブース展示

– その他

● 会場:香港アジアワールドエクスポ● 期間:2013/11/5~8(4日間)● 参加者:3000人● 内容:

– キーノートスピーチ

– デザインサミット(開発会議)

– セミナー、デモ

– ブース展示

– その他

Page 3: OpenStack Summit in Hong Kong 参加報告

香港アジアワールドエクスポ香港アジアワールドエクスポ

Page 4: OpenStack Summit in Hong Kong 参加報告

キーノートスピーチキーノートスピーチ

11/5(初日) 11/6(2日目)

● OpenStack Keynote featuring Concur, DigitalFilm Tree, Shutterstock

● Canonical Keynote- Building Business Value Through Interoperability

● IBM Keynote- Managing the Next Era of Computing with an Open Cloud Architecture

● OpenStack China Spotlight featuring Ctrip, iQiyi, and Qihoo 360

● Red Hat Keynote- Truth Happens

● HP Keynote- Why OpenStack Will Win in Enterprise Hybrid Cloud

Page 5: OpenStack Summit in Hong Kong 参加報告

OpenStack Keynote featuring Concur, DigitalFilm Tree, Shutterstock

OpenStack Keynote featuring Concur, DigitalFilm Tree, Shutterstock

● OpenStack Scholar プログラム開始

● 次回サミット:米アトランタ、次々回:仏パリ

● OpenStack Scholar プログラム開始

● 次回サミット:米アトランタ、次々回:仏パリ

Page 6: OpenStack Summit in Hong Kong 参加報告

shutterstockshutterstock

オンラインフォトマーケットプレイスサービス。OpenStack でネットワークにおける数多くの課題を解決できたとしている。オンラインフォトマーケットプレイスサービス。OpenStack でネットワークにおける数多くの課題を解決できたとしている。

Page 7: OpenStack Summit in Hong Kong 参加報告

DigitalFilm TreeDigitalFilm Tree

映像コンテンツの制作、ポスプロ、コンサルティング企業。Swiftを活用している。映像コンテンツの制作、ポスプロ、コンサルティング企業。Swiftを活用している。

Page 8: OpenStack Summit in Hong Kong 参加報告

ConcurConcur

レシート画像を使って出張費用の精算管理を行うユニークなサービス。遠隔 DC 間で Swift を使ったデータレプリケーションを行い、データの冗長性を確保する。

レシート画像を使って出張費用の精算管理を行うユニークなサービス。遠隔 DC 間で Swift を使ったデータレプリケーションを行い、データの冗長性を確保する。

Page 9: OpenStack Summit in Hong Kong 参加報告

OpenStack China Spotlight featuring Ctrip, iQiyi, and Qihoo 360

OpenStack China Spotlight featuring Ctrip, iQiyi, and Qihoo 360

OpenStack Foundation COOのMark Collier氏が登壇。OpenStack 開発者が最も多い地域として北京、2位に上海を挙げ、感謝の意を表した。OpenStack Foundation COOのMark Collier氏が登壇。OpenStack 開発者が最も多い地域として北京、2位に上海を挙げ、感謝の意を表した。

Page 10: OpenStack Summit in Hong Kong 参加報告

iQiyiiQiyi

Baidu (百度)が設立したスマホとTVを連携させるVoD サービス会社。月間36億ユーザビュー。複数DCのサービス用IaaSにOpenStackを採用。

Baidu (百度)が設立したスマホとTVを連携させるVoD サービス会社。月間36億ユーザビュー。複数DCのサービス用IaaSにOpenStackを採用。

Page 11: OpenStack Summit in Hong Kong 参加報告

Qihoo 360Qihoo 360

中国のユーザ導入数1位のセキュリティソフトウェア会社。他にWeb ブラウザや検索サービスを手がける。2012/3Qより20DC、4000VMをOpenStackで管理。

中国のユーザ導入数1位のセキュリティソフトウェア会社。他にWeb ブラウザや検索サービスを手がける。2012/3Qより20DC、4000VMをOpenStackで管理。

Page 12: OpenStack Summit in Hong Kong 参加報告

CtripCtrip

中国最大のホテル予約サイト。3DCサービス用IaaS、3サポセン用DaaSにOpenStackを採用。昨年導入したCloudStackから今年OpenStack乗り換えている。

中国最大のホテル予約サイト。3DCサービス用IaaS、3サポセン用DaaSにOpenStackを採用。昨年導入したCloudStackから今年OpenStack乗り換えている。

Page 13: OpenStack Summit in Hong Kong 参加報告

How to Deploy Openstackon 6,400 Nodes

How to Deploy Openstackon 6,400 Nodes

2013 年のスパコン Top500 の第一位になった中国人民解放軍国防科学技術大学の研究・教育用スパコン TH-2 における OpenStack の事例。ノード数 16000、うち OpenStack は 6400 ノード。

2013 年のスパコン Top500 の第一位になった中国人民解放軍国防科学技術大学の研究・教育用スパコン TH-2 における OpenStack の事例。ノード数 16000、うち OpenStack は 6400 ノード。

HW 50キャビネット、128ノード/キャビネット1ノードあたり、Xeon Ivy Bridge×2、96GB RAM、1TB HDD、GbE×2、独自高速ネットワーク(160Gbps)

OpenStack コントローラノード×256各種APIノード×124LVS+Keepalived×4ネットワークノード×96

Ganglia+Nagios×32計算ノード×38401キャビネットあたり 30セル

ストレージ Ceph を使用● Glance、Cinder 用にブロックデバイス(RBD)● Nova 用にファイルシステム(CephFS)

Page 14: OpenStack Summit in Hong Kong 参加報告

Yahoo! Case StudyYahoo! Case Study

同社のサービスの現状を紹介。● OpenStack は3大陸6 DC で稼働中。各 DC とも複数の OpenStack デプロイメント有り

● 用途

– 開発者の開発環境– 内部ツール– ビッグデータ(Hadoop、Storm)– 商用サービス

(ピーク時の突発負荷対応)●

同社のサービスの現状を紹介。● OpenStack は3大陸6 DC で稼働中。各 DC とも複数の OpenStack デプロイメント有り

● 用途

– 開発者の開発環境– 内部ツール– ビッグデータ(Hadoop、Storm)– 商用サービス

(ピーク時の突発負荷対応)●

● OpenStackの利点

– スケーラビリティ– 信頼性– 運用性

● 今後の計画

– 混成環境(VM、コンテナ、ベアメタル)

– LB– DBaaS(Trove)– 信頼性向上(Taskflow)– 運用性(障害検知と自動解決、

アップグレード)

● OpenStackの利点

– スケーラビリティ– 信頼性– 運用性

● 今後の計画

– 混成環境(VM、コンテナ、ベアメタル)

– LB– DBaaS(Trove)– 信頼性向上(Taskflow)– 運用性(障害検知と自動解決、

アップグレード)

Page 15: OpenStack Summit in Hong Kong 参加報告

Lessons learned - Building the PayPal CloudLessons learned -

Building the PayPal CloudPayPal のニーズ● シームレスかつオンデマンド

なインフラ容量● デプロイ時のチケットの削減● 開発者の軽快さを主導● アプリケーションのライフサイ

クル管理用セルフサービスツール提供

● イノベーション加速の為のプラットフォーム提供

PayPal のニーズ● シームレスかつオンデマンド

なインフラ容量● デプロイ時のチケットの削減● 開発者の軽快さを主導● アプリケーションのライフサイ

クル管理用セルフサービスツール提供

● イノベーション加速の為のプラットフォーム提供

何故OpenStack か?● IaaS の解決● オープンソース● 特定ベンダのロックインなし● 急成長する開発コミュニティ● オープンスタンダード、APIド

リブン● 業界のベストプラクティス

(車輪の再発明の回避)

何故OpenStack か?● IaaS の解決● オープンソース● 特定ベンダのロックインなし● 急成長する開発コミュニティ● オープンスタンダード、APIド

リブン● 業界のベストプラクティス

(車輪の再発明の回避)

Page 16: OpenStack Summit in Hong Kong 参加報告

OpenStack Private Cloud at eBayOpenStack Private Cloud at eBay

eBay グループ(PayPal 含む)各社のインフラコスト(QA、セキュリティ等)を削減する為に OpenStack を導入。● OpenStack is not cloud

– OpenStack API~「Cloud is a service!」をつなぐ様々な要素(カスタマサポート、SLA 等を含む)を紹介。

– 例として、Nova で VM を作成しようとした際、ユーザ視点で「VM が作成されない」とされる原因が多岐に渡る事を紹介。監視の必要性を説き、logstash+elasticsearch+kibana による運用監視システムについて紹介した。

– また、VM 生成・削除の成功を確認するため、VM 作成後に Ping による到達確認を実施しているという。

● Scale out

– Nova のアベイラビリティゾーン (AZ)、Keystone のリージョン、Nova のセルといったスケーラビリティと可用性についてのキーポイントを紹介。

● デプロイ

– 現在は下記の仕様になっている。● ベアメタルプロビジョニングによる各種ノードのインストール● virtual env の tarball、puppet + foreman

最後に同社のコミュニティへの貢献を紹介。

eBay グループ(PayPal 含む)各社のインフラコスト(QA、セキュリティ等)を削減する為に OpenStack を導入。● OpenStack is not cloud

– OpenStack API~「Cloud is a service!」をつなぐ様々な要素(カスタマサポート、SLA 等を含む)を紹介。

– 例として、Nova で VM を作成しようとした際、ユーザ視点で「VM が作成されない」とされる原因が多岐に渡る事を紹介。監視の必要性を説き、logstash+elasticsearch+kibana による運用監視システムについて紹介した。

– また、VM 生成・削除の成功を確認するため、VM 作成後に Ping による到達確認を実施しているという。

● Scale out

– Nova のアベイラビリティゾーン (AZ)、Keystone のリージョン、Nova のセルといったスケーラビリティと可用性についてのキーポイントを紹介。

● デプロイ

– 現在は下記の仕様になっている。● ベアメタルプロビジョニングによる各種ノードのインストール● virtual env の tarball、puppet + foreman

最後に同社のコミュニティへの貢献を紹介。

Page 17: OpenStack Summit in Hong Kong 参加報告

Ceph: The De Facto Storage Backend for OpenStack

Ceph: The De Facto Storage Backend for OpenStack

Ceph はファイルをブロックに裁断してレプリカを CRASH アルゴリズムに従い各ストレージノード上に分散保存する。ノード追加・障害検知+排除は自動的に行われる。

HavanaリリースではCeph(RBD)対応で以下の改良が行われている。● Cinder

– スナップショットから生成されたボリュームの元スナップショット削除に対応。– バックアップドライバ追加。同一プール/別プール/別 Ceph クラスタへのバックアップ対応

● Nova

– RBD ドライバ追加– Cinder ドライバの QoS に対応

● Glance

– RBD ドライバが既にあるため、Swift を除く OpenStack の主要コンポーネント全体のバックエンドストレージを Ceph にする事が出来る。

Cephの課題● Glance/Nova のダイレクト URL ダウンロード対応● Nova の RBD ドライバのスナップショット対応

Ceph はファイルをブロックに裁断してレプリカを CRASH アルゴリズムに従い各ストレージノード上に分散保存する。ノード追加・障害検知+排除は自動的に行われる。

HavanaリリースではCeph(RBD)対応で以下の改良が行われている。● Cinder

– スナップショットから生成されたボリュームの元スナップショット削除に対応。– バックアップドライバ追加。同一プール/別プール/別 Ceph クラスタへのバックアップ対応

● Nova

– RBD ドライバ追加– Cinder ドライバの QoS に対応

● Glance

– RBD ドライバが既にあるため、Swift を除く OpenStack の主要コンポーネント全体のバックエンドストレージを Ceph にする事が出来る。

Cephの課題● Glance/Nova のダイレクト URL ダウンロード対応● Nova の RBD ドライバのスナップショット対応

Page 18: OpenStack Summit in Hong Kong 参加報告

コミュニティコミュニティ

Page 19: OpenStack Summit in Hong Kong 参加報告

Panel: International Forum: The State of OpenStack Around the World

Panel: International Forum: The State of OpenStack Around the World

各国の OpenStack ユーザグループメンバーによるディスカッション。● インド:1700 人。● ベトナム:300 人。1年前にスタート、● オーストラリア:複数ベンダをここ数ヶ月で巻き込んでいる● 米国サンフランシスコ:昨年 115 回会合を行った。● 日本:ユーザ会を 2010/10 に設立。1000 人以上、20 企業が参加。● ハンガリー:最近のミーティングでは立ち見が出る程の盛況ぶり。● 中国:10/20 に北京で(イベントの)参加者の心配をし、Summit と同様のチケット販売シス

テムを使用した。● 韓国:1300 人。3年でより多くの非ベンダーのユーザの参加が見られた。月2回の会合● スエーデン:昨年ユーザ会が発足し、徐々にだが着実に成長している。● ケニア:5~ 10 人。タイムゾーンが同じ為、ポーランドのユーザグループと一緒にやっている。● フランス:400 人。組織化された5チームがある(イベント、翻訳、コミュニケーション、ツール、組織)。

● イタリア:ミランとローマで交互に実施。多数の人が勉強に来る。

各国の OpenStack ユーザグループメンバーによるディスカッション。● インド:1700 人。● ベトナム:300 人。1年前にスタート、● オーストラリア:複数ベンダをここ数ヶ月で巻き込んでいる● 米国サンフランシスコ:昨年 115 回会合を行った。● 日本:ユーザ会を 2010/10 に設立。1000 人以上、20 企業が参加。● ハンガリー:最近のミーティングでは立ち見が出る程の盛況ぶり。● 中国:10/20 に北京で(イベントの)参加者の心配をし、Summit と同様のチケット販売シス

テムを使用した。● 韓国:1300 人。3年でより多くの非ベンダーのユーザの参加が見られた。月2回の会合● スエーデン:昨年ユーザ会が発足し、徐々にだが着実に成長している。● ケニア:5~ 10 人。タイムゾーンが同じ為、ポーランドのユーザグループと一緒にやっている。● フランス:400 人。組織化された5チームがある(イベント、翻訳、コミュニケーション、ツール、組織)。

● イタリア:ミランとローマで交互に実施。多数の人が勉強に来る。

Page 20: OpenStack Summit in Hong Kong 参加報告

まとめまとめ

コミュニティ

開発 事例

Page 21: OpenStack Summit in Hong Kong 参加報告

まとめまとめ

● 1年超のエンタープライズ事例の増加

– オープン性の担保、業界トップ企業群の参画、完成度向上– ネットサービスからHPCまで

● コミュニティの更なる拡大

– 特に日中韓をはじめとするAPAC● OpenStackプロジェクトの範囲拡大

– PaaS、SaaSへの進出、ストレージ、運用系機能の強化

● 1年超のエンタープライズ事例の増加

– オープン性の担保、業界トップ企業群の参画、完成度向上– ネットサービスからHPCまで

● コミュニティの更なる拡大

– 特に日中韓をはじめとするAPAC● OpenStackプロジェクトの範囲拡大

– PaaS、SaaSへの進出、ストレージ、運用系機能の強化

拡大するOpenStackエコシステム ---

乗るしかない、このビッグウェーブに!!

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OpenStackThe Open-source Cloud Operating System