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yugo-shimizu
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今なら聞ける!Power BI の基本と
OMS の Power BI 連携株式会社セカンドファクトリー
シニアテクニカルアーキテクト
清水優吾(しみずゆうご)
6/26/2016 1
注意!
本日お話することは、所属している会社とは何の関係もありません。
あくまでも私個人の
[見解] と [意見] と [独断と偏見]
に基づいたお話です。
会社の宣伝はしません!!(たぶん…)
6/26/2016 2
自己紹介:
清水優吾 (Yugo Shimizu) ♂もともと開発者です。
現在は、アーキテクトとしての仕事が多いですが、必要があれば、コーディングもしておりますので、開発者の端くれです。
Azure の PaaS を使用したサービスの開発責任者をしております。
6/26/2016 3
Twitter: @yugoes1021
Facebook: https://www.facebook.com/yugoes1021
本日のゴール
インフラ系エンジニアである IT Pro の皆さまに
OMS の Power BI との連携機能について、お話します。
ソースコードを書かずに、設定のみでログデータを可視化するには
どうすればよいか?
そして、単に可視化するだけではなく、Power BI を使用して、いかに "セルフBI" をするか。
6/26/2016 4
本日のゴール
これを覚えたら、日常触れるデータも綺麗なグラフにできちゃうかも!?Power BI のパワーを感じて頂ければ、幸いです。
Power BIでできることとできないこと。これらをひとつでも覚えて帰って頂ければ、幸いです!
6/26/2016 5
本日の目次
1.Power BI とは
2.Microsoft Operations Management Suite (OMS) との連携
3.Power BI Service でレポートを作成
4.Power BI Desktop でできること
5.Power BI と Cortana 連携
6/26/2016 6
1.Power BI とは
6/26/2016 7
1.Power BI とは?
6/26/2016 8https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/what-is-power-bi/より
マイクロソフトによると
「Power BI は、データを分析し、洞
察を共有するビジネス分析ツールのスイートです。」
簡単に言うと、以下4つができるスイートサービスです。
• データソースの定義• モデルの作成• レポートの作成• レポートの共有
1.Power BI とは? - Power BI service
6/26/2016 9https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/what-is-power-bi/より
Power BI service
レポートやダッシュボードを共有するサービスの本体。マイクロソフトが Azure 上で提供する SaaS。
利用には組織アカウントが必要。
(参考)サインアップの手順
6/26/2016 10
1.https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/にアクセス
クリック!
(参考)サインアップの手順
6/26/2016 11
2.右側の [サインアウト] をクリック
クリック!
(参考)サインアップの手順
6/26/2016 12
3.組織アカウント(Office 365 のアカウント)を入力
入力後にクリック!
「勤務先の電子メールアドレスを入力してください」
注:MS アカウントでは登録できません!!
(参考)サインアップの手順
6/26/2016 13
3.組織アカウント(Office 365 のアカウント)を入力
試しにMS アカウントを入力してみると…
悲しいメッセージが。。。
1.Power BI とは? - Power BI Desktop
6/26/2016 14https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/what-is-power-bi/より
Power BI Desktop
データソースを定義し、モデルを作成し、レポートを作成するためのデスクトップ用のソフトウェア。
インストールが必要。無料でダウンロードが可能。サインアップ(登録)不要。
作成したレポートは Power BI service へ発行することができる。
(参考)ダウンロードの手順
6/26/2016 15
1.https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/にアクセス
クリック!
(参考)ダウンロードの手順
6/26/2016 16
2.左側の [ダウンロード] をクリック
クリック!
[ダウンロード] をクリックすると、このメッセージが表示されるが、 Power BI Desktop だけを使用するなら、無視しても無問題。
1.Power BI とは? - Power BI gateways
6/26/2016 17https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/what-is-power-bi/より
Power BI gateways
Power BI service とオンプレのデータをつなぐためのサービス。
クライアントやサーバーにインストールするとWindows のサービスとして実行される。
利用には有料版の Power BI Pro が必要。今回は範囲外です。
(参考)Power BI の料金
6/26/2016 18
https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/pricing/
(参考)Power BI の料金
6/26/2016 19
https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/pricing/
1.Power BI とは? - Power BI Mobile
6/26/2016 20https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/what-is-power-bi/より
Power BI Mobile
Power BI service に発行され組織
内に共有されたダッシュボードやレポートを表示するためのクライアントアプリ。
iOS、Android、Windows 10、Windows 10 mobile のアプリが提供されている。
1.Power BI とは? - Power BI Mobile
6/26/2016 21https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/mobile/より
2.Microsoft Operations Management Suite (OMS) との連携
6/26/2016 22
2.OMS との連携
6/26/2016 23
OMS と Power BI の連携の設定手順
1. [Settings] ⇒ [Accounts] を開き [Connect to Power BI Account] をクリック2. 組織アカウントの認証画面が表示されるので、Power BI のアカウントを入力3. OMS で Log Search を開く4. 検索窓に欲しいデータのクエリを入力5. 必要なデータのクエリを入力完了したら、左上の [Power BI] ボタンをクリック6. 名称、対象データのクエリ、スケジュール、データセットの名称を入力して、[Save] をクリック
これだけです!!簡単でしょ!?
2.OMS との連携
6/26/2016 24
ここをクリックして、[Settings] へ。
2.OMS との連携
6/26/2016 25
ここをクリックして、Power BI のアカウントでログイン!
2.OMS との連携
6/26/2016 26
3. Power BI Service でレポートを作成
6/26/2016 27
OMS との連携が設定できたら、データを溜めるために、
数日間放っておきましょう。
十分なデータが溜まったら、レポートを作成開始!!
6/26/2016 28
3.Power BI Service でレポート作成
1. https://app.powerbi.com/にアクセスして、ログイン
2. OMS から送信されたデータセットを開く
3. レポートを作成
4. 作成したレポートをダッシュボードに貼り付け
5. ダッシュボードで Q&A してみる(Power BI Q&A)
6/26/2016 29
3.Power BI Service でレポート作成
3.Power BI Service でレポート作成
6/26/2016 30https://app.powerbi.comより
1.ログイン
まずはhttps://app.powerbi.comにアクセスしてログイン
3.Power BI Service でレポート作成
6/26/2016 31https://app.powerbi.comより
2.OMS から送信されたデータセットを開く
左側のナビゲーションウィンドウの一番下のデータセットから OMS
で付けた名前のデータセットをクリックする。
3.Power BI Service でレポート作成
6/26/2016 32
ナビゲーションウィンドウ
レポートを作成するところ 視覚化ペインフィールドペイン
3.Power BI Service でレポート作成
6/26/2016 33
習うより慣れよ
ということで、作ってみよう
~デモ~
4. Power BI Desktop でできること
6/26/2016 34
4. Power BI Desktop でできること
6/26/2016 35
1. まずはデータを取得
4. Power BI Desktop でできること
6/26/2016 36
2. 例えばMicrosoft Exchange
4. Power BI Desktop でできること
6/26/2016 37
2. 例えばMicrosoft Exchange
4. Power BI Desktop でできること
6/26/2016 38
習うより慣れよ
ということで、作ってみよう
~デモ~
5. Power BI と Cortana 連携
6/26/2016 39
5. Power BI と Cortana 連携
6/26/2016 40
皆さん、Cortana ってご存知ですよね?
そう、Windows 10 に搭載されている
音声認識機能付きパーソナルアシスタント
のことです。
5. Power BI と Cortana 連携
6/26/2016 41
Power BI と Cortana は簡単な設定だけで
連携ができます。
連携すると、Cortana さんに Power BI の内容をお問い合わせすることができます。
5. Power BI と Cortana 連携
6/26/2016 42
Power BI と Cortana は簡単な設定だけで
連携ができます。
連携すると、Cortana さんに Power BI の内容をお問い合わせすることができます。
5. Power BI と Cortana 連携
6/26/2016 43
Power BI service にアップしてあるデータセットから、質問に合う内容を表示
知りたい内容を自由に質問:What was my average cost per mile by destination
5. Power BI と Cortana 連携
6/26/2016 44
まずはご覧あれ!
~デモ~
5. Power BI と Cortana 連携
6/26/2016 45
【必要な設定】
Power BI 側の設定
1. Power BI で、Cortana で使用可能にするデータセットを選ぶ
2. 右上隅で歯車アイコンを選び、[設定] を選ぶ
3. [データセット] > [Cortana] > [このデータセットにアクセスするために Cortana を有効にする] > [適用] を選ぶ
5. Power BI と Cortana 連携
6/26/2016 46
【必要な設定】
Power BI 側の設定
1.Power BI で、Cortana で使用可能にするデータセットを選ぶ
2.右上隅で歯車アイコンを選び、[設定] を選ぶ
5. Power BI と Cortana 連携
6/26/2016 47
【必要な設定】
Power BI 側の設定
3.[データセット] > [Cortana] > [このデータセットにアクセスするために Cortana を有効にする] > [適用] を選ぶ
ここにチェックを入れる
5. Power BI と Cortana 連携
6/26/2016 48
【必要な設定】
Windows 10 側の設定
1. 使っているWindows がWindows 10 バージョン 1511 (Windows 10 の 11 月の更新プログラム) 以降であることを確認します。
使っているバージョンを確認するには、[設定] > [システム] > [バージョン情報] を選びます。
注: バージョン番号が表示されるのは、2015年11月の更新プログラム (またはそれ以降) がインストールされている場合のみです。
5. Power BI と Cortana 連携
6/26/2016 49
【必要な設定】
■Windows 10 側の設定
5. Power BI と Cortana 連携
6/26/2016 50
【必要な設定】
Windows 10 側の設定
2. [設定] > [アカウント] > [職場のアクセス] > [職場または学校アカウントを追加] を選びます。
5. Power BI と Cortana 連携
6/26/2016 51
【必要な設定】
■Windows 10 側の設定
3. 最下部までスクロールすると、[Microsoft アカウントを追加] が表示されています。
4. Power BI で使用するアカウントでサインインします。
5. Power BI と Cortana 連携
6/26/2016 52
【必要な設定】
■Windows 10 側の設定
ここからが超重要です!!!!!(Webページに書いてません…orz)
Cortanaさんは日本語環境だと Power BI と連携してくれません….www
なので、英語(en-us)の言語パックをインストールして、表示言語を英語に、ロケーションを米国にする必要があります!!!!!!!!!!!!!!!
5. Power BI と Cortana 連携
6/26/2016 53
【必要な設定】
■Windows 10 側の設定
5. [地域と言語] > [言語を追加する] から英語(米国)の言語パックを追加
6. 既定として設定する
5. Power BI と Cortana 連携
6/26/2016 54
【必要な設定】
■Windows 10 側の設定
5. 地域を United States にする
6. Speech language を English (United States) に設定
ここまで設定すると Cortana さんがPower BI を検索してくれます。
5. Power BI と Cortana 連携
6/26/2016 55
【Cortana さんへの正しい聞き方】次に示すのは、Q&A で自動的に認識される語句や用語の一部です。
集計:
less than (未満)、maximum (最大)、number of (数)、count of (個数)、average (平均)、between (間)、before (前) など
日付のキーワード:
last month (先月)、this year (今年) など
日付範囲:
before (前)、after (後)
表示の動詞:
show (表示する)、is (である)、what is (とは)、are (である)、what are (とは)
等しいかどうかのキーワード:
between (間)、more than (より大きい)、less (より小さい)、equal (等しい)
5. Power BI と Cortana 連携
6/26/2016 56
【Cortana さんへの正しい聞き方】次に示すのは、Q&A で自動的に認識される語句や用語の一部です。
名前:
データセット内の列に "name" (名) という語が含まれている場合 (EmployeeName (社員名) など)、Q&A ではその列の値が名前であると理解されるため、"which employees are named robert" (robertという名前の社員はどれか) のような質問をすることができます。
リレーションシップ:
データセットにはテーブルが含まれ、テーブルには列が含まれます。ほとんどの列は、それが含まれているテーブルとの関連で、"hosts have flags" (hosts は flags を持つ) や "flags have hosts" (flags は hosts を持つ) のような単純な言い回しで、その列が含まれるテーブルに関連付けることができます。こうしたリレーションシップは、"have" や "of" などの語を使用して記述できます。
5. Power BI と Cortana 連携
6/26/2016 57
【Cortana さんへの正しい聞き方】次に示すのは、Q&A で自動的に認識される語句や用語の一部です。
複数形:
たとえば、"opportunity" と "opportunities" の両方
所有格:
"what is the total of Jaine's orders" (Jaineの注文の合計は)
並べ替え順:
descending (降順)、ascending (昇順)、alphabetical order (アルファベット順)、sort (並べ替え)
時制:
"buy" (購入する) と "bought" (購入した) など。
5. Power BI と Cortana 連携
6/26/2016 58
【Cortana さんへの正しい聞き方】Show <テーブル>
例:
Show sales (売り上げを表示する)
Show orders (注文を表示する)
Average <列> (列に数値が含まれる場合)
例: Average employee age (従業員の平均年齢)
Show <列>, where <列> is between
例:
Show products, where price is between $10 and $30 (価格が 10 ドル~ 30 ドルの製品を表示する)
Show sales, where date is between 2012 and 2014 (日付が 2012 ~ 2014 の売り上げを表示する)
5. Power BI と Cortana 連携
6/26/2016 59
【Cortana さんへの正しい聞き方】Show <列>, where <列> is before
例:
Show products, where date sold is before December 9th, 2014 (販売日が 2014 年 12 月 9 日より前の製品を表示する)
Show employees, where date of birth is after 3/3/1985 (誕生日が 1985年 3 月 3 日より後の従業員を表示する)
by <列名>
Year over year growth by year (年別の前年比増加額)
Total sales by product (製品別の総売り上げ)
Number of sales by location (場所別の販売数)
Total profit and total cost by product (製品別の総利益と総コスト)
<メジャー> by <列名> for <別の列内の特定エンティティ>
例: Total sales by sales rep for Surface Pro 3 (Surface Pro 3 の営業担当者別の総売り上げ)
5. Power BI と Cortana 連携
6/26/2016 60
【Cortana さんへの正しい聞き方】
Show <列1>, <列2>, <列n>, where <列> is <時制> by <列> as <グラフ種類>
時制:Today, This month, This week…
グラフ種類:table, matrix, pie chart…
まとめ
6/26/2016 61
というわけで、まとめです。
1. まずは Power BI 使ってみましょう!
2. 手に入る簡単なデータを可視化してみてください。
3. いいものができたら、共有してみましょう。
4. Cortana さんと連携して、検索対象にしちゃいましょう。デモ映えします!
ポイントは最初から業務で使用することを考えずに、Excel でデータをまとめるのと同じ感覚で使い始めることだと思います。可能性はそこから広がります!!
おわり
6/26/2016 62
ご清聴、ありがとうございました!
7月9日海の家グランドオープンです
@江の島東浜
ご興味ある方はお声がけくださいTwitter:@yugoes1021Facebook:https://www.facebook.com/yugoes1021