Upload
akira-matsuda
View
5.077
Download
2
Embed Size (px)
DESCRIPTION
RubyKaigi2009初日のセッション「Railsエコシステムの研究」(A Study In The Rails Ecosystem)の発表資料。
Citation preview
Railsエコシステムの研究松田 明
@RubyKaigi2009
2009年7月18日土曜日
はじめに
•今日話すこと•今日話さないこと
2009年7月18日土曜日
今日話すこと
2009年7月18日土曜日
今日話すこと
Ruby on Railsに関する何か
2009年7月18日土曜日
Outline1. 発表タイトルについて2. Railsについて3. Railsの進化の歴史4. Railsエコシステム5. Contributing to Rails6. 私たちにできること
2009年7月18日土曜日
今日話さないこと
2009年7月18日土曜日
今日話さないこと
RailsでのWebアプリケーションの作り方
2009年7月18日土曜日
そういうのが聞きたい方は
隣の部屋でやってます
2009年7月18日土曜日
自己紹介
2009年7月18日土曜日
% whoami
2009年7月18日土曜日
% whoami
:name => 松田 明,:twitter => @a_matsuda,:github => amatsuda
2009年7月18日土曜日
Job
freelance Railer
2009年7月18日土曜日
フェロー(笑)
2009年7月18日土曜日
来月から社名が変わります
2009年7月18日土曜日
Asakusa.rb
http://asakusa.rubyist.net/
2009年7月18日土曜日
秋に本が出ます
2009年7月18日土曜日
Head First Rails
•オライリー社•超初学者向け•Rails 2.3 Ready!•秋発売予定
2009年7月18日土曜日
乞うご期待!
2009年7月18日土曜日
Outline
1. 発表タイトルについて2. Railsについて
3. Railsの進化の歴史
4. Railsエコシステム
5. Contributing to Rails
6. 私たちにできること
2009年7月18日土曜日
Railsエコシステムの研究
2009年7月18日土曜日
去年の前田さんの基調講演
「Rails症候群の研究」
2009年7月18日土曜日
今日話すこと
「Rails」と「エコシステム」
2009年7月18日土曜日
「Rails」とは?
ご存知 ”Ruby on Rails”
2009年7月18日土曜日
「Rails」とは?
Rubyで作られているオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク
2009年7月18日土曜日
「Rails」とは?
詳しくはまたあとで
2009年7月18日土曜日
「エコシステム」とは?
2009年7月18日土曜日
「エコシステム」とは?
「生態系」のこと。
2009年7月18日土曜日
こんなやつ
2009年7月18日土曜日
生態系ピラミッド
2009年7月18日土曜日
「エコシステム」とは?
転じて、
2009年7月18日土曜日
「エコシステム」とは?「オープンソースの分野では、(中略)オープンソースソフトウェアをどのように開発、改良、利用すれば、オープンソースの世界の健全かつ安定的な発展を促進できるかという問題を解決しようとする理念のことを意味する。」 http://ossipedia.ipa.go.jp より
2009年7月18日土曜日
「オープンソース」とは?
昨今話題ですが、今日は深入りはしません
2009年7月18日土曜日
生態系ピラミッド
オープンソースのエコシステムを表現してみる
2009年7月18日土曜日
最も単純なOSSのエコシステムの構造
コミッタ
ユーザー
2009年7月18日土曜日
最も単純なOSSのエコシステムの構造
コミッタ
ユーザー
作る人
使う人
2009年7月18日土曜日
最も単純なOSSのエコシステムの構造
コミッタ
ユーザー
越えられない壁
作る人
使う人
2009年7月18日土曜日
日本のRubyエコシステムの構造
コミッタ
ユーザー
越えられない壁
作る人
使う人
2009年7月18日土曜日
日本のRubyエコシステムの構造
ML参加者
コミッタ
ユーザー
越えられない壁
作る人
使う人
2009年7月18日土曜日
ユーザー
日本のRubyエコシステムの構造(詳細版)
越えられない壁コミッタ
作る人
使う人
2009年7月18日土曜日
ユーザー
日本のRubyエコシステムの構造(詳細版)
越えられない壁
作る人
使う人
2009年7月18日土曜日
ユーザー
日本のRubyエコシステムの構造(詳細版)
越えられない壁ruby-core
作る人
使う人
2009年7月18日土曜日
ユーザー
日本のRubyエコシステムの構造(詳細版)
越えられない壁
唯一神
ruby-core
作る人
使う人
2009年7月18日土曜日
ユーザー
各種ライブラリ作者
日本のRubyエコシステムの構造(詳細版)
越えられない壁
唯一神
ruby-core
作る人
使う人
2009年7月18日土曜日
ユーザー
ruby-dev各種ライブラリ作者
日本のRubyエコシステムの構造(詳細版)
越えられない壁
唯一神
ruby-core
作る人
使う人
2009年7月18日土曜日
ユーザー
ruby-list
ruby-dev各種ライブラリ作者
日本のRubyエコシステムの構造(詳細版)
越えられない壁
唯一神
ruby-core
作る人
使う人
2009年7月18日土曜日
日本のRubyエコシステムの構造(詳細版)
•唯一神「Matz大神」の存在
•MLの棲み分け•「使うだけの人」から上にのぼる道が険しい
2009年7月18日土曜日
上にのぼる道が険しい
Rubyはそれでいい
2009年7月18日土曜日
ユーザー
ruby-list
ruby-dev各種ライブラリ作者
日本のRubyエコシステムの構造(詳細版)
越えられない壁
唯一神
ruby-core
作る人
使う人
2009年7月18日土曜日
ユーザー
ruby-list
ruby-dev各種ライブラリ作者
日本のRubyエコシステムの構造(詳細版)
越えられない壁
唯一神
ruby-core
作る人
使う人もうひとつの壁
2009年7月18日土曜日
Railsエコシステム
では、Railsは?
2009年7月18日土曜日
Railsエコシステムの構造
2009年7月18日土曜日
Railsエコシステムの構造唯一神
2009年7月18日土曜日
Railsエコシステムの構造
Rails Core
唯一神
2009年7月18日土曜日
コントリビューター
Railsエコシステムの構造
Rails Core
唯一神
2009年7月18日土曜日
報告者
コントリビューター
Railsエコシステムの構造
Rails Core
唯一神
2009年7月18日土曜日
Activists
報告者
コントリビューター
Railsエコシステムの構造
Rails Core
唯一神
2009年7月18日土曜日
ユーザー
Activists
報告者
コントリビューター
Railsエコシステムの構造
Rails Core
唯一神
2009年7月18日土曜日
ユーザー
Activists
報告者
コントリビューター
Railsエコシステムの構造
Rails Core
唯一神作る人
使う人
2009年7月18日土曜日
ユーザー
Activists
報告者
コントリビューター
Railsエコシステムの構造
Rails Core
唯一神作る人
使う人
ごく薄い境界
2009年7月18日土曜日
Railsエコシステムの特徴•レイヤー間の垣根が低い。フルスタック•作る人多め•下のあたりもとっても柔軟な構造•コミュニティをうまくドライブして活用するための意図的な工夫•Railsの駆動力を支えるための重要な装置
2009年7月18日土曜日
人口分布
ユーザー
Activists
報告者
コントリビューター
Rails Core
唯一神
2009年7月18日土曜日
人口分布
ユーザー
Activists
報告者
コントリビューター
Rails Core
唯一神 1
2009年7月18日土曜日
人口分布
ユーザー
Activists
報告者
コントリビューター
Rails Core
唯一神 1
6
2009年7月18日土曜日
人口分布
ユーザー
Activists
報告者
コントリビューター
Rails Core
唯一神 1
6
1372
2009年7月18日土曜日
人口分布
ユーザー
Activists
報告者
コントリビューター
Rails Core
唯一神 1
6
1372
多数
2009年7月18日土曜日
人口分布
ユーザー
Activists
報告者
コントリビューター
Rails Core
唯一神 1
6
1372
多数
もっと多数
2009年7月18日土曜日
人口分布
ユーザー
Activists
報告者
コントリビューター
Rails Core
唯一神 1
6
1372
多数
もっと多数
星の数ほど
2009年7月18日土曜日
ユーザー
Activists
報告者
コントリビューター
日本における人口分布
Rails Core
唯一神 0 / 1
0 / 6
数名 / 1372
数名 / 多数
? / もっと多数
やたら多数
2009年7月18日土曜日
いきなり結論
みんなもっと参加しようよ!
2009年7月18日土曜日
でもどうやって?何のために?
本日のテーマ
2009年7月18日土曜日
まとめでした
以上、まとめおわり。
2009年7月18日土曜日
Outline1. 発表タイトルについて
2. Railsについて3. Railsの進化の歴史
4. Railsエコシステム
5. Contributing to Rails
6. 私たちにできること
2009年7月18日土曜日
Railsについて
Railsについてちょっとおさらい
2009年7月18日土曜日
「Rails」とは?(reprise)
2009年7月18日土曜日
「Rails」とは?(reprise)
開発が始まってからまだ5年
2009年7月18日土曜日
開発が始まってまだ5年
驚異的な進化のスピード
2009年7月18日土曜日
驚異的な進化のスピード
AWDwR(日本語版)の表紙を見ればわかる
2009年7月18日土曜日
AWDwR(日本語版)の表紙
2006年 2007年
2009年7月18日土曜日
I18n.t(“Rails”) == “線路”
「電車」のメタファー
2009年7月18日土曜日
「電車」のメタファーの持つ意味
CoC
2009年7月18日土曜日
「電車」のメタファーの持つ意味
•Rapidity•走り続けるフレームワーク
2009年7月18日土曜日
Rapidity
in another word, “Agility”
2009年7月18日土曜日
Agile
アジャイルであれ、という気持ちが名前に込められている e.g. AWDwR
2009年7月18日土曜日
Agility
Agile => “Embrace Change”
2009年7月18日土曜日
Ch-ch-ch-ch-Changes
変わり続けるということ
=>
走り続けるということ
2009年7月18日土曜日
走り続けるということ
線路は続くよどこまでも
2009年7月18日土曜日
「電車」のメタファー(reprise)
•Rapidity•走り続けるフレームワーク
2009年7月18日土曜日
Railsの本質
変化2009年7月18日土曜日
変化
RubyKaigi2009のテーマは、「変わる/変える」です。 http://rubykaigi.org/2009/ja より
2009年7月18日土曜日
変化し続けるということ
絶え間ない「カイゼン」
2009年7月18日土曜日
最新のRailsが最高のRails
Railsは永遠に未完成であるという宿命
2009年7月18日土曜日
Rails格言
"edge is more stable than stable, so use edge"
http://groups.google.com/group/rails-i18n/browse_thread/thread/24143dbaff2841bf
より
2009年7月18日土曜日
「枯れたバージョンのRails」?
Railsの本質と矛盾
2009年7月18日土曜日
Railsの本質
Railsは走り続ける電車 =>
永久に枯れない。枯れたら死ぬ。
2009年7月18日土曜日
「エンタープライズRails」
とっても難しい分野
2009年7月18日土曜日
近年のRailsの進化の歴史
数々の新しい試み
2009年7月18日土曜日
数々の新しい試み
2.1 Named Scope2.2 Rails I18n2.3 Engines / Templates / nested attributes
2009年7月18日土曜日
数々の新しい試み
2.1 Named Scope2.2 Rails I18n2.3 Engines / Templates / nested attributes
3.0 Merb
2009年7月18日土曜日
近年のRailsの大きな変化
いずれもコアチームが作ったものではない
2009年7月18日土曜日
ユーザー
Activists
報告者
コントリビューター
ここ
Rails Core
唯一神
2009年7月18日土曜日
近年のRailsの大きな変化
コミュニティの産物
2009年7月18日土曜日
Contributors
Railsの変化力 / 駆動力の源
2009年7月18日土曜日
Contributors
Railsの成功の秘訣
2009年7月18日土曜日
ユーザー
Activists
報告者/要望者
コントリビューター
人口分布
Rails Core
唯一神 1
6
1372
多数
もっと多数
星の数ほど
2009年7月18日土曜日
コントリビューター
コントリビューターの人数がすごいことに
2009年7月18日土曜日
Railsの早さの秘密
今のRailsは1400人が同時多発的に開発を行っているという恐るべき状況
2009年7月18日土曜日
これを実現している仕組み
あとで詳しく
2009年7月18日土曜日
なにも最初からこうだったわけではない
コントリビューターの人数がすごい件
2009年7月18日土曜日
Outline1. 発表タイトルについて
2. Railsについて
3. Railsの進化の歴史4. Railsエコシステム
5. Contributing to Rails
6. 私たちにできること
2009年7月18日土曜日
専制君主制(DHH一人プロダクト時代) =>代表民主制(svn, Trac時代) =>直接民主制(GitHub, Activists)
Political Change
2009年7月18日土曜日
独裁時代
Nobody had keys to the repository but me for the first year or so.- DHH (http://www.loudthinking.com/posts/36-work-on-what-you-use-and-share-the-rest)
2009年7月18日土曜日
その後しばらく
ふつうのオープンソース
2009年7月18日土曜日
今では、
DHH != Rails- DHH (http://www.loudthinking.com/posts/36-work-on-what-you-use-and-share-the-rest)
2009年7月18日土曜日
何がこの状況をもたらしたのか?
2009年7月18日土曜日
何がこの状況をもたらしたのか?
GitHub
2009年7月18日土曜日
GitHubがもたらしたもの
直接民主制の始まり
2009年7月18日土曜日
直接民主制?
ユーザー == コミッタ(使う人) (作る人) という理想
2009年7月18日土曜日
誰もがコミット権を持つ社会
全てのユーザーが自分の持つオレオレforkに好きなだけコミットする自由
2009年7月18日土曜日
オレオレRails
コミットの価値が認められれば本家に取り込まれる
2009年7月18日土曜日
社会の変革
GitHubの登場はコミッタを特権階級から追い落とす革命だった http://blog.s21g.com/articles/1341
2009年7月18日土曜日
Railsらしいところ
Railsの社会に革命をもたらしたGHもまたRailsで作られている、というメタ革命
2009年7月18日土曜日
The 3rd Impact
•Dave ThomasによるRubyの発見•DHHによるRubyの発見•RubyistによるGitの発見
2009年7月18日土曜日
viva GitHub!
Thank you Scott!
2009年7月18日土曜日
Outline1. 発表タイトルについて
2. Railsについて
3. Railsの進化の歴史
4. Railsエコシステム5. Contributing to Rails
6. 私たちにできること
2009年7月18日土曜日
Railsエコシステム
話は戻って、
2009年7月18日土曜日
あらためてエコシステムを上から
ユーザー
Activists
報告者
コントリビューター
Rails Core
唯一神
2009年7月18日土曜日
唯一神
What does he actually do?
2009年7月18日土曜日
唯一神
DHHがどこかで言ってた「みんなのパッチを判断してコミットするだけの簡単なお仕事」 ソース not found
2009年7月18日土曜日
あらためてエコシステムを上から
ユーザー
Activists
報告者
コントリビューター
Rails Core
唯一神
2009年7月18日土曜日
コアチーム
メンバー紹介http://rubyonrails.org/core
2009年7月18日土曜日
メンバー
日本人は居ません
2009年7月18日土曜日
会社の存在
•37signals•Engine Yard
2009年7月18日土曜日
会社の存在
日本ではMatzぐらいなのに
2009年7月18日土曜日
あらためてエコシステムを上から
ユーザー
Activists
報告者
コントリビューター
Rails Core
唯一神
2009年7月18日土曜日
コントリビューター
Railsはコアチームのみにて作られるにあらず
2009年7月18日土曜日
コントリビューター
ここからは僕らでもなれる
2009年7月18日土曜日
ランキング
Rails Contributors http://contributors.rubyonrails.org/
2009年7月18日土曜日
集計方法
•GitのcommitのAuthorを gritで抜き出して集計•Git便利•微妙に集計誤差もあるから参考程度に
2009年7月18日土曜日
Contributors
•1372 people!•実際は 1400+ とも言われている
2009年7月18日土曜日
Contributors
ちなみにオレオレ
2009年7月18日土曜日
Japanese
でも日本人超少ない><
2009年7月18日土曜日
条件
Railsのバグfixやenhancementのパッチをなんかコミットすること
2009年7月18日土曜日
必要スキル / 必要なもの•Ruby(公用語)•英語(公用語)•Railsのソースを読み書きできること (特にテストが大変)•LHのアカウント•Git
2009年7月18日土曜日
実際にやること
あとで
2009年7月18日土曜日
あらためてエコシステムを上から
ユーザー
Activists
報告者
コントリビューター
Rails Core
唯一神
2009年7月18日土曜日
報告者
LHでバグ報告
2009年7月18日土曜日
LightHouse
RubyでいうところのRedmine http://rails.lighthouseapp.com
(LH使いづらい・・・よね?)
2009年7月18日土曜日
必要なもの
•英語(公用語)•LHのアカウント
2009年7月18日土曜日
あらためてエコシステムを上から
ユーザー
Activists
報告者
コントリビューター
Rails Core
唯一神
2009年7月18日土曜日
Activists
ちょっといったん置いといて、
2009年7月18日土曜日
おまけ
ちょっと毛色は違うけど、
2009年7月18日土曜日
プラギン/gemライブラリ作者
•独自路線•我が道を行ってください•運が良ければコアに取り込まれるという 出世コースも
2009年7月18日土曜日
必要なもの
•Githubのアカウント•Ruby•Git
2009年7月18日土曜日
プラギンとかgemとか
きょうびGithub以外で開発とかないよね?
2009年7月18日土曜日
Activists
上記以外のなにかしらの形でRails社会に参加/貢献したい人
2009年7月18日土曜日
例えば、
Ruby on Rails Wikiプロジェクト http://groups.google.com/group/rubyonrails-wiki
2009年7月18日土曜日
Rails Wiki プロジェクト
•コンテンツの充実•各国語に翻訳•既に成果が反映され始めている http://wiki.rubyonrails.org/
•... no Japanese?
2009年7月18日土曜日
Rails Feedback Forum
Rails 3に今後実装してほしいものなどについて要望を出す
2009年7月18日土曜日
Rails Feedback Forum
uservoice.com http://rails.uservoice.com
2009年7月18日土曜日
... and much more!
2009年7月18日土曜日
ML
the Rails Activism mailing list http://groups.google.com/group/rails-activism
2009年7月18日土曜日
必要なもの
•英語(公用語)•情熱
2009年7月18日土曜日
あらためてエコシステムを上から
ユーザー
Activists
報告者
コントリビューター
Rails Core
唯一神
2009年7月18日土曜日
ユーザー
いわゆる「お客さん」
2009年7月18日土曜日
ユーザー
このトークが終わったあとでここの人口が変わらなかったら失敗・・・?
2009年7月18日土曜日
日本人にとっての最大の障壁
英語
2009年7月18日土曜日
英語
Rubyに次ぐ公用語
2009年7月18日土曜日
英語
何をするにも必要
2009年7月18日土曜日
Railsはもともと英語のフレームワーク
Designed forEnglish use only
2009年7月18日土曜日
Rails I18n以降
最近は状況が変化
2009年7月18日土曜日
Rails I18nがもたらしたもの
Railsが世界のフレームワークに
2009年7月18日土曜日
Rails I18nがもたらしたもの
Railsコミュニティが世界規模に拡大
2009年7月18日土曜日
非英語圏のみなさんの英語
かなりひどい
2009年7月18日土曜日
英語
かなりひどい英語でも大丈夫。みんな優しい。
2009年7月18日土曜日
日本人でもOK
今がチャンス?
2009年7月18日土曜日
Outline1. 発表タイトルについて
2. Railsについて
3. Railsの進化の歴史
4. Railsエコシステム
5. Contributing to Rails6. 私たちにできること
2009年7月18日土曜日
モチベーション
もちろん「義務」とかではない
2009年7月18日土曜日
モチベーション
•自分の好みに合わせてRailsを改変する権利•純粋に楽しい•成り行き上
2009年7月18日土曜日
成り行き?
偶然ではなく、巧妙に仕組まれた罠
2009年7月18日土曜日
Railsに仕組まれた罠
1. Railsは永遠に未完成なフレームワーク2. 続々と新機能3. 新機能に関してはそれなりに実装できたら出す
2009年7月18日土曜日
開発者が罠にはまるパターン
1. 続々と新機能
2. ワクワクするから使いたくなる
3. ドキュメントないし、ソース読まないと危なくて使えない
4. 使ってみたら壊れてるし、ソース読んでるうちに直したくなる
5. GitHubという誰でも開発に参加できる仕組み
6. 自然にパッチができている
2009年7月18日土曜日
Railsの本質
「完成していないこと」
2009年7月18日土曜日
The Rails Way
コントリビューターへの信頼を前提としているからこその攻めのプロダクト
2009年7月18日土曜日
非常にうまく機能している
とてつもない進化のスピードを実現
2009年7月18日土曜日
これを踏まえて、
Railsの正しい使い方
2009年7月18日土曜日
Railsの正しい使い方
完成してないところは自分が完成させながら使えばいいじゃん。
2009年7月18日土曜日
「Rails開発」の2つの意味
Railsで作りながらRailsを作る
2009年7月18日土曜日
手元のRailsが直ったとして、
何故パッチをコミットするのか?モンキーパッチで充分なのでは?
2009年7月18日土曜日
Railsのモットー
Don’t Repeat Yourself
2009年7月18日土曜日
Railsのモットー
Don’tRepeatYourself
2009年7月18日土曜日
Don’t Repeat Yourself
•あなたが踏んだバグを他の誰かにも 踏ませてはならない•あなたが書いたモンキーパッチを 他の誰かも書く必要はない
2009年7月18日土曜日
究極のDRY感覚
世界中のRailerたちの間でDRYを共有
2009年7月18日土曜日
世界をDRYに
あなたが手元のパッチをコミットするべき理由
2009年7月18日土曜日
Outline1. 発表タイトルについて
2. Railsについて
3. Railsの進化の歴史
4. Railsエコシステム
5. Contributing to Rails
6. 私たちにできること2009年7月18日土曜日
Practices
•Railsのバグを発見するコツ•LHの使い方•GHの使い方
2009年7月18日土曜日
Railsのバグを発見するコツ
•常に先っちょのRailsを使う•新機能を積極的に使う•フレームワークを疑う•フレームワークのコードをとにかく読む
2009年7月18日土曜日
Edge
常に先っちょが最良で最高のRailsなんだから、ここまでは必然
2009年7月18日土曜日
Railsのバグをうまく踏むコツ
「新機能」を積極的に使う
2009年7月18日土曜日
新機能
RESTとかBDDとか、新しいトレンドの実装はRuby/Rails界からどんどん産まれてきている
2009年7月18日土曜日
昔はJavaだった
"今のRubyは10年前のJavaだ。” -- EngineYardのひと
2009年7月18日土曜日
新しい技術
せっかくRuby/Railsを使っててこれを使わないなんて勿体ない!
2009年7月18日土曜日
Practices
フレームワークを疑う
2009年7月18日土曜日
フレームワークを疑う
•フレームワークのデザインを疑う•フレームワークの実装を疑う
2009年7月18日土曜日
フレームワークのデザインを疑う
•Rubyはキメると気持ちいい•Railsもキメると気持ちいい•Ruby/Railsは開発者が自然に気持ちよく 書けるようにデザインされているはず
2009年7月18日土曜日
自然に気持ちよく書けなかったら
デザインが間違っているはず
2009年7月18日土曜日
フレームワークの実装を疑う
Railsは、ユーザーに叩いてもらうことを見越して、そこそこの完成度で早めに出してくる
2009年7月18日土曜日
特に新機能は
大抵どっか壊れてる
2009年7月18日土曜日
特に日本人は
欧米の開発者が想定してなかったようなレアケースを踏んでしまうことが多いような気がする
2009年7月18日土曜日
フレームワークのコードを読む
•同じRubyで書かれているから抵抗なく読める•頭から読む必要はない。 自分が引っかかったところから•毎日の差分をGitで読む(後述)
2009年7月18日土曜日
LHの使い方
•チケットは検索しにくい•投稿時にプレビューがなくて はまる
2009年7月18日土曜日
僕の場合
とりあえずチケットには全て目を通す。気になったチケットはwatchしまくって、あとはメールで追う。
2009年7月18日土曜日
GHの使い方
コミットは全部目を通す
2009年7月18日土曜日
僕の場合
% git log
2009年7月18日土曜日
git log
% git log -p --stat --reverseで数日に一回差分を読むぐらいで。
2009年7月18日土曜日
Contributing through your job
ケーススタディ
2009年7月18日土曜日
実際のお仕事の開発案件
•永和システムマネジメントさん•リクルートMTLさん
2009年7月18日土曜日
2009年2月開発スタート
nested attributesとかどうしても使いたくてRails 2.3.0(beta1)系Edgeを採用
2009年7月18日土曜日
新機能
かなり早い段階からRails 2.3の新機能が使えた
2009年7月18日土曜日
会社にとってはリスク
「責任はオレが取る」 - @kakutani
2009年7月18日土曜日
Edge時代
FWの挙動が怪しいとソースを読む日々
2009年7月18日土曜日
成果
問題の報告をしたり、パッチがいくつか採用されたり
2009年7月18日土曜日
というわけで、
永和システムマネジメントとメディアテクノロジーラボはRailsの開発に貢献しています!
2009年7月18日土曜日
2009年7月18日土曜日
こんな会社がもっと増えるといいな
これもまた、会社としてオープンソースを支援する一つの手段ではないでしょうか?
2009年7月18日土曜日
そろそろ結論
2009年7月18日土曜日
みんなもっとRailsの開発に参加しよう
2009年7月18日土曜日
でもどうやって?何のために?
2009年7月18日土曜日
どうやって?
•Edge Railsで暮らす•そしてcontributeする
2009年7月18日土曜日
何のために?
よりよい(Railsの)世界を作るために
2009年7月18日土曜日
Outline1. 発表タイトルについて
2. Railsについて
3. Railsの進化の歴史
4. Railsエコシステム
5. Contributing to Rails
6. 私たちにできること2009年7月18日土曜日
日本に居てRailsを使うということ
日本のRailsは遅れているが、日本のRubyは進んでいる
2009年7月18日土曜日
ガイジンどもにはできないこと
Rubyの母国という強みを生かした貢献e.g. Ruby 1.9 M17n
2009年7月18日土曜日
M17n
なるせさんをお招きしてRailsのM17N関連にダメ出しする会 @ Asakusa.rbhttp://qwik.jp/asakusarb/56.html
2009年7月18日土曜日
Asakusa.rb #11
3本のパッチをコミット
2009年7月18日土曜日
宣伝
Asakusa.rbではこんな活動を行っております。
続きはAsakusa.rbで!
2009年7月18日土曜日
end
2009年7月18日土曜日
Thank You!2009年7月18日土曜日