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ARを用いた身体感覚改造レッスン いつか出会う「あっち」の世界の嫁のために 感覚器官に一切頼らずセンサのデータだけで世界を認識する修行です
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MAyu Tsuzaka
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MAyu Tsuzaka身体ハック系メディアアーティスト・パフォーマー
代表作: 音声発電楽器、恋するユビキタス「ときめいtter」
ARを用いた身体感覚改造レッスン- いつか出会う「あっち」の世界の嫁のために-
S/N-R ToolKit
本日、俺の嫁との運命の愛のための新システムを提案します。
+
概要身体感覚の改造 ダイレクトに
仮想空間を享受+
これは「あっち」の世界との繋がりを深めてくれる、2つの要素から構成されています。ひとつめ、 身体感覚の改造。2つめ、 仮想空間をダイレクトに身体で受け入れること2つです。 身体感覚の改造、そしてダイレクトに仮想空間を受け入れること。
「俺の嫁」との運命の愛をホンモノにするための方法
S/N-R ToolKit
その名前は、「S/N-R ToolKit -ARを用いた身体感覚改造レッスン-」本日、俺の嫁との運命の愛をホンモノにするための方法を提案します。
バーチャルとしてのリアリティ
現実世界は出稼ぎネット社会が現実
疑問What’s “REAL” ?
ARやVRを社会学的に捉えようとしたときにいちばんネックとなってくるのがリアリティに関する問題で、「現実世界は出稼ぎ、ネット社会が現実」なんて言ってる人もいるわけで、リアルの定義が人によって違う。もちろん西洋形而上学とかライプニッツ、プラトンのイデア論とか哲学の方向から理詰めで考えてみることはできるかもしれません。
仮想現実における自然
現実の質感や法則を再現すること
疑問じゃあ仮想現実におけるリアリティや自然って何でしょう?人は重力も時間も超越できる仮想空間の中になぜ現実の質感や物理法則をワザワザ再現するのでしょう?
疑問現実の感覚をシミュレート
違和感を増幅
VRシステムで個人的にいちばん違和感を覚えるのが、現実の感覚を人工的にシミュレートしたもので、それは仮想現実の中のリアリティでもなければ現実のリアリティとも違う。じゃあ新しい感覚というかといえばそこまでは感じなくて、仮想現実と私たちの肉体があるこの現実世界との違和感を逆に増幅させているのではないでしょうか。もちろん、違和感があることで逆に仮想現実に完全に没入しないためのリミッターとなることは確かかもしれません。
「あっち」の嫁とランデブーするためには・・・
肉体はジャマである!
背景が、しかし!私はここであえて言ってみようと思います。私たちが愛する「あっちの世界」の嫁と会うためには、この肉体は邪魔であると。
目的
仮想空間でも身体を意識してしまう
仮想空間に合うように身体改造!
「こっち」から「あっち」へ
仮想空間にいつつも身体を意識せざるを得ないなら、じゃあ私たちが仮想空間に合うように身体感覚の改造を行うという考え方もあるのではないでしょうか。ARは「あっち」の世界から「こっち」の世界に嫁を召還する技術ですが、「あっち」から「こっち」に嫁が来てくれないなら、「こっち」から行く手もあるのではないか。そんな思考実験をしてみました。「あっち」の世界と繋がるために身体感覚を改造する。そこで、「あっち」と「こっち」を繋ぐ存在であるARの力を借りた、身体感覚改造レッスンをプランニングしてみました。
システム感覚器官に一切頼らず
センサのデータだけで世界を認識
+PTAM
具体的な方法ですが、感覚器官に一切頼らずセンサのデータだけで世界を認識する。そういう修行・訓練を行います。データのみでそれが何かを判断できるようになれば、コマンドラインの世界を体感する手助けになるでしょう。これは荒唐無稽なことかもしれませんが、Webデザイナーは#CC0000が赤だということを知っています。そのことの規模が相当大きい版だと思ってください。
身体感覚の改造 ダイレクトに仮想空間を享受+
「俺の嫁」との運命の愛をホンモノに?!
+
センサのデータだけで世界を認識
ARを用いた身体感覚改造レッスンは、 感覚器官に一切頼らずセンサのデータだけで世界を認識する修行のことです。身体感覚の改造を行い「あっち」の空間をダイレクトに身体感覚で享受することで、俺の嫁との運命の愛をホンモノにする方法を提案します。
効果高次元に行くような感覚を取得?
それは「あっち」と「こっち」を繋ぎ、あくまで現実世界に依存してるARや身体感覚とシステムが与える感覚にはく離があるVRとはまた異なった、上手いこといけばひとつ高次元に自分が行くような感覚を味わうことができるかもしれません。
「俺の嫁」に恋するすべての人々を応援します!
参考文献
・岩田洋夫「ハプティックインターフェース──VR環境における身体性」共立出版
・アンソニー・シノット「ボディ・ソシアル:身体と感覚の社会学」高橋勇夫訳 筑摩書房
・市川浩「<身>の構造 身体論を超えて」青土社
・宇野邦一(他著)「映像と身体 新しいアレンジメントに向けて」立教大学映像身体学科編 せりか書房
・金塚貞文「人工身体論 あるいは糞をひかない身体の考察」 青弓社
・ 黒崎政男「身体にきく哲学」 NTT出版