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WindowsServer2012R2のインストールと、初期構築についての資料です。内容的には「新人研修で、WindowsServerに触ったことが無い人」程度が対象です。
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WindwsServer2012のインストールと初期構成
for biginner.
This slides..このスライドは、新人研修でWindows Server 2012R2に慣れてもらうために作った資料です。
インストールと、初期設定までを扱います。
まっさらな状態からWindows Server 2012R2を入れます。
● パーティションの切られていない、フォーマット済みのHDDを想定
● 新規のワークグループサーバとして構築
build orders.
● WindowsServer2012R2をクリーンインストールします。
● サーバの設定を行います。○ 基本的な設定
■ ホスト名■ ネットワークの設定■ リモート接続用の設定■ 時刻同期(NTP)■ ファイル共有
用意するもの
以下のものを用意してください
● Windows Server2012R2のインストールディスク
○ 評価版で構いません。その場合は、評価版ライセンスも
忘れずに入手してください。● インストールするサーバ
○ 物理でも仮想でも構いません。■ 仮想環境であればVMware ESXiで十分です。
1st step. → install windows server 2012 R2.
まずはインストール
まずはサーバの構築を行いましょう。
サーバにインストールディスクを入れ、起動してください。
● 環境により手順は異なります。
install the WindwosServer2012ディスクを入れ、サーバを起動します。
choose the environment言語やキーボードについての設定画面が出ます。
通常はデフォルト値で大丈夫です。
startup installer準備が出来たら「今すぐインストール」を押してください。
choose Windows edition and modeWindowsServerのエディションを選択します。.
● Server Core○ Hyper-Vで利用する、GUIの
無いサーバ● GUI server
○ 通常のサーバはこれを選択します
● Datacenter/Standard○ データセンタエディションはク
ラスタ機能等を含みます。
StandardのGUI使用サーバを選択します。
license agreementライセンスに同意する場合は、「同意します」にチェックを入れて、「次へ」を押します。
同意できない場合は、サーバシャットダウンの画面に映ります。
ライセンスに同意してください。
select install type新規インストールの場合は「カスタム」を選択して下さい。
アップグレードやリカバリ目的で再インストールする場合は「アップグレード」を選択してください。
今回は「カスタム」を選択します。
備考) can’t upgrade..
新規インストールで「アップグレード」を選択した場合、インストールが行われずに再起動が行われます。
install locationインストール先を選択します。
インストール先ドライブを選択し、新規を選択してください。自動でパーティションが作られます。
waiting..
インストール中
set administrator password管理者(administrator)パスワードを設定します。
administratorは、このコンピュータのすべての権限を持ちます。必要な複雑性を満たすパスワードを入力して下さい。
英数字と記号を使う必要があります。
..and progress..
もう少しで完了します。
finish installing
OSのインストールが完了しました。
administratorがログオンするまでがインストールです。
logon the server
administratorでログオンしましょう。
先程のパスワードを入力して下さい。
network configure
ネットワークに乗っている場合、「ネットワーク」の設定を行います。
通常は「はい」で構いません。
Hello , Desktop!
インストールが完了しました。
次からは、サーバの基本設定を進めていきます。
next step. → configure basic settings.
以下の基本的な設定を行います。
● コンピュータ名● リモート接続設定● ネットワークの設定● 時刻同期(NTP)● ユーザ及びセキュリティグループの管理
初期設定
コンピュータ名の設定
コンピュータ名を変更する
[コントロールパネル]から[システムとセキュリティ][システム]を開きます。
[コンピュータ名、ドメイン及びワークグループの設定]の部分の「設定の変更」を押します。
コンピュータ名の設定
[システムのプロパティ ]で[変更]を押すと、[コンピュータ名/ドメイン名の変更 ]画面が出ます。
コンピュータ名 (ホスト名)を設定してください。
コンピュータ名を設定することで、ネットワーク越しにアクセスがしやすくなります(他のコンピュータから接続するときは、コンピュータ名を利用して接続します。)
● デフォルトのコンピュータ名は、ある程度ランダムで設定されています。
● FQDNではなく、ホスト名です。ドメイン等はネットワークの部分で設定します。
● ドメインやワークグループについては、管理者の指示に従って設定してください。
コンピュータ名を変えると..
コンピュータ名を変えると、再起動が必要になります。
● 運用中のホスト名変更には注意が必要です。○ 通常は、運用中にホスト名を変える事はありません。
その他の設定を進めるので、再起動後にadministratorでログオンしてください。
リモート接続の設定
リモート接続とは
現時点ではサーバに接続されたディスプレイやマウスで操作していますが、遠隔地から同様の操作をすることが可能です。これをリモート接続と呼びます。
● リモートデスクトップ(RemoteDesktop)、RDP(RemoteDesktopProtocol)、RD接続、RDS(RemoteDesktopService)など、呼び方は様々です。○ 正確には、上記の各用語はそれぞれ異なります。
● Windows標準でついている「リモートデスクトップ接続」(mstsc.exe)を利用して接続します。
● サーバ側は、デフォルトではリモートデスクトップを受け付けない為、受け付けるように設定する必要があります。○ 注意:本来、リモートデスクトップ接続をするためには、別途ライセンスが必
要です。サーバについては、管理用の2接続までは許可されているため、この接続設定を行います。
リモート接続の設定を開く
前回同様、[システム]の画面を開きます。
左側にある[リモートの設定]をクリックします。
接続を許可する
[リモートデスクトップ]の[このコンピュータへのリモート接続を許可する]を選択します。
● Windowsファイアウォールの許可が自動的に設定されます。
● [ネットワークレベル認証]は、古い”リモートデスクトップ接続”クライアントで接続できない場合にチェックを外してください。
● 現時点では[ユーザーの選択]は不要です。
設定し、OKを押せば完了です。
ex.)接続してみる
[リモートデスクトップ接続 ]を探し出して、起動します。
● 検索チャームに名前を入れて実行● ファイル名を指定して実行で、 mstscと入れ
て実行● etc..
[コンピュータ ]欄に、接続先コンピュータ名を入れます。
● 先程設定したホスト名がこのような場面で利用されます。
● ネットワーク設定が終わったら、試してみましょう
ネットワークの設定
概要
ネットワークの設定は複数ある為、今回は以下を扱います。
● TCP/IP(IPv4)の設定○ DHCP利用 / 固定IP○ DNSサーバの指定○ デフォルトゲートウェイ
まずはアダプタの設定を開く
[コントロールパネル][ネットワークとインターネット][ネットワークの状態とタスクの表示]を選び、左側の[アダプターの設定の変更]をクリックする
ネットワークアダプタを選択する
[アダプタの設定の変更]を開くと、認識しているアダプタの一覧が表示される。
まずはネットワークにつながっているアダプタのプロパティを開く。
アダプタのプロパティ
対象のアダプタで利用可能なサービス一覧が表示されます。
今回はTCP/IP(IPv4)の設定をするので、「TCP/IPv4」の物を選択します。
この画面で基本設定を行います。
● 固定IPやデフォルトゲートウェイの設定
● DNSサーバのアドレス指定○ IPはDHCPでもらい、DNSは
手動設定、というのもできます。
当たり前ながら、設定を変えるとネットワーク接続が切れる場合があります。稼働中の変更には細心の注意が必要です。
ex.) 自動プライベートIPアドレス(APIPA)IPアドレスの指定が無い場合、自動的にIPを割り振る仕組み。
● 固定IP設定が無く、DHCPが機能しない場合に設定されるアドレスです。
● 169.254.1.0から169.254.254.255のアドレス帯でIPが自動決定されます。
● 一般的にはAutoIPと呼んでいるものです。● トラブルシューティング的に、このアドレス帯が振られ
た端末はDHCPからIPを取得できていない、と判断できます。
この仕組みは、一般的には使う事はありません。
● 管理者が居ない/知識が無い 環境でネットワーク接続が出来る為の物です。
○ その状況で繋がっても、どうにもならないのでは…
● APIPAのアドレス同士で別ネットワークを構成されてしまい、切り分けの障害になる事がある。
時刻同期の設定
時刻同期(インターネット時刻)NTPによる時刻同期設定をします。
● Windowsでは[インターネット時刻]と呼んでいます。○ これは、NTP以外の方法でも
時刻同期をすることが出来る為と思われます(ドメイン環境の時刻同期)。
● タスクバーの時刻をクリックし、[日付と時刻の設定の変更]を選択します。
インターネット時刻の設定をする
開いた[日付と時刻]画面で、[インターネット時刻]タブを開き、[設定の変更]を選択します。
● デフォルトではtime.windows.comと同期しようとしています。
同期先を選択する
[サーバー]欄に、FQDNやIPアドレスを設定します。
● 直接インターネットに出る事が出来る場合は、上位のプロバイダやmfeed等を利用します。
● インターネットに直接出る事が出来ない場合は、組織内部の上位のNTPサーバを指定します。○ NTPサーバの権威次第では、
同期できない場合もあります。
設定後、[今すぐ同期]で同期をして様子を見てみましょう。
next program..
ここまで設定できれば、「一応WindowsServer2012R2の初期設定はできたよ」と言えるレベルです。
「全く知らない」から「2012、チョットデキル」レベルになりました!
ただ、まだ「サーバを管理する」レベルではありません。サーバの初期構築、の段階です。
おめでとうございます!
次のステップアップ
一般的な「管理者」になる為には、大雑把に以下の知識が必要です。
● Workgroupでの管理○ そもそもWorkgroupやドメイン (ActiveDirectory)とは?○ ローカルユーザの管理○ Workgroupでのファイル共有○ ファイル共有の仕組みを理解する
■ SMB, NetBIOS, NetBIOS over TCP/IP, WINS, CIFS等● ActiveDirectoryの構成と管理
○ ActiveDirecotryの仕組み、利点を理解する○ ActiveDirecotryサーバを構築する○ DNSの管理○ ActiveDirectory上のオブジェクト (ユーザ、コンピュータ、グループポリシー )の管理○ 認証についての知識
■ Kerberos,認証チケット等の概要等○ ドメイン全体の設計
■ フォレスト、機能レベル、サイト、レプリケーション、グローバルカタログ、 FSMO等の知識● サービスに関する知識
○ DHCP, DNS, ルーティング等の一般的な知識○ IIS, WINS, 印刷サービス等、 Windowsサービスの知識
● その他もろもろ
まずはどれから始めるか
先程の要件は、Microsoftの認定試験を受ける際には必須の知識ですが、最初からそこまでの知識を学習する必要はありません。
まずは、ユーザ管理、ファイル共有を学習するのが良いと思われます。
本トレーニングはここまでです。
まずはインストールから、という最初の一歩を踏み出すことが、本トレーニングの目的です。
あとはインターネットで必要に応じて学習する、Microsoftの試験勉強を通じて学習する、Microsoft認定講習に行く、等で学びましょう。
Windowsに対する正しい知識を持つ人が増えることを願っています。
以上です。