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腹起し・切ばり・火打ちの最大(曲げ・軸力・座屈)スパン入力計算を完全自動化
切ばり式中小規模仮設山留工の設計/自立式中小規模仮設山留工の設計 /推進工法用ライナープレート立坑の設計
D-YSPH for Windows32 Ver. 3.5
用 途
■構造物を地下埋設する際の掘削工法として用いられる山留工の設計を行います。 切ばり式中小規模仮設山留工および自立式中小規模仮設山留工の設計に対応。 ■計算の種類 (1) 締切り(鋼矢板、軽量鋼矢板)工の設計(切ばり式、自立式)
(2) 親杭(H形鋼)-横木矢板工の設計(切ばり式)
(3) 推進工法用ライナープレート立坑の設計
■計算の詳細
(1) 土留め(鋼矢板・H形鋼)の根入れ・断面計算(切ばり式、自立式)
(2) 土留め(鋼矢板)のヒービング・ボイリング・盤ぶくれ計算(切ばり式、自立式)
(3) 土留め(鋼矢板)のたわみ計算(切ばり式、自立式)
(4) 土留め(鋼矢板)の支持力計算(切ばり式、自立式)
(5) 支保工(腹起し、切ばり、火打ち)の断面計算(切ばり式)
(6) 土留め(H形鋼)板の計算(切ばり式)
(7) ライナープレートの種類
①円形ライナープレート(補強リングタイプ)
②小判形ライナープレート(補強リングタイプ)
③小判形ライナープレート(支保工タイプ)
④矩形ライナープレート(補強リングタイプ)
■適応基準 道路土工「仮設構造物工指針」(平成11年3月(社)日本道路協会)
首都高速道路「仮設構造物設計要領」(平成15年5月首都高速道路公団)
日本下水道事業団「仮設構造物設計」(日本下水道事業団)
コルゲート・ライナー技術協会「ライナープレート設計・施工マニュアル」(平成18年6月)
仕 様 及 び 特 徴
■締切り(鋼矢板、軽量鋼矢板)工の設計(切ばり式、自立式)
(1) 画面
①メニューバー、ツールバー、プレビュー対応のメニュー画面で、操作が大変楽に行えます。 ②データ入力が終われば瞬時に計算し、計算結果の概要から詳細までメニューのプレビュー画面(倍率設定可)
で確認することができます。また、その一部や全体を選択して印刷やページコピーも可能です。 プレビュー内容:計算結果表、印刷用の全体。 ③データ入力画面の表においては、カラムや行・列のコピーやカット、貼り付けができます。
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(2) データ入力
立坑部、路線部の形状や火打ちの有無も簡単に入力できます。
立坑部であれば、縦横の寸法と切ばりの縦横の本数を入力すれば、その間隔は自動的に割り振られます(修正
可)。路線部では、掘削幅と切ばり間隔を入力。
火打ちも、必要な箇所にチェックして、「45 ゚, 60 ゚, 30 ゚, 二重」や「ジャッキ有無」の中から選択し辺長を入
力すれば、あとは全部同様や4隅同様で簡単に設定できます。(中間杭の設定も可)
ここで設定した平面図は、即、印刷可能。計算書全体の印刷でも出力されます。
(3) 計算
①路線部(切ばり式、自立式)、立坑部の計算可(切ばり式)
②部材
山留部材の断面性能データ登録メニューで登録して使用します。(1ファイルに50 部材まで登録可)
○鋼矢板部材(切ばり式、自立式)
登録済ファイル名 内 容
Buzaiysp.no1( 7部材) YSP-Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ, FSP-VL,ⅥL
Buzaiysp.no2( 9部材) FSP-ⅠA,Ⅱ,ⅡA,Ⅲ,ⅢA,Ⅳ,ⅣA,ⅤL,ⅥL
Buzaiysp.no3(18部材)
YSP-Ⅰ,YSP-U5,FSP-ⅠA,YSP-Ⅱ,FSP-Ⅱ,YSP-U9,
FSP-ⅡA,YSP-Ⅲ,FSP-Ⅲ,YSP-U15,FSP-ⅢA,YSP-Ⅳ,
FSP-Ⅳ,YSP-U23,FSP-ⅣA,YSP-Ⅴ, FSP-VL, FSP-ⅥL
Buzaiysp.no4(15部材)
LSP-1型(4㎜), LSP-1型(5㎜), LSP-2型(4㎜), LSP-2型(5㎜),
LSP-3A型(4㎜),LSP-3A型(5㎜), LSP-3B型(5㎜),LSP-3B型(6㎜),
LSP-3C型(5㎜), LSP-3C型(6㎜),LSP-3D型(5㎜),LSP-3D型(6㎜),
LSP-5型(5㎜),LSP-5型(6㎜),LSP-5型(7㎜)
○支保部材(腹起し、切ばり、火打ち) (切ばり式) 登録済ファイル名 内 容
Buzaihgk.no1( 9部材) H-100×100×6.0× 8~400×400×13.0×21
Buzaihgk.no2(44部材) H-100× 50×5.0× 7~900×300×16.0×28
Buzaihgk.no3( 7部材) H-200×200×8.0×12~502×475×25.0×25 (リース加工製品)
Buzaihgk.no4(15部材) 広幅系列 H-100×100×6.0× 8~500×500×25.0×25
Buzaihgk.no5(15部材) 中幅系列 H-148×100×6.0× 9~918×303×19.0×37
Buzaihgk.no6(11部材) 細幅系列 H-100× 50×5.0× 7~600×200×11.0×17
Buzaihgk.no7( 5部材) ライナープレート用 H-100×100×6.0× 8~200×200× 8.0×12
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③切ばり、腹起しの段数は 30段まで計算可。(切ばり式)
④路線部は、20種類の掘削幅に対する切ばり計算を同時に行うことができます。(切ばり式)
⑤土質条件(切ばり式、自立式)
○土質条件の登録メニューにてあらかじめ登録しておけば条件データ入力時に土質条件 データを読み込むこともできます。条件データ入時に、新規登録、修正も可能。 ○土層数は 30 層まで登録可。
⑥計算内容(切ばり式、自立式)
○根入れ計算 ランキン・レザール式等により検討を行う。 ○ヒービング計算とボイリング ボイリング・ヒービングは、その選択した基準以外 計算(切ばり式、自立式) の選択も可能。 ○盤ぶくれ計算(切ばり式、自立式) 掘削底面下に被圧地下水がある場合に行う。 ○鋼矢板断面計算(切ばり式、自立式) 各基準による。 ○変位量計算(切ばり式、自立式) 計算を行わないことも可能。 ○支持力計算(切ばり式、自立式) 各基準による。 ○腹起し、切ばり、 各基準による。 火打ち計算(切ばり式)
⑦支保材(腹起し、切ばり、火打ち)指定計算について
支保材の指定をしておけば、メニュー画面で選択、切り替えで「最低部材から順次計算する」ことも、「指
定部材で計算する」こともできます。
⑧切ばり式山留工(切ばり複数段)で、必要に応じて自立の計算を行うことができます。
⑨路線部においては、端部(右端部、左端部)の設計が可能です。(例:右端部)
⑩立坑部・路線部とも、支保材(腹起し、切ばり、火打ち)の計算スパン(曲げ、軸力、座屈-鉛直・水平)は、立坑部
であれば縦横の寸法、路線部であれば掘削幅・切ばり間隔と、掘削幅等の寸法入力に関する設定(①土留め
の中心間距離 ②土留めの内々間距離 ③土留めの外々間距離)、隅の火打ち一辺長の寸法入力に関する設定
(①腹起し厚を考慮しない ②腹起し厚の半分を考慮する)を行うのみで、完全に自動計算されます。
自動計算した結果を確認して、スパンを直接入力することができます。
また、各項目スパンごとに「腹起しの中心まで」あるいは「腹起し厚さを入れる」など、大変細かい決め事
がありますが、これも設定・変更できます。
これらのスパンは、プレビュー・印刷時に、立坑平面図・路線平面図に詳細に表示されます。
自動計算した結果確認とスパン直接入力の画面
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【印刷時-例:腹起しの最大曲げスパン-X方向】 【印刷時-例:切ばりの最大軸力スパン-Y方向】
H:腹起し部材厚さ B:切ばり部材厚 (4) 印刷
①手計算でもチェックできるように詳細にプリントアウト。 条件から結果一覧表までを網羅し、必要に応じて計算過程の条件図、土圧図などのプリントアウトが可能。
根入れ計算、土留め断面計算においては、主働土圧・水圧・受働土圧の土層ごとの詳細計算や図も必要に応
じ出力できます。
必要とするプリントアウト項目を選択して、部分出力が可能。 ②画面に表示するものと印刷するものはまったく同じなので、1ページ印刷、全体印刷やページコピー(ワー
ド等への貼り付け可)など、画面を見て任意に印刷やコピーができます。
③A4サイズで、縦置き、横置きどちらの設定もでき、ページ(開始番号指定、ページ位置指定、飾り選択)
出力、カラー出力、文字フォント、文字サイズ(10、10.5、11ポイント)も選択可能。
表示機能として、1ページごと、2ページごとの表示やサムネイル(全ページを一度に表示)が選択可能です。
また、結果のメール送信等に対応するため、PDF出力が可能です(“PDF Writer”が無くても出力可)。
④マニュアルをシステムに組み込み計算中にいつでも見られるようにしました。
ただし、※1 Adobe Acrobat ReaderをWindowsシステムにセットアップしてください。
(※1)Adobe Acrobat Reader は、http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep.html からダウンロ
ードできます。
■親杭(H形鋼)- 横木矢板工の設計(切ばり式、自立式) (1) 画面
締切り工の場合と同じ。
(2) データ入力
締切り工の場合と同じ。
(3) 計算
①路線部(切ばり式、自立式)、立坑部(切ばり式)の計算可。
②親杭(H形鋼)(切ばり式、自立式)、腹起し(切ばり式)、切ばり(切ばり式)、火打ち(切ばり式)等の部材は、
締切り工の支保部材と同じ。
③切ばり、腹起しの段数は 30段まで計算可。(切ばり式)
④路線部は、20種類の掘削幅に対する切ばり計算を同時に行うことができます。(切ばり式)
⑤土質条件(切ばり式、自立式)
締切り工の場合と同じ。 ⑥計算内容(切ばり式、自)
○根入れ計算(切ばり式、自立式) 各基準による。
○親杭の支持力計算(切ばり式、自立式) 各基準による。
○親杭の断面計算(切ばり式、自立式) 各基準による。
○腹起し、切ばり、火打ち計算(切ばり式) 各基準による。
○土留板(横木矢板の計算)(切ばり式、自立式) 各基準による。
(4) 印刷
締切り工の場合と同じ。
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■推進工法用ライナープレート立坑の設計
(1) 画面
締切り工の場合と同じ。
(2) データ入力
①ライナープレートの平面、断面の寸法等の入力は、 プレビュー画面を見ながら行います。 プレビュー画面は印刷も可能です。
②ライナープレートの天端、地表(GL)天端深さを入力できます。
例えば、
地表(GL)天端深さ=ライナープレートの天端深さ
地表(GL)天端深さ<ライナープレートの天端深さ(例)
地表(GL)天端深さ>ライナープレートの天端深さ
のケースに対応します。
③土質条件等について 地層毎に土質条件の入力が可能です。また、地下水位も必要に応じて考慮できます。
(3) 計算
①ライナープレートの種類による計算内容
ⅰ 円形ライナープレート(補強リングタイプ)
土圧強度の算定、横断面の検討(座屈に対する検討、元たわみを考慮した場合の応力度の検討)
ⅱ 小判形ライナープレート(補強リングタイプ)
土圧強度の算定、横断面の検討(座屈に対する検討、応力度に対する検討)、縦ばりの検討、切ばりの検討
ⅲ 小判形ライナープレート(支保工タイプ)
土圧強度の算定、横断面の検討(半円部の座屈に対する検討、応力度に対する検討)、縦ばりの検討(4 本
~14本)、腹起しの検討、切ばりの検討
ⅳ 矩形ライナープレート(補強リングタイプ)
土圧強度の算定、横断面の検討(設計断面力の検討、短辺側・長辺側の応力度に対する検討)、補強リン
グの検討
ⅰ ⅱ ⅲ ⅳ
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②部材
部材の断面性能データ登録メニューで登録して使用します。(1ファイルに50 部材まで登録可)
○ライナープレート
登録済ファイル名 内 容 Buzailiner.no1( 1部材) 板厚 2.7mm 3.2mm 4.0mm 4.5mm 5.3mm 6.0mm 7.0mm
○補強リング(H形鋼)、縦ばり(H形鋼)、腹起し、切ばりの各項目ごとに選択可
登録済ファイル名 内 容
Buzaihgk.no1( 9部材) H-100×100×6.0× 8~400×400×13.0×21
Buzaihgk.no2(44部材) H-100× 50×5.0× 7~900×300×16.0×28
Buzaihgk.no3( 7部材) H-200×200×8.0×12~502×475×25.0×25 (リース加工製品)
Buzaihgk.no4(15部材) 広幅系列 H-100×100×6.0× 8~500×500×25.0×25
Buzaihgk.no5(15部材) 中幅系列 H-148×100×6.0× 9~918×303×19.0×37
Buzaihgk.no6(11部材) 細幅系列 H-100× 50×5.0× 7~600×200×11.0×17
Buzaihgk.no7( 5部材) ライナープレート用 H-100×100×6.0× 8~200×200× 8.0×12 ○補強リングの連結用ボルト
登録済ファイル名 内 容 BuzaiBolt.no1( 1部材) M16 M18 M20 M22 M24
③便利な計算機能について
メニュー画面
左のオプションボタンをクリックする だけで、即、計算し結果が表示されます。
○部材指定計算が可能です。 ライナープレート、補強リング、継手ボルト、縦ばり、腹起し、切ばりの各部材は、最低部材から順次計
算する方法と、部材を指定して計算方法を選択可能です。(メニューの最低部材から又は指定部材をクリ
ックで計算・表示完了)
○ライナープレート、補強リングの自動計算が可能です。 ⅰ.入力値(補強リングの段数とその深さ)で計算する(メニューの入力値計算をクリックで計算・表示完了)ことも、
ⅱ.自動計算で求めることも可能です。 次の条件での自動計算が行えます。 ・計算上適正な補強リングの設置深さを計算する。(メニューの計算値をクリックで計算・表示完了) ・できるだけ補強リングの設置間隔を統一する。(メニューの均等間隔をクリックで計算・表示完了)
○補強リングは、各段ごとに計算・出力することも、補強リングの間隔が同じ部分ごとに計算・出力するこ
とも可能です。
(4) 印刷 締切り工の場合と同じ。
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価 格 等 ■価 格 D-YSPH for Windows32 Ver3.5 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・¥ 262,500(税込)
マニュアルは、システムの中にPDFファイルで入っております。製本したものが必要な場合は、有料となります。(税込価格:¥3,150)
■提供形態 CD-ROM
■適用機種 Windows-2000/XP使用の機種
お問い合わせは
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切ばり式中小規模仮設山留工設計サンプル画面
基本メニュー画面 入力画面
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計算結果(プレビュー画面)
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計算結果
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推進工法用ライナープレート立坑の設計サンプル画面
基本メニュー画面 入力画面
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計算結果
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