鳥鳥人間人間ココンテストンテスト 参参加加ししてて〈〈1〉1〉€¦ ·...

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《はじめに》《はじめに》 私たち鳥科は、讀賣テレビ放送株式会社主催の鳥人間コンテスト選手権大会の滑空機部門への出場及び上位入賞を目指し、2004年に発足した団体です。2013年から現在の部室がある葛飾キャンパスへ拠点を移し活動しています。 今年も鳥科は、滑空機部門への出場を果たし、203.72m、第8位という結果を残すことができました。今回はそれまでの鳥科の軌跡を簡単に皆様にご紹介したいと思っております。

《鳥科について》《鳥科について》 まずは鳥科について簡単に紹介します。

部 員 数 79名(男子が60名、女子が19名)

構 成 翼班、コックピット班、電装班、接合班の4班が活動

活動頻度 ほぼ毎日授業終了次第活動場所 部室及び廊下

 上の表の通り、部員がとても多いのが鳥科の特徴で、他の学生鳥人間チームと比較してもその規模は最大級です。所属する学部も様々で、工学部、基礎工学部など葛飾キャンパスにある学部は勿論のこと、理学部など神楽坂キャンパスに所属している学生も作業に参加しています。また二部生もおり、

異なった様々な学問的な観点から、運営、設計、製作ができるのも、鳥科の面白いところの一つです。 また私たちが製作する滑空機は翼の端から端までが25m以上に及ぶ非常に大きなものなので、製作箇所ごとに4つの班(翼班、コックピット班、電装班、接合班)に分かれて様々な作業を同時並行で行っています。

・ 翼班 主翼、尾翼の製作を担当・ コックピット班 パイロットが乗り込むコックピット周りの製作を担当

・ 電装班 尾翼の電装、リンク機構やコックピット周りの操舵関連の製作を担当

・ 接合班 滑空機の骨格となる桁の接合部、リンク部品の製作を担当

 活動頻度は平日休日問わずほぼ毎日、4つの班のいずれかが作業を行っています。また、鳥科の活動への出席には強制力はなく、各人が自分のペースに合わせて好きな日、時間で作業に参加できるような形をとっています。 活動場所は体育館棟の部室と廊下ですが、実際の機体製作はほとんどを廊下で行っています。部室は翼やコックピット、工作機械などを保管すると一杯になってしまい、やむを得ず廊下で作業しているのが現状です。

東京理科大学鳥人間サークル-鳥科平成28年度代表 平成28年度代表 澁谷 朔澁谷 朔

鳥人間鳥人間コンテストコンテストにに参加参加して〈1〉して〈1〉

<廊下での作業の様子><廊下での作業の様子>

<2016年度機体「Gerbera」のテイクオフ><2016年度機体「Gerbera」のテイクオフ>

16・10 理窓

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ながらも何とか今年はロールアウトに間に合うことができました。6月に入り、ロールアウトした機体に実際にパイロットが乗り込み、テイクオフ練習を行うテストフライトを3回、葛飾キャンパスと野田キャンパスで実施しました。そしていよいよ7月に入り、機体の重心位置や総重量を確認するために、体育館で本番同様に機体を全て組み立てる最終確認を行い、大会に向けて出発しました。

《鳥人間コンテスト本番》 2016年7月30日(土)、いよいよ大会本番を迎えました。朝の7時あたりから琵琶湖湖岸の駐機場からプラットホームに向け、機体を移動し始めました。移動途中で、理窓会、こうよう会の方々から激励をいただき、また理事長もお見えになり、チーム一同歓喜しました。 いよいよプラットホームに機体が上がり、飛行前の最終点検を行いました。そして、パイロットが乗り込み、Gerberaは飛び出しました。離陸の瞬間は今までの練習で見てきた中でも一番美しく、今でも脳裏に焼き付いています。そして、30秒ほど琵琶湖の宙を舞い、Gerberaは着水しました。 結果は203.72m(第8位)で、目標にしていた300mには届かず悔し涙を見せる人もいました。しかし、最後の集合写真を撮る時には自然と全員が笑顔になることができました。結果への捉え方は人によって様々ですが、2016年度の鳥科の活動を全員が笑顔で終えられたことに代表として心の底から良かったと感じました。

《 謝辞》 鳥科は学生支援課・警備員・清掃員・理窓会・こうよう会の皆様など、多くの方々のご協力があって成り立っています。この場をお借りして、感謝の気持ちを述べさせていただきます。本当にありがとうございました。

《鳥科の一年》 「300m飛んで上位入賞」を狙う。それが今年の目標でした。この大きな目標に向け、今年度は2015年の8月から活動を本格的に開始しました。

2015年  8月 代替わり9月 全国鳥人間交流会10月 HCD11月 理大祭12月 鳥科OBOG活動報告会

2016年  2月 出場申込書作成3月 出場当選発表4月 新歓5月 全機ロールアウト6月 テストフライト7月 鳥人間コンテスト

 2015年は本番機の設計が完成するのを待ちつつ、大会に向けて様々な製作方法を試す試作を繰り返し行いました。さらに鳥科の活動内容を広く内外へアピールするためにHCDや理大祭などの大学の催しに精力的に参加しました。 2016年になり2月から大会事務局に提出する機体の設計図やチームのアピールなどを記載する出場申込書の作成を開始しました。この書類の審査によって大会に出られるかどうかが決まるので、チーム一丸となって朝から晩まで書類作成に取り組む毎日でした。3月になり無事大会に出場ができることが決まり、チーム内にあった不安が安堵に変わり、また「300m飛んで上位入賞」という目標を何が何でも達成するという強い思いが改めて私たちを奮い立たせました。 そして、大会がある7月まで怒涛の日々が続きます。5月末日の全機ロールアウトに向け、毎日のように作業が行われ、色々なトラブルに見舞われ

<大会後の集合写真><大会後の集合写真><右端が代表の澁谷朔、<右端が代表の澁谷朔、

左隣りがパイロットの倉上真樹>左隣りがパイロットの倉上真樹>

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