ブロック・コード活用術! 《超絶フレーズのテクニック解説 …SUPER ULTRA...

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SUPER ULTRA JAZZ PIANO

超絶への道~このフレーズを弾けるようになるにはコイツを練習するべし~

ゴージャス&リラックスなブロック・コードを弾け! ブロック・コード奏法と言ってもいろいろあるが、ここではレッド・ガーランドがよく使う「右手オクターヴ(+1音)+左手 4音ボイシング」を使っている。ビッグバンドの「tutti」(全員で演奏する)をイメージするといいだろう。 ゆったりと後ろに乗り、最高にハッピーにスウィングしよう! これをマスターすれば、ソロ演奏能力が格段にアップすること間違いナシ!

ブロック・コード活用術!No.25

 右手のオクターヴ奏法はボールをつかむようなイメージで弾けるといいだろう。ただし力を入れすぎると表現がしづらいので注意してほしい。 右手は、オクターヴの間に1音挟んで演奏する場合も多い。これがスパイスとなり、サウンドに微妙に影響してくる。その音の選び方について。例えば 1小節目の1音目は、F△ 7に対して右手の中に9度音であるソを入れてボイシングしている。ファやラでも問題ないと思うのだが、いろ

いろ試してみるといいだろう。 フレーズの抑揚に合わせて、ダイナミクスをコントロールして平たい演奏にならないように心がけよう。どの音にアクセントをつけるか、というより、どこの音を「飲む」のかを考えて弾くと、非常に陰影のある味わいフレーズになるだろう。その際はペダリングも大切で、踏みっぱなしはNG! サウンドの変わり目でうまく踏み替えよう。例えば2小節目に8分音符でシンコペーションしている音を弾く

模範演奏Track 49カラオケTrack 50

《 超 絶 フ レ ーズ の テ ク ニ ッ ク 解 説 》超絶POINT.1

超絶POINT.2

右手のオクターヴ奏法はボールをつかむようなイメージで!

ペダリングも重要、音が濁らないように気をつけよう!

楽曲のキーテンポ

使用しているテクニックは……

→右手オクターヴ+左手コード→レッド・ガーランド風

F♩=100

瞬間に離し、2小節目の1拍目アタマで踏む、という感じだ。踏むのは少し遅れても構わないぞ。鍵盤を押し下げている間に踏めばいいのだから。 大名盤『マイルストーンズ』で、ピアノ・トリオで演奏している「ビリー・ボーイ」は必聴。

基礎練習からの応用フレーズ

常套スケール活用フレーズ

ジャンル別フレーズ

超絶中の超絶フレーズ

マイルス・デイヴィス『マイルストーンズ』参考曲「ビリー・ボーイ」

 8分音符のウラを強調する練習。しっかりと3連符を感じてほしい。ゆっくりしたテンポのほうが間が持たなくて難し

いと思うが、これでスウィングできれば言うことナシだ。

 ブロック・コードにアクセントを付ける練習。上がるフレーズ、下がるフレーズに合わせて、2小節かけてクレッシェ

ンド、デクレッシェンドするのだが、その中に細かくアクセントを付けてみよう。難しいが、効果はバツグンだ。

ち ょ う ぜ つ

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