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ロジックモデルワークショップ大学評価担当者集会2016
演習課題について ワーク1︓ロジックモデルを体感してもらうために、
比較的単純な構造となっている演習→6カ年計画1
ワーク2︓複雑な構造である上に、ロジックモデルの内容が想定する前提条件等により変わる演習→6カ年計画2
A4のワークシートを用意しているので、そちらに記入してロジックモデル作成と指標の設定を⾏ってください。
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ワーク1 成果 演習課題を各自読んでください• 最初に「成果」が何かを明確にし、ワークシートに
記入しましょう• 同時に指標も記入してください• 成果(outcome)とは計画が順調に実施された
場合に達成される状態を意味し、計画を実施した後に起こる変化や違いを表します
• 成果は一つとは限りません
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成果の記⼊例 科学研究費補助⾦の採択率の(10%)向上• 他に書いた⽅はいませんか︖• 科学研究費補助⾦の採択率が向上するために
はどのような状態になっていれば良いのでしょうか
• 科学研究費補助⾦の採択者の増加
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成果に関する指標 科学研究費補助⾦の採択者の増加と科学研
究費補助⾦の採択率の増加なので・・・• 科学研究費補助⾦の採択者数と科学研究費
補助⾦の採択率となり、後者は目標値10%向上となります
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ワーク1 結果 結果が何かを明らかにし、ワークシートに記入し
ましょう 結果は測定可能かつ具体的で、活動から直接
導かれる内容です
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結果の記⼊例7
• 科学研究費補助⾦の応募者の増加• では指標は何を設定できるでしょうか
結果の指標例8
• 科学研究費補助⾦の応募者数、場合によっては応募率
投⼊と活動 演習課題の内容に沿って、投入と活動に該当
するものを記入してください 演習課題に書かれていないものでも、自身の大
学の⽴場に⽴って必要と思われる投入と活動の内容を適宜補ってください
指標も整理して記入してください
• 記入した内容について、隣の⽅と相互に説明して話し合ってください
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投⼊と活動の記⼊例投⼊ 活動
内容 ・URA等の支援者の確保・担当事務職員の確保・各種支援制度の予算
・説明会の実施・提出前チェック制度・URAによる研究室個別訪問・担当職員への研究企画・研究評価に関するSDの実施・A評価不採択者への支援・経営学部における申請者に対する研究費追加配分・工学部における申請しない教員への研究費減額措置
指標 ・URAの配置数・事務職員の配置数・各種支援制度の予算額・研究計画書の公開数
・説明会の実施回数、出席者、出席率・提出前チェック制度の利用者、協⼒教員数・URAによる研究室個別訪問数・提出支援⾦制度の利用件数・SD参加人数・A評価不採択者への支援制度の利用者、支援額・経営学部における申請者に対する研究費追加配分対象者、配分額・工学部における申請しない教員への研究費減額措置対象者、減額額
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まとめ 投入→活動→結果→成果と論理的に順番を
追ってつなげられるか⾒直してみることが必要 単線的につながるばかりでなく、複線的につなが
る場合もある 成果は時間の経過とともに変化する場合がある
ことに注意が必要→短期と⻑期あるいは短期・中間・⻑期と分ける
⻑期によって導かれる社会的変化をインパクトと呼ぶ場合もある
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ワーク2 演習課題を各自読んでください• 最初に「成果」が何かを明確にし、ワークシートに
記入しましょう• 今回の成果は複雑なため、短期と⻑期に分けて
論理的つながりを考えます• 指標は考えず、内容の部分を考えてください
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成果の記⼊例短期アウトカム ⻑期アウトカム
内容 ・学生の「国際感覚が涵養」される。 ・「グローバル化」が進む
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投⼊・活動・結果 投入・活動・結果それぞれについて記入をしてく
ださい それぞれに書かれた内容が論理的につながるも
のかどうかも考えてください• 投入・活動・結果それぞれについて記入した内
容を前後左右の⽅に紹介し、意⾒交換をし、必要に応じ適宜修正をしてください
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投⼊・活動・結果の記⼊例投⼊ 活動 結果
内容
・グローバル戦略室や国際交流関係の教職員・海外の協定校拡大のための活動経費・英語で⾏う科目の担当教員・TOEIC受験料・500万円支援⾦
・グローバル戦略室の設置・海外の協定校先訪問・海外の協定校候補の選定・「各種支援策」の実施と拡充→ 英語で⾏う科目の設置、TOEICテスト義務化(成績に組み入れ)、特別講習の実施、海外渡航の⾦銭的支援の制度設計 、(1週間程度の)スタディツアーの規格と実施、海外での説明会の実施、英語のみで卒業できるプログラムの検討 、学生寮の混住学生寮化英語カフェの開設
・海外の協定校の増加・「各種支援策」を拡充→ 英語で⾏う科目数、TOEICテスト受講者数・海外渡航の⾦銭的支援、(1週間程度の)スタディツアーの増加、受け入れ留学生の増加
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指標の設定 それぞれの項目(投入〜⻑期アウトカム)に関
する指標の設定を⾏いましょう 近くの⽅(前後左右)と相談しながら記入して
ください
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指標の記⼊例投⼊ 活動 結果 短期アウトカム ⻑期アウ
トカム
指標 ・グローバル戦略室や国際交流関係の教職員数・英語で⾏う科目の担当教員数・TOEIC受験料
・協定校拡大のための新規訪問校、そのための予算、学内での呼びかけ回数・「各種支援策」の実施と拡充(省略)・海外説明会実施回数
・海外の協定校数(目標値10校から15校へ)・「各種支援策」の指標→英語で⾏う科目数および履修人数の増加率・受入学生(10%増)・派遣学生(20%増)
全学の学生に占める英語科目履修者比率・TOEICのスコアが600点を上回った学生数・同730点を上回った学生数・海外に住む外国人の友人数(メール回数)
・海外に本部もしくは営業拠点や支社、支店を持つ企業に採用された学生数
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まとめ 結果に⾄るまでに複数の経路が生じる場合
がある 抽象的な文言(大学のグローバル化、学
生の国際感覚の涵養)はそれをどう定義するかで、論理展開や指標内容が大きく変わる
短期アウトカムと⻑期アウトカムとの間に、「国際的な活動を⾏っている卒業生が増える」といった項目が入ることもある
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最後に ロジックモデルは本来、評価の結果として作成さ
れたもの→次の⾏動や計画に反映させることが主旨
評価担当者あるいはIR担当者からすると→計画⽴案支援や評価の観点から、指標策定とそのモニタリングが、評価担当者あるいはIR担当者の活動領域として、認知され始めている
ロジックモデルを⾒直し、進捗管理を⾏っていく過程で、関係部署と意思疎通を⾏い、計画と評価に関するコンセンサスを形成することが重要
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