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「REDLINE COLLECTIBLES」にケイムバック! では改めてご紹介しましょう。

「REDLINE AUTOMOTIVE」は、約20 年前より実車の販売や修理を行なう店としてオープン。ミニカーショップである「REDLINE COLLECTIBLES」は、12〜13 年前から販売をスタートしたという。その品揃えは1960〜70 年代のアメリカ車を中心としたミニカーやプラモデルがメインで、それらに付随する雑貨なども置いてある。今ではネットでのやりとりも増えたそうだけど、小さな問屋さんやアンティークショップの掘り出し物も見逃さぬよう、年に数回はアメリカのカリフォルニアからラスヴェガス方面へと買い付けに行っているそうだ。 ウッディな店内に整然と積まれた想像を超える数のミニカーやプラモデルたち。しかもアメリカのミニカーは“ミニ”と言っても1/18スケールモデルも多く、ティッシュボックスサイズのカラフルなそれらが「ドーン ! 」と積まれている一角は迫力がある。またふたつあるカウンターのそれぞれに椅子が置かれ、ひとつはレジ前に設置されていてお店の方と長話しをしても許されそうなムードがあり、もう一方はマシーン製作やレス

トア風景を見下ろせるようになっている。この日はコルベットC2のレースカーを製作中で、すでに塗装を終えた美しいソレがリフトに上がっている姿は、まるで大きなプラモデルのようにも見えた。涼しい室内からその作業風景をしばらく眺めていても飽きないだろう、と想像できる。 カウンターで色 と々お話を伺っていると

「ちょっといいですか?」と、先ほどから店内を見ていた男性がスタッフの方に声をかけてきた。すっかり話に夢中になってしまい恐縮しながらお客様に場所を譲る。その方は映画「60セカンズ」の劇車として登場したフォード・マスタングGT500 エレノア

( 1967)を探していた。このモデルは人気があるのだそうだ。初めてこちらを訪れたというその男性は最近ミニカーのコレクションを始めたそうで、エレノアは手に入れたい一台なのだとか。「アメ車は排気量にしろ、サイズにしろ、ムダさがいいですよね。それが今見てもカッコいい」とその男性。

「うん、うん」頷く3 人(=スタッフ、お客様、いつのまにかイイダも……)。ディスカバリーチャンネルで放送されているアメ車のレストア番組などもよく見ているそうで、その

インドアカークラブとは―自動車ライターをはじめ、ドライビングインストラクターやコメンテーターなど、クルマにまつわる様々なジャンルで活躍中。その実は根っからのクルマ好き。中でもミニカー集めが大好きな飯田裕子が、インドアでもクルマが楽しめる場所をゆるゆるとご紹介。運転するだけでは見つけられない、クルマの新しい魅力をお届けします。

REDLINE COLLECTIBLES(レッドライン コレクティブルズ)神奈川県横浜市港北区新羽町889営業日:平日・土曜12:00〜20:00/

日曜・祝日12:00〜18:00(水曜日定休)

Tel.045-545-9111http://www.redline-toys.com

に改装や商品の陳列が終わっていないこと、この後アメリカに買い付けに行くそうで、その後ならもっと品揃えが増えることなどを伺う。「とりあえず棚に収めた」というミニカーは、初めて訪れた私たちにとってはもう充分という数があり、壁や棚、ショーケースやテーブルに積まれている。それだけでかなり本格的なショップだと察することができた。スタッフの方は「どんなミニカーがお好きなのですか?」と聞いてくださったり、「移転してアメ車のレーシングカー製作をする会社(アドバンスオート)と一緒に運営するようになったので、2 階からはファクトリーも眺められるんですよ」などと、お客さま対応も気さくながら丁寧で優しい。我々は実は、かの有名な

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インドアカークラブ隊員であることを隠し、屋根裏にいる2 匹のネズミのごとく陳列棚の間をチョコマカ&キャピキャピと見回り、「では、改装後にまた来ま〜す!」とお礼を言ってガレージを後にしたのであった。 そして某日、我々は黒い外壁のファクトリーを奥に進み、トントンと階段を上がり、

ほかにも「ワイルドスピード」や「ブリット」など他の映画に登場するクルマの話でついつい盛り上がってしまった。その方が「そろそろ……」とおっしゃらなければ、ずっと話していられそうなほど。 映画大国アメリカでは劇車をミニカーとして販売することが多いのだ。先のエレノアをはじめ、スティーブ・マックイーン主演「ブリット」に登場するフォード・マスタング( 1968)、「刑事スタスキー&ハッチ」に登場するフォード・グラントリノ( 76)、「アメリカン・グラフィティ」や「バック・トウ・ザ・フューチャー」、「キル・ビル」「ザ・ブルース・ブラザース」etc……挙げたらキリがないが、日本で放映されずともアメリカで話題になったものを含め、こちらではそういった劇車を多く取り扱っている。 決して広くはないけれど、だからこそ余計に、移設したばかりのこのお店にも1960〜70 年代の旧き佳きアメリカ車のニオイがすでに詰まっていた。今では環境規制がとても厳しく、それでもカー・カルチャーは根を張り、クルマを愛する人たちが息づくカリフォルニアに思いを馳せる……。ドライブ後のディナーの席でふたりのオンナが盛り上がった話題も、取材後の車中の話も、内容は想像がつくのではないかしら。ふふふっ、なんて仕事熱心なワタシたち !「Oh yeah!」(笑)。

R E D L I N E C O L L E C T I B L E Sreport:飯田裕子 Yuko I ida | photo:加藤純也 Junya Kato

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募 集 中読者のみなさま秘蔵の“インドア”なお店をご紹介ください。近所のミニカーショップ、ラジコンサーキット、カーグッズが店頭に並ぶ飲食店などなど、クルマ+インドアに関するもの

であれば何でもOK!こちらで選定し、取材させていただきます。紹介したいお店の「店名、住所、電話番号、お店のアピールポイント(あれば画像も)」を明記のうえ、下記住所または

メールアドレスへご応募ください。

〒153-0063 東京都目黒区目黒1-6-17 目黒プレイスタワー10F「インドアカークラブ」係/E-mail:icc@cargraphic.co.jp

ウ隊員。そう、口コミで知った一軒のミニカーショップへと走ったのでした。仕事熱心? いや、趣味か?(笑) ホームページの情報によると、そこは実車の販売も行なうお店で、最近移転したばかりだそう。ナビゲーションの案内に従って大通りから路地へ……。「ここで合ってるのかなぁ」とそのまま進むと、外壁をブラックに塗られた倉庫風のファクトリーガレージに「REDLINE AUTOMOTIVE /REDLINE COLLECTIBLES」とある。

アメリカンな雰 囲 気だ。「Oh yeah!」 アメリカ車のレストア作業をしていた男性が「いらっしゃい」と優しく声をかけてくださり、ミニカーを見に来た旨を伝えると、階段を上がった2 階にミニカーショップの「RED LINE COLLECTIBLES」があることを教えてくださった。そしてその先で迎えてくれたスタッフの方から、まだ完全

 ある日の昼下がり、ソウルレッドのマツダ・ロードスターで第三京浜道路を横浜方面へとドライブに向かうふたりのオンナがおりました。その日のプランはこうです。「ドライブして、そのあとご飯を食べよう!」。ただしミーティングの末、ドライブをして向かった先は……。「第三京浜の港北インターを降りたあたりに、アメリカ車系のミニカーの品揃えがすっごいお店があるって業界の先輩が教えてくれたの」と隊長イイダ。すると

「いいですねぇ、行ってみましょうっ ! 」とイト

直接アメリカに買い付けに行っているため、デッドストックなど稀少モデルも取り扱っているのもお店の特長。ドラッグレースの世界では伝説的な「スネーク&マングース」。そのドライバーご本人のサイン入りモデルなどはとても珍しい。

1階にはアメリカ車専門店として、販売や修理、整備、レストアなどを行なう「REDLINE AUTOMOTIVE」があり、2階にアメリカ車のミニカーを取り扱う「REDLINE COLLECTIBLES」がある。

移転前はファクトリーとショップは分かれていたが 、移 転 後 に は「 R E D LINE COLLECTIBLES」のカウンターから、ピット作 業を眺 めることができるようになった。

イイダ隊長も思い出深いという「Hot Wheels」のミニカー。エアロがついていたり、派手なボディペイントが施されているのがとてもアメリカらしいモデルだ。GMやフォードのデザイナーを集めて作っていたそう。

クルマ本体だけでなく、1/18スケールモデルをリフトアップできるものや、ダッジやフォードなどのエンジンのミニチュアモデルも販売。商品はネットショップ(http://redline-toys.com)から購 入することもできる。

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