RT-flex - 株式会社IHI 大型低速電子制御エンジンとして最長の10年以上の実績...

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DIESEL UNITED, LTDDIESEL UNITED, LTD

2012

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RT-flexコモンレール式電子制御エンジンの特徴

10年以上の実績と確立された信頼性

低燃費率と低NOx排出率の両立

シンプルな構造

スマートかつシンプルな制御システム

その他のメリット(自動状態診断システムとの親和性、低負荷連続運転への対応)

RTRT--flexflexエンジンは、エンジンは、 コモンレール式燃料噴射システムを適用しているコモンレール式燃料噴射システムを適用している

唯一の大型低速エンジンです。唯一の大型低速エンジンです。

RT-flexエンジンの特徴

RTRT--flexflexエンジンの特徴エンジンの特徴

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大型低速電子制御エンジンとして最長の10年以上の実績

電子制御エンジンでは、50%のマーケットシェア

確立された信頼性

RT-flexエンジンの実績、マーケットシェア

3

4

479台の RT-flexエンジンが就航

2011年8月末までの実績

125 x RT-flex50

40 x RT-flex58T-B

26 x RT-flex60C

19 x RT-flex68

25 x RT-flex82C

15 x RT-flex82T

30 x RT-flex84T-D

199 x RT-flex96C

RT-flexエンジン世界初号機:

2001-11月

HHI-6RT-flex58T-B

10年以上の実績!

RTRT--flexflexエンジン型式別実績(就航台数)エンジン型式別実績(就航台数)

4

大型低速電子制御エンジンに占める RT-flexエンジンのシェアは約50%です。

RTRT--flexflexエンジンエンジン 電子制御機関でのマーケットシェア電子制御機関でのマーケットシェア

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機械式エンジンとRT-flexエンジンの燃料消費率の差

低燃費率と低NOx排出率の両立

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SFO

C (

燃料

消費

率)

Flame temperature (火炎温度)

NOXSFOC

機械式エンジン

RT-flexエンジン

NO

xEm

issi

ons

燃料消費率とNOx排出率は、相反するものですが、RT-flexエンジンでは、

燃料消費率の悪化を最小限に抑えつつ、NOx排出率規制をクリアできます。

低燃費率と低低燃費率と低NOxNOx排出率の両立排出率の両立

7

158

160

162

164

166

168

170

172

174

176

178

20 30 40 50 60 70 80 90 100

主機関負荷(%)

燃料

消費

率 

(g/kW

-hr)

6RT-flex58TD LOW-LOAD Tuning

6RT-flex58TD DELTA Tuning

6RTA58T-D

6RTA/-flex58T-D(10,000kWx95min-1) の例

特に部分負荷域では、機械式エンジンとRT-flexエンジンの燃費には大きな差があります。

Δ7.8g/kW-hr

RT-flexエンジンは、契約時に使用状態に応じたチューニング方法を選択いただくことが出来ます。

約約216216トントン//年の燃節!年の燃節!

算出条件算出条件

MCR=10000kW x 95min-1

運転時間:5000hr/年

80%負荷:3000hr 60%負荷:1000hr 40%負荷:1000hr

Δ5.7g/kW-hr

Δ8.1g/kW-hr 機械式機関

燃料消費率の比較例燃料消費率の比較例

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油圧生成部と制御部分を分離

シンプルな構造

Sea Japan 2012 9

レールユニット

WECS-9520制御装置

サプライユニット(油圧生成部)

燃料ポンプ

カム軸

カム軸付歯車

始動空気管制弁

逆転サーボモータ

燃料連桿

VIT 装置

VEC 装置

排気弁駆動装置

RTA(機械式エンジン)

RT-flex(コモンレール式電子制御エンジン)

(タイミング制御部)

油圧生成部とタイミング制御部

を独立することで、シンプルかつ

フレキシブルな制御を実現

RTRT--flexflexエンジンの構造エンジンの構造

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自動逆洗フィルター

レールユニット

・燃料レール

・サーボオイルレール

・燃料噴射/排気弁制御装置

・レールバルブ(高速電磁弁)

サプライユニット

・燃料ポンプ

・サーボオイルポンプ

排気弁ストロークセンサー

クランクアングル

センサー

機側操縦台

WECS-9520制御箱

・FCM20WECS=Wärtsilä Engine Control System

FCM=Flex Control Module

RT-flex50

Simple! Simple!

RTRT--flexflexエンジンの概観エンジンの概観

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WECS(WÄRTSILÄ Engine Control System) 分散制御コンセプト

コンピュータモジュールの役割

リモコン、ガバナ、エンジンの関係は従来と同じ

スマートかつシンプルな制御システム

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コンピュータモジュールは、FCM20 の11種類のみ種類のみ

各シリンダに1個装備されているFCM20が、各シリンダの制御と共に機関全体に

関わる制御を分散して行います。

コンピュータモジュールが1種類しかない為、

万が一の不具合発生時も対応が非常に容易です。

信号系統だけでなく、

各レールの圧力監視など

も2重化されています。

WECS WECS ((WWÄÄRTSILRTSILÄÄ Engine Control System)Engine Control System)

分散制御コンセプト分散制御コンセプト

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FCM20

各FCM20が、各シリンダの燃料インジェクション、排気弁開閉、始動弁の

制御を行なうと共に、フィードバック信号を監視しています。

経年劣化などによるタイミングのずれは、自動的に補正されるため、経年

劣化による機関性能の低下が最低限に抑えられます。

WECS WECS ((WWÄÄRTSILRTSILÄÄ Engine Control System)Engine Control System)

各各FCM20FCM20の役割の役割

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自動状態診断システム、トラブルシューティングなどとの親和性が高い

低負荷連続運転への対応が容易

その他のメリット

Sea Japan 2012 15

自動状態診断

測定結果、計測結果に基づき状態指数を算出、これにより状態に応じた保守計画を立てることができ、

ライフサイクルコスト削減に寄与します。例えば、RT-flex電子制御エンジンの場合、1つ1つの電磁弁(

ICU)の動きをモニターすることにより、非常に精密な状態診断が可能となり、予防保全、また、保守作業

の最小化が図れます。

最適オペレーションの設定自動状態診断で算出された状態指数に基づき、注油率、燃料噴射タイミング(FQS)及び掃気温度の設

定を各部品、状態の状態にあわせた最適設定値を算出します。

トラブルシューティング

異常情報を検知すると、各種測定値などの情報に基づき自動的に推定故障部品、要因が可

能性の高い順番にリストアップされ、復旧時間の短縮、異常状態の早期発見ができます。

RT-flex電子制御エンジンには多くのセンサーが装備されていることか

ら、エンジンの各種情報を細かく把握することができます。

オプションのLC-Aサービスパッケージと組み合わせることにより、

効率運航、予防保全を行うことができ、コスト低減に貢献いたします。

状態診断システムとの親和性が良い状態診断システムとの親和性が良い

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エンジン負荷に関わらず、常に高圧燃料噴射が可能であり、低負荷でも良好な燃焼をさせることが可能。

10%程度の極低負荷では、噴射燃料弁数を制限し、

より良い噴霧と良好な燃焼を実現。(RT-flexエンジンのみが可能な噴射形態)

負荷毎の最適排気弁開閉タイミング制御により、低負荷の燃費改善。

低負荷連続運転への対応が容易低負荷連続運転への対応が容易

低負荷連続運転への対応が容易低負荷連続運転への対応が容易

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DIESEL UNITED, LTD

人にやさしく、人にやさしく、人にやさしく、

地球にやさしく。地球にやさしく。地球にやさしく。

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