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ビブリオサテライト書評会『世界を読む』第一回 「オープンを読む、あるいは世界を読むためのオープン」 で発表させていただいた内容。 https://www.facebook.com/events/1466624600279463/
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OpenStreetMapについてOpenStreetMap Foundation Japan
いいださとしnyampire@gmail.com
OpenStreetMap
だれでも自由に編集可能な世界地図
ボランティアによる世界地図づくり
2004年に英国でスタート
無償のデータ配布
現在のユーザ数は全世界で180万人以上
OpenStreetMapとは
3D OSM (F4Map)
from matoken’s bloghttp://matoken.org/blog/blog/2014/07/30/2007-now-osm/
自己紹介代わりに。
本日のお題 Openとは?
僕にとってのOpen
Open = 二次利用可能なこと
Open Source Communityの片隅にいたもので
巨人の肩に乗るStanding on the shoulders of giants
二次利用可能である = 積み重ねが可能
特に、地理情報は集積が大変なので積み重ねと使い回しが大切
僕はプログラマじゃないけど (^^;
Free to EditFree to Use
izarbeltza CC BY-SAhttps://www.flickr.com/photos/izarbeltza/68084109/
Free Beer is not Free
っていう、昔とおった議論をもう一度、Open、という単語でやっている感じ。
根底にある考え方
たぶん僕のもっと根底にある考え方
まず著作権の存在を認める。その上で、本人の承諾を得た上で二次利用できるようにする。
そのためのライセンスツールとして
Creative CommonsODbL / ODC-By
...etc
Creative CommonsODbL / ODC-By
...etc
データベース権
データベース権?
カラム内のデータ1つ1つには著作権がないただし、そのデータセットそのものには権利がある、と認めるライセンス。
欧州会議による指令をもとに、欧州にて適用
例えるなら
図書館の蔵書リストに所有権を認めるようなもん。
異論も多い権利だけど、存在するのは事実なので再利用のための調整をとらないとアカン。
つまり、Open、というときに著作権以外の権利、どうする?という課題
国際間の連携
日本には引用の概念がある。アメリカにはフェアユースの考えがある。欧米一部の国にはパロディ許諾条項がある。
しかし、それらがない国も多い。データベース権など、地域によっては特殊な法律もある。
では、国家間で共通の認識を持ちながら知を共有するにはどうしたらいいのだ?というのを統一するための仕組みとして、Creative Commonsというツールが開発されているように見える。
Creative Commons 4.0でデータベース権に対応したり。もともとOSMもCC BY-SA 2.0だった→ODbLに変更した経緯あり。
OpenStreetMap (ODbL) では
OSMは著作権なし、、、、、ではないです。ODbLにもとづき、著作権や所有権を認めつつ、自由に使ってよいという許諾を与える、ライセンス。
正確には、データ1つ1つが、投稿者の所有として帰属。OSMはそれらをとりまとめて、再配布している、という形。
詳しくは Contributor Termを参照。http://wiki.osmfoundation.org/wiki/License/Contributor_Terms
私達は地上のすべてを記録する
HOT活動Humanitarian OpenStreetMap Team
地図における協調領域と競争領域。地図はそもそも、広く一般に使われるべき土台。土台あってこそ、サービスの競争が健全になる。
そもそも私たちは、集めた知とデータを通じてなにをしたい?
知的好奇心を満たす?
貯める?
知を使って、何をするのか。
人はいつか死ぬ。手放さなくてはならなくなる日が来る。知とデータを、未来に対して残すために。
オープンは、ツールのひとつでしかないより情報を活用しやすくなるためのツール
自分だけが知るということが目的であれば、公開しているだけでよい。
他の人に知ってもらいたい、知を使って何かを働きかけたい→その電子情報を使いたい、という場合に、”再利用”の許可が重要な要素
情報公開 (publish)とは何が違うの?
おわり
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