『3年N組 ジ班の晋ちゃん』第2話

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「二流学級にはなりません!」の巻

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『3年N組 ジ班の晋ちゃん』第2話

「二流学級にはなりません!」の巻

とある小学校でのお話し

晋ちゃんはみごとまた3年N組の学級委員長に

なりました。

桜しんぶんの水島くんたちもがんばって応援してくれました。

・・・

学校にはアーミテージ先生というとても恐い先生がいました。

アーミテージ先生は進路指導の先生です。

まえに、アーミテージ先生はN組のみんなに言いました。

「N組は今までとてもよくがんばっていた。そして一流学級だった。」

「でも、今のままだとN組は二流学級になってしまうぞ。」

「N組は決めないといけない。」

「二流学級になりたいのか。」

「二流学級になりたいのか。」

「それとも、一流学級のままでいたいのか。」

晋ちゃんはこのアーミテージ先生の言葉がずっと気になっていました。

そしてある日、

晋ちゃんは職員室に行きました。

アーミテージ先生に会うためです。

アーミテージ先生は他の先生たちとお話しをしていました。

晋ちゃんは勇気をふりしぼってアーミテージ先生の前に立ちました。

そして言いました。

「アーミテージ先生!

ぼくからお答えします!」

「N組は二流学級にはなりません!」

「N組は一流学級のままでいます!」

晋ちゃんは緊張していましたが、堂々と大きな声で言いました。

いっしょうけんめいな晋ちゃんを見て、アーミテージ先生はとても満足そうに

微笑んでいました。

つづく

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