『３年N組 ジ班の晋ちゃん』第１話

「N組を取りもろす！」の巻

とある小学校でのお話し

３年N組に晋ちゃんという男の子がいました。

晋ちゃんは班分けでジ班でした。

晋ちゃんはとてもがんばり屋さんでした。

そしてクラスの学級委員長をしていました。

まえに学級委員長をしていた同じ班の小泉くんにあとをまかされたのです。

晋ちゃんはいっしょうけんめい学級委員長をやりました。

でも晋ちゃんはお腹の病気になってしまいました。

そして学校を休んでいる間にミ班の鳩山くんに学級委員長を

取られてしまいました。

晋ちゃんは、さみしく思いました。でも、がまんしました。

・・・

鳩山くんの家はとてもお金持ちでした。

そしていつも、お母さんからいっぱいおこづかいをもらっていました。

おこづかいに困ったことがない鳩山くんは、みんなにも色々あげると

言いました。

それで人気ものになったのです。

最初はみんなも鳩山くんが大好きでした。

でも鳩山くんは、だんだん変なことを言うようになりました。

「N組はN組の生徒だけのものじゃないんだ。」

「N組はN組の生徒だけのものじゃないんだ。」

「ぼくにはクラスというものがなんだかよく分らない。」

そして鳩山くんは、N組の委員を決める選挙に他のクラスの生徒たちにも投票さ

せようとしました。

鳩山くんは言いました。

「N組がどうとか、もうそういう時代じゃないんだ。」

「N組は宇宙みんなのものなんだ。」

「N組は宇宙みんなのものなんだ。」

？

「N組は宇宙みんなのものなんだ。」

？ ？

「N組は宇宙みんなのものなんだ。」

？ ？？ ？

それから鳩山くんは

「うちゅうじん」

というあだ名になりました。

でも、のんきなことは言ってられません。

このままではN組は大変なことになってしまいます。

晋ちゃんは決めました。

晋ちゃんは決めました。

「ようし。」

「ぜったいにまた学級委員長になってやるぞ。」

「N組を取りもろす！」

晋ちゃんの新たなたたかいが始まったのでした。

つづく