20120731 育休後社員の課題と対策ブログ版

仕事と子育ての両立育休後社員の課題と対策

2012.7.31育休後コンサルタント　山口　理栄

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はじめに：自己紹介

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プロフィール1984に大学（情報系）を卒業し総合電機メーカーに入社。ソフトウェア開発部門にてソフトウェアの開発／設計／企画に従事。2006年から2年間女性活躍推進プロジェクトリーダー。コンサルティングファームを経て2010年「育休後コンサルタント」として独立。一男一女の母（17歳、15歳）

育休後コンサルタントとはミッション：育休後の社員が生き生きと働ける組織を作ることアプローチ：企業、個人の両面からNPO法人ファザーリング・ジャパン賛助会員日本女性技術者フォーラム（JWEF）会員


育休後コンサルタントの役割

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企業／組織育休後の社員

育休後コンサルタント


活動企業での社内研修、コンサルティング

育休者を対象とした職場復帰セミナー　育休後社員を部下に持つ管理職向けセミナー若手女性社員向けキャリアデザインセミナーダイバーシティ・マネジメント関連イベント企画

個人を対象とした活動育休後カフェ（2011年５月以来、毎月１回以上実施）育休者を対象とした職場復帰セミナー

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育休後カフェとは開催動機

潜在ニーズの増大（両立を目指す人の増加）地域の子育て支援拠点での就労への無関心もやもやが解消されないで悩んでいる人にアドバイスしてあげたい！

アクション2010年4月より地元で「育休後トーク」を開催、興味は引いたが人数が集まらず。ー＞便利なところで開催したい！

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第一回育休後カフェ概要（１）日時：2011年5月21日（土）10:00－12:30 場所：スターバックスコーヒー　ゲートシティ大崎店　セミナールーム目的：組織で働きながら子育てしている（したい）労働者の不安を取り除き、自分の本当の気持ちを思い出させることにより、仕事も子育ても自分が納得するやり方を貫く強い意志、チャレンジする前向きな気持ちを取り戻してもらうこと。

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第一回育休後カフェ概要（２）対象：組織で働きながら子育てしている（したい）人参加人数：14人（女性14人）＋　同伴の子ども５人職業：会社員１１、教員１、大学院生１、独立準備中　　１

第一子年齢：８才２人、６才１人、３才５人、２才３人、１才１人、０才１人、なし１人

イベントをどこで知ったか： twitter（ハッシュタグ #wmjp）　１１、facebook １、Webサイト１、メール１

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参加動機子育てと仕事のバランスの取り方

夫と近くに住む実母の協力を得ているが、２人目ができたときや小学校に上がったときが不安小１の壁と働き方家事育児仕事のバランス、タイムスケジュール子どもといる時間とクリエイティブな仕事のバランスに悩む働き方の工夫、キャリア、配偶者との分担、保育所

キャリアこれまでと同じように働けなくなったとき、自分がうまく向き合っていけるか心配別の職種に挑戦するか、待遇を考慮してこの職に留まった方がよいのか職場に5年後、10年後のロールモデルがいない

その他保育園のママ友とは子育ての話しかしないので物足りない就職活動で企業のWLBに関連した制度に対する姿勢に違和感を感じており、ワーキングマザーの話を直接聞きたい（就活中の大学院生）

家事代行、効率的な家事の工夫8


プログラム10:00 - 10:20　飲み物を選ぶ／自己紹介／アイスブレイキング10:20 - 10:50　テーマ１：「子どもができる前の私は△△、今は□□」　　　

10:55 - 11:15　テーマ２-１：「小学校に入ると・・・」　 (A、D）

　　　　　　テーマ２-２：「家事育児の分担は・・・」（B、C）11:20 - 11:45　テーマ３：「５年後の私は・・・」11:50 - 12:00　今の気持ち／アンケート記入／解散12:00 - 12:30　交流タイム12:30 -　　　　ゲートシティ大崎内にてランチ（都合のつく方８名参加）

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ディスカッションの進め方（１）A、B、C、Dの４つのコーナーを設定（２）テーマは申込時の記述を参考に１、２（２−１、２−２）、３を設定テーマ２−１、２−２は、上の子の年齢（３歳以上、３歳未満）によって分類（３）テーマが変わるたびにメンバーを変え、コーナーを移動ワールドカフェに似た方式だが、ワールドカフェではない。席替えは自由ではなく、申込時の自由記述欄の内容を参考にして、すべて事前に決めておいた。なるべく多くの人と話せるようにするため、同じ人と２回一緒のグループにならないようにした。

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参加者の感想異業種の方と交流できてよかったいろいろ話して気持ちがすっきりした自分のまわりでもこういう会をやってみたい漠然とした不安があったが、やってみればできそうだという気持ちになれた自分の気持ちを話すだけで整理がつくことがあると実感した働きやすい環境は自分自身で作っていくことに気づいたママ友が増えて大満足とても勉強になり、頭の中がよい事ばかりで満杯これからワーキングマザーをやっていく勇気をもらえた参加者のモチベーションが高く刺激的だった一人だと難しく考えてしまうことが多いが、話をすることでポジティブになれたこれからも参加したい

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第一回育休後カフェの成果考察

参加前と参加後とでは記述の対象が明らかに違っている。具体的にいうと、参加前は直面している課題そのものが書かれているが、参加後にはより深いレベルの気持ちの変化が述べられている。個別の課題が解決したという感想は少ないが満足度は全員満点だった。成果当初の目的である、「不安を取り除き、強い意志と前向きな気持ちを取り戻す」ことが達成できた。意識の高い参加者を集客できたこと、きめ細かいファシリテーション、この二つが成功要因と考えている。今後も月１回の開催を継続するとともに、・地方での開催・企業内／自治体での研修、ワークショップへの応用・父親だけの育休カフェ（「後」に限定しない）などを検討していきたい。

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育休後カフェの歩み 2011.5.21 ～

ゲートシティ大崎スターバックスコーヒー　セミナールーム

2011/05/21

2011/06/26

2011/08/27

2011/10/30

2011/12/17（忘年会）

ザ・ブッフェスタイルロオジ

2012/01/28

流山　CAFERISTA

2011/10/01

2011/12/11

2012/02/18（海風）

さいたま／横浜

2012/1/14(さいたま)

2012/01/22（横浜）

2012/02/26（横浜）

横須賀／川崎／東村山／

2012/2/12（横須賀）

2012/03/04（川崎）

2012/3/17（東村山）

１年のまとめ全１９回実施

のべ２００名参加

最小人数４名

最大人数２０名

パパ参加のべ１０名

得られたこと「育休後」の方を対象としたが、「育休中」の方もたくさん参加

参加者が次には企画者に（育休カフェ、朝会）

リピーター多数

これからの育休後カフェ

横浜：育休後カフェ夢うさぎ（港北区）で定期開催

その他地域：リクエストベースで


これまでに得られた洞察育休後の働き方は管理職に左右される周りにロールモデルが少ないキャリア意識が高い社員にチャンスが与えられていない短時間勤務制度の運用方法が確立していない育休者の不安は漠然としている分だけ深刻相互支援の意識が非常に高い地域の子育て支援センターは一部を除き就労への関心が低い父親の家事・育児の分担度合いは急速に上昇／ただし夫婦のコミュニケーションが十分でない点もあり

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企業・行政が取り組むべき対策企業

育休後の職場復帰のタイミングでの企業内研修育休後社員の育成方法を指導する管理職教育若年層の女性に対するキャリア教育ポジティブアクション

行政待機児童解消働くなでしこ大作戦の実効ある推進子育て支援拠点での育休中／再就職希望者の支援

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おわりに★育休後コンサルタントは今後とも育休後カフェで得られた育休後社員一人一人の本音を分析し、さまざまな企業内研修コンテンツを開発していきます。

★育休後カフェを下記の日程で開催しています。育休中の方も毎回参加されます。パパも歓迎。詳細は下記サイトをご覧ください。

http://1995consultant.com/individual/1995cafe

2012年8月5日（日）育休後カフェ＠横浜関内2012年8月26日（日）育休後カフェ＠練馬2012年9月9日（日）育休後カフェ夢うさぎ（横浜）2012年9月15日（土）第２回育休後フェスタ＠東村山★メールマガジン【1995通信】を発行しています。下記サイトからご登録ください。http://1995consultant.com/mail_magazine山口理栄育休後コンサルタントhttp://1995consultant.com/http://twitter.com/1995consultanthttp://www.facebook.com/1995consultant

NPO法人ファザーリングジャパン賛助会員http://www.fathering.jp/

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