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平成26年度国立大学図書館協会 海外派遣事業調査報告 :英国視察 電気通信大学学術情報課 学術情報サービス係 上野 友稔 2014UEC Tokyo. 平成261023日(木) 15001700 国立情報学研究所 電子リソースデータ共有WG

20141023 Research for UK

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国立情報学研究所での報告資料です。

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平成26年度国立大学図書館協会海外派遣事業調査報告

:英国視察

電気通信大学学術情報課

学術情報サービス係

上野 友稔

ⓒ 2014UEC Tokyo.

平成26年10月23日(木) 15:00~17:00

国立情報学研究所 電子リソースデータ共有WG

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No.1 ⓒ 2014 UEC Tokyo.

0. 提案

1. データ管理の明確な分担を提案します。

2. KB+を参考にしたシステムの改善を提案します。

3. APIを用いた各種システムとの連携を提案します。

4. 日本語KBの国際的な流通および海外EJのKBを活用するために、GOKbやKB+とより緊密なコンタクトを取ることを提案します。

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No.2 ⓒ 2014 UEC Tokyo.

1. データ管理の分担

• KB+では登録データ管理をJISC Collectionsと参加機関で分担しています。

• JISC Collections:パッケージ、タイトル

• 参加機関:購読情報(予算情報)、利用条件

• JISC Collectionsが管理するデータ(例:タイトル)に誤りがあった場合には、発見機関からJISC Collectionsへ通知し、 JISC Collectionsがデータを修正しています。

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No.3 ⓒ 2014 UEC Tokyo.

1. データ管理の分担

• JISC Collectionsのメンテナンス体制:2年前の調査とくらべて大きな変化はありません

• Liam氏:チームリーダ

• Margaly氏:データマネージャ(フルタイム)

• データマネージャ2名(パートタイム)

• (必要に応じて)JISC Lisence Team

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No.4 ⓒ 2014 UEC Tokyo.

1. データ管理の分担

• KB+のデータ管理体制

書誌層

KB層

契約層

書誌

契約情報 利用条件

提供タイトル・

パッケージ

(収録範囲,URL)

JISC Collections

参加機関

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No.5 ⓒ 2014 UEC Tokyo.

1. データ管理の分担(提案)

• ERDB(-JP)のデータ管理体制

書誌層

KB層

契約層

書誌

契約情報 利用条件

提供タイトル・

パッケージ

(収録範囲,URL)

NII・WG機関

参加機関

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No.6 ⓒ 2014 UEC Tokyo.

2. システムの改善

• KB+のシステムは複雑化してきている。そのため、インターフェースやシステムそのものの改善が必要と考えている。(JISC Collections)

• KBART2:次年度になるのではないか。電子ブックのデータを扱うようになると非常に有用

• 電子ブック:パイロットプロジェクトとして来年9月頃にスタート、息の長いプロジェクトになるだろう

• リンクリゾルバとの連携(後述)

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No.7 ⓒ 2014 UEC Tokyo.

2. システムの改善

• KB+のドキュメントや操作の様子を見ることができます。

• KB+ Support:http://bit.ly/ZDGFYR

• KB+ Users Guide:http://bit.ly/1yToMoz

• KB+(Youtube):http://bit.ly/1yTpm5K

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No.8 ⓒ 2014 UEC Tokyo.

2. システムの改善(提案)

• ERDBのインターフェースに関して、操作性が向上するような改善を提案します。

• 各種データの作成時に、流用作成が容易にできるシステムであることを提案します。

• 例:リニューアルデータを作成するときには、前年度のパッケージ、タイトル、購読情報、ライセンス等のデータが流用できる。

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No.9 ⓒ 2014 UEC Tokyo.

3. データ・システム連携 • 既にデータ連携済のelcat・JUSPに加え

て、JISC Collectionsで提供しているサービスを統合し図書館へ提供することを検討しています(JISC Collections)。

• Intotaへのデータ提供の実証実験を行い、フィードバックをKB+へ提供しています(Huddersfield)

• APIを用いてリンクリゾルバに自動的にデータをやりとりする機能を求めていました(King’s College London)→対応準備中(JISC Collections)

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3. データ・システム連携

• ProQuest(Serials Solutions):とてもポジティブ

• OCLC、EBSCO:ポジティブ

• Ex Libris:ニュートラル(KB+のデータは必要なく自前のデータで十分と判断しているようだ。)

• (出版社:ニュートラル)

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3. データ・システム連携(提案)

• 各種システムに対してAPIを用いてデータ提供することを提案します。

• データ提供を希望するシステム:ディスカバリ、リンクリゾルバ、図書館システム(OPAC)

• 各ベンダーに対してERDBからのデータ提供に対応するよう調整することを提案します。

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4. GOKbやKB+とのコンタクト

• 日本語KBの流通:GOKbを通じた流通が理想的(Liam氏)

• KB+には、GOKbのデータが既に収録されている

• ERDBに対するリアクション:Liam氏は非常に興味をもった様子

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4. GOKbやKB+とのコンタクト(提案)

• GOKbと緊密なコンタクトを取り、日本語KB流通のためのネゴを行うことを提案します。

• GOKb(KB+)から海外EJのKB(Elsevier等)が取得できるようであれば話を進めていただくよう提案します。

• 研究で利用される電子リソースは海外EJが中心であるため、海外EJのKBが収録されることはERDB利用の大きなメリットになります。(本学にとっては特に…多くの大学でも同じでは…)。

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4. GOKbやKB+とのコンタクト(相談)

• Liam氏から以下2点の希望がありました。対応をご検討ください。

• ERDBのインターフェース・スライドショウ

• テストID・PWの提供

• ERDB事業の理解を深めてもらう意味でも、情報の提供は有用かと考えます。