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超高齢化・人口減少社会に臨む横浜の課題
政策局政策課 政策支援センター 関口昌幸
地域課題解決ダイアログVol.12014年1月28日@さくらWORKS<関内>
2
(1)まだら模様の人口減少社会―若年人口の呼び戻しと住宅団地の包括的なリノベーション
超・高齢化・人口減少社会に臨む横浜の3つの課題
(2)「生産年齢人口減少下の高失業社会」―就労に困難を抱える市民に対する包括的な自立支援
(3)第2の社会的セーフティネットの解体―単独世帯を中心とする「第3の社会的セーフティネット」の形成
3
まだら模様の人口減少社会
―若年人口の呼び戻しと住宅団地の包括的なリノベーション
■人口増減の推移(昭和22年~平成23年)
平成23年の人口増加数は、2,218人で戦後最も少ない増加数となっています。
社会増には1955年~1974年(高度経済成長期)と1980年代(バブル前夜及びバブル期)、1990年代後半~00年代(失われた15年)の3つの山が形成されており、市街地の成熟と長期的な自然増の漸減に伴って、時代を追うごとに山が低くなっています。
3
■年齢別転入超過者数の推移
平成23年の年齢別の転入超過数をみると、15歳から29歳までは増加していますが、30歳以上では65歳以上を除く各階級で減少しています。また、平成13年以降の推移を見ると全年齢階級において転入者が減少し、転出者が増える傾向にあることがわかります。 4
■東京圏内の地域別に見た転入・転出者数(平成23年中)
平成23年の転出超過数を地域別にみると、東京圏内では、東京都区部(3,230人)
への転出超過が目立っています。また、県央地区(1,428人)、湘南地区(1,359人)、相模原市(697人)、東京都区部以外(543人)が転出超過になっています。
注)横浜市の転入・転出者数には、「地域不詳」を含む
13
■行政区別人口増加率(23年中)
平成23年中の行政区別の人口増加率を見ると、市域の北部4区エリア(鶴見川流域圏)及び西区が、増加しています。
人口増減率 社会増減率 自然増減率
1.0以上
0~1.0未満
0~-0.3未満
0.3以下
1.0以上
0~1.0未満
0~-0.3未満
0.3以下
0.5以上
0~0.5未満
0~-0.3未満
0.3以下
青葉区
都筑区 港北区
鶴見区緑区
旭区瀬谷区
保土ケ谷区
神奈川区
西区
中区
泉区
戸塚区 港南区
南区
栄区
磯子区
金沢区
14
8
「生産年齢人口減少下の高失業社会」
―就労に困難を抱える市民に対する包括的な自立支援
9
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
10019
65
1970
1975
1980
1985
1990
1995
2000
2005
2010
0-14歳人口
15-64歳人口
65歳以上人口
生産年齢人口
年少人口(0歳~14歳)
老年人口(65歳以上)
年齢3区分人口割合の推移
10
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
15~
19
20~
24
25~
29
30~
34
35~
39
40~
44
45~
49
50~
54
55~
59
60~
64
65歳以上
1985 1990 1995 20002005 2010 全国 [2010]
女性の年齢階級別労働力率
11
81.5 79.8 80.5
71.576.8
82.6
41.8 39.2 39.5
31.2 31.634.4
0
30
60
90
0
20,000
40,000
60,000
80,000
100,000
120,000
1985 1990 1995 2000 2005 2010 1985 1990 1995 2000 2005 2010
28.9 29.332.0 33.3
37.8
45.7
11.9 11.7 12.3 11.1 11.915.1
0
30
60
90
0
10,000
20,000
30,000
40,000
50,000
60,000
1985 1990 1995 2000 2005 2010 1985 1990 1995 2000 2005 2010
60~64歳、65歳以上の労働力率
60~64歳 65歳以上
男 性女 性
60歳~64歳 65歳以上
12
6.1
4.7
0.0
1.0
2.0
3.0
4.0
5.0
6.0
7.0
1985 1990 1995 2000 2005 2010
男女別完全失業率の推移
13
0
2
4
6
8
10
0
5,000
10,000
15,000
20,000
1985 1990 1995 2000 2005 2010 1985 1990 1995 2000 2005 2010
無業者数、率 [30~39歳]
0
2
4
6
8
10
0
5,000
10,000
15,000
20,000
1985 1990 1995 2000 2005 2010 1985 1990 1995 2000 2005 2010
無業者数、率 [40~49歳]
無業者数・率の推移
30歳~39歳 40歳~49歳
男 女 男 女
14
0
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
12,000
14,000
16,000
15
~19
20
~24
25
~29
30
~34
35
~39
40
~44
45
~49
50
~54
55
~59
60
~64
65~
( 人)
(歳)
H 2年 H 7年 H 12年 H 17年 H 22年
年齢別完全失業者数
1995年に20歳~24歳だった世代
15
0
50,000
100,000
150,000
200,000
250,000
300,000
350,000
400,000
2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011
生活保護費
児童福祉費
老人福祉費
社会福祉費
(百万)
扶助費(普通会計)の推移
16
第2の社会的セーフティネットの解体
―単独世帯を中心とする「第3の社会的セーフティネット」の形成
一般世帯数
1,017,512
1,149,740
1,251,392
1,353,526
1,443,350
1,573,882
13.1
15.1
17.6
19.4
20.7
20.4
46.3
43.0
39.2
36.4
34.3
31.7
1.0
1.1
1.1
1.2
1.3
1.3
4.9
5.2
5.6
6.0
6.5
6.8
10.4
8.9
8.0
6.9
6.3
4.9
0.3
0.2
0.4
0.5
0.7
0.9
24.1
26.5
28.1
29.5
30.2
33.8
0% 20% 40% 60% 80% 100%
1985
1990
1995
2000
2005
2010
夫婦のみ世帯 夫婦と子ども 男親と子ども 女親と子ども その他の親族世帯 非親族世帯 単独世帯
核家族
■家族類型別世帯の割合の推移
8
0
100,000
200,000
300,000
400,000
500,000
600,000
1985 1990 1995 2000 2005 2010
■家族類型別世帯数の推移
(世帯)
(年)
夫婦と子供
単独世帯
夫婦のみ
女親と子供
男親と子供
9
19
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
1985
1990
1995
2000
2005
2010
12.2
15.2
18.0
22.0
23.8
27.1
21.4
25.6
28.9
31.4
32.4
32.7
27.1
27.8
27.4
29.7
30.9
30.9
34.7
27.1
20.1
13.4
12.2
8.3
4.5
4.4
5.6
3.6
0.7
1.0
単身 夫婦のみ 2世代 3世代 その他
高齢者が居る世帯の割合
■未婚率と生涯未婚率の推移
0
10
20
30
40
50
60
70
80
1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010
(%)
(年)
■20代・30代の未婚率の推移 ■生涯未婚率 注)50歳時の未婚率を推計したもの
全国:国立社会保障・人口問題研究所横浜:国勢調査結果から政策支援センターが推計
男性(25~29歳)
女性(25~29歳)
男性(30~34歳)
女性(30~34歳)
20.1
10.6
21 .9
11 .1
0.0
5.0
10.0
15.0
20.0
25.0
1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010(年)
(%)
男性(横浜市)
女性(横浜市)
男性(全国)
女性(全国)
11
21
超高齢化・人口減少社会に臨む横浜の課題から新たなビジネスを創出するために
■地域で必要とされる手助けやサービス
そ の 他
特 に な し
無 回 答
家 事 や ご み 出 しな ど の 手 伝 い
高齢者などの話し相手
道 路 や 公 園 の 清 掃
公 共 施 設 の 受 付
ス ポ ー ツ を 教 え る
勉 強 を 教 え る
介 護 や 看 病
買い物の手伝い・配達
子 ど も や 高 齢 者な ど の 見 守 り
通院の付き添い・送迎
調 理 ・ 配 食
子どもを預かったり面倒を み る
33.8
33.2
33.1
32.2
29.2
25.1
23.5
19.4
6.2
4.1
2.9
1.9
1.6
5.3
2.4
0 10 20 30 40
■地域で必要になってくると思うもの ■自分がやってみたい、やっても良いと思うもの(%) (%)
公 共 施 設 の 受 付
ス ポ ー ツ を 教 え る
勉 強 を 教 え る
そ の 他
特 に な し
無 回 答
通院の付き添い・送迎
調 理 ・ 配 食
子どもを預かったり面倒を み る
家 事 や ご み 出 しな ど の 手 伝 い
高齢者などの話し相手
道 路 や 公 園 の 清 掃
介 護 や 看 病
買い物の手伝い・配達
子 ど も や 高 齢 者な ど の 見 守 り
0 10 20 30 40
全体
60代
70代以上
16
市場経済にシェアリング・エコノミー(共有経済)の概念や政策を、コミュニティ活動に市場経済の原理を導入することで生み出される汽水域としての「コミュニティ経済」を拡大することで地域の課題を解決
課題解決のエンジンとなる「コミュニティ経済」
市場経済 コミュニティ活動
「地域コミュニティ」
「テーマコミュニティ」
「コミュニティカフェ」
「ワーカーズコレクティブ」
「地産地消と農的空間」
「中間的就労」
コミュニティ経済
シェアする経済の拡大
地域活動への市場経済の原理の導入
「オープンデータ」
「オープンリソース」
「オープンイノベーション」
23
地域を支え、事業を興す女性
地域に良き富を生み出す横浜型地域貢献企業
ケア・サービスを担う多様な民間主体
シェアする経済を担う社会起業家とプロボノ
担い手の育成
拠点の形成
仕組みの創出
マッチングの充実
地域活動を担う元気な高齢者
横浜におけるコミュニティ経済の方向性、期待される効果
コミュニティ経済の構造
リソース
カネ
サービス 情報
市場経済になじまない層の就労・雇用創出
住民相互による地域課題の解決とセーフティネット形成
既存の社会(関係)資本の有効活用
「コミュニティ経済」の主体 活性化の方向性
24
LOCALGOOD YOKOHAMA
地域の社会的課題やNPO法人などの支援団
体の取組みを可視化し、市民参加を促すこと
で新しい公共の仕組みをつくるウェブプラッ
トフォーム
NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボが
アクセンチュア(株)の協力を得て構築
本市のオープンデータを活用
http://yokohama.localgood.jp/
横浜オープンデータデスク(政策支援センター)
横浜経済活性化に向けたオープンイノベーション
新たな製品・(公的)サービス・システムの開発・流通
事業者・企業
人的リソース、資金など経営資源の提供及び投資
専門家集団CODE FOR kanagawa横浜オープンデータ
ソリューション発展委員会
専門的な技術や知見の提供及び投資
CSR、CSV、将来投資
大学・専門学校・研究機関研究・調査及びインフラの提供
オープンイノベーション プラットフォーム
民間企業・事業者
提案
コーディネート・コンサルテーション
大学・研究機関NPO
提案
行政・議会
公的データ及び人的資源の提供