（毎月5日・15日・25日発行）　　　第1464号（1）　　　平成27年11月15日（日）　　　　　（昭和49年11月25日第三種郵便物認可）

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　某大手生保のバスケチーム

に所属し、29歳で引退。それ

まで世界各国を遠征した。遠

征先ではカフェやレストラン

が多く、海外でレストランを

経験した方が多いくらいだっ

たという。その時の印象を金

子さんはこう振り返る。

　「海外のレストランではス

タッフがみんな楽しそうに仕

事をしており、地域からの評

価もものすごく高い。心から

楽しんで仕事をし、地域に対

してしっかりと責任を果たし

ている姿に感銘を受けた。い

い意味でプライドがしっかり

あり、チップがあるので収入

はもちろん、社会的な地位も

日本よりも、断然高い」

　15年以上前のことだ。当時、

「街の資産になろう」という

意識の飲食店はまだ日本では

少なかったと金子さんは感じ

ていた。実家は栃木県の家具

屋。ものづくりの家に生まれ

育ったこともあるのだろう。

引退後の自分の人生を描いた

ときに、自分が海外で見てき

た素晴らしいレストランを日

本で再現したいと思うように

なっていた。

　「適材適所を徹底してチー

ムとして教育していけば、素

晴らしいレストランを創るこ

とができると心から思った」

　そして31歳の時、南池袋に

「ダイニング

グリップ」を

オープンした。２００３年６

月のことだ。コンセプトは「池

袋にない店をつくろう!!」。

それは見事に当たり、坪売り

40万円をコンスタントに売る

大繁盛店へと、あっという間

に成長した。現在７店舗。金

子さんの考えるレストラン

（カジュアルダイニング）は

「日常」にほかならない。金

子さんはこう続ける。

　「レストランが日常の連続

を見せてあげることにより、

家庭内の非日常、ライフスタ

イルが上がっていく。知っ

ていることがたくさんあって

も、わかっていることは意外

と少ない。『知っていること』

から『わかること』へと体感

させてあげる場としてレスト

ランはあると思っている」

　来年６月、ビルの建て替え

を終え、南池袋の本店がリ

ニューアルオープンする。そ

の日から「グリップ」の第２

ステージが幕を開ける。

「街の資産」になりうる店づくりこそ

チームが作る素晴らしいレストラン

「街の資産」になりうる店づくりこそ

チームが作る素晴らしいレストラン

グリップセカンド代表取締役

金子 信也 氏かねこ しんや

●主な記事●

独自のレストラン展開で魅了する　グリップのブランド戦略を大解剖!!人気店《肉山》（東京・吉祥寺）コラボ続々チムニーがステーキの新業態開発細かすぎる気づきを「価値」に変える!!　フリーライターの印束氏が販促提案ダイヤモンドダイニングＧが　各店舗で冬の鍋提案を強化ダイナックがワイナリー・商社と提携して業態開発９月の外食市場規模　東名阪２カ月連続減（ホットペッパー調査）コロワイドＧのアトムがとんかつの新業態開発

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【オープン】PASTA LABO DACCI／丸鶏るいすけハナレ／やきとん もつ吉 分店

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