日本外食新聞 - 平成27年11月5日号

（毎月5日・15日・25日発行）第1463号（1）平成27年11月5日（木）　　　　　（昭和49年11月25日第三種郵便物認可）発　行　所株式会社外食産業新聞社（本社）東京都千代田区神田美倉町10 共同ビル2階28 〒101-0038 TEL03（5297）1601㈹ FAX03（5297）0551 http://www.gaishoku.co.jp 購読料　１年 16,200円（消費税・送料込み）郵便振替口座00190-3-192662 幼いときからコックさんになることが夢だった。サラリーマン家庭で育ったが、おじいさんが年に３回連れていってくれた家族みんなで行く「外食」が、幼い中谷さんにとって強烈に記憶に残る「楽しい体験」だった。しかし、大学受験をするまではサラリーマンを志望。受験時の挫折が中谷さんの夢に再び火を着けたのだった。自分と見つめ合った結果、そもそもの夢であった飲食の道を目指すことにした中谷さんは、栄養士の資格の取れる大学へと進学。卒業後は飲食事業を立ち上げようというディベロッパーに就職し、洋食店を中心に経験した。その後、大阪での魚居酒屋業態での修業を経て、地元の京都に帰って独立を考えたが、お金がない。居酒屋に入社してお金を貯めながら料理の修業に打ち込んだ。36 歳で独立。奥さんと２人で京都府庁前に開いた居酒屋「あんじ」は、大阪の修業時代に経験した魚業態。知人が多い立地に加え、美味しい魚を安く食べてもらうコンセプトがウケて、オープン直後から20 坪・40 席で４００万円のスタート。ピーク時は７００万円を売り上げた。今年８月に創業店である「あんじ府庁前店」を店長に譲り、本格的に社内独立支援制度が稼働。この店を含む京都ドミナント店は５店舗。２０１３年から進出しているカンボジアにはデニッシュパンの製造・販売拠点のほか、焼き鳥店２店舗、日本酒バーを１店舗経営する。「創業時に妻と将来５人の社長を作り独立させたいと語っていた。独立社長のサポート目的で経理や労務管理、仕入れや物流、セントラルキッチンを代行する『あんじグループ』という会社を作った。どんどん店を増やすというより、みんなの声を聞いて新業態を作り、それを譲ってグループを大きくしていきたい。パッケージ化できる展開モデルは、今秋から復活オープンさせる『福吉』という餃子業態だ。会社のミッションは『自分を幸せ』と思える人材を育成することだ」「自分を幸せ」と思える人材育成を餃子《福吉》パッケージ化し展開へ「自分を幸せ」と思える人材育成を餃子《福吉》パッケージ化し展開へあんじ代表取締役中谷安志氏なかたにやすし ●主な記事● 「ららぽーと」が新提案「フードコートで二毛作」の驚き!! アルコール需要狙う新たな実験開始売上増へ――郊外立地で主婦を狙え!! シルバー週間寄与し９月は1.6％増（JF外食統計）ピンセレジャパンが日本初のピンサ専門店を原宿にテンアライドが大手で異例の「お通し全廃」ダイヤモンドＤの「外食産業のグーグル化構想」ってなんだ!? 広島の冷凍加工用カキ不作で仕入値８割超増 4,5,9 ……… 【オープン】日々是君想／串天山本／YONA YONA BEER WORKS青山店／カオマンガイキッチン／XEX ATAGO GREEN HILLSなど 3 ……… 2 … 5 … 3 ……………… 9 … 4 ……………… 5 …

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