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日本語取扱説明書 - soundhouse.co.jp · 3 はじめに afs224 は最先端のフィードバック除去技術を搭載し、非常にシンプルかつ直感的に操作で

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はじめにAFS224は最先端のフィードバック除去技術を搭載し、非常にシンプルかつ直感的に操作できるプロセッサーです。パワフルな DSP モジュールと使い易いユーザーインターフェースという組み合わせは、ライブ、スタジオとどちらの用途でも活躍します。特にライブの

PA環境においてはマストアイテムともいえる商品です。

業界では 10~12フィルターのフィードバック・プロセッサーが標準となっています。dbxはその常識を打ち破り、1チャンネル最大 24フィルター、最高 1/80という超ナローQフィルターを搭載したフィードバック・サプレッサーを開発しました。この驚異的なフィルタ

ー数を実現する為、dbxが活用したのがハイエンド機で使用されている AFS特許技術です。AFS224 はコストの低いスタンドアローン型プロセッサーで、誰でも簡単にフィードバックの除去が行えます。膨大なフィードバック除去フィルターのみならず、AFS224には様々な切替モードが搭載されています(例:LIVE FILTER LIFT、フィルター処理の強弱)。切替モードはフロントパネルのインターフェースで簡単に操作可能です。

AFS224とは以下 AFS224の主要機能です。● 特許技術 AFS(高度フィードバック・サプレッション)● 1チャンネルにつき、24種類のフィルターをプログラム可能● ステレオ/2チャンネルで個別にプロセシングが可能● LIVE/固定フィルター・モード● フィルターが解除されるまでの時間を切替可能

● 用途に合わせたフィルター・タイプ(SPEECH、MUSIC LOW、MED、HIGH)● 入力チャンネルメーター

● 24セグメント・フィルター・メーターを各チャンネルに装備● XLR、TRSバランス仕様入出力

AFS224 の利点の一部として、固定、LIVE フィルターモードの設定およびフィルター解除時間を自由に設定できることがあります。LIVE モードではフィルター設定が常時アップデートされる為ライブ演奏でのフィードバックに柔軟に対応します。また FILTER LIFT(フィルター解除)機能によって必要でなくなったフィルターが自動的に解除される為、

全体的な音質が向上されます。

AFS224 なら、フィードバックノイズを最も効率的に除去することが出来ます。以前はグラフィック EQ を使ってフィードバックを除去していましたが、この方法では正確性にかけていました(1/3 オクターブ EQ スライダーにより、信号出力の約半分が削除されてしまいます)。AFS フィルターは周波数スペクトルの断片のみを削除します。下の図は AFS

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と一般的なフィードバック・エリミネーター、旧式グラフィック EQを比較したものです。

設置についてAFS224 に適した設置方法はラックマウントです。換気スペースを確保する為、ラックマウントする際は上下に十分な空間(上下最低1U)を空けてください。極端に高熱を発する機材のそばにマウントしないでください。また AFS224 の使用中は周囲温度が 45℃を超えないようにして下さい。AFS224 は無線電波や電磁妨害に対してシールド加工が施されていますが、出来るだけこのような電波を発する機材をそばに置かないでください。

接続についてAFS224 の入出力はバランス仕様で、バランス/アンバランスのラインレベル機材に対応します。

AFS224をお手持ちの音響システムに接続するには、以下の手順に従ってください。● 接続を行う前に全ての機材の電源を切って下さい。

● AFS224を 19インチラックにマウントします。● XLR、TRSフォン端子を使ってオーディオ機材同士を接続します。AFS224はバランス、アンバランスのどちらにも対応しています。同時に 1 個以上の入力端子を使用すると、バランス・ラインがアンバランスになり、位相が反転することがあります。また端子が

ショートしたり、AFS224 に接続した機材が破損することがあるのでご注意ください。同時に 1 個以上の出力端子を使用する際は、合計した並列負荷量が 600Ω以上であることを確認してください。

● AFS224 に電源を供給します。電源コードを AFS224 背面にある AC 電源レセプタクルに接続してください。電源コードはオーディオケーブルと混線しないよう、電源コンセ

ントに繋ぎます。電源の ON/OFF はマスター電源スイッチで行ってください。AFS224の消費電力は比較的少ない為、随時電源を点けっぱなしでも OKです。

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リアパネル

1. 電源リセプタクル:AC電源コードを接続します。2. 入力端子:入力端子は 2 種類装備されています(XLR メス、TIP-RING-SLEEVE フ

ォン)。最大入力レベルは+20dBuです。3. オペレーティング・レベル・スイッチ:オペレーティング・レベルを+4dBuと-10dBV

で切り替えます。

4. 出力端子:出力端子は 2 種類装備されています(XLR オス、TIP-RING-SLEEVE フォン)。

フロントパネル

1. 入力レベル棒グラフ:この 4 種類の LED で入力レベルが表示されます。入力レベルLEDの表示範囲は-10~+18dBuです。重要:

最適な入力信号レベルの目安として、0dBu LED が常時点灯し、時々+10dBu LEDが点灯するようにレベル設定してください。

2. CLIP LED:入力信号がクリッピングを発生させると点灯します。3. BYPASS:このボタンを押すと、信号経路内のノッチフィルターがかかりません。ま

たボタンを押しつづけると、フィルターがリセットされます。フィルターリセットに

ついての詳細は P.11の「E.フィルターをクリアする」を参照ください。

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4. TYPE:このボタンで AFSのタイプを選択します。またチャンネル Aとチャンネル Bをリンクさせます。AFS224 にはフィードバック・サプレッションタイプが 4 種類あります(SPEECH、MUSIC LOW、MUSIC MEDIUM、MUSIC HIGH)。このタイプ設定により、フィードバック除去に使用されるノッチフィルターの幅が変化します。

MUSIC HIGH は非常に幅の狭いフィルターを使用するため、音質の変化を最小限に

留めます。一方 SPEECH はより幅広なノッチフィルターを使用し、AFS224 の反応が早くなります。各タイプに対応する LED の色、Q 値は以下に示されています。またフィルターQグラフもご参照ください。

タイプ LED QMUSIC HIGH 赤 1/80オクターブMUSIC MED 黄色 1/20オクターブMUSIC LOW 緑 1/10オクターブ

SPEECH 点灯しません 1/5オクターブ

5. LIVE FILTER LIFT(LIVEフィルターの自動解除機能):LIVE FILTER LIFT機能は必要なくなったフィードバックフィルターを自動的に解除することで、全体的な音

質を最大限に高めます。このボタンで LIVE FILTER LIFT TIME(LIVEフィルターの自動解除までにかかる時間)を設定できます。

LED LIFT TIME(解除までにかかる時間)点灯しません 解除機能が OFF状態

緑 1分後に解除黄色 10分後に解除赤 60分後に解除

6. MODE:このボタンでフィルターの FIXED(ボタンが緑)と LIVE(ボタンが赤)設定を行います。同じボタンでフィルターの数を設定します。詳細は P.8「B. SETUPMODE」をご覧ください。

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7. AFSフィルターLEDAFS224には 24種類のフィルターLEDが搭載されています。この LEDで固定、LIVEフィルターの数を確認できます。

ユーザーセットアップこれから AFS224の性能を最大限に引き出すためのセットアップ方法を説明します。A.A.A.A. ゲイン構造を設定するゲイン構造を設定するゲイン構造を設定するゲイン構造を設定する

AFS224をお手持ちの音響システムに接続する最も基本的な方法は以下の 4つです.1) ミキサー・マイクチャンネルのインサート端子に繋ぐ2) ミキサー・メイン出力のインサート端子に繋ぐ3) ミキサーのサブグループ・インサート端子に繋ぐ4) ミキサーのインライン W/出力に接続する(ミキサーの出力を AFS224 の入力に、

AFS224の出力をアンプに接続)

AFS224の性能を最大限に引き出すため、入力信号は常に 0dBu LEDが点灯するよう設定してください。時々+10dBu LED が点灯するぐらいが理想的です。ミキサーの殆どはインサートポイントがプリフェーダー出力のため、上に示した接続方法 1)、2)、3)がお勧めです。プリフェーダー設定の場合、フェーダー動作によって音声レベルが影響を受けま

せん。従って AFS224 には常に適切なレベルの信号を送信することが出来ます。手持ちのミキサーのマニュアルで、インサート端子のオペレーティング・ポイントを確認してくだ

さい。確認後 AFS224背面にある+4dBu/-10dBV スイッチを切り替えてください。インサートポイントが作成できない場合、方法 4)をお勧めします。その場合入力信号は常に0dBu LED が点灯し、時折+10dBuLED が点灯するレベルに設定してください。アンプに入力する信号は控えめにし、AFS224 が送信する信号によってアンプがオーバードライブを発生させないようにする必要があります。

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B.B.B.B. SETUP MODESETUP MODESETUP MODESETUP MODEAFS224 セットアップモードは各チャンネルのフィルター総数及び、固定フィルター数を設定するのに使用します。LIVE フィルターの数量はフィルター総数から固定フィルターを引いた数になります。チャンネルがリンクされている場合(P.12 「F-2 チャンネルをリンクする」を参照ください)、チャンネル 1、2のフィルター数は同じになります。

B-1B-1B-1B-1セットアップモードに入るセットアップモードに入るセットアップモードに入るセットアップモードに入る

チャンネル 1 MODEボタンを押したままにし、FILTER LEDが左から右に点灯するのを確認します。次にチャンネル 1 MODE ボタンから手を離すと、セットアップモードに入ります。セットアップモードに入ると、MODEボタンが黄色く点灯します。ここでフィルター総数を設定できます(SET TOTAL NUMBER OF FILTERS MODE)。

B-2 B-2 B-2 B-2 フィルター総数を設定するフィルター総数を設定するフィルター総数を設定するフィルター総数を設定する

現在のフィルター総数を確認するには、チャンネル内で点灯している FILTER LED がいくつあるか数えてください。点灯している LED の数が有効になっているフィルター総数です。フィルター総数を増やすには LIVE FILTER LIFTボタンを、減らすには TYPEボタンを押してください。ボタンを一回押すごとにフィルター数が一つずつ上下します。フ

ィルター数を連続してゆっくり変更するには、該当ボタンを押したままにして下さい。

注意:フィルター総数を変更すると、設定済みだったフィードバックフィルターが除去さ

れることがあります。

B-3 B-3 B-3 B-3 固定フィルターの数を設定する固定フィルターの数を設定する固定フィルターの数を設定する固定フィルターの数を設定する

固定フィルターの総数を設定する(SET NUMBER OF FIXED FILTERS MODEに入る)には、選択されたチャンネルのMODEボタンを押してください。モードが切り替わると、MODEボタンが緑色に点灯します。チャンネル内で点灯している FILTER LEDの数が有効になっている固定フィルターの総数です。固定フィルター数を増やすには、LIVEFILTER ボタンを、減らすには TYPE ボタンを押してください。ボタンを一回押すごとにフィルター数が一つずつ上下します。フィルター数を連続してゆっくり変更するには、該

当ボタンを押したままにして下さい。選択されたチャンネルの MODE ボタンを押せば、フィルター総数を設定するモードから、固定フィルターを設定するモードに切り替わりま

す(各チャンネルで個別設定)。AFS224がリンクされている場合、一回の設定で 2チャンネルが同様に設定されます。

ご注意:固定フィルターの数量を変更すると、設定済みだったフィードバックフィルター

が除去されることがあります。

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B-4B-4B-4B-4セットアップモードを解除するセットアップモードを解除するセットアップモードを解除するセットアップモードを解除する

セットアップモードを OFFにしてオペレーションモードに入るには、チャンネル 1 MODEボタンを一定期間押してください。FILTER LEDが左から右に点灯するのを確認できたら、モード変更は完了です。

C.C.C.C. 固定モードを使用する固定モードを使用する固定モードを使用する固定モードを使用する

AFS224 には固定と LIVE という 2 種類のモードがあります。マイク設置や音響環境が原因で生じるフィードバックノイズを検知、除去するのが固定モードです。固定フィルター

は一度設定すると、手動でリセットやクリアを行わない限り有効のままです。LIVE モードはライブ演奏中に発生するフィードバックノイズを検知、除去します。

C-1C-1C-1C-1音を出してみる音を出してみる音を出してみる音を出してみる

固定モードフィルターは実際の演奏の前に設定する必要があります。この設定は他のシス

テム EQ設定が全て終了してから行ってください。まずメイン・ミックスレベルを下げ、全ての音源を遮断します。次にマイクを全て開放し

てください。該当するチャンネルMODEボタンを押し、AFS224を固定モードにします。MODE ボタンが緑色に点灯すれば、そのチャンネルが固定モードです。該当チャネルのTYPE ボタンを押し、フィルターの種類を選択してください。フィルターの種類については C-2 で説明します。フィードバックが発生するまで、ゆっくりとメイン・ミックスレベルを上げ、システムのゲインを上昇させてください。AFS224 はフィードバックを発生させる周波数に対し、自動的にノッチフィルターを作動します。フィードバックが完全に除

去されるか、固定フィルターが全て使用中となるまでゆっくりとゲインを上げてください。

全て使用中になるとMODEボタンが点滅します。

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C-2C-2C-2C-2固定モードで固定モードで固定モードで固定モードで TYPETYPETYPETYPEを使用するを使用するを使用するを使用する

AFS224 にはフィードバック・サプレッション・タイプが数種類あります(SPEECH、MUSIC LOW、MUSIC MEDIUM、MUSIC HIGH)。ここで選択するタイプによって、フィードバックを除去する為のノッチフィルター幅が決まります。MUSIC HIGH は音声

への影響を最低限にするため、非常にナローなフィルターを使用。SPEECH はフィルタ

ーが幅広なため、AFS224の反応が早くなります。

フィルター設定中に TYPEボタンを押せば、フィルタータイプを変更することも可能です。その場合次に設定するフィルターから新タイプのものになり、現存のフィルターは旧タイ

プのままです。固定フィルターが全て使用中となり、新しいフィードバックが発生した場

合、そのノイズは除去されません。MODEボタンを押せば、AFS224が LIVEモードになります(MODE ボタンが赤く点灯)。するとフィードバックは際限なく除去することが可能です。固定フィルターの数を増やしたい場合、セットアップモードの手順に従ってフィ

ルターの割り当てをやり直すか、フィルターをクリアしてください。クリアするには、全

FILTER LED が点滅するまで BYPASS ボタンを押しつづけ、より幅広なフィルタータイプで上記の設定手順を繰り返してください。

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D.D.D.D. LIVELIVELIVELIVEモードを使用するモードを使用するモードを使用するモードを使用する

LIVE モードでは、周波数特性の変化に応じてフィルターが自動的に設置/解除されます。LIVE モードはライブパフォーマンス向けです。LIVE モードに設定するには、MODE ボタンを押し、ボタンが赤く点灯するのを確認してください。LIVE モードでは、フィードバックを発生させる周波数特性に、フィルターが自動で割り当てられます。フィルターは

発生するフィードバックの数だけ割り当てられます。LIVE フィルターの数が足りなくなると、最初のフィルター設定が無効になり、新しく発生したフィードバックに割り当てら

れます。つまり新しいフィードバックが検知されると、現行のフィルター設定から新しい

フィルター設定に移行します。

D-1 LIVE FILTER LIFTD-1 LIVE FILTER LIFTD-1 LIVE FILTER LIFTD-1 LIVE FILTER LIFT((((LIVELIVELIVELIVEフィルターの自動解除機能)を使用するフィルターの自動解除機能)を使用するフィルターの自動解除機能)を使用するフィルターの自動解除機能)を使用する

LIVEフィルターLIFT機能は不必要なフィードバックフィルターを解除することで、全体的な音質を高めます。この機能は LIVE フィルターのタイマーのようなものです。タイマーの長さを調整するには、LIVE FILTER LIFTボタンを押してください。調整幅は OFF、1 分、10 分、60 分です。初期設定は 10 分に設定されています。設定された LIFT TIMEが経過すると、該当するフィードバックフィルターがまだ必要か確認します。必要ないと

判断した場合、フィルターを緩やかに解除します。フィルターがまだ必要であると判断し

た場合、タイマーをリセットします。LIVE FILTER LIFT機能が OFFの場合、マニュアルで該当フィルターをクリアするか、フィルターが全て使用済みとなるまで同じ周波数を

カバーします。

D-2 LIVED-2 LIVED-2 LIVED-2 LIVEモードでタイプを選択するモードでタイプを選択するモードでタイプを選択するモードでタイプを選択する

固定モードと同じく、AFS224 LIVE モードでもフィードバック・サプレッションのタイプを選択できます。この設定でフィードバック除去に使用するノッチフィルターの幅が決

まります。SPEECH設定ではフィルターの幅が広くなるため、AFS224が素早く反応します。MUSIC設定はよりフィルターの幅が狭くなります。一番狭いのはMUSIC HIGHで、1/80オクターブです。TYPEボタンを押して各タイプを切替えます。

E.E.E.E. フィルターをクリアするフィルターをクリアするフィルターをクリアするフィルターをクリアする(固定、(固定、(固定、(固定、LIVELIVELIVELIVE))))LIVEフィルターをクリアするには、該当チャンネルの BYPASSボタンを 2秒ほど押しつづけます。現在割り当てられている LIVE フィルターLED が点灯します。LIVE フィルターのみをクリアしたい場合、ここで BYPASS ボタンから手を離してください。全フィルターをリセットしたい場合、BYPASSボタンを続けて 2秒間押しつづけ、全フィルターLEDが点灯するのを確認してください。この時点で BYPASS ボタンから手を離すと全フィルターがクリアされます。

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F.F.F.F. その他機能その他機能その他機能その他機能

AFS224 にはフロントパネル操作のロック機能とチャンネル・リンク機能が装備されています。

F-1F-1F-1F-1フロントパネル操作をロックするフロントパネル操作をロックするフロントパネル操作をロックするフロントパネル操作をロックする

フロントパネル操作の一切をロックし、設定を変えられないようにするにはチャンネル 1LIVE FILTER LIFTボタンを押しつづけてください。全フィルターLEDが外側から内側に向かって点灯するのを確認します。ロック機能を解除するには、同様にチャンネル 1 LIVEFILTER LIFT ボタンを押しつづけてください。LED が内側から外側に向かって点灯するのを確認します。

F-2F-2F-2F-2チャンネルをリンクするチャンネルをリンクするチャンネルをリンクするチャンネルをリンクする

チャンネル 1、2 をリンクするには、チャンネル 1 TYPE ボタンを押し続け、全てのボタン LED が点灯するのを確認してください。いずれかのチャンネルでフィードバックが発生すると、両チャンネルにノッチフィルターが設定され、フィードバックを除去します。

リンクを解除するには、チャンネル 1 TYPE ボタンを一定期間押しつづけてください。リンク解除された後、両チャンネルは個別に動作します。

初期設定に戻す場合初期設定に戻す場合初期設定に戻す場合初期設定に戻す場合

1)電源を入れながら、両方の FILTER LIFTボタンを押してください。チャンネル1、2のクリップ LED(緑色の 0、赤の+18)が点灯したらボタンを離して下さい。2)ボタンを離したら、チャンネル1<TYPE>LEDが赤く点灯しています。3)次に全てのボタン LEDが点滅するまでチャンネル2<BYPASS>ボタンを押しつづけてください。

4)次に全てのボタン LEDが点滅するまでチャンネル1<BYPASS>ボタンを押しつづけてください。

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アプリケーション 1マイクチャンネル上にインサートするマイクチャンネル上にインサートするマイクチャンネル上にインサートするマイクチャンネル上にインサートする

AFS224 をマイクチャンネル専用フィードバック・サプレッションとして使用する際に最適なセットアップです。マイク 1本につき、24フィルターからなる個別チャンネルが割り当てられます。

接続手順:

1. ミキサーのチャンネルインサート出力を AFS224の入力に接続してください。2. AFS224の出力をミキサーのインサートリターンに接続してください。AFS224に入力される信号レベルは 0dBu LEDが常に点灯し、時々+10dBu LEDが点灯するレベルが理想的です。ミキサーのマニュアルでインサート端子のオペレーティング・

ポイントを確認し、AFS224の+4dBu/-10dBVスイッチを切り替えてください。

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アプリケーション 2ミキサーのメインステレオ出力上にインサートするミキサーのメインステレオ出力上にインサートするミキサーのメインステレオ出力上にインサートするミキサーのメインステレオ出力上にインサートする

AFS224 をミキサー出力専用のフィードバック・サプレッションとして使用する際に最適なセットアップです。1 チャンネルにつき、24 フィルターからなるチャンネルが 2 系統使用可能になります。

接続手順:

1. ミキサーのステレオ出力インサートを AFS224の入力に接続します。2. AFS224の出力をミキサーのインサートリターンに接続します。3. ミキサーおよびアンプに電源を入れます。AFS224に入力される信号レベルは 0dBu LEDが常に点灯し、時々+10dBu LEDが点灯するレベルが理想的です。殆どのミキサーのインサートポイントは PRE 出力フェーダーのため、インサートポイントに AFS224 を接続します。この設定により、フェーダーの動作に関係なく、一定の信号レベルを AFS224 に入力することが出来ます。ミキサーのマニュアルでインサート端子のオペレーティング・ポイントを確認し、AFS224 の+4dBu/-10dBVスイッチを切り替えてください。

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アプリケーション 3ミキサーのサブグループ上にインサートするミキサーのサブグループ上にインサートするミキサーのサブグループ上にインサートするミキサーのサブグループ上にインサートする

フィードバック除去を行うインストルメント(マイクなど)と行わないもの(ギター)を

分けたい場合に最適なセットアップです。ミキサー・サブグループにおけるステレオチャ

ンネル 1系統につき、24フィルターのチャンネル 2系統が使用可能になります。接続手順:

1. ミキサーのステレオ出力インサートを AFS224の入力に接続します。2. AFS224の出力をミキサーのインサートリターンに接続します。3. 全出力がミュートされていることを確認し、ミキサーおよびアンプの電源を入れます。AFS224に入力される信号レベルは 0dBu LEDが常に点灯し、時々+10dBu LEDが点灯するレベルが理想的です。ミキサーのマニュアルでインサート端子のオペレーティング・

ポイントを確認し、AFS224の+4dBu/-10dBVスイッチを切り替えてください。

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アプリケーション 4AFS224をミキサー出力の専用フィードバック・サプレッションとして使用する際に最適なセットアップです。ミキサーの出力チャンネル 1系統につき、24フィルターのチャンネル 2系統が使用可能になります。接続手順:

1. ミキサー出力を AFS224の入力に接続します。2. AFS224の出力をパワーアンプに接続します。3. ミキサーおよびアンプの電源を入れます。AFS224に入力される信号レベルは 0dBu LEDが常に点灯し、時々+10dBu LEDが点灯するレベルが理想的です。AFS224からアンプに入力する信号でアンプがオーバードライブを発生させる危険があります。従ってアンプに入力される信号レベルは必要に応じて引

き下げてください。

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ブロック・ダイヤグラム

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SPECIFICATIONSアナログ入力

入力数 2入力端子 XLRメス、フォンタイプ バランス/アンバランス、RFフィルターインピーダンス バランス 50kΩ、アンバランス 25kΩ最大入力ラインレベル +20dBuCMRR >40dB、通常>55dB@1kHz

アナログ出力出力数 2端子 XLRオス、フォンタイプ バランス/アンバランス、RFフィルターインピーダンス バランス>120Ω、アンバランス>60Ω最大出力レベル +20dBu

A/Dタイプ DBX Type IV変換システムダイナミックレンジ >113dB A-weighted、>110dB unweighted、22kHz BWType IV ダイナミックレンジ >119dB、A-weighted、22kHz BW

>117dB、unweighted、22kHz BWA/D変換 22bit

D/Aダイナミックレンジ 112dB A-weighted、109dB unweightedD/A変換 24bit

システム・パフォーマンスサンプリングレート 48kHzダイナミックレンジ >109dB A-weighted、>106dB unweighted、22kHz BWTHD+N +4dBu、1kHzで通常 0.003%周波数特性 20Hz~20kHz、+/-0.5dBチャンネル間のクロストーク 平均>80dBクロストーク入力→出力 平均>80dB電圧 100V、50/60Hz消費電力 9W