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令和2年度

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令和2年度

施 政 方 針

時 津 町

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令和2年度 施政方針

令和 2 年度各会計予算案をはじめ、各議案を提案するにあたり、町政運営の基本方針並

びに所信の一端と施策の大綱を申し上げます。

町政運営の基本方針

本年度は、7 月には東京 2020 オリンピックが、8 月にはパラリンピックが開催され、本

町でも、5 月に聖火リレーが実施されます。また、1920 年の第1回調査から 100 年目とな

る国勢調査も実施され、新しい「令和」の時代の、記念すべき 1年となります。 政府は、少子高齢化に立ち向かう重要な鍵として、人生 100 年時代を見据えた人材への

投資、「人づくり革命」を掲げています。昨年 10 月にスタートした幼児教育・保育の無償

化をはじめ、子どもから高齢者まで誰もが安心できる「全世代型の社会保障」への転換を

進めています。本町においても、生活の基盤となる道路などの社会資本整備に加え、切れ

目のない子育て支援や、急速に進行する高齢化社会に対応した施策を、一層強化していく

必要があります。 少子化社会の中、若い世代が抱える子育ての不安を解消し、安心して子どもを産み、育

てることができるよう、子育て環境の整備や充実を図ることが必要です。出産を迎える方

や子育てをされている方が、気軽に相談できるよう、子育て世代包括支援センターと児童

館が連携した相談拠点の更なる充実を図るとともに、保育ニーズの増加に対応できるよう、

私立保育園の増改築・定員増への支援を行います。また、4月からは、福祉医療費の現物給

付を小中学生まで拡大し、子育て世帯の経済的な負担軽減にも取り組んでまいります。 学校教育では、学校 ICT 環境の整備を推進するとともに、子どもたちの語学力の向上や

豊かなコミュニケーション能力の育成を図るため、外国語教育の一層の充実を図り、その

一環として、中学生を英語圏に派遣するなど、子育ても教育もしやすい環境づくりに努め、

子どもたちの声で賑わう明るいまちづくりを進めてまいります。 一方、高齢化社会が進む中、高齢者の皆さまにも、できる限り長く介護や医療を必要と

せず、生きがいを持って活躍してもらわなければなりません。そのため、住み慣れた地域

で健康に暮らしていくことができるよう、地域全体で支え合う高齢者見守りネットワーク

事業の更なる推進を図るとともに、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供

される「地域包括ケアシステム」の構築も進めてまいります。 また、「時津中央第 2土地区画事業」区域の歩道を、ゴムチップによる弾力性舗装でウォ

ーキングコースとして整備していますが、可能な場所には同様の舗装を施し、ウォーキン

グを楽しみながら、健康増進を図る「歩くまちづくり事業」を進めてまいります。更に、

高齢者の皆さまの外出支援の充実を図るため、70 歳以上の高齢者で自動車の運転免許証を

お持ちでない方に対する交通費助成制度を、4月から新たに開始いたします。

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ハード面では、令和 11 年度の完成を目指す時津中央第 2土地区画整理事業の整備促進を

はじめ、国道 206 号の交通渋滞解消に効果が期待される「西彼杵道路(時津工区)」の令和

4年度完成を目指し、引き続き長崎県や関係団体との連携を図ってまいります。また、「子々

川日並線」や「西時津左底線(野田工区)」などの生活関連道路の計画的な推進を図り、新

たに「西時津小島田線(打越工区)」の道路事業に着手するとともに、通学路の安全対策な

ど、町民皆さまの快適な生活に必要不可欠な都市基盤・生活関連道路の整備に積極的に取

り組んでまいります。 また、東京一極集中を是正し、地方への新しいひとの流れをつくるため、自らの工夫と

アイデアで地方創生に挑戦する自治体を、政府は応援しています。本町では、これまで地

方創生交付金を活用し、崎野自然公園のコテージ建設をはじめ、東部コミュニティセンタ

ーの調理室改修やフィットネスルームの新設を行いました。令和元年度からは、鳴鼓岳の

景観を生かした新たなプロジェクトにも取り組んでいます。今後は、本町の重要な文化財

である「茶屋(本陣)」の活用に向けた取り組みを行う予定であり、引き続き本町の魅力を

発信し、交流人口の拡大に向けた地域活性化を積極的に推進してまいります。 令和 2年度は、「第 5次時津町総合計画」の最終年度にあたります。以上のような重点施

策を実施するとともに、過去 10 年間の総括を行い、まちづくり住民アンケートなど、皆さ

まの貴重なご意見等を踏まえ、次期総合計画の策定を進めてまいります。

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令和2年度の施策の大綱

Ⅰ 総務部

1 消防力・防災力の強化(総務課)

① 時津町地域防災計画及び時津町避難行動要支援者避難支援プラン等の各種計画に基

づき、各自主防災組織と連携、協力し、講演や小学校区単位などによる防災訓練を行

い、地域における防災意識の高揚と防災力の強化を図ります。

② 時津町消防団協力事業所を増やし、消防団活動への協力が社会貢献として広く認め

られるよう努めるとともに、西そのぎ商工会との連携により、多くの事業所の協力を

通じて、地域防災体制がより一層充実するよう努めます。

2 地方創生の推進(企画財政課)

令和元年度に策定した第 2期時津町総合戦略の施策を積極的に実施し、国からの交付

金を活用しながら、「とぎつ創生」の実現に向けた様々な事業を実施します。

また、「時津町民総活躍プロジェクト」の各事業を推進し、町の魅力発信、交流人口

の拡大、地場産品の販売力向上、地元飲食店・商店街の活性化に取り組みます。

3 とぎつっ子海外派遣事業の実施(企画財政課)

国際的視野を広めるとともに、外国語の学習意欲の醸成や日本文化の良さを再認識す

ることを目的に、現地の学生との交流やホームステイなどを通じて、外国の文化・風土・

習慣などを自ら体験してもらうため、中学生を英語圏に派遣する事業を実施します。

4 人事管理の計画的推進(総務課)

① 適正な人事評価を通じた能力・実績に基づく人事管理を実施し、職員の特性を踏ま

えた人材育成を推進します。

② 職員の基礎的及び専門的事務処理能力や職員全体の職務遂行能力の向上を図るた

め、職制に応じた研修への参加や自己啓発研修の実施を促進します。

③ 会計年度任用職員制度の運用により、一般職非常勤職員の適正な任用を行います。

5 働き方改革と働きやすい職場づくり(総務課)

① 公務の性質上、一定の期間、長時間勤務せざるを得ない職員には、人事管理部署と各

課との方針共有や業務平準化等の配慮を行うなど、労働安全衛生上必要な措置を図り

ます。

② 育児や介護など時間的な制約のある職員のみならず、全ての職員が健康で生き生き

と働き能力を最大限に発揮できるよう、超過勤務の縮減や各種休暇制度の積極的な取

得等に具体的に取り組み、ワーク・ライフ・バランスの実現を推進します。

③ 職員自身のストレスへの気付きを促すため、法に基づくストレスチェックを実施し、

働きやすい職場づくりの実現に向けて、職員一人一人が当事者意識を持つように支援

します。

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6 交通安全・防犯活動の充実(総務課)

① 高齢者に車の運転に係る自覚を高めていただくため、時津警察署と連携を深め、高

齢者交通安全対策事業の充実を図ります。

② 第 10 次時津町交通安全計画に基づき、交通安全対策協議会の中で各種団体との連携

を図りながら、交通安全マナーの向上や交通安全施策の推進に努めます。また、第 11

次時津町交通安全計画の策定に取り組みます。

③ 警察、消防、関係団体、地域住民が参加して開催する「安全安心まちづくり町民大

会」などの事業を通して、町内の防犯意識の高揚を図り、安全で安心なまちづくりを

目指します。

④ 警察と協力しながら、町防犯協会、地区防犯クラブ、小学校区見守り隊、シニアク

ラブなどの各種団体等の連携により、2 台の青パト専用車を十分活用して、町内全域

の地域防犯パトロール活動の更なる充実・強化に努めます。

7 第 6次時津町総合計画の策定(企画財政課)

第 5 次総合計画の総括を行うとともに、令和 3年度から令和 12 年度までの 10 年間を

計画期間とする第 6 次総合計画の策定に取り組みます。

8 国勢調査の円滑な実施(企画財政課)

令和 2 年 10 月 1 日を基準日とした国勢調査については、万全の体制を整え、調査が

円滑に実施されるように努めます。

9 人口減少対策の推進(企画財政課)

県、関係機関や町内企業と連携した合同企業面談会の開催、ながさき移住サポートセ

ンターや近隣市町と連携した移住相談会の開催、長崎県婚活サポートセンターと連携し

た婚活支援事業など、定住人口の増加に努め、人口減少対策を推進します。

10 長崎広域連携中枢都市圏における各種事業の推進(企画財政課)

長崎市、長与町及び本町の 1市 2町で構成する「長崎広域連携中枢都市圏」において、

「圏域全体の経済成長のけん引」、「高次の都市機能の集積・強化」、「圏域全体の生

活関連機能サービスの向上」に関連する事業を推進し、持続可能な地域社会の形成に努

めます。

11 長崎外国語大学との包括的連携の推進(企画財政課)

長崎外国語大学との包括的連携に関する協定書に基づき、双方が有する知的資源、人

的資源及び物的資源を活用した事業を実施し、地域社会の発展や国際化への取り組みを

推進します。

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12 平和推進事業(企画財政課)

核兵器廃絶平和の町宣言及び核兵器廃絶平和推進の基本に関する条例に基づく町の

基本姿勢に則して、平和の大切さを考えるための「平和のつどい」の開催、戦争や核兵

器の恐ろしさを若い世代に継承するための「被爆体験講話」など、平和推進事業の推進

を図ります。

13 住民主体のまちづくり事業への支援と協働のまちづくりの推進(企画財政課)

「まちづくり事業補助」など、住民が主体となったまちづくり事業への支援を継続し

ます。また、自治会や自治公民館と連携した相互の支え合い事業など、協働のまちづく

りに取り組みます。

14 男女共同参画の推進(企画財政課)

第 2 次時津町男女共同参画計画に基づき、広報紙や町ホームページなどを活用した男

女共同参画意識の向上に努めます。

また、時津町男女共同参画推進委員会と連携し、ワーク・ライフ・バランス推進のた

めのイベントを開催します。

15 広報紙や町ホームページなどを活用した情報の発信(企画財政課)

広報紙や町ホームページなどを通して、行政情報、町内外の情報、時の話題など、よ

り分かりやすく即時性のある情報の発信に努めます。

また、インスタグラムなどのソーシャルネットワークサービスを活用して、町の魅力

発信などに努めます。

16 情報セキュリティの強化及び電算システムの効率的な運用(行政管理課)

東京オリンピック・パラリンピック開催により、官公庁の情報を狙った標的型サイバー

攻撃の増加が予想されることから、様々な脅威による重要な情報の流出を防止するため、

庁内の情報セキュリティ強化に関し、より一層の取り組みを行います。

また、総合行政システムクラウドサービスを活用し、電算システム全体の最適化や業務

の標準化を推進することで、効率的な電算システムの運用に努めます。

17 情報公開の推進及び個人情報の保護(行政管理課)

ファイリングシステムによる文書、情報の適切な管理により、情報公開の推進と個人

情報の保護に取り組みます。

また、行政文書管理士を育成するとともに、全職員を対象とする研修を行い、ファイ

リングシステムのレベルアップに努めます。

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18 町有資産の適正な管理(行政管理課)

公共施設などのサービス機能を将来にわたって維持し、提供することを目的とした時

津町公共施設等総合管理計画に基づき、公共施設などの安定的な管理・運営と計画的な

更新を行い、長期的な視点による量、質、コストなどの適正管理などを計画的に行うと

ともに長寿命化の策定に着手します。

19 災害時における庁舎非常用発電機の充実(行政管理課)

地震や台風、集中豪雨などの災害時に停電となった際、電力を供給するため本庁舎と

第 2庁舎に各 1 台ずつ非常用発電機を設置しています。

昨今の台風などの災害が全国的に増加していることを考慮し、災害発生時における復

旧活動などの業務に支障が無いよう対応するため「72 時間連続稼働」に対応した非常用

発電機の更新工事に着手します。

20 役場庁舎など各施設における新電力の導入(行政管理課)

電気の小売業への参入が全面自由化され、小売電気事業者が参加した競争入札の実施

が可能になり、昨今他自治体や民間企業において新電力の導入が進んでいます。

本町におきましても、町内公共施設の電気の調達について、競争入札の実施により行

政コストの削減が見込まれることから、各施設における電力調達について競争入札を実

施します。

21 滞納整理の推進(税務課)

現年度分収納率の向上に有用な口座振替登録を徹底するとともに、動産のインターネ

ット公売や財産調査及び差押えのための捜索の実施などにより、徴収対策の更なる強化

を図っていきます。

引き続き、現年度分町税の徴収強化を重点事項と位置づけ、初期の段階から未納対策

に着手することで、新たな滞納の発生を防止するとともに、早期の解消に取り組みます。

滞納繰越分町税については、速やかな財産調査により、滞納者の納付資力を見極めて、

滞納処分または滞納処分の執行停止・即時欠損を行います。

また、生活困窮が見込まれる方については、引き続き福祉課や国保・健康増進課との

庁内連携を行うことで早期解決を図っていきます。

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Ⅱ 福祉部

1 児童福祉の推進(福祉課)

① 子育て世帯の経済的な負担を軽減するため、小学生及び中学生が医療機関等を受診

した際に支払う医療費について現物給付を実施します。

② 各小学校区の児童館に設置している「時津町子育て支援センター」の人員強化を図

るとともに、「時津町子育て世代包括支援センター」の保育コンシェルジュ、公認心

理師、児童福祉司、保健師、助産師等の専門職との連携を図り、子どもや保護者、妊

産婦に更に寄り添いきめ細やかに、子育てを支援します。

③ 「時津町子ども家庭総合支援拠点」の人員強化を図るとともに、子どもの虐待が疑

われる家庭への支援の一体性、連続性を確保し、県児童相談所との円滑な連携及び協

働を推進します。

④ 共働き世帯の増加及び区画整理事業による宅地整備に伴う保育ニーズのさらなる増

加に対応できるよう、時津野田保育園の増改築と定員増を支援します。

⑤ 共働き世帯の増加に伴う保育ニーズに対応するため、町内4カ所の町立小学校敷地

内に設置した学童保育所等の管理運営を支援します。

⑥ 子どもが健やかに成長し、安心して子育てができる環境を提供するため、「時津町

子ども・子育て支援事業計画」に基づき、教育・保育の提供体制の確保及び地域子ど

も・子育て支援事業の実施に努めます。

2 障害者(児)福祉の推進(福祉課)

① 障害者差別解消法に基づき、障害のある人もない人も共に暮らせる社会を目指し、

町民や町内事業所等に対する障害者(児)への理解促進及び啓発に努めます。

② 障害のある子どもや発達に支援が必要な子ども、その家族が地域で安心して暮らし

ていくことができるように、教育、保育、保健、医療、福祉等との多分野かつ多職種

による連携を深め、多様な支援を推進します。

③ 「時津町障害者計画、障害福祉計画及び障害児福祉計画」に基づき、障害者(児)

への適正なサービスの実施、情報の提供及び在宅生活の支援を行います。

④ 発達障害を早期発見するとともに、就学前から中学卒業まで切れ目ない支援を行う

ため、サポートが必要な子ども一人一人の特性を、「時津町子育て世代包括支援セン

ター」、「時津町児童発達支援センター(ひまわりの園)」及び町内小中学校等の関

係機関で共有し、きめ細やかに対応します。

⑤ 手話通訳設置、手話通訳者等派遣事業及び手話奉仕員養成講座を引き続き実施し、

聴覚障害者の意思疎通を支援し、社会参加の促進を図ります。

3 高齢者の健康づくり、生きがいづくりの推進(高齢者支援課)

高齢者が生きがいを持って、地域で元気に生き生きと暮らすことができるよう、高齢

者の健康づくり、生きがいづくりに取り組み、介護予防事業を積極的に推進します。

また、自家用車による外出ができない高齢者の方に対して、日常的な外出を支援する

とともに、社会的活動の参加の機会を増やすために、交通費の助成を行います。

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更に、一人暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯が増加していく中で、元気な高齢者が

生活支援サポーターとして、支援の必要な高齢者の日常生活を支える「生活支援サポー

ター活動事業」の活用促進を図るとともに、地域住民、自治会、民生委員などとの協働

による「高齢者見守りネットワーク事業」を推進し、高齢者を地域全体で支え見守る活

動に取り組みます。

① 高齢者交通費助成事業の実施

② 生活支援サポーター活動事業の活用促進

③ 介護予防事業の推進(介護予防手帳の普及啓発、シニア体力測定会、脳トレスク

エアステップ教室、高齢者サロンなど)

④ ウォーターフロント公園の健康遊具の利用促進

⑤ 高齢者の健康づくり、生きがいづくりに関する講演会の開催

⑥ 高齢者見守りネットワーク事業の推進

4 保健事業の推進(国保・健康増進課)

① 「子育て世代包括支援センター」を通して、妊産婦や保護者が当事者だけで悩まず、

安心して出産や育児ができるよう、家庭状況に配慮した支援をコーディネートし、医

療機関や子育て支援機関等の関連機関と連携しながら切れ目のない支援を行います。

② 子どもを産み育てやすい環境を整備するため、特定不妊治療費の助成を行い、出産

を希望する方を支援します。

③ 町民の疾病予防、重症化防止を図るため、各種の予防接種を実施し、乳幼児や高齢

者の方々がより安心して暮らせる環境づくりに努めます。

④ 住民の健康保持のため、健康診査及び各種がん検診の更なる受診率向上対策に取り

組み、疾病の早期発見、早期治療を促せるよう取り組みます。

また、がん検診については効率的・効果的な「コール・リコール事業(未受診者へ

の個別勧奨と再勧奨)」を実施するとともに、定期的に検診を受診し易い環境づくり

にも努めます。

⑤ すべての妊婦が安心して安全に出産できるよう、妊婦健診(全 14 回)の助成を行い、

妊婦の経済負担を軽減するとともに、健康管理の向上を図ります。

⑥ 入院が必要な新生児に対して未熟児養育医療事業を実施し、新生児の健やかな成長

を支援するとともに、その家族の経済的な負担を軽減します。

⑦ 母子保健推進員による乳児全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん事業)・妊婦訪問を

実施し、子育て支援の情報提供や助言を行います。初めて子育てと向き合う家庭と地

域社会をつなぐ橋渡しの役割と妊産婦の心と体の健康と乳児の健やかな成長を保持す

るための支援に努めます。

⑧ 乳幼児健診(4 か月、1 歳 8 か月、3 歳児)及び乳幼児相談(7 か月、10 か月、1 歳

及び 2 歳 3 か月)を引き続き実施します。特に成長を妨げるリスクがある乳幼児及び

その保護者に対しては、家庭状況に配慮したきめ細やかな対応を行い、健やかな成長

を支援します。

⑨ 子どもたちの「う蝕予防」を目的として、町内の幼稚園、保育所、小学校、中学校

で「フッ化物洗口事業」を行い、生涯にわたる歯の健康を支えます。

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5 ごみの減量化、分別の適正化及び再資源化率の向上(住民環境課)

限りある資源の保護、環境負荷の低減、ごみ処理費用の軽減、ごみ処理施設の長寿命

化を図るため、ごみの広域行政を実施している長与・時津環境施設組合、及びその構成

町である長与町と連携して、ごみの減量化に努めます。

そのために、3R(リデュース、リユース、リサイクル)の普及・啓発に努め、時津町

保健環境連合会と協働で適正なごみの分別を推進し、資源物の再資源化率の向上を図り

ます。

6 地域福祉の推進(福祉課)

① 地域福祉の充実を図るため、時津町社会福祉協議会、民生委員・児童委員及び主任

児童委員との連携を更に強化し、活動を支援します。

② 社会福祉協議会と連携し、ボランティアの育成、活動の充実を図るとともに、身体

障害者福祉協会をはじめとする福祉団体の活動を支援し、地域福祉の充実に努めます。

③ 「時津町自殺対策計画」に基づき、「我が事・丸ごと」地域共生社会づくりの取り

組みや生活困窮者自立支援制度等を含めて、様々な課題を抱え自ら相談に行くことが

困難な人等を早期に発見するとともに、自殺防止のための支援に一体的に取り組みま

す。

7 人権啓発活動の促進(福祉課)

① 「時津町人権教育・啓発基本指針」に基づき、町民一人一人が人権尊重を自らの課

題として、あらゆる機会を通じ、また生涯にわたり人権教育に参加できるよう、効果

的な人権教育・啓発を推進します。

② 思いやりの心を育み、差別や偏見のない社会を作るため、人権意識の普及高揚を目

的とし、時津町人権擁護委員を中心に、町内小中学校の協力を得ながら「人権の花運

動」や、町内各種団体の協力の下「人権啓発パレード」などの啓発活動に取り組みま

す。

8 地域包括ケアシステム構築の推進(高齢者支援課)

地域でお互いに支え合い助け合う「地域支え合いのまちづくり」などの生活支援体制

整備を進め、在宅医療・介護連携の推進、認知症高齢者の支援、介護予防・日常生活支

援総合事業の充実を図り、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後ま

で続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供され

る「地域包括ケアシステム」の構築を推進します。

その一環として、今後増加が予測される認知症への理解を深めるため、医療・介護・

福祉の専門職をはじめ、高齢者から児童生徒までを対象とした全世代の住民を対象に、

認知症サポーター養成講座等による周知・普及啓発に努めます。

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9 介護保険事業の円滑な推進(高齢者支援課)

第 7 期介護保険事業計画に基づき、高齢者が住み慣れた地域で、いつまでも健康で元

気に暮らしていけるよう介護予防事業を積極的に推進するとともに、介護給付費の適正

化への取り組みを進め、介護給付費の増加抑制を図り、介護保険事業の安定かつ効率的

な運営に努めます。

また、第 7 期介護保険事業計画について、状況分析及び評価を行い、新たな課題の解

決に向けて、第 8 期介護保険事業計画及び高齢者福祉計画を策定します。

10 後期高齢者医療制度の円滑な推進(高齢者支援課)

75 歳以上の高齢者を支える医療制度として、平成 20 年にスタートした後期高齢者医

療制度は、制度の見直しを行いながら、安定した運営が行われております。

国では、高齢者を取り巻く環境や医療費の動向を踏まえ、持続可能で安定した保険財

政が維持できるよう、保険料軽減特例措置や賦課限度額の見直しなどの制度改正が進め

られ、令和 2 年 4月からは「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施」が施行されま

す。

このような国の動向を注視し、被保険者に対して、制度改正等の的確な情報提供を行

うとともに、長崎県後期高齢者医療広域連合と連携を図りながら、円滑な制度運営に努

めます。

そこで、これまで、国保・健康増進課で取り組んできた「医療費適正化事業」におけ

る分析手法のノウハウと、高齢者支援課で取り組んできた「介護予防事業」の仕組み等

を利用し、令和 2年 4 月から、「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施」に取り組

み、社会保障費の削減等に効果的な取り組みの推進を図ります。

11 国民健康保険事業の推進(国保・健康増進課)

「時津町第 2 期保健事業実施計画(データヘルス計画)」を基に、効果的かつ効率的な

保健事業の実施について、保健・福祉・医療における各分野の担当者と連携を図りなが

ら、一体となった健診事業や疾病予防対策などを推進し、医療費の適正化に向けた取り

組みを実施します。

① 国民健康保険制度の適正かつ効率的な運営を図るため、オンライン資格確認等シス

テムを構築するほか、都道府県化による市町村事務の広域化・標準化を促進します。

② 特定健康診査受診率の向上や生活習慣の改善が必要な対象者への特定保健指導を

充実させ、脳血管疾患、虚血性心疾患、糖尿病性腎臓病等の疾患による重症者を減ら

すなど、より効果的な対策に取り組みます。

③ 医療費適正化については、時津町国民健康保険の医療費分析結果を基に、国民健康

保険加入者以外の方々も含め、各種団体等に対しても周知を行い、住民の健康に対す

る意識向上に努めます。

④ 医療費通知及びジェネリック医薬品の差額通知を送付し、被保険者自身が負担する

医療費、ジェネリック医薬品を利用した場合の差額費用を認識してもらうことで、被

保険者の医療費適正化に対する意識の更なる向上に努めます。

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⑤ 疾病予防、早めの受診、ジェネリック医薬品の使用促進、残薬の対応方法等につい

て、被保険者に周知・啓発を行うだけでなく、医師会、歯科医師会及び薬剤師会等に

も積極的に協力をお願いするなど、広報活動の充実・強化に努めます。

12 大村湾の水質浄化(住民環境課)

時津町を含めて大村湾沿岸の 5市 5町などで構成する「大村湾をきれいにする会」の

大村湾の美化推進事業や浮遊ゴミ除去対策事業に参画し、また各種団体が行っている大

村湾の清掃活動に引き続き協力することにより、大村湾の水質浄化に努めます。

13 マイナンバーカードの周知及び円滑な交付(住民環境課)

各種異動届や証明書申請に訪れた来庁者に対して、窓口封筒やパンフレットなどを活

用して、マイナンバーカードについての周知を図り、必要な方への交付がスムーズに行

えるよう努めます。

また、ご自身での申請が難しい方に対しては、マイナポータル端末を活用したマイナ

ンバーカード申請手続き補助も継続して行い、マイナンバーカードの取得促進に努めま

す。

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Ⅲ 建設部

1 快適な市街地の整備(区画整理課)

時津中央第 2 土地区画整理事業について、引き続き、小島田地区の建物移転に取り組

みます。

また、浜田郷坊ノ前地区の道路、宅地を一体的かつ面的に整備するための造成工事に

着手するとともに、浜田郷清水地区の造成工事を行い良好な市街地形成を図ります。

加えて、幹線道路となる都市計画道路「西時津左底線(元村工区)」と「冬切線」の

令和 3 年度中の開通を目指して、築造工事に取り組みます。

2 地域内生活道路網、都市計画道路の整備(都市整備課)

国道 206 号の渋滞緩和に向けて、長崎県が施工中の地域高規格道路「西彼杵道路(時

津工区)」の完成後の地域環境の変化に対応するため、町道「子々川日並線」において

は、引き続き歩道整備事業に取り組み、町道「日並左底線」においても、事業を推進す

るなど、生活道路網の整備に努めます。

また、都市計画道路「西時津左底線(野田工区)」においては、引き続き用地買収や

物件補償に取り組み、都市計画道路「西時津小島田線」については、小島田地区

「打越工区」において、測量及び道路設計に着手し、計画的な事業推進を図ります。

3 歩くまちづくり事業の推進(都市整備課)

ウォーキングを楽しみながら、健康増進を図れるように、町内の歩道に弾力性舗装の

ウォーキングコースを整備し、歩くまちづくり事業の推進を図ります。

令和 2 年度においては、町道「西時津小島田線」などの歩道にウォーキングコースを

整備します。

4 ふるさと納税の取り組み(産業振興課)

ふるさと納税制度を積極的に推進・活用し、地域の特産品を全国の寄附者に返礼する

ことにより、町内産業の活性化につなげます。

5 農業の振興(産業振興課)

① 農道整備事業や農地基盤整備事業に取り組み、農業生産の向上と農業者の経営安定

を図ります。

② ふるさと納税を活用し、農業の活性化及び農産物のブランド化を図ります。

③ イノシシやアナグマなど有害鳥獣による農作物被害を防止するため、捕獲やワイヤ

ーメッシュ柵の設置等、有害鳥獣対策に努めます。

④ 農地中間管理事業により農地の貸借を推進し、耕作放棄地の拡大防止及び担い手の

育成に努めます。

⑤ みかんやぶどう、びわの優良系苗木の購入補助を行い、農産物の品質向上と生産面

積の維持に取り組みます。

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⑥ 直売所出荷用苗の購入やミニハウスの設置補助を行い、直売野菜等の安定供給と地

産地消の推進に努めます。

6 とぎつの森再生計画の推進(産業振興課)

鳴鼓岳において、花木等の管理や園内道の整備、休憩所の設置を行い、町民のいこい

の場となるよう整備していきます。

あわせて、アプローチ道路となる林道左底線の拡幅等を行い、鳴鼓岳やプロジェクト

D植栽地へ多くの住民が安全に安心して訪れることができるようにします。

7 水産業の振興(産業振興課)

① 稚魚や稚ナマコの放流など「つくり育てる漁業」を支援するとともに、水産資源保

護のための密猟防止対策に努めます。

② 夏まつりや産業まつりなどの各種イベントとの連携を図り、魚食普及と地産地消の

拡大に努めます。

③ ふるさと納税を活用し、水産業の振興に取り組みます。

8 商工業の振興(産業振興課)

① 西そのぎ商工会との連携・協力により、創業希望者や町内事業者を支援し、活力あ

る商工業の育成に取り組みます。

② 大型商業施設との連携により、「とぎつふれあい産業まつり」を開催し、町内商工

業の発展を図ります。

9 地元雇用の推進(産業振興課)

ハローワークや県と連携し、町内企業の情報を広く発信するとともに、合同企業面談

会を開催し、町内企業と求職者のマッチングにより、若者の地元雇用及び UI ターンを促

進します。

10 崎野自然公園の充実(都市整備課)

平成 30 年 6 月にコテージ 3 棟がオープンした崎野自然公園の運営の安定化を図ると

ともに、指定管理者が開催するさまざまなイベントに協力するなど、崎野自然公園の更

なる PR 活動に取り組みます。

また、平成 23 年度に策定した「崎野自然公園施設機能確認計画(長寿命化計画)」に

基づき、劣化した施設や設備の改善を図り、住民サービスや利便性の向上に努めます。

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11 町道維持補修(都市整備課)

平成 29 年度に策定した「時津町舗装長寿命化修繕計画」に基づき、優先順位をつけて

計画的な舗装修繕に努めるとともに、適切な修繕方法により維持修繕費のライフサイク

ルコストの縮減を図ります。令和 2年度においては、町道「中沢原線」及び「金堀団地

線」の舗装修繕を実施します。

また、引き続き道路舗装の点検調査の実施により、緊急性の高い箇所は、優先して補

修を実施します。

12 交通安全施設の環境整備(都市整備課)

定期的な道路パトロールを行うとともに、平成 27 年度に策定した通学路の安全確保

に関する取組方針となる「時津町通学路交通安全プログラム」に基づき、関係機関との

連携により、交通安全施設(ガードレール、カーブミラー、区画線等の路面標示、路側

帯のカラー化、視覚障害者誘導用表示など)の維持補修に努めます。

また、道路舗装、歩道等における危険箇所の解消にも取り組みます。

13 街路灯の整備(都市整備課)

街路灯の維持管理については、不具合・不点灯箇所の通報協力を住民にお願いし、迅

速な対応を行うとともに、必要に応じ、地元自治会等との協議を踏まえ、新規設置を行

うなど、明るく安全なまちづくりに努めます。

引き続き、街路灯の LED 化を計画的に行い、長寿命化・省エネ化を図ることにより、

地域の防犯対策、地球温暖化防止対策にも取り組みます。

14 橋梁長寿命化対策(都市整備課)

平成 21 年度に策定し、平成 31 年度に見直しを行った「時津町橋梁長寿命化修繕計画

(80 橋)」に基づき、引き続き、損傷箇所の調査設計や補修工法の検討を行い、補修工

事を実施します。

15 道路橋定期点検(都市整備課)

平成 30 年度に策定した「時津町橋梁定期点検計画」に基づき、「第 2 宮園橋ほか 14

橋」において、5 年に 1 回の近接目視による定期点検を実施し、道路橋の老朽化対策に

取り組みます。

16 災害発生の未然防止(都市整備課)

土砂災害における被害等を未然に防止するため、危険箇所のパトロールや、監視体制の

強化に努めるとともに、急傾斜地崩壊対策事業などの整備促進を図ります。

また、令和 2年度より、元村郷上開田地区急傾斜地崩壊対策事業が、県事業として着手

されます。

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Ⅳ 教育委員会

1 安全・安心でのびのびと学習できる教育環境の整備(教育総務課)

① 児童生徒が快適な環境において教育を受けられるよう、町立小中学校のトイレ施設

の改修等を行います。

② 長寿命化計画を基本とする教育施設の効率的かつ効果的な維持管理等を行います。

③ 昨年度から新たに実施された、幼児教育の無償化制度の周知、定着を図るほか、家

庭の経済状況に関わりなく教育の機会が適切に確保されるよう、就学援助を実施しま

す。また、高等学校、大学等への進学など、意欲・能力のある者に対する進学の機会

を確保することを目的とした奨学資金の貸与制度に取り組みます。

2 将来を豊かに生きる力の基礎を培う学校教育の推進(学校教育課)

① 学力調査や心理検査を活用して、子どもの実態を把握し、「主体的・対話的で深い

学び」に向けて授業改善に努め、確かな学力の向上を目指します。

② 外国語指導助手の活用等により、小学校における外国語教育の充実に努めます。ま

た、イングリッシュデイキャンプや、海外派遣事業、「長崎県イングリッシュパフォ

ーマンスコンテスト時津町代表選考会」を実施する等、外国語によるコミュニケーシ

ョン能力の向上を図ります。

③ 国が進める「GIGA スクール構想の実現」を注視し、学校 ICT 環境の整備に努めると

ともに、ICT 活用により、子どもたちの学習への興味関心を高め、わかりやすい授業や

子どもたちの主体的・協働的な学びの実現を目指します。

④ 小学校における「プログラミング教育」の充実を図るため、中央研修受講者や外部

講師を活用し、町独自のプログラミング教育に関する研修を実施する等、教職員の指

導力向上に努めます。

⑤ 各教科や総合的な学習の時間等において、地域人材を活用したり、体験活動を取り

入れたりしながら、郷土の歴史や伝統文化について学ぶ等「ふるさと学習」を推進し

ます。

⑥ 学校の組織力向上による安定した学校運営の確保、円滑な学校経営の支援による学

習環境の充実を図るため、新たに学校経営指導員を配置します。

3 読書活動の推進(社会教育課)

第三次時津町子ども読書活動推進計画に基づく家庭における子ども読書活動の推進

を図るため、家読(うちどく)の普及、啓発に努めます。

4 歴史・伝統の保存、継承(社会教育課)

茶屋(本陣)の保存・活用に向けた取り組みを推進し、地域資源として内外に示すこ

とができるよう、改修を行います。

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5 学校・地域・家庭が連携・協働する地域づくりの推進(社会教育課)

① 「土曜学習教室事業」及び「放課後子ども教室事業」を推進し、子どもの居場所づ

くり事業及び教育支援の充実を図ります。

② 青少年健全育成町民会議と協力し、「子褒め事業」、「通学合宿」及び「子ども 110

番の家」の充実、促進に努めます。

6 家庭教育支援の推進(社会教育課)

① 若い世代を対象とした家庭教育事業の支援を継続して実施し、「エンジョイ!パパ・

ママ事業」の充実と実施地域の拡大を図ります。

② 家庭教育支援に係るファシリテーターの人材養成を図るとともに「ながさきファミ

リープログラム」を活用した学級 PTA や家庭教育学級の充実に努めます。

7 生涯学習活動の推進(社会教育課)

① 豊かな人間性を育む基盤づくりのために「五つのしおり」の啓発、推進に努め、全

町的な「五つのしおり」の実践を推進します。

② 各社会教育施設の特性を生かし、各種講座や夏休み子ども教室及び軽スポーツ教室

など子どもから高齢者にいたるまで、それぞれのライフステージに合わせた学習機会

の提供を行い、町民の継続的な学習意欲の向上を図ります。

③ 施設の効率的な運用を行い、町民に対し快適な生涯学習活動の場を提供するととも

に、各種サークル活動をはじめ、時津町文化協会や自治公民館活動等を支援し、「つ

どう」「まなぶ」「むすぶ」活動を通じて積極的な地域参加やまちづくりへの参画を

促します。

8 生涯スポーツの振興(社会教育課)

① 海洋センター艇庫の利用促進に努め、子どもたちから高齢者まで海洋性スポーツに

親しむ機会の増大を図ります。

② 65歳以上の高齢者を対象とする東部コミュニティセンターやB&G海洋センターのト

レーニングマシン及び海洋センタープールの活用を推進し、高齢者の体力向上、健康

増進を図ります。

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Ⅴ 水道局

1 信頼される水道水の安定供給(上下水道課)

時津町水道事業基本計画に基づき、老朽化した水道施設及び管渠について、改築更新

及び耐震化を計画的に進め、安全でおいしい水の安定供給に努めます。

2 下水道長寿命化計画に伴う時津浄化センターの改築更新工事(上下水道課)

老朽化が進んだ時津浄化センターのポンプ棟沈砂池設備について、長寿命化計画に基

づいた改築更新工事を引き続き行います。

3 浄化槽の整備及び維持管理(上下水道課)

公共下水道区域外の生活環境の保全及び公衆衛生の向上を図るため、引き続き浄化槽

の整備を行います。

また、浄化槽の良好な性能を保持するため、適正な維持管理に努めます。

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令和2年度の財政運営

以上の施策の大綱に基づき、編成いたしました本町の令和 2 年度一般会計予算案は、前

年度当初予算に比べて 7.5%、8 億 2,000 万円増加し、117 億円となっております。 その主な要因といたしましては、私立保育所等の施設型給付費の増額などにより民生費

が 3 億 5,700 万円増加していることや、投資的経費の増額により土木費が 2 億 3,200 万円

増加していることなどがあげられます。 また、投資的経費の主な事業を紹介しますと、時津中央第 2 土地区画整理事業に 13 億

9,000 万円、子々川日並線の道路整備に 3億 400 万円、西時津左底線(野田工区)の道路整

備に 2 億 1,600 万円、日並左底線の道路整備に 5,000 万円などとなっております。 これらの大型事業の集中に伴い、5 億 9,700 万円の収支不足が見込まれることから、こ

れまで蓄えてきた基金などを活用し、この収支不足を補うこととしております。 本町の行財政運営につきましては、これからも更に厳しい状況が続くことが予想されま

すが、今後も健全な町財政を堅持しつつ、選択と集中の観点を持って、町民の皆さまの生

活を支える各種施策を計画的に推進してまいりたいと存じます。