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7月6日、かものはしプロジェクト共同代表の青木健太氏をゲストスピーカーに迎え、「カンボジアの児童売春問題解決へ向けて~子ども達の未来を守る~」と題して、勉強会を開催いたしました。第一部の講演資料となります。
Citation preview
世界の児童売春問題解決へ向けて世界の児童売春問題解決へ向けて~子ども達の未来を守る~~子ども達の未来を守る~
NPONPO法人かものはしプロジェクト法人かものはしプロジェクト 共同代表 青木健太 共同代表 青木健太
aoki@ xperl.jpaoki@ xperl.jp
まずは10の質問!
Q1 .
カンボジアに行ったことがある
Q2 .
「かものはしプロジェクト」を前から知っていた
Q3 .
国内外のNPO/NGOに
ボランティアとして関わったことがある
Q4 a.
実はNPO/NGOの職員だ
Q4 b.
機会があればNPO/NGOで働いてみたい
Q5 .
マイクロファイナンスを知っている
Q6 .
マイクロファイナンスの現場に
行ったことがある
Q7 .
Kivaや仕事でマイクロ
ファイナンスに参加したことが
ある
Q8~10 .
今日聞きたいのは1.カンボジアと児童買春問題2.かものはしの起業の経緯や今の事業について3.かものはしとマイクロファイナンスとの関わりと課題
自己紹介
自己紹介 カンボジアと児童買春問題
かものはしの活動
マイクロファイナンスとかものはしプロジェクト
かものはしプロジェクト共同代表青木健太
1982年生まれ26歳
2001 年東京大学入学
2002年友人と
かものはしプロジェクトを創業
2004年晴れて大学を
中退
~ 2007IT事業の立ち上げ
2008サポーター事業
2009カンボジア駐在
カンボジアと児童買春問題自己紹介 カンボジアと
児童買春問題かものはしの活動
マイクロファイナンスとかものはしプロジェクト
カンボジアとは?
日本の半分の面積に
1,340万人の人々
世界遺産、アンコールワット
なぜカンボジアは貧しいのか?
キリングフィールド
人口ピラミッドカンボジアカンボジア 日本日本
人口の半分は子ども内戦の影響で 30~ 50代が少ない
70 歳
0歳
1800
2600
5300
7900
400900
140019002400290034003900440049005400590064006900740079008400
カンボジア ベトナム タイ 中国
$
長く内戦が続きインフラが崩壊したカンボジアの経済・教育状況は、 他の途上国と比較しても非常に悪い
カンボジア国内に仕事を創っていくこと、仕事をできる人材を教育することが大事
CENTRAL INTELLIGENCE AGENCY ( 2008 年)
一人当たり GDP
一人当たり一人当たり GDPGDPの比較の比較 就学率の比較就学率の比較
91.598 99
94
29.5
70.576 74.5
0
20
40
60
80
100
カンボジア タイ ベトナム 中国
初等教育就学率
中等教育就学率
UNESCO Institute for Statistic “Global Education Digest 2008”
カンボジア概況 GDPと就学率
売春宿の中の映像
人身売買
労働搾取
臓器売買
養子縁組
児童労働
商業的性的搾取
児童買春
児童買春とは、子どもの心と体に対して最悪の形態の労働と定義されている(国際労働機関)
児童買春とは?
かものはしの活動
自己紹介 カンボジアと児童買春問題
かものはしの活動
マイクロファイナンスとかものはしプロジェクト
コミュニティファクトリー事業
IT事業 サポーター事業
児童買春解決のための3つの事業
コミュニティーファクトリーの事業モデル
大人に仕事を、子どもに教育を!
賃金
コミュニティーファクトリー販売市
場
学校
子ども
両親
貧困家庭労働
利益
42
カンボジアの20ものお店で販売いただいています!!
43
合計1,000個
なんと、日本でも販売
東急ハンズ新宿店
サポーター限定オンライン販売!
2011 年度までの目標
コミュニティファクトリーで 100世帯を支援
他団体との連携を通して 100世帯を支援
法執行団体の支援
他国での児童買春問題解決のための準備
カンボジア
他国
販売方針
カンボジア国内のおみやげ品市場をターゲットとする。現在 200万人以上の観光客が訪れているが、品物の 7割以上は、おみやげ品にもかかわらず、タイなどからの輸入品。ここをターゲットとする
国内おみやげ品市場では、適度な品質や値段で、新しいデザインの商品であることが重要。そのため、組織をしっかり構築し、輸入製品と勝負をしていく。また、日本が得意とする生産改善やデザインノウハウなどをうまく活用していくことで優位性を築いていく
2011 年度終わりまでに単月黒字化を目指す。その際通常運営はカンボジア人によって行われるように現地化する
46
デザイナー招聘
他国展開
4747
児童買春問題が現在存在する、あるいは今後悪化されるだろうと予想される国は、以下のような国である(現在調査中)
ミャンマー、北朝鮮、パプアニューギニア、フィジー、スーダン、キューバ、イラン等
以下のようなポイントを中心に調査を進めていく
買い手
(現地男性、小児性愛好者の動き、観光業の発展の有
無)
売り手
(貧困状況、教育状況)
環境
(売春や子ども・女性に対する価値観。法整備 / 法執行の状況)
かものはしとして活動したときの、活動のインパクトや実現可能性
その国の問題状況 展開可能性
緊急支援1st stage
1 ~ 2ヶ月
緊急支援2nd stage数ヶ月~2,3年
緊急支援~開発支援 児童買春問題見取り図(仮説)
復興 stage5年~ 10年
開発 stage10年~ 20年
援助公助
共助自助
児童労働
軍(多国籍軍)
啓蒙活動監視
法律立案売り手への支援①
法執行売り手への支援②CFプロジェクト
企業
/Watc hing Advo c a c y Law Making
Re s po ns e to Supp lyS ide
Law Imp le me nting
CF Pro je c t
児童買春問題
解決方法
緊急支援1st stage
1 ~ 2ヶ月
緊急支援2nd stage数ヶ月~2,3年
緊急支援~開発支援 児童買春問題見取り図+児童買春問題(仮説)
復興 stage5年~ 10年
開発 stage10年~ 20年
援助公助
共助自助
困難
容易
Feasibility Line
アジア
アフリカ
オセアニアパプアニューギニア
フィジー
シエラレオネ
ソマリア
北朝鮮
ネパールパキスタン
ミャンマー
バングラディッシュ
/Watc hing Advo c a c y Law Making
Re s po ns e to Supp lyS ide
Law Imp le me nting
CF Pro je c t
解決方法
条件
1 .支援策の住み分け
2.NGOとしてのインフラ整備
3.組織としての体力・能力
4.紛争地域ではない
5.解決インパクトがあるか
カンボジア
児童買春問題
2011 年度資金調達計画概要2011 年度の総収入は 1 億 6千万円弱( 2008年度対比 151%)
5,9807,500
5,625
4,109
7,000
2,100
400
2,500
0
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
12,000
14,000
16,000
2008年度
日本収入
2011年度
日本収入
2011年度
日本支出
IT事業 サポーター事業 スタディーツアー事業 日本事務局
(参考)
資金調達目標 4,715
(単位:万円)
サポーター事業
IT事業
日本事務局
マイクロファイナンスとかものはしプロジェクト
自己紹介 カンボジアと児童買春問題
かものはしの活動
マイクロファイナンスとかものはしプロジェクト
今関わっている部分はありません
ターゲットと課題
最貧困層Ultra Poor
貧困層~最貧困層Very Poor
貧困層Poor
【援助】寄付ベースのアプローチ
【共助】寄付+少額ローン
【自助】マイクロファイナンス
参考資料: BRAC の Ultra Po o rの定義
下記の二つの基準がある 5つの条件のうち、 3つに当てはまるかでチェックされる
Grant based approach
Ownership of less than 10 decimals of land;
Dependent upon female domestic work or begging;
No active male adult members in the household;
Children of school age have to work to support the household;
No productive assets in the household.
Grant plus loan based approach
Owns no more than 30 decimals of land;
The adult woman is abandoned, separated or divorced;
The adult male is disabled or otherwise unable to work;
Depends on seasonal wage employment;
Unable to make productive or effective use of NGO services.
出典 : BRAC ANNUAL REPORT 2007
参考資料:バングラデシュで見た、マイクロファイナンスのポイント
お金を渡すのはあくまでもきっかけ、一側面に過ぎない
自立して稼ぎを出すためのインフラ、その他の支援を併せて提供することが重要では?•ビジネス面でのサポート、販売網の提供など
•継続的なモニタリング•啓蒙活動•子どもへの教育支援など
マイクロファイナンスとの協業可能性
コミュニティファクトリーから独立するときの独立資金として
マイクロファイナンス対象者へ職業訓練を提供
マイクロファイナンス対象世帯へサービスを提供
(広い意味でのマイクロファイナンス)MFIからコミュニティファクトリーへの出資を受ける
ご静聴ありがとうございました