演習Ⅲ

食品ロス・廃棄の削減（仮題）　　　　

科目等履修生学籍番号　 2311803

木村　征子

世界の食料需給＊食料需要への影響１．人口・・・ 1950 年（ 25 億人）　　　　　　　 2011 年　（ 70 億人到達）　　　　　　　 2025 年　（ 81 億人）　　　　　　　 2050 年　（ 96 ）億人

２ . 新興国・・・ＢＲＩＣｓ・ＶＩＳＴＡの食生活の　　　　　　　　変化　　　　　　　　畜産物・油脂類の消費が増加

3. バイオ燃料の需要の高まり　　　　　　　　 2030 年はバイオ燃料の需要が　　　　　　　　現在の 6 倍（国際エネルギー機　　　　　　　　関）

* 食料供給への影響1. 農地の縮小 . ・・・砂漠化の進行　　　　　　　　　　　　途上国の工業化

2. 単収の伸びが鈍化・・・単位面積当たりの　　　　　　　　　　　　　　　収量の増加が少ない

３ . 水資源の制約・・・地下水の枯渇　　　　　　　　　　　　　ダム建設用地の減少

4. 異常気象・・・干ばつの頻発・多雨・洪水　　　　　　　　　　台風・ハリケーンの頻発

5. 家畜伝染病・・・鳥インフルエンザ・口蹄疫

　　　　　　　　　　　　出典：世界の農業と食料問題 55頁　

3　 　 　 http:/ / www.e- stat.go.jp/ SG1/ estat/ List.do?lid=000001108413　 　 　 [ ] 　農林水産省 食料需給表 より作成

0

50

100

150

200

250

300

350

400

1961 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2006 2007 2008 2009

％

諸外国の穀物自給率の推移（試算）アメリカ カナダ ドイツ スペイン フランス イタリア

オランダ スウェーデン イギリス スイス オーストラリア 日 本

4

0

5

10

15

20

25

30

35

40

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

1970 1972 1974 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012

%100万トン

世界の穀物受給と期末在庫％

生産量（100万t） 消費量（100万t） 期末在庫量（100万t） 期末在庫率（％）

「 World　Agricultural　Supply　and　Demand　Estimates 」 　「 Grain ： World　Markets　and　Trade 」 「 PS&D 」

　 　

注：米国農務省の 2013 年６月時点での見通しであり、毎月更新される。

日本の食料需給（国内生産量　輸入量）

5

＊食料需要1. 　穀類（米・小麦・大麦・トウモロコシ）の　国内　　　生産量と輸入量のバランスに偏り

2. 　穀類の国内仕向け量の 43 ％は飼料用

3. 　食料自給率はカロリーベース 39 ％、穀物自給　　率は 28 ％（ 2011 年）、生産額ベース 66 ％　4. 　近年野菜は　 80 ％が国産・果物は国産の 1.6

　　倍の輸入量　

5. 　畜産物の需要は２０００年から減少傾向、高齢　　化と・ＢＳＥ問題　　　　　　　　　　

６ . 　水産物は 1989 年以後減少、過剰漁獲による資　　源枯渇や水質悪化、東日本大震災以後の生産　　　量減少が大きい　

* 食料供給1. 　穀類の不足分は輸入でカバーされてきた

2. 　穀類の国内生産量は 951 万 7000 トン、輸入量は　　 2605 万 8000 トン

3. 　小麦・大麦は 90 ％。トウモロコシはほぼ 100 ％、　　大豆等の豆類は国産の 10 倍の輸入量

4. 　畜産物の国内生産量と輸入量は半々

5. 　牛乳及び乳製品の内、飲用向け牛乳が 2003 年　　　以後減少、酪農家戸数と乳牛頭数の減少

6. 　食用魚介類の自給率は 60 ％（ 2010 年）、　　 1964 年は 113 ％から減少している

1. 　　出典；世界の農業と食料問題 186 ～ 199 頁

6

2011 年度食料需給表 　 　 単位 1,000 トン 　　 　 　 　 　 　 　

類別・品目別 国内生産量 輸入量 輸出量 在庫の増減国内消費仕向け量 （飼料）

1. 　穀類 9,517 26,058 171 468 34,345(14,807

)

2. 　イモ類 3,280 1,054 3 0 4,331 (8)

3. 　デンプン 2,594 144 0 16 2,722 0　

4. 　豆類 310 3,134 0 -137 3,581 (115)

5 　 . 野菜 . 11,859 3,094 5 0 14,984 0　

6. 　果実 2,966 4,965 34 10 7,882 0　

7. 　肉類 3,169 2,735 6 41 5,857 0　

8 　 . 鶏卵 2,483 138 0 0 2,621 0　

9. 　牛乳・乳製品

7,634 4,017 8 -84 11,627 45　

10 　 . 魚介類

4,297 4,482 530 23 8,226 (1,641)

11 　 . 海藻類

87 55 2 0 140 0　

12 　 . 砂糖類

2,256 3,737 3 84 4,278 (119)

13. 　油脂 1,946 967 12 -4 2,505 (119)

14. 　みそ 459 7 10 -2 458 0　

15 　 . 醤油 821 1 16 -1 807 0　

16 　 . その他

2,041 2,366 0 -10 4,417 (3,313)

　　　合計 55,719 56,954 800 404 108,781(20,077

)http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001108413 　 　

農林水産省　 2011 年度食料需給表（概算値）より作成 　 　

2011年度食料需給表 1,000単位 トン

類別・品目別 国内生産量 輸入量 輸出量 在庫の増減 国内消費仕向け量（飼料）1.　 穀類 9,517 26,058 171 468 34,345 (14,807)2.　 イモ類 3,280 1,054 3 0 4,331 (8)3.　 デンプン 2,594 144 0 16 2,722 04.　 豆類 310 3,134 0 - 137 3,581 (115)5　 . .野菜 11,859 3,094 5 0 14,984 06.　 果実 2,966 4,965 34 10 7,882 07.　 肉類 3,169 2,735 6 41 5,857 08　 .鶏卵 2,483 138 0 0 2,621 09.　 牛乳・乳製品 7,634 4,017 8 - 84 11,627 4510　 .魚介類 4,297 4,482 530 23 8,226 (1,641)11　 .海藻類 87 55 2 0 140 012　 .砂糖類 2,256 3,737 3 84 4,278 (119)13.　 油脂 1,946 967 12 - 4 2,505 (119)14.　 みそ 459 7 10 - 2 458 015　 .醤油 821 1 16 - 1 807 016　 .その他 2,041 2,366 0 - 10 4,417 (3,313)　 　 　 合計 55,719 56,954 800 404 108,781 (20,077)http:/ / www.e- stat.go.jp/ SG1/ estat/ List.do?lid=000001108413

　 2011農林水産省 年度食料需給表（概算値）より作成

7

食料自給率1965 1975 1985 2008 2009 2010 2011

カロリーベース 73 54 53 41 40 39 39生産額ベース 86 83 82 65 70 70 66穀物自給率 62 40 31 28 26 27 28

73

54 5341 40 39 39

86 83 82

65 70 70 6662

4031 28 26 27 28

1965 1975 1985 2008 2009 2010 2011

食物自給率

カロリーベース 生産額ベース 穀物自給率

http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/012.html農林水産省　食料自給率の部屋より作成 　

8

食品廃棄物の発生量の推移

2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009事業所系食品廃棄物 956 838 869 838 843 829 779 756家庭系食品廃棄物 1,189 1,134 1,070 1,056 1,045 1,119 1,072 1,032

「一般廃棄物の排出及び処理状況、産業廃棄物の排出及び処理状況」環境省試算

1,189 1,134 1,070 1,056 1,045 1,119 1,072 1,032

956838 869 838 843 829 779 756

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009

（万トン）

食品廃棄物の発生量の推移

家庭系食品廃棄物 事業所系食品廃棄物

9

野菜生産出荷統計

2006 2007 2007 2009 2010 2011収穫量 14,324 14,746 14,622 14,072 13,365 13,513出荷量 11,752 12,230 12,135 11,687 11,129 11,298作付面積 505 503 500 498 495 490

　 2013/ 1/ 15政府統計の窓口 日公表より作成http:/ / www.e- stat.go.jp/ SG1/ estat/ List.do?lid=000001102731

480

485

490

495

500

505

510

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

16,000

2006 2007 2007 2009 2010 2011

1000ha1000トン

野菜生産出荷統計

収穫量 出荷量 作付面積

10

18,449 17,152 16,582

250223

222

1,348

1,1921,272

2,672

2,2921,876

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

2009 2010 2011

千トン

業種別の食品廃棄物の年間発生量（推計値）

食品製造業 食品卸売業 食品小売業 外食産業

http://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/kankyoi/pdf/130617-03.pdf

成 23 年度食品廃棄物等の年間総発生量及び食品循環資源の再生利用等実施率について

11http://www.env.go.jp/recycle/waste/conf_raw_g/01/mat03.pdf(資料 ) 　環境省

生

ゴ

ミ

製造段階

流通段階

消費段階

食品製造業等

食品流通（飲食料品卸売

業）

外食産業（一般飲食店

等）

家庭

動植物性残差等

売れ残り、廃棄食品

廃油、液体の廃棄物、ピット汚泥

調理くず、食べ残し、廃油、液体廃棄物、ピッド汚泥

調理くず、廃棄食品

産業廃棄物（廃油、廃酸、廃アルカリ、汚

泥）

事業系一般廃棄物

家庭系一般廃棄物

生ゴミの分類

12

食品ロスの現状

13

日本の食品廃棄の現状（2009年度推計） 農林水産省「食品ロス削減に向けて」20013/3月より作成

日本では、年間約 1,800万トンの食品廃棄物が排出。このうち、本来食べられるのに廃棄されているもの、

いわゆる「食品ロス」は年間約 500～800万トン含まれると推計。

食用仕向量（粗食量+加工用）

（8,446万ｔ）

① ・食品関連事業者

・食品製造業

・食品卸売業

・外食産業

① 食品関連事業者

・食品製造業

・食品卸売業

・食品小売業

・外食産業

食

品

資

源

の

利

用

主

体

食品廃棄物等排

出量

<発生量-減産量>

2,028万ｔ

有価取引される製造

副産物（1,272万ｔ） 例：大豆ミール・ふすま

（1,272万ｔ）

事業系廃棄物

756万ｔ うち可食部分と考えら

れる量（300～400万

②一般家庭

家庭系廃棄物

1,032万ｔ うち可食部分と考えら

れる量（200～400万

ｔ）

肥飼料化：1,272万ｔ

再生利用

・飼料化：208万ｔ

・肥料化：77万ｔ

・エネルギー等：38万ｔ

焼却・埋立：432万ｔ

再生利用

（肥料・エネルギー等）

58万ｔ

焼却・埋立：973万ｔ

食品由来の廃棄物

1,788万ｔ うち可食部分と考えられる量

500～800万ｔ いわゆる「食品ロス」

フードバンクとは　食品企業の製造工程で発生する規格外品などを引き取り、福祉施設等へ無料提供する団体・活動を言う。　　対象品：箱やぶれ・箱つぶれ、余剰品、防災備品、販売期限切れ等

14

　　　　　　支援者　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　受益者

　　　　　　　　　　　　　　　　食品・食材

農林水産省 / フードバンクより作成

各企業・個人

（一般家庭・農家）

フードバンク

各福祉施設・団体

15

フードバンク活動

運営主体名 所在地 年間取扱量（ｔ） 設立年企業からの食品受け取り 個人からの食品受け取り 食品の保管 施設への提供 個別の家庭への直接提供

フードバンク道央 北海道千歳市等 30 2012ｔ（ ） 2008 11年 月 　 　 　 × 　 　 　 × 　 　 × 　 　 ○ 　 　 ×

ハンズハーベスト 北海道札幌市等 80 2012ｔ（ ） 2008 12年 月 　 　 　 ○ 　 　 　 × 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ×

フードバンク北海道ネットワーク 北海道 30 2012ｔ（ ） 2008年 　 　 × 　 　 × 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ×

フードバンクだいち 青森県 5 2010ｔ（ ） 2008 12年 月 　 　 　 × 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○

AGAINフードバンク東北 宮城県仙台市 32 2011ｔ（ ） 2008 11年 月 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ×

フードバンク茨城 茨城県 　 　 － 2010 10年 月 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ×

フードバンク北関東 群馬・栃木・埼玉 　 　 － 2011 5年 月 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○NPO（ 法人三松会）フードバンクとちぎ 栃木県南部 1 2012ｔ（ ） 2012 1年 月 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 × よつ葉生協・マルハニチロ

フードバンク宇都宮 栃木県 　 　 － 2011 4年 月 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ とちぎコープ、ベジファーム、等

セカンドハーベストジャパン 東京都 3,152 2012ｔ（ ） 2000 1年 月 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○2（ｈｊ）フードバンク 東京都 10 2009ｔ（ ） 2000 5年 月 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 個人からの寄付が主体

フードバンク山梨 山梨県 6.2 2009ｔ（ ） 2008 10年 月 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 企業・農村から規格外品を受ける

フードバンクとやま 富山県 4 2011ｔ（ ） 2009 1年 月 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○

セカンドハーベスト名古屋 4東海 県 200 2011ｔ（ ） 2007 9年 月 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○

ウードバンク関西 芦屋市中心 187.3t(2010) 2003年 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 24毎日余剰食品提供企業 社

活 動 内 容 主な提供先

個人・法人の両者から寄付を受け入れる

個人・法人の両者から寄付を受け入れる

個人・法人の両者から寄付を受け入れる

2ｈｊ・コストコ・他の企業から集荷・配送

2 2.3ｈｊと提携、年 回

コストコ・野菜の仕分けセンター等

農家からの余剰農産物

個人からの寄付が多い

食品メーカー・小売業・個人から

2ｈｊからの提供（キッチンウェアーバンク）

16

運営主体名 所在地 年間取扱量（ｔ） 設立年企業からの食品受け取り 個人からの食品受け取り 食品の保管 施設への提供 個別の家庭への直接提供

アポーヨ・ミエ 三重県津市 30 2012ｔ（ ） 2011年 　 　 ○ 　 　 ○ 2 2ｈｊおよび ｈｎからの支援（ブラジル人学校運営） （ブラジル人・フィリピン人）ＣＯＭＰＡＳＳ 滋賀県南部 2 2012ｔ（ ） 　 　 ○ 2ｈｊより提供・労働福祉協議会

（ブラジル人・ペルー人）ＮＰＯ白浜レスキューネットワーク 和歌山県白浜町 2010年 ○ 2ｈｊより提供

フードバンク広島 広島市 2007 11年 月 ○ ○ ○ × 食品関連企業の余剰品

フードバンク高知 高知県 60 2011ｔ（ ） 2008年 ○ ○ ○ ○ ○ 2ＨＪからの支援、地域農協や小売店

フードバンク岡山 岡山県全域 2012 11年 月 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 × 岡山コープ、パン屋、農家、うどん店

島根県社会福祉協議会 島根県松江市内 2012 6年 月 　 　 × 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 交渉中の食品会社数社

フードバンク鳥取 鳥取県内 80 2012ｔ（ ） 2010年 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 　 　 ○ 2ｈｊ、農家、ＪＡ女性の会、個人（みもざの会）フードバンク九州 福岡市 30 2011ｔ（ ） 2009 10年 月 ○

フードバンク日田 大分県日田市 2008年 ○ ○ ○ 個人・企業・ＪＡ日田青年部が中心

フードバンク沖縄 沖縄県 2007年 ○ ○ ○ ○ ○ 食品関連企業、個人

コープフードバンクみやぎ生協 宮城県 2012 4年 月 ○ ○ ○ 食品関連企業

フードバンク千葉 千葉市周辺 2012 5年 月 ○ ○ ○ ○ ○ フードドライブ、企業・団体・個人（ワ－カーズコープちば）

活 動 内 容 主な提供先

各フードバンクのＨＰより作成

17

130

373 350 341401 382

482

67

110 12992

53

270140

58

108 95106 95

73 108

46

87 7650 75

45 84

45

135105

97 56

153 78

5

2619

21 29

20 28

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

1000

2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年

食品自主回収件数の推移表示不適切 規格基準不適合 品質不良 異物混入 その他 容器・包装不良

件

農林水産省　安全技術センター　理由別回収年数

http://www.famic.go.jp/syokuhin/jigyousya/riyubetu.pdf

18

　　　　　　　　　　　現行の食品表示に関する法律ＪＡＳ法

品質

原材料名

内容量

原産地

等

食品衛生法食品安全の確保

添加物

アレルギー

名称

賞味・消費期限

保存方法

遺伝子組換え

製造業者名

健康増進法（栄養表示）

等

等

消費者庁　食品表示の概要http://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin678_01.pdf

19

食品ロスに向けた関係省庁の取り組み（食品ロス削減関係省庁連絡会議）

内閣府 文部科学省

農林水産省 環境省

消費者への普及啓発 食育との関連 地方自治体への周知

・食べ物の無駄をなくそう

プロジェクト

・消費者教育推進のための

プログラム

「環境型社会形成推

進基本計画」の中に、

食品ロスを盛り込む

　

2013年より食品ロスの削

減へ、消費者への普及啓

発、シンポジューム開催、

リーフレット作成・

配布。

・食品製造業・卸売業・小

売業・有識者「商習慣検討

ワーキングチーム」支援。

・フードバンク活動支援

・過剰包装削減活動の支援

農林水産省 「食品ロス削減に向けて」2013/3

消費者庁

「食品ロス削減関係省庁等連絡協議会」の設置　　　　　　　　　　　　　　　　　　 2012 年 7月 25 日

20http://www.caa.go.jp/action/kaiken/pdf/120725shiryo.pdf

＊趣旨＊年間 1,900 万トンの食品廃棄物が排出、このうち食べられるのに廃棄される食品　　「食品ロス」は年間 500 ～ 900 万トンと試算されている。＊ 2012 年 4 月から発生抑制の目標値を設定。＊過剰在庫や返品などの商取引慣行が行われる背景には消費者の過度な鮮度志向がある。＊消費者の意識改革を図る目的で「食品ロス削減関係省庁等連絡会議」を設置した。

＊構成　○　内閣府　政策統括官（共生社会政策担当）付参事官（食育推進担当）　○　農林水産省食料産業局　バイオマス循環資源化　食品産業環境対策室長　○　環境省　廃棄物・リサイクル対策部　企画課　リサイクル推進室長　○　消費者庁　消費者政策課長　○　消費者庁　消費生活情報課長　○　消費者庁　食品表示課長

食品ロス削減に向けた内閣府の取り組み　第２次食育推進基本計画

21

* 世界の食料事情は、 9億人が飢餓・栄養不足、楽観できない状況、　「もったいない」の精神を持ち、食事できることに感謝の念を持つ事、　食育の大切な要素。①　食育白書に食品リサイクルと食品ロスの削減に関する取り組み（農林　　水産省）を記載。

②食品ロスや食品表示を記載した「食育ガイドブック」を都道府県、関係団　　体へ配布、ＨＰに掲載。

③食育推進全国大会（ 2013 年度：広島県で開催予定）、消費者への普及　　啓発。

農林水産省 /環境省（食品リサイクル法）の取り組み①　食品廃棄物の発生抑制（ 16 業種）の取組（ 2012 年 4月より）

22　 　農林水産省 食品ロス削減の取り組み

業種 業種区分 暫定目標値食品製造業 肉加工品製造業 売上高 100 万円当たり 　 113 　　

Kg

牛乳・乳製品製造業醤油製造業みそ製造業

　　々　　々　　々　

　 108 　　Kg 　 895 Kg　 191 　　Kg

ソース製造業 製造量１トン当たり 　　 59.8 Kg

パン製造業麺類製造業

売上高 100 万円当たり　　々

　 194 　　Kg 270 Kg

豆腐・油揚製造業 　　々 2,560 　 Kg

冷凍調理食品製造業 　　々 　 363 　 Kg

そう菜製造業すし・弁当・調理パン製造業

　　々　　々

　 403 　 Kg 224 Kg 　 　

食品卸売業 食品卸売業 ( 飲料中心 )

食品卸売業 ( 飲料中心除く )

　　々　　々

　　 14.8 Kg 4.78Kg

食品小売業 各種食料品小売業菓子・パン小売業

　　々　　々

　 65.6 　 Kg　 106 　　Kg

コンビニエンスストア 　　々 　 44.1 　 Kg

食品廃棄物等の発生抑制に関する今後の目標値設定業種 (2014 年度 )

　 　農林水産省 食品ロス削減の取り組み

　業　種 　業種区分食品製造業 水産缶詰・瓶詰製造業、水産練り製品製造業、

野菜缶詰・果実缶詰・農産保存食料品製造業、

野菜漬物製造業、菓子製造業、食用油脂製造業、

レトルト食品製造業、清涼飲料製造業

食品卸売業 食肉卸売業

食品小売業 食肉小売業、卵・鶏肉小売業

外食産業 食堂・レストラン、居酒屋等、喫茶店、

ファーストフード店、その他飲食店、持ち帰り・配達飲食店

給食事業、結婚式場業、旅館業

農林水産省の取り組み②「食」に関する将来ビジョンの加速化と「食品ロス削減」の取り　　組み10 のプロジェクト

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10 のプロジェクト

（ 1 ）地域資源を活用した 6次産業化

（ 2 ）「食文化」を軸とする観光・産業・文化政策の展開（ 3 ）我が国の農林水産物・食品の輸出促進による海外展開（ 4 ）「食」を活用した新たな価値創造による農村漁村コミュニテイの再生・地域活性化

（ 5 ）再生エネルギーの導入拡大（ 6 ）農林水産分野の有する環境保全機能を支える仕組みの構築

（ 7 ）医療、介護、福祉等を含む健康と食、農の連帯（ 8 ）全ての世代、様々な立場の人々が参加する「生涯食育社会」の構築

（ 9 ）「食」に関する将来ビジョンの実現に向けた国民運動の展開

（ 10 ）総合的な食糧安全保障の確立

　　消費者を巻き込んだ食品ロス削減の取り組み（国民運動への展開）　　（パンフレット配布やシンポジュウム開催等による広報）

　　（イベントへの参加）（マスコミへの情報発信）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　農林水産省　食品ロス削減の取り組み２０１２年 10 月

農林水産省の取り組み③　食品ロス削減のためのフードチェーン全体の取り組み　　商習慣検討ワーキングチーム発足

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参加企業 参加企業

食品製造業（ 9社） 食品卸売業（ 3社）味の素 (株 ) 　　　　　　　（風味調味料協議会）

国分 (株 ) 　　　　　　　（日本加工食品卸協会）

江崎グリコ (株 ) 　　　　　　　（全日本菓子協会）

三菱食品 (株 ) 　　　　（日本加工食品卸協会）

キッコーマン食品 (株 ) 　　　　（日本醤油協会）

(株 )山星屋　（全国菓子卸商業組合連合会）

コカコーラカスタマーマーケティング(株 )　　　　　　　　　　　　　 (全国清涼飲料工業会）

食品小売業（ 4社）

サントリー食品インターナショナル (株 )　　　　　　　　　　　　　 (全国清涼飲料工業会）

イオンリテール (株 ) （日本チェーンストア協会）

日清食品 (株 ) 　　　　（日本即席食品工業会）

(株 ) イトーヨーカ堂（日本チェーンストア協会）

ハウス食品 (株 ) 　（全日本カレー工業協同組合）　　　　　　　　　　　　　　　　　

(株 ) 東急ストア　　（日本スーパーマーケット協会）

(株 )マルハチニチロ食品　　（日本缶詰協会）雪印メグミルク (株 ) 　　　　　　（日本乳業協会）

(株 ) ファミリーマート　（日本フランチャイズ協会）

農林水産省　食品ロス削減の取組

農林水産省の取り組み④　フードチェーンにおける商習慣の見直し　加工食品 3 分の 1 ルールの変更　 2 分の 1 ルール？

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3 分の 1 ルールによる期限設定の概念図（賞味期限 6ヶ月の場合）

製造日 納品期限 販売期限 賞味期限

メーカー

卸売

スーパー

2ヶ月 2ヶ月 2ヶ月

店等から撤去、廃棄

（一部値引き販売）

店頭での販売

卸・小売からメーカーへの返品、受取拒否

小売から卸売への返品

食品ロス削減に向けた取組（加工食品における３分の１ルール）

　　食品ロス削減のための商習慣検討ワーキングチーム中間　　　とりまとめ　　　　　　　　　 2013 年 3月 5 日

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①卸・小売業の取引条件、納品期限の見直し　　「賞味期限の１ / ２残し」に変更した時の、食品ロス削減効果、ＣＯ２削減効果、　　納品期限切れ発生等の実証実験の具体化。②賞味期限の見直し　　技術開発（生産・衛生管理・包装資材）により、見直しが必要な製品がある。　　科学的な知見に基づく再検証が必要。消費者の理解を得ながら期限の延長、　　進捗状況を公表する。③表示方法の見直し　賞味期限が３か月以上の製品は「年月」表示に変更。④消費者理解の促進　「もったいない」の観点から、食品ロス削減の重要性や食品期限表示について　理解してもらえるように取り組む。

消費者庁の取り組み①「食べもののムダをなくそうプロジェクト」ページ開設

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　食品ロスの約半分は一般家庭から　家庭での一人当たりの食品ロス量の試算では 1 年間に約 15Kg, 60回の食事分に相当。

　　　　　　　　　　　　　　　　過剰除去；皮を厚く向きすぎる　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　脂っこい部分などを取り除く　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　食べ残し；作りすぎて食べ残した　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　直接廃棄；冷蔵庫に入れたまま期限切れ

直接廃棄の理由：　○食品の鮮度低下、腐敗及びカビの発生　○食品の消費期限・賞味期限が過ぎたため　○色やにおいなどで食品の安全性に不安を感じた　○食品が中途半端に余ってしまったため

　資料：消費者庁「食費ロスの現状」パンプレットより

過剰除去 22.7g55%直接廃棄

7.3g18%

食べ残し 11.1g27%

家庭における食品ロスの内訳 （一人一日あたりの食品ロス量）

1日の合計41.0g

1日の合計41.0g

消費者庁の取り組み②　一人一人が「もったいない」を意識して行動すること

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＊「加工食品の表示に関する改正　○食品の期限表示には「賞味期限」と「消費期限」がある。違いを明確化。　○保存方法等に関する情報提供の促進　○期限表示ラベルの張り替えに対する考え方の明確化　○いわゆる 1/3 ルールが任意のものであることの明確化

＊買い物は必要に応じて　　　○必要な食品を、必要な時に、必要な量を購入

＊調理で作りすぎない /余ったら作りかえる

消費者庁「食べ物のムダをなくそうプロジェクト」より