Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ　Ａｒｃｈｉｔｅｃｔｕｒｅについて～　ＥＡの策定方法～

METI 経済産業省

Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ　Ａｒｃｈｉｔ

ｅｃｔｕｒｅについて　～　ＥＡの策定方法～

平成１６年１月１９日

経済産業省　　村上敬亮　

2

METI 経済産業省目　次

■　EA導入の目的と背景－　ＩＴ投資管理市場で起きている変化について。ＩＴ投資管理の全体像について

－　EAとは。EAのフレームワーク。ＥＡ成果物の全体像

－　参照モデル、EA導入手順、EAプロセス

■　EAの策定方法－　業務・システムの概要と最適化の方向性

－　各体系の成果物の作成方法

－　参照モデル、個別調達案件への反映方法

■　EAの策定・管理体制と評価－　プログラム管理とプロジェクト管理

－　CEO、CIO、 CIO補佐官、業務部門長それぞれの役割

－　政策評価、行政評価

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METI 経済産業省業務・システム最適化計画（ EA）の全体像

■　業務・システム最適化計画（ EA）の全体像

業務・システムの概要と最適化の方向性＝＞　 EA導入の目的　（ミッションと原則）

業務・システムの現状、理想及び次期モデルの内容＝＞　開発・利用の対象となる狭義の「 EA成果物」

最適化の実施内容＝＞　 EAが当面目指す最適化の目標値

最適化工程表＝＞　 EAの開発・利用のスケジュール

また、これらとは別に、府省横断的に各種参照モデルを整備。

4

METI 経済産業省業務・システムの概要と最適化の方向性

■　府省横断的、部局横断的な政策・業務分析の開始－　政策・業務参照モデルが定義する、「公共資産管理」、「統計管理」などの共通の定義に基づき、各府省が行っている行政機能を確認。府省横

断的、部局横断的に、類似の業務の有無、 IT化の有無などをチェックする。

○　業務を実施●　汎用システム★　独自システム

内閣官房

内閣法制局

人事院

宮内庁

警察庁

防衛庁

防衛施設庁

金融庁

総務省

公正取引委員会

公害等調整委員会

郵政事業庁

消防庁

法務省

公安調査庁

外務省

財務省

国税庁

文部科学省

文化庁

厚生労働省

社会保険庁

農林水産省

食糧庁

林野庁

水産庁

経済産業省

資源エネルギー

庁

特許庁

中小企業庁

原子力安全保安院

国土交通省

気象庁

海上保安庁

海難審判庁

環境省

衆議院事務局

参議院事務局

国立国会図書館

最高裁判所

会計検査院

日本銀行

文化財、工芸品等の管理 ○○ ○ ○国庫管理 ★○ ○ ○国有財産管理 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○公的記録、データ、情報管理 ○○○○★○○○○○○○○★○○○○★○★○○○○○○○★○○★★○○★○○○○○○

訓練と教育 ○ ○○ ○ ○○ ★ ★ ○ ○ ○ ○○教育の推進 ○ ○ ○

調査統計管理 ○○○○○○★ ○○○○○○○○○○○○○○○★○○○○○○○○○

資格の発行と管理 ○○○○○○○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○許認可の発行と管理 ○○○○○○○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○申請の受付と管理 ○○○○○○● ○○○○○○○○○○○○○○○●○○○○●○○○○法的執行機関の指定と管理 ○ ○ ○○○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○○○○○ ○

公共資産管理

・・・

・・・

・・・

教育

活動の申請・承認

　

文書作成、表計算、プレゼンテーション、電子メール程度の汎用ソフトウェアしか利用していない。もしくは業務を実施しているがコンピュータ等の情報機器を使っていない。

○５

他府省と共同で利用しているシステムが提供されており利用している（各府省共通的な仕様に基づき開発、運用されているシステムを利用している場合を含む。）

△４

他府省と共同で利用しているシステムを開発、運用している（各府省共通的な仕様に基づき開発、運用しているシステムを含む。）

▲３

府省内で独自のシステムが提供されており利用している☆２

府省内で独自のシステムの開発、運用している★１

文書作成、表計算、プレゼンテーション、電子メール程度の汎用ソフトウェアしか利用していない。もしくは業務を実施しているがコンピュータ等の情報機器を使っていない。

○５

他府省と共同で利用しているシステムが提供されており利用している（各府省共通的な仕様に基づき開発、運用されているシステムを利用している場合を含む。）

△４

他府省と共同で利用しているシステムを開発、運用している（各府省共通的な仕様に基づき開発、運用しているシステムを含む。）

▲３

府省内で独自のシステムが提供されており利用している☆２

府省内で独自のシステムの開発、運用している★１

　

5


■　最適化対象の抽出－　更に各行政機能を以下の視点から分析

業務内容（予算、税等）業務実施方法サービス対象IT 化の有無

－　 Enterprise として最適化　すべき対象を抽出　

－　先進事例等を踏まえ　業務オーナーと業務改革　の方向性について討議

－　最適化対象となる業務と　業務改革の方向性（組織目的　と原則 (Mission & Principles) の抽出

担当課業務実施方法　　業務支援ツール

業務機能（業務サブ機能）施策内容／業務内容直接顧客

計画と資源配置

内部資源管理情報管理

標準と規制の策定・管理

規制等に基づく活動の承認

公安・社会秩序維持（財産保護等）ｾｷｭﾘﾃｨ認証制度個人／企業セキュリティ室○ ○ ○ ○公共資産管理（公的記録、ﾃﾞｰﾀ、情報管理）情報収集・提供内部職員情報政策課 ○公共資産管理（公的記録、ﾃﾞｰﾀ、情報管理）文書管理内部職員情報政策課産業支援（基準認証）マルチ協力（ｱｼﾞｱ PKI、OECD等）海外／企業国際室 ○ ○ ○ ○産業支援（基準認証）二国間協力（欧米、中国、韓国等）海外／企業国際室 ○ ○ ○ ○産業支援（基準認証）ＩＴ機器の標準化企業情報政策課 ○産業支援（基準認証）ＩＴ投資と産業競争力強化業界情報経済課▲ ○ ○ ○産業支援（基準認証）ｲﾝｼﾃﾞﾝﾄ対応個人／企業セキュリティ室産業支援（基準認証）ｾｷｭﾘﾃｨ監査個人／企業セキュリティ室産業支援（基準認証）ｾｷｭﾘﾃｨ人材育成個人／企業セキュリティ室○産業支援（基準認証）ｾｷｭﾘﾃｨ認証制度個人／企業セキュリティ室○ ○ ○ ○産業支援（基準認証）ＩＣカード個人／企業ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ室○ ○ ○産業支援（基準認証）地域情報化個人／企業ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ室○ ○産業支援（技術研究・開発支援）マルチ協力（ｱｼﾞｱ PKI、OECD等）海外／企業国際室 ○ ○ ○ ○産業支援（技術研究・開発支援）二国間協力（欧米、中国、韓国等）海外／企業国際室 ○ ○ ○ ○

業務内容

○　業務を実施●　汎用システム★　独自システム

貿易経済協力局

貿易管理部

産業技術環境局

製造産業局

商務情報政策局

情報政策ユニッ

ト

商務流通グルー

プ

消費経済部

資源エネルギー

庁

基準認証 ○○○○○○新規市場創出 ○○○○○技術研究・開発支援○○○○セーフティネット ○○○○エネルギー配送管理 ○エネルギー製造管理 ○○エネルギー・資源管理 ○

産業支援

エネルギー・資源管理・・・・

・・・

・・・・

・・・

いくつもの組織で、同じような業務を実施していることが見えてくる。

担当課業務実施方法　　業務支援ツール

業務機能（業務サブ機能）施策内容／業務内容直接顧客

計画と資源配置

内部資源管理情報管理

標準と規制の策定・管理

規制等に基づく活動の承認

公安・社会秩序維持（財産保護等）ｾｷｭﾘﾃｨ認証制度個人／企業セキュリティ室● ○ ○ ○公共資産管理（公的記録、ﾃﾞｰﾀ、情報管理）情報収集・提供内部職員情報政策課 ●公共資産管理（公的記録、ﾃﾞｰﾀ、情報管理）文書管理内部職員情報政策課産業支援（基準認証）マルチ協力（ｱｼﾞｱ PKI、OECD等）海外／企業国際室 ● ● ▲ ○産業支援（基準認証）二国間協力（欧米、中国、韓国等）海外／企業国際室 ● ● ▲ ○産業支援（基準認証）ＩＴ機器の標準化企業情報政策課 ○産業支援（基準認証）ＩＴ投資と産業競争力強化業界情報経済課● ● ▲ ▲産業支援（基準認証）ｲﾝｼﾃﾞﾝﾄ対応個人／企業セキュリティ室産業支援（基準認証）ｾｷｭﾘﾃｨ監査個人／企業セキュリティ室産業支援（基準認証）ｾｷｭﾘﾃｨ人材育成個人／企業セキュリティ室●産業支援（基準認証）ｾｷｭﾘﾃｨ認証制度個人／企業セキュリティ室● ● ○ ○産業支援（基準認証）ＩＣカード個人／企業ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ室● ● ▲産業支援（基準認証）地域情報化個人／企業ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ室● ▲産業支援（技術研究・開発支援）マルチ協力（ｱｼﾞｱ PKI、OECD等）海外／企業国際室 ● ● ● ▲産業支援（技術研究・開発支援）二国間協力（欧米、中国、韓国等）海外／企業国際室 ● ● ● ○

業務内容

　現状

似たような業務を多くの府省で実施していることが分かる。

同じようなツールを使っている業務が分かり、共通ツールの可能性が見えてくる。（○部分を共通の▲・△にしていく可能性）

　将来像

一つの共通かつ最適化された業務プロセスを持てば、いくつか（もしくは全部の）府省で流用・活用できる。

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■　業務・システムの概要と最適化の方向性

－　抽出された最適化の方向性（原則： Principles)　と対象業務・システム（組織目的： Mission)、及び対象業務の責任者（業務オーナー）を文章で明確に記述する。

　最適化の方向性本計画は、△△△及び×××に係る業務の担当者内部での□□□による業務コストの削減を図るとともに、全ての業務の○○化を行い、ペーパレス業務を実現する。

　最適化計画の対象業務・システム各府省で実施する△△△及び×××に係る□□□申請等の処理、△△△料の徴収、 ××に係る監督、□□の管理、□ ×の障害防止、技術計算、統計作成、電子情報提供等の△△△及び×××に係る一連の事務を総合的に処理する。

　業務部門長本計画を策定するに当たり、業務部門の責任者は●●●とする。

7

METI 経済産業省狭義の EA成果物

■　狭義の EA成果物

（注）

政策・業務体系

データ体系

適用処理体系

技術体系

機能情報関連図（ＤＦＤ）

次期次期

情報体系整理図（ＵＭＬ）情報分析図（ＣＲＵＤ）

情報システム機能構成図

ネットワーク構成図

ソフトウェア構成図

ハードウェア構成図


理想理想


データ定義表


DA

AA

TA

淡色文字は設計開発に合わせ順次作成

機能構成図（ＤＭＭ）

業務説明書

機能構成図（ＤＭＭ）機能構成図（ＤＭＭ）

実体関連ダイアグラム（ ERD) 実体関連ダイアグラム（ ERD)

情報システム関連図

BA現状現状





業務流れ図（ＷＦＡ）業務流れ図（ＷＦＡ）

データ定義表データ定義表

実体関連ダイアグラム（ ERD)

業務流れ図（ＷＦＡ）

業務説明書業務説明書




機能情報関連図（ＤＦＤ）機能情報関連図（ＤＦＤ）



業務・システムの概要と最適化の方向性

(Mission　&　Principles)

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METI 経済産業省政策・業務体系 (Business　Architecture)

■　業務説明書－　狭義の EA成果物を開発するためのプロジェクト憲章に該当する。「業務・システムの概要と最適化の方向性」を踏まえ、開発すべき EA成果物の内容、そのための体制とスケジュール、リスク要因など EA 成果物策定に先立って業務オーナー側と決めておくべきことを確認する。

■　機能構成図 (Data Mandala Matrix(DMM))－　業務の現場から業務の実際を引き出す役割を担う。

－　業務を構成する機能を、 3行 3 列の格子様式を用い階層的に分解・抽出する。

－　 DMMは、ソフトウエアエンジニアリングに特段の知見を持たない業務の現場から見て難解な機能情報関連図（後述）を理解できるようにつなぐ役割を果たすとともに、CIO 補佐官とそのスタッフがお互い理解できる共通の言語で現場とのコミュニケーションを確立するための手段としても有効に機能する。

9

METI 経済産業省政策・業務体系 (Business　Architecture)

■　機能構成図 (Data Mandala Matrix(DMM))DMM 0（レベルとレベル１）1- 1 1- 2 1- 3 2- 1 2- 2 2- 3 3- 1 3- 2 3- 3

機構要求検討（行政管理局＆財務省）

定数改訂（人事院＆財務省）折衝人事計画組織希望調査個人希望調査庁舎等維持庁舎管理健康管理

1- 8 1 1- 4 2- 8 2 2- 4 3- 8 3 3- 4

機構・定員設定決定採用・配属異動対象者決定その他事業厚生健康診断

1- 7 1- 6 1- 5 2- 7 2- 6 2- 5 3- 7 3- 6 3- 5

規程類改正アルバイト採用職員採用採用・異動辞令

レクリエーション助成公務災害事務宿舎管理

( 　0)レベル8- 1 8- 2 8- 3 1 2 3 4- 1 4- 2 4- 3

永年勤続表彰叙勲・褒賞叙勲授与式準備

機構・定員設定採用・配属厚生研修テーマ募

集年間計画作成受講者募集

8- 8 8 8- 4 8 コンテキスト 4 4- 8 4 4- 4

表彰／叙勲拝謁準備表彰／叙勲人事・給与・厚生研修研修個別研修計画

作成8- 7 8- 6 8- 5 7 6 5 4- 7 4- 6 4- 5

人事評価給与等支払出退勤・超勤管理アンケート分析習熟度テスト

結果通知研修実施

7- 1 7- 2 7- 3 6- 1 6- 2 6- 3 5- 1 5- 2 5- 3

昇任・昇格基準作成

職員給与賞与計算準備

職員給与賞与支払返納金徴収出勤時間帯決

定勤務時間報告書作成

出勤簿休暇簿記入

7- 8 7 7- 4 6- 8 6 6- 4 5- 8 5 5- 4

人事評価評価給与等支払年末調整出退勤・超勤管理

アルバイト出勤管理

7- 7 7- 6 7- 5 6- 7 6- 6 6- 5 5- 7 5- 6 5- 5

勤勉手当成績率作成処分昇任・昇格辞

令アルバイト給与

支払予算・支払実

績等作成退職金支払

10

METI 経済産業省政策・業務体系（ Business　Architecture）

■　機能情報関連図 (Data　Flow　Diagram(DFD))

－　 DFDは、対象業務と情報の流れを明確化する。－　 DFDは、対象となる業務がシステム化されているか否かにかかわらず作成される。具体的にどのようなソフトウエアや情報技術が適用されるかは、全く関係しない。

省内各課室

機構定員設定

採用・配属厚生

共済

要求項目

総務省行政管理局

内示

併任先

改正規程掲載依頼

研修

結果

財務省

内閣府

講師

職員アルバイト

出退勤・超勤管理

給与等支払

人事評価

表彰・叙勲

人事ファイル

機構定員＆定数改定

役職別人

数結果

人事院

定数改定機構定員

人事記録

人材人事院合格

者情報

職員

内定通

知

希望・発令

共済組合

個人票

人事記録

申請・承認

利用

料回収指

示利用料回収指示

申請・承認

共済組合申請・承認


給与

明細書

支払

被災職員

申請・支払

財務省税務署

税・申告・源泉徴収票

受講者

省内各課室研修計画案・募集

依頼受講記録

結果通知・アンケート

出勤簿・休暇簿記入／確認

出勤状況

人事評価

勤務日数勤務報告書実

績報

告

職員

発令・処分昇任・昇格

宮内庁指示

業界団体等

推薦・内示

表彰プレス結果公表

調整

11

METI 経済産業省政策・業務体系（ Business　Architecture ）

DMM DFD

人事給与

機構定員設定採用・配属厚生・共済

表彰・叙勲研修

人事評価給与等支払稼動

イベ

ント

と情

報を

明ら

かに

表彰・叙勲

採用・配属

人事評価給与等支払

機構定員設定

厚生・共済

研修

稼動

人事院職員業者

■　 DFDと DMMの対比－　 DFD　は、 DMM　が分析した行政機能に情報の流れとイベントが

付け加えられた形となる。

12


■　トップダウンアプローチ－　 DMMと DFD では、行政機能をトップダウンで分析する。－　現在の業務処理の方法や、既存の組織に引っ張られずに、行政機能はトップダウンで、情報はボトムアップで分析することにより、最適化への入り口が得られる。

レベル1

人事給与

給与等支払

給与等支払

退職金支払

退職金計算所得税・地方税計算

貸付金徴収

退職金支払

給与賞与支払準備

給与賞与支払

返納金徴収

予算・支払実績等作成

予算策定

機構定員設定

採用・配属厚生・共済

研修

人事評価

モニタリング人事給与

給与等支払

退職金支払

稼動

年末調整

業務をト

ップ

ダウ

ンで

分析

レベル0

レベル2

給与ファイル

人事院

給与ファイル

退職金支払

給与等支払

レベル0

レベル1

レベル2

財務省

共済システム

職員

職員

共済システム

13


■　 DFD ベースでの機能の論理化Ⅰ－　イベントとファンクションを接続しながら、情報の流れを追う。

厚生共済採用配属

稼動

研修

計画

給与等支払

人事評価

モニタリング

人事給与

【①個々の情報の流れを探す】

【②流れを大きな流れに接続する】【③機能全体で大きな流れを見つける】

DFD（Bファンクション）＊＊ファイル

Aファンクション

Cファンクション

＊＊ファイル

Bファンクション

Dファンクション

DFD（Cファンクション）

　タイムイベント　

利用情報　

　

支払指示　厚生共済

給与等支払い

利用ファイル

　

職員

オーダー（申請）　外部イベント

　

14


■　 DFD ベースでの機能の論理化Ⅱ－　タイムイベントが少なくなるよう、行政機能を無駄のない配置に再構成する。

－　再構成の流れを基に、機能名称を論理的に再構成する。

BA

D

CE

F

H

I

G

BA

DC

EF

HI

G

レクレーション助成

割引チケット斡旋

保養施設提供

公務災害事務厚生共済各種情報

提供

宿舎管理健康診断健康管理

現行体系

利用許可利用利用料請求

審査厚生共済（便益提供）

利用料回収

調整申込み受付調査計画

将来体系

ファン

クションの

論理化

【①下位レベルで再構成する】

BA

D

C

E

F２

HI

G

F１

【②上位レベルを再構成する】

【③機能名称を論理的に再構成する】

15


■　計画・評価機能を追加し、理想（ ToBe ）モデルの DFDを完成

【① DMM ベースで各レベルに　　　　　計画・評価機能を追加】

　

セキュリティクリアランス稼動給与等

支払

研修人事給与

人事評価

厚生共済

採用配属

計画・モニタリング

異動対象者決定

採用・異動辞令

職員・アルバイト採用

スキルレベルチェック

採用配属退職

個人希望調査

組織希望調査

採用計画

研修実施評価Ｐ人材マップ更

新Ｐ

研修準備研修研修知識ベース見直し

受講者募集研修計画作成研修知識

ベース作成

利用許可利用利用料

請求

審査厚生共済

利用料回収

調整申込受付

調査計画

実行セキュリティ定期的モニタ

リング

セキュリティ継続的モニタ

リング

導入セキュリティクリアランス

セキュリティ方針見直し

手続き作成リスク分析セキュリティ方針策定

採用配置中期計画

中期研修計画

共有知識ベース作成

予算計画計画モニタリング

必要人材マップ作成

人事組織戦略

行政目標策定

評価表彰等定期的コーチング

分析人事評価

評価基準知識ベース見直

し

実績集目標設定評価基準作成

給与等支払諸連絡

諸報告作成

調整・徴収給与等支払

予実評価

給与等計算諸申請登録予算策定

出退勤把握Ｐ

稼動定期的モニタリング

稼動継続的モニタリング

業務遂行稼動予実評価

ＯＪＴコーチング

部門個人目標設定年間計画

セキュリティクリアランス稼動給与等

支払

研修人事給与

人事評価

厚生共済

採用配属

計画・モニタリング




スキルレベルチェック

採用配属退職

個人希望調査

組織希望調査

採用計画

研修実施評価Ｐ人材マップ更

新Ｐ

研修準備研修研修知識ベース見直し

受講者募集研修計画作成研修知識

ベース作成


請求

審査厚生共済

利用料回収

調整申込受付

調査計画

実行セキュリティ定期的モニタ

リング

セキュリティ継続的モニタ

リング

導入セキュリティクリアランス

セキュリティ方針見直し

手続き作成リスク分析セキュリティ方針策定

採用配置中期計画

中期研修計画

共有知識ベース作成

予算計画計画モニタリング

必要人材マップ作成

人事組織戦略

行政目標策定

評価表彰等定期的コーチング

分析人事評価

評価基準知識ベース見直

し

実績集目標設定評価基準作成

給与等支払諸連絡

諸報告作成

調整・徴収給与等支払

予実評価

給与等計算諸申請登録予算策定

出退勤把握Ｐ

稼動定期的モニタリング

稼動継続的モニタリング

業務遂行稼動予実評価

ＯＪＴコーチング

部門個人目標設定年間計画

プレスプレス

省内各課室省内各課室

計画／モニタリング

採用・配属厚生共済厚生共済

要求項目

総務省行政管理局総務省行政管理局

併任先併任先


研修

結果

財務省財務省

内閣府内閣府

講師講師



稼働稼働

給与等支払

給与等支払

人事評価


役職別人数結果

人事院人事院


人材人材人事院人事院

合格

者情報

職員職員

内定通

知希望・発令

共済組合

共済組合

申請・承認

利用

料請

求

共済組合共済組合

申請・承認



給与

明細書

支払

職員職員

申請・支払

財務省財務省税務署税務署


受講者受講者


研修計画案・募集

依頼

結果通知・アンケート


勤務日数勤務報告書

実績報

告

職員職員

発令・処分

昇任・昇格

業界団体等業界団体等

推薦・叙勲・公表

表彰

結果公表

調整

目標・実績・知識

目標・実績・知識目標・実績・知識

目標・実績・知識目標・実績・知識

目標・実

績・知

識

目標・実

績・知

識

人事ファイル行政目標ファイル

共有知識ベース

確認・認証

セキュリティクリアランス

他ファンクション

他ファンクション

目標・実績・知識

確認・認証

【 ② DFD ベースで各レベルに　　　　　計画・評価機能を追加】

16


■　業務流れ図（Work　Flow　Architecture）の作成－　システム化を行う業務処理過程の中で、個々のデータが処理される組織・場所と順序をわかりやすく記述したもの

経済省職員省内各課室

テスト結果登録

人事システム

人事記録登録

研修担当部署

研修募集情報

民間企業／他府省

受講者リスト作成

参加希望→

受講者リスト

参加者確認

集計・分析

受講

テストテスト結果

テスト結果

アンケート記入

保管

手作業

確認、チェック

保管

コンピュータ処理

コンピュータ画面

帳票

コンピュータファイル

＜記号説明＞

受講者募集

研修募集ファイル

参加申込参加申込

研修募集情報チェック研修募集情報チェック

参加希望→

受講者ファイル

受講確認登録

アンケート分析

－　 DFD や UML クラス図では見えにくい、内部組織や業務手順の変更の必要性など実務との対応関係がより明確になる。

－　人間が行う処理とコンピュータが行う処理のインターフェースがどこにあって人間系の処理との相性が良いかどうか、異なるコンピュータ同士での業務処理の繋ぎがどこで行われるのかも、一層可視化される。

17

METI 経済産業省データ体系（ Data　Architecture）

■　情報体系整理図（ UMLクラス図）

－　政策・業務分析が明らかにした業務機能で扱う全ての情報間にある論理的な関連及び構造を明確化するため、情報体系図（ UMLクラス図）を作成する。

－　更に情報を丹念に分析し抽象化することにより、データ資産を組織で最大限有効に活用するための基盤を整える。

■　クラス図作成を通じた情報の抽象化

－　理想像の情報体系整理図（ UMLクラス図）は、以下の手順で作成される。　現行情報の収集と分析　情報の抽象化　情報分析図（ CRUD ）の作成　情報の抽象化後の情報体系整理図（ UMLクラス図）の作成　計画／評価機能追加をし、理想（ ToBe ）モデルの情報体系整理図

（ UMLクラス図）の作成

18


■　現行情報の収集と分析

－　論理化後の DFDを元に、最初のイベントに着目しながら、入力される情報を丹念に洗い出す。

－　各申込書や領収書レベルを確認し、「職員」という情報レベルではなく、その情報を構成する、「性別」、「住所」などのデータ属性レベルまで降りて分析を行う。

－　分析の結果は、データ捕捉分類シートに書き出す。

ファンクション0レベル

ファンクション0レベル人事給与

ファンクション1レベル

ファンクション1レベル申込受付

府省名府省名

抽象化抽象化健康診断申込書データ型サイズ宿舎申込書データ型サイズ借入申込書データ型サイズデータ

サイズ

＜ヒト＞1 申込者職員名受診者宿舎申込者借入申込者2 府省名府省名府省名府省名3 部局部局部局部局4 課室課室課室課室568 申込受付者職員名受付担当官名宿舎管理官名受付担当名9 府省名担当者捺印担当係捺印受付担当官名10 部局物品管理簿登記捺

課室11 官職12 承認者職員名担当官名物品管理官名担当官名13 府省名府省名物品管理官捺印担当官捺印14 部局部局物品管理官本官捺15 課室課室取得の相手方

役職

16 官職官職取得の相手方の整理区分

17 業者業者名受診医療機関名宿舎名金融機関名支店名支店名

18 住所住所住所住所担当者担当者宿舎管理者担当者名

19 電話番号電話番号出納の相手方の整理区分

電話番号

23 ＜モノ＞24 整理番号受診受付番号申込番号整理番号2526 件名件名健康診断宿舎管理借入（各種助成）27 分類分類診断コース宿舎借入種類28 住宅、学資等2930 品目品目（１）診療項目宿舎分類返済回数、金利31 規格規格（２）半日ドック、１日ドック単身者用32 若年検診、婦人検診家族用33 成人病検診34 品目（２）回数応募資格借入資格35 規格（２）過去の受診回数363738 品目（３）再検診担保、保証の有無39 規格（３）40

47 備考備考内容その他参考となる事項参考となる事項参考となる事項

48 用途交通機関49 配布先近隣の状況50 請求理由53 ＜カネ＞54 支出科目支出科目（項）支出科目（項）支出科目（項）55 支出科目（目）支出科目（目）支出科目（目）56 金額金額受診料家賃借入金額57 敷金等返済額5859 合計金額合計金額金額金額借入残高61 予算額予算額予算額予算額6264 ＜タイムスタンプ＞65 申込月日申込月日申込月日申込月日6667686970 納期受診予定日入居希望日借入希望日717273 出納月日出納月日出納月日貸出月日7475 ＜その他＞76

　

19


■　情報の抽象化Ⅰ－　情報の抽象化とは、すなわち第三レベルまでのデータの正規化の作業を行う。通常の正規化の方法に則り、抽出された情報のグループ化（データエンティティにまとめる作業）と分類を徹底して行う。

伝票記載の項目によるくくりでの情報分析伝票記載の項目によるくくりでの情報分析

情報のデータ抽象化の例（共済申込を中心として）

所属府省所属課受診者名診療所（KKR診療書) 健康診断受診回数

（回）レセプト項目

所属府省所属部局宿舎間取（３LDK)

宿舎応募者名宿舎賃貸処理科目

所属府省所属ユニット融資申込者名

銀行（AB銀行G支店) 学費借入

借入希望額（円）科目

情報のタイプ情報のタイプ

抽象化

抽象化

抽象化

抽象化

抽象化

抽象化

抽象化

抽象化

府省部局課室

人・組織

抽象化

職員サービス提供者サービス名単位抽

象化

モノ・サービス

項目抽象化

カネ

健康診断申込書（健康診断）

宿舎申込書（宿舎管理）

借入申込書（各種助成）

規格

関東理財局

診断コース（日帰り、半日)

契約期間（年）

金利（変動、固定）

①

20


人的資源マスタの例抽象化名データ型サイズ職員府省部局課室プロジェクト業者金融機関

レコードタイプ CHAR 20 職員府省部局課室プロジェクト業者金融機関

人コード1 CHAR 10 職員コード府省コード部局コード課室コードプロジェクトコード

業者コード金融機関コード

人コード2 CHAR 10 府省コード府省コード府省コード

人コード3 CHAR 10 部局コード振込金融機関コード

人コード4 CHAR 10 課室コード振込金融機関支店コード

金融機関支店コード

人コード5 CHAR 10 役職コード地域コード地域コード人コード6 CHAR 10 官職コード人名1 CHAR 30 職員名府省名部局名課室名プロジェクト名業者名金融機関名

人名2 CHAR 30 府省名代表者名金融機関支店名

人名3 CHAR 30 部局名担当者名人名4 CHAR 30 課室名地域名地域名人名5 CHAR 30 役職名人名6 CHAR 30 官職名人分類1 CHAR 30 性別支払方法人分類2 CHAR 30 採用区分支払時期電話番号 CHAR 20 内線番号電話番号電話番号内線番号内線番号電話番号電話番号ＦＡＸ番号 CHAR 20 ＦＡＸ番号ＦＡＸ番号ＦＡＸ番号ＦＡＸ番号ＦＡＸ番号ＦＡＸ番号ＦＡＸ番号郵便番号 CHAR 7 郵便番号郵便番号郵便番号郵便番号場所1 CHAR 50 住所1 住所1 場所場所場所住所1 住所1場所2 CHAR 50 住所2 住所2 住所2 住所2場所3 CHAR 30 Eメールアドレ HPアドレス HPアドレス預金種別 CHAR 30 預金種別預金種別口座番号 CHAR 30 口座番号口座番号口座名 CHAR 30 口座名口座名振込方法 CHAR 30 振込方法振込方法支払条件 CHAR 30 支払条件支払条件日付1 DATE 西暦生年月日設置日設置日設置日設置日取引開始日取引開始日日付2 DATE 西暦採用日日付3

人的資源マスタの例抽象化名データ型サイズ職員府省部局課室プロジェクト業者金融機関

レコードタイプ CHAR 20 職員府省部局課室プロジェクト業者金融機関

人コード1 CHAR 10 職員コード府省コード部局コード課室コードプロジェクトコード

業者コード金融機関コード

人コード2 CHAR 10 府省コード府省コード府省コード

人コード3 CHAR 10 部局コード振込金融機関コード

人コード4 CHAR 10 課室コード振込金融機関支店コード

金融機関支店コード

人コード5 CHAR 10 役職コード地域コード地域コード人コード6 CHAR 10 官職コード人名1 CHAR 30 職員名府省名部局名課室名プロジェクト名業者名金融機関名

人名2 CHAR 30 府省名代表者名金融機関支店名

人名3 CHAR 30 部局名担当者名人名4 CHAR 30 課室名地域名地域名人名5 CHAR 30 役職名人名6 CHAR 30 官職名人分類1 CHAR 30 性別支払方法人分類2 CHAR 30 採用区分支払時期電話番号 CHAR 20 内線番号電話番号電話番号内線番号内線番号電話番号電話番号ＦＡＸ番号 CHAR 20 ＦＡＸ番号ＦＡＸ番号ＦＡＸ番号ＦＡＸ番号ＦＡＸ番号ＦＡＸ番号ＦＡＸ番号郵便番号 CHAR 7 郵便番号郵便番号郵便番号郵便番号場所1 CHAR 50 住所1 住所1 場所場所場所住所1 住所1場所2 CHAR 50 住所2 住所2 住所2 住所2場所3 CHAR 30 Eメールアドレ HPアドレス HPアドレス預金種別 CHAR 30 預金種別預金種別口座番号 CHAR 30 口座番号口座番号口座名 CHAR 30 口座名口座名振込方法 CHAR 30 振込方法振込方法支払条件 CHAR 30 支払条件支払条件日付1 DATE 西暦生年月日設置日設置日設置日設置日取引開始日取引開始日日付2 DATE 西暦採用日日付3 DATE 西暦退職日廃止日廃止日廃止日廃止日取引終了日取引終了日日付4 DATE 西暦任命日日付5 DATE 西暦解任日マスタ登録日 DATE 西暦登録日登録日登録日登録日登録日登録日登録日マスタ変更日 DATE 西暦変更日変更日変更日変更日変更日変更日変更日

【図表Ⅱ -48：情報とデータの抽象化】

情報とデータの抽象化（属性レベル）

　

データ体系（ Data　Architecture）

■　情報の抽象化Ⅱ－　抽象化した結果を、「ヒト」「モノ」「カネ」などのエンティティに分けて整理する。

21


■　情報分析図（ CRUD）の作成－　具体的に各々の業務がどのように起動

し行動が起こされていくのか、抽象化後の情報を元に、業務機能に即してデータエンティティの動きを具体的に分析する。

－　その際は、右図のような CRUD 図を作成するのが便利である。

WebサービスWebサービス

ファイル

抽出（E)

Input Time Stamp Time Stamp

Move Move

蓄積（Store)

登録申込受付調整・資格

審査利用許可利用利用料計算

利用料回

収

ENTITY

　組織 I E （ E)、 E （ E)、 E （ E)、 E （ E)、 E （ E)、 E

　職員 I E （ E)、 E （ E)、 E （ E)、 E （ E)、 E （ E)、 E

　サービス提供者 I E （ E)、 E （ E)、 E （ E)、 E （ E)、 E （ E)、 E

　厚生サービス I E （ E) （ E) （ E) （ E) （ E)

　勘定科目 I E （ E) （ E) （ E) （ E) （ E)

EVENT

　申込受付 I M M M M M

　調整・資格審査 I M M M M

　利用許可 I M M M

　利用 I M M

　利用料計算 I M

　利用料回収 I

情報

健康診断

申込書

健康診断

資格確認

書、タイム

スタンプ

健康診断

利用書＋

確認タイム

スタンプ

健康診断

受診書＋

確認タイム

スタンプ

健康診断請

求書＋確認

タイムスタン

プ

健康診断

領収書＋

確認タイム

スタンプ

注）： Iは Input、 Eは Extract、MはMove、（ E)は抽出されたものがそのまま移動している　

22


■　情報体系整理図（ UML クラス図）の作成－　情報分析図の成果を元に、 UML クラス図を作成する。

人的資源

人的資源活動厚生サービス

登録申込受付調整・資格審査利用許可利用利用料計算利用料回収

ENTITY　　組織 I Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ　　職員 I Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ　　サービス提供者名 I Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ　　厚生サービス I Ｅ（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）　　勘定科目 I Ｅ（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）EVENT　　申込受付 I M M M M M　　調整･審査 I M M M M　　利用許可 I M M M　　利用 I M M　　利用料請求 I M　　利用料回収 I

情報

健康診断申込書

健康診断資格確認書、タイムスタンプ

健康診断利用許可書＋確認タイムスタンプ

健康診断受診書＋確認、タイムスタンプ

健康診断申請求書＋確認、タイムスタンプ

健康診断領収書＋確認、タイムスタンプ

　I Input MMove )注：は、ＥはＥｘｔｒａｃｔ、は、（Ｅは抽出されたものがそのまま移動している。

登録申込受付調整・資格審査利用許可利用利用料計算利用料回収

ENTITY　　組織 I Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ　　職員 I Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ　　サービス提供者名 I Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ　　厚生サービス I Ｅ（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）　　勘定科目 I Ｅ（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）EVENT　　申込受付 I M M M M M　　調整･審査 I M M M M　　利用許可 I M M M　　利用 I M M　　利用料請求 I M　　利用料回収 I

情報







　I Input MMove )注：は、ＥはＥｘｔｒａｃｔ、は、（Ｅは抽出されたものがそのまま移動している。

23


登録申込受付調整・資格審査利用許可利用利用料計算利用料回収モニタリング

企画策定ENTITY　　組織 I E ,（Ｅ）ＥＥ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ　　職員 I E ,（Ｅ）ＥＥ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ　　サービス提供者名 I E ,（Ｅ）ＥＥ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ　　厚生サービス I E （Ｅ）Ｅ（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）　　勘定科目 I E （Ｅ）Ｅ（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）知識ベース（ナレッジ）　環境事象 I M M,Aモニタリング　目標 I M,A　実績 S S S S S S AEVENT　　申込受付 I M M M M M M　　調整･審査 I M M M M M　　利用許可 I M M M M　　利用 I M M M　　利用料請求 I M M　　利用料回収 I I

情報

業績測定方針

業績測定方針







業績測定表

　 I Input M Move S StoreA Analyse )注：は、ＥはＥｘｔｒａｃｔ、は、はは、（Ｅは抽出されたものがそのまま移動している。

計画


■　情報体系整理図（ UMLクラス図）の作成

－　DFDの時と同じように、計画・評価プロセスを追加することにより、理想（ ToBe)モデルの UMLクラス図が完成する。

－　先ずは、情報分析図（ CRUD ）に戻って、計画・評価プロセスを追加する。

24


理想（To-Be)人事・給与業務情報体系整理図（UMLクラス図）

人的資源構成人的資源

地域

職務

人的資源割当人的資源活動その他資源その他資源構成その他資源割当

採用活動異動業務遂行評価コンタクト教育・訓練

経歴

退職

旅費・交通費

賃金恩給

厚生

職員組織プロジェクトサービス提供者

調査記録

金融機関

厚生サービス

健康

助成

採用

共済

昇給・昇格

セキュリティプロファイル

基本給,等級,手当

・・・

・・・・・・・・・

申込

利用

・・・

叙勲・表彰

受講結果

・・・

職歴

スキル

学歴

家族構成

・・・

出向

転勤

・・・

転属

は汎化または抽象化

部分が情報補足されるＥＮＴＩＴＹ環境事象

目標


■　情報体系整理図（ UML クラス図）の作成－　次に、情報分析図（ CRUD）に基づいて、 UML クラス図に展開する。

25


■　実体関連ダイアグラム（ Entity　Relationship　Diagram;ERD）－　実体関連ダイアグラムでは、管理対象となるエンティティ及びリレーションシップの概念を用いて、業務処理等に必要なデータの関係を統一記述規則に基づき実装ベースのデータ体系を明らかにする。

－　 UML クラス図に代えて ERDを論理データ体系とすることも、 UML クラス図をもって実装ベースの DAとすることも状況によっては可能である。

　

OODBMS RDBMS Data Dictionary XML Document

Object Metamodel Relational Metamodel DatatypeMetamodel XML MetamodelUnstructured

Tacit

Information

E-mail

Fax

PagingCollaboration

情報体系整理図

データエンティティ

実装モデル（データ定義表）

データ体系

実体関連ダイアグラム（ＥＲＤ）

OODBMS RDBMS Data Dictionary XML Document

Object Metamodel Relational Metamodel DatatypeMetamodel XML MetamodelUnstructured

Tacit

Information

E-mail

Fax

PagingCollaboration

情報体系整理図

データエンティティ

実装モデル（データ定義表）

データ体系

実体関連ダイアグラム（ＥＲＤ）

26


■　 ERDの作成－　 UML クラス図及び分析した情報を元に、 ERDを作成する。

－　 ERDは、論理的に全体を捉えるにはやや細かい面もあるが、情報を捕捉する、必要な情報の全体像、所在を把握するには、非常に理解しやすく使いやすいツールである。

　

　

家族　(FK)人的資源ＩＤ

パト^タイマー　(FK)人的資源ＩＤ

出向者　(FK)人的資源ＩＤ

職員　(FK)人的資源ＩＤ

組織　(FK)人的資源ＩＤ

人的資源人的資源ＩＤ

　(FK)経歴ＩＤ　(FK)職務ＩＤ　(FK)等級ＩＤ　(FK)地域ＩＤ

　(FK)人的資源構成ＩＤ

人的資源構成人的資源構成ＩＤ

職務職務ＩＤ

経歴経歴ＩＤ

地域地域ＩＤ

基本給等級手当等級ＩＤ


地域

職務

経歴

職員組織ﾊﾟーﾄﾀｲﾏｰ出向者家族


家族　(FK)人的資源ＩＤ

パト^タイマー　(FK)人的資源ＩＤ

出向者　(FK)人的資源ＩＤ

職員　(FK)人的資源ＩＤ

組織　(FK)人的資源ＩＤ

人的資源人的資源ＩＤ

　(FK)経歴ＩＤ　(FK)職務ＩＤ　(FK)等級ＩＤ　(FK)地域ＩＤ

　(FK)人的資源構成ＩＤ

人的資源構成人的資源構成ＩＤ

職務職務ＩＤ

経歴経歴ＩＤ

地域地域ＩＤ

基本給等級手当等級ＩＤ


地域

職務

経歴




地域

職務

経歴



27


差額追給仮　(FK)職員番号

支払年月日状態区分

差額追給対象者　(FK)職員番号

＊＊内訳　 (FK)職員番号　 (FK)支給区分　(FK)支払年月日

　 (FK)状態区分SEQ＊＊内訳

給与計算　(FK)職員番号

支給区分支払年月日状態区分

給与実績　(FK)職員番号

支払年月日状態区分

月例変動　(FK)職員番号

支払年月日

給与基本　(FK)職員番号

身分証明書ﾃ゙ーﾀ　(FK)長期組合員番号

昇格昇給所属SEQ昇格昇給所属SEQ　(FK)昇格昇給詳細

昇格昇給発令SEQ昇格昇給会計SEQ　(FK)昇格昇給詳細

昇格昇給会計SEQ昇格昇給会計SEQ　(FK)昇格昇給詳細

候補者情報SEQ　(FK)昇格昇給詳細

昇格昇給基本発令日給与種別

　(FK)職員番号

SEQ　(FK)昇格昇給詳細

昇格昇給詳細SEQ昇格昇給詳細

SEQ昇格昇給発令SEQ昇格昇給所属SEQ昇格昇給会計SEQ昇格昇給級号俸昇格昇給級号俸

SEQ昇格昇給級号俸SEQ　(FK)昇格昇給詳細

辞令年度局発令日枝番

　(FK)職員番号SEQ　(FK)異動SEQ辞令

異動候補者年度局内局間区分局

　(FK)職員番号

個人票　(FK)個人票番号

　(FK)職員番号（部下）

職員番号（上司）

個人票名個人票番号

調査　(FK)調査書番号

　(FK)職員番号

調査書名調査書番号

公災SEQ公災

　(FK)職員番号

会計　(FK)職員番号

SEQ　(FK)異動SEQ会計

所属職種　(FK)職員番号

SEQ異動

　 (FK)部　 (FK)課　 (FK)室　 (FK)班　 (FK)係

　(FK)特定官職　(FK)専門官職

　(FK)担当SEQ会計

　 (FK)局

退職者　(FK)職員番号

SEQ退職後

婚姻・改姓　(FK)職員番号

SEQ改姓

研修結果　(FK)職員番号

SEQ研修

試験結果　(FK)職員番号

SEQ試験

表彰　(FK)職員番号

SEQ公災

職員基本職員番号

SEQ入省採用退職SEQ家族SEQ住所SEQ学歴SEQ留学SEQ職歴SEQ級号俸

SEQ異動SEQ資格SEQ表彰SEQ公災SEQ試験SEQ研修SEQ改姓SEQ退職後

SEQメモSEQ語学試験

入省採用退職　(FK)職員番号

SEQ入省採用退職

家族　(FK)職員番号

SEQ家族

住所　(FK)職員番号

SEQ住所

学歴　 (FK)職員番号

SEQ学歴留学

　(FK)職員番号SEQ留学

職歴　(FK)職員番号

SEQ職歴

級号俸　(FK)職員番号

SEQ級号俸

　(FK)給与種別

資格　(FK)職員番号

SEQ資格

所属表局部課室班係特定官職専門官職担当

俸給表給与種別

級号俸開始年月日改定年月日

年金資産申込　(FK)職員番号＠＠申請

SEQ＠＠申請　(FK)職員番号

標準報酬SEQ標準報酬　 (FK)職員番号

給与所属SEQ給与所属　(FK)職員番号

組合履歴SEQ組合異動　(FK)職員番号

被扶養者　(FK)職員番号

SEQ　(FK)＠＠申請　(FK)請求番号

組合員　(FK)職員番号

本人請求　(FK)職員番号

請求番号

＠＠請求　 (FK)請求番号　 (FK)職員番号

財産形成　(FK)職員番号

財形区分SEQ財形変更

貯金関連申請　(FK)職員番号

SEQ変更

貸付履歴　(FK)職員番号

SEQ貸付

＠＠貸付　(FK)職員番号

SEQ　(FK)貸付貸付種別

給与控除控除年月日月例賞与区分

　 (FK)職員ｺーﾄ゙

給与明細　(FK)職員ｺーﾄ゙


■　ERDの作成例（人事・給与のレベル1）

　

28

METI 経済産業省次期モデルの BAと DA

■　次期モデルの DMMと DFD

－　完成した理想（ ToBe ）モデルに従い、次期モデルを設計する。

次期レベル0～1　人事・給与DMM

稼動給与等支払

人事評価

研修人事給与

（モニタリング）

厚生共済

採用配属計画




採用配属

退職

個人希望調査

組織希望調査

採用計画

年末調整

退職金支払

予算・支払実績等作成

返納金徴収

給与等支払

給与賞与支払

給与賞与計算準備予算策定

研修実施

習熟度テスト実施


個別研修計画研修研修結果

評価

受講者募集

年間研修計画

研修テーマ募集

（モニタリング）


請求

審査厚生共済

利用料回収

調整申込受付

調査計画

アルバイト出勤管理

出勤簿整理

出勤簿休暇簿記入稼動予実評価

勤務時間報告書作成

出勤時間帯決定業務指図

決定規程類改正

折衝計画行政目標策定

定数改訂

機構要求検討

人事計画

勤勉手当成績率作成

永年勤続表彰

叙勲・褒賞準備

処分人事評価

叙勲・褒賞

昇任・昇格評価評価基準

作成

部分が追加・変更のあるプロセス次期レベル0（DFD)


計画（行政目標設定

追加）

計画（行政目標設定

追加）

採用・配属

採用・配属

厚生共済（抽象化）厚生共済

（抽象化）

要求項目



併任先併任先


研修研修

結果

財務省財務省

内閣府内閣府

講師講師

職員アルバイト職員

アルバイト

稼働（抽象化）

稼働（抽象化）給与等支

払給与等支

払

人事評価人事評価

人事ファイル


役職別人

数結果

人事院人事院


人事記録

内々定者内々定

者人事院人事院

合格

者情報

職員職員

内定通

知

希望・発令

共済組合共済組

合

行政目標

申請・承認

利用料請求

共済組合共済組合申請・承認

職員アルバイト職員

アルバイト

給与

明細書

支払

職員職員

申請・支払

財務省財務省税務署税務署


受講者受講者

省内各課室省内各課室研修計画案・募集

依頼

受講記録結果通知・アンケート


出勤状況

人事評価

勤務日数勤務報告書

実績報

告

職員職員

発令・処分昇任・昇格

宮内庁宮内庁指示

業界団体等業界団体等

推薦・内示

表彰プレスプレス

結果公表

調整

行政目標ファイル

行政目標

行政目標行政目標

行政目標行政目標

行政目標

部分が追加、変更のあるプロセス

29


次期人事・給与業務情報体系整理図（UMLクラス図）


地域

職務

人的資源割当人的資源活動その他資源その他資源構成その他資源割当

採用活動異動業務遂行評価コンタクト教育・訓練

経歴

退職

旅費・交通費

賃金恩給

厚生

職員組織プロジェクトサービス提供者

調査記録

金融機関

厚生サービス

健康

助成

採用

共済

昇給・昇格

セキュリティプロファイル

基本給,等級 ,手当

・・・

・・・・・・・・・

申込

利用

・・・

叙勲・表彰

受講結果

・・・

職歴

スキル

学歴

家族構成

・・・

出向

転勤

・・・

転属

は汎化または抽象化

部分が情報補足されるＥＮＴＩＴＹ目標

登録計画申込受付調整・資格審査利用許可利用利用料計算利用料回収モニタリング

ENTITY　　組織 I E Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ　　職員 I E Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ　　サービス提供者名 I E Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ ,（Ｅ）Ｅ　　厚生サービス I E Ｅ（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）　　勘定科目 I E Ｅ（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）（Ｅ）目標 I M,A実績 S S S S S S AEVENT　　申込受付 I M M M M M M　　調整･審査 I M M M M M　　利用許可 I M M M M　　利用 I M M M　　利用料請求 I M M　　利用料回収 I I

情報

業績測定方針健康診断申込書






業績測定表

　 I Input M Move S StoreA Analyse )注：は、ＥはＥｘｔｒａｃｔ、は、はは、（Ｅは抽出されたものがそのまま移動している。

次期モデルの BAと DA

■　次期モデルのCRUDと UMLクラス図


30

METI 経済産業省次期モデルの BAと DA

■　次期モデルのWFA


－　これらの各種次期モデルは、

　次期個別システム調達の際の

　技術要件等として、直接引用

　されていくこととなる。

経済省職員省内各課室

テスト結果登録

人事システム

人事記録登録

＆正確性チェック

研修担当部署

研修募集情報

民間企業／他府省

受講者リスト作成

参加希望→

受講者リスト

参加者確認

集計・分析

受講

テストテスト結果

テスト結果

アンケート記入

保管

手作業

確認、チェック

保管

コンピュータ処理

コンピュータ画面

帳票

コンピュータファイル

＜記号説明＞

次期研修 WFA

受講者募集

研修募集ファイル

参加申込参加申込

研修募集情報チェック研修募集情報チェック

参加希望→

受講者ファイル

受講確認登録


31

METI 経済産業省BAと DAの総括

■　最適化に向けた三つのポイント　海外等先進事例を参照しつつ改革の方向性と枠組みを合意する

業務・システムの概要と最適化の方向性（討議と決断）　与えられた枠組みの中で「機能の論理化」及び「情報の抽象化」を行う

DFDと UMLクラス図における理想（ ToBe ）モデルの作成作業（方法論的）

　 BA／ DAそれぞれに計画／評価プロセスを追加、行政評価・政策評価を内生化DFDと UMLクラス図における理想（ ToBe ）モデルの作成作業（方法論的）

■　 BAと DAにおける作業

－　 DFD、 UMLクラス図、ERD など各成果物毎に解説を行っているが、現実の作業は、現状（ AsIs）モデル　＞＞　理想（ ToBe ）モデル　＞＞　次期モデルの順で、それぞれのモデルについて政策・業務体系の策定とデータ体系の作業は完全に一体的に行うことが必要である（次ページ参照）。

－　適用処理体系、技術体系の成果とも逐次整合性を図らねばならないので注意が必要である。

32

METI 経済産業省BAと DAの総括

CRUDCRUD分析分析

DMM（次期）

DMM（ ToBe ）

計画／評価の追加計画／評価の追加先進事例の参照先進事例の参照

計画／評価の追加計画／評価の追加先進事例の参照先進事例の参照

　業務システム体系（ BA ）　　データ体系（ DA ）　

DMM（ AsIs）

現状（ AsIs)モデル　

理想（ ToBe)モデル　

次期モデル DFD（次期）

DFD（ ToBe ）


ｸﾗｽ図( 次期 )

図ｸﾗｽ(ToBe)

データ定義表

ERD

データ定義表

ERD

DFD

機能の機能の論理化論理化

DFD（ AsIs）


UMLｸﾗｽ図

情報の情報の抽象化抽象化

情報の抽出

データ定義表

ERD

データ定義表

ERD

33

METI 経済産業省適用処理体系（ Application　Architecture）

■　サービスコンポーネント参照モデルの活用－　適用処理体系は、政策・業務体系分析及びデータ体系分析によって得られた技術中立的な業務・システムの最適化理想像を、技術的、物理環境的制約を考慮して実現するためのサービスの固まりの構成である。

－　米国では、技術的に実現可能な業務機能の構成、サービスコンポーネントを標準的に参照できるようサービスコンポーネント参照モデルが用意されている。同参照モデルが提供するサービス領域の定義は、下図のとおり。

顧客サービス

プロセスオートメーションサービス

ビジネスマネージメントサービス

ＩＴ資産サービス

ビジネス分析サービス

バックオフィスサービス

支援サービス

(i.e.,　Search,　Security)

サービスタイプ

サービス領域

サービスコンポーネント

パフォーマンス尺度ビジネスプロセス

アクセスとデリバリのチャネル

顧客サービス

プロセスオートメーションサービス

ビジネスマネージメントサービス

ＩＴ資産サービス

ビジネス分析サービス

バックオフィスサービス

支援サービス

(i.e.,　Search,　Security)

サービスタイプ

サービス領域

サービスコンポーネント

パフォーマンス尺度ビジネスプロセス

アクセスとデリバリのチャネル

34


■　情報システム関連図

－　右図は、職員採用のための業務システムを新規に構築する場合。

－　これまで分析された機能と　情報の流れを　　　サービス領域＝＞サービスタイプ＝＞サービスコンポーネント

　と、徐々にサービスの固まりを絞り込み、技術的に実装する　システムの単位に落とし込む　作業を行う。

顧客嗜好対応

顧客サービス領域

顧客によるアシスタンス

バックオフィスサービス領域

支援サ｜ビス領域

検索

ビジネス分析サービス領域

ＩＴ資産サービス領域

プロセスオートメーションサービス領域

アドホック

分類

パタ｜ンマッチング

オンラインヘルプ

欲しいｻｰﾋｽ゙の登録パーソナリゼーション

メーリングリストへの登録

通知機能

プロファイル管理

トラッキングとワークフロー

プロセスのトラッキング

ケース／問題管理

コンテンツ管理

コンテンツの作成

コンテンツのパブリッシングと配布

レポート作成ビジネスインテリジェンス

標準／定型レポート

ＯＬＡＰ

人事管理人的資源／要員管理

データマイニング

バランススコアカード

スキル管理

人材の調達／最適化

所属管理

採用管理

サービス領域

ｺﾝﾎﾟーﾈﾝﾄ

ｻｰﾋｽ゙タイプ

凡例

35


■　情報システム関連図－　作られたサービスコンポーネントに対応するシステムと、その関連を情報システム関連図に落とす。

■　情報システム機能構成図－　各システムの機能を明確化するため、必要に応じ、情報システム機能構成図を作成する。

連合会のシステム

○ ○ 庁のシステム

人事院のシステム

共済システム

振込先銀行のシステム

人事システム給与システム

アカウントＤＢ（システム）

検索ＤＢ（システム）

振込情報（イベント）

給与実態調査データ（イベント）

職員異動情報（イベント）

職員データ（イベント）

標準報酬情報（イベント）

基礎届け情報（イベント）

システム名　　　　　　　　　　　　　システム機能

( )ﾋｼ゙ﾈ゙ｽｺﾝﾎﾟーﾈﾝﾄｼｽﾃﾑ

アプリケーション（ビジネスコンポーネント）サービス（インタフェース）

人事システム職員基本情報管理個人属性を管理更新（レコード管理）現在情報を管理更新

履歴情報を管理更新

情報検索機能職員情報を検索参照

レポート機能帳票出力参照

参照、更新ﾊﾀ゚ｰﾝ

36

METI 経済産業省技術体系（ Technology Architecture）

■　技術参照モデルの活用－　技術体系は、必要となる技術基盤を示す体系である。－　技術参照モデルは、技術の種類の定義（下図左側）と、 TA 作成に活用

可能な技術を整理する。

共通基盤

アプリケーションプラットフォームアプリケーションプラットフォーム

土台 (ベース)

処理(プロセス)

情報(データ)

外部環境外部環境

アプリケーションソフトウェアアプリケーションソフトウェア

経路(チャネル)

　

区分　　　カテゴリ　現状の技術　標準　将来の技術　

アプリケーションソフトウエア　ユーザアプリケーション　 C,　VB,　COBOL,　Java　 Java　　　

　　　　オフィスオートメーション　 Office,　ワープロ,　表計算　 -　　　

　　　　ビジネスプロセス　 Work-Flow　 -　 BPEL4WS,　W3C-CG　

アプリケーション　経路　アクセス経路　 Motif,　Windows,　HTML,　HTTP　 HTML,　HTTP　 Webサービス　　プラットフォーム　 (チャネル)　サービス経路　 HTTP,　JSP,　ASP,　NDS,　LDAP　 HTTP,　JSP,　LDAP　 UDDI,　WSDL　

　　　　コミュニケーションサービス　 X.400,　SMTP　 SMTP　　　

　　　　出力サービス　 G3,　G4,　9660,　Joliet,　HFS　 G3,　9660　　　

　　処理　アプリケーションサービス　 COM+,　J2EE　 J2EE　　　

　　 (プロセス)　ソフトウエア工学サービス　 C,　VB,　COBOL,　Java,　PDF,　Flash　 Java,　PDF,　UML　　　

　　　　環境管理　 NQS　 -　　　

　　　　技術サポート　 -　 -　　　

　　　　マルチメディアサービス　 JPEG,　GIF,　PNG,　TIF　 JPEG　 JPEG2000　

　　　　グラフィックス　 -　 -　　　

　　情報　データベース　 ODBC,　JDBC,　ADO,　SQL　 SQL,　JDBC　　　

　　 (データ)　データ管理　 RDB,　SQL　 RDB,　SQL　　　

　　　　データ交換　 CSV,　XML,　SGML,　RDF,　EDI　 XML,　RDF,　EDI　 Xforms, SemanticWeb　

　　土台　プラットフォーム通信サービス　 IPX/SPX,　TCP/IP(IPv4)　 TCP/IP(IPv4)　 IPv6　

　　 (ベース)　 OSサービス　 UNIX,　Windows,　メインフレーム　 UNIX,　Windows　 Linux　

　　　　物理環境サービス　 -　 -　　　

外部環境　　　ハードウエア　 SCSI,　USB,　100BASE　 USB2,　100BASE　 SerialATA 、 1000BASE,　　

共通基盤　　　セキュリティ　 GPKI,　ICカード,　SSL　 GPKI,　ICカード,　SSL　 WS-Security　

　　　　分散コンピューティング　 CORBA,　HTTP　 HTTP　グリッド　　　　　システム/ネットワーク管理　 SNMP,　MIB　 SNMP,　MIB　 CIM,　WBEM　

　　　　国際化　 Shift-JIS,　EUC,　UTF-8　 UTF-8,　Shift-JIS　　　

　

37


■　技術参照モデルの活用－　技術参照モデルは、各層の技術の世代と相互の互換性を明示する。－　技術参照モデルから理想、次期それぞれのモデルに活用する技術を　選択する際には、これらの技術の世代と相互運用性を明確に整理する　ことが求められる。

標準製品標準製品

標準化

独自製品旧製品

標準化候補

標準化候補

新技術標準技術衰退技術

枯れた技術拡大フェーズ相互接続

採用の範囲

保守終了研究開発

現状のシステム次期システム将来のシステム

技術のライフサイクル

情報システムの構築計画

　

38


■　ネットワーク構成図－　技術参照モデルを参照しつつ、現状、理想、次期それぞれのモデルを作成する。

　

地方支分部局

本省パソコンLAN

パソコン

レーザープリンタ（OA）

ハブ

ハブ

ハブ

セキュリティルーター

WAN

レーザープリンタ（ＯＡ）

ラインプリンタ(高速プリンタ：専用)

共通DB管理サーバ給与サーバ共済サーバ人事サーバ

100Mbps

○○北海道局　 2Mbps○○東北局　 2Mbps○○関東局　 2Mbps○○中部局　 2Mbps○○近畿局　 2Mbps○○中国局　 1Mbps○○四国局　 1Mbps○○九州局　 2Mbps○○沖縄部　 1Mbps△△那覇事務所　 0.5Mbps

（ ○○沖縄部経由）

日本語ページプリンタ(高速プリンタ：専用)

磁気テープ装置

約９０台

外局課・室パソコン約４０台

本省課・室パソコン約１９０台

100Mbps10Mbps

100Mbps

39


■　ソフトウエア構成図－　技術参照モデルを参照しつつ、現状、理想、次期それぞれのモデルを作成する。

日本語ソート・マージC-ISAMアクセスユーティリティ

UNIX(SVR4準拠)

ORACLE SQL*Net

UNIX(SVR4準拠)

ORACLE SQL*Net

ORACLE RDBMSDISTRIBUTED OPTION

PARAREL QUERY OPTIONCONTEXT OPTION

REPLICATED OPTION

給与アプリケーション(C言語)

ORACLEPro*C

給与アプリケーション(COBOL言語)

ORACLEPro*COBOL

共通DB管理サーバ・人事サーバ給与サーバ

クライアントパソコン

Windows NT4.0 Workstation

ORACLE SQL*Net

ORACLE Objects For OLE

VBアプリケーション

VC++アプリケーション

MS-ACCESS97

MS-EXCEL97

ODBCドライバ

Inputman OCXSpread OCX

Crystal Reports

telnetX-Window



REPLICATED OPTION

共済サーバ

UNIX(SVR4準拠)

ORACLESQL*Plus

共済アプリケーション(C言語)

ORACLEPro*C



REPLICATED OPTION

磁気テープアクセスユーティリティ

SQLtelnet/

X-Window

ORACLE SQL*Net

ORACLESQL*Plus

共通管理アプリケーション人事アプリケーション

(C言語)

ORACLEPro*C

ORACLESQL*Plus

40


■　ハードウエア構成図－　技術参照モデルを参照しつつ、現状、理想、次期それぞれのモデルを作成する。

　

共通DB管理サーバ人事サーバ給与サーバ共済サーバ

UP4800 740/AD

CPUR1000(200MHz)

× ２

メモリ512MB

磁気ディスク51GB

(RAID5)

CD-ROM

3.5” FDD

集合型DAT

UP4800 740/AD

CPUR1000(200MHz)

× ２

CPUR1000(200MHz)

× ２

メモリ512MB


(RAID5)


(RAID5)

CD-ROM

3.5” FDD3.5” FDD

集合型DAT集合型DAT

UP4800 740/AD

CPUR1000(200MHz)

× ２

メモリ512MB


(RAID5)

CD-ROM

3.5” FDD

集合型DAT

UP4800 740/AD

CPUR1000(200MHz)

× ２

CPUR1000(200MHz)

× ２

メモリ512MB


(RAID5)


(RAID5)

CD-ROM

3.5” FDD3.5” FDD


UP4800 740/AD

CPUR1000(200MHz)

× ２

メモリ512MB


(RAID5)

CD-ROM

3.5” FDD

集合型DAT

½インチオープン

MT

UP4800 740/AD

CPUR1000(200MHz)

× ２

CPUR1000(200MHz)

× ２

メモリ512MB


(RAID5)


(RAID5)

CD-ROM

3.5” FDD3.5” FDD


½インチオープン

MT

UP4800 740/AD

CPUR1000(200MHz)

× ２

メモリ512MB


(RAID5)

CD-ROM

3.5” FDD

集合型DAT

日本語ページプリンタ

UP4800 740/AD

CPUR1000(200MHz)

× ２

CPUR1000(200MHz)

× ２

メモリ512MB


(RAID5)


(RAID5)

CD-ROM

3.5” FDD3.5” FDD


日本語ページプリンタ

セキュリティルーター

ラインプリンタ

41

METI 経済産業省参照モデル

■　参照モデルの役割－　「相互参照性の高い記述により業務・システムを可視化する」、若しくは、「標準的な業務とシステムの採用を進め全体最適に向けた柔軟性の高いアーキテクチャを実現する」といった目的を実現するためには、相互に理解可能な文法と用語で記載することが望ましく、EA策定を手伝う参照モデルの早期充実は重要課題。

－　個々のシステム開発における失敗や成功の知見は、結果として参照モデルにも反映され、参照モデル自体が、一つの知的資産となる。

EAプロセス

コントロールの確立

EAプロダクトEA 更新

モニタリングコントロール

アプローチの定義

管理体制とコントロールの確立

ＥＡの保守

ＥＡの利用

次期モデルの策定

理想（ＴｏＢｅ）モデルの策定

現状（ＡｓＩｓ）モデルの策定

ＥＡ知識ポータル（参照モデルのＤＢと各種ＥＡ）

42


■　参照モデルの種類－　参照モデルには、各体系に合わせて次のような種類がある。－　我が国では、政策・業務参照モデルが既に政府内部の作業用として策定されているほか、その他の参照モデルについても開発中である。－　次スライド2枚は、本文に触れなかった PRM　　と DRM　を概説する。

　業績測定参照モデル

（ Business Reference Model )

　政策・業務参照モデル

（ Performance Reference Model )

(Data Reference Model)

(Technical Reference Model ) 　技術参照モデル　

　データ参照モデル

　サービスコンポーネント参照モデル(Service Component Reference Model )

データ体系

技術体系（ Technology Architecture ）

適用処理体系

（ Data Architecture ）

政策・業務体系（ Business Architecture ）

（ Application Architecture ）

43


戦略的成果

顧客サービス・顧客満足・サービス充足 (coverage)・タイムリーかつ応答性・サービスの質・アクセス可能 (accessibility)

ミッションと業務結果・国民に対するサービス・サービスの提供支援・資産管理

プロセスと活動・財務・品質・生産性及び効率 (productivity and effic iency) ・セキュリティとプライバシー・サイクルと時間制約（cycle and resource time) ・管理とイノベーション

価値

人材

技術・財務・質・効率・情報及びデータ・信頼性と可用性・効果性

他の資産

戦略的成果

顧客サービス・顧客満足・サービス充足 (範囲)・タイムリーかつ即応性・サービスの質・アクセス可能性

ミッションと業務結果・国民に対するサービス・サービスの提供支援・資産管理

プロセスと活動・財務・品質・生産性及び効率性・セキュリティとプライバシー・サイクルと資源タイム・管理とイノベーション

価値

人材

技術・財務・質・効率・情報及びデータ・信頼性と可用性・効果性

他の資産

参照モデル

■　業績測定参照モデル（ Performance　Reference　Model）－　業績測定参照モデルは、業務・システム最適化の業績測定（ Performance）の標準的な評価尺度、すなわち政策評価指標の DB であり、体系的に 4 つの評価エリアが設けられている。－　測定尺度は、・　測定エリア (Measurement　Area)・　測定カテゴリ（Measurement　Category）・　測定指標 (Measurement　Indicator)の 3階層で整理される。

【４つの評価エリアと相互関係】

予算年度　評価エリア　評価カテゴリー　

評価指標　現状　改善目標　実績　

２００５　　　　　　　

２００５　　　　　　　

２００５　　　　　　　

２００５　　　　　　　

２００６　　　　　　　

２００６　　　　　　　

２００６　　　　　　　

２００６　　　　　　　

　

　

４つの評価エリアから少なくとも１つづつの評価指標の記入が求められる。


予算年度　評価エリア　評価カテゴリー　

評価指標　現状　改善目標　実績　

２００５　　　　　　　

２００５　　　　　　　

２００５　　　　　　　

２００５　　　　　　　

２００６　　　　　　　

２００６　　　　　　　

２００６　　　　　　　

２００６　　　　　　　

　

　





【米国政府予算で求められる業績評価記入例】

44


■　データ参照モデル（ Data　Reference　Model）－　データ参照モデルは、各府省、将来的には、地方自治体を含めて、組織を超えて流通若

しくは共有される可能性の高い情報／データについて、名称、定義及び各種の属性（桁数など）を統一的に記述したモデルである。

－　情報の抽象化作業を容易にし、かつ、異なる組織間での情報の相互参照性を高めるためにも、データ参照モデルの充実は重要である。

【コアとなるデータタイプ】【データ参照モデルの構成】

　

　データ名称属性ID番号

姓名

生年月日性別職員番号

都道府県市・区町番地

勤務先電話勤務先携帯電話勤務先Ｆａｘ

e-mail勤務先アドレス自宅電話携帯電話Ｆａｘ

e-mail自宅アドレス

氏名

住所

　

組織データ名称属性組織コード府省名局名課名班／掛名設置年月日廃止年月日　

所属データ名称属性組織コードID番号在席開始年月日在席終了年月日役職（１）役職（１）開始年月日役職（２）役職（２）開始年月日　

45

METI 経済産業省個別プロジェクトへの反映

■　情報提供依頼書（ Request　for　Information:RFI) への反映－　 EAが活用されれば、 RFI では、以下のような対応関係で、 EA成果物の該当部分の記述がほぼそのまま活用することが出来る。

【コアとなるデータタイプ】

政策・業務体系（Business Architecture）

データ体系（Data Architecture）

適用処理体系（Applications Architecture）

技術体系（Technology Architecture）

Standards（データモデル、セキュリティ要件などの標準を策定）

As Is

BusinessArchitecture

DataArchitecture

ApplicationsArchitecture

TechnologyArchitecture

To Be


DataArchitecture



Transitional Processes（業務、システムなどの移行管理計画を策定）　

現状（ＡｓＩｓ）モデル

理想（ToBe）モデル

次期モデル






As Is


DataArchitecture



To Be


DataArchitecture






次期モデル

内容

情報提供依頼概要

現行システム概要

依頼事項

ＲＦ Iに盛り込むべき内容（例）

現行業務概要現行システム概要

システム構成他

依頼書に盛込むべき項目

依頼範囲と内容

経営要件戦略、目的 /狙い、課題等

その他要件セキュリティ、標準、サービスレベル（ SLA ）他

システムの特徴、機能、（スケジュール、概算費用）業務的要件、必要情報等技術的要件、ネットワーク等

EA の活用＊EAを使って RFI をいかに作成するか

（

46

METI 経済産業省個別プロジェクトへの反映






As Is


DataArchitecture



To Be


DataArchitecture






次期モデル






As Is


DataArchitecture



To Be


DataArchitecture






次期モデル

内容

提案依頼概要

現行システム概要

提案依頼事項

ＲＦＰに盛り込むべき内容（例）

現行業務概要現行システム概要　　システム構成他

提案書に盛込むべき項目

依頼範囲と内容

経営要件　戦略、目的 /狙い、課題等

業務要件業務要件、必要情報等技術要件IT化要件、ネットワーク等

その他要件セキュリティ、標準、サービスレベル（SLA）他

システムの特徴、機能、スケジュール、費用、体制他）

EAの活用＊EAを使ってRFPをいかに作成するか

（

■　提案依頼書（ Request　for　Proposal:RFP) への反映－　 EAが活用されれば、 RFPにおいても、以下のような対応関係で、 EA成果物の該当部分の記述がほぼそのまま活用することが出来る。

Documents

Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ Ａｒｃｈｉｔｅｃｔｕｒｅ について ～ ＥＡの策定方法 ～

Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ　Ａｒｃｈｉｔｅｃｔｕｒｅについて～　ＥＡの策定方法～