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所沢市東部クリーンセンター 延命化工事及び長期包括運営委託事業 要 求 水 準 書 (延命化工事編) 平成29年5月2日 所 沢 市

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所沢市東部クリーンセンター

延命化工事及び長期包括運営委託事業

要 求 水 準 書

(延命化工事編)

平成29年5月2日

所 沢 市

目 次

第1編 総則 .......................................................................... 1 第1節 一般概要 .................................................................. 1 第2節 事業名 .................................................................... 1 第3節 事業実施場所 .............................................................. 1 第4節 事業期間 .................................................................. 2 第5節 延命化工事対象施設 ........................................................ 2

第2編 延命化工事に関する仕様 ........................................................ 3 第1章 延命化工事に関する基本事項 .................................................. 3 第1節 計画概要 .................................................................. 3 第2節 計画要目 .................................................................. 4 第3節 施設機能の確保 ........................................................... 12 第4節 材料及び機器 ............................................................. 13 第5節 試運転及び運転指導 ....................................................... 14 第6節 性能保証 ................................................................. 15 第7節 かし担保 ................................................................. 24 第8節 工事範囲 ................................................................. 25 第9節 提出図書 ................................................................. 29 第10節 検査及び試験 ........................................................... 33 第11節 正式引渡し ............................................................. 33 第12節 その他 ................................................................. 33

第2章 焼却施設機械設備工事仕様 ................................................... 37 第1節 各設備共通仕様 ........................................................... 37 第2節 受入供給設備 ............................................................. 40 第3節 燃焼設備 ................................................................. 44 第4節 燃焼ガス冷却設備 ......................................................... 46 第5節 排ガス処理設備 ........................................................... 51 第6節 余熱利用設備 ............................................................. 58 第7節 通風設備 ................................................................. 60 第8節 灰出設備 ................................................................. 62 第9節 溶融設備 ................................................................. 64 第10節 給排水設備 ............................................................. 65 第11節 排水処理設備 ........................................................... 66 第12節 電気計装設備 ........................................................... 86 第13節 雑設備 ................................................................. 97

第3章 リサイクルプラザ機械設備工事仕様 ........................................... 98 第1節 各設備共通仕様 ........................................................... 98 第2節 受入供給設備 ............................................................ 101 第3節 破砕設備 ................................................................ 103 第4節 搬送設備 ................................................................ 104

第5節 貯留・搬出設備 .......................................................... 106 第6節 選別設備 ................................................................ 109 第7節 給水設備 ................................................................ 109 第8節 電気計装設備 ............................................................ 110

第4章 建築工事仕様 .............................................................. 113 第1節 計画基本事項 ............................................................ 113 第2節 建築工事 ................................................................ 113 第3節 建築機械設備工事 ........................................................ 114 第4節 建築電気設備工事 ........................................................ 114

別紙

別紙1 焼却施設及びリサイクルプラザの配置・車両動線図

別紙2 焼却施設工事範囲概要図

別紙3 リサイクルプラザ工事範囲概要図

別紙4 焼却灰等概略図フロー

別紙5 焼却灰搬出フロー

別紙6 焼却飛灰搬出フロー

1

第1編 総則

本要求水準書は、所沢市(以下、「本市」という。)の所沢市東部クリーンセンター(以下、「本

施設」という。)において実施する「所沢市東部クリーンセンター延命化工事及び長期包括運営

委託事業」の延命化工事に適用するものである。

本要求水準書は、延命化工事の基本的な内容について定めるものであり、延命化工事の目的達

成のために必要な工事等については、募集要項(公募説明書、要求水準書、特定部品リスト、基

本協定書案、建設工事請負仮契約書案、運営業務委託契約書案、優先交渉権者選定基準書及び様

式集)に明記されていない事項であっても、本施設の延命化工事を実施する事業者(以下、「工

事請負事業者」という。)の責任において全て完備及び遂行すること。また、本要求水準書に明

記されている事項について、それを上回る提案を妨げるものではない。

なお、平成 30 年 4 月より長期包括運営委託の運営期間となるので、運営業務等を行う事業者

(以下、「運営事業者」という。)と連携・協力し、本施設の運営に支障のないよう工事を施行す

ること。また、灰溶融施設については、平成 31 年度中に停止を予定しているため、これを考慮

した工程を計画すること。

第1節 一般概要 本施設は、焼却施設及び灰溶融施設(以下、「焼却施設」という。)、リサイクルプラザからな

る施設で、平成 15 年 4 月に供用開始した以降、14 年経過しており、現在まで本施設の基本性能

を発揮し、安定・安全に稼働している施設である。

本施設を今後も有効に活用し、ライフサイクルコストの削減を図るため、二酸化炭素排出抑制

対策及び基幹的設備改良を含む延命化工事の実施と、日常の適正な運転管理、適切な点検整備及

び的確な延命化対策を行い、本施設運営のさらなる効率化を図る長期包括運営委託を導入する。

また、事業の実施に際しては、施設の改良と運営管理の効果を最大限に引き出すことができるよ

う、延命化工事及び長期包括運営委託を併せて発注する方式で実施する。

工事請負事業者は、延命化工事に際して、本要求水準書に従い本市の承諾を得ながら、「廃棄

物の処理及び清掃に関する法律」、「廃棄物処理施設の基幹的設備改良マニュアル」及び関連法規、

平成 28 年 3 月に策定した「所沢市東部クリーンセンター長寿命化総合計画」に基づいて総合的

な検討を加え、本施設の性能を長期的に維持するための改良を行うこと。なお、性能保証に必要

な部品であって、本施設の設計・施工企業(以下、「施工企業」という。)からの調達が必要とな

る部品(以下、「特定部品」という。)の調達に際し、施工企業の協力を求めることができるもの

とする。また、循環型社会に寄与する施設として、エネルギーの有効利用を図るとともに、自然

環境や社会環境との調和、周辺地域との共生ができるような配慮を行いつつ、経済性も考慮して

延命化工事を設計、施工すること。

第2節 事業名 所沢市東部クリーンセンター延命化工事及び長期包括運営委託事業

第3節 事業実施場所 埼玉県所沢市大字日比田 895 番地の 1

2

第4節 事業期間 事業期間等は以下のとおり設定する。詳細は、表1-1に示すとおりとする。

1 事 業 期 間:契約締結日から平成48年 3月31日まで

2 工 事 期 間:契約締結日から平成33年 3月31日まで

3 運営準備期間:契約締結日から平成30年 3月31日まで

4 運 営 期 間:平成30年 4月 1日から平成48年 3月31日まで

5 乖離請求期間:平成30年 4月 1日から平成31年 3月31日まで

表1-1 事業期間

第5節 延命化工事対象施設 本要求水準書において、延命化工事対象施設の概要は、表1-2に示すとおりとする。

表1-2 対象施設の概要

1 施設名称

東部クリーンセンター

焼却施設

灰溶融施設

リサイクルプラザ

不燃・粗大ごみ

処理施設

資源ごみ

処理施設

プラスチック類

処理施設

2 所在地 所沢市大字日比田 895 番地の 1

3 施設規模 焼却施設:230t/日(115t/24h×2 炉)

灰溶融施設:60t/日(30t/24h×2 炉) 43t/5h 30t/5h 15t/5h

4 建設年月 着工 平成 12 年 6 月

竣工 平成 15 年 3 月

5 設計・施工 日本鋼管株式会社(現:JFEエンジニアリング株式会社)

6 処理対象物

焼 却 施 設:可燃ごみ

灰溶融施設:焼却灰、飛灰、

西部飛灰、資源化残渣

不燃ごみ

粗大ごみ

びん・かん・

スプレー缶 プラスチック

7 処理方式 焼 却 施 設:全連続燃焼式

灰溶融施設:電気アーク式

破砕・選別・

圧縮 選別・圧縮

選別・圧縮・

梱包

平成29年度 平成30年度 平成31年度 平成32年度 平成33年度 平成47年度

12 ・・ 3 4 ・・・ 3 4 ・・・ 3 4 ・・・ 3 4 ・・・ 3 4 ・・・ 3

乖離請求期間

運 営 期 間

運営準備期間

工 事 期 間

事 業 期 間

3

第2編 延命化工事に関する仕様

延命化工事は、本施設の性能を回復させるとともに延命化することによって施設の有効利用を図

ることを目的とし、実施に際しては公害防止に十分留意することはもとより、「廃棄物の処理及び

清掃に関する法律」、「廃棄物処理施設の基幹的設備改良マニュアル」及び関連法規、平成 28 年 3

月に策定した「所沢市東部クリーンセンターごみ焼却施設・灰溶融施設長寿命化総合計画」、「所沢

市東部クリーンセンターリサイクルプラザ長寿命化総合計画」に基づいて行うこと。また、地球温

暖化対策に寄与する施設として、単なる延命化だけでなく、省エネルギー対策などCO2削減に資

する機能向上を図りつつ、経済性も考慮して実施するものとする。

第1章 延命化工事に関する基本事項 第1節 計画概要

1 全体計画

(1) 全体計画

① 延命化工事は、焼却施設及びリサイクルプラザについて行う。焼却施設及びリサイクル

プラザの配置図並びに車両動線は添付の別紙1を参照のこと。改良にあたっては、最新型

設備による省エネルギー対策などCO2削減に資する機能向上を図り、CO2排出量を 3%

以上削減すること。なお、リサイクルプラザはCO2排出量削減率算定の対象外とするが、

可能なかぎり省エネルギー化に配慮すること。

② 防音、防臭、防振、防じん、防爆対策を十分行うとともに、工事中及び竣工後において

も各機器の巡視点検整備をスムーズに行うことができる計画とすること。特に施設の運営

上、施設内の騒音、振動、粉じん、悪臭及び高温部に対して十分な対策を講じること。

(2) 工事計画

① 延命化工事期間は平成 29 年度から平成 32 年度までの4ヶ年度で実施し、本施設の性能

回復、延命化及びCO2削減を目的に既存設備の改良を行うものである。工程については、

延命化工事の施工性及び市内ごみ処理計画を考慮し、処理対象物について可能な限り外部

処理委託を必要としない計画とすること。

② 焼却施設の延命化工事は、省エネルギー対策などCO2削減に資する機能向上のほか、

灰溶融施設の停止に伴う焼却灰・飛灰搬出フロー改良と、飛灰をジェットパック車に積み

込んで場外搬出するための改良工事を行う。灰溶融施設の停止は平成31年度中を予定し、

焼却灰・飛灰搬出フロー改良は、灰溶融施設停止後可能な限り早く行うこと。

③ 焼却施設の延命化工事は、原則として1炉を運転して搬入されるごみの処理を継続しな

がら、残りの1炉の工事を実施する。工事の都合上、全炉を停止する必要がある場合は、

最長 30 日間は可能であるが、その期間は極力短くなるよう計画するとともに、本市と協

議の上、工事工程を決定すること。

④ リサイクルプラザの延命化工事は、不燃・粗大ごみ処理施設、資源ごみ処理施設、プラ

スチック類処理施設について行う。工事の都合上、停止する必要がある場合は、最長 10

日間は可能であるが、その期間は極力短くなるよう計画するとともに、本市と協議の上、

4

工事工程を決定すること。

⑤ 工事を実施する焼却施設の炉は区画して、安全対策上、運転する炉と隔絶すること。な

お、区画にあたっては運転中の炉の運転・点検整備等に支障を生じないよう十分配慮する

こと。

⑥ 工事計画上又は施工の方法上、既存の設備、装置、機器等が障害となる場合は、本市の

承諾を得た上で仮設又は移設すること。

⑦ 仮設が必要な場合、その仮設設備機器等の設置場所は、本施設の運営管理に必要となる

作業動線を確保できるように計画すること。

⑧ 工事中における車両動線は、工事関係車両、廃棄物搬入・搬出車両、一般車両等の円滑

な交通が確保できるものとすること。

⑨ 災害対策に万全を期し、周辺環境への公害防止にも十分配慮すること。

⑩ 本施設内ではごみ処理を継続していることから、資材置場等は工事請負事業者が原則、

本施設外に確保すること。

2 立地条件

(1) 都市計画事項

① 用途地域 指定のない地域

② 防火地域 なし

③ 高度地域 なし

④ 建ぺい率 60%

⑤ 容 積 率 100%

(2) 搬入・退出路

別紙1に示すとおり。

(3) ユーティリティ条件

① 電 気 特別高圧 66kV 常用―予備 2 回線受電方式

② 生 活 用 水 上水

③ プラント用水 上水

④ 雨 水 便所利用、屋上緑化散水

⑤ 燃 料 ボイラ、バーナ(助燃・再燃):都市ガス 13A

非常用発電機:灯油

⑥ 排 水 プラント排水:生物処理、凝集沈殿、砂ろ過、

活性炭吸着処理後再利用又は下水道放流

洗 煙 排 水:凝集沈殿、砂ろ過、活性炭吸着、

キレート吸着処理後下水道放流

ご み 汚 水:炉内噴霧処理

第2節 計画要目 1 処理能力

1-1 焼却施設

(1) 公称能力

焼却施設については、計画ごみ質の範囲内において、下記の能力を有すること。

5

焼 却 施 設:230t/日(115t/24h×2 炉)

灰溶融施設: 60t/日( 30t/24h×2炉)

1-2 リサイクルプラザ

(1) 公称能力

リサイクルプラザについては、計画ごみ質の範囲内において、下記の能力を有すること。

不燃・粗大ごみ処理施設:43t/5h

資 源 ご み 処 理 施 設:30t/5h

プラスチック類処理施設:15t/5h

(2) 計画ごみ質

① 処理対象物

可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみ、資源ごみ、プラスチック類

② 可燃ごみの計画ごみ質

焼却施設の処理対象物の計画ごみ質は、表1-3に示すとおりである。

表1-3 可燃ごみの計画ごみ質

※乾燥ベース

2 焼却施設炉数

2炉

3 炉形式

全連続燃焼式ストーカ炉

4 燃焼ガス冷却方式

廃熱ボイラ式

項目 低質ごみ 基準ごみ 高質ごみ

水 分 (%) 59.68 38.60 31.30

可 燃 分 (%) 35.52 54.07 57.25

灰 分 (%) 4.80 7.33 11.45

低位発熱量 (kJ/kg) 5,020 10,000 12,600

(kcal/kg) 1,200 2,400 3,000

単位容積重量 (t/m3) 0.20 0.15 0.10

元素組成(

可燃分中)※

炭 素 (%) - 49.69 -

水 素 (%) - 7.25 -

窒 素 (%) - 41.41 -

酸 素 (%) - 0.63 -

硫 黄 (%) - 0.19 -

塩 素 (%) - 0.83 -

6

5 搬出入車両

(1) 搬入車 2t パッカー車、3.5t パッカー車、4t パッカー車、4t ダンプ車

(2) 搬出車 搬出車両は表1-4に示すとおりである。

表1-4 搬出車両

灰溶融施設停止前 灰溶融施設停止後

溶融スラグ 10t ダンプ(天蓋付・水密仕様) なし

溶融飛灰 10t ダンプ(天蓋付・水密仕様) なし

溶融メタル 10t ダンプ(天蓋付・水密仕様) なし

溶融飛灰 10t ダンプ(天蓋付・水密仕様) なし

磁性物 4t アームロール車 4t アームロール車

不適物 10t ダンプ(天蓋付・水密仕様) 10t ダンプ(天蓋付・水密仕様)

鉄類等 12t 平ボディ車 12t 平ボディ車

不燃残渣等 10t ダンプ 10t ダンプ

プラスチック類 10t 超ウイング車 10t 超ウイング車

焼却灰 なし 10t ダンプ(天蓋付・水密仕様)

飛灰 なし ジェットパック車

10t ダンプ(天蓋付・水密仕様)

6 稼働時間

6-1 焼却施設

焼 却 施 設:1 日 24 時間運転

灰溶融施設:1 日 24 時間運転

6-2 リサイクルプラザ

不燃・粗大ごみ処理施設:1 日 5時間運転

資 源 ご み 処 理 施 設:1 日 5時間運転

プラスチック類処理施設:1 日 5時間運転

7 主要設備方式

7-1 焼却施設

焼却施設の概要は、表1-5に示すとおりである。

表1-5 焼却施設の概要

1 施 設 名 称 焼却施設・灰溶融施設

処 理 方 式 全連続燃焼式

(1)受 入 供 給 設 備 ピット・アンド・クレーン方式

(2)焼 却 設 備 ストーカ式

7

(3)燃焼ガス冷却設備 ボイラ、エコノマイザ

(4)排 ガ ス 処 理 設 備 ろ過集じん器、湿式洗煙装置、活性炭吸着塔、脱硝反応塔

(5)余 熱 利 用 設 備 蒸気タービン発電機(2,500kW×2基)、場内給湯、冷暖房

(6)通 風 設 備 平衡通風方式

(7)排 水 処 理 設 備

ご み 汚 水:炉内噴霧処理

プラント排水:生物処理、凝集沈殿、砂ろ過、活性炭吸着処理

後再利用又は下水道放流

洗 煙 排 水:凝集沈殿、砂ろ過、活性炭吸着、キレート吸着

処理後下水道放流

(8)灰 出 設 備 ピット・アンド・クレーン方式

(9)灰 溶 融 設 備 電気アーク式

灰溶融施設停止に伴う焼却灰、飛灰の処理方法

【焼却灰】

(改良前)溶融処理後、ピット・アンド・クレーン方式により場外搬出(資源化、または埋立

処分)

(改良後)加湿処理後、ピット・アンド・クレーン方式により場外搬出(資源化)

【飛灰】

(改良前)溶融処理後、ピット・アンド・クレーン方式により場外搬出(資源化、または埋立

処分)

(改良後)飛灰貯留槽に貯留後ジェットパック車で場外搬出(資源化)及び薬剤処理後、ピッ

ト・アンド・クレーン方式により場外搬出(資源化、または埋立処分)

7-2 リサイクルプラザ

リサイクルプラザの概要は、表1-6に示すとおりである。

表1-6 リサイクルプラザの概要

1 施 設 名 称 不燃・粗大ごみ

処理施設 資源ごみ処理施設

プラスチック類

処理施設

2 処 理 ラ イ ン 不燃・粗大ごみ 資源ごみ プラスチック類

(1)受 入 供 給 設 備 ピット・アンド・

クレーン方式

ピット・アンド・

クレーン方式

ピット・アンド・

クレーン方式

(2)破 砕 設 備 剪断式破砕機

回転式破砕機 - -

8

(3)選 別 設 備

磁選機

円筒回転篩式

風力選別機

アルミ選別機

破袋除袋機

磁選機

手選別

風力選別機

アルミ選別機

破袋機

手選別

(4)搬 送 設 備 コンベヤ コンベヤ コンベヤ

(5)貯 留 ・ 搬 出 設 備 プレス機 プレス機 圧縮梱包機

8 処理条件

8-1 焼却施設

(1) 燃焼室出口温度

850℃以上

(2) 上記燃焼温度でのガス滞留時間

2 秒以上

(3) 煙突出口の一酸化炭素濃度

30ppm 以下(酸素濃度 12%換算値の 4 時間平均値)

100ppm 以下(酸素濃度 12%換算値の 1 時間平均値)

(4) 焼却残渣の熱しゃく減量

3%以下(乾灰基準)

(5) 集じん器入口温度

概ね 200℃以下

8-2 リサイクルプラザ

(1) 破砕基準

破砕最大寸法:15cm 以下(85%以上)

(2) 選別基準

① 不燃・粗大ごみ処理施設

不燃・粗大ごみ処理施設にて使用される選別機の性能は、表1-7に示すとおりである。

表1-7 不燃・粗大ごみ処理施設選別機性能

種 類 回収率(%) 純度(%)

可燃物 85 以上 80 以上

プラスチック類 85 以上 80 以上

不燃物 85 以上 98 以上

磁性物 90 以上 98 以上

アルミ 80 以上 97 以上

② 資源ごみ処理施設

9

資源ごみ処理施設にて使用される選別機の性能は、表1-8に示すとおりである。

表1-8 資源ごみ処理施設選別機性能

種 類 回収率(%) 純度(%)

磁性物 90 以上 99 以上

アルミ 85 以上 98 以上

9 公害防止条件

9-1 焼却施設

(1) 排出ガス基準

ばいじん 0.01g/m3N以下(乾きガス 酸素濃度 12%換算)

硫黄酸化物 20ppm 以下(乾きガス 酸素濃度 12%換算)

塩化水素 20ppm 以下(乾きガス 酸素濃度 12%換算)

窒素酸化物 50ppm 以下(乾きガス 酸素濃度 12%換算)

ダイオキシン類 0.01ng-TEQ/m3N以下(乾きガス 酸素濃度 12%換算)

水銀 50μg/m3N以下(乾きガス 酸素濃度 12%換算)

(2) 焼却残渣に関する基準

焼却灰の熱灼減量 3%以下

焼却灰のダイオキシン類含有量 3ng-TEQ/g 以下

飛灰のダイオキシン類含有量 3ng-TEQ/g 以下

溶融飛灰及び飛灰処理物の溶出基準

アルキル水銀化合物 検出されないこと

水銀又はその化合物 0.005mg/L 以下

カドミウム又はその化合物 0.09 mg/L 以下

鉛又はその化合物 0.3 mg/L 以下

六価クロム化合物 1.5 mg/L 以下

砒素又はその化合物 0.3 mg/L 以下

セレン又はその化合物 0.3 mg/L 以下

1.4-ジオキサン 0.5 mg/L 以下

9-2 リサイクルプラザ

(1) 粉じん基準

排気口出口粉じん濃度 0.01g/m3N以下

9-3 焼却施設・リサイクルプラザ共通事項

(1) 騒音基準

全炉定格負荷時に敷地境界線上において、下記の基準値以下とする。なお、昼間はリサ

イクルプラザも稼働している条件とする。

朝 ( 6:00 ~ 8:00 ) 50dB(A)以下

昼間( 8:00 ~ 19:00 ) 55dB(A)以下

10

夕 ( 19:00 ~ 22:00 ) 50dB(A)以下

夜間( 22:00 ~ 6:00 ) 45dB(A)以下

(2) 振動基準

全炉定格負荷時に敷地境界線上において、下記の基準値以下とする。なお、昼間はリサ

イクルプラザも稼働している条件とする。

昼間( 8:00 ~ 19:00 ) 60dB(A)以下

夜間( 19:00 ~ 8:00 ) 55dB(A)以下

(3) 悪臭基準

敷地境界線上臭気指数 15 以下

気体排出口臭気指数 悪臭防止法施行規則第6条の2に定める方法により

算出した臭気指数又は臭気排出強度

排出水臭気指数 31 以下

(4) 排水基準

下水道へ放流する際の水質は、以下の基準値以下とする。

温度 45℃以下

水素イオン濃度 5 以上 9以下

生物化学的酸素要求量 600mg/L 以下

浮遊物質量 600mg/L 以下

ノルマルヘキサン抽出物質含有量

鉱油類含有量 5mg/L 以下

動植物油脂類含有量 30mg/L 以下

窒素含有量 240 mg/L 以下

燐含有量 32mg/L 以下

よう素消費量 220mg/L 以下

カドミウム及びその化合物 0.03mg/L 以下

シアン化合物 1mg/L 以下

有機燐化合物 1mg/L 以下

鉛及びその化合物 0.1mg/L 以下

六価クロム化合物 0.5mg/L 以下

ひ素及びその化合物 0.1mg/L 以下

水銀及びアルキル水銀その他水銀化合物 0.005mg/L 以下

アルキル水銀化合物 検出されないこと

PCB 0.003mg/L 以下

トリクロロエチレン 0.1 mg/L 以下

テトラクロロエチレン 0.1mg/L 以下

ジクロロメタン 0.2mg/L 以下

四塩化炭素 0.02mg/L 以下

1,2-ジクロロエタン 0.04mg/L 以下

1,1-ジクロロエチレン 1mg/L 以下

シス-1,2-ジクロロエチレン 0.4mg/L 以下

11

1,1,1-トリクロロエタン 3mg/L 以下

1,1,2-トリクロロエタン 0.06mg/L 以下

1,3-ジクロロプロペン 0.02mg/L 以下

チウラム 0.06mg/L 以下

シマジン 0.03mg/L 以下

チオベンカルブ 0.2mg/L 以下

ベンゼン 0.1mg/L 以下

セレン及びその化合物 0.1mg/L 以下

フェノール類 5mg/L 以下

銅及びその化合物 3mg/L 以下

亜鉛及びその化合物 2mg/L 以下

鉄及びその化合物(溶解性) 10mg/L 以下

マンガン及びその化合物(溶解性) 10mg/L 以下

クロム及びその化合物 2mg/L 以下

ホウ素及びその化合物 10 mg/L 以下

フッ素及びその化合物 8 mg/L 以下

1,4-ジオキサン 0.5mg/L 以下

アンモニア性窒素、亜硝酸性窒素及び硝酸性窒素 380mg/L 未満

ダイオキシン類 10pg-TEQ/L 以下

10 白煙防止基準

焼却施設においては、外気温度 5℃、相対湿度 50%において白煙が発生しないこと。

11 CO2削減率

焼却施設は延命化工事竣工時において、CO2削減率を3%以上とすること。

延命化工事完成時のCO2削減効果の検証にあたっては、「廃棄物処理施設の基幹的設備改

良マニュアル(平成27 年3 月改訂 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課)

第Ⅰ編 第4章 4.3 CO2削減効果の検証方法」に示される方法にて行うこと。

なお、CO2 削減率の算定にあたっては、延命化工事前直近の引渡性能試験実施予定時期

とほぼ同時期の1ヵ月程度の平均値のデータを用いて行うこと。延命化工事前のデータは、

本市が提供する。

12 環境保全

(1) 防音対策

騒音が発生する機械設備は、騒音の少ない機種を選定することとし、必要に応じて防音

構造の室内に収納し、騒音が外部に洩れないようにすること。また、排風機・ブロワ等の

設備には消音器を取り付けるなど、必要な対策を講じるものとすること。

(2) 振動対策

振動が発生する機械設備は、振動の伝播を防止するため独立基礎、防振装置を設けるな

ど必要な対策を講じるものとすること。

12

(3) 悪臭対策

悪臭の発生する箇所には必要な対策を講じるものとすること。

(4) 排水対策

設備から発生する各種の汚水は、本施設の排水処理設備に送水して処理すること。

13 運転管理

運転管理は、安定化、安全化、効率化及び経済性を考慮して各工程を可能な範囲において

機械化、自動化し、経費の節減と省力化を図るものとすること。

また、運転管理は全体フローの制御監視が可能なよう既存設備と同様に中央集中管理方式

とすること。

14 安全衛生管理

(1) 作業環境基準

焼却施設における作業環境中のダイオキシン類は、第1管理区域の管理値とすること。

運転管理上の安全確保(保守の容易さ、作業の安全、各種保安装置、バイパスの設置及

び必要機器の予備確保等)に留意すること。

また、関係法令、諸規則に準拠して安全衛生設備を完備するほか作業環境を良好な状態

に保つことに留意し、換気、騒音防止、必要照度の確保、余裕のあるスペースの確保に心

掛けること。特に機器側における騒音が約 80dB(騒音源より1mの位置において)を超え

ると予想されるものについては原則として、機能上及び保守点検上支障のない限度におい

て減音対策を施すこと。機械騒音が特に著しい送風機・コンプレッサ等は、必要に応じて

別室に収容すると共に、必要に応じて部屋の吸音工事などを施すこと。

(2) 安全対策

設備装置の配置、建設、据付はすべて労働安全衛生法令等に定めるところによるととも

に、施設は、運転・作業・保守点検に必要な歩廊、階段、手摺及び防護柵等を完備するこ

と。

第3節 施設機能の確保 1 適用範囲

本要求水準書は、焼却施設及びリサイクルプラザの延命化工事の基本的内容について定める

ものであり、本要求水準書に明記されない事項であっても、延命化工事の目的達成のために必

要な設備や性能等、工事の性質上当然必要と思われるもの及び運営上必要なものについては記

載の有無に関わらず、工事請負事業者の責任において全て完備すること。

2 疑義

工事請負事業者は、本要求水準書を熟読、吟味し、もし、疑義がある場合は本市に照会し、

指示に従うこと。

また、延命化工事施工中に疑義の生じた場合には、その都度書面にて本市と協議しその指示

に従うとともに、記録を提出すること。

13

3 変更

(1) 提出済みの延命化工事見積設計図書については、原則として変更は認めないものとする。

ただし、本市の指示及び本市と工事請負事業者の協議等により変更する場合はこの限りで

はない。

(2) 実施設計に先立ち、契約設計図書を提出すること。なお、延命化工事見積設計図書に変

更がない場合は、延命化工事見積設計図書を契約設計図書とすることができる。

(3) 実施設計期間中、契約設計図書に本要求水準書に適合しない箇所が発見された場合及び

本施設の機能を全うすることができない箇所が発見された場合は、契約設計図書に対する

改善変更を工事請負事業者の負担で行うこと。

(4) 実施設計完了後、実施設計図書の中に本要求水準書に適合しない箇所が発見された場合

には、工事請負事業者の責任において実施設計図書に対する改善・変更を行うこと。

(5) 実施設計は原則として契約設計図書によるものとする。契約設計図書に対し部分的変更

を必要とする場合には、機能及び管理上の内容が下回らない限度において、本市の指示又

は承諾を得て変更することができる。この場合は請負金額の増減は行わない。

(6) その他、延命化工事の実施にあたって変更の必要が生じた場合は、本市の定める契約約

款によるものとする。

4 性能と規模

焼却施設及びリサイクルプラザに採用する設備、装置及び機器類は、延命化工事の目的達成

のために必要な能力と規模を有し、かつ燃料・電力・薬剤等を含む管理的経費の節減を十分考

慮したものでなければならない。

第4節 材料及び機器 1 使用材料規格

使用材料及び機器は全てそれぞれの用途に適合する欠点のない製品で、かつ全て新品とし、

日本工業規格(JIS) 、電気学会電気規格調査会標準規格(JEC)、日本電気工業会標準規格(JEM)、

日本水道協会規格(JWWA)、空気調和・衛生工学会規格(HASS)、日本塗料工事規格(JPMS)等

の規格が定められているものは、これらの規格品を使用しなければならない。なお、本市が指

示した場合は、使用材料及び機器等の立会検査を行うこと。

国等による環境物品の調達に関する法律第6条に基づき定められた「環境物品等の調達の推

進に関する基本方針」に沿って環境物品等の採用を考慮すること。

ただし、海外調達材料及び機器等を使用する場合は下記を原則とし、事前に本市の承諾を得

ること。

(1) 本要求水準書で要求される機能(性能・耐用度を含む)を確実に満足できること。

(2) 原則としてJIS等の国内の諸基準や諸法令に適合する材料や機器等であること。

(3) 検査立会を要する機器・材料等については、原則として国内において本市が承諾した

検査要領書に基づく検査が実施できること。

(4) 竣工後の維持管理における材料・機器等の調達については、将来とも速やかに調達で

きる体制を継続的に有すること。

14

2 使用材質

特に高温部に使う材料は耐熱性に優れたものを使用し、また、酸、アルカリ等腐食性のある

条件下で使う材料については、それぞれ耐酸、耐アルカリ性を考慮した材料を使用すること。

3 使用材料・機器の統一

使用する材料及び機器は、過去の実績、公的機関の試験成績、既存の設備・機器の使用機器

メーカー等を十分検討の上、選定し、極力メーカー統一に努め互換性を持たせること。

原則として、事前にメーカーリストを本市に提出し、承諾を得るものとし、材料・機器類の

メーカー選定にあたっては、アフターサービスについても十分考慮し、万全を期すること。

4 特定部品

特定部品リストに示す特定部品については、本施設の施工企業に協力を求めることができる。

なお、延命化工事を行うに際し、特定部品リストに示す部品を使用することを原則とするが、

工事請負事業者の判断で使用部品を変更する場合には、本市の承諾を得ること。

第5節 試運転及び運転指導 1 試運転

1-1 焼却施設

(1) 延命化工事の工期内に試運転を行うこと。この期間は、単体機器調整、空運転、乾燥焚、

負荷運転、予備性能試験及び引渡性能試験結果確認を含める。なお、試運転の実施時期及

び実施期間は、本市と協議の上、決定すること。また、延命化工事最終年度(平成 32 年

度)においては、2炉同時稼働による引渡性能試験を実施すること。

(2) 試運転は、本市と工事請負事業者及び運営事業者が予め協議の上、作成した試運転要領

書に基づき、工事請負事業者が行うこと。

(3) 試運転の実施において支障が生じた場合は、本市が現場の状況並びに工事請負事業者と

の協議を踏まえて指示する。工事請負事業者は試運転期間中の運転・調整記録を作成し、

提出すること。

(4) この期間に行われる調整及び点検には、原則として本市の立会を要し、発見された補修

箇所及び物件については、その原因及び補修内容を本市に報告すること。

(5) 補修に際しては、工事請負事業者は予め補修実施要領書を作成し、本市の承諾を得るこ

と。

1-2 リサイクルプラザ

(1) 延命化工事の工期内に試運転を行うこと。この期間には、単体機器調整、空運転、負荷

運転を含める。なお、試運転の実施時期及び実施期間は、本市と協議の上、決定すること。

(2) 負荷運転は、本市と工事請負事業者及び運営事業者が予め協議の上、作成した試運転要

領書に基づき、工事請負事業者が行うこと。

(3) 負荷運転の実施において支障が生じた場合は、本市が現場の状況並びに工事請負事業者

との協議を踏まえて指示する。工事請負事業者は負荷運転期間中の運転・調整記録を作成

し、提出すること。

15

(4) この期間に行われる調整及び点検には、原則として本市の立会を要し、発見された補修

箇所及び物件については、その原因及び補修内容を本市に報告すること。

(5) 補修に際しては、工事請負事業者は予め補修実施要領書を作成し、本市の承諾を得るこ

と。

2 運転指導

2-1 焼却施設・リサイクルプラザ共通

(1) 工事請負事業者は焼却施設及びリサイクルプラザに配置される運営事業者の運転職員

に対し、施設の円滑な操業に必要な機器の運転管理及び取り扱い(点検業務含む)について、

運転指導計画書に基づき必要にして十分な教育指導を行うこと。なお、運転指導計画書は

予め工事請負事業者が作成し、本市の承諾を得なければならない。

(2) 運転指導は延命化工事の工期内に行うこと。運転指導期間は、試運転期間中とするが、

この期間以外であっても教育指導を行う必要が生じた場合、又は教育指導を行うことでよ

り効果が上がると判断される場合には、本市と工事請負事業者及び運営事業者の協議の上、

実施しなければならない。なお、運転指導の実施時期及び実施期間は本市及び運営事業者

と協議の上、決定するものとする。

(3) 工事請負事業者は試運転期間中に引渡性能試験結果の報告を行い、本市の承諾を得るこ

と。

3 試運転及び運転指導に係る経費

3-1 焼却施設・リサイクルプラザ共通

第2編第1章第11節正式引渡しまでの間に必要な費用の負担は次のとおりとする。なお、

負担の方法は、本市、工事請負事業者及び運営事業者にて協議することとする。また、工事中

であっても、通常運転におけるユーティリティ費用については、運営事業者が負担する。

(1) 本市の負担

延命化工事の工期内におけるごみ処理に必要となる下記の経費

① ごみの搬入

② 焼却灰・飛灰・飛灰処理物、処理不適物、リサイクルプラザでの選別物の搬出・処分

(2) 工事請負事業者の負担

試運転・運転指導に要する経費を含め、前項以外の必要なすべての経費(試運転調整に

必要となる各用役(電気、燃料、水道、薬品類[消石灰・キレート]等)も含む)。

第6節 性能保証 性能保証事項の確認については、施設を引き渡す際に行う引渡性能試験に基づいて行う。引渡

性能試験の実施条件等は以下に示すとおりとする。

1 保証事項

(1) 責任施工

延命化工事範囲内における処理能力及び性能は、全て工事請負事業者の責任により発揮

させなければならない。また、工事請負事業者は設計図書に明示されていない事項であっ

16

ても延命化工事対象機器の性能を発揮するために当然必要なものは、本市の指示に従い、

工事請負事業者の負担で施工しなければならない。

(2) 性能保証事項

性能保証事項は、以下の項目について適合すること。

① 処理能力(焼却施設)

焼却施設については第2編第1章第2節1 処理能力に示した公称能力(1 炉 115t/24

h、2 炉 230t/24h)を発揮させること。

② 焼却条件(焼却施設)

第2編第1章第2節8 処理条件に示した処理条件に適合すること。

③ 公害防止条件

第2編第1章第2節9 公害防止条件に示した項目のうち、下記項目の公害防止基準値

に適合すること。ただし、騒音、振動基準が基準値を超えた原因が延命化工事対象外の場

合は、保証事項から除外する。

ア 排出ガス基準(焼却施設)

イ 焼却残渣に関する基準(焼却施設)

ウ 騒音基準(焼却施設・リサイクルプラザ)

エ 振動基準(焼却施設・リサイクルプラザ)

④ CO2削減率(焼却施設)

第2編第1章第2節11 CO2削減率に示すとおり、焼却施設は延命化工事完成時に

CO2削減率3%以上とすること。

⑤ 作業環境中のダイオキシン類(焼却施設)

第2編第1章第2節14 安全衛生管理に示すとおり、作業環境中のダイオキシン類は

第1管理区域の管理値に適合すること。ただし、管理値を超えた原因が延命化工事対象外

の場合は、保証事項から除外する。

⑥ 緊急作動試験(焼却施設)

非常停電(受電、自家発電等の一切の停電を含む)、機器故障等本施設の運転時に想定

される重大事故について、緊急作動試験を行い本施設の機能の安全を確認すること。

2 予備性能試験

引渡性能試験を順調に実施し、かつ、その後の完全な運転を行うために、工事請負事業者は、

焼却施設について引渡性能試験の前に予備性能試験を行い、予備性能試験成績書を引渡性能試

験前に本市に提出すること。

予備性能試験成績書は、この期間中の施設の処理実績及び運転データを収録、整理して作成

すること。

ただし、性能が発揮されない場合は、工事請負事業者の責任において対策を施し引き続き再

試験を実施すること。

3 部分引渡性能試験

3-1 焼却施設

(1) 試験条件

17

部分引渡性能試験は、次の条件で行うこと。

① 部分引渡性能試験は、各炉の工事が完成後、炉別に実施すること。なお、共通設備につ

いては、共通設備の工事完成後に部分引渡しできるものとする。

② 部分引渡性能試験における本施設の運転は運営事業者が実施するが、延命化工事の工事

範囲に係る機器の調整、試料の採取、計測・分析・記録等その他の事項は工事請負事業者

が実施すること。

③ 部分引渡性能試験における性能保証事項等の計測及び分析の依頼先は、法的資格を有す

る第三者機関とすること。ただし、特殊な事項の計測及び分析については、本市の承諾を

得て他の適切な機関に依頼することができる。

④ 部分引渡性能試験の結果、本要求水準書に示す性能保証事項に適合できない場合、工事

請負事業者は必要な改造、調整を行い、改めて部分引渡性能試験を実施すること。

(2) 試験方法

工事請負事業者は、部分引渡性能試験を行うにあたって、予め本市と協議の上、試験項

目及び試験条件に基づいて試験の内容及び運転計画等を明記した部分引渡性能試験要領

書を作成し、本市の承諾を得なければならない。

性能保証事項に関する部分引渡性能試験方法(分析方法、測定方法、試験方法)は、そ

れぞれの項目ごとに関係法令及び規格等に準拠して行うこと。ただし、該当する試験方法

のない場合は、最も適切な試験方法を本市に提出し、承諾を得て実施すること。

(3) 部分引渡性能試験

試験に先立って1日以上前から定格運転に入るものとし、引き続き処理能力に見合った

焼却量における試験を2日以上連続して行うこと。部分引渡性能試験は本市の立会のもと

に、性能保証事項について実施すること。

3-2 リサイクルプラザ

(1) 試験条件

延命化工事期間内に延命化工事対象装置について、試験項目及び試験条件等を明記した

部分引渡性能試験要領書に基づき試運転、負荷運転を行い、支障がないことを確認するこ

と。部分引渡性能試験要領書は事前に本市の承諾を得なければならない。

4 引渡性能試験

4-1 焼却施設

(1) 試験条件

焼却施設の引渡性能試験は、次の条件で行うこと。

① 引渡性能試験は、延命化工事期間内において全ての延命化工事が完成後に実施すること。

② 引渡性能試験における本施設の運転は運営事業者が実施するが、延命化工事の工事範囲

に係る機器の調整、試料の採取、計測・分析・記録等その他の事項は工事請負事業者が実

施すること。

③ 引渡性能試験における性能保証事項等の計測及び分析の依頼先は、法的資格を有する第

三者機関とすること。ただし、特殊な事項の計測及び分析については、本市の承諾を得て

他の適切な機関に依頼することができる。

18

④ 引渡性能試験項目のうち作業環境中のダイオキシン類濃度については、原則として2炉

同時運転により実施すること。

⑤ 引渡性能試験項目のうち、CO2削減率の測定時における運転炉数は、本市と協議の上、

決定すること。

⑥ 引渡性能試験項目のうち、敷地境界線上における騒音・振動については、2炉同時定格

負荷運転時とし、昼間の時間帯はリサイクルプラザの不燃・粗大ごみ処理施設、資源ごみ

処理施設、プラスチック類処理施設も同時に定格負荷で稼働しているものとする。

⑦ 引渡性能試験の結果、本要求水準書に示す性能保証事項に適合できない場合、工事請負

事業者は必要な改造、調整を行い、改めて引渡性能試験を実施すること。

(2) 試験方法

工事請負事業者は、引渡性能試験を行うにあたって、予め本市と協議の上、試験項目及

び試験条件に基づいて試験の内容及び運転計画等を明記した引渡性能試験要領書を作成

し、本市の承諾を得なければならない。

性能保証事項に関する引渡性能試験方法(分析方法、測定方法、試験方法)は、それぞ

れの項目ごとに関係法令及び規格等に準拠して行うこと。ただし、該当する試験方法のな

い場合は、最も適切な試験方法を本市に提出し、承諾を得て実施すること。

(3) 引渡性能試験

試験に先立って1日以上前から定格運転に入るものとし、引き続き処理能力に見合った

焼却量における試験を2日以上連続して行うこと。引渡性能試験は本市の立会のもとに、

性能保証事項について実施すること。

4-2 リサイクルプラザ

(1) 試験条件

引渡性能試験項目のうち、昼間の敷地境界線上における騒音・振動については、リサイ

クルプラザの不燃・粗大ごみ処理施設、資源ごみ処理施設、プラスチック類処理施設も同

時に定格負荷で稼働し、かつ、焼却施設が2炉同時定格負荷運転時に試験を行うものとす

る。

5 性能試験に係る費用

焼却施設、リサイクルプラザについて行う部分引渡性能試験、引渡性能試験、試運転及び負

荷運転等による性能確認に必要な費用については、第2編 第1章 第5節3 3-1 (2)に

示す費用の他、分析等試験費用のすべてを工事請負事業者負担とする。

表1-9 焼却施設部分引渡性能試験・引渡性能試験内容

番号 試験項目 部分引渡性能試験 引渡性能試験 備考

1 ごみ処理能力 (1)ごみ質分析方法

①サンプリング場所:ホ

ッパステージ

②測定頻度 1 回以上

ただし、ごみ処理能力

の確認は、2 日以上/炉

同左 処理能力の確認は 2

日以上/炉行い、蒸

気発生量などから

計算された低位発

熱量を判断基準と

して用いる。ごみ質

19

番号 試験項目 部分引渡性能試験 引渡性能試験 備考

行う。

③分析方法

「昭 52.11.4 環境第 95

号厚生省環境衛生局水道

環境部環境整備課長通

知」に準じ、本市が指示

する方法及び実測値によ

る。

(2)処理能力試験方法

蒸気発生量などから計

算された低位発熱量を使

用し、本要求水準書に示

すごみ質の範囲におい

て、実施設計図書に記載

されたごみ処理能力曲線

図に見合った処理量につ

いて確認を行う。

ごみ処理量はごみクレ

ーンの荷重計による 24

時間運転の積算値とす

る。

ごみの投入は、一定し

た量を定期的に投入する

よう努め、一時的な過剰

投入は行わない。

分析により求めた

低位発熱量は参考

とする。

2 排

ばいじん (1)測定場所

脱硝反応塔出口以降で

本市の指示する箇所

(2)測定回数

各炉 1 回/箇所以上

(3)測定方法

JIS Z 8808 による

同左 -

3 排

硫黄酸化物

塩化水素

窒素酸化物

水銀

(1)測定場所

脱硝反応塔出口以降で

本市の指示する箇所

(2)測定回数

各炉 1 回/箇所以上

(3)測定方法

JIS K 0103、K 0107、K

0104、環境省告示第 94

号による

同左 -

4 排

ダイオキシ

ン類

(1)測定場所

脱硝反応塔出口以降で

本市の指示する箇所

(2)測定回数

各炉 1 回/箇所以上

(3)測定方法

同左 -

20

番号 試験項目 部分引渡性能試験 引渡性能試験 備考

JIS K 0311 による

5 排

一酸化炭素

濃度

(1)測定場所

脱硝反応塔出口以降で

本市の指示する箇所

(2)測定回数

各炉 1 回/箇所以上

(3)測定方法

JIS K 0098 による

同左 吸引時間は 4 時間/

回以上とする。

6 焼

焼却灰の熱

しゃく減量

(1)測定場所

本市の指示する箇所

(2)測定回数

各炉 1 回以上

(3)測定方法

「昭 52.11.4 環境第 95

号厚生省環境衛生局水道

環境部環境整備課長通

知」に準じ、本市が指示

する方法による。

同左 -

7 焼

焼却灰のダ

イオキシン

(1)測定場所

本市の指示する箇所

(2)測定回数

各炉 1 回以上

(3)測定方法

環境省告示第 80 号(平

成 16 年 12 月 27 日)によ

る。

同左 -

8 飛

飛灰のダイ

オキシン類

(1)測定場所

薬剤処理後の飛灰につ

いて本市の指示する箇所

(2)測定回数

1 回以上

(3)測定方法

環境省告示第 80 号(平成

16年 12月 27日)による。

同左 -

9 飛

アルキル水

総水銀

カドミウム

六価クロム

砒素

セレン

1.4-ジオキ

サン

(1)測定場所

薬剤処理後の飛灰につ

いて本市の指示する箇所

(2)測定回数

1 回以上

(3)測定方法

「産業廃棄物に含まれ

る金属等の検定方法」(昭

和 48.2.17 環境庁告示

第 13 号)のうち、埋立処

分の方法による。

同左 -

21

番号 試験項目 部分引渡性能試験 引渡性能試験 備考

10 騒音 - (1)測定場所

本市の指示する 4 箇所

(2)測定回数

2 炉同時運転を行う引

渡性能試験期間中の 1 日

において、各時間区分の

中で 1 回以上。

(3)測定方法

「騒音規制法」による。

2 炉同時運転時に行

う。

11 振動 - (1)測定場所

本市の指示する 4 箇所

(2)測定回数

2 炉同時運転を行う引

渡性能試験期間中の 1 日

において、各時間区分の

中で 1 回以上。

(3)測定方法

「振動規制法」による。

2 炉同時運転時に行

う。

12 排ガス温度 (1)測定場所

燃焼室出口、集じん器

入口に設置する温度計に

よる。

(2)測定回数

連続した 2 日間以上

同左 燃焼室出口温度は、

ガス混合室下部、中

間部及び上部とす

る。

13 CO2削減率 - (1)測定回数

連続した 2 日間以上

(2)測定方法

廃棄物処理施設の基幹

的設備改良マニュアル

(平成 27 年 3 月改訂 環

境省大臣官房廃棄物・リ

サイクル対策部廃棄物対

策課) 第Ⅰ編 第4章

4.3 CO2削減効果の検証

方法に示される方法によ

る。

削減率を評価する

炉の運転数(1 炉運

転又は 2炉運転)は、

本市と協議の上、決

定する。

14 作業環境中の

ダイオキシン類

濃度

- (1)測定場所

本市が指定する 5 箇所

程度

(2)測定回数

2 炉同時運転を行う引

渡性能試験期間中の 1 日

において 1 回以上。

(3)測定方法

「廃棄物焼却施設内作

業におけるダイオキシン

類ばく露防止対策要綱」

22

番号 試験項目 部分引渡性能試験 引渡性能試験 備考

別紙「空気中のダイオキ

シン類濃度の測定方法」

(平成13年4月厚生労働

省通達)による。

15 緊急作動試験 (1)実施方法

定常運転時において、

全停電緊急作動試験を行

う。ただし、蒸気タービ

ンの緊急作動試験は除

く。

(2)実施回数

各炉 1 回以上

同左 試験の実施方法は

本市と協議の上、決

定する。

16 運転管理データ (1)実施方法

ユーティリティ関係、

公害測定データ関係、そ

の他必要事項の各種運

転データの計測集計を

行う。

同左 引渡性能試験中の

各種データを集

計・計測する。

表1-10 リサイクルプラザ部分引渡性能試験・引渡性能試験内容

番号 試験項目 部分引渡性能試験 引渡性能試験 備考

1 ごみ処理能力 (1)測定場所

各コンベヤ

(2)測定回数

各処理設備1回以上

(3)測定方法

測定方法は、本市の指

示する方法による。

同左 -

2 破砕寸法

①粗破砕機

②破砕機

(1)測定場所

①粗破砕機下流

②破砕機下流

(2)測定回数

各1回以上

(3)測定方法

測定方法は、本市の指

示する方法による。

同左 -

3 選別純度 (1)測定回数

各1回以上

(2)測定方法

測定方法は、本市の指

示する方法による。

同左 -

23

番号 試験項目 部分引渡性能試験 引渡性能試験 備考

4 精度(回収率) (1)測定回数

各1回以上

(2)測定方法

測定方法は、本市の指

示する方法による。

同左 -

5 減容固化能力 (1)測定場所

各プレス機入口、出口

(2)測定回数

各1回以上

(3)測定方法

測定方法は、本市の指

示する方法による。入

口、出口性状の確認を行

う。

同左 -

6 圧縮梱包能力 (1)測定場所

圧縮梱包機入口、出口

(2)測定回数

各1回以上

(3)測定方法

測定方法は、本市の指

示する方法による。入

口、出口性状の確認を行

う。

同左 -

7 定常負荷運転 - (1)測定回数

1回以上

(2)測定方法

①あらかじめ準備され

たごみ、又は日常搬入

ごみをごいクレーン

等により営業運転と

同様な投入方式で受

入ホッパへ投入し、連

続負荷運転を行う。

②処理量、処理時間、有

価物の生産量等を測

定する。

24

第7節 かし担保 延命化工事についての設計・施工及び材質ならびに構造上の欠陥によるすべての破損及び故障等

は工事請負事業者の負担にて速やかに補修、改造、改善又は取替を行わなければならない。延命化

工事は性能発注(設計施工契約)という発注方法を採用しているため、工事請負事業者は施工のか

しに加えて設計のかしについても担保する責任を負う。

かしの改善等に関しては、かし担保期間を定め、この期間内に性能、機能、耐用等に関して疑義

が発生した場合、本市は工事請負事業者に対し、かしの改善を要求できる。

かしの有無については、適時かし検査を行いその結果を基に判定するものとする。

1 かし担保

(1) 設計のかし担保

設計のかし担保期間は原則として、正式引渡し後 10 年間とする。この期間内に発生し

た設計のかしは、設計図書に記載した施設の性能及び機能、主要装置の耐用に対して、す

べて工事請負事業者の責任において、改善等すること。なお、設計図書とは、第2編第1

章第9節提出図書に規定する契約設計図書、実施設計図書、施工承諾申請図書、工事関連

図書及び完成図書とする。

引渡し後、施設の性能及び機能、装置の耐用について疑義が生じた場合は、本市と工事

請負事業者及び運営事業者との協議のもとに工事請負事業者が作成した、かし担保確認要

領書に基づき、3者(本市、工事請負事業者、運営事業者)が合意した時期に実施するもの

とする。これに関する費用は、ごみの搬入、焼却灰・飛灰・飛灰処理物、処理不適物、リ

サイクルプラザでの選別物の搬出・処分費は本市、焼却施設、リサイクルプラザの通常運

転にかかる費用は運営事業者の負担とし、新たに必要となる分析等にかかる費用は工事請

負事業者とする。

性能確認試験の結果、工事請負事業者のかしに起因し所定の性能及び機能を満足できな

かった場合は、工事請負事業者の責任において速やかに改善すること。これらに関する情

報や図書については、工事請負事業者の責任において、運営事業者と全て共有すること。

(2) 施工のかし担保

① プラント工事関係

延命化工事のプラント工事施工に係るかし担保期間は原則として正式引渡しの日より 3

年間とする。部分引渡しとしたものについては、部分引渡しの日から起算する。ただし、

重大なかしがあった場合のかし担保の請求期間は引渡し後 10 年とする。

② 建築工事関係(建築機械設備、建築電気設備を含む)

延命化工事の建築工事施工に係るかし担保期間は原則として引渡しの日より3年間とす

る。部分引渡しとしたものについては、部分引渡しの日から起算する。また、防水工事の

かし担保期間は 10 年とし、保証年数を明記した保証書を提出すること。

2 かし検査

本市は施設の性能、機能、耐用等疑義が生じた場合は、工事請負事業者に対しかし検査を行

わせることができるものとする。工事請負事業者は本市と協議の上、かし検査を実施しその結

果を報告すること。かし検査にかかる費用は工事請負事業者の負担とする。かし検査によるか

25

しの判定は、かし確認要領書により行うものとする。本検査でかしと認められる部分について

は工事請負事業者の責任において改善、補修すること。

3 かし確認要領書

工事請負事業者は、予め「かし担保確認要領書」を本市に提出し、承諾を得ること。

4 かし確認の基準

かし確認の基本的な考え方は以下のとおりとする。

(1) 運転上支障がある事態が発生した場合

(2) 構造上・施工上の欠陥が発見された場合

(3) 主要部分に亀裂、破損、脱落、曲がり、摩耗等が発生し、著しく機能が損なわれた場合

(4) 性能に著しい低下が認められた場合

(5) 主要装置の耐用が著しく短い場合

5 かし改善、補修

(1) かし担保

かし担保期間中に生じたかしは、本市の指定する時期に工事請負事業者が無償で改善・

補修すること。改善・補修にあたっては、改善・補修要領書を提出し、本市の承諾を得る

こと。

(2) その他

かし担保期間以降に生じる施設の改善・補修に要する経費は、運営事業期間中の費用と

みなして、運営事業者の負担とする。

第8節 工事範囲 本要求水準書で定める延命化工事の工事範囲概要は、表1-11から表1-13、別紙2及び別

紙3に示すとおりとする。

1 機械設備工事

表1-11 焼却施設

設備・機器

CO2削減に

寄与する

改良※

延命化の概要

受入供給

ごみ計量機

部分更新

ごみ投入扉

部分更新

ダンピングボックス

部分更新

可燃性粗大破砕機 ○ 更新

破砕機供給コンベヤ ○ 部分更新

破砕機出側搬送コンベヤ ○ 部分更新

燃焼

焼却炉

給じん装置部分更新

26

設備・機器

CO2削減に

寄与する

改良※

延命化の概要

燃焼装置部分更新

○ 耐火物更新

炉用油圧装置 ○ 更新

燃焼ガス冷却

ボイラ ○ 水管部分更新

スートブロワ

現場制御盤部分更新

ボイラ給水ポンプ ○ 更新

脱気器

部分更新

脱気器給水ポンプ ○ 更新

排気復水ポンプ ○ 更新

純水補給水ポンプ ○ 更新

排ガス処理

噴射水加圧ポンプ ○ 更新

ろ過集じん器

部分更新(ろ布交換含む)

集じん器下コンベヤ・

集じん器下ロータリバル

○ 更新

湿式洗煙装置

洗浄塔部分更新

予冷塔、制御盤部分更新

予冷液循環ポンプ更新

吸収液循環ポンプ更新

減湿水ポンプ更新

苛性ソーダ用ポンプ更新

苛性ソーダ希釈タンク撹拌機

脱硝設備 ○ 脱硝反応塔の触媒を低温触媒に変更

余熱利用

蒸気タービン

部分更新

タービン起動盤

部分更新

通風

押込送風機 ○ インバータ制御方式に改良

二次送風機 ○ インバータ制御方式に改良

煙道 誘引送風機出口部更新

○ 低温触媒導入による部分更新

誘引送風機

部分更新、電動機整備

灰出

27

設備・機器

CO2削減に

寄与する

改良※

延命化の概要

炉下コンベヤ ○ 更新

火格子下フラップダンパ 更新

灰移送コンベヤ ○ 更新

No.1,2灰移送コンベヤ ○ 更新

溶融 ○ 灰溶融施設停止に伴う改良(混練機なども含

む)

給排水

ポンプ類 ○ 機器冷却水ポンプ更新

機器冷却水冷却塔 ○ 本体更新

排水処理

タンク・槽類

洗煙排水処理設備の槽類更新

ポンプ類 ○ プラント排水処理設備及び洗煙排水処理設備

のポンプ更新

薬注ポンプ類 更新

ブロワ・ファン類 ○ プラント排水処理設備の排気ファン、撹拌ブ

ロワ更新

砂ろ過塔

砂ろ過塔ろ材交換

活性炭吸着塔

制御盤 PLC 部分更新

スクリーン・ろ過器

プラント排水処理設備自動スクリーン更新

電気計装

特高受変電設備

特高電力制御盤、特高変電設備部分更新

高圧配電設備

主変 2 次盤部分更新

高圧配電盤部分更新

進相コンデンサ盤部分更新

誘引送風機 VVVF 盤

VVVF 盤更新

高圧変圧器・低圧主幹盤

プラント動力主幹盤部分更新

建築動力主幹盤部分更新

照明主幹盤部分更新

保安動力主幹盤部分更新

低圧動力設備

PLC 盤部分更新

B 系蒸気復水器ファン VVVF 盤インバータ更新

○ 押込送風機、二次送風機 VVVF 盤新規設置

現場制御盤

活性炭吸着塔制御盤、脱臭設備制御盤部分更

無停電電源装置 ○ 容量見直し本体更新

直流電源装置

部分更新

28

設備・機器

CO2削減に

寄与する

改良※

延命化の概要

灰溶融施設電気設備 ○ 灰溶融施設停止に伴う電気工事

DCS 監視制御装置 ○ 灰溶融施設停止に伴う改良、部分更新

自動燃焼制御装置 ○ 制御改良に伴う部分更新

排ガス分析計 ○ HCl 計・ばいじん量計・4 成分計の統合

活性炭吸着塔入口 NOx、CO、O2計更新

ITV 装置 ○ 灰溶融施設停止に伴い ITV システム見直し

雑設備

計装用空気圧縮機 ○ 省エネルギー型に更新

雑用空気圧縮機 ○ 省エネルギー型に更新

脱臭ファン ○ ファンの整備、電動機更新

※該当設備・機器に○を記す。

表1-12 リサイクルプラザ

設備・機器 延命化の概要

受入供給

粗大ごみ供給コンベヤ 部分更新

資源ごみ供給コンベヤ 部分更新

プラ供給コンベヤ 部分更新

破砕

粗破砕機 更新

破砕機 部分更新

搬送

選別用搬送コンベヤ

(No.1,2,3)

部分更新

貯留・搬出

プレス機 部分更新

スチール缶プレス機 部分更新

アルミ缶プレス機 部分更新

圧縮梱包装置(Ⅲ) 部分更新

選別

破砕物用選別機 部分更新

給水

プラント用給水ポンプ 配管バルブ配置見直し

電設計装

高圧配電設備・低圧配電設

高圧引込盤部分更新

高圧配電盤部分更新

破砕機電動機盤部分更新

29

設備・機器 延命化の概要

進相コンデンサ盤部分更新

高圧変圧器・主幹盤部分更新

PLC・I/O盤

不燃・粗大ごみ系動力部分更新

資源・プラスチックライン部分更新

共通常用部分更新

共通非常用部分更新

中央監視盤 部分更新

表1-13 建築工事

設備・機器 延命化の概要

建築

工場棟 シート防水更新

工場棟外壁

(煙突外筒を含む)

補修後の塗装更新

建築機械

空調設備 部分更新

建築電気

電灯設備 部分更新

電話設備 更新

第9節 提出図書 1 見積設計図書

工事請負事業者は、本要求水準書に基づき以下の内容を本市に提出すること。なお、提出に

際しては、公募説明資料「7.2)提案書類の提出方法」及び「7.3)提案書類の受付」に

従うこと。

(1) CO2削減計画書(焼却施設)

① CO2削減率計算書

② 基幹的設備延命化工事内容

③ 電力削減量明細書(延命化工事範囲の主要機器について)

(2) 工事仕様書(焼却施設、リサイクルプラザ別)

(3) 設計計算書(焼却施設、リサイクルプラザ別)

① 物質収支(既設から変更ある個所)

② 蒸気収支(既設から変更ある個所)

(4) 概略工事工程表(焼却施設、リサイクルプラザ別)

(5) 概算工事費(焼却施設、リサイクルプラザ別)

概算工事費は、焼却施設、リサイクルプラザ別に年度別とすること。また、焼却施設

については各設備毎に概算工事費を記載し、交付金対象内外に分けること。

2 契約設計図書

30

工事請負事業者は、本要求水準書に基づき本市の指定する期日までに次の契約設計図書を指

定部数提出すること。ただし、前述の見積設計図書に変更がない場合は、前述の見積設計図書

をもって契約図書とすることができる。契約設計図書の種類及び体裁は、見積設計図書に準じ

るものとする。

3 実施設計図書

3-1 焼却施設

工事請負事業者は、契約後ただちに延命化工事に係る実施設計に着手し、実施設計図書とし

て次のものを提出すること。なお、提出部数は本市と協議すること。

仕様書類 A4版

図面類 A3版(2つ折り製本)

A4版(2つ折り製本)

仕様書類及び図面類の電子データ

(1) 工事仕様書

① 総則

② 機械設備工事仕様

③ 建築設備工事仕様

④ 設計計算書

ア 性能曲線図

イ 物質収支

ウ 熱収支

エ 容量計算(延命化工事範囲の新設または容量及び形状が変更となる主要機器について)

(2) フローシート(ごみ・空気・排ガス・灰・集じん灰、計装、その他)

(3) 電気設備主要回路単線結線図

(4) 計装制御系統図

(5) 各階機器配置図

(6) 主要設備組立平面図、断面図

(7) 負荷設備一覧表

(8) 工事工程表

(9) 実施設計工程表(各種届出書の提出日を含む)

(10) 内訳書

(11) CO2削減計画

① CO2削減率計算書

② 基幹的設備工事延命化工事内容

③ 電力削減量明細書(延命化工事範囲の主要機器について)

(12) 予備品、消耗品リスト

(13) その他指示する図書

3-2 リサイクルプラザ

工事請負事業者は、契約後ただちに延命化工事に係る実施設計に着手し、実施設計図書とし

31

て次のものを提出すること。なお、提出部数は本市と協議すること。

仕様書類 A4版

図面類 A3版(2つ折り製本)

A4版(2つ折り製本)

仕様書類及び図面類の電子データ

(1) 工事仕様書

① 総則

② 機械設備工事仕様

③ 建築設備工事仕様

④ 設計計算書

ア 物質収支

イ 容量計算(延命化工事範囲の新設または容量及び形状が変更となる主要機器について)

(2) フローシート

(3) 計装制御系統図

(4) 各階機器配置図

(5) 主要設備組立平面図、断面図

(6) 負荷設備一覧表

(7) 工事工程表

(8) 実施設計工程表(各種届出書の提出日を含む)

(9) 内訳書

(10) 予備品、消耗品リスト

(11) その他指示する図書

4 施工承諾申請図書

工事請負事業者は、実施設計に基づき工事を行うこと。工事施工に際しては事前に承諾申請

図書により本市の承諾を得てから着工すること。図書は次の内容のものを各5部提出すること。

(1) 承諾申請図書一覧表

(2) 土木・建築及び設備機器詳細図(構造図、断面図、各部詳細図、組立図、主要部品図、

付属品図)

(3) 施工要領書(搬入要領書、据付要領書を含む)

(4) 検査要領書

(5) 設計書・検討書

(6) 打合せ議事録

(7) その他必要な図書(試運転要領書、運転指導計画書、予備性能試験要領書、引渡性能試

験要領書、かし担保確認要領書等)

5 完成図書

工事請負事業者は、延命化工事の工事竣工に際して完成図書として以下のものを提出するこ

と。

5-1 焼却施設

32

(1) 竣工図 3部

(2) 竣工図縮小版 3部

(3) 竣工原図及び電子データ 1部

(4) 仕様書(設計計算書及びフローシート等含む) 3部

(5) 取扱い説明書(電子データを含む)(延命化工事範囲分) 3部

(6) 運転マニュアル 3部

(7) 予備性能試験報告書 3部

(8) 引渡性能試験報告書 3部

(9) 単体機器試験成績書 3部

(10) CO2削減率検証結果 3部

(11) 打合せ議事録(リサイクルプラザを含む) 2部

(12) 各工程の工事写真及び竣工写真(カラー)(電子媒体) 2部

(13) 施設のパンフレット(リサイクルプラザを含む)

日本語 3,000部

英 語 300部

中国語 300部

韓国語 300部

(14) その他指示する図書 3部

5-2 リサイクルプラザ

(1) 竣工図 3部

(2) 竣工図縮小版 3部

(3) 竣工原図及び電子データ 1部

(4) 仕様書(設計計算書及びフローシート等含む) 3部

(5) 取扱い説明書(電子データを含む)(延命化工事範囲分) 3部

(6) 運転マニュアル 3部

(7) 予備性能試験報告書 3部

(8) 引渡性能試験報告書 3部

(9) 単体機器試験成績書 3部

(10) 各工程の工事写真及び竣工写真(カラー)(電子媒体) 2部

(11) その他指示する図書 3部

6 各種申請図書

工事請負事業者は本市の指示に従い、本市が国等へ提出する以下の書類に必要な資料を必要

部数作成し、提出すること。

(1) 交付申請に必要な書類

(2) 交付金事業実績報告書

(3) その他指示するもの

33

第10節 検査及び試験 延命化工事に使用する主要機器、材料の検査及び試験は、下記により行う。

1 立会検査及び立会試験各種申請図書

指定主要機器、材料の検査及び試験は、本市の立会のもとで行うこと。ただし、本市が特に

認めた場合には工事請負事業者が提示する検査(試験)成績表をもってこれに代えることがで

きる。

なお、本市が指示する機器については、工場立会検査を実施する。

2 検査及び試験の方法

検査及び試験は、予め本市の承諾を得た検査(試験)要領書に基づいて行うこと。

3 検査及び試験の省略

公的又はこれに準ずる機関の発行した証明書等で成績が確認できる機器については、検査及

び試験を省略できる場合がある。

4 経費の負担

延命化工事に係る検査及び試験の手続きは、工事請負事業者において行い、これに要する経

費は工事請負事業者の負担とする。ただし、本市の職員又は本市が指示する監督員の旅費等は

除く。

第11節 正式引渡し 先に延命化工事を行う焼却施設の炉毎、リサイクルプラザの系列の工事完成後、炉・系列の運転

に必要な部分の部分引渡しを行い、工事竣工後、正式引渡しを行うものとする。

工事竣工とは、第2編第1章第8節 工事範囲に記載した工事範囲の工事をすべて完成し、第2

編第1章第6節による部分引渡性能試験、引渡性能試験により所定の性能が確認された後、本市が

行う竣工検査に合格した時点とする。

第12節 その他 1 関係法令及び基準、規格の遵守

延命化工事の設計施工にあたっては、下記の関係法令規格等(最新版に準拠)を遵守しなけ

ればならない。

(1) 廃棄物の処理及び清掃に関する法律

(2) ダイオキシン類対策特別措置法

(3) 環境基本法

(4) 循環型社会形成推進基本法

(5) 大気汚染防止法

(6) 水質汚濁防止法

(7) 騒音規制法

(8) 振動規制法

(9) 悪臭防止法

34

(10) 小型家電リサイクル法

(11) 資源の有効な利用の促進に関する法律

(12) 建設工事に係る資材の再資源化に関する法律

(13) 容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律

(14) 労働安全衛生法

(15) 消防法

(16) 建築基準法

(17) 高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律

(18) 都市計画法

(19) 宅地造成等規制法

(20) 水道法

(21) 下水道法

(22) ガス事業法

(23) 電気事業法

(24) エネルギーの使用の合理化に関する法律

(25) 電気用品安全法

(26) 高圧ガス保安法

(27) 液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律

(28) 計量法

(29) 日本工業規格(JIS)

(30) 電気学会電気規格調査会標準規格(JEC)

(31) 日本電機工業会規格(JEM)

(32) 電気技術規格(JEAC)

(33) 電気技術指針(JEAG)

(34) 日本電気技術規格委員会規格(JESC)

(35) 国際電気標準会議規格(IEC)

(36) 日本水道協会規格(JWWA)

(37) 空気調和・衛生工学会規格(SHASE)

(38) 日本塗料工業会規格(JPMS)

(39) 土木工事標準示方書

(40) 国土交通省大臣官房官庁営繕部監修の各工事標準仕様書

(41) 国土交通省大臣官房官庁営繕部監修の各工事監理指針

(42) 日本建築学会建築基礎構造設計基準・同解説

(43) 日本建築学会鋼構造設計基準

(44) 日本建築学会鉄筋コンクリート構造設計基準・同解説

(45) 日本建築学会鉄骨鉄筋コンクリート構造設計基準・同解説

(46) 日本建築学会建築工事標準仕様書

(47) 所沢市環境基本条例

(48) 所沢市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例

(49) 所沢市ダイオキシン類等の汚染防止に関する条例

35

(50) 所沢市公共施設緑化ガイドライン

(51) 所沢市ひと・まち・みどりの景観条例

(52) 所沢市街づくり条例

(53) 廃棄物焼却施設内作業におけるダイオキシン類ばく露防止対策要綱

(54) 石綿飛散防止対策マニュアル

(55) その他関係法令、規則、規格、基準、条例及び細則等

2 許認可申請

工事内容により関係官庁へ認可申請、報告、届出等の必要がある場合には、その手続きは工

事請負事業者の経費負担により速やかに行い、本市に報告すること。また、工事範囲において

本市が関係官庁への許認可申請、報告、届出等を必要とする場合、工事請負事業者は書類作成

等について協力し、書類作成にかかる経費を負担すること。

3 施工

延命化工事の施工に際しては、次の事項を遵守すること。なお、安全管理計画書を作成し提

出すること。

(1) 安全管理

延命化工事中の危険防止対策を十分に行い、併せて作業従事者への安全教育を徹底し、

労務災害の発生がないよう努めること。

(2) 現場管理

資材搬入路、仮設事務所等については、本市と十分協議して設置すること。また、整理

整頓を励行し、火災、盗難等の事故防止に努めること。

(3) 現場代理人及び監理技術者

延命化工事の現場代理人は、工事現場に常駐し、現場の運営取締りを行うほか、請負代

金額の変更、工期の変更、請負代金の請求及び受領、この契約の解除に係る権限を除き、

この契約に基づく受注者の一切の権限を行使することができる。

延命化工事の監理技術者は清掃施設工事業もしくは機械器具設置工事業に係る監理技

術者資格証の交付を受け、かつ、ごみ焼却施設工事の経験がある者とする。施設全体を十

分把握できる有能な専門技術者であること。工事の安全、かつ、適正な施工を確保するた

めに監理技術者を専任で置くこと。

(4) 搬出入道路及び現場環境の保全

工事請負事業者は常に搬出入道路及び延命化工事現場の整理、整頓、清掃を励行し、延

命化工事中に発生する騒音、振動、粉じん等については関係法規を遵守し、現場及び現場

周辺の保全に努めること。

(5) 濁水防止

工事請負事業者は現場で濁水が発生した場合は処理後に放流するものとし、放流先の汚

濁防止に努める。なお、放流先については事前に本市及び関係機関との協議の上、決定す

る。

(6) 発生材の処理

工事に際して生じる発生材は全て構外に搬出し、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」、

36

「再生資源の利用の促進に関する法律」、「建設副産物適正処理推進要項」、「厚生労働省通

知による廃棄物焼却施設内作業におけるダイオキシン類ばく露防止対策について(平成 26

年 1 月 10 日付改正)」、その他関係法令等に従い適正に処理し、報告すること。

なお、延命化工事により撤去した設備・装置のうち、資源化可能な鉄類、アルミ類等の

有価物は、本施設内で本市が指定する場所に置くこと。これら有価物は本市が処分する。

(7) 工事月報等の提出

現場代理人は、延命化工事の進捗状況、作業内容及び人数、搬入材料等を記入した工事

日報・月報を遅滞なく、本市に提出すること。

(8) 工事打合せ

工事を円滑に進めるため、定期的に本市の立会のもとに工事打合せを行う。打合せ事項

については、議事録を作成し、速やかに本市に提出すること。

(9) 工事写真の撮影

工事請負事業者は、延命化工事全般にわたって、工事工程に従って段階的に建築工事、

機械設備工事等についての工事写真を撮影し、編集すること。また、工事検査の際には工

事写真集として、その他必要書類と一緒に速やかに本市に提出すること。

工事写真撮影に当たっては、工事看板を付し本市が指定する箇所、または、工事記録と

して当然残す必要があると思われる箇所を撮影しておくこと。

特に、工事完成後においては、確認することが不可能な箇所や、非常に困難と思われる

箇所は、あらかじめ重点的に撮影しておくこと。

工事写真は、全てカラー写真とする。なお、工事着手前に現場周辺の必要と思われる所

は、本市の立会のもとに写真を撮影しておくこと。

(10) 復旧

他の設備、既存物件等の損傷、汚染防止に努め、万一損傷、汚染が生じた場合は直ち

に本市へ報告を行い、協議し、承諾を得た上で、工事請負事業者の負担により速やかに

復旧すること。

(11) 解体撤去

既設物件の解体・撤去については「廃棄物焼却施設内作業におけるダイオキシン類ばく

露防止対策要綱」及び関係法令に準じて実施し、必要に応じて書類を作成し関係官庁に提

出すること。

(12) 保険

本施設の施工に際しては、火災保険、組立保険等に加入すること。また、証券の写し

を本市に提出すること。

(13) 補償

工事施工方法により、近隣住民に支障を及ぼすことのないように延命化工事を行うこ

と。なお、延命化工事の影響による補償は工事請負事業者の負担とする。

延命化工事中の施工方法等の不備による事故、発生災害についての責任は工事請負事

業者に帰すものとし、工事請負事業者の責任において、一切の処置、解決を図ること。

(14) 工事用車両

工事用車両の待機は本市が指示する場所で行い、周辺道路に駐停車しないこと。

(15) 仮設

37

工事着工前に仮設計画書を提出し、本市の承諾を得ること。必要な仮設工事は工事請負

事業者の負担で行うこと。

(16) 公害対策

低騒音・低振動・低排ガス型工事用機械を採用すること。

工事用車両が通行することで、既存道路に傷みが発生するおそれがある場合は、道路

に対する養生を十分行うこと。また、延命化工事が原因で道路が損傷した場合、補修等

を行うこと。

4 予備品及び消耗品

予備品及び消耗品はそれぞれ明細書を添えて必要とする数量を納入すること。なお、消耗品

の納入方法については、実施設計時に協議すること。

(1) 予備品の定義

予備品とは定常運転において必要とする部品ではなく、不測の事故等を考慮して準備・

納入しておく以下の部品とする。

① 同一部品を多く使用しているもの

② 数が多いことにより破損の確率の高い部品

③ 市販性がなく納期がかかり、かつ破損により施設の運転が不能となる部品等

(2) 予備品の数量

予備品のリストを作成し、品目及び数量は本市と協議により決定すること。予備品は、

引渡し後(部分引渡しとしたものについては、部分引渡しを含む)3年間に必要とする数

量とする。

(3) 消耗品の定義

消耗品とは、定常運転において定期的に交換することにより機器本来の機能を満足させ

うる部品とする。

(4) 消耗品の数量

消耗品は、引渡し後(部分引渡しとしたものについては、部分引き渡しを含む)1 年間

に必要とする数量とする。

5 その他

本要求水準書に記載してある機器設備類の中で、今後、短期間で飛躍的に性能が向上する可

能性があるもの(モニタ、制御機器等)については、各々の機器類の発注時点において最新機

器を納入すること。

第2章 焼却施設機械設備工事仕様 第1節 各設備共通仕様

1 歩廊・階段・点検床等

プラントの運転及び保全のため、延命化工事範囲内の機器等の周囲に既設歩廊等の設置状態

に取り合わせた歩廊、階段、点検床等を必要に応じて設けること。なお、主な寸法・基準は、

以下のとおりである。ただし、改良・新設する部分に対して機器の配置上、寸法・基準を満足

38

することが困難な場合は、本市と協議の上、決定する。

(1) 歩廊・階段・点検床及び通路

① 構 造 グレーチング(高さ 32mm以上)必要に応じて縞鋼板(4.5mm)とする。

② 幅 主要部:1,200mm 以上

その他: 900mm 以上

③ 階段傾斜角 主要部:45 度以下

(2) 手摺

① 構 造 鋼管溶接構造(手摺の径は既存と同径とする)

② 高 さ 階段部: 900mm 以上

その他:1,100mm 以上

(3) 設計基準

① 階段の高さが 4mを超える場合は、原則として高さ 4m以内ごとに、踊場を設けること。

② 梯子の使用はできる限り避けること。やむをえず梯子を設置する場合で2m以上の高低

差がある場合は背かごを付けること。

③ 通路及び歩廊は原則として行き止まりを設けてはならない。

④ 主要通路の有効高さは原則として 2,200mm以上にすること。

⑤ 階段の傾斜角、けあげ、踏面の寸法は統一を図ること。

⑥ 機械の回転部及び突起部周辺の通路は狭くなりがちであるので、通路幅に余裕をもって

計画すること。

⑦ 保守点検、操作に必要な歩廊、階段、点検台等の床は原則として既設と同等品以上にす

ること。ただし、点検口前等保守点検時に飛灰やダストの飛散の可能性がある箇所、点

検作業の際に必要と認められる箇所はチェッカープレートにすること。

⑧ 歩廊、手摺り下にはトープレートを設置すること。

2 断熱、保温

炉本体、高温配管等人が触れ火傷するおそれのあるもの及び集じん器、風道、煙道等低温腐

食を生じるおそれのあるものについては、必ず防熱施工、保温施工し、夏季において機器の表

面温度を 70℃以下とすること。ただし、防熱目的で非常時のみ高温となるものについては別途

協議とする。保温材は目的に適合するものとし、原則として、外装材は、炉本体、集じん器等

の機器は鋼板製、風道、煙道、配管等はカラー鉄板又はステンレス鋼板、アルミガラスクロス

とする。蒸気系はケイ酸カルシウム又はロックウール、水、空気、排ガス系はグラスウール又

はロックウールとすること。

3 配管

(1) 勾配、保温、火傷防止、防露、防錆、防振、凍結防止、ドレンアタック防止、エア抜き

等を考慮して計画し、つまりが生じやすい流体用の管には清掃が容易なように考慮するこ

と。

(2) 汚水系統の配管材質は、管(内面)の腐食等に対して、硬質塩化ビニル管等適切な材質

を選択すること。

(3) 管材料は表2-1を参考として、使用目的に応じた最適なものにすること。

39

表2-1 管材料選定表(参考)

規 格 名 称 材 質 記 号 適用流体名 備 考

JIS G 3103

ボイラ及び圧力容器用

炭素鋼及びモリブデン

鋼鋼板

SB480 高圧蒸気系統

JIS G 3454 圧力配管用炭素鋼鋼管

STPG370S

SCH40

STPG410

高圧蒸気系統

高圧ボイラ給水系統

ボイラ薬液注入系統

高圧復水系統

圧力 980kPa 以上の中・高圧配

管に使用する。

JIS G 3454 圧力配管用炭素鋼鋼管

STPG370S

STS

SCH80

高圧油系統 圧力 4.9~13.7MPa の高圧配管

に使用する。

JIS G 3455 高圧配管用炭素鋼鋼管 STPG370S

SCH140 高圧油系統

圧力 20.6MPa 以下の高圧配管

に使用する。

JIS G 3456 高温配管用炭素鋼管 STPT410 高圧ボイラ給水系統

JIS G 3461 ボイラ・熱交換器用炭素

鋼鋼管

STB410-E 高圧蒸気系統

JIS G 3461 ボイラ・熱交換器用炭素

鋼鋼管

STB410-S 高圧蒸気系統

JIS G 3463 ボイラ・熱交換器用ステ

ンレス鋼鋼管

SUS310TB-S 高圧蒸気系統

JOHS 102 油圧配管用精密炭素鋼

鋼管 OST-2 高圧油系統

圧力 34.3MPa 以下の高圧配管

に使用する。

JIS G 3452 配管用炭素鋼鋼管 SGP-E

SGP-B

低圧蒸気系統

低圧復水系統

雑用空気系統

燃料油系統

排水・汚水系統

圧力 980kPa 未満の一般配管に

使用する。

JIS G 3459 配管用ステンレス鋼鋼管 SUS304TP-A 温水系統

純水系統

JIS G 3457 配管用アーク溶接炭素

鋼鋼管 STPY400

低圧蒸気系統

排気系統

圧力 980kPa 未満の大口径配管

に使用する。

JIS G 3452 配管用炭素鋼鋼管 SGP

SGP-Zn

工業用水系統

冷却水系統

計装用空気系統

圧力 980kPa 未満の一般配管で

亜鉛メッキ施工の必要なものに

使用する。

JIS K 6741 硬質塩化ビニル管

HIVP

VP

VU

酸・アルカリ薬液系統

水道用上水系統

圧力 980kPa 未満の左記系統の

配管に使用する。

- 樹脂ライニング鋼管

SGP+樹脂ライニング

SGP-VA,VB

SGP-PA,PB

酸・アルカリ薬液系統

上水設備

使用流体に適したライニングを

使用する(ゴム・ポリエチレン・塩

化ビニル等)

JIS G 3442 水道用亜鉛メッキ鋼管 SGPW 排水系統 静水頭 100m 以下の水道で主と

して給水に用いる。

4 塗装

塗装については、耐熱、耐薬品、防食、配色等を考慮するとともに既設の塗装も踏まえて計

画すること。なお、配管の塗装については、既設の塗装に準じるとともに、各流体別に色分け

し、流体表示と流れ方向を明記すること。配管塗装のうち法規などで全塗装が規定されている

もの以外は識別リボン方式とすること。

5 機器構成

(1) 主要な機器の運転操作は、必要に応じて切換方式により中央制御室から遠隔操作と現場

操作が可能な方式とすること。

(2) 振動・騒音の発生する機器には、防振・防音対策に十分配慮すること。

40

(3) 粉じんが発生する箇所には、集じん装置や散水装置を設ける等適切な防じん対策を講じ、

作業環境の保全に配慮すること。

(4) 臭気が発生する箇所には、負圧管理、密閉化等適切な臭気対策を講ずること。

(5) 可燃性ガスの発生するおそれがある箇所には防爆対策を十分に行うとともに、爆発に対

しては、爆風を逃がせるよう配慮し、二次災害を防止すること。

(6) ベルトコンベヤを採用する場合、機側には緊急停止装置(引き綱式等)等安全対策を講

じること。

(7) 電動機の更新は、原則として高効率のものを採用すること。

6 安全対策

建築基準法、消防法、労働安全衛生法等の関係法令に準拠した設計とし、次の点を考慮した

ものとすること。

(1) 指定数量以上の軽油等の危険物は、危険物貯蔵所に格納すること。

(2) 灯油、軽油、重油等のタンク(貯蔵タンク、サービスタンク)には必要な容量の防液堤

を設けること。また、タンクからの移送配管は地震等により、配管とタンクとの結合部分

に損傷を与えないようフレキシブルジョイントを必ず設置すること。

(3) 薬品タンクの設置については薬品種別毎に必要な容量の防液堤を設けること。

(4) 電源あるいは計装用空気源が断たれたときは、各バルブ・ダンパ等の動作方向はプロセ

スの安全サイドに働くようにすること。

7 その他

(1) 必要な箇所には荷役用ハッチ、吊り具又は電動ホイストを設けること。

(2) 道路を横断する配管、ダクト類は道路面からの有効高さを 4m(消防との協議)以上と

すること。

(3) 交換部品重量が 100kgを超え新規設置する機器の上部には、必要に応じて吊フック、

ホイスト及びホイストレールを設置すること。

(4) 労働安全上危険と思われる場所には、安全標識を JISZ9101 により設けること。

(5) 機器の据え付けの際に必要となる配管、配線等の付帯工事についても実施すること。

(6) 盤内改造に必要となる配線等の付帯工事についても実施すること。

第2節 受入供給設備

1 ごみ計量機【部分更新】

経年劣化のため更新を行うこと。

(1) 形 式 ロードセル(4点支持)式

(2) 数 量 3 基(搬入用 2 基、退出用 1 基)

リサイクルプラザ所掌 1基(リサイクル搬出)

(3) 主要項目

① 最大秤量 20 t(搬入・退出用)

30 t(リサイクル搬出用)

② 最小目盛 10 kg

41

③ 主要材質 SS 製

④ 主要寸法(計量台) W3.0 m × L8.0 m(搬入・退出用)

W3.0 m × L12.0 m(リサイクル搬出用)

(4) 主要構成要素

① ごみ計量機本体 4 基

② 台秤 1 台

③ カードリーダ盤 4 台

④ 信号灯 4 台

⑤ しゃ断機 2 台

⑥ データ処理装置 1 式

⑦ 分電盤 1 式

⑧ 付帯機器 1 式

(記録紙、パンチカード、インターホン、伝票用紙)

(5) 工事範囲

① ごみ計量機本体、台秤、カードリーダ盤、データ処理装置、インターホンを更新する。

(6) 特記事項

①机・椅子等は流用とする。

②必要な配管・配線工事等を行う。

2 ごみ投入扉【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 観音扉式

(2) 数 量 4 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 搬入台数 標準 500 台/日 最高 900 台/日

② 能 力 開閉時間 15 秒以内(2 基同時開閉時)

③ 主要材質 SUS304(見え掛り部) t4.0 mm

④ 主要寸法 W3.8 m × H6.1 m

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① 投入扉本体 1 基

② 油圧シリンダ 1 基

③ 手動開閉装置 1 式

④ 投入指示灯 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① 油圧シリンダを更新する。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

3 ダンピングボックス【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 傾斜ボックス式(ピット式)

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(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① 能 力 作動時間 15 秒

② 主要材質 SUS304(見え掛り部)

③ 主要寸法 W 2.9 m × L 3.44 m × D 1.0 m

(4) 主要構成機器

① ダンピングボックス本体 1 基

② シュート 1 式

③ 油圧シリンダ 2 基

(5) 工事範囲

① 油圧シリンダを更新する。

② 必要な消耗品等の交換を行う。

4 前処理装置

4-1 可燃性粗大破砕機【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 形 式 二軸せん断式破砕機(油圧駆動式)

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① 処理能力 0.9 t/h

② 破砕物単位体積重量 0.045 t/m3

③ 破砕粒度 400mm 以下

④ 電 動 機 75 kW × 4 P × 400 V

⑤ 主要材質 フレーム SS 製

ケーシング SS 製

カッター 特殊鋼

⑥ 主要寸法 W1.365 m × L1.847 m(本体部)

⑦ 駆動方式 油 圧 式

(4) 主要構成要素

① 破砕機本体 1 基

② 投入ホッパ 1 式

③ 切断刃 1 式

④ 油圧駆動装置 1 式

⑤ 制 御 盤 1 面

⑥ 油圧配管 1 式

⑦ ホイスト 1 式

(5) 工事範囲

① ホイストを除く主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

43

4-2 破砕機供給コンベヤ【部分更新】CO2排出量削減対象機器

経年劣化した部分の更新を行うとともに、省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削

減を図ること。

(1) 形 式 鋼板製エプロンコンベヤ

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① 駆 動 ギヤードモータ駆動

② 制御方式 インバータ制御

③ 有 効 幅 1.3 m

④ 機 長 約 10.25 m(軸芯間水平距離)

⑤ 電 動 機 3.7 kW × 4 P × 400 V

⑥ 搬送速度 約 0.5~5 m/min(可変速)

⑦ 搬送能力 0.9 t/h(単位体積重量 0.045 t/m3)

(4) 主要構成要素

① コンベヤ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

(5) 工事範囲

① エプロンパン、コンベヤチェーン、レール、電動機を更新する。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

4-3 破砕機出側搬送コンベヤ【部分更新】CO2排出量削減対象機器

経年劣化した部分の更新を行うとともに、省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削

減を図ること。

(1) 形 式 鋼板製エプロンコンベヤ

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① 駆 動 ギヤードモータ駆動

② 有 効 幅 1.0 m

③ 機 長 約 4.8 m(軸芯間水平距離)

④ 電 動 機 2.2 kW × 4 P × 400 V

⑤ 搬送速度 約 20 m/min

⑥ 搬送能力 0.9 t/h(単位体積重量 0.045 t/m3)

(4) 主要構成要素

① コンベヤ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

(5) 工事範囲

① エプロンパン、コンベヤチェーン、レール、電動機を更新する。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

44

第3節 燃焼設備

1 給じん装置【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 プッシャ式

(2) 数 量 2 基(1基/炉)

(3) 主要項目

① 駆動方法 油圧式

② 速度制御方式 油圧制御

③ 主要材質 本体 SS400

先端部 耐熱耐摩耗鋳鋼

④ 主要寸法 W 3.2 m × L 1.8 m

⑤ 操作方法 遠隔自動・手動、現場手動

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① プッシャー本体 1 基

② 耐熱鋳物 1 式

③ 油圧シリンダ 1 基

④ 架 台 1 式

⑤ 水冷ボックス 1 式

⑥ サイドケース 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① プッシャー本体を更新する。

② 耐熱鋳物(プッシャーライナ金物、プッシャー先端金物、フィードテーブルライナ金物、

フィードテーブルレンガ押え金物)を更新する。

③ 油圧シリンダを更新する。

④ 必要な付帯工事等を行う。

2 ストーカ式焼却炉

2-1 燃焼装置【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 ストーカ式

(2) 数 量 2 炉

(3) 主要項目(1 炉につき)

① 速度制御方式 油圧制御

② 主要材質 燃焼装置 SS400

火格子、耐熱鋳物 耐熱耐摩耗鋳鋼相当品

③ 主要寸法 燃焼ストーカ W3.2 m × L4.18 m

後燃焼ストーカ W3.2 m × L2.80 m

(4) 主要構成要素(1 炉につき)

① 火 格 子 1 式

② 固定・可動ガーダ 各 1 式

45

③ 耐熱鋳物 1 式

④ ケーシング 1 式

⑤ 燃焼火格子駆動装置 2 基

⑥ 後燃焼火格子駆動装置 1 基

(5) 工事範囲(1 炉につき)

① 耐熱鋳物(サイドシール金物、ごみシュートノーズ部金物)を更新する。

② 燃焼火格子駆動装置及び後燃焼火格子駆動装置の油圧シリンダを更新する。

③ 必要な付帯工事等を行う。

2-2 炉用油圧装置【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 形 式 油圧式

(2) 数 量 2 基(1基/炉)

(3) 主要項目(1 基につき)

① 油圧ポンプ 47 L/min × 14 MPa × 15 kW × 2 台

② 油タンク 250 L

③ 主要材質 タンク SS400 t6.0 mm

④ 操作方法 遠隔、現場手動

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① 油圧ポンプ 2 基

② 油タンク 1 基

③ 油冷却器 1 基

④ マニホールド 1 式

⑤ 計器類 1 式

⑥ 油圧配管 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① 主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管工事等を行う。

2-3 焼却炉耐火物【更新】CO2排出量削減対象機器

経年劣化のため更新を行うとともに、耐火物材質の断熱仕様を一部変更し放散熱量削減を図

ること。

(1) 形 式 レンガ積方式及び不定形耐火物施工方式

(2) 数 量 2 炉

(3) 工事範囲(1 炉につき)

① 焼却炉本体の耐火物を全更新する。

② ①に加え、ガス混合室 4面、ボイラの前面壁上部管寄せ部の耐火物、第 1スクリーン壁

上部管寄せ部の耐火物、第 2 スクリーン壁上部管寄せ部の耐火物を更新する。

46

第4節 燃焼ガス冷却設備 1 ボイラ【部分更新】CO2排出量削減対象機器

経年劣化した部分の更新を行うとともに、焼却炉耐火物の断熱仕様変更による放散熱量削減

に伴い、ボイラ水管に減肉対策を行うことにより安定して廃熱回収を図ること。

(1) 形 式 単胴自然循環式水管ボイラ

(2) 数 量 2 基(1基/炉)

(3) 主要項目(1 基につき)

① 最高使用圧力 5.1 MPa

② 常用蒸気圧力 ドラム出口 4.6 MPa

過熱器出口 4.0 MPa

③ 蒸気温度 400 ℃

④ 蒸気発生量 最大 18.9 t/h

⑤ 燃焼ガス温度 ボイラ入口 850 ℃ ~ 950 ℃

エコノマイザ出口 200 ℃以下

⑥ 伝熱面積 放射加熱部 347 m2

触媒加熱部 356 m2

1 次過熱器 154 m2

2 次過熱器 174 m2

3 次過熱器 174 m2

エコノマイザ 638 m2

⑦ 給水温度 144 ℃

⑧ 主要材質 ボイラドラム ボイラ及び圧力容器用炭素鋼及びモリブデン鋼鋼板

(SB480)

水管及び管寄せ ボイラ・熱交換器用炭素鋼鋼管(STB410)

高温配管用炭素鋼鋼管(STPT410)

圧力配管用炭素鋼鋼管(STPG410)

水 冷 壁 ボイラ・熱交換器用炭素鋼鋼管(STB410)

1 次過熱器 ボイラ・熱交換器用炭素鋼鋼管(STB410)

2 次過熱器 ボイラ・熱交換器用ステンレス鋼鋼管(SUS310TB)

3 次過熱器 ボイラ・熱交換器用ステンレス鋼鋼管(SUS310TB)

エコノマイザ ボイラ・熱交換器用炭素鋼鋼管(STB410)

⑨ 主要寸法 ボイラドラム I.D.φ1.6 m × L5.55 m

ボイラ本体 W3.35 m × L9.3 m × H16.6m

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① 放射伝熱面 1 式

② 接触伝熱面 1 式

③ ボイラドラム 1 式

④ 1 次・2 次・3 次過熱器 各 1 式

⑤ 管 寄 せ 1 式

⑥ 計 装 類 1 式

47

(5) 工事範囲(1 基につき)

① 放射伝熱面を 1 パス(耐火物施工上端レベル)から 2 パス(1 パス耐火物レベル)まで

更新する。

② 接触伝熱面(スクリーン管、水平蒸発管)を更新する。

③ 管寄せを除く、1 次過熱器、2 次過熱器、3 次過熱器を更新する。

④ 計装類のうち、ドラム水面計を更新する。

(6) 特記事項

① 放射伝熱面には溶射による減肉対策をする。

② ドラム水面計はマグネットフロート式へ変更する。

③ 必要な消耗品等の交換を行う。

2 スートブロワ【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 蒸気噴射式

(2) 数 量 2 式(1式/缶)

(3) 主要項目(1 式につき)

① 作動時間 長抜差型 6 分 55 秒

定置回転型 48 秒

② 台 数 長抜差型 2 台

定置回転型 10 台(ボイラ用)

12 台(エコノマイザ用)

③ 蒸気噴射圧力 長抜差型 0.98 MPa

定置回転型 0.69 MPa

④ 最高使用温度 420 ℃

⑤ 蒸気消費量 長抜差型 2.3 t/h

定置回転型 2.91 t/h(ボイラ用)

2.53 t/h(エコノマイザ用)

⑥ 電 動 機 長抜差型 0.4 kW × 4 P × 400 V

定置回転型 0.2 kW × 4 P × 400 V

⑦ 主要材質(長抜差型) 噴射管 SUS304TP

ノズル SCS13

⑧ 操作方法 遠隔自動・手動

(4) 主要構成要素(1 式につき)

① スートブロワ本体 1 式

② 主塞止弁 1 式

③ ドレン弁 2 式

④ スチームトラップ 2 式

⑤ バイパス弁 1 式

⑥ 制 御 盤 1 面

(5) 工事範囲(1 式につき)

48

① 制御盤内の PLC、配線用遮断器を更新する。

② 必要な盤内改造等を行う。

3 ボイラ給水ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 形 式 多段遠心ポンプ

(2) 数 量 4 基(内予備 2基)

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 25 + 7 t/h

② 全 揚 程 5.7 MPa

③ 電 動 機 110 kW × 2 P × 400 V

④ 給水温度 144 ℃

⑤ 軸封方式 グランドパッキン

⑥ 回 転 数 2,960 min-1

⑦ 主要材質 ケーシング SCPH21

インペラ SCS1

シャフト SUS420J2

⑧ 操作方法 遠隔、現場手動

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

④ 圧力計(吸込・吐出) 2 式

⑤ 軸受温度計 2 式

⑥ 過熱防止オリフィス 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て工事範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

4 脱気器【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 蒸気加圧スプレー式

(2) 数 量 2 基(1基/炉)

(3) 主要項目(1 基につき)

① 最高使用圧力 0.45 MPa

② 器内常用圧力 0.3 MPa

③ 脱気能力 18.5 t/h

④ 脱気水酸素含有量 0.007 mgO2/

⑤ 貯水能力(基準水面) 10.5 m3

⑥ 給水温度 入口 53.3 ~ 81.4 ℃

49

出口 144 ℃

⑦ 主要材質 本体 SB410

噴口 SCS13

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① 脱気器本体 1 基

② 安 全 弁 1 式

③ 計 装 類 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① 計装類のうち、水面計を更新する。

(6) 特記事項

① 水面計はマグネットフロート式へ変更するものとする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

5 脱気器給水ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 形 式 多段遠心ポンプ

(2) 数 量 4 基(内予備 2基)

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 23 + 2.4 t/h

② 全 揚 程 1.5 MPa

③ 電 動 機 22 kW × 2 P × 400 V

④ 給水温度 80 ℃

⑤ 軸封方式 グランドパッキン

⑥ 主要材質 ケーシング FC200

インペラ SCS13

シャフト SUS304

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

④ 圧力計(吸込・吐出) 2 式

⑤ 軸受温度計 2 式

⑥ 過熱防止オリフィス 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て工事範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

6 排気復水ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 形 式 渦巻ポンプ

50

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 容 量 37 t/h

② 揚 程 0.45 MPa

③ 給水温度 51 ~ 81 ℃

④ 軸封方式 グランドパッキン

⑤ 電 動 機 11 kW × 2 P × 400 V

⑥ 主要材質 ケーシング FC200

インペラ SCS13

シャフト SUS304

⑦ 操作方法 遠隔、現場手動

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

④ 圧力計(吸込・吐出) 2 式

⑤ 軸受温度計 2 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て工事範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

7 純水補給水ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 形 式 渦巻ポンプ

(2) 数 量 2 基(内予備 1基)

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 6 + 1.5 m3/h

② 全 揚 程 0.5 MPa

③ 電 動 機 5.5 kW × 2 P × 400 V

④ 給水温度 常 温

⑤ 軸封方式 グランドパッキン

⑥ 主要材質 ケーシング FC200

インペラ SCS13

シャフト SUS304

(4) 付帯機器(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

④ 圧力計(吸込・吐出) 2 式

⑤ 軸受温度計 2 式

51

⑥ 過熱防止オリフィス 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て工事範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

第5節 排ガス処理設備

1 噴射水加圧ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 形 式 多段渦巻ポンプ

(2) 数 量 2 基(内 1 基予備)

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 3.5 + 0.7 m3/h

② 全 揚 程 1.0 MPa

③ 電 動 機 7.5 kW × 4 P × 400 V

④ 水 温 常 温

⑤ 主要材質 ケーシング FC200

インペラ CAC406

シャフト SUS403

⑥ 操作方法 遠隔、現場手動

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

④ 過熱防止オリフィス 1 式

⑤ 圧 力 計(吸入・吐出) 各 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て工事範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

2 集じん装置

2-1 ろ過集じん器【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 バグフィルタ式

(2) 数 量 2 基(1基/炉)

(3) 主要項目(1 基につき)

① ガ ス 量 44,100 m3N/h

② ろ過速度 約 1.18 m/min

③ 集じん室容量 122 m3

④ ろ布寸法 φ164 mm × L6000 mm × 360 本

⑤ ろ布面積 1,080 m2

52

⑥ ダスト払い落とし方式 パルスジェット式

⑦ 飛灰排出方法 スクリューコンベヤ(集じん器下コンベヤ)

⑧ 排ガス温度 常用 200 ℃

⑨ 耐熱温度 250 ℃

⑩ 入口ばいじん濃度 2.82 g/m3N(12%O2dry)

⑪ 出口ばいじん濃度 0.01 g/m3N(12%O2dry)以下

⑫ 主要材質 ろ 布 PTFE

リテーナ SUS304

本 体 SS400 t4.5mm(ケース)

t6.0mm(ホッパ)

⑬ 主要寸法 W4.43 m × L4.58 m × H13.55 m

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① 集じん装置本体 1 基

② ろ布 360 本

③ リテーナ 360 本

④ バイブレータ 2 基

⑤ レベルスイッチ 2 基

⑥ 加温ヒータ 1 式

⑦ 差圧発信器 1 式

⑧ 制 御 盤 1 面

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ろ布を更新する。ただし、リテーナは流用とする。

② 制御盤の PLC を更新する。

③ 必要な盤内改造等を行う。

2-2 集じん器下コンベヤ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 形 式 V 型トラフスクリューコンベヤ

(2) 数 量 2 基(1基/基)

(3) 主要項目(1 基につき)

① 輸 送 量 0.5 t/h

② 主要材質 SS400

③ 電 動 機 1.5 kW × 4 P × 400 V(可逆)

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① コンベヤ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

(5) 工事範囲(1 基につき)

① コンベヤ本体、電動機等、主要構成要素は全て工事範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

53

2-3 集じん器下ロータリーバルブ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 形 式 ロータリー式

(2) 数 量 1 基/1 炉

(3) 主要項目(1 基につき)

① 輸 送 量 0.5 t/h

② 主要材質 SS400

③ 電 動 機 0.4 kW × 4 P × 400 V

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ロータリーバルブ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ロータリーバルブ本体、電動機等、主要構成要素は全て工事範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

3 湿式洗煙装置

3-1 予冷塔・洗浄塔【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 湿式アルカリ洗浄方式

(2) 数 量 2 基(1基/炉)

(3) 主要項目(1 基につき)

① 入口ガス量 最大 38,780 m3N/h(湿りガス時)

② 入口ガス温度 200 ℃

③ 出口ガス温度 130 ℃(No.1 排ガス再加熱器出口)

④ HCl 濃度入口 1,000 ppm

⑤ HCl 濃度出口 20 ppm 以下

⑥ SOx 濃度入口 110 ppm

⑦ SOx 濃度出口 20 ppm 以下

⑧ 圧力損失 3.0 kPa 以下

⑨ 使用薬剤 苛性ソーダ

⑩ 主要寸法 予 冷 塔 I.D.φ1.3 m × H3.8 m

洗 浄 塔 I.D.φ2.4 m × H13.5 m

⑪ 主要材質 塔 本 体 SS400

内 面 冷却部 フレークライニング

+抗火石+耐酸レンガ

吸収部 フレークライニング

減湿部 フレークライニング

スプレーノズル 冷却部 テフロン

吸収部 ポリプロピレン

減湿部 ポリプロピレン

54

充填材 洗浄塔 ポリプロピレン

デミスター 洗浄塔 ポリプロピレン

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① 予冷塔、洗浄塔 各 1 基

② スプレ-ノズル 1 式

③ 充 填 材 1 式

④ デミスター 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① 予冷塔のライニングを更新する。

② 洗浄塔のライニング、スプレーノズル、充填剤、デミスターを更新する。

③ 必要な付帯工事等を行う。

3-2 予冷液循環ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 形 式 横置片吸込渦巻ポンプ

(2) 数 量 4 基(内予備 2基)

(3) 主要項目

① 吐 出 量 102 m3/h

② 全 揚 程 18 m

③ 電 動 機 11 kW × 4 P × 400 V

④ 主要材質 ケーシング SCS10

インペラ SCS10

シャフト SUS316L

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て工事範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

3-3 吸収液循環ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 形 式 横置片吸込渦巻ポンプ

(2) 数 量 4 基(内予備 2基)

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 114 m3/h

② 全 揚 程 18 m

③ 電 動 機 11 kW × 4 P × 400 V

④ 操作方法 遠隔、現場手動

55

⑤ 主要材質 ケーシング SCS10

インペラ SCS10

シャフト SUS316L

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て工事範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

3-4 減湿水ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 形 式 横置片吸込渦巻ポンプ

(2) 数 量 4 基(内 2 基予備)

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 150 m3/h

② 全 揚 程 35 m

③ 電 動 機 30 kW × 4 P × 400 V

④ 主要材質 ケーシング SCS13

インペラ SCS13

シャフト SUS304

⑤ 操作方法 遠隔、現場手動

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て工事範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

3-5 苛性ソーダ移送ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 形 式 マグネットポンプ

(2) 数 量 2 基(内予備 1基)

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 18 m3/h

② 全 揚 程 10 m

③ 電 動 機 2.2 kW × 2 P × 400 V

④ 主要材質 ケーシング CFRETFE

56

インペラ CFRETFE

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て工事範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

3-6 苛性ソーダ希釈タンク【部分更新】CO2排出量削減対象機器

経年劣化した部分の更新を行うとともに、省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削

減を図ること。

(1) 形 式 縦置円筒形

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 容 量 有効 11 m3

② 寸 法 φ2,200 mm × H3,600 mm

③ 貯留濃度 24 %

④ 主要材質 SS400

⑤ 撹拌機電動機 1.5 kW × 4 P × 400 V

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① タンク本体 1 基

② 液 面 計 1 式

③ 撹 拌 機 1 基

(5) 工事範囲(1 基につき)

① 撹拌機(電動機含む。)を更新する。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

3-7 洗煙用苛性ソーダ注入ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 形 式 マグネットポンプ

(2) 数 量 3 基(内 1 基予備)

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 3.0 m3/h

② 全 揚 程 15 m

③ 電 動 機 1.5kW × 2P × 400V

④ 主要材質 ケーシング CFRETFE

インペラ CFRETFE

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

57

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て工事範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

3-8 排水処理用苛性ソーダ移送ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 形 式 マグネットポンプ

(2) 数 量 2 基(内 1 基予備)

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 1.8 m3/h

② 全 揚 程 10 m

③ 電 動 機 0.75 kW × 2 P × 400 V

④ 主要材質 ケーシング CFRETFE

インペラ CFRETFE

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て工事範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

3-9 湿式洗煙装置制御盤【部分更新】

経年劣化のため更新を行うものとする。

(1) 構 造 鋼板製屋内用自立閉鎖型

(2) 数 量 3 面(各炉 1 面、共通 1 面)

(3) 主要構成要素(1 面につき)

① 制御盤本体 1 面

② 遮断器 1 式

③ インバータ 1 式

④ PLC 1 式

(4) 工事範囲(1 面につき)

① 現場制御盤の PLC、配線用遮断器を更新する。

② 必要な盤内改造等を行う。

4 脱硝反応塔【更新】CO2排出量削減対象機器

低温触媒の採用による余剰蒸気を発電利用して、発電量増加を図ること。

(1) 形 式 触媒脱硝方式

(2) 数 量 2 基(1基/炉)

(3) 主要項目(1 基につき)

① 排ガス量(設計点) 40,180 m3N/h

58

② 排ガス温度 180 ℃以上(既設 210 ℃)

③ 窒素酸化物濃度 入口: 100 ppm

出口: 50 ppm 以下(O2 12%換算値)

④ 除 去 率 50 %以上

⑤ 使用薬品 アンモニア

⑥ 触媒材質 チタン酸化物、バナジウム酸化物、タングステン酸化物

⑦ 触媒形式 四角目格子状ハニカム

⑧ 触 媒 量 約 4.1 m3/炉

⑨ リークアンモニア濃度 10 ppm

⑩ 脱硝効率調整方式 アンモニアガス噴霧量制御

⑪ 主要寸法 W 約 2.0 m × L 約 1.9 m × H7.0 m(反 応 塔)

⑫ 操作方法 遠隔自動

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① 脱硝反応塔本体 1 基

② 触媒バスケット 1 基

③ 触 媒 1 式

④ アンモニア噴霧ノズル 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① 触媒、触媒バスケット、アンモニア噴霧ノズルを更新する。

② 低温触媒の採用に伴い、ケーシング等の改造を要する部分は工事範囲とする。

③ 必要な消耗品等の交換を行う。

第6節 余熱利用設備

1 蒸気タービン【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 多段衝動式復水タービン(衝動 6段落復水形)

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 定格出力 2,500 kW

② タービン回転数 10,560 min-1

③ 発電機回転数 1,500 min-1

④ 回転方向 タービン前からみて時計方向

⑤ 入口蒸気圧力 3.8 MPa

⑥ 入口蒸気温度 395 ℃

⑦ 排気蒸気圧力 -86.6(冬)、-76.8(夏)kPa

⑧ 排気蒸気温度 54(冬)、65(夏)℃

⑨ 段 数 6 段

⑩ 翼 車 数 6

⑪ シール形式 ラビリンス式

⑫ カップリング形式 フレキシブルカップリング

59

⑬ 瞬間最大速度変動率 過速度トリップをしない範囲

⑭ 整定速度調整率 定格速度の 5%以下

⑮ 過速度トリップ 定格速度の 111%以下

⑯ 主要部材質 車 室 高温高圧用鋳鋼(SCPH2)

車 軸 Cr-Mo-V 鋼

動 翼 12%Cr 鋼(SUS403 相当)

耐熱鋼(SUH600 相当)

ノズル(噴口) 13%Cr-Nb 鋼

13%Cr 鋼(SUS405 相当)

ダイヤフラム(隔板) 高温圧力容器用合金鋼鍛鋼

(SFVAF22B)

炭素鋼鍛鋼(SF440A)

一般構造用圧延鋼(SS400)

軸 受 台 鋳鉄(FC250)

ラビリンスパッキン 炭素鋼(S25C)

ステンレス鋼(SUS410)

軸 受 炭素鋼、ホワイトメタル

蒸気加減弁 高温高圧用鋳鋼(SCPH2)

⑰ 操作方法 遠隔自動、現場手動

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① タービン本体 1 基

② 危急遮断弁(主蒸気止弁) 1 台

③ 蒸気加減弁 1 台

④ 計 装 品 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① 蒸気タービン本体のジャーナル軸受、スラスト軸受、第 5、6 ダイヤフラム、低速軸カ

ップリング、車室保温材を更新する。

② 蒸気タービン付属品の圧力計、圧力スイッチ、温度計を更新する。

③ 必要な消耗品等の交換を行う。

2 タービン起動盤【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 鋼板製垂直自立形

(2) 数 量 2 面

(3) 主要構成要素(1 面につき)

① 実回転数/回転数設定値指示計 1 式

② 電力実測/電力設定値指示計 1 式

③ PLC 1 式

④ タッチパネル 1 式

⑤ 電気ガバナ 1 式

60

⑥ 主蒸気温度計 1 式

⑦ 操作スイッチ 1 式

⑧ 表 示 1 式

(4) 工事範囲

① No.2 タービン起動盤内の PLC、タッチパネルを更新する。

② 必要な盤内改造等を行う。

第7節 通風設備

1 押込送風機(FDF)【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策として押込送風機のインバータ化を行い、機器の消費電力量の削減を図る

こと。

(1) 形 式 電動機直結片吸込ターボ型

(2) 数 量 2 基(1基/炉)

(3) 主要項目(1 基につき)

① 風 量 21,300 m3N/h

② 風 圧 3.63 kPa

③ 回 転 数 1,455 min-1

④ 電 動 機 45 kW × 4 P × 400 V

⑤ 風量調整 回転数制御 + ダンパ調整(既設ダンパ調整)

⑥ 主要材質 ケーシング SS400

インペラ SS400

シャフト S45C

⑦ 操作方法 遠隔自動・手動、現場手動

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① 送風機本体 1 基

② 電動機 1 基

③ 入口ダンパ(電油式) 1 基

(5) 工事範囲(1 基につき)

① 送風機本体、電動機等、主要構成要素は全て工事範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

(6) 特記事項

① 電油操作器は流用とする。

2 二次送風機(MDF)【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策として二次送風機のインバータ化を行い、機器の消費電力量の削減を図る

こと。

(1) 形 式 電動機直結片吸込ターボ型

(2) 数 量 2 基(1基/炉)

(3) 主要項目

① 風 量 19,600 m3N/h

61

② 風 圧 4.71 kPa

③ 回 転 数 1,455 min-1

④ 電 動 機 45 kW × 4 P × 400 V

⑤ 風量調整 回転数制御 + ダンパ調整(既設ダンパ調整)

⑥ 主要材質 ケーシング SS400

インペラ SS400

シャフト S45C

⑦ 操作方法 遠隔自動・手動、現場手動

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① 送風機本体 1 基

② 電動機 1 基

③ 入口ダンパ(電油式) 1 基

④ サイレンサ 1 基

(5) 工事範囲(1 基につき)

① 送風機本体、電動機等、主要構成要素は全て工事範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

(6) 特記事項

① 電油操作器は流用とする。

3 煙道【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 溶接鋼板製

(2) 数 量 2 系列(1系列/炉)

(3) 主要項目(1 系列につき)

① 風 速 15 m/sec 以下

② 温 度 130~210 ℃

③ 主要材質 耐硫酸露点腐食鋼 t4.5 mm

(4) 主要構成要素(1 系列につき)

① 煙道本体 1 式

② 煙道ダンパ 1 式

③ 伸縮継手 1 式

(5) 工事範囲(1 系列につき)

① 誘引送風機出口部の伸縮継手、誘引送風機出口部伸縮継手廻りの煙道を更新する。

② 必要な消耗品等の交換を行う。

4 誘引送風機【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 電動機直結片吸込ターボ型

(2) 数 量 2 基(1基/炉)

(3) 主要項目

62

① 風 量 44,100 m3N/h

② 風 圧 14.61 kPa

③ 回 転 数 1,470 min-1

④ 所要電動機 500 kW × 4 P × 3,300 V

⑤ 風量調整 回転数制御 + ダンパ調整

⑥ 主要材質 ケーシング SS400

インペラ 高張力鋼(WT780、WT590)

シャフト S45C

⑦ 操作方法 遠隔自動・手動、現場手動

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① 送風機本体 1 基

② 電動機 1 基

③ 入口ダンパ(電油式) 1 基

④ 冷却水配管 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① 送風機本体の軸受を更新する。

② 電動機のオーバーホールを行う。

③ 必要な消耗品等の交換を行う。

第8節 灰出設備

1-1 炉下コンベヤ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 形 式 乾式密閉スクレーパコンベヤ

(2) 数 量 2 基(1基/炉)

(3) 主要項目(1 基につき)

① 運 搬 物 焼却灰

② 能 力 0.1 t/h

③ 運転速度 0.5 m/min

④ 傾斜角度 2 度

⑤ 電 動 機 0.4 kW × 400 V × 4 P

⑥ 主要材質 本体 SS400

スクレーパ SS400

シャフト S35C

⑦ 主要寸法 W0.51 m × L7.46 m(軸芯間水平距離)

⑧ 操作方法 遠隔、現場手動

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① コンベヤ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 伸縮継手 1 式

④ 潤滑油滴下装置 1 式

63

(5) 工事範囲(1 基につき)

① コンベヤ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

1-2 火格子下フラップダンパ【更新】

経年劣化のため更新を行うこと。

(1) 形 式 フラップ式

(2) 数 量 20 基(10 基/炉)

(3) 主要項目(1 基につき)

① 主要材質 一般構造用圧延鋼

② 主要寸法 W0.25m(開口部)× L0.30 m(開口部)× H0.38 m

③ 駆動方式 エアシリンダ駆動

④ 操作方法 遠隔、現場手動

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① フラップダンパ本体 1 基

② エアシリンダ 1 基

(5) 工事範囲(1 基につき)

① フラップダンパ本体、エアシリンダ等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

1-3 灰移送コンベヤ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 形 式 乾式密閉スクレーパコンベヤ

(2) 数 量 2 基(1基/炉)

(3) 主要項目(1 基につき)

① 運 搬 物 焼却灰

② 能 力 0.5 t/h

③ 運転速度 1.5 m/min

④ 揚 程 約 1.9 m

⑤ 電 動 機 2.2 kW × 400 V × 4 P

⑥ 主要材質 本体 SS400

スクレーパ SS400

シャフト S35C

⑦ 主要寸法 W1.00 m × L8.36 m(軸芯間水平距離)

⑧ 操作方法 遠隔、現場手動

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① コンベヤ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 伸縮継手 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

64

① コンベヤ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

1-4 No.1、No.2 灰移送コンベヤ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 形 式 密閉スクレーパコンベヤ

(2) 数 量 2 基(内 1 基予備)

(3) 主要項目(1 基につき)

① 運 搬 物 焼却灰

② 能 力 1.0 t/h

③ 運転速度 1.5 m/min

④ 揚 程 4.4 m

⑤ 電 動 機 2.2 kW × 400 V × 4 P

⑥ 主要材質 本体 SS400

スクレーパ SS400

シャフト S35C

⑦ 主要寸法 W1.00 m × L16.66 m(軸芯間水平距離)

⑧ 操作方法 遠隔、現場手動

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① コンベヤ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 伸縮継手 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① コンベヤ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

第9節 溶融設備 1 灰溶融施設停止に伴う改造【改造更新】CO2排出量削減対象機器

灰溶融施設停止に伴い、焼却灰を外部搬出するために、搬出ラインを改造する。なお、焼却

灰は、加湿した後、現在のスラグピットに貯留し、クレーンにて積み出ししダンプにて搬出す

る。また、搬送は1炉1系統とする。また、コンベヤ等を新設する際に支障となる既存コンベ

ヤ及び構造物等の撤去を行うこと。

改造前及び改造後の搬出フローについては別紙4並びに別紙5を参照すること。

2 灰溶融施設停止に伴う改造【改造更新】CO2排出量削減対象機器

灰溶融施設停止に伴い、焼却飛灰を外部搬出するために、搬出ラインを改造する。なお、焼

却飛灰は、直接ジェットパックにて搬出、及び薬剤処理後、現在の固化物ピットに貯留し、ク

レーンにて積み出しし、ダンプにて搬出する。また、コンベヤ等を新設する際に支障となる既

存コンベヤ及び構造物等の撤去を行うこと。

改造前及び改造後の搬出フローについては別紙4並びに別紙6を参照すること。

65

3 混練機【更新】CO2排出量削減対象機器

経年劣化のため更新を行うとともに、省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図

ること。

(1) 形 式 二軸式

(2) 数 量 2 基(内予備 1基)

(3) 主要項目(1 基につき)

① 能 力 0.4 t/h

② 運転時間 平均 8 h/日

③ 電 動 機 37 kW × 400 V × 6

④ 主要材質 本体 FCD500

シャフト SCM440H

⑤主要寸法 W1.715 m × L3.01 m

⑥操作方法 現場自動

(4) 主要構成要素(1基につき)

① 混練機本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

④ 点検用チェーンブロック 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① 点検用チェーンブロックを除く、混練機本体、電動機等、主要構成要素は全て更新する。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

第10節 給排水設備

1 機器冷却水ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電気量の削減を図ること。

(1) 形 式 渦巻ポンプ

(2) 数 量 2 基(内予備 1基)

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 360 m3/h

② 全 揚 程 0.7 MPa

③ 電 動 機 110 kW × 4P × 400V

④ 主要材質 ケーシング FC200

インペラ SCS13(既設 FC200)

シャフト S45C

⑤ 操作方法 遠隔、現場手動

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 台

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

66

④ 圧 力 計(吸入・吐出) 1 式

⑤ 軸受温度計 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

2 機器冷却水冷却塔【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電気量の削減を図ること。

(1) 形 式 開放式

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① 熱交換能力 2,093 kW(1,800,000 kcal/h)

② 循環水入口温度 37 ℃

③ 循環水出口温度 32 ℃

④ 循環水量 360 m3/h

⑤ 水 質 上水

⑥ 送 風 機 軸流送風機 φ1,600 mm×3 台

⑦ 電 動 機 5.5 kW × 4 P × 400 V × 3 台

⑧ 主要材質 本 体 PVC、FRP

フレーム SS400

(4) 要構成要素

① 冷却塔本体 1 基

② 送 風 機 3 基

③ 電 動 機 3 基

④ 充 填 剤 1 式

(5) 工事範囲

① 冷却塔本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

第11節 排水処理設備 1 プラント排水処理設備

1-1 自動スクリーン【更新】

経年劣化したため更新を行うこと。

(1) 形 式 自動バースクリーン

(2) 数 量 有機系スクリーン 1 基

無機系スクリーン 1 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 能 力 有機系 22 m3/h

無機系 53 m3/h

② 目 開 き 2 mm

67

③ 電 動 機 0.1 kW × 4 P × 400 V

④ 主要材質 SUS304

(4) 主要構成機器(1 基につき)

① スクリーン本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 残渣受皿 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① スクリーン本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

1-2 プラント系砂ろ過塔【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 円筒竪型圧力式

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① 能 力 6.25 m3/h

② ろ過速度 10 m/h 以下

③ ろ 材 珪砂、アンスラサイト

④ 主要材質 本体 SS400 + 防食塗装

内部装置 SUS304

⑤ 主要寸法 φ1.0 m × H1.8 m(直胴部)

⑥ 操作方法 自動逆洗式

(4) 主要構成要素

① 砂ろ過塔本体 1 基

② ろ 材 1 式

③ 配管・弁類 1 式

④ 計 装 類 1 式

(5) 工事範囲

① ろ材を更新する。

② 必要な消耗品等の交換を行う。

1-3 有機系汚水ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 型 式 横軸渦巻型

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 2.8 m3/h

② 全 揚 程 10 m

③ 電 動 機 0.75 kW × 2 P × 400 V

④ 主要材質 ケーシング FC200

68

ケーシングライナ 高クロム鋳鉄

インペラ 高クロム鋳鉄

シャフト SUS304

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

1-4 混合汚水ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 型 式 横軸渦巻型

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 7.5 m3/h

② 全 揚 程 10 m

③ 電 動 機 1.5 kW × 2 P × 400 V

④ 主要材質 ケーシング FC200

ケーシングライナ 高クロム鋳鉄

インペラ 高クロム鋳鉄

シャフト SUS304

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

1-5 プラント系ろ過ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 型 式 横軸渦巻型

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 7.5 m3/h

② 全 揚 程 20 m

③ 電 動 機 2.2 kW × 2 P × 400 V

④ 主要材質 ケーシング FC200

69

ケーシングライナ 高クロム鋳鉄

インペラ 高クロム鋳鉄

シャフト SUS304

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

1-6 プラント系処理水ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 型 式 横軸渦巻型

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 60 m3/h

② 全 揚 程 20 m

③ 電 動 機 7.5 kW × 4 P × 400 V

④ 主要材質 ケーシング 高クロム鋳鉄

ケーシングライナ 高クロム鋳鉄

インペラ 高クロム鋳鉄

シャフト SUS304

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

1-7 プラント系排水処理ドレンポンプ【更新】

経年劣化したため更新を行うこと。

(1) 型 式 水中型

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 3 m3/h

② 全 揚 程 10 m

③ 電 動 機 0.75 kW × 2 P × 400 V

④ 主要材質 ケーシング 特殊ナイロン樹脂

70

インペラ 特殊ナイロン樹脂

シャフト SUS304

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 自動接続セット 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

1-8 プラント系排泥ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 型 式 横軸渦巻型

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 10 m3/h

② 全 揚 程 10 m

③ 電 動 機 1.5 kW × 2 P × 400 V

④ 主要材質 ケーシング FC200

ケーシングライナ 高クロム鋳鉄

インペラ 高クロム鋳鉄

シャフト SUS304

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

1-9 プラント系濃縮汚泥ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 型 式 横軸渦巻型

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 5 m3/h

② 全 揚 程 15 m

③ 電 動 機 1.5 kW × 2 P × 400 V

④ 主要材質 ケーシング FC200

ケーシングライナ 高クロム鋳鉄

71

インペラ 高クロム鋳鉄

シャフト SUS304

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

1-10 プラント系撹拌ブロワ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 形 式 ルーツ式

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 630 m3/h

② 吐出圧力 50 kPa

③ 電 動 機 15 kW × 4 P × 400 V

④ 主要材質 ケーシング FC200

インペラ FCD500

シャフト FCD500

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ブロワ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

④ 吸込・吐出サイレンサ 各 1 式

⑤ 伸縮継手 1 式

⑥ 逆止弁(安全弁付) 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ブロワ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

1-11 プラント系排気ファン【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 形 式 シロッコ式

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 680 m3/h

② 吐出圧力 300 Pa

③ 電 動 機 0.4 kW × 4 P × 400 V

72

④ 主要材質 ケーシング FRPP

インペラ FRPP

シャフト S45C

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ブロワ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

④ 防振継手 1 式

⑤ 吸込ダンパ 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ファン本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

1-12 プラント系塩酸注入ポンプ【更新】

経年劣化したため更新を行うこと。

(1) 型 式 ダイヤフラム型

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 105 mL/min

② 吐出圧力 0.39 MPa

③ 電 動 機 16 W× 100 V

④ 主要材質 ポンプヘッド PVC

ダイヤフラム PTFE + EPDM

バルブボール アルミナセラミックス

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 安全弁 1 式

④ 背圧弁 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

1-13 プラント系苛性ソーダ注入ポンプ【更新】

経年劣化したため更新を行うこと。

(1) 型 式 ダイヤフラム型

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 270 mL/min

② 吐出圧力 0.34 MPa

73

③ 電 動 機 24 W × 100 V

④ 主要材質 ポンプヘッド PVC

ダイヤフラム PTFE + EPDM

バルブボール ハステロイ C276

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 安全弁 1 式

④ 背圧弁 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

1-14 プラント系塩化第二鉄注入ポンプ【更新】

経年劣化したため更新を行うこと。

(1) 型 式 ダイヤフラム型

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 130 mL/min

② 吐出圧力 0.69 MPa

③ 電 動 機 24 W × 100 V

④ 主要材質 ポンプヘッド PVC

ダイヤフラム PTFE + EPDM

バルブボール アルミナセラミックス

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 安全弁 1 式

④ 背圧弁 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

1-15 プラント系凝集助剤注入ポンプ【更新】

経年劣化したため更新を行うこと。

(1) 型 式 ダイヤフラム型

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 750 mL/min

② 吐出圧力 0.4 MPa

74

③ 電 動 機 48 W × 100 V

④ 主要材質 ポンプヘッド PVC

ダイヤフラム PTFE + EPDM

バルブボール SUS316

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 安全弁 1 式

④ 背圧弁 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

1-16 プラント系次亜塩素酸ソーダ注入ポンプ【更新】

経年劣化したため更新を行うこと。

(1) 型 式 ダイヤフラム型

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 10 mL/min

② 吐出圧力 0.5 MPa

③ 電 動 機 16 W × 100 V

④ 主要材質 ポンプヘッド PVC

ダイヤフラム PTFE + EPDM

バルブボール アルミナセラミックス

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 安全弁 1 式

④ 背圧弁 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

1-17 プラント系次亜塩素酸ソーダ受入ポンプ【更新】

経年劣化したため更新を行うこと。

(1) 型 式 ハンディ型

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① 吐 出 量 20 L/min

② 全 揚 程 1 m

75

③ 電 動 機 100 W × 100 V

④ 主要材質 ケーシング ポリプロピレン

インペラ ポリプロピレン

バルブボール ハステロイ C

(4) 主要構成要素

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 吐出ホース 1 式

(5) 工事範囲

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

1-18 プラント系反応槽撹拌機【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 型 式 可搬型

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① シャフト長 1,300 mm

② 羽 根 径 φ250 mm × 1 段

③ 回 転 数 295 min-1

④ 電 動 機 0.2 kW × 4 P × 400 V

⑤ 接液部材質 SS400 + ゴムライニング

(4) 主要構成要素

① 撹拌機本体 1 基

② 電 動 機 1 基

(5) 工事範囲

① 撹拌機本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

1-19 プラント系凝集槽撹拌機【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 型 式 可搬型

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① シャフト長 1,300 mm

② 羽 根 径 φ350 mm × 2 段

③ 回 転 数 100 min-1

④ 電 動 機 0.2 kW × 4 P × 400 V

⑤ 接液部材質 SUS304

(4) 主要構成要素

76

① 撹拌機本体 1 基

② 電 動 機 1 基

(5) 工事範囲

① 撹拌機本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

1-20 プラント系中和槽撹拌機【更新】

経年劣化したため更新を行うこと。

(1) 型 式 可搬型

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① シャフト長 1,800 mm

② 羽 根 径 φ250 mm × 1 段

③ 回 転 数 295 min-1

④ 電 動 機 0.4 kW × 4 P × 400 V

⑤ 接液部材質 SS400 + ゴムライニング

(4) 主要構成要素

① 撹拌機本体 1 基

② 電 動 機 1 基

(5) 工事範囲

① 撹拌機本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

1-21 プラント系凝集助剤溶解槽撹拌機【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 型 式 可搬型

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① シャフト長 950 mm

② 羽 根 径 φ250 mm × 1 段

③ 回 転 数 295 min-1

④ 電 動 機 0.2 kW × 4 P × 400 V

⑤ 接液部材質 SUS304

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① 撹拌機本体 1 基

② 電 動 機 1 基

(5) 工事範囲(1 基につき)

① 撹拌機本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

77

1-22 プラント系凝集沈殿槽集泥機【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 型 式 中心駆動懸垂型

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① シャフト長 4,150 mm

② 羽 根 径 φ4,200 mm

③ 回 転 数 約 0.2 min-1

④ 電 動 機 0.4 kW × 4 P × 400 V

⑤ 接液部材質 SS400 +ゴムライニング

(4) 主要構成要素

① 集泥機本体 1 基

② 電 動 機 1 基

(5) 工事範囲

① 集泥機本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

1-23 プラント系汚泥濃縮槽集泥機【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 型 式 中心駆動懸垂型

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① シャフト長 4,150 mm

② 羽 根 径 φ2,400 mm

③ 回 転 数 約 0.3 min-1

④ 電 動 機 0.4 kW × 4 P × 400 V

⑤ 接液部材質 SS400 + 防食塗装

(4) 主要構成要素

① 集泥機本体 1 基

② 電 動 機 1 基

(5) 工事範囲

① 集泥機本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

1-24 プラント排水処理設備制御盤【部分更新】

経年劣化したため更新を行うこと。

(1) 型 式 垂直自立型

(2) 数 量 1 式

(3) 主要構成要素

① 制御盤本体 2 面

78

② 配線用遮断器 1 式

③ 変圧器 1 式

④ PLC 1 式

(4) 工事範囲

① 配線用遮断器を更新する。

② 必要な盤内改造等を行う。

2 洗煙排水処理設備

2-1 洗煙系汚水ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 型 式 横軸渦巻型

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 6 m3/h

② 全 揚 程 8 m

③ 電 動 機 0.75 kW × 4 P × 400 V

④ 主要材質 ケーシング FC200

ケーシングライナ SCS14

インペラ SCS14

シャフト SUS304

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

2-2 洗煙系ろ過ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 型 式 横軸渦巻型

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 6 m3/h

② 全 揚 程 18 m

③ 電 動 機 1.5 kW × 2 P × 400 V

④ 主要材質 ケーシング FC200

ケーシングライナ SCS14

インペラ SCS14

シャフト SUS304

79

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

2-3 洗煙系キレート送水ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 型 式 横軸渦巻型

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 6 m3/h

② 全 揚 程 20 m

③ 電 動 機 1.5 kW × 2 P × 400 V

④ 主要材質 ケーシング FC200

ケーシングライナ SCS14

インペラ SCS14

シャフト SUS304

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

2-4 洗煙系逆洗ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 型 式 横軸渦巻型

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 50 m3/h

② 全 揚 程 20 m

③ 電 動 機 7.5 kW × 4 P × 400 V

④ 主要材質 ケーシング FC200

ケーシングライナ SCS14

インペラ SCS14

シャフト SUS304

80

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

2-5 洗煙系放流ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 型 式 横軸渦巻型

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 6 m3/h

② 全 揚 程 20 m

④ 電 動 機 1.5 kW × 2 P × 400 V

⑤ 主要材質 ケーシング FC200

ケーシングライナ SCS14

インペラ SCS14

シャフト SUS304

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

2-6 洗煙排水処理ドレンポンプ【更新】

経年劣化したため更新を行うこと。

(1) 型 式 水中型

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 3 m3/h

② 全 揚 程 10 m

③ 電 動 機 0.75 kW × 2 P × 400 V

④ 主要材質 ケーシング 特殊ナイロン樹脂

インペラ 特殊ナイロン樹脂

シャフト SUS304

(4) 主要構成要素(1 基につき)

81

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 自動接続セット 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

2-7 洗煙系排泥ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 型 式 横軸渦巻型

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 13 m3/h

② 全 揚 程 8 m

③ 電 動 機 1.5 kW × 4 P × 400 V

④ 主要材質 ケーシング FC200

ケーシングライナ SCS14

インペラ SCS14

シャフト SUS304

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

2-8 洗煙系濃縮汚泥ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 型 式 横軸渦巻型

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 6.5 m3/h

② 全 揚 程 12 m

③ 電 動 機 1.5 kW × 2 P × 400 V

④ 主要材質 ケーシング FC200

ケーシングライナ SCS14

インペラ SCS14

シャフト SUS304

(4) 主要構成要素(1 基につき)

82

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

2-9 送泥ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 型 式 一軸偏心型

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 2.65 m3/h(汚水)

② 全 揚 程 7 m

③ 電 動 機 1.5 kW × 4 P × 400 V

④ 主要材質 ケーシング SUS316

ロ ー タ SUS316 + 硬質クロムメッキ

シャフト SUS420J2

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

2-10 洗煙系塩酸移送ポンプ【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 形 式 マグネット式

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 600 L/h

② 全 揚 程 15 m

③ 電 動 機 0.75 kW × 2 P × 400 V

④ 主要材質 ケーシング CFRETFE

インペラ CFRETFE

スピンドル アルミナセラミックス

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

② 電 動 機 1 基

83

(5) 工事範囲(1 基につき)

① ポンプ本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

2-11 洗煙系塩酸貯槽【更新】

経年劣化したため更新を行うこと。

(1) 型 式 密閉円筒堅型

(2) 数 量 1 槽

(3) 主要項目

① 寸 法 φ2,145 mm × H2,840 mm

② 有効容量 8 m3

③ 主要材質 ポリエチレン

(4) 主要構成要素

① 貯槽本体 1 槽

② ノ ズ ル 1 式

③ 液 面 計 1 式

④ 梯 子 1 式

⑤ マンホール 1 式

⑥ 補強枠 1 式

(5) 工事範囲

① 貯槽本体、ノズル等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

(6) 特記事項

① 更新に伴い、寸法、容量の見直しを検討する。

2-12 洗煙系中和槽撹拌機【更新】

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 型 式 可搬型

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① シャフト長 1,700 mm

② 羽 根 径 φ250 mm × 1 段

③ 回 転 数 295 min-1

④ 電 動 機 0.4 kW × 4 P × 400 V

⑤ 接液部材質 SS400 + ゴムライニング

(4) 主要構成要素

① 撹拌機本体 1 基

② 電 動 機 1 基

(5) 工事範囲

① 撹拌機本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

84

② 必要な配管・配線工事等を行う。

2-13 洗煙系凝集助剤溶解槽撹拌機【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 型 式 可搬型

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目

① シャフト長 950 mm

② 羽 根 径 φ250 mm × 1 段

③ 回 転 数 295 min-1

④ 電 動 機 0.2 kW × 4 P × 400 V

⑤ 接液部材質 SUS304

(4) 主要構成要素

① 撹拌機本体 1 基

② 電 動 機 1 基

(5) 工事範囲

① 撹拌機本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

2-14 洗煙系塩酸希釈槽撹拌機【更新】

経年劣化したため更新すること。

(1) 型 式 竪型

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目

① シャフト長 650 mm

② 羽 根 径 φ150 mm × 2 段

③ 回 転 数 188 min-1

④ 電 動 機 0.06 kW × 4 P × 400 V

⑤ 接液部材質 SUS304 + ゴムライニング

(4) 主要構成要素

① 撹拌機本体 1 基

② 電 動 機 1 基

(5) 工事範囲

① 撹拌機本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

2-15 洗煙系凝集沈殿槽集泥機【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 型 式 中心駆動懸垂型

(2) 数 量 1 基

85

(3) 主要項目

① シャフト長 3,850 mm

② 羽 根 径 φ3,500 mm

③ 回 転 数 約 0.2 min-1

④ 電 動 機 0.4 kW × 4 P × 400 V

⑤ 接液部材質 SS400 + ゴムライニング

(4) 主要構成要素

① 集泥機本体 1 基

② 電 動 機 1 基

(5) 工事範囲

① 集泥機本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

2-16 洗煙系汚泥濃縮槽集泥機【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 型 式 中心駆動懸垂型

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① シャフト長 3,850 mm

② 羽 根 径 φ2,500 mm

③ 回 転 数 約 0.3 min-1

④ 電 動 機 0.4 kW × 4 P × 400 V

⑤ 接液部材質 SS400 + ゴムライニング

(4) 主要構成要素

① 集泥機本体 1 基

② 電 動 機 1 基

(5) 工事範囲

① 集泥機本体、電動機等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

2-17 洗煙排水処理設備制御盤【部分更新】

経年劣化したため更新を行うこと。

(1) 型 式 垂直自立型

(2) 数 量 1 式

(3) 主要構成要素

① 制御盤本体 4 面

② 配線用遮断器 1 式

③ 変圧器 1 式

④ PLC 1 式

(4) 工事範囲

86

① 配線用遮断器を更新する。

② 必要な盤内改造等を行う。

第12節 電気計装設備 1 特高受変電設備

1-1 特高電力制御盤【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 鋼板製屋内自立閉鎖形

(2) 数 量 1 面

(3) 主要構成要素

① PLC(制御用、DCS 伝送用) 2 台

② 保護継電器 1 式

③ 補助継電器 1 式

④ 変換器 1 式

(4) 工事範囲

① 特高電力制御盤内の PLC 及び保護継電器を更新する。

② 必要な盤内改造等を行う。

1-2 特高変電設備【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 数 量 1 式

(2) 主要項目

① 特高変圧器 形 式 内鉄心ガス絶縁変圧器

数 量 1 台

容 量 8,000 kVA

定 格 連 続

結 線 Y-△

電 圧 一次 66 kV、二次 6.6 kV

タップ切替 負荷時タップ切替付

② LTC 制御盤 形 式 鋼板製屋内自立閉鎖形

数 量 1 面

(3) 主要構成要素

① 特高変圧器 1 台

② LTC 制御盤 PLC 1 式

比率差動継電器 1 式

電圧調整継電器 1 式

補助継電器 1 式

(4) 工事範囲

① LTC 制御盤内の PLC、保護継電器を更新する。

② 必要な盤内改造等を行う。

87

2 高圧配電設備【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 鋼板製屋内自立閉鎖形

(2) 数 量 1 式

(3) 主要項目

① 主変 2 次盤 数 量 1 面

定格容量 7.2 kV×1,200 A

遮断電流 20 kA

② 高圧配電盤 数 量 10 面

定格容量 7.2 kV×600 A

遮断電流 20 kA

③ 進相コンデンサ盤 数 量 4 面

電気方式 6.6 kV×3 φ×3 W×50 Hz

容 量 進相コンデンサ 345 kvar×4 台

直列リアクトル 13 %×4台

力 率 95%以上

(4) 主要構成要素

① 主変 2 次盤 接地用変圧器 1 式

真空遮断器 1 式

計器用変流器 1 式

計測機器 1 式

保護継電器 1 式

② 高圧配電盤 真空遮断器 1 式

計器用変流器 1 式

計測機器 1 式

保護継電器 1 式

③ 進相コンデンサ盤 限流ヒューズ(コンビネーションスタータ) 1 式

真空電磁接触器 1 式

高圧進相コンデンサ(放電抵抗付) 1 式

直列リアクトル 1 式

(5) 工事範囲

① 主変 2 次盤内の保護継電器を更新する。

② 高圧配電盤内の保護継電器を更新する。

③ 必要な盤内改造等を行う。

3 誘引送風機 VVVF 盤【更新】

経年劣化したため更新を行うこと。

(1) 形 式 鋼板製屋内自立閉鎖形

(2) 数 量 2 面(1面/炉)

88

(3) 主要項目(1 面につき)

① インバータ定格容量 700 kVA

② 電気方式 6.6 kV(入力)/3.3 kV(出力)×3 φ×50 Hz

(4) 工事範囲(1 面につき)

① 誘引送風機 VVVF 盤を更新する。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

4 高圧変圧器・低圧主幹盤【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 鋼板製屋内自立閉鎖形

(2) 数 量 1 式

① プラント動力変圧器盤 1 面

② プラント動力主幹盤 1 面

③ 建築動力変圧器盤 1 面

④ 建築動力主幹盤 1 面

⑤ 照明変圧器盤 1 面

⑥ 照明主幹盤 1 面

⑦ 保安動力変圧器盤 1 面

⑧ 保安動力主幹盤 3 面

(3) 主要項目

① 電 圧 プラント動力 1 次 6.6 kV、2次 420 V

建築動力 1 次 6.6 kV、2次 210 V

照明 1 次 6.6 kV、2次 210/105 V

保安動力 1 次 6.6 kV、2次 420 V

(4) 主要構成要素

① 配線用遮断器 1 式

② 保護継電器 1 式

③ 零相変流器 1 式

④ 計器用変成器 1 式

⑤ 計測器 1 式

⑥ 変換器 1 式

⑦ 高圧変圧器 4 台

(5) 工事範囲

① プラント動力主幹盤内の保護継電器を更新する。

② 建築動力主幹盤内の保護継電器を更新する。

③ 照明主幹盤内の保護継電器を更新する。

④ 保安動力主幹盤内の保護継電器を更新する。

⑤ 必要な盤内改造等を行う。

5 低圧動力設備

89

5-1 PLC 盤【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 鋼板製屋内自立閉鎖形

(2) 数 量 1 式

① 1、2 号炉常用・非常用 PLC 盤 2 面(1面/炉)

② 共通常用 PLC 盤 1 面

③ 共通非常用 PLC 盤 1 面

④ 共通非常用油ポンプ盤 1 面

(3) 主要構成要素(1 面につき)

① 配線遮断器 1 式

② PLC 1 式

③ 補助継電器 1 式

(4) 工事範囲

① 1、2 号炉常用・非常用 PLC 盤内の PLC を更新する。

② 共通常用 PLC 盤内の PLC を更新する。

③ 共通非常用 PLC 盤内の PLC を更新する。

④ 必要な盤内改造等を行う。

5-2 蒸気復水器ファン VVVF 盤【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 鋼板製屋内自立閉鎖形

(2) 数 量 2 面(A系 1 面、B 系 1面)

① A 系蒸気復水器ファン VVVF 盤 1 面(75kW×3台)

② B 系蒸気復水器ファン VVVF 盤 1 面(75kW×3台)

(3) 主要項目(1 面につき)

① 電気方式 420 V × 3 φ × 50 Hz

② インバータ定格容量 160 kVA 相当 × 3 台

(4) 主要構成要素(1 面につき)

① 配線用遮断器 1 式

② 保護装置 1 式

③ インバータ 3 台

④ AC リアクトル 3 台

⑤ DC リアクトル 3 台

⑥ 変 換 器 1 式

(5) 工事範囲

① B 系蒸気復水器ファン VVVF 盤のインバータ 3 台を更新する。

② 必要な盤内改造等を行う。

5-3 押込送風機・二次送風機 VVVF 盤【新規設置】CO2排出量削減対象機器

押込送風機・二次送風機のインバータ化により、押込送風機・二次送風機 VVVF 盤を新規設

90

置する。

(1) 形 式 鋼板製屋内自立閉鎖形

(2) 数 量 2 面(1面/炉)

(3) 主要項目

① 押込送風機電動機容量 45 kW

② 二次送風機電動機容量 45 kW

(4) 主要構成要素(1 面につき)

① 配線用遮断器 1 式

② 保護装置 1 式

③ インバータ 2 台

④ AC リアクトル 2 台

⑤ DC リアクトル 2 台

⑥ 変 換 器 1 式

(5) 工事範囲

① 押込送風機・二次送風機 VVVF 盤を新設する。

(6) 特記事項

① インバータ容量については負荷特性から適切な容量を選定すること。

② 既設の押込送風機・二次送風機コントロールセンターユニットを電源送り用に改造する。

③ 必要に応じて現場操作盤を更新する。

④ 中央制御室から押込送風機、二次送風機の回転数制御ができるようにDCSの改造を行う。

⑤ 必要な配管・配線工事等を行う。

6 現場制御盤【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 鋼板製屋内閉鎖自立形

(2) 数 量 1 式

① 1,2 号活性炭吸着塔制御盤 2 面(1面/炉)

② 脱硝設備制御盤 1 面

(3) 主要構成要素(1 面につき)

① 配線用遮断器 1 式

② 電磁接触器 1 式

③ 保護装置 1 式

④ PLC 1 式

⑤ 補助継電器 1 式

(4) 工事範囲

① 活性炭吸着塔制御盤内の PLC を更新する。

② 脱硝設備制御盤内の PLC を更新する。

③ 必要な盤内改造等を行う。

7 無停電電源装置【更新】CO2排出量削減対象機器

91

設備容量を見直し、縮小変更することで、消費電力の削減を図ること。

(1) 形 式 無瞬断切替方式

(2) 数 量 1 式

(3) 主要項目

① 容 量 50 kVA

② 構 造 鋼板製閉鎖自立形

③ 電 圧 交流入力 AC420 V×3φ×3W×50 Hz

交流出力 AC200/100V×1φ×3W×50Hz

④ 方 式 自動定電圧浮動充電方式

(4) 主要構成要素

① 充電器 1 式

② 蓄電池、制御弁式据置鉛蓄電池 1 式

③ インバータ 1 式

④ 自動無瞬断切替装置 1 式

(5) 工事範囲

① 充電器、蓄電池等、主要構成要素は全て工事範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

(6) 特記事項

① 無停電電源装置の容量を再検討する。

② 必要な消耗品等の交換を行う。

8 直流電源装置【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 鋼板製閉鎖自立形

(2) 数 量 1 式

(3) 主要項目

① 容 量 300 AH

② 蓄 電 池 制御弁式据置鉛蓄電池 1 式

③ 充電装置 自動定電圧浮動充電方式 1 式

④ 交流入力 AC 420 V×3φ×3W×50 Hz

⑤ 直流出力 DC 100 V

(4) 主要構成要素

① 直流電源装置 1 式

② 分 電 盤 1 式

③ 蓄電池盤 1 式

(5) 工事範囲

① 直流電源装置を更新する。ただし、分電盤、蓄電池盤は流用とする。

② 必要な消耗品等の交換を行う。

9 灰溶融施設電気設備

92

9-1 高圧受配電盤(溶融設備)【改造更新】CO2排出量削減対象機器

灰溶融施設停止に係る電気工事を行うこと。

(1) 形 式 鋼板製屋内自立閉鎖形

(2) 数 量 1 式

(3) 主要構成要素

① 溶融設備高圧受電盤 1 面

② 1、2 号主電極配電盤 2 面

③ 進相コンデンサ・補機動力配電盤 1 面

④ No.1、2、3、4進相コンデンサ盤 2 面

⑤ 補機動力変圧器盤 1 面

(4) 工事範囲

① 灰溶融施設停止後の機器構成に合わせて、必要に応じて改造更新を行う。

② 不要となる盤等については撤去すること。

9-2 低圧主幹盤(溶融設備)【改造更新】CO2排出量削減対象機器

灰溶融施設停止に係る電気工事を行うこと。

(1) 形 式 鋼板製屋内自立閉鎖形

(2) 数 量 1 式

(3) 主要構成要素

① No.1 低圧配電盤 1 面

② No.2 低圧配電盤 1 面

(4) 工事範囲

① 灰溶融施設停止後の機器構成に合わせて、必要に応じて改造更新を行う。

② 不要となる盤等については撤去すること。

9-3 コントロールセンター・制御盤(溶融設備)【改造更新】CO2排出量削減対象機器

灰溶融施設停止に係る電気工事を行うこと。

(1) 形 式 鋼板製屋内自立閉鎖形

(2) 数 量 1 式

(3) 主要構成要素

① 常用 1、2号コントロールセンター 2 面

② 常用共通コントロールセンター 1 面

③ 非常用コントロールセンター 1 面

④ 現場制御盤 1 式

(4) 工事範囲

① 灰溶融施設停止後の機器構成に合わせて、必要に応じて改造更新を行う。

② 不要となる盤等については撤去すること。

9-4 制御盤(溶融設備)【改造更新または新設】CO2排出量削減対象機器

その他必要となる制御盤の改造、新規に必要となる制御盤の設置を行うこと。

93

10 電気工事

延命化工事における更新範囲の幹線、動力ケーブル、制御ケーブル並びに盤据付工事を行う

こと。

10-1 配線工事

(1) 配線材料

① 動力用(高圧)

6600V 架橋ポリエチレン絶縁耐熱性ポリエチレンシースケーブル(6kV EM-CE)

② 動力用(低圧)

600V 架橋ポリエチレン絶縁耐熱性ポリエチレンシースケーブル(EM-CE)

③ 制御用

制御用ポリエチレン絶縁耐熱性ポリエチレンシースケーブル(EM-CEE)

(2) 施工方法

① 屋内については電線管工事、ダクト工事、ラック工事等の方式で適宜施工する。

② 屋外については合成樹脂可とう管(埋設工事)、遠心力鉄筋コンクリート管埋設工事、

トラフ布設工事等の方法で適宜施工する。

10-2 電線工事

(1) 使用電線

600V 耐熱性ポリエチレン絶縁電線(EM-IE)

(2) 施工方法

① 電線管埋込工事、電線管露出工事、ダクト工事、ラック工事等の方法で適宜施工する。

11 DCS 監視制御装置

11-1 DCS【部分更新】CO2排出量削減対象機器

CO2排出量削減によるプロセス制御変更のための更新を行うこと。

(1) 形 式 分散型監視制御装置(DCS)

(2) 数 量 1 式

(3) 主要構成要素

① オペレータステーション 4 台

② 補助操作卓 1 台

③ プロセス入出力装置 1、2 号炉 PCS 各 3 面

共通 PCS 3 面

電力 PCS 2 面

ゲートウェイ装置 1 面

④ リモート I/O 盤 特高リモート I/O 盤 1 面

受変電リモート I/O 盤 1 面

⑤ プリンタ メッセージプリンタ 1 台

カラーハードコピー 1 台

(4) 工事範囲

94

① 1、2 号炉 PCS、共通プロセス PCS、電力 PCS のコントローラ、IO装置を更新する。

② 特高リモート I/O 盤、受変電リモート I/O 盤の IO 装置を更新する。

③ 灰溶融施設停止に伴い、DCS システムの見直しを行う。

11-2 電力監視盤【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 鋼板製屋内自立形

(2) 数 量 1 面

(3) 主要項目

① 役 割 特高受電監視

高圧配電監視

タービン発電監視

非常用発電監視

進相コンデンサ監視

(4) 主要構成要素

① 監視計器 1 式

② 操 作 器 1 式

③ 表 示 器 1 式

④ PLC 1 式

(5) 工事範囲

① 電力監視盤内の PLC を更新する。

② 必要な盤内改造等を行う。

12 自動燃焼制御装置(ACC)【部分更新】CO2排出量削減対象機器

CO2排出量削減によるプロセス制御変更のための更新を行うこと。

(1) 数 量 2 面(1面/炉)

(2) 主要構成要素(1 面につき)

① ACC 演算ユニット 1 台

② 電源ユニット 1 台

③ PLC 1 台

(3) 工事範囲

① 1 号自動燃焼制御装置内の PLC を更新する。

② 2 号自動燃焼制御装置の内部機器を更新する。

③ 必要な盤内改造等を行う。

13 排ガス分析計

13-1 NOx・SO2・CO・O2分析計【更新】CO2排出量削減対象機器

HCL 分析計・ばいじん量計と一体型の 6 成分計に更新することで、機器の消費電力量の削減

を図ること。

(1) 数 量 脱硝反応塔出口 2 台(1台/炉)

95

灰溶融炉出口 2 台(1台/炉)

煙突入口 2 台(1台/炉)

(2) 主要項目(1 炉につき)

① 測定方法 NOx・SO2・CO 非分散型赤外線吸収法

O2 磁気圧力式

② レンジ NOx・CO 0~100 ppm

SO2 0~50 ppm

O2 0~25 %

(3) 主要構成要素(1 炉につき)

① 脱硝反応塔出口 NOx・SO2・CO・O2分析計 1 台

② 灰溶融炉出口 NOx・SO2・CO・O2 分析計 1 台

③ 煙突入口 NOx・SO2・CO・O2 分析計 1 台

(4) 工事範囲(1 炉につき)

① 煙突入口 NOx・SO2・CO・O2分析計を HCL・ばいじん計と一体型の 6 成分計に更新する。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

(5) 特記事項

① 灰溶融施設停止に伴い、灰溶融炉出口、脱硝反応塔分析計は更新範囲外とする。

② 更新する分析計については、JIS 規格に対応したものとする。

③ 必要な消耗品等の交換を行う。

13-2 HCL 分析計・ばいじん量計【更新】CO2排出量削減対象機器

NOx・SO2・CO・O2分析計と一体型の 6 成分計に更新することで、機器の消費電力量の削減を

図ること。

(1) 数 量 脱硝反応塔出口 2 台(1台/炉)

灰溶融出口 2 台(1台/炉)

煙突入口 2 台(1台/炉)

(2) 主要項目(1 炉につき)

① 測定方法 HCL レーザー式

(既設イオン電極連続分析法)

ばいじん 近赤外光散乱方式

② レンジ HCL 0~50 ppm

ばいじん 0~10/100/1000 mg/Nm3

(3) 主要構成要素(1 炉につき)

① 脱硝反応塔出口 HCL 分析計・ばいじん量計 1 台

② 灰溶融炉出口 HCL 分析計・ばいじん量計 1 台

③ 煙突入口 HCL 分析計・ばいじん量計 1 台

(4) 工事範囲(1 炉につき)

① 煙突入口 HCL 分析計・ばいじん量計を NOx・SO2・CO・O2分析計と一体型の 6 成分

計に更新する。HCL 分析計はレーザー式とする。

96

② 必要な配管・配線工事等を行う。

(5) 特記事項

① 灰溶融施設停止に伴い、灰溶融出口、脱硝反応塔分析計は更新範囲外とする。

② 更新する分析計については、JIS 規格に対応したものとする。

13-3 NOx・CO・O2分析計【更新】

経年劣化のため更新を行うこと。

(1) 数 量 活性炭吸着塔 2 台(1台/炉)

灰溶融炉 2 台(1台/炉)

(2) 主要項目(1 台につき)

① 測定方法 NOx・CO 非分散型赤外線吸収法

O2 磁気圧力式

② レンジ NOx 0~200 ppm

CO 0~100 ppm、5,000 ppm

O2 0~25 %

(3) 主要構成要素(1 炉につき)

① 活性炭吸着塔入口 NOx・CO・O2分析計 1 台

(4) 工事範囲(1 炉につき)

① 活性炭吸着塔入口 NOx・CO・O2分析計を更新する。

② 灰溶融施設停止に伴い、灰溶融排ガス分析計は更新範囲外とする。

③ 更新する分析計については、JIS 規格に対応したものとする。

④ 必要な配管・配線工事等を行う。

14 ITV 装置(焼却設備用)【部分更新】CO2排出量削減対象機器

灰溶融施設停止に伴い、ITV システム(カメラ、モニタ)の見直しを行うこと。

機器点数の削減による、消費電力量の削減を図ること。

(1) 数 量 1 式

(2) 主要項目

① 役 割 遠隔監視

(3) 主要構成要素

① カメラ 24 台

② モニタ 16 台

③ ITV 操作器 1 式

④ 映像分配器・制御器 1 式

(4) 工事範囲

① ITV システム(カメラ、モニタ)の見直しを行う。

15 計装工事

プラントの計装工事は、原則として下記要領によること。

(1) 配線材料

97

① 一般計器回路

・制御用ポリエチレン絶縁耐熱性ポリエチレンシースケーブル(EM-CEE)

・遮へい付制御用ポリエチレン絶縁耐熱性ポリエチレンシースケーブル(EM-CEE-S)

② 熱電対 補償導線

③ 特殊計器回路 専用ケーブル

(2) 施工方法

① 電気工事に準じて施工すること。

第13節 雑設備 1 計装用空気圧縮機【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 形 式 水冷無給油式スクリュータイプ

(2) 数 量 2 基(内 1 基予備)

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 5 m3N/min

② 吐 出 圧 0.7 MPa

アンロード開始圧力 0.7 MP

ロード復帰圧力 0.55 MPa

③ 電 動 機 55 kW × 2 P × 400 V

④ 冷却方式 水冷式

(4) 主要構成機器(1 基につき)

① 圧縮機本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ チャンバ 1 式

④ 水クーラ 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① 圧縮機本体、電動機等、主要構成要素は全て工事範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

2 雑用空気圧縮機【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 形 式 水冷給油式スクリュータイプ

(2) 数 量 2 基(内 1 基予備)

(3) 主要項目(1 基につき)

① 吐 出 量 6.5 m3N/min

② 吐 出 圧 0.7 MPa

アンロード開始圧力 0.7 MPa

ロード復帰圧力 0.55 MPa

③ 電 動 機 55 kW × 2 P × 400 V

④ 冷却方式 水冷式

98

(4) 主要構成機器(1 基につき)

① 圧縮機本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ オイルチャンバ 1 式

④ オイルクーラ 1 式

⑤ アフタークーラ 1 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① 圧縮機本体、電動機等、主要構成要素は全て工事範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

3 脱臭ファン【更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 形 式 電動機直結片吸込翼式

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 風 量 100,000 m3N/h

② 風 圧 3.33 kPa

③ 電 動 機 160 kW × 4 P × 400 V

④ 主要材質 ケーシング SS400

インペラ 高張力鋼(WT590)、SS400

シャフト S45C

⑤ 操作方法 現場手動

(4) 主要構成機器(1 基につき)

① 送風機本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 共通台盤 1 式

④ 入口ダンパ 1 式

⑤ 電動操作機 1 式

⑥ ダイヤル式温度計 2 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① 送風機本体の整備、電動機を更新する。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

第3章 リサイクルプラザ機械設備工事仕様 第1節 各設備共通仕様 1 歩廊・階段・点検床等

プラントの運転及び保全のため、延命化工事範囲内の機器等の周囲に既設歩廊等の設置状態

に取り合わせた歩廊、階段、点検床等を必要に応じて設けること。なお、主な寸法・基準は、

以下のとおりである。ただし、改良・新設する部分に対して機器の配置上、寸法・基準を満足

99

することが困難な場合は、本市と協議の上、決定する。

(1) 歩廊・階段・点検床及び通路

① 構 造 グレーチング(高さ 32mm以上)必要に応じて縞鋼板(4.5mm)とする。

② 幅 主要部:1,200mm 以上

その他: 900mm 以上

③ 階段傾斜角 主要部:45 度以下

(2) 手摺

① 構 造 鋼管溶接構造(手摺の径は既存と同径とする)

② 高 さ 階段部: 900mm 以上

その他:1,100mm 以上

(3) 設計基準

① 階段の高さが 4mを超える場合は、原則として高さ 4m以内ごとに、踊場を設けること。

② 梯子の使用はできる限り避けること。やむをえず梯子を設置する場合で2m以上の高低

差がある場合は背かごを付けること。

③ 通路及び歩廊は原則として行き止まりを設けてはならない。

④ 主要通路の有効高さは原則として 2,200mm以上にすること。

⑤ 階段の傾斜角、けあげ、踏面の寸法は統一を図ること。

⑥ 機械の回転及び突起部周辺の通路は狭くなりがちであるので、通路幅に余裕をもって計

画すること。

⑦ 保守点検、操作に必要な歩廊、階段、点検台等の床は原則として既設と同等品以上にす

ること。ただし、点検口前等保守点検時に飛灰やダストの飛散の可能性がある箇所、点

検作業の際に必要と認められる箇所はチェッカープレートにすること。

⑧ 歩廊、手摺り下にはトープレートを設置すること。

2 断熱、保温

(1) 保温対象

① 熱を放散する機器、ダクト、配管等

② 低温腐食を生ずるおそれのある機器、ダクト等

③ 人が触れ火傷するおそれのある機器、ダクト、配管

④ 屋外で凍結のおそれのある配管

⑤ 結露のおそれのある配管(原則として給水配管、冷却配管は保温すること)

(2) 施工要領

「保温保冷工事施工標準」JIS A9501 に準拠する。

3 配管

(1) 勾配、保温、火傷防止、防露、防錆、防振、凍結防止、ドレンアタック防止、エア抜き

等を考慮して計画し、つまりが生じやすい流体用の管には清掃が容易なように考慮するこ

と。

(2) 汚水系統の配管材質は、管(内面)の腐食等に対して、硬質塩化ビニル管等適切な材質

を選択すること。

100

(3) 管材料は表2-2を参考として、使用目的に応じた最適なものにすること。

表2-2 管材料選定表(参考)

規 格 名 称 材 質 記 号 適用流体名 備 考

JIS G 3454 圧力配管用炭素鋼鋼管

STPG370S

STS

SCH80

高圧油系統 圧力 4.9~13.7MPa の高圧配管

に使用する。

JIS G 3455 高圧配管用炭素鋼鋼管 STPG370S

SCH140 高圧油系統

圧力 20.6MPa 以下の高圧配管

に使用する。

JOHS 102 油圧配管用精密炭素鋼

鋼管 OST-2 高圧油系統

圧力 34.3MPa 以下の高圧配管

に使用する。

JIS G 3452 配管用炭素鋼鋼管 SGP-E

SGP-B

低圧蒸気系統

低圧復水系統

雑用空気系統

燃料油系統

排水・汚水系統

圧力 980kPa 未満の一般配管に

使用する。

JIS G 3459 配管用ステンレス鋼鋼管 SUS304TP-A 温水系統

純水系統

JIS G 3457 配管用アーク溶接炭素

鋼鋼管 STPY400

低圧蒸気系統

排気系統

圧力 980kPa 未満の大口径配管

に使用する。

JIS G 3452 配管用炭素鋼鋼管 SGP

SGP-Zn

工業用水系統

冷却水系統

計装用空気系統

圧力 980kPa 未満の一般配管で

亜鉛メッキ施工の必要なものに

使用する。

JIS K 6741 硬質塩化ビニル管

HIVP

VP

VU

酸・アルカリ薬液系統

水道用上水系統

圧力 980kPa 未満の左記系統の

配管に使用する。

- 樹脂ライニング鋼管

SGP+樹脂ライニング

SGP-VA,VB

SGP-PA,PB

酸・アルカリ薬液系統

上水設備

使用流体に適したライニングを

使用する(ゴム・ポリエチレン・塩

化ビニル等)

JIS G 3442 水道用亜鉛メッキ鋼管 SGPW 排水系統 静水頭 100m 以下の水道で主と

して給水に用いる。

4 塗装

塗装については、耐熱、耐薬品、防食、配色等を考慮するとともに既設の塗装も踏まえて計

画すること。なお、配管の塗装については、既設の塗装に準じるとともに、各流体別に色分け

し、流体表示と流れ方向を明記すること。配管塗装のうち法規などで全塗装が規定されている

もの以外は識別リボン方式とすること。

5 機器構成

(1) 主要な機器の運転操作は、必要に応じて切換方式により中央制御室から遠隔操作と現場

操作が可能な方式とすること。

(2) 振動・騒音の発生する機器には、防振・防音対策に十分配慮すること。

(3) 粉じんが発生する箇所には集じん装置や散水装置を設ける等適切な防じん対策を講じ、

作業環境の保全に配慮すること。

(4) 臭気が発生する箇所には負圧管理、密閉化等適切な臭気対策を講ずること。

(5) 防爆対策を十分に行うとともに、爆発に対しては、爆風を逃がせるよう配慮し、二次災

害を防止すること。

(6) コンベヤ等の機側には緊急停止装置(引き綱式等)等安全対策を講じること。

(7) 電動機の更新は、原則として高効率のものを採用すること。

101

6 安全対策

建築基準法、消防法、労働安全衛生法等の関係法令に準拠した設計とし、次の点を考慮した

ものとすること。

(1) 指定数量以上の軽油等の危険物は、危険物貯蔵所に格納すること。

(2) 灯油、軽油、重油等のタンク(貯蔵タンク、サービスタンク)には必要な容量の防液堤

を設けること。また、タンクからの移送配管は地震等により、配管とタンクとの結合部分

に損傷を与えないようフレキシブルジョイントを必ず設置すること。

(3) 薬品タンクの設置については薬品種別毎に必要な容量の防液堤を設けること。

(4) 電源あるいは計装用空気源が断たれたときは、各バルブ・ダンパ等の動作方向はプロセ

スの安全サイドに働くようにすること。

7 その他

(1) 必要な箇所には荷役用ハッチ、吊り具又は電動ホイストを設けること。

(2) 道路を横断する配管、ダクト類は道路面からの有効高さを 4m(消防との協議)以上と

すること。

(3) 交換部品重量が 100kgを超え新規設置する機器の上部には、必要に応じて吊フック、

ホイスト及びホイストレールを設置すること。

(4) 労働安全上危険と思われる場所には、安全標識を JISZ9101 により設けること。

(5) 機器の据え付けの際に必要となる配管、配線及び盤内改造等の付帯工事についても施工

すること。

第2節 受入供給設備

1 粗大ごみ供給コンベヤ【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 鋼板製エプロンコンベヤ

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① 搬送能力 8.6 t/h

② 搬送物見掛比重 0.15 t/m3

③ 搬送速度 1~10 m/min(連続可変速)

④ 電 動 機 11 kW × 4 P × 400 V

⑤ 主要材質 フレーム SS400

エプロンパン SS400

⑥ 有 効 幅 1.5 m

⑦ 水平機長 19.46 m

⑧ 揚 程 9.25 m

⑨ 傾斜角度 40 度

⑩ 操作方法 遠隔、現場手動

(4) 主要構成要素

① コンベヤ本体 1 式

102

② 電 動 機 1 基

③ 逆転防止装置 1 式

④ 引綱スイッチ 1 式

⑤ 自動給油装置 1 式

(5) 工事範囲

① エプロンパン、チェーンを更新する。

② 必要な消耗品等の交換を行う。

2 資源ごみ供給コンベヤ【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 ゴム貼り鋼板製エプロンコンベヤ

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① 搬送能力 6.2 t/h

② 搬送物見掛比重 0.03~0.3 t/m3

③ 搬送速度 1~10 m/min(連続可変速)

④ 電 動 機 30 kW × 4 P × 400 V

⑤ 主要材質 フレーム SS400

エプロンパン SS400(t6 mm コンベヤベルト貼り)

⑥ 有 効 幅 1.5 m

⑦ 水平機長 47.15 m

⑧ 揚 程 23.25 m

⑨ 傾斜角度 45 度

⑩ 操作方法 遠隔、現場手動

(4) 主要構成要素

① コンベヤ本体 1 式

② 電 動 機 1 基

③ 逆転防止装置 1 式

④ 引綱スイッチ 1 式

⑤ 自動給油装置 1 式

(5) 工事範囲

① エプロンパン、チェーンを更新する。

② 必要な消耗品等の交換を行う。

3 プラ供給コンベヤ【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 鋼板製エプロンコンベヤ

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① 搬送能力 2.8 t/h

103

② 搬送物見掛比重 0.03 t/m3

③ 搬送速度 1~10 m/min(連続可変速)

④ 電 動 機 18.5 kW × 4 P × 400 V

⑤ 主要材質 フレーム SS400

エプロンパン SS400

⑥ 有 効 幅 1.5 m

⑦ 水平機長 49.5 m

⑧ 揚 程 23.25 m

⑨ 傾斜角度 45 度

⑩ 操作方法 遠隔、現場手動

(4) 主要構成要素

① コンベヤ本体 1 式

② 電 動 機 1 基

③ 逆転防止装置 1 式

④ 引綱スイッチ 1 式

⑤ 自動給油装置 1 式

(5) 工事範囲

① エプロンパン、チェーンを更新する。

② 必要な消耗品等の交換を行う。

第3節 破砕設備

1 粗破砕機【更新】

経年劣化のため更新を行うこと。

(1) 形 式 二軸せん断式

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① 処 理 量 8.6 t/h

② 破砕物見掛比重 0.15 t/m3

③ 破砕粒度 約 300 mm

④ 電 動 機 90 kW ×400 V × 2 台

⑤ 主要材質 フレーム SS400

ケーシング SS400

カッター 特殊鋼

⑥ 主要寸法 W1.73 m × L1.995 m(本体部)

⑦ 駆動方式 油圧式

(4) 主要構成要素

① 粗破砕機本体 1 基

② 粗破砕機油圧駆動装置 1 基

③ ホッパ 1 式

④ 排出シュート 1 式

104

⑤ 制御盤 1 面

⑥ 異物排出装置 1 式

⑦ 押込装置 1 式

⑧ 異物押込用油圧ユニット 1 式

⑨ 油圧配管 1 式

(5) 工事範囲

① 粗破砕機本体、粗破砕機油圧駆動装置等、主要構成要素は全て更新範囲とする。

② 必要な配管・配線工事等を行う。

2 破砕機【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 回転式

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① 処 理 量 8.6 t/h

② 破砕粒度 150 mm 以下

③ 防 爆 蒸気防爆方式

④ 電 動 機 250 kW × 6,600 V × 6 P

⑤ 主要材質 ケーシング SS400

ハンマ 特殊鋳鋼

⑥ 主要寸法 W3.7 m × L3.1 m × H2.7 m

⑦ 駆動方式 V ベルト式

(4) 主要構成要素

① 破砕機本体 1 基

② 破砕機駆動装置 1 式

③ 上部シュート・下部シュート 各 1 式

(5) 工事範囲

① ロータ部のロータ側面ライナ、アームライナ、ディスクライナ、間隙ライナを更新する。

② ケーシング部の上部ケーシング、上部ケーシングライナを更新する。

③ 必要な消耗品等の交換を行う。

第4節 搬送設備

1 No.1 選別用搬送コンベヤ【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 トラフベルト式

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① 搬送能力 4.7 t/h

② 搬送物見掛比重 0.2 t/m3

③ 搬送速度 64 m/min

105

④ 電 動 機 2.2 kW × 4 P × 400 V

⑤ 主要材質 ケーシング SS400

ベルト 重耐油ベルト

⑥ ベルト幅 900 mm

⑦ 水平機長 19.5 m

⑧ 揚 程 2.7 m

⑨ 傾斜角度 8 度

⑩ 操作方法 遠隔、現場手動

(4) 主要構成要素

① コンベヤ本体 1 式

② 電 動 機 1 基

③ 引綱スイッチ 1 式

(5) 工事範囲

① ベルト、ローラを更新する。

② 必要な消耗品等の交換を行う。

2 No.2 選別用搬送コンベヤ【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 特殊急傾斜コンベヤ(桟付)

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① 搬送能力 4.7 t/h

② 搬送物見掛比重 0.2 t/m3

③ 搬送速度 60 m/min

④ 電 動 機 5.5 kW × 4 P × 400 V

⑤ 主要材質 ケーシング SS400

ベルト 重耐油ベルト

⑥ 有 効 幅 640 mm

⑦ 水平機長 35.4 m

⑧ 揚 程 9.7 m

⑨ 傾斜角度 45 度

⑩ 操作方法 遠隔、現場手動

(4) 主要構成要素

① コンベヤ本体 1 式

② 電 動 機 1 基

③ 引綱スイッチ 1 式

④ 逆転防止装置 1 式

(5) 工事範囲

① ベルト、ローラを更新する。

② 必要な消耗品等の交換を行う。

106

3 No.3 選別用搬送コンベヤ【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 トラフベルト式

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① 搬送能力 4.7 t/h

② 搬送物見掛比重 0.2 t/m3

③ 搬送速度 64 m/min

④ 電 動 機 2.2 kW × 4 P × 400 V

⑤ 主要材質 ケーシング SS400

ベルト 重耐油ベルト

⑥ ベルト幅 900 mm

⑦ 水平機長 33.7 m

⑧ 揚 程 2.95 m

⑨ 傾斜角度 19.79 度

⑩ 操作方法 遠隔、現場手動

(4) 主要構成要素

① コンベヤ本体 1 式

② 電 動 機 1 基

③ 引綱スイッチ 1 式

(5) 工事範囲

① ベルト、ローラを更新する。

② 必要な消耗品等の交換を行う。

第5節 貯留・搬出設備

1 プレス機【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 油圧二方締式

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① 処理能力 1.8 t/h(鉄類)

0.1 t/h(アルミ類)

② 投入部寸法 W600 mm × L1,200 mm × H600 mm

③ 成形品寸法 W600 mm × FREE × H270 mm

④ 成形面圧 6.36 MPa

⑤ 電 動 機 30 kW × 6 P × 400 V

⑥ 主要材質 本体 SS400

ライナー 耐摩耗鋼

(4) 主要構成要素

107

① プレス機本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 油圧ユニット 1 式

④ 鉄類ホッパ 1 基

⑤ アルミ類ホッパ 1 基

⑥ 制御盤 1 面

⑦ 成形品排出台 1 基

(5) 工事範囲

① プレス機本体のライナー、主押箱を更新する。

② 制御盤の PLC、配線用遮断器を更新する。

③ 必要な盤内改造等を行う。

2 スチール缶プレス機【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 油圧二方締式

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① 処理能力 1.5 t/h

② 投入部寸法 W800 mm × L1,800 mm × H800 mm

③ 成形品寸法 W800 mm × FREE × H500 mm

④ 成形面圧 2.58 MPa

⑤ 電 動 機 30 kW × 6 P × 400 V

⑥ 主要材質 本体 SS400

ライナー 耐摩耗鋼

(4) 主要構成要素

① プレス機本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 油圧ユニット 1 式

④ スチール缶ホッパ 1 基

⑤ 制御盤 1 面

⑥ 成形品排出台 1 基

(5) 工事範囲

① プレス機本体のライナー、主押箱を更新する。

② 制御盤の PLC、配線用遮断器を更新する。

③ 必要な盤内改造等を行う。

3 アルミ缶プレス機【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 油圧二方締式

(2) 数 量 1 基

108

(3) 主要項目

① 処理能力 0.4 t/h

② 投入部寸法 W800 mm × L1,800 mm × H800 mm

③ 成形品寸法 W800 mm × FREE × H500 mm

④ 成形面圧 2.58 MPa

⑤ 電 動 機 22 kW × 6 P × 400 V

⑥ 主要材質 本体 SS400

ライナー 耐摩耗鋼

(4) 主要構成要素

① プレス機本体 1 基

② 電 動 機 1 基

③ 油圧ユニット 1 式

④ アルミ缶ホッパ 1 基

⑤ 制御盤 1 面

⑥ 成形品排出台 1 基

(5) 工事範囲

① プレス機本体のライナー、主押箱を更新する。

② 制御盤の PLC、配線用遮断器を更新する。

③ 必要な盤内改造等を行う。

4 圧縮梱包装置Ⅲ【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 油圧一方向縦押式

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① 処理能力 0.2 t/h

② 加圧室寸法 W400 mm × L600 mm × H900 mm

③ 成形品寸法 W430 mm × L640 mm × H350 mm

④ 加 圧 力 195 kN

⑤ 電 動 機 3.7 kW × 4 P × 400 V

(4) 主要構成要素

① 梱包装置本体 1 基

② 投入ホッパ 1 基

③ 電 動 機 1 基

④ 油圧ユニット 1 式

⑤ 制御盤 1 面

(5) 工事範囲

① 制御盤内の PLC、データアクセスユニット(タッチパネル)配線用遮断器を更新する。

② 必要な盤内改造等を行う。

109

第6節 選別設備

1 破砕物用選別機【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 回転篩式

(2) 数 量 1 基

(3) 主要項目

① 処理能力 6.8 t/h

② 外形寸法 W1,980 mm × L5,305 mm × H3,500 mm

③ スクリーン網目寸法 1 段目 φ30 mm

2 段目 150 mm × 200 mm(長穴)

④ 傾斜角度 8 度

⑤ 駆動方式 チェーン駆動

⑥ 電 動 機 5.5 kW × 400 V × 4P

⑦ 回転数 約 10 min-1(手動可変速)

⑧ 主要材質 スクリーン SS400

フレーム SS400

⑨ 操作方法 遠隔連動、現場手動

(4) 主要構成要素

① 選別機本体 1 基

② 電 動 機 1 基

(5) 工事範囲

① ロータ(スクリーン)、サイドローラ、スラストローラを更新する。

② 必要な消耗品等の交換を行う。

第7節 給水設備

1 プラント用給水ポンプ【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 横型渦巻式

(2) 数 量 2 基

(3) 主要項目(1 基につき)

① 口 径 吸込 65 A

吐出 50 A

② 吐 出 量 360 L/min

③ 全 揚 程 0.34 MPa

④ 電 動 機 5.5 kW × 2 P × 400 V

⑤ 主要材質 ケーシング FC200

インペラ CAC406

シャフト SUS304

(4) 主要構成要素(1 基につき)

① ポンプ本体 1 基

110

② 電 動 機 1 基

③ 加熱防止用オリフィス 1 式

④ 圧力計 2 式

(5) 工事範囲(1 基につき)

① 現在、ポンプ毎にバルブで配管を閉止できない。ポンプ毎の配管をバルブで閉止できる

よう、配管のバルブ配置を見直すこと。

② 必要な消耗品等の交換を行う。

第8節 電気計装設備

1 高圧配電設備・低圧配電設備

1-1 高圧引込盤【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 鋼板製屋内自立閉鎖形

(2) 数 量 1 面

(3) 主要項目

① 定格容量 7.2 kV、600 A

(4) 主要構成要素

① 断路器 1 式

② 保護継電器 1 式

(5) 工事範囲

① 保護継電器を更新する。

② 必要な盤内改造等を行う。

1-2 高圧配電盤【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 鋼板製屋内自立閉鎖形

(2) 数 量 2 面

(3) 主要項目(1 面につき)

① 定格容量 7.2 kV、600 A

② 遮断電流 20 kA

(4) 主要構成要素(1 面につき)

① 真空遮断器 1 式

② 計器用変流器 1 式

③ 計測機器 1 式

④ 保護継電器 1 式

(5) 工事範囲(1 面につき)

① 保護継電器を更新する。

② 必要な盤内改造等を行う。

1-3 破砕機電動機盤【部分更新】

111

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 鋼板製屋内自立閉鎖形

(2) 数 量 1 面

(3) 主要項目

① 電気方式 6.6 kV × 3 φ× 3 W × 50 Hz

(4) 主要構成要素

① 限流ヒューズ(コンビネーションスタータ) 1 式

② 真空電磁接触器 1 式

③ 計器用変流器 1 式

④ 計測機器 1 式

⑤ 保護継電器 1 式

(5) 工事範囲

① 保護継電器を更新する。

② 必要な盤内改造等を行う。

1-4 高圧変圧器・主幹盤【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 鋼板製屋内自立閉鎖形

(2) 数 量 1 式

① プラント動力変圧器盤 1 面

② プラント動力主幹盤 1 面

③ 建築動力変圧器・主幹盤 1 面

④ 照明変圧器・主幹盤 1 面

(3) 主要項目

① 電 圧 プラント動力 1 次 6.6 kV、2 次 420 V

建築動力 1 次 6.6 kV、2 次 210 V

照 明 1 次 6.6 kV、2 次 210 /105 V

(4) 主要構成要素

① 配線用遮断器 1 式

② 保護継電器 1 式

③ 零相変流器 1 式

④ 計器用変成器 1 式

⑤ 計 測 器 1 式

⑥ 変 換 器 1 式

⑦ 高圧変圧器 3 台

(5) 工事範囲

① プラント動力変圧器盤を除く、高圧変圧器・主幹盤内の保護継電器を更新する。

② 必要な盤内改造等を行う。

2 PLC・I/O 盤【部分更新】

112

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 鋼板製屋内自立閉鎖型

(2) 数 量 1 式

① 不燃・粗大ごみ系動力 PLC・I/O盤 1 面

② 資源・プラスチック系動力 PLC・I/O 盤 1 面

③ 共通常用 PLC・I/O 盤 1 面

④ 共通非常用 PLC・I/O盤 1 面

⑤ 共通非常用電磁制御盤 1 面

⑥ リサイクルプラザ非常電源・無停電電源盤 1 面

(3) 主要構成要素(1 面につき)

① 配線遮断器 1 式

② PLC 1 式

③ 補助継電器 1 式

(4) 工事範囲

① 不燃・粗大ごみ系動力 PLC・I/O盤内の PLC を更新する。

② 資源・プラスチック系動力 PLC・I/O 盤内の PLC を更新する。

③ 共通常用 PLC・I/O 盤内の PLC を更新する。

④ 共通非常用 PLC・I/O盤内の PLC を更新する。

⑤ 必要な盤内改造等を行う。

3 電気工事

焼却施設に準じて施工すること。

4 中央監視盤【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 形 式 鋼板製屋内自立形

(2) 数 量 1 式

(3) 主要項目

① 役 割 リサイクル設備監視

リサイクル高圧受配電監視

(4) 主要構成要素

① セミグラフィック 1 式

② 監視計器 1 式

③ 操 作 器 1 式

④ 表 示 器 1 式

⑤ PLC 1 式

(5) 工事範囲

① 中央監視盤内の PLC を更新する。

② 必要な盤内改造等を行う。

113

5 計装工事

① 焼却施設に準じて施工すること。

第4章 建築工事仕様 第1節 計画基本事項 1 計画概要

(1) 工事範囲

延命化工事範囲は下記工事一式とする。

① 建築工事

ア 屋根防水補修工事(焼却施設・リサイクルプラザ) 一式

イ 外壁補修工事(焼却施設・リサイクルプラザ・煙突外筒) 一式

② 建築機械設備工事

ア 空調設備部分更新 一式

③ 建築電気設備工事 一式

ア 電灯設備部分更新 一式

イ 電話設備更新 一式

(2) 仮設計画

工事請負事業者は、工事着工前に仮設計画書を本市に提出し承諾を得ること。

① 現場事務所

工事請負事業者の現場事務所、作業員詰所、資材置き場等は、工事請負事業者において

本市が承諾した場所に設置すること。

② 安全対策

工事請負事業者は、その責任において工事中の安全に十分配慮し、工事車両を含む周辺

の交通安全、防火防災を含む現場安全管理に万全の対策を講ずること。

工事車両の出入りについては、周辺の一般道に対し迷惑とならないよう配慮するものと

し、特に場内が汚れて泥等を持ち出すおそれのある場合は、場内で泥を落とす等、周辺の

汚損防止対策を講ずること。

工事に当たっては、車両等の通行に十分注意すること。

③ その他

機器の搬入等により既設工場棟に開口部を設ける場合は、養生を確実に行うとともに、

現状復旧を行うこと。

第2節 建築工事 1-1 屋根防水工事【更新】

工場棟の屋根防水の更新を行うこと。

(1) 工事範囲

① 焼却施設及びリサイクルプラザの工場棟におけるシート防水部を更新する。

1-2 外壁補修工事【部分更新】

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工場棟の外壁補修後、塗装の更新を行うこと。

(1) 工事範囲

① 東西南北の工場棟外壁(煙突外筒を含む)

(2) 主要項目

① ひび割れ部、欠損部、浮き部の補修

② 目地、シール部の補修(カーテンウォール部含む)

③ 下地調整

④ 無機高分子系仕上材

(3) 特記事項

① 設備関係のガラリ、換気フード、ベンドキャップ、外壁灯、スピーカ灯は流用とする。

第3節 建築機械設備工事 1-1 空調設備【部分更新】CO2排出量削減対象機器

省エネルギー対策を行い、機器の消費電力量の削減を図ること。

(1) 工事範囲

① 空調機(RPAC-P-01、GPAC-P-02、GPAC-P-03、GPAC-P-06、GPAC-P-07、GPAC-P-08)を更

新する。

ア 1F リサイクルプラザ電気室(RPAC-P-01) 1 台

イ 1F 受変電室(GPAC-P-02) 2 台

ウ 1F 主変圧器室(GPAC-P-03) 1 台

エ 3F CC 電気室(GPAC-P-06) 2 台

オ 4F クレーン電気室(GPAC-P-07) 1 台

カ 4F 溶融電気室(GPAC-P-08) 2 台

(2) 特記事項

① 空調配管・ダクト類は流用とする。

② 必要な電気配管・配線工事等を行う。

第4節 建築電気設備工事 1-1 電灯設備【部分更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 工事範囲

① 照明制御盤を更新する。

(2) 特記事項

① 端末機器類、リモコンスイッチ及びセンサー類は流用とする。

② 必要な電気配管・配線工事等を行う。

1-2 電話設備【更新】

経年劣化した部分の更新を行うこと。

(1) 工事範囲

① 電話交換機、電話子機類、PHS 及び PHS アンテナを更新する。

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(2) 特記事項

① 内線電話機は流用とする。

② 必要な電気配管・配線工事等を行う。