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企業家論⑫ ASKUL 「明日来る!」 文房具の通信販売 会社( B2B 中心)  岩田彰一郎

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企業家論⑫ ASKUL 「明日来る!」 文房具の通信販売 会社( B2B 中心)  岩田彰一郎. 樋口徹. 岩田彰一郎からのメッセージ. 1980 年代のことです 。 中 小企業の事務の方たちは、文具が足りなくなるたびに、仕事の手を止めて買い物に出かけていました 。そして少しでも安いお店を探して歩き、両手に重い荷物を抱えて帰っていきます。日本全国でよく見る光景でした。 - PowerPoint PPT Presentation

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Page 1: 企業家論⑫ ASKUL 「明日来る!」 文房具の通信販売 会社( B2B 中心)  岩田彰一郎

企業家論⑫ASKUL 「明日来る!」

文房具の通信販売会社( B2B 中心) 岩田彰一郎

樋口徹

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岩田彰一郎からのメッセージ  1980年代のことです。中小企業の事務の方たちは、文具が足りなくなるたびに、仕事の手を止めて買い物に出かけていました。そして少しでも安いお店を探して歩き、両手に重い荷物を抱えて帰っていきます。日本全国でよく見る光景でした。 私たちは 20年で、その風景を変えようと努力してまいりました。そのアスクルも、おかげさまをもちまして、今やオフィス用品通販の No.1企業として、日本全国のオフィスのみならず、店舗、医療介護施設など、実に多くの "仕事場 "のお客様にご利用いただくまでになりました。

(中略) 私自身、子どものころに、買い物で重い荷物を持つ母の姿を見ています。重くかさばる商品をお届けして、働くお母さんの負担を軽くしてさしあげたい。朝の通勤電車で、スマートフォンで注文すれば、その日の夕方、あるいは週末に届いている。 まるで、欲しいものが何でも出てくる、手のひらの上の魔法のポケット――。そんなふうに働くお母さんを応援できれば、と私たちは考えています。 「 LOHACO」という名称は、「 Lots of Happy Communities」の頭文字からとりました。東京に 1人で住んでいても、地方にいる親御さんのために商品を買って届けてさしあげることもできます。家族や地域、そして日本や世界に、たくさんの HAPPYが生まれるようなインフラを作りたい。そんな想いがこめられています。

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岩田彰一郎の年表年 出来事

1950年 生まれ。

1973年 慶應義塾大学商学部卒業後、ライオン油脂(株)(現ライオン(株))に入社し、ヘアケア商品開発等を担当。

1986年 プラス(株)に入社。※昭和 23年創立(オフィス家具、オフィスインテリア用品の製造・販売、  ・文具、事務用品、 OA ・ PC関連商品、事務機器の製造販売など)

1992年 アスクル事業推進室室長に就任

1993年 アスクル事業部としてオフィス用品通販サービスを営業開始

1997年 アスクル(株)の分社・独立により代表取締役社長に就任(アスクル事業の営業を譲受け、東京都文京区に本社を設置し、所沢物流センターを開設)

1998年 インターネットによる受注分のみ当日配送(東京 23区内限定)を開始。

1999年 東日本(除く北海道)における配送サービス体制強化のため、東京都江東区に東京センターを設置し、移転。

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2000年 代表取締役社長兼 CEOに就任、九州における配送サービス体制強化のため、福岡県糟屋郡に福岡センターを開設

2001年 「 e-tailing center」を東京センター内に開設。本社事務所を東京都文京区から東京都江東区「 e-tailing center」へ移転、関東地区の物流の強化を行うため、神奈川県川崎市に横浜センターを開設

2002年 輸入品業務や庫内業務の合理化を目指すアスクル DCMセンター(東京都江東区)を開設。

2003年 経済同友会に入会( 2004年度より幹事)、仕入先企業との間でリアルタイムにマーケティング情報を共有する「 SYNCHROMART(シンクロマート)」システムに「需給調整業務支援システム」機能を追加

2004年 東海・北陸地域の物流拠点となる名古屋センターを愛知県東海市に開設

2006年 中国上海市に現地法人愛速客楽(上海)貿易有限公司を設立

2008年 個人向けネット通販事業の強化を目的に、アスマル株式会社を設立

2012年 BtoCオンライン通信販売事業の垂直立上げを目的に、ヤフー株式会社と業務資本提携契約を締結し、ヤフー株式会社に対する第三者割当増資を実施。一般消費者向け( BtoC)インターネット通販サービス「 LOHACO」提供開始

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文具の伝統的ビジネス

三菱鉛筆

KOKUYO

プラス

倉庫

倉庫

倉庫

卸売り・問屋

卸売り・問屋

地域の文房具屋

大企業

中小企業

一般消費者

メーカー(メーカー乱立)

卸売り・小売り(異なるメーカー製品を扱う)

利用者(利便性)

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文具の法人向けビジネスの動向

PLUS

KOKUYO

三菱鉛筆

倉庫

倉庫

倉庫

大塚商会(たのめーる)

卸売り・問屋

文房具屋

メーカー(メーカー乱立)

卸売り・小売り(異なるメーカー製品を扱う)

利用者(利便性)

企業

カウネット

ASKUL 企業

企業

企業

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アスクル、独自品を共同開発 メーカー 30社と、家電や生活用品 ( 2012/2/18 日本経済新聞

 電子版)• アスクルは 21日発刊のカタログで、伊藤園と開発したペット

ボトルの茶飲料や資生堂と組んだ大容量ボディーソープなど、約 300品目の独自商品を新規投入。

• 開発した商品は自社と連携先の企業の社名を併記する「ダブルブランド」などで展開する。顧客の要望を定期的に吸い上げ、メーカー側との共同開発に反映させる専門チームを新設。

• オフィス通販業界では、主力のコピー用紙などを中心に価格競争が激化している。大塚商会は今春、過去最大規模の約2700品目で値下げする予定。各社は価格競争に巻き込まれにくい独自商材の拡充で差異化や収益改善を進めたい考えだ。

• メーカーにとっても 5000 億円規模と推定されるオフィス通販市場の開拓にあたり、約 100 万超の事業所を顧客に持つアスクルなどと組むことは販路拡充や商品開発のノウハウ蓄積のメリットが大きい。※大手小売りと商品を共同開発してきたメーカーが通販企業と連携が本格化。

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アスクル、顧客の声を基に段ボール 84 万キロ削減 環境負荷はまだ減らせる ( 2012/2/28 日本経済新聞 電子版)

• 通信販売に欠かせないのが、配送時に商品を入れる段ボール箱や商品の破損を防ぐ緩衝材などの梱包資材だ。

• ところが、通信販売大手のアスクルの元には、商品を受け取った企業の担当者から梱包資材の処理に関する不満(ゴミ来る)。

• こうした顧客のニーズを受けて、同社は企業向けの配送の一部で、梱包資材の削減を開始。配送時に折りたたみコンテナを使うなどした結果、 2年間で 84 万 kgの段ボールを削減した。

段ボールの代わりにリターナブルバック(通い袋)と折りたたみコンテナを使って資源を節約する

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ヤフーがアスクルと戦略的提携で電子商取引での巻き返しを図る

※ヤフー単独では、オフィス用品分野では十分な品ぞろえや需要を確保できないので、アスクルと戦略的に提携し、アスクルの倉庫や物流体制を活用し、サービスを展開している。

電子商取引( EC)に出遅

ヤフオク「 Yahoo !ショッピン

グ」(出店社の絞り込み)

スマホへの対応の遅れ

楽天の約半分の 2 万店 日用品の通販サ

イト「ロハコ」を共同開設( 12年 10 月)

アスクル株の42 %を取得(筆頭株主)

※特定分野に強い企業と提携戦略( 13年1月にはローソンとの共同出資会社を通じて食品のネット宅配サービス開始。

ポータルサイトに誘導できない

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アスクルが薬ネット通販参入発表( 2013/6/12 日本経済新聞 電子版)

• アスクルは 12日、一般用医薬品(大衆薬)のインターネット販売に参入すると正式発表した。

• 18日から運営する通販サイトで副作用のリスクが最も低い第3類医薬品の販売を開始。8月にも第1類と第2類の取り扱いを始め、ネット通販業界で最大規模の約 4000品目をそろえる。利便性や信頼性を高め、数年内に 100 億円規模の売上高を目指す。

• 日用品や家電製品を扱う通販サイト「LOHACO(ロハコ)」内に専用コーナーを設ける。購入にあたりテレビ電話などで薬剤師に相談できる機能なども順次導入する。他の商品も含め合計 1900 円以上の購入で送料無料になり、今夏以降は首都圏、近畿で注文を受けた当日に配送する。

B2CB2B 注文・配送ネットワーク強化 =ネットワーク

(稼働率向上が成功の鍵)