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www.03trade.com www.03trade.com www.03trade.com まるさんの 信用読本 2012年 2月14日 作成 2019年 7月 1日 改訂

まるさんの 信用読本 - マルサントレード1 はじめに マルサントレードは、「投資を学ぼう」をキーワードに、投資家教育をサービスの

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まるさんの 信用読本

2012年 2月14日 作成 2019年 7月 1日 改訂

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はじめに マルサントレードは、「投資を学ぼう」をキーワードに、投資家教育をサービスの柱にしております。 この度、「まるさんの信用読本」を改訂いたしました。「まるさんの信用読本」は、信用取引の基本や信用取引を活用したトレードを分かりやすくご紹介しております。 第1章の「信用取引の基本」では、信用取引の基本的な仕組みや保証金計算、 費用、配当落調整金や権利処理、マルサントレードの信用取引におけるルールなどを説明しております。これから信用取引を始めようという方は是非ご覧ください。 第2章の「スイングトレード」、第3章の「デイトレード」では、短期取引の考え方や流れをはじめ、それぞれの取引に応じた相場の流れを掴むためのポイント、実践的な手法などを説明しております。信用取引は買いからも売りからも取引することができるので、「短期的な相場の変化にも対応しやすい」と思われます。 第4章の「ETFとペアトレード」では、信用取引でも活用できるETFの性格やペアトレード(信用の買いと売りを組み合わせて、リスクを抑えながら利益を狙う手法)について説明しております。信用取引の売りを活用したい方、リスクを抑えて利益を狙いたいという方は是非ご覧ください。 最後の第5章は「信用取引用語集」となっております。 「まるさんの信用読本」が、皆様の投資のお役に立てれば幸いです。

本資料は投資判断の参考となる情報提供を目的に作成されています。投資を行うにあたりましては、重要な注意事項を最終ページに記載しておりますので必ずご参照下さい。

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2019年 7月 丸三証券 通信販売部

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【目次】

第1章 信用取引の基本 ・・・・・4~40 (1)信用取引とは・・・? ・・・・・4 (2)新規買 ・・・・・5 (3)新規売 ・・・・・6 (4)マルサントレード信用取引のルール ・・・・・7~20 (5)保証金代用株式の評価について ・・・・・21 (6)二階建規制 ・・・・・22 (7)マルサントレード信用取引での注意点 ・・・・・23~26 (8)保証金の計算 ・・・・・27~28 (9)信用取引のリスク ・・・・・29~31 (10)追証(追加保証金) ・・・・・32~34 (11)不足金について ・・・・・35 (12)その他の注意事項 ・・・・・36~39 (13)信用情報画面 ・・・・・40 第2章 スイングトレード ・・・・・41~57 (1)スイングトレードとは・・・? ・・・・・41 (2)スイングトレードのメリットとデメリット ・・・・・42 (3)目先の相場観を磨く ・・・・・43 (4)スイングトレードの流れ ・・・・・44~45 (5)売買ルール設定の一例 ・・・・・46~51 (6)全体相場のトレンド分析 ・・・・・52 (7)銘柄選択 ・・・・・53~56 (8)トレードの実行とその後・・・ ・・・・・56 (9)疾風くんを使えばこんなこともできます ・・・・・57

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第3章 デイトレード ・・・・・58~87 (1)デイトレードとは・・・? ・・・・・58 (2)デイトレードのメリットとデメリット ・・・・・59 (3)相場の流れを掴むには・・・ ・・・・・60~61 (4)理論的なデイトレードの手法 ・・・・・62 (5)デイトレードの流れと利用するツール ・・・・・63~64 (6)疾風くんでデイトレード専用画面もできます ・・・・・64~66 (7)まるさんがデイトレード実践 ・・・・・67~87 第4章 ETFとペアトレード ・・・・・88~96 (1)ETFとは・・・? ・・・・・88 (2)ETFの分類 ・・・・・89~90 (3)ETFのリスク ・・・・・91 (4)ペアトレードとは・・・? ・・・・・92 (5)ペアトレードのポイント ・・・・・92 (6)ペアトレードの手順 ・・・・・93~96 第5章 信用取引用語集 ・・・・・97~111 金融商品取引法に基づく重要な注意事項 ・・・・・112~113

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第1章 信用取引の基本

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お客様に一定の保証金(委託保証金)を当社に担保として差し入れていただき、 買付に必要な資金や売付けに必要な株式等を当社からお客様にお貸しして売買を行っていただく取引を「信用取引」といいます。「お客様が証券会社からお金や株式を借りて取引する」ということです。 お客様にお貸ししたお金や株式には、返済の期限が定められていて、この期限を越えて信用取引を続けることはできません。返済の期限は6ヶ月となります。 ※金融商品取引所により返済期限の変更(返済期限の繰上げ)が行われることがありますの で、ご注意ください。

証券会社から資金を借り入れて株式の買付 → 「新規買」

証券会社から株式を借り入れて株式の売却 → 「新規売」

信用取引は、お客様の投資した資金に比べて大きな利益が期待できますが、 その一方で、価格変動が予想と違った場合などは、損失も大きくなり「投資元本を欠損する恐れ」があります。 信用取引のリスクを十分ご理解の上、お取引ください。

メリット デメリット

少ない資金で大きい金額の売買ができる。

(儲けの場合、リターンが大きくなる。)

現物取引と比べ、リターンが大きくなると同時にリスクも大きくなる。

売りから取引が始められる。

(下げ相場でも利益を生み出すチャンスがある。)

株主優待は取得できない。

株主総会に出席する権利がない。

(1)信用取引とは・・・?

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(2)新規買

新規買とは、証券会社に信用保証金を差し入れ、資金を借入れて株式を買付けることです。お金を借りているので金利を払わなければなりません。

新規買の決済方法(6ヶ月以内に清算)

・A銘柄を1,000円で1,000株新規買の場合(諸費用は除く)

証券会社

A銘柄が値上がりしそうだ!

信用取引で買ってみよう。

新規買の決済方法① 「返済売」 ・・・ 信用で買付けた銘柄を反対売買し、差額金で決済すること。

A銘柄を1,000円で1,000株新規買、 1,200円で1,000株「返済売」すると、20万円儲かることになります(諸費用は除く)。 逆にA銘柄を1,000円で1,000株新規買、700円で1,000株「返済売」すると、30万円損することになります(諸費用は除く)。

買付のために借りたお金を返すことによって、株式はお客様のものになります。この場合、100万円を支払い、A銘柄1,000株を受け取るということになります。

新規買の決済方法② 「現引(げんびき)」 ・・・ 借入金を返して株式を受け取ること。 「品受(しなうけ)」ともいいます。

借入金の返済

買付株式

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(3)新規売

新規売とは、証券会社に信用保証金を差し入れ、株式を借入れて株式を売却することです。株式を借りているので株式の賃料を払わなければなりません。

新規売の決済方法(6ヶ月以内に清算)

・B銘柄を1,000円で1,000株新規売の場合(諸費用は除く)

B銘柄が値下がりしそうだ!

信用取引で売ってみよう。

新規売の決済方法① 「返済買」 ・・・ 信用で売付けた銘柄を反対売買し、差額金で決済すること。

B銘柄を1,000円で1,000株新規売、700円で1,000株「返済買」すると、30万円儲かることになります(諸費用は除く)。 逆にB銘柄を1,000円で1,000株新規売、1,200円で1,000株「返済買」すると、20万円損することになります(諸費用は除く)。

売付のために借りた株式を返すことにより、売却代金はお客様のものになります。この場合、B銘柄を1,000株返却し、100万円を受け取るということになります。

新規売の決済方法② 「現渡(げんわたし)」 ・・・ 借りた株式を返して売却代金を受け取ること。 「品渡(しなわたし)」ともいいます。

株式の返却

売却代金

証券会社

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<2019年9月30日までの消費税8%の場合>

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(4)マルサントレード信用取引のルール

信用取引売買手数料

一日コース (一日の約定代金合計に課金)

約定代金 手数料(税込)

30万円以下 一律259円

30万円超5000万円以下 約定代金×0.0864%

5000万円超 一律43,200円

銘柄コース (銘柄・取引種類毎に課金)

約定代金 手数料(税込)

20万円以下 一律216円

20万円超500万円以下 約定代金×0.108%

500万円超 一律5,400円

※なお、信用取引でマルサントレードの返済期日(※)までに返済されなかった強制返済注文 の手数料は、お取引当日の銘柄毎、売買毎に、その売買代金の合計金額に応じて次ページの表の通りとなっております。

インターネット取引手数料

※マルサントレードの返済期日は画面表示の前営業日となります(23ページを参照)。画面で 表示している期日は、絶対期日です。マルサントレードの返済期日は、絶対期日の前営業 日となりますのでご注意ください。強制返済(画面表示の日)になると、原則として「成行」で 自動的に返済されます。

<2019年10月1日からの消費税10%の場合>

一日コース (一日の約定代金合計に課金)

約定代金 手数料(税込)

30万円以下 一律264円

30万円超5000万円以下 約定代金×0.088%

5000万円超 一律44,000円

銘柄コース (銘柄・取引種類毎に課金)

約定代金 手数料(税込)

20万円以下 一律220円

20万円超500万円以下 約定代金×0.11%

500万円超 一律5,500円

[銘柄コースの注意点] 取引手数料には約定日・銘柄が同じであれば「ひとくち注文」とする手数料計算を適用。 ただし、6つの取引種類(現物買、現物売、信用新規買、信用返済売、信用新規売、信用返済買)毎に手数料を計算するため、1銘柄にかかる最大手数料は、消費税8%の場合32,400円(5,400円×6)、消費税10%の場合33,000円(5,500円×6)となります。

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売買代金の額 売買手数料(税込)

100万円以下 売買代金の0.62100%

(2,700円に満たない場合2,700円)

100万円超500万円以下 売買代金の 0.48600% + 1,350 円

500万円超1,000万円以下 売買代金の 0.37800% + 6,750 円

1,000万円超3,000万円以下 売買代金の0.31050% + 13,500 円

3,000万円超5,000万円以下 売買代金の0.20250% + 45,900 円

5,000万円超 一律 147,150円

「マルサントレードの返済期日までに返済されなかった強制返済注文の場合」

信用取引売買手数料

売買代金の額 売買手数料(税込)

100万円以下 売買代金の0.6325%

(2,750円に満たない場合2,750円)

100万円超500万円以下 売買代金の 0.4950% + 1,375 円

500万円超1,000万円以下 売買代金の 0.3850% + 6,875 円

1,000万円超3,000万円以下 売買代金の0.31625% + 13,750 円

3,000万円超5,000万円以下 売買代金の0.20625% + 46,750 円

5,000万円超 一律 149,875円

<2019年9月30日までの消費税8%の場合>

<2019年10月1日からの消費税10%の場合>

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〇手数料のひとくち計算について (消費税10%の場合)

マルサントレードの「銘柄コース」は、一約定ごとに手数料の計算をするのではなく、「ひとくち計算」を行っています。

「手数料のひとくち計算」とは・・・ 「同じ日に同じ銘柄を何回かにわけて分けて注文し約定した時、一約定ごと に手数料の計算をするのではなく、その日に約定した売買代金をすべて合計 して手数料を計算する」ことです。 次の手数料の比較例は、「一約定ごとの手数料計算」よりも「ひとくち計算」の方が手数料がお安くなるケースです。 <手数料の比較例>同じ日に同じ銘柄を1回につき10万円の売買代金で、5回に分けて注文 し約定した場合

[ 一約定ごとで計算した手数料 ] 一約定の売買代金10万円に必要な手数料×5回

[ ひとくち計算の手数料 ] 合計の売買代金50万円(一約定の売買代金10万円×5回)に必要な手数料

[ ひとくち計算の手数料 ] [ 一約定ごとで計算した手数料 ]

220円

220円

220円

220円

220円 550円

(手数料1,100円) (手数料550円)

・一約定が20万円以下の手数料は最小手数料の220円

・合計売買代金が50万円の手数

料は 500,000円×0.0011=550円

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≪銘柄コースのひとくち計算≫

約定代金合計 約定代金合計に対する手数料

20万円以下 220円

(税抜き 200円)

20万円超500万円以下 約定代金×0.11%

(税抜き 約定代金×0.1%)

500万円超 5,500円

(税抜き 5,000円)

≪銘柄コースの手数料率≫ (消費税10%の場合)

<同一日・同一銘柄の取引の場合>

・同じ取引種類であれば「ひとくち計算」となります。

(例) 信用新規買(一取引種類)のみ何回かに分けて注文し約定となった時

マルサントレードの「銘柄コース」では、「同一日」に「同一銘柄」を「同一取引種類」でお取引すれば「ひとくち計算」となります。取引種類には次の6つがあります。

現物買 現物売 信用新規買 信用返済売 信用返済買 信用新規売

信用新規買

約定

信用新規買

約定

信用新規買

約定

信用新規買

約定 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

・異なる取引種類であれば「ひとくち計算」にはなりません。

(例) 異なる三つの取引種類をそれぞれ注文し約定となった時

現物買

約定

現物売

約定

信用新規売

約定

[ 三つの取引種類それぞれで手数料計算されます ]

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[取引の一例] (消費税10%の場合) カッコ内はひとくち計算を考えない場合の当社比較 <取引1> 同一日に売買代金500万円のA株式を信用取引で新規買した後、さらに同じ売買代金 500万円のA株式を信用取引で新規買した場合。 ☆ ひとくち計算適用 5,500円 (11,000円=5,500×2) <取引2> 同一日に売買代金800万円のB株式を現物取引で買い付けた後、売買代金400万円のB株 式を売却、その後さらに売買代金400万円のB株式を売却した場合。 ☆ ひとくち計算適用 11,000円=5,500×2[現物買と現物売の2取引種類] (14,300円=5,500+4,000,000×0.0011×2) <取引3> 同一日に売買代金100万円のC株式を信用取引で新規買した後、さらに同じ売買代金100万 円のC株式を繰り返し19回(合計20回)信用取引で新規買した場合。 ☆ ひとくち計算適用 5,500円 (22,000円=1,000,000×0.0011×20) ※上記手数料の計算例は、インターネット取引の「銘柄コース」における手数料体系を基準にして います。また、わかりやすくマルサントレードの「ひとくち計算」を説明するものであり、取引を誘 引・助長するものではございません。

「銘柄コース」は「ひとくち計算」を行っています。 上記の<取引3>をご覧いただいてもおわかりの通り、同一日に同一銘柄を同一取引種類で お取引いただければ、数十回、数百回とお取引 いただいても上限の5,500円の手数料です。

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①買方金利(日歩)(新規買をした人)・・・年率2.65%(2019年7月1日現在) 信用の新規買を行うとお客様は証券会社から買付代金の融資を受けます。この融資に対して支払う金利が買方金利です。マルサントレードでは、年率2.65%で、受渡日ベースで両端入れの日数割となります。日計りをした際には、1日分の買方金利がかかります。買方金利は、 決済時に清算します。

②貸株料(新規売をした人)・・・年率1.15%(2019年7月1日現在) 信用新規売の場合は証券会社から株式を借りてきます。この株式の借賃が貸株料です。マルサントレードでは、売却代金の年率1.15%となります。計算方法は買方金利と同じように受渡日ベースで両端入れの日数割となります。日計りをした際には、1日分の貸株料がかかります。貸株料は、決済時に清算します。

(1ヶ月後に清算した場合)買い建玉100万円×2.65%÷365日×30日=2,178円

(1ヶ月後に清算した場合)売り建玉100万円×1.15%÷365日×30日=945円

売買手数料以外の信用取引の費用

(例)買方金利が2日分ケース

日 月 火 水 木 金 土

新規 返済 受渡 受渡

月曜日に新規買約定、翌日火曜日に返済売約定すると受渡日は水曜日、木曜日となるため、買方金利は2日分になります。

(例)買方金利が4日分のケース

日 月 火 水 木 金 土

新規 返済 受渡

受渡

水曜日に新規買約定、翌日木曜日に返済売約定すると受渡日は金曜日、月曜日となるため、買方金利は金曜日、土曜日、日曜日、月曜日の4日分になります。 ※ 2019年7月16日(火)の約定より、受渡日が4営業日から3営業日に変更となります。

新規売した際の売却代金は証券会社に預けることになるので、売方は金利を受け取ることができます。これを売方金利といいます。しかし、2019年7月1日現在で「0%」であり、新規売をしても売方金利を受け取ることはできません。

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⑤配当落調整額 建玉が配当金の権利確定日を越えた場合、信用の売り方から買い方に支払うものです。 配当金が確定した後、買い方は配当落調整額を受取り、売り方は配当落調整額を支払います。

詳細は次ページで説明します。

売買手数料以外の信用取引の費用

④信用権利処理等手数料 買建玉が配当金等の権利確定日を越えた場合に発生し、決済時に清算します。信用管理費には上限がありますが、信用権利処理等手数料に上限はありません。 2019年9月30日まで(消費税8%の場合)の信用権利処理等手数料 ☆1売買単位あたり54.0円(計算結果の1円未満は切捨て) 2019年10月1日から(消費税10%の場合)の信用権利処理等手数料 ☆1売買単位あたり55.0円(計算結果の1円未満は切捨て)

③信用取引口座管理料(信用管理費) 新規建玉約定日から起算して1ヶ月超える毎に、取引所が定める売買単位によって、以下の計算式で求められる信用管理費が加算されます。信用管理費は、決済時に清算します。 2019年9月30日まで(消費税8%の場合)の月額の信用管理費の上限は1,080円下限は108円です。 ☆売買単位1株の場合は建玉株数×108円 ☆売買単位1株以外は建玉株数÷1000×108円 2019年10月1日から(消費税10%の場合)の月額の信用管理費の上限は1,100円、下限は110円です。 ☆売買単位1株の場合は建玉株数×110円 ☆売買単位1株以外は建玉株数÷1000×110円

⑥逆日歩 貸株が融資を上回る状態を株不足といいます。この場合、生命保険会社などの機関投資家から費用を支払って株式を借りてきますが、この費用が逆日歩です。新規売をした投資家が支払い、新規買をした投資家が受け取るものです。逆日歩は「突然」かつ「予想外に大きな金額」になることもあり、新規売の際には注意が必要です。逆日歩は、決済時に清算します。

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配当落調整額とは?

信用取引で買建玉されているお客様(以下、買方)は、現物株式の株主ではありませんので直接企業から“配当金”を受取る権利はありませんが、その代わりに“配当落調整額”を受取ることになります。反対に、売建玉されているお客様(以下、売方)は、配当落調整額を支払う義務が生じます。配当落調整額は、以下の算式にて算出されます。

また、配当落調整額の受払いは、当該企業が配当金の支払いを始め証券金融会社が受け取った後に実施されます。

これらは、信用取引の仕組みをベースに決められています。

買方は証券金融会社(又は証券会社、以下同様)よりお金を借りて株式を買います。その現物株式は証券金融会社が担保として預かり、名義は証券金融会社となります。「担保になっている現物株式の配当金」は、本来、買方が受け取る性質のお金ですが、現実には現物株式の名義人である証券金融会社が受取ることになります。そこで、その分を証券金融会社が買方に渡すことになりますが、証券金融会社が受取る金額は「所得税額(2014年から15.315%)だけ控除された金額(法人株主の配当については、住民税(2014年から5%)の源泉徴収は行われず、別途、各法人株主が納税するため)」になります。

一方、売方は証券金融会社から現物株式を借りて売却し、その売却代金は証券金融会社が担保として預かります。証券金融会社は、本来なら「貸した現物株式分の配当金」を受取れるはずでしたが、売却されているため「貸した現物株式分の配当金」を受取れません。そこで、売方にその分(買方と同様に「所得税額だけ控除された金額」)の支払いを求めます。

上記「担保になっている現物株式の配当金」及び「貸した現物株式分の配当金」において証券金融会社が受取る金額を“配当落調整額”の課税前金額として処理します。これらは当事者間での金銭の「譲渡」「譲受」であり、企業が支払う「配当金」に対する税区分とは区別され、譲渡益課税の対象とされています。

配当落調整額=当該企業の配当金―所得税相当額(2014年から「配当金の15.315%」)

※2013年1月1日から25年間、所得税額の2.1%が「復興特別所得税」として課税。

※2014年1月1日から証券優遇税制が終了し、所得税は7.147%ではなく15.315%が適用。

証券金融会社

配当金額を支払う (所得税額15.315%を 差し引いた金額) 支払いは2~3ヵ月後

配当金額を受取る (所得税額15.315%を 差し引いた金額) 受取りは2~3ヵ月後

売方 買方

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建玉の実施

権利確定

建玉の返済

配当落調整

額の受取り

現物株式の配当金支払開始日

《建玉返済済みの場合》

建玉の実施

権利確定

配当落調整

額の受取り

現物株式の配当金支払開始日

《建玉未返済の場合》

建玉の返済

「建玉の損益」の税金計算を行う

「配当落調整額」の税金計算を行う

配当落調整額に対する税金計算が行なわれるタイミングは、当該建玉を返済したか否かで異なる取扱いになります。

「建玉の損益」に「配当落調整額」を含めた形で税金計算を行う

配当落調整額~譲渡益課税の計算時期~

売方の配当落調整額の拘束について

前ページで説明したように、売建玉されているお客様(売方)は、配当落調整額を支払う義務があります。

マルサントレードでは、権利落ち日に売建てしている会社が発表する配当予想に基づいて計算した配当落調整額相当額を拘束させていただきます。なお、権利落ち後に配当の発表もしくは配当予想の修正があった場合は、その都度、拘束額を見直します。

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本資料は投資判断の参考となる情報提供を目的に作成されています。投資を行うにあたりましては、重要な注意事項を最終ページに記載しておりますので必ずご参照下さい。

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信用取引では現物取引にはない費用が発生します。マルサントレードでの信用取引の費用は下記の手順でご確認いただけます。

①トレード画面上部メニュー「資産状 況」をクリックしてください。

②次に左メニュー「買付余力」をクリッ クしてください。

③諸経費の「詳細」をクリックしてくだ さい。

④上段では、諸経費の合計額、下段 は、建玉毎の諸経費の詳細をご確 認いただけます。

売買手数料以外の信用取引の費用(確認方法)

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信用取引は、取引所が定めたルールに基づいて行う「制度信用取引」と、お客様と証券会社の間で決めた取引ルールで行う「一般信用取引」に分けられます。 制度信用銘柄のうち、金銭や株式を証券金融会社や機関投資家などから容易に調達でき、かつ取引所が定めた基準を満たした銘柄を「貸借銘柄」、それ以外を「制度信用銘柄」と区分しています。

取扱銘柄、取扱市場

マルサントレードでは、 「一般信用取引」は取扱っておりません。 マルサントレードでは、東京証券取引所の1部・2部、JASDAQ市場・マザーズ市場(取扱銘柄は、マルサントレードが指定する銘柄) 、前記各市場の上場銘柄のうち、制度信用銘柄と貸借銘柄が対象です。

一般信用取引

お客様と証券会社との間で、取引ルール(返済期限・逆日歩など)を決める。

制度信用取引

取引所が定めた取引ルール(返済期限・逆日歩など)で行う

貸借取引 制度信用銘柄に属し、お金や株式の貸借が容易であることから、空売りが可能

原則、買いのみ 売りも可能

取扱市場

東証1部・2部、JASDAQ ・マザーズ(※) ※JASDAQ ・マザーズ取扱銘柄は、マルサントレードが指定する 銘柄 (次の17ページを参照)

取扱銘柄 各市場の制度信用銘柄・貸借銘柄

取扱注文 制度信用銘柄:買建(売建はできません)

貸借銘柄:買建、売建

(注1)取引所・証券業協会・証券金融会社が実施する規制銘柄、当社独自の規制銘柄の指定 により、上記銘柄であっても取扱から除外する場合があります。 (注2)2013年7月16日(火)に東京証券取引所と大阪証券取引所の株式市場が統合されました。

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JASDAQ・マザーズ取扱銘柄について

JASDAQ・マザーズ市場につきましては、マルサントレードが指定する銘柄のみ取扱となります。マルサントレードが指定するJASDAQ・マザーズ取扱銘柄は上メニュー「投資情報」>左メニュー「取引注意銘柄情報」>「JQ・マザーズ新規建て可能銘柄」でご確認いただけます。

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信用規制について

信用取引の規制は上メニュー「投資情報」>左メニュー「取引注意銘柄情報」>「取引所等の規制サイト」でご確認いただけます。

信用建玉に関する規制 東証・信用取引規制 東証の増し担保銘柄が表示されます。 東証・貸借取引規制 東証の売り新規、現引の停止銘柄のほか、注意喚起銘柄が表示されます。

当社規制 上記規制のほか、当社独自の判断で新規建てを停止している銘柄があります。 当社独自の判断で規制している銘柄は、上メニュー「投資情報」>左メニュー「取引注意銘柄情報」>「規制銘柄等」でご確認いただけます。 取引所の規制銘柄と重複する場合があります。

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開始時の委託保証金は、現金換算で30万円以上 最低委託保証金は、現金換算で30万円 委託保証金率は、40% 最低保証金維持率は、30%

最低保証金維持率30%を下回った場合、発生日の翌々営業日の正午(12時)までに40%を回復するまで追加保証金を差し入れるか、追加保証金に見合う建玉(建玉金額×40%)を返済していただくか、もしくは追加保証金の一部差し入れ+建玉の一部返済のいずれかで対応していただきます。 発生後に株価が回復して30%以上になっても一度発生した追加保証金の請求は消えません。発生後にさらに評価損が膨らむと追加保証金の請求金額は増えることになります。

委託保証金、委託保証金率

追加保証金

マルサントレード信用取引の建玉上限について

信用取引の一部上場銘柄の建玉上限金額は、信用取引口座設定時は全てのお客様が1億円までとなっております。一定用件を満たすお客様につきましては、電話でのヒアリングを実施後、当社で承認させていただいた場合、信用取引建玉上限金額を2億円、3億円まで変更することができます。 建玉上限金額の変更を希望されるお客様は、お電話にてコールセンター(0120-03-4806)までお気軽にご連絡下さい。

1銘柄当の建玉上限 総建玉上限

東証1部

1億円(信用口座開設時)

2億円(要審査)

3億円(要審査)

10億円まで 東証2部 5,000万円

JASDAQ

マザーズ 3,000万円

総建玉上限10億円の内枠は、 JASDAQとマザーズの合計建玉金額が3億円まで

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現金の代わりに有価証券を信用保証金とすることができます。現金の代わりですので「代用有価証券」と呼びます。しかし、有価証券は価格変動しますので、100万円のものを100万円として計算しません。「代用掛目」という現金に換算する割合を、代用有価証券に掛けて保証金計算します。 マルサントレードで取扱う保証金代用有価証券およびその掛け目は以下のとおりです。

(5)保証金代用株式の評価について

代用有価証券 代用掛け目 (2019年7月1日現在)

1・2部上場株式、株式投資信託、上場投資信託・上場投資証券(ETF・不動産投信など)、カントリーファンド

80%

JASDAQ(スタンダード)上場株式 70%

JASDAQ(グロース)上場株式、マザーズ上場株式、セントレックス上場株式、ベンチャーファンド

60%

※月末最終値段が50円未満の銘柄は、翌月15日(休業日の場合は翌営業日)大引け後から

代用掛目0%になります。 ※2011年9月20日以降、転換社債及び国債等の債券は信用取引の代用有価証券として取 扱っておりません。

代用評価0%の銘柄は、上メニュー「投資情報」>左メニュー「取引注意銘柄情報」>「規制銘柄等」でご確認いただけます。

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(6)二階建規制

買建てた銘柄と代用有価証券の銘柄が同じ場合を二階建と言います。 二階建は株価変動の影響を受けやすくなるため、マルサントレードでは以下の場合、二階建について制限しています。 ☆代用有価証券の東証(1部・2部)銘柄が、現金換算で担保総額の50%超を占める場合、 当該銘柄と同じ銘柄の新規買建を規制します。 ☆代用有価証券のJASDAQ・マザーズ銘柄が、現金換算で担保総額の20%超を占める場 合、当該銘柄と同じ銘柄の新規買建を規制します。

上表の例では、担保総額に占める割合が、丸三証券(東証1部)で54.66%で50%を超えています。また、日本マクドナルドHD(JASDAQ)も29.26%で20%を超えています。この状態では丸三証券、日本マクドナルドHDの2銘柄は、信用新規買いは出来ません。

(例1)A銘柄の買建玉を保有している。A銘柄を現物でも買いたい!! このケースは、東証(1部・2部)銘柄では担保総額の50%以下、JASDAQ・マザーズ銘柄では担保総額の20%以下でなければA銘柄を買えません。 (例2)二階建規制に該当しないようB銘柄の買建玉と現物を保有している。保証金に入れて いる現金を引き出したい!! このケースでは、現金を出金することにより東証(1部・2部)銘柄では担保総額の50%超、 JASDAQ・マザーズ銘柄では担保総額の20%超となる場合、出金できません。 二階建規制に該当しない範囲でご出金ください。

下記のようなケースはご注意ください

銘柄 株価 株数 金額 代用掛目代用掛目換算金額

保証金全体に対するシェア

丸三証券(8613)

850円 5,000株 4,250,000円 80% 3,400,000円 54.66%

日本マクドナルドHD(2702)

2,600円 1,000株 2,600,000円 70% 1,820,000円 29.26%

現金 1,000,000円 1,000,000円 100% 1,000,000円 16.08%

合計 6,220,000円 100.00%

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(7)マルサントレード信用取引での注意点

トレード画面では、約定日から6カ月目の応答日(絶対期日)を表示しております。マルサントレードの期日はその日の前営業日となりますので、ご注意ください。マルサントレードの返済期日までに返済されなかった強制返済注文は、コールセンター扱いの手数料となります。

①トレード画面上部メニュー「資産状 況」をクリックしてください。

②画面を下へスクロールしてください。

③返済期日は青枠内に表示されます。 マルサントレードの返済期日は、 表示された日の前営業日となりま すので、ご注意ください。

≪参考≫ 同一銘柄の建玉が複数ある場合、返済期日は表示されません。画面中段の「個別表示」をクリックしてください。

返済期日は下記の手順でご確認いただけます。

①信用取引建玉期日の画面表示について

マルサントレードの返済期日(画面表示の前営業日)までは、お客様ご自身でご注文いただけますが、強制返済(画面表示の日)になると「成行」で自動的に返済されます。

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日中の注文は諸経費として建玉金額の0.1%を仮拘束します。仮拘束は、夜間(午前2時から5時)に解除されます。 これは、金利が「前日返済した場合」という仮計算で計上されているためです。 金利の計算は、受渡しベースで計算するため、受渡日が土日をまたがる場合は、土日の金利も諸経費としてかかります(12ページの「買方金利」を参照)。 返済日の翌日(午前2時から5時)に金利の計算が確定するまでは、「建玉金額×0.1%」を仮拘束させていただくことになります。 新規建玉をする場合、最低保証金の30万円のほかに建玉金額の0.1%および仮手数料が必要となります。

当日の現引・現渡の締切時間は15時30分までとなっております。 なお、現引・現渡を行う予定の建玉の返済注文を発注している場合、大引け前に当該注文を取消す必要があります。

②金利、信用取引口座管理料等の諸費用、最低保証金

③現引・現渡について

現引される建玉を市場が終了する時間まで発注されておりますと、その建玉は17時30分まで現引の注文が発注できません。つまり当日の現引はできなくなります。 市場に売却注文を発注していて、売却出来ない場合に現引をお考えでしたら、大引け前に返済注文を取り消してください。取消しをすることで建玉は解放されますので15時30分まで現引きの注文が発注出来ます。

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④空売りについて

2013年11月5日(火)より信用取引の「空売りの価格規制」についてのルールが改正されました。以前のルールでは、空売り(信用新規売り)注文を51単元以上発注した場合、全銘柄を対象に価格規制が適用されましたが、ルール改正後は、トリガー抵触銘柄(当日基準価格から10%以上下落した銘柄)にのみ「空売りの価格規制」が適用されます。「空売りの価格規制」の適用期間は、トリガー抵触後から翌営業日の取引終了時点までとなり、一度トリガーに抵触した場合は、当日中に株価が回復した場合でも「空売りの価格規制」は解除されることなく翌営業日まで継続されます。なお、トリガー抵触の有無にかかわらず、信用新規売りの51単元以上の成行注文は承ることはできません。また、トリガーに抵触する価格以下の指値注文は「失効」となります。

価格

時間

相場上昇局面

○空売り可能

○空売り可能

×空売り禁止

価格

時間

相場下落局面

○空売り可能

×空売り禁止

×空売り禁止

直近価格

直前価格

直近価格

直前価格

【以前のルール】 「空売りの価格規制」とは、51単元以上の信用新規売り注文において、直近公表価格以下の価格による発注を禁止するものです。

【2013年11月5日(火)からのルール】 <トリガー抵触とならない銘柄> 直近の価格にかかわらず、51単元以上の信用新規売り注文(指値注文)が可能です。 なお、成行注文につきましては、取引所のルールにより、承ることはできません。また、当日基準価格から10%以上低い価格での信用新規売り注文(指値注文)は「失効」となります。

価格

時間

相場上昇局面

○空売り可能

○空売り可能

○空売り可能

価格

時間

相場下落局面

○空売り可能

○空売り可能

○空売り可能

直近価格

直前価格

直近価格

直前価格

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<トリガー抵触となった銘柄> 当日基準価額から10%以上低い価格で約定が発生した場合、トリガー抵触となります。 トリガー抵触となった銘柄につきましては、取引時間中に抵触した時点から翌営業日の取引終了時点まで以前と同じ空売り規制ルールが適用となります(10%以上低い価格での信用新規売り注文(指値注文)を発注することができます)。

トリガーに抵触した銘柄の一覧につきましては、当日の午後4時30分を目途に東証HPに掲載されます(2013年11月1日より開始)。

価格

時間

相場上昇局面

○空売り可能

○空売り可能

×空売り禁止

価格

時間

相場下落局面

○空売り可能

×空売り禁止

×空売り禁止

直近価格

直前価格

直近価格

直前価格

< 51単元以上の信用新規売建て注文時の注意点>

マルサントレードでは、 51単元以上の信用新規売建て注文は、空売りであることを明示して取引所に注文・発注いたします。 注文がトリガー抵触銘柄で直近公表価格以下の場合、取引所で失効となります。 このため、 51単元以上で発注された注文は、空売り価格規制に抵触いたしません。 発注後は注文照会画面にて失効とされていないか、注文内容をご確認ください。 なお、50単元以内の信用新規売建て注文は、空売り価格規制の適用を受けません。 ただし、一回の注文がたとえ50単元以内であっても複数回注文を発注した場合、取引所ルールに抵触するおそれがあります。また、トリガー抵触後は、空売りの価格規制にも抵触するおそれがありますので、注文を分割せず一括で発注してください。

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(8)保証金の計算

①信用建玉がない場合 ・保証金100万円、まだ信用取引をしていない(信用建玉0万円)。 この場合の信用建玉可能額は、保証金の100万円を保証金率40%で割ります(または、 2.5倍します)。 信用建玉可能額=100万円÷40%=250万円(または、100万円×2.5=250万円)

保証金

100万円

信用建玉可能額

250万円

保証金の2.5倍お取引いただけます

②信用建玉があり、評価益になっている場合 ・保証金100万円、信用取引で100万円の建玉をしている。なんと!100万円の評価益! しかし、建玉の評価損益の合計が評価益の場合は計算に含まれません! 信用建玉可能額=(100万円÷40%)-100万円(建玉金額)=150万円

建玉の評価損益が合計でプラスの場合は計算に含みません!

保証金

100万円

評価益 100万円

信用建玉

100万円

信用建玉可能額

150万円

2013年1月より、同じ日に新規建をして建玉返済を行った信用取引の保証金は、建玉返済後すぐに保証金の拘束が解消され他の信用取引に使うことができるようになりました。

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③信用建玉があり、評価損になっている場合 ・保証金100万円、信用取引で100万円の建玉をしている。 20万円の評価損・・・。 建玉の評価損は、真っ先に保証金の計算から差し引かれてしまいます! この場合、保証金の100万円から、真っ先に評価損20万円を差し引かれてしまうので、 保証金は80万円になってしまいます。 信用建玉可能額={(100万円-20万円)÷40%)}-100万円(建玉金額)=100万円

評価損は減額!

評価損は真っ先に減額します。

保証金が80万円に!

評価損20万円 信用建玉

100万円

信用建玉可能額

100万円

④建玉ができなくなる場合 ・保証金100万円、信用取引で100万円の建玉をしている。 60万円の評価損・・・・・・。 建玉の評価損は、真っ先に保証金の計算から差し引かれてしまいます! この場合、保証金の100万円から、真っ先に評価損60万円を差し引かれてしまうので、 保証金は40万円になってしまいます。 信用建玉可能額={(100万円-60万円)÷40%)}-100万円(建玉金額)=0万円

新たな建玉が出来ません(保証金率40%)。

保証金が40万円に!

評価損60万円 評価損は減額!

信用建玉

100万円

信用建玉可能額

0万円

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(9)信用取引のリスク

株式現物取引・投資信託では、お客様の投資した投資元本以上の損失を被ることはありませんが、信用取引では投資元本以上の損失を被ることがあります。 信用損金が投資元本(信用保証金差入額)を上回る場合には、更に不足分の損金をご入金していただく必要があります。

A銘柄 250万円 新規買

信用保証金 100万円

①買い建玉の場合 (諸費用を除く) ☆1月25日 信用保証金100万円入金し、A銘柄を2,500円で1,000株の信用新規買。 信用建玉可能額=100万円÷40%=250万円

現在の保証金率 = 信用建玉

保証金 - 建玉評価損

現在の保証金率 = 250万円

100万円 - 0 = 40%

☆2月2日 A銘柄は2,200円に値下がり。 ( 2,500円-2,200円 )×1,000株 = 30万円の評価損

A銘柄 250万円 新規買

信用保証金 100万円

現在の保証金率 = 250万円

100万円 - 30万円 = 28%

評価損 30万円

最低保証金維持率の30%を下回っている ⇔ 追証の発生!!

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差額の119万円の入金が必要!

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A銘柄 250万円 新規買

信用保証金 130万円

信用損金 249万円

☆2月8日 A銘柄は民事再生手続開始申し立てを決議し、上場廃止が決定。2月5日の夕刻に上場廃止発表後、2日連続でストップ安売り気配で値付かず。ようやく2月8日に大幅安の10円で値がつき、成行注文していたA銘柄は10円で1,000株の返済売が約定。 ( 10円 - 2,500円 )×1,000株 = 249万円の実現損

追証が発生した場合は、発生日の翌々営業日の正午(12時)までに、保証金率が40%に回復するまでの保証金を差し入れるか、追加保証金に見合う建玉(追加保証金の2.5倍)を返済する必要があります。また、株価の変動による評価益で追証が解消されることはありません。発生金額をご入金いただく必要があります。

☆2月3日 A銘柄は2,300円に値上がり。A銘柄は継続して保有したい! 追証を解消するには、いくら入金すればいいの?

A銘柄 250万円 新規買

信用保証金 100万円 追証の計算には値上がりは計算しません。追証発生分の30万円の入金が必要です。

このように信用取引は、「投資元本(信用保証金)を大きく割り込んで欠損する」ことがあり、この事例では信用保証金130万円が損失しただけでなく、信用損金から信用保証金を差し引いた損金分の足りない部分119万円も追加でご入金いただく必要があります。

A銘柄 250万円 新規買

信用保証金 100万円 30万円 +

追加保証金請求額 =(信用建玉 × 40%) - 保証金 + 建玉評価損

=(250万円×40%)-100万円 + (-30万円) = 30万円

評価損 20万円

評価損 20万円

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②売り建玉の場合 (諸費用を除く) ☆1月25日 信用保証金100万円入金し、B銘柄を2,500円で1,000株の信用新規売。 信用建玉可能額=100万円÷40%=250万円

B銘柄 250万円 新規売

信用保証金 100万円

現在の保証金率 = 250万円

100万円 - 0 = 40%

信用保証金 100万円

信用損金 130万円

☆2月8日 B銘柄が特別買い気配。値上がりしそうなので、成行で1,000株の返済買の注文を執行。 B銘柄3,800円で1,000株の返済買が約定。 ( 2,500円 - 3,800円 )×1,000株 = 130万円の評価損

B銘柄 250万円 新規売

差額の30万円の入金が必要!!

投資元本(入金した保証金)以上の損失を被るケースがある点については、売り建玉の場合も買い建玉の場合と同様です。 しかし、損金の上限は異なります。 前記の買い建玉、2,500円で1,000株の新規買では、諸費用を除くと250万円以上の損金は発生しません。2,500円の株価が0円以下にはならないからです。 対して売り建玉、2,500円で1,000株の新規売では、株価が3,000円になれば50万円の損金、8,000円になれば550万円の損金となり、損金の上限は無くなります。

買い建玉の最大損金は有限ですが、売り建玉の最大損金は無限です。十分ご理解ください。

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(10)追証(追加保証金)

前ページのように評価損が大きくなると、信用建玉可能額が0になり、更に値下がりすると保証金が不足します。保証金不足の状態(保証金率30%未満)になると、追加で保証金を請求されることになります。これが追証(追加保証金)です。

追加保証金が発生した場合・・・ ①発生日の翌々営業日の正午(12時)までに、保証金率が40%に回復する までの保証金を差し入れる。 ②発生日の翌々営業日の正午(12時)までに、追加保証金に見合う建玉(建玉金額×40%)を返済 する。 マルサントレードでは、①もしくは②または①+②(一部入金+一部返済)のいずれかで対処していただきます。株価の変動による評価益で保証金率が40%に回復しても、追証の請求が消えることはありません。

追証の発生原因

①信用建玉の評価損が拡大する。

②保証金に入れていた代用有価証券が値下がりする。

③月末株価50円未満の銘柄の代用掛目が0%になる

④未収費用の増加。例えば、売り建玉で逆日歩が累積し、追加保証金になるケース等が考 えられます。 ⑤売建玉されているお客様で配当落調整額が拘束された時、保証金が減ることになり追加

保証金になるケースが考えられます。(配当落調整額については14ページを参照)

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追証発生の確認方法について

前ページに追証が発生した時の対応方法と追証の発生原因を掲載しておりますが、やむなく追証が発生した場合は、ログイン後のトレード画面で追証発生をご確認いただけます。 ・まずログイン後の最初の画面「お知らせ」に「追証が発生しております。詳細は買付余力画 面をご確認ください。(計算結果は確定しております)」と表示されます。 ・上記の表示の下に「追加保証金(追証)が発生しました。追加保証金をご入金いただくか、建 玉をご返済いただくようにお願いいたします。」と記載があり、続いて「追証発生日、追加保証 金(確定)、入金期日」が表示されています。

次に発生している追証の詳細は、下記の手順でご確認いただけます。

①トレード画面上部メニュー「資産状 況」をクリックしてください。

②次に左メニュー「買付余力」をクリッ クしてください。

追証がある場合は、「追証金額をすべて解消するための必要入金額」が表示されます。

追証がある場合は、「追証が発生しております。入金期限前の状態です。」のメッセージが表示されます。

注意事項 ログイン後の最初の画面「お知らせ」に「追加保証金が発生しました。追加保証金をご入金いただくか、建玉をご返済いただくようお願いします。」と記載があっても、その下の追加保証金が(概算)と表示されているものだけの場合は、追証は発生していません。(確定)と表示がある場合が追証発生となります。

こちらの金額を入金期限までにご入金いただくか、追加保証金に見合う建玉を返済してくだい。

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概算委託保証金率(現時点での保証金状況)の見方

①トレード画面上部メニュー「資産状 況」をクリックしてください。

②次に左メニュー「買付余力」をクリッ クしてください。

③「概算委託保証金率の表示はこち ら」をクリックしてください。

④クリック時点での概算委託保証金 率が表示されます。

現時点での委託保証金率は、概算委託保証金率でご確認いただけます。30%を割り込んで追証とならないよう確認し、早めに追加のご入金か建玉の返済等を行ってください。

100%以上 保証金の範囲内で取引を行なっています

50% 保証金の2倍まで取引を行なっています

40%割れ 新たな信用取引が出来なくなります

30%割れ 追加保証金が発生します

保証金率の目安

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(11)不足金について

次の場合などには不足金が発生しますので、受渡日(出金の場合は実行された日)までにご入金いただく必要があります。 ・建玉の返済による決済損、現物買付代金、または現引(品受け)代金が委託保証金(現金) により充当できない場合 ・売建玉に係る配当落調整額相当額が委託保証金(現金)より充当できない場合 ・出金金額が、委託保証金(現金)より充当できない場合

不足金が発生しているのかは、下記の手順でご確認いただけます。 赤枠内の不足金を「受入期日」までご入金いただきますようお願いします。

①トレード画面上部メニュー「資産状 況」をクリックしてください。

②次に左メニュー「買付余力」をクリッ クしてください。

不足金がある場合は、「現物買付可能額」がマイナスで表示されます。

不足金がある場合は、「清算金額が不足しております。入金期限前の状態です。」のメッセージが表示されます。

注意事項 不足金発生後の現物株式の売却代金や信用返済に係る益金は、受渡日が異なるため、不足金に充当することはできません。現物株式の売却代金や信用返済に係る益金を損金に充当する場合、「損金が発生する返済」と「現物株式売却もしくは益金が発生する返済」を同一日に行う必要があります。不足金が発生した場合、受渡日の翌日以降、代用有価証券等を当社の任意で売却することにより充当させていただく場合がありますのでご了承ください。

こちらの金額を入金期限までにご入金ください。

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(12)その他の注意事項

信用建玉の株式分割

信用建玉の株式分割には、2通りのケースがあります。 【1】分割比率が「1→整数倍(例:1→2)の分割比率」のケース 【2】分割比率が「1→小数点が付く(例:1→1.5)分割比率」のケース 下記では、この2つのケースの違いを説明いたします。

【1】の分割比率が「1→整数倍の分割比率」のケース

①建玉の株数が、分割比率の分だけ増える。 ②建玉の単価は、分割前の建玉単価を分割比率で割った単価となる。 ③信用期日は、分割前の当初建玉の期日が対応日となる。

となります。簡単に言うと「株数が増えて、単価が下がる」ということです。

例えば、A銘柄・建玉単価1,000円で1,000株、分割比率1→2の分割の場合、

建玉株数は、1,000株→2,000株

建玉単価は、1,000円→500円

となります。

【2】の分割比率が「1→小数点が付く分割比率」のケース

信用建玉において「1→1.5」のように小数点が付く分割比率のケースでは、通常、新株引受または権利入札が行われます。ただし、マルサントレードでは、新株引受の取扱をしておりませんので、権利入札による単価処理で対応することになります。

権利入札・・・・新株割当ての権利を、証券金融会社において入札方式で換金し、信用建玉 単価を調整すること。権利入札には、「売り入札」と「買い入札」があります。

次のページで「売り入札」と「買い入札」を説明します。

株式分割とは、すでに発行されている株式を一定比率に分割して、株数を増加させることをいいます。株式分割後の株数と単価は、 分割後株数 = 分割前株数 × 分割比率 分割後単価 = 取得単価 ÷ 分割比率

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融資残高

貸株残高

証券会社 証券金融会社

株式

事業会社

入札

分割新株

分割新株売却

新株売却代金

株式

建玉単価調整

売り入札 証券金融会社において、貸株残高(売り残高)より融資残高(買い残高)が多い場合は、売り入札となります。

融資残高が貸株残高より多い場合、証券金融会社には株式が残ります。この残った株式に対して、分割株式が割り当てられます。証券金融会社は、割り当てられた新株式を入札により現金化し、当初の融資残高から差し引きます。このことによって投資家の建玉株数は変わらずに建玉単価が調整になります。

権利処理価格は、理論的には権利付最終価格を基準に、証券金融会社で入札によって決定します。

分割後の建玉単価 = 当初建玉単価 - 権利処理価格

【売り入札の事例】 2007年3月末に日本電気硝子(5214)が1→1.5の株式分割を行いました。

・権利付最終日2007年3月26日終値 3,030円 ・権利落ち理論価格=3,030円÷1.5=2,020円・・・・・(A) ・権利処理価格の理論値 3,030円 - 2,020円=1,010円 ・権利処理価格(証券金融会社での入札価格) 1,029.82円 ・権利付最終日終値で建玉したとすると、分割後の建玉単価は 3,030円 – 1,029.82円=2,000.18円・・・・・(B) ・(A)よりも(B)が安いので、信用取引は買い建玉が有利で売り建玉が不利になる結果となりました。これは権利処理価格が理論値より高かったことによります。

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貸株残高が融資残高より多い場合、証券金融会社には現金が残ります。証券金融会社は、株式の貸し手に対して、分割新株を返さなくてはなりません。従って、証券金融会社にある現金で、入札によって新株を買い付けます。そして、現金が減少した分だけ、建玉単価を調整します。これにより、投資家の建玉株数は変わらずに建玉単価を調整できるというわけです。

融資残高

証券会社 証券金融会社

株式

入札

分割新株買付

返却用分割新株

現金

建玉単価調整

なお、マルサントレードでは、権利入札へのお客様の参加は取り扱っておりませんので、ご注意ください。

貸株残高

買い入札

売り入札とは逆に、証券金融会社において、融資残高(買い残高)より貸株残高(売り残高)が多い場合は、買い入札となります。

【買い入札の事例】 2007年6月末にCIJ(4826)が1→1.1の株式分割を行いました。

・権利付最終日2007年6月25日終値 579円 ・権利落ち理論価格=579円÷1.1=526.36円・・・・・(A) ・権利処理価格の理論値 579円 – 526.36円=52.64円 ・権利処理価格(証券金融会社での入札価格) 52.56円 ・権利付最終日終値で建玉したとすると、分割後の建玉単価は 579円 – 52.56円=526.44円・・・・・(B) ・(A)も(B)も価格がほとんど変わらない結果となりました。これは入札が理論価格どおりに行われたということです。

分割後の建玉単価 = 当初建玉単価 - 権利処理価格

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信用建玉の権利処理は注意が必要!

前ページで紹介した日本電気硝子(5214)とCIJ(4826)は権利処理価格が理論価格に近くなっていますが、銘柄によっては権利処理価格が理論価格と大きく乖離する場合がありますのでご注意ください。

信用建玉の株式分割のまとめ

(1)の分割比率が「1→整数倍の分割比率」のケース

建玉の株数は、分割比率の分だけ増えます。

建玉の単価は、分割前の建玉単価を分割比率で割った単価となります。

1,000株 900円

1,000株 450円

1,000株 450円

(例)分割比率1→2

分割前 分割後

(2)の分割比率が「1→小数点が付く分割比率」のケース

1,000株 900円 1,000株

610円

(例)分割比率1→1.5 権利処理価格:290円

分割前 分割後

500株 290円

証券金融会社において行われる権利入札により権利処理価格を決定します。

権利落日以降も買付(売付)株数は1,000株のまま変わりません。

約定値段は最初の売買値(900円)から権利処理価格(290円)を控除した610円になります。

株式分割後の約定値段は、株式分割の比率で除算した600円となるわけではありませんのでご注意ください。

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疾風(はやて)くんでは、信用情報を画面上部メニュー「投資情報(I)」>メニュー「信用情報」で表示することができます。

(13)信用情報画面

貸借倍率: 証券金融会社が公表しているもので「融資残高÷貸株残高」で算出されます。

信用倍率: 証券取引所が公表している信用残高を用い「買い残高÷売り残高」で算出されます。

回転日数: 信用取引でポジション(建玉)をもってから平均して何日間でポジションを解消したかを示すものです。ポジションをもってからポジションを解消するまでを1回転とし、A銘柄の回転日数が10日だった場合は、A銘柄を手がけた人は平均的に10日で1回転するということになります。 回転日数が小さいほど売買が活発で、大きいほど売買が活発ではないことになります。絶対的な基準はないのですが、5日以下の数値で売買が活発、10日以上の数値で売買が活発ではないという見方をすることが多いようです。疾風くんでは、画面上部メニュー「投資情報(I)」>メニュー「信用情報」で表示することができます。以下の計算式で算出されていますが、複数日のデータが必要となるので、マルサンボード(疾風くん)上のデータだけでお客様が計算することはできません。 【計算式】 回転日数={(融資残高株数の一日平均+貸株残高株数の一日平均)×2}÷{(融資新規株数+融資返済株数+貸株新規株数+貸株返済株数)÷営業日数} ・一日平均:5営業日の平均 ・新規株数、返済株数:営業日数分の合計株数 ・営業日数:5営業日

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■ 金融商品取引法に基づく重要な注意事項

〔当社の概要〕

商号等:丸三証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第167号

加入協会:日本証券業協会

〔手数料等の概要〕

上場有価証券等に関する手数料等の概要

・「一日コース」による株式の売買取引には、売買代金に対し最大税込0.088%(30万円以下の場合

は264円)の委託手数料をいただきます。

・「銘柄コース」による株式の売買取引には、売買代金に対し最大税込0.110%(20万円以下の場合

は220円)の委託手数料をいただきます。

・「一日コース」又は「銘柄コース」選択の場合でも、コールセンターにて株式注文を発注された場合、

および信用取引でマルサントレードの返済期日までに返済されなかった強制返済注文については、

売買代金に対し最大税込0.6325%(434,783円以下の場合は2,750円)の委託手数料をいただきま

す。

・「単元未満株」による株式の売買取引には、売買代金に対し最大税込0.880%(12,500円以下の場

合は110円)の委託手数料をいただきます。

・株式を募集・売出し等により取得する場合は、購入対価のみのお支払となります。

・信用取引により株式等を売買する場合は、上記委託手数料とは別に、委託保証金として売買代

金の40%以上かつ30万円以上の預託が必要となります。その他に信用取引口座管理料及び信用

権利処理等手数料をいただきます。また新規買付の場合、買付代金に対する金利を、新規売付の

場合、売付株式等に対する貸株料及び品貸料をいただきます。

・上記のほか、信用取引の売付けの場合、1株当たりの配当金から源泉徴収税額相当分を控除し

た額(配当相当額)をお支払いただく場合があります。この配当相当額は決済後に発生する場合

がありますので、注意してください。

投資信託に関する手数料等の概要

・投資信託の購入等にあたりお客様にご負担いただく費用として、申込手数料(申込時に直接ご負

担いただく費用)、信託財産留保金(換金時に直接ご負担いただく費用)、信託報酬(保有期間中に

間接的にご負担いただく費用)などがあります。

・これらの費用は商品毎に異なりますので、詳細は各商品の目論見書又は当社ホームページの各

商品ページをご確認ください。

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本資料は投資判断の参考となる情報提供を目的とし、信頼できると思われる各種データに基づき作

成したものですが、正確性・完全性を保証するものではありません。本資料に記載された意見・予測

等は、作成時点における当社判断に基づくもので、今後予告なしに変更される可能性があります。投

資に関する最終決定はご自身の判断で行ってください。丸三証券及びその関連会社、役職員が、本

資料に記載されている証券もしくは金融商品について、自己売買または委託売買取引を行うことがあ

ります。この資料のいかなる部分も一切の権利は丸三証券株式会社に帰属しており、電子的または

機械的な方法を問わず、無断で複製または転送等を行うことを禁じます。

〔リスクについて〕

上場有価証券等に関するリスク

・株価の変動等により損失が生じる恐れがあります。外国株式は、為替相場の変動等により損失が

生じる恐れがあります。

・信用取引では委託保証金の額に対して最大2.5倍の投資が可能です。したがって信用取引において

は損失の額が預託した委託保証金の額を上回る可能性があり、投資元本以上の損失が生じる恐れ

があります。

投資信託に関するリスク

・主な投資対象が国内株式である投資信託の基準価額は、組み入れた株式の値動きにより上下しま

すので、これにより投資元本を割り込む恐れがあります。

・主な投資対象が円建て公社債である投資信託の基準価額は、金利の変動等による組み入れ債券

の値動きにより上下しますので、これにより元本を割り込む恐れがあります。

・主な投資対象が株式・一般債にわたっており、且つ、円建・外貨建の両方にわたっている投資信託

の基準価額は、組み入れた株式や債券の値動き、為替相場の変動等の影響により上下しますので、

これにより投資元本を割り込む恐れがあります。

・これらのリスクは商品毎に異なりますので、詳細は各商品の目論見書又は当社ホームページの各

商品ページをご覧ください。

〔契約締結前交付書面等について〕

※各商品等のご購入のお申込にあたりましては、当社より所定の契約締結前交付書面(投

資信託においては目論見書及び目論見書補完書面)を交付いたします。書面をよくお読み

いただき内容を十分にご理解いただいたうえでお申込いただきますようお願いいたします。

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