37
番号 番号 2204 保 育 の 心 理 学 (2) 2 2350 環境の指導法 24 2206 3 2352 表現の指導法Ⅰ(1) 25 2216 ICT (1) 4 2353 表現の指導法Ⅰ(2) 26 2217 ICT (2) 5 2354 表現の指導法Ⅱ(1) 27 2224 児童心理学実験 6 2355 表現の指導法Ⅱ(2) 28 2225 データ処理入門 7 2365 教育実習(幼) 29 2311 8 2366 事前事後指導(幼) 30 2326 9 2371 31 2332 10 2382 子どもの保健Ⅱ 32 2333 11 2383 子どもの食と栄養 33 2335 国語科教育法 12 2387 34 2336 社会科教育法 13 2390 35 2337 算数科教育法 14 2394 保育実習指導Ⅱ 36 2338 15 2395 37 2339 生活科教育法 16 2340 音楽科教育法 17 2341 図画工作科教育法 18 2342 家庭科教育法 19 2343 体育科教育法 20 2344 道徳教育の研究 21 2348 健康の指導法 22 2349 人間関係の指導法 23 【シ ラ バ ス】児童学科3年次 ~目次~

【シ ラ バ ス】児童学科3年次 ~目次~2311 生 活 科 総 論 8 2366 事前事後指導(幼) 30 2326 家 庭 科 実 習 9 2371 社 会 福 祉 31 2332 教 育 史

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番号 科 目 名 頁 番号 科 目 名 頁

2204 保 育 の 心 理 学 (2) 2 2350 環 境 の 指 導 法 24

2206 臨 床 心 理 学 3 2352 表現の指導法Ⅰ(1) 25

2216 ICT 活 用 法 (1) 4 2353 表現の指導法Ⅰ(2) 26

2217 ICT 活 用 法 (2) 5 2354 表現の指導法Ⅱ(1) 27

2224 児 童 心 理 学 実 験 6 2355 表現の指導法Ⅱ(2) 28

2225 デ ー タ 処 理 入 門 7 2365 教 育 実 習 ( 幼 ) 29

2311 生 活 科 総 論 8 2366 事前事後指導 (幼) 30

2326 家 庭 科 実 習 9 2371 社 会 福 祉 31

2332 教 育 史 10 2382 子 ど も の 保 健 Ⅱ 32

2333 教 育 行 政 11 2383 子どもの食と栄養 33

2335 国 語 科 教 育 法 12 2387 障 害 児 保 育 34

2336 社 会 科 教 育 法 13 2390 言 語 表 現 35

2337 算 数 科 教 育 法 14 2394 保 育 実 習 指 導 Ⅱ 36

2338 理 科 教 育 法 15 2395 保 育 実 習 Ⅱ 37

2339 生 活 科 教 育 法 16

2340 音 楽 科 教 育 法 17

2341 図画工作科教育法 18

2342 家 庭 科 教 育 法 19

2343 体 育 科 教 育 法 20

2344 道 徳 教 育 の 研 究 21

2348 健 康 の 指 導 法 22

2349 人間関係の指導法 23

【シ ラ バ ス】児童学科3年次 ~目次~

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【2204】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

保育の心理学(2) 森川 夏乃 3年次 児童学科

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目,「△」は選択科目

前期 2卒業必修 選択 小学校 幼稚園 保育士

○ ○ ○

授業の到達目標およびテーマ

目 標:幼稚園,保育園での実習や実践に応用可能な子どもの発達と心理について理解し,適切に対処できるための基礎的理論,知識を習得すること。テーマ:子ども理解と適切な援助

授業概要

幼児期,児童期の子どもたちの心身の発達過程や,その発達援助の方法,保育上の問題に対する適切な対処のための基礎的理論,知識について学ぶ。また,具体的な事例検討を通して,実習で子どもたちと関わる際に必要な言葉がけ,援助の方法などについて理解を深めていく。

授業計画(各回のテーマあるいは到達目標)

第 1回:「学び」とは第 2回:学びの理論第 3回:記憶第 4回:動機づけ第 5回:教師からの影響第 6回:保育の環境第 7回:様々な保育実践第 8回:仲間関係の発達と発達援助第 9回:発達の課題に応じた援助第10回:発達検査の活用第11回:問題行動への対応第12回:ハイリスクの親への支援第13回:虐待の防止と支援第14回:発達援助における協働第15回:就学への支援

履修上の注意等

各回の授業内容についてよく整理し,積極的に事例検討や討論に参加していくことで,児童の心理や援助について理解を深めていくこと。

教科書 特になし。必要に応じて資料を配布する。

参考書 福沢周亮(監修)「保育の心理学-子どもの心身の発達と保育実践-」教育出版

成績評価の方法等

筆記試験(80%)とレポート(20%)により評価

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【2206】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

臨床心理学 森川 夏乃 3年次 児童学科

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

前期 2卒業必修 選択 小学校 幼稚園 保育士

授業の到達目標およびテーマ

目標:児童・生徒の心理的問題や,問題行動の背景について理解し,実践現場においてそれらに対応することのできる力を養うこと。テーマ:児童・生徒の心理的問題,問題行動の理解と対応

授業概要

教師として適切に生徒に関わることができるよう,児童・生徒の心理的問題や問題行動,そのアセスメントや,対応・支援方法についての基礎的理論や知識を習得する。また,問題の見立てやカウンセリングの基本について,具体的なワークショップを通して体験的に学び,実践場面につなげていくことを目的とする。

授業計画(各回のテーマあるいは到達目標)

第 1回:心理理解の必要性:発達障害第 2回:乳幼児期の心理的問題第 3回:児童・思春期の心理的問題第 4回:うつ病・心身症第 5回:不登校の背景理解と支援第 6回:非行の背景理解と支援第 7回:虐待の背景理解と支援第 8回:アセスメントの活用(性格検査,発達検査)第 9回:見立て(観察法,面接法)第10回:面接練習・傾聴練習第11回:介入の理論モデル:認知行動療法第12回:介入の理論モデル:家族療法第13回:カウンセリング練習第14回:事例検討第15回:コミュニティへの支援

履修上の注意等

実習場面にも応用できるように,自分の頭を使ってよく考え,ワークには積極的に参加すること。

教科書 特になし。必要に応じて資料を配布する。

参考書 下山晴彦(編)「よくわかる臨床心理学」ミネルヴァ書房

成績評価の方法等

筆記試験(80%)とレポート(20%)により評価

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【2216】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

ICT活用法(1) 奈良 拓哉 3年次 児童学科

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

前期 1卒業必修 選択 小学校 幼稚園 保育士

○ △

授業の到達目標およびテーマ

 目 標 : 情報表現の特色や意義を理解し、その情報に適切な加工を加え、  受発信する能力を養う。 テーマ : 機器やデータ・ファイルの特性を理解し、表現の方法を研究する。

授業概要

  ネットワーク等から情報を収集し、加工する能力は今や必要不可欠な技術であ る。得た情報を蓄積しそれを分析する能力はもちろん、その情報を基に新たな情 報を創造し発信するケースも少なくない。  授業では、情報表現の意義や特色について理解するとともに、適切に伝わりや すく表現する方法や、それを発信する技術を学ぶ。

授業計画(各回のテーマ

あるいは到達目標)

 第1回 デザインの認知と知覚について 第2回 情報の収集・加工・創造について 第3回 色による感じ方の違いについて 第4回 図解表現の分類と効果 第5回 図解を用いた資料作成 第6回 静止画の加工 第7回 構図について 第8回 写真の撮影 第9回 写真の加工 第10回 写真の印刷 第11回 アニメーションGIFの作成 第12回 音声データの種類 第13回 音声データの加工 第14回 Music CDについて 第15回 音声データの活用

履修上の注意等

 毎日の生活の中で見る、雑誌や新聞・ホームページ・テレビ等のレイアウトに 関心をはらい、デザインセンス向上を意識してほしい

教科書  特になし

参考書  随時参考資料を配布する

成績評価の方法等

 授業参加度(20%)、提出課題(80%)を総合して評価

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履修上の注意等

 前期開講の「ICT活用法(1)」を履修しておくことが望ましい。

教科書  特になし

参考書  随時参考資料を配布する

成績評価の方法等

 授業参加度(20%)、提出課題(80%)を総合して評価

授業の到達目標およびテーマ

 目 標 : 情報表現の特色や意義を理解し、その情報に適切な加工を加え、       受発信する能力を養う。 テーマ : 機器やデータ・ファイルの特性を理解し、表現の方法を研究する。

授業概要

  ネットワーク等から情報を収集し、加工する能力は今や必要不可欠な技術で ある。得た情報を蓄積しそれを分析する能力はもちろん、その情報を基に新た な情報を創造し発信するケースも少なくない。  授業では、情報表現の意義や特色について理解するとともに、適切に伝わり やすく表現する方法や、それを発信する技術を学ぶ。

授業計画(各回のテーマあるいは到達目標)

 第1回 ファイルの種類と特性について 第2回 ファイルの圧縮・解凍について 第3回 動画の活用 第4回 動画制作(1)-ソフトウエアの概要

 第5回 動画制作(2)-素材の加工

 第6回 動画制作(3)-音声データの準備

 第7回 動画制作(4)-DVD-Videoの特徴

 第8回 ホームページ制作(1)-ソフトウエアの概要

 第9回 ホームページ制作(2)-素材の加工

 第10回 ホームページ制作(3)-リンクについて

 第11回 ホームページ制作(4)-アップロードについて

 第12回 ソフトウエア開発(1)-開発環境について

 第13回 ソフトウエア開発(2)-アルゴリズムについて

 第14回 ソフトウエア開発(3)-プログラミング 第15回 情報化社会の現状とこれから

保育士

○ △

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

後期 1卒業必修 選択 小学校 幼稚園

【2217】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

ICT活用法(2) 奈良 拓哉 3年次 児童学科

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履修上の注意等

3年次前期の「データ処理入門」を履修することが望ましい。

教科書 特になし

参考書 特になし

成績評価の方法等

授業参加状況と心理実験に関するレポートによって評価する。

授業の到達目標およびテーマ

目 標:自己理解と児童理解の方法を習得し、将来の実践に活用出来るようにする。各種性格検査、心理実験、尺度の実施とデータ分析を通じて、心理学的手法による人間理解の実際について学ぶとともに、心理・教育統計の基礎とその使用方法を習得する。テーマ:心理テスト、調査、実験の実施方法の体験的習得

授業概要

心理学の基礎としての実験、調査、テスト、心理統計などを習得させる。性格検査を通して自己理解と自己分析を、実験では、計画・実施・データ処理と分析、レポート作成の方法を学ばせる。実際に尺度の作成と分析を行わせ、実施上の留意点などについて、具体的に考えさせる。

授業計画(各回のテーマ

あるいは到達目標)

第 1回:心理実験の方法と記述統計(記憶における有意味度と間隔項目数の影響)第 2回:性格検査①エゴグラム(交流分析理論による自己分析)第 3回:性格検査②YGテスト第 4回:性格検査③クレペリン検査第 5回:調査法①尺度の作成第 6回:心理実験①鏡映描写第 7回:心理実験②錯視第 8回:心理実験③ストループ効果第 9回:心理実験④ドット・プローブ課題第10回:心理実験⑤心的回転と視覚的探索第11回:心理実験⑥プライミング課題第12回:心理実験⑦系列位置効果第13回:心理実験⑧リーディングスパンテスト第14回:調査法②尺度の項目分析第15回:調査法③作成した尺度の分析結果を発表

保育士

○ △

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

後期 1卒業必修 選択 小学校 幼稚園

【2224】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

児童心理学実験 小林 琢哉 3年次 児童学科

Page 7: 【シ ラ バ ス】児童学科3年次 ~目次~2311 生 活 科 総 論 8 2366 事前事後指導(幼) 30 2326 家 庭 科 実 習 9 2371 社 会 福 祉 31 2332 教 育 史

履修上の注意等

本授業の内容はデータ分析の方法であって、統計学ではないことに注意してください。

教科書 特になし(授業内でプリントを配布する)

参考書 特になし(授業内でプリントを配布する)

成績評価の方法等

各回に課す授業内レポートの合計によって評価する。

授業の到達目標およびテーマ

到達目標:オープンソースの統計解析環境Rを用いたデータ分析方法の基礎を身に付ける。テーマ:本授業では、質問紙調査・心理実験などのデータの分析に必要な統計解析の基礎を学ぶ。記述統計・推測統計からはじめて、重回帰分析・因子分析などの多変量解析の使用法を学ぶ。

授業概要

RとRコマンダーによるデータ処理と記述統計・推測統計と各種の検定方法を学ぶことを目的とする。単にソフトウェアの使用方法を理解するだけでなく、心理学の研究に用いられている分析手法を学ぶ過程で、データの種類と研究目的に合った検定方法を使用できるようになることを目指す。また、検定の結果を卒業論文やレポートに記載するための書式をも学ぶ。

授業計画(各回のテーマ

あるいは到達目標)

第 1回:Rの使用方法とデータの扱い方(データファイルの読み込み、基本的な関数)第 2回:Rによる記述統計(基本統計量、ヒストグラムなど)第 3回:パラメトリック検定①等分散性の検定と独立な2群の検定第 4回:パラメトリック検定②対応のあるt検定第 5回:パラメトリック検定③1要因の分散分析と多重比較第 6回:パラメトリック検定④2要因の分散分析と下位検定

第 7回:ノンパラメトリック検定①二項検定・χ2検定・残差検定第 8回:ノンパラメトリック検定②フリードマン検定・ウィルコクスン順位和検定第 9回:テスト理論①古典的テスト理論による項目分析第10回:テスト理論②項目反応理論によるの項目分析第11回:多変量解析①相関係数の算出と無相関検定第11回:多変量解析②因子分析・主成分分析第12回:多変量解析③単回帰・重回帰分析第13回:多変量解析④ロジスティック回帰分析第14回:多変量解析⑤多重回答の分析(対応分析)第15回:検定結果と効果量

保育士

○ △

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

前期 1卒業必修 選択 小学校 幼稚園

【2225】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

データ処理入門 小林 琢哉 3年次 児童学科

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履修上の注意等

生活科の全体像を、小学校学習指導要領解説「生活編」を中心に講義を進め、明らかにしていく。

教科書 小学校学習指導要領解説「生活編」(文部科学省著作・日本文教出版発行)

参考書「生活科・新たなるステージへ」(日本文教出版・村川雅弘他編著)「生活科事典」(東京書籍・中野重人編)、教師用指導書等

成績評価の方法等

筆記試験(80%)、レポート等(10%)、授業への意欲的参加状況(10%)

授業の到達目標およびテーマ

目 標: 生活科の目標や内容、指導計画と内容の取扱い、学習の進め方、配慮事項    等について理解し、生活科の全体像を説明することができる。また、幼児教    育と小学校との円滑な接続に果たす生活科の役割を理解(教育要領と生活科    の内容・スタートカリキュラム等)し、レポート等に記述することができ    る。テーマ: 「生活科の全体像と生活科が果たす役割の理解」

授業概要

平成元年に新設され、2回目の改訂が行われた生活科、その目標や内容、時代の要請のもとに改善された内容や取扱い、配慮事項等についての理解を深め、生活科の全体像を明らかにする。また、「生活科とはこのような教科で、このような子ども像を目指す教科である」と説明できるようになることを目指す。特に、幼小連携の接続における生活科の役割について習得させたい。

授業計画(各回のテーマ

あるいは到達目標)

第 1回: 生活科新設の時代背景・「Sense of Wonder」と生活科第 2回: 小1プロブレムと生活科の果たすべき役割第 3回: 生活科の目標・教科目標・学年目標・目標の趣旨第 4回: 生活科の内容・内容構成・基本的な視点・具体的な視点第 5回: 内容を構成する学習活動や学習対象・階層性第 6回: 生活科の内容(1)・内容(2)・内容(3)の要点について第 7回: 生活科の内容(4)・内容(5)・内容(6)の要点について第 8回: 生活科の内容(7)・内容(8)・内容(9)の要点について第 9回: 指導計画作成上の配慮事項①留意点について第10回: 指導計画作成上の配慮事項②参考例の提示第11回: 内容の取扱いについての配慮事項第12回: 指導計画の作成と特質・学習指導の特質第13回: 年間指導計画の作成の配慮事項第14回: 単元計画の作成・学習の進め方・スタートカリキュラム第15回:生活科についてのレポート作成・講義のまとめ

保育士

○ △ △

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

前期 1卒業必修 選択 小学校 幼稚園

【2311】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

生活科総論 長尾 明義 3年次 児童学科

Page 9: 【シ ラ バ ス】児童学科3年次 ~目次~2311 生 活 科 総 論 8 2366 事前事後指導(幼) 30 2326 家 庭 科 実 習 9 2371 社 会 福 祉 31 2332 教 育 史

【2326】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

家庭科実習 葛西 美樹 3年次 児童学科

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

後期 1卒業必修 選択 小学校 幼稚園 保育士

○ △

授業の到達目標およびテーマ

目 標:小学校家庭科で取り扱う被服領域の実習について、知識と技術を習得することを目的とする。テーマ:小学校家庭科の実習における指導法の習得と専門的技術の向上

授業概要家庭科教育法の講義内容を基に、被服分野の基礎的知識、技術を習得する。また、幼児児童の実態に即した用具の安全な取扱いや環境の整備などについて総合的に学習する。

授業計画(各回のテーマ

あるいは到達目標)

  第 1回 講義概要ガイダンス・裁縫用具の説明

実習① 手縫いを主とする作品(ティッシュケース) 第 2回 図案の決定、布の裁断、チャコペーパーの使い方、玉結び、玉どめ、かがり縫い 第 3回 なみ縫い 全体の1/2(刺し子) 第 4回 なみ縫い 残りの1/2(刺し子) 第 5回 仕立て(接着芯の使い方、半返し縫い、本返し縫い) 第 6回 仕立て(閂どめ、仕上げ)、布の購入方法

実習② ミシン縫いを主とする作品 ‐基礎‐ 第 7回 型紙の作成、布の裁断、躾のかけ方 第 8回 ミシンの使い方 第 9回 ボタンの付け方

実習③ ミシン縫いを主とする作品 -応用‐ 第10回 型紙の作成、布の裁断、躾のかけ方 第11回 袋物の縫い方 第12回 マチの作り方、ひもの通し方

実習④ 染色 ‐身近な材料を使った絞り染め- 第13回 輪ゴムや割箸を使った模様付け 第14回 染色(タマネギの皮を使用)

実験① 被服の保健衛生機能の把握(吸水性) 第15回 バイレック法による吸水実験

履修上の注意等

①自宅でも復習に努め、技術の定着を図ること。②家庭科教育法と関連させて講義を進める。③材料費は実費負担となる。

教科書新編 新しい家庭5・6(東京書籍)小学校学習指導要領解説 家庭編(文部科学省)

参考書 特になし

成績評価の方法等

レポート・作品(80%)、実技試験(10%)、実習態度・参加状況(10%)

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履修上の注意等

課題意識を持って、授業に臨んでほしい。

教科書 『近代教育史』教員養成研究会編 自作『プリント資料集』

参考書 その都度紹介する

成績評価の方法等

小論文試験(80%) 授業態度と授業参加状況(20%)

授業の到達目標およびテーマ

人間形成の基本である意図的教育は、各時代の経済や生活上の特質を反映し、各国が政治体制の一環として今日まで進められてきたことを理解させる。そのために、西洋や日本の教育の概括的な変遷と教育内容や教育方法の進展を把握させたい。あわせて各時代や、先進国の著名な教育学者や教育実践家の教育思想を深くとらえ、教育史の重要性を綜合的に理解させる。

授業概要

多くの教育学者が共同執筆したテキストを中心に、教育資料や事例を多く紹介・提示し、西洋と日本の教育の変遷を概観させる。今日まで先人が果たした役割を紹介しながら、意義深く理解するような授業を行う。反面、国家や権力者の犠牲になった学童や生徒が存在したことも取り上げる。

授業計画(各回のテーマあるいは到達目標)

第1回 第1章 教育史を学ぶ意義 教育の町弘前         教育と政治第2回 第2章 古代ギリシャ・中世の教育         ポリス、ソクラテス、僧院教育、暗黒時代第3回 第3章 近代教育の黎明         ルネサンス、宗教改革と教育第4回 第4章 自然科学とリアリズム教育         自然科学の進化と宗教との矛盾第5回 第5章 絶対主義者の教育         教育改革者 ルソーの教育思想第6回      教育実践・改革者 ペスタロッチの影響第7回 第6章 産業改革と教育         子どもの労働・犠牲第8回 第7章 19世紀の教育改革         ヘルベルト、フレーベル、デューイなど第9回 第8章 日本の近世教育         藩校、寺子屋、私塾第10回 第9章 近代教育の創始期         『学問のすすめ』、学制、教育令、学校令第11回 第10章 近代教育制度の確立         教育勅語と儒教精神の浸透第12回      教育内容の変化 皇国史観第13回 第11章 大正期の自由教育         新教育運動、八大教育主張第14回 第12章 国家統制下の教育         戦時下の制度と内容(学徒動員・学童疎開)第15回 第13章 新制度の教育         現今の教育までの制度と内容の確立までの概略

保育士

○ ○ ○

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

前期 2卒業必修 選択 小学校 幼稚園

【2332】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

教育史 福士 光俊 3年次 児童学科

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【2333】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

教育行政 齋藤 雅俊 3年次 児童学科

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

後期 2卒業必修 選択 小学校 幼稚園 保育士

○ ○ ○

授業の到達目標およびテーマ

到達目標:近代公教育、教育行政の原理と諸概念、教育法規や教育財政、学校経営・管理等についての基礎的知識を習得し、教育制度全般についての理解を深める。

テーマ:教育行政・制度の成立と展開について

授業概要

近代国家の成立とともに公教育制度が整備され、それを具体的に実現するために教育行政が成立し展開されてきたが、特に、近代公教育制度の歩み、教育行政・制度の原理と諸概念、教育法規や教育財政制度、学校経営・管理、カリキュラム行政、近現代の教育政策史等について広く概観し、理解を深めながら、現代の教育問題やこれからの教育のあり方についても考えていく。

授業計画(各回のテーマ

あるいは到達目標)

第 1 回:近代公教育制度の成立 第 2 回:教育行政の成立と諸概念 第 3 回:教育法規 第 4 回:教育財政制度 第 5 回:中央・地方教育行政(1):文部科学省を中心に 第 6 回:中央・地方教育行政(2):教育委員会を中心に 第 7 回:学校教育行政・学校体系 第 8 回:教育内容・教育課程行政 第 9 回:学校管理・学校経営 第10回:教育職員の人事行政 第11回:生涯学習・社会教育 第12回:職業教育・キャリア教育 第13回:就学前教育 第14回:特別支援教育 第15回:現代の教育問題と文部科学省の施策

 定期試験

履修上の注意等

配布プリントが多いため、各自ファイルを用意すること。新聞、テレビ等の教育関係記事やニュースにも関心をはらうこと。

教科書 特になし。

参考書 随時、まとめプリントを配布する。

成績評価の方法等

期末試験(70%)、レポート・小テスト・提出物等(30%)

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第1回~3回「新学習指導要領(国語科)」

第1回 教育基本法や学校教育法の改正による学習指導要領

第2回 新しい国語科における「基礎的・基本的な知識・技能」

第3回 「思考力・判断力・表現力等」を培う学習力

第4回~6回「国語の重要性」

第4回 各教科の中核に位置し、国語力の育成を担う国語科

第5回 知的活動の基盤 文化の基盤

第6回 目的や相手に応じて活用できる言語能力

第7回~8回「国語力を身につける国語教育」

第7回 基礎的・基本的知識と思考力・表現力

第8回 言語活動の充実

第9回~11回「言語文化に関する教育の充実(語り聞かせの研究)」

第9回 やさしい文語調の短歌や俳句

第10回 諺、慣用句、故事成語

第11回 親しみやすい古文や漢文

第12回~15回「学習指導案」(「ごんぎつね」新美南吉 作)

第12回 「ごん」が直面した問題をどのように解決したか。

第13回 場面の移り変わりや登場人物の行動

第14回 情景描写など優れた表現の理解

第15回 指導案の作成・発表

特になし。

成績評価の方法等

小テスト(45%)、課題プリント提出(50%)、授業参加状況(5%)等で評価する。

授業の到達目標およびテーマ

○国語の重要性と国語力をつけるにはどうすべきかを考え、教師として国語教科を 指導する学習指導方法等について学ぶ。○国語教科指導法と実践

授業概要新学習指導要領の理解に努めるとともに、国語の素養を図り、教師としての範たるべき意気込みについて学ぶ。他にプリント学習を通して、相手にわかりやすい話し方の工夫等について学習する。

授業計画(各回のテーマあるいは到達目標)

履修上の注意等

国語的素養をつける研修を積みながら、国語科を担当する教師としての自立を目指す。

教科書教科書等は使用しないが、随時プリントを配付して、それを参考にしながら学習する。

参考書

保育士

○ ○

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

通年 2卒業必修 選択 小学校 幼稚園

【2335】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

国語科教育法 鳴海 安雄 3年次 児童学科

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履修上の注意等

日常の生活、書籍、マスコミやインターネット等をとおして、現在と過去における地域と日本、世界における様々な出来事や事象に関心をもつ。

教科書「小学校学習指導要領解説 社会編」 文部科学省 (東洋館出版社)「新編 新しい社会3・4」上・下(東京書籍)

参考書 特になし

成績評価の方法等

試験・レポート(80%)、授業参加状況・授業態度(20%)

授業の到達目標およびテーマ

社会科教育の本質、小学校社会科学習指導要領の目標と内容を理解し、実際の授業における基礎的知識と指導技術を習得する。社会科教育の理解と授業における指導力の向上

授業概要講義・模擬授業をとおして社会科教育の本質、学習指導要領の目標と内容を理解し、指導技術を習得する。学習をとおして社会的思考力の向上を図る。

授業計画(各回のテーマ

あるいは到達目標)

第1回  社会科とはなにか① 社会科教育の本質、社会科の成立と展開第2回  社会科とはなにか②  学習指導要領のめざすもの、社会科の改善の基本方針  社会科の目標と学習内容の概要第3回  小学校3学年・4学年の目標と内容第4回  地域学習の指導 地域の調べ方、地域教材・地域の人材 「わたしのまち みんなのまち」第5回  弘前街探検① 研究計画の策定(実施の目的と留意点)第6・7回   〃  ② 街探検の実施第8回    〃  ③ 壁新聞の作成(作成方法と作品紹介)第9回    〃  ④ 発表と評価第10回 学習指導案の作成①  基本的な考え方・作成上の留意点第11回   〃     ②  指導案作成、指導案検討会第12回 模擬授業の実施①  A班第13回   〃    ②  B班第14回   〃    ③  C班第15回 まとめ  社会科教師に求められるもの

保育士

○ ○

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

通年 2卒業必修 選択 小学校 幼稚園

【2336】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

社会科教育法(後期担当)石戸谷 繁

3年次 児童学科

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【2337】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

算数科教育法 伊藤  學 3年次 児童学科

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

通年 2卒業必修 選択 小学校 幼稚園 保育士

○ ○

授業の到達目標およびテーマ

目標:算数科教育の目標、指導内容、指導および評価方法についての理解を深め、小学校教員として必要な実践的能力の基礎を養う。テーマ:「惨数・数が苦」から「讃数・数楽」へ

授業概要小学校算数・中学校数学の目標・内容を分析することにより、算数・数学の特性を理解し、自作教具の製作や教材研究、教材開発を絡めながら授業形態を含む講義・演習を行う。

授業計画(各回のテーマあるいは到達目標)

第1回:ガイダンス第2回:小学校算数科の目標(教科の目標)第3回:小学校算数科の目標(1・2年)第4回:小学校算数科の目標(3・4年)第5回:小学校算数科の目標(5・6年)第6回:小学校算数科の内容構成(数と計算)第7回:小学校算数科の内容構成(数と計算)第8回:小学校算数科の内容構成(量と測定)第9回:小学校算数科の内容構成(量と測定)第10回:小学校算数科の内容構成(図形)第11回:小学校算数科の内容構成(図形)第12回:小学校算数科の内容構成(数量関係)第13回:小学校算数科の内容構成(数量関係)第14回:中学校数学科の内容構成(小学校算数との関連)第15回:中学校数学科の内容構成(小学校算数との関連)

*第6回以降は、中学校数学の領域との関連(系統性)や、教材研究・自作教具・教材開発 にもふれ、授業形態や演習も盛り込む。また、扱う内容の順序は入れ替わることもあるし、組み合わせることもある。

履修上の注意等

三角定規(大1組)、コンパス、カッターを準備すること。毎回、レポートの提出あり。

教科書 しょうがっこうさんすう1年、2年上・下(学校図書)

参考書小学校学習指導要領解説(算数編)中学校学習指導要領解説(数学編)

成績評価の方法等

授業参加状況、問題演習、提出物等の総合評価。

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【2338】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

理科教育法 花田  裕 3年次 児童学科

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

通年 2卒業必修 選択 小学校 幼稚園 保育士

○ ○

授業の到達目標およびテーマ

学習指導要領の目標や内容に記載されているキーワードの用語を取り上げ、その意味を考察することによって、理科教育の基礎的な知識を習得する。また、習得した基礎的な知識や考え方をもとに、指導略案を作成させることによって、実践的な指導法の基本が身につく。(前半)。テーマ: 実感を伴った小学校理科授業とは何か

授業概要

理科授業が観察・実験を中心として進められるのは、自然の事象や現象についての理解はもちろん、科学的な見方や考え方を育てることを重要視しているからである。そこで3年次では、主に理科教育の目標と内容、課題、理科カリキュラムの歴史的な経過等を取り上げ、授業事例を通し具体的に考察しながら知識を習得する。また、指導略案を作成し、児童が科学的な見方や考え方を学び取る指導法について体験的に考察する。

授業計画(各回のテーマ

あるいは到達目標)

第 1回 児童にとって理科学習とは何か。第 2回 理科カリキュラムの変遷第 3回 理科の目標について第 4回 3・4学年目標と学年内容の構成と観点について第 5回 5・6学年目標と学年内容の構成と観点について第 6回 「物質・エネルギー」における各学年の内容と連続性について第 7回 「生命・地球」における各学年の内容と連続性について第 8回 理科授業における学習過程について第 9回 指導細案の構成項目と観点について第10回 「わかった」と「できた」の違いについて第11回 評価方法について第12回 指導略案作成の検討(3,4学年の単元計画について)第13回 略案の作成演習(個別演習)第14回 3学年の模擬授業と討論①(導入から課題意識を高める部分まで)第15回 4学年の模擬授業と討論②(導入から課題意識を高める部分まで)

履修上の注意等

学習指導要領に書かれている意図を、しっかり読み取るようにしてほしい。

教科書 「小学校学習指導要領解説 理科編」文部科学省 大日本図書

参考書

「小学校教員志望学生のための理科教育入門書」(東洋館出版、松森靖夫、森本信也編著)、「授業づくりのための理科教育法」(東京書籍、左巻健男編著)、「若い先生のための理科教育学概論」(東洋館出版、畑中忠雄)、「未来を展望する理科教育」(東洋館出版、理科教育研究会著)

成績評価の方法等

小レポート(50%)、指導素案の作成演習への取り組み(40%)、授業態度(10%)。

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「生活科事典」(東京書籍・中野重人他編)、「生活科 新たなるステージへ(日本文教出版・村川雅弘他編著)、「教師用指導書 研究・資料編」(日本文教出版)

成績評価の方法等

筆記試験(70%)制作物・レポート等(20%)授業への意欲的な参加状況(10%)

授業の到達目標およびテーマ

目 標: 小学校低学年で取り扱う生活科の目標や指導内容を理解し、学習導案を作     成することができる。また、模擬授業や具体的な体験を通して生活科の指     導方法や教材研究の方法を習得できる。テーマ: 体験や活動を通して生活科学習の指導方法を体得する。

授業概要

現行教科書が取り上げている探検単元、遊び・製作単元、飼育栽培単元、成長単元の指導内容や児童の自立の基礎を養うための指導法(支援の仕方等)・教材研究の方法について学び、学習指導案を作成する。特に、学外授業による「素材マップ」の作成、それをもとにした授業の構想、製作活動などの具体的な体験活動を取り入れることによって、低学年児童のよさや可能性を引き出す指導方法や評価等の在り方を理解することができる。

授業計画(各回のテーマ

あるいは到達目標)

履修上の注意等

準備物は事前に連絡する。「自分物語」では、各自の誕生から現在までを折本や巻物、紙芝居にするので、写真(コピー)を事前に準備すること。

教科書 小学校学習指導要領解説「生活編」(文部科学省著作・日本文教出版発行)

参考書

保育士

○ ○

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

通年 2卒業必修 選択 小学校 幼稚園

【2339】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

生活科教育法 長尾 明義 3年次 児童学科

第 1回:生活科が目指す児童像

第 2回:生活科の9つの内容と

具体的な視点

第 3回:教科書の単元と教科内

容と具体的な視点

第 4回:探検単元について

指導内容・配慮事項

第 5回:三岳公園での活動を想

定した活動計画作成

第 6回:学外授業「三岳公園」

第 7回:活動の振り返り

第 8回:気付きの交流・発表

第 9回:飼育栽培単元について

第10回:飼育単元の配慮事項

第11回:栽培単元について

第12回:栽培単元の配慮事項

第13回:内容(8)について

第14回:幼小の接続について

第15回:前期のまとめ

第16回:製作単元のねらい

第17回:木の実で作る①

第18回:木の実で作る②

第19回:秋の公園①「ねらい」

第20回:秋の公園②

学外授業を予定

第21回:気付きの発表・交流

第22回:遊ぶ物の構想

第23回:遊び方の工夫

第24回:自分物語の構想

第25回:自分物語の製作

第26回:自分物語の製作

第27回:自分物語・コメント記入

第28回:発表・交流・反省⑤

第29回:生活科の評価について

第30回:総まとめ

※ 学外授業は天候によって

変更・中止の場合有り

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【2340】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

音楽科教育法(後期担当)一戸 智之

3年次 児童学科

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

通年 2卒業必修 選択 小学校 幼稚園 保育士

○ ○

授業の到達目標およびテーマ

目 標:小学校音楽科では、音楽を愛好する心情と音楽に対する感性を育てると共    に、豊かな情操を養えるよう指導していく必要がある。そのために本授業    では、基礎的な楽典およびピアノ演奏技術の習得を目指し、表現(歌唱・    器楽・音楽づくり)と鑑賞の両面から指導法を理解させることを目標とす    る。テーマ:小学校音楽科教育における学習指導の実際

授業概要

表現及び鑑賞の活動を通して、共通事項を踏まえながら実践的な授業を行っていくためには日頃より歌唱及びピアノの表現能力を養い、音楽理論について幅広く理解するとともに、より多くの鑑賞教材について知識と楽曲理解を深めていく必要がある。 授業内容については,小学校歌唱共通教材の中から各自選択し、ピアノ伴奏による歌唱のグループ発表等の演習と音楽づくり等の表現活動を多く取り入れながら授業を展開していく。

授業計画(各回のテーマ

あるいは到達目標)

第 1回:本授業の目的、概要と計画第 2回:小学校音楽科教育の目標と学習指導要領第 3回:音楽理論の基礎知識1(音程と音階について)第 4回:音楽理論の基礎知識2(和声とコードネームについて)第 5回:歌唱教材伴奏法1(伴奏の意義と留意点)第 6回:歌唱教材伴奏法2(実技演習)第 7回:管楽器の初歩的な演奏法と       それらの基礎的な知識について第 8回:鑑賞教材指導法1(学習指導要領)第 9回:鑑賞教材指導法2(楽曲の類別と形式)第10回:鑑賞教材指導法3(音楽家とその作品)第11回:西洋音楽史と西洋音楽教育史第12回:わが国の音楽教育の歩み第13回:音楽科の評価第14回:グループごとによる歌唱教材実技演習第15回:音楽科授業の実際(指導計画と指導案)

履修上の注意等

履修するにあたり、1、2年次に学習したピアノ実技及び音楽理論の基礎的な知識について十分に復習しておくこと。なお、ピアノ実技については毎日の練習を心掛けること。

教科書 教員養成課程 小学校音楽科教育法(教育芸術社)、学生の音楽通論(音楽之友社)

参考書 小学生の音楽1~6年生(教育芸術社)、小学校学習指導要領解説 音楽編

成績評価の方法等

筆記試験+実技試験(80%)、授業参加状況(20%)

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履修上の注意等

①事前に、参考資料に目を通し、必要な材料等を準備しておく。 ②日常、日本及び諸外国の美術作品や暮らしの中の作品に触れる機会を持つこと。

教科書 小学校学習指導要領解説「図画工作編」文部科学省(日本文教出版)

参考書 「ファインアート・新造形と美術」(浜島書店)

成績評価の方法等

授業参加状況(10%)、レポート・課題作品(50%)、定期試験(40%)

授業の到達目標およびテーマ

目 標:いろいろな素材による表現活動や鑑賞の教材研究を通して、指導に必要な材 料や用具に関する基礎的知識や技術を習得する。また、各学年の学習指導案 を作成する。テーマ:児童の特性に応じた表現や鑑賞活動の理解や指導の方法。

授業概要

いろいろな素材による表現活動や観賞の教材研究を通して図画工作科の役割と目標及び内容を理解し、指導に必要な材料や用具に関する基礎的知識や技術を習得する。また、指導目標・内容・方法・評価などにも触れ、理論と実践とを兼ね備えた学習を展開する。

授業計画(各回のテーマ

あるいは到達目標)

第1回   : 図画工作科の目標と各学年の内容 第2回   : 造形教育の歴史(日本,外国) 第3回   : いろいろな表現技法について         身近な素材による造形遊び①(マーブリング) 第4回   : 身近な素材による造形遊び②(コラージュ) 第5~6回 : 紙で作る動く人形の制作 第7~8回 : 紙工作の歴史と加工法、用具の使用法、基本形折りの制作(3種) 第9~14回 : 紙による立体造形(人物・動物)と製作図の作成 第15回   : 色彩について(三要素,混合,感情効果,配色,対比) 第16回    :  彫塑について(粘土の種類,表わし方) 第17~19回 : 油粘土による塑像(頭像) 第20回   : 版画について(形式と種類)、木版画の安全指導 第21~25回 : 木版画の制作(自由課題) 第26回   : 指導計画について、鑑賞の内容について 第27~28回 : 教材研究 第29~30回 : 学習指導案の作成

保育士

○ ○

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

通年 2卒業必修 選択 小学校 幼稚園

【2341】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

図画工作科教育法 鳴海 義人 3年次 児童学科

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履修上の注意等

次回の授業内容を熟読して授業に臨み、また事後学習としては、レポート作成、ノート整理をしっかり行うこと。後期は時間割では3時間ですが、実習終了時まで行うので実習の後には予定を入れないこと。自宅でも調理を行うことで技術の定着を図ること。家庭科実習とともに履修することが望ましい。材料費は実費負担となります。

教科書 初等家庭科教育法(ミネルヴァ書房)新しい家庭5・6(東京書籍)

参考書 小学校学習指導要領解説 家庭編    改訂調理学実習

成績評価の方法等

筆記試験(60%)提出物(30%)授業参加状況(10%)

授業の到達目標およびテーマ

家庭科教育の意義,現代の生活課題について学ぶことができる。学習指導要領における技術・家庭科の特質,目標及び内容を理解して学習指導の計画を立てる能力を身に付けることができる。後期の講義においては調理実習を中心にすすめ専門職としての知識・技能をしっかりと身に付ける。

授業概要

家庭科教育の意義,現代の生活課題などを学ぶ。そして,学習指導要領における技術・家庭科の特質,目標及び内容を理解して学習指導の計画を立てる能力を身に付けることができるようにする。教科内容の学習指導法・教育評価等を学ぶことで,受講者が指導計画や授業を構想するなかで家庭科の授業の特徴を把握できるようにする。

授業計画(各回のテーマ

あるいは到達目標)

第 1回 小学校家庭科教育の意義とねらい第 2回 小学校家庭科教育のあゆみ第 3回 家庭科の学習指導要領第 4回 家庭科における学習指導第 5回 家庭科における学習評価第 6回 家庭科における指導と評価の計画第 7回 小学校家庭科の授業づくり第 8回 小学校家庭科の授業づくりの工夫第 9回 学習指導案とは第10回 学習指導案の作成第11回 教材研究第12回 模擬授業〔第1グループ〕第13回 模擬授業〔第2グループ〕第14回 模擬授業 講評 合評会第15回 教育実習並びに教員採用試験にむけて・まとめ第16回 調理実習に関する心得、諸連絡第17回 ご飯とみそ汁について 炊飯の原理 米の特徴 食糧自給率 煮出し汁の取り方第18回 〈おにぎり、豚汁〉第19回 〈ちらしずし、かき卵汁、ほうれん草のお浸し〉:日本料理のテーブルマナー第20回 〈卵料理のいろいろ〉第21回 〈サンドイッチ、野菜いため、紅茶〉第22回 〈スパッゲティ・ナポリタン、野菜サラダ、果汁かん〉第23回 〈鯖のムニエル、粉ふきいも、フルーツヨーグルト、コーヒー〉      :西洋料理のテーブルマナー第24回 〈炊き込みご飯、豆腐となめこのみそ汁、きゅうりのわかめの酢の物〉      :一汁三菜について第25回 〈お好み焼き、白玉だんご、緑茶〉:おやつについて第26回 〈クレ-プ、ピーナッツバタークッキー、ティーパンチ〉第27回 〈茶わん蒸し、菊花かぶ、鶏の末広焼き〉:おもてなし料理第28回 テーブルマナー講座第29回 〈いわしの蒲焼き丼、おからのおやき〉第30回 児童の食育について、まとめ

保育士

○ ○

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

通年 2卒業必修 選択 小学校 幼稚園

【2342】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

家庭科教育法 今村 麻里子 3年次 児童学科

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【2343】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

体育科教育法 上野 秀人 3年次 児童学科

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

通年 2卒業必修 選択 小学校 幼稚園 保育士

○ ○

授業の到達目標およびテーマ

目 標:小学校学習指導要領解説書 体育編の概要が理解できるとともに、学習指導計画の目的、ねらい、作成法等が理解できるようにする。テーマ:「 体育の授業づくり基礎 」

授業概要小学校学習指導要領解説書 体育編に沿い、学習指導計画の目的、ねらい、作成法等について講義する。特に、場の工夫や教材開発といった教師の手だてについて解説、意見交換を行う。

授業計画(各回のテーマ

あるいは到達目標)

第 1回:体育科教育とは第 2回:体育学習と法第 3回:体育の目標及び便益第 4回:小学校学習指導要領 体育編の総括第 5回:教材化・手だての工夫、運動の特性第 6回:学習指導計画の概要第 7回:指導案の作り方第 8回:授業づくり1(単元レベルの構想)第 9回:授業づくり2(指導計画と評価計画)第10回:授業づくり3(本時レベルの構想第11回:授業づくり4(手だての工夫)第12回:授業づくり5(指導案記載事項の整合性、指導と評価)第13回:保健学習に関する基本概念第14回:保健授業の指導と評価(1)第15回:保健授業の指導と評価(2)

履修上の注意等

書式に合せた学習指導案作成の基礎力習得、及び、積極的な意見交換を期待する。

教科書「小学校学習指導要領解説 体育編」  文部科学省「教師を目指す学生必携 保健体育科教育法」  大修館書店

参考書 特になし

成績評価の方法等

定期試験・小テスト・課題リポート・質疑応答(80%)、授業参加状況(10%)、態度(10%)

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【2344】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

道徳教育の研究 松田 奈津子 3年次 児童学科

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

前期 2卒業必修 選択 小学校 幼稚園 保育士

○ ○

授業の到達目標およびテーマ

目 標:道徳教育を通して、人間としての本来の在り方、よりよい生き方の基礎の形 成・理解を図る。テーマ:学校教育における道徳教育

授業概要道徳教育の重要性と現代社会における課題をとらえ、学校教育の使命の在り方を理解させることに努める。

授業計画(各回のテーマ

あるいは到達目標)

第1回 人間としての生き方と在り方第2回 道徳教育の理念と課題第3回 学習指導要領と道徳教育の方向性第4回 学校における道徳教育の全体計画第5回 学校における道徳教育の指導計画第6回 道徳の時間のねらいと目標第7回 道徳の時間の指導の実際(指導案づくり)第8回 道徳の時間の指導の実際(指導案発表)第9回 道徳の時間における多様な指導方法第10回 多様な資料の活用と心のノート第11回 新しい道徳と他教科との関連第12回 教育における道徳教育の歴史的変遷(1)第13回 教育における道徳教育の歴史的変遷(2)第14回 生涯学習社会における道徳教育の方向性第15回 道徳教育における評価と支える教師の心構え

履修上の注意等

社会の中のひとりとしての生き方、学校教育の使命を気づき、理解が深められるように努める。

教科書小・中学校学習指導要領(文科省発行) 心のノート(文科省)二十一世紀に生きる君たちへ(司馬遼太郎作)

参考書 特になし

成績評価の方法等

小論文試験・指導案レポート・授業参加状況による総合評価

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履修上の注意等

教師・子ども、両者の心情を理解し、前向きに取り組むこと。

教科書 近藤充夫ほか著「領域 健康 三訂版」(同文書院)

参考書 特になし

成績評価の方法等

実技課題50%、演習課題・レポート30%、受講態度(意欲・関心)及び授業参加状況20%を総合的に評価する。

授業の到達目標およびテーマ

目 標 : 運動あそびの基礎理論の理解と実践テーマ : 子どもの前で良い手本が見せられるよう、技術向上に努める。

授業概要

幼児の生活はあそびが中心であり、あそびながら生活に必要な動きを獲得していく。特に運動あそびは、幼児の健康な体と心を育て、心身の発育基盤を育成する重要な意義を持つ。本授業では、幼児の発育段階に適したあそび(運動)の研究を行い、理論と実技の両面から指導する。また、運動あそびの指導法についても具体的に学ぶ。

授業計画(各回のテーマ

あるいは到達目標)

第1回:授業の概要(目的、計画、履修上の留意事項)について

第2回:子どもの健康のとらえ方

    リトミック音階表現、基本ステップの応用、手あそびの研究4班

第3回:運動発達と子どもの体力 手あそびの研究5班

第4回:鬼あそびの教育的意義 手あそびの研究6班

第5回:小型の移動のできる遊具及びあそびについて 手あそびの研究7班

第6回:ボールあそびの特徴(1)-ボールを使った体操、手あそびの研究8班

第7回:ボールあそびの特徴(2)-ボールを使ったあそびの展開

第8回:ボールあそびの特徴(3)-ボールを使った集団あそび

第9回:輪あそびの特徴-投げる、ころがすを中心に、ゲームあそび

第10回:なわあそびの特徴・あそび-回す、ふるを中心に

第11回:模擬保育(3歳)-保育研究及び教材研究

第12回:模擬保育(4歳)-保育研究及び教材研究

第13回:模擬保育(5歳)-保育研究及び教材研究

第14回:まとめ、技術の確認

第15回:課題研究のまとめ

保育士

○ ○ ○

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

前期 1卒業必修 選択 小学校 幼稚園

【2348】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

健康の指導法河内 見地子中山 寛 子

3年次 児童学科

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【2349】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

人間関係の指導法 森川 夏乃 3年次 児童学科

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

後期 1卒業必修 選択 小学校 幼稚園 保育士

○ ○ ○

授業の到達目標およびテーマ

目 標:子どもの人間関係の発達を支援するために必要な知識を習得し,保育者として子どもの人間関係を支援するための力を養う。テーマ:子ども,保育者,保護者との関わりと支援の方法

授業概要

本授業では,幼稚園教育要領や保育所保育指針に挙げられた5領域の中の「人間関係」を扱う。子どもの発達を理解するために,領域「人間関係」の成り立ちや「人間関係」に関わる心理学的理論に触れる。また,後半ではグループ・ディスカッションを行い,自分と他者の意見交換を通し,人間関係に関する問題について多様な視点が存在することを認識し,理解を深めていく。

授業計画(各回のテーマあるいは到達目標)

第 1回:領域「人間関係」とは第 2回:乳幼児期の発達と人間関係第 3回:児童期の発達と人間関係第 4回:人間関係の育ちと共に変わるもの第 5回:遊びの中の人とのかかわりの育ち第 6回:子どもの人間関係のトラブル(事例検討)第 7回:保育者の役割第 8回:子どもの発達診断と対応第 9回:「気になる子ども」の人間関係第10回:「気になる子ども」の人間関係の支援(事例検討)第11回:子育て支援:家庭での「人間関係」への支援第12回:保護者への対応のポイント(ロールプレイ)第13回:保育者同士の人間関係第14回:これからの「人間関係」の指導法第15回:幼児教育者としての資質および役割(討論)

履修上の注意等

実習場面にも応用できるように,具体的事例をもとに考え,まとめる工夫をすること。

教科書 特になし。必要に応じて資料を配布する。

参考書 若月芳浩・岩田恵子(編著)「人間関係の指導法」玉川大学出版部

成績評価の方法等

筆記試験(80%)と授業参加状況(20%)により評価

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【2350】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

環境の指導法 齋藤 捷一 3年次 児童学科

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

後期 1卒業必修 選択 小学校 幼稚園 保育士

○ ○ ○

授業の到達目標およびテーマ

目 標:幼児の自然(親を中心とした様々な生物と自然現象)体験・経験    は、その成長・発達のための最重要課題であることを認識する。テーマ:子どもとその取り巻く環境(人と自然)との体験・経験の実態、そ    の実践への我々大人の関わり方を考察する。

授業概要

我々は子どもの特質や特徴を知り、その置かれている生活環境を理解しつつ、子どもとの良好なコミュニケーションを精査し、自然認識を子ども自らが高め、進歩・発展できるように手助けする方策を考え、その実践のあり方を考察したい。

授業計画(各回のテーマ

あるいは到達目標)

 第 1回:子どもにとっての環境とは第 2回:五感を使った、子どもの原体験や遊びの重要性第 3回:「子どもの原体験と遊びの研究」に関する調査研究第 4回:子どもの生活環境:ライフハザードの実態      ① アレルギー体質第 5回:  ② 体温異常や体力低下第 6回:  ③ 睡眠時間、他第 7回:「質問期」(2〜6歳児)の子どもについて第 8回:「なぜ?」、「どおして?」子どもの疑問・質問(120題)     子どもへの答え方の模擬実践授業     ① ヒトに関する、② 動物、植物、昆虫に関する疑問・質問第 9回:21世紀の環境のあり方とその保全を考える第10回:極地の自然を考える第11回:保育に関する教材研究、①遊びの新(再)開発、②原体験、③生き    物の飼育と栽培、④昔の遊び第12回:全受講生の「保育に関する教材研究」の発表と討論会(その1)第13回:発表と討論会(その2)第14回:発表と討論会(その3)第15回:まとめ。子どものための環境のあり方を考える。

履修上の注意等

日頃から皆さんは、自然を仲立ちとした子どもとのコミュニケーション方法を模索し、そして実践し、そのあり方を考え続けてください。

教科書 特になし。

参考書 参考資料(プリント)を配布する。参考書は授業の中で紹介する。

成績評価の方法等

期末試験(40%)とレポート(40%)、または、研究レポート(80%)と出席・参加態度(20%)等から評価する。

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【2352】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

表現の指導法Ⅰ(1) 諏訪 才子 3年次 児童学科

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

前期 1卒業必修 選択 小学校 幼稚園 保育士

○ ○ ○

授業の到達目標およびテーマ

目 標: 1・2年次で学習してきたピアノや声楽などの基礎的な演奏力と知識をさら     に応用して、音楽表現の指導法を音楽教育の広い領域のなかで実践的に学     習させることを目標とする。テーマ: 音楽による表現の指導法。

授業概要前期では、ピアノによる教材の弾き歌い、鍵盤ハーモニカ、簡易な打楽器、そしてリコーダー演奏とその初歩的指導法を中心に学習する。

授業計画(各回のテーマあるいは到達目標)

第1回:保育園・幼稚園・小学校低学年での音楽表現の指導概念とその方法第2回〜5回:教材のひき歌いと模擬授業の実習第6回〜8回:鍵盤ハーモニカ、簡易な打楽器の指導法の実習第9回〜15回:リコーダーの演奏指導(歴史的な背景、ドイツ式とバロック式リコーダーの相違、初歩的な演奏法と簡単な楽曲の合奏、その他の楽器とのアンサンブルなどを含む)リコーダーの独奏または合奏の実技試験を実施する。

履修上の注意等

ソプラノリコーダー(バロック式・イギリス式に限る)、また、小太鼓用のスティックを準備すること。購入時は担当教師の指示を得ること。

教科書「音楽表現の理論と実際」樋谷弘美、吉良武志他共著 音楽之友社「保育園・幼稚園のうたあそび」完全マニュアル 吉津晶子著 成美堂出版

参考書 特になし

成績評価の方法等

実技試験(80%)、授業参加状況(10%)、授業中の音楽的反応と個々の習熟度の観察(10%)

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履修上の注意等

ソプラノリコーダー(バロック式・イギリス式に限る)、また、小太鼓用のスティックを準備すること。購入時は担当教師の指示を得ること。

教科書「音楽表現の理論と実際」樋谷弘美、吉良武志他共著 音楽之友社「保育園・幼稚園のうたあそび」完全マニュアル 吉津晶子著 成美堂出版

参考書 特になし

成績評価の方法等

実技試験(80%)、授業参加状況(10%)、授業中の音楽的反応と個々の習熟度の観察(10%)

授業の到達目標およびテーマ

目 標: 1・2年次で学習してきたピアノや声楽などの基礎的な演奏力と知識をさら     に応用して、音楽表現の指導法を音楽教育の広い領域のなかで実践的に学     習させることを目標とする。テーマ: 音楽による表現の指導法。

授業概要小太鼓の演奏法、鼓笛隊の実践指導法、さらに、コードネームの指導をとおし、新しい和音の感性による弾き歌いを創造的に体験させる。

授業計画(各回のテーマあるいは到達目標)

第1回:音楽教育のなかでの器楽指導とその諸問題について第2回〜5回:打楽器演奏実習と指導法(小太鼓を中心にその他の楽器とのアンサンブルを含む)第6回〜第9回:鼓笛隊の実習とその初歩的な指導法第10回〜第15回:コードネームによる教材の弾き歌いの実習(斬新なハーモニー感覚の育成を目指しながら、簡単な編曲・作曲の実習をも加味する)レポートと弾き歌いの実技試験を実施する。

保育士

○ ○

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

後期 1卒業必修 選択 小学校 幼稚園

【2353】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

表現の指導法Ⅰ(2) 諏訪 才子 3年次 児童学科

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【2354】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

表現の指導法Ⅱ(1) 鳴海 義人 3年次 児童学科

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

前期 1卒業必修 選択 小学校 幼稚園 保育士

○ ○ △

授業の到達目標およびテーマ

目 標:幼児の造形活動の理解や援助に必要な、年齢別発達的特徴や表現能力の発達    段階、表現形式などの基礎的知識を習得する。また、各年齢の教材研究や安    全面、環境を考慮した指導案の作成及び、視聴覚教材の制作や発表をする。テーマ:幼児と共に感じ、活動できる能力を涵養する。

授業概要

幼児の造形活動の理解や援助に必要な、表現能力(描画、製作、色彩)の発達段階や表現形式、色彩の心理などの基礎的知識を習得する。また、幼児期の造形表現の年齢的展開を基礎として、表現活動の教材研究や、指導案の作成及び、視聴覚教材(パネルシアター)の制作や発表をする。

授業計画(各回のテーマ

あるいは到達目標)

第1回   : 領域「表現」のねらい・内容・内容の取り扱い、 年齢別発達的特徴(3~5歳) 第2回   : 幼児の造形表現能力(描画・製作・色彩)の発達段階 第3回   : 幼児の表現形式の理解、児童画における色彩の心理 第4~5回 : 身近な素材による教材研究(輪ゴムを使って動くおもちゃの 制作) 第6回   : 保育活動における視聴覚教材の種類と表現方法 第7~8回 : 視聴覚教材の研究①(パネルシアターの制作) 第9~10回 : パネルシアター・グループ別発表会 第11回   : 指導の計画と方法 第12~13回 : 教材研究と制作(身辺材を中心に) 第14~15回 : 指導案の作成(目標、準備、導入、展開、まとめ)

履修上の注意等

①事前に、参考資料に目を通し、必要な材料等を準備しておく。 ②日常、幼児の造形、おもちゃ、絵本などに触れる機会を持つこと。

教科書 特になし。ただし必要に応じて資料として随時プリントを配布する。

参考書 「新版 遊びの指導―乳・幼児編―」(同文書院)

成績評価の方法等

授業参加状況(10%)、レポート・課題作品(90%)

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【2355】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

表現の指導法Ⅱ(2) 鳴海 義人 3年次 児童学科

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

後期 1卒業必修 選択 小学校 幼稚園 保育士

○ ○

授業の到達目標およびテーマ

目 標:幼児の遊びやイメージを豊かにし、感性を養うために必要な視聴覚教材につ    いて理解し、紙芝居の制作を通して、表現方法・技術・演じ方を習得する。    また、幼児と作る環境の構成の制作・発表を通して共同制作の具体的展開の    技術を習得する。テーマ:制作過程や発表を通して、指導上の留意点や安全面を考慮しながら研究 する。

授業概要視聴覚教材の種類や特徴などの基礎的知識の習得や、紙芝居の制作・発表を通して、表現方法・技術・演じ方を習得する。また、幼児と作る環境の構成(遊べる壁面構成)の制作・発表を通して共同制作の具体的展開の技術を習得する。

授業計画(各回のテーマ

あるいは到達目標)

第1回   : 紙芝居と絵本について 第2~6回 : 視聴覚教材の研究②(紙芝居の制作~3歳児対象) 第7回   : 紙芝居の演じ方について 第8~9回 : 個別発表会 第10回   : 共同制作について 第11~14回 : 幼児と作る環境の研究(遊べる壁面構成の制作) 第15回   : 壁面構成グループ別発表会(1~12月)

履修上の注意等

①事前に、参考資料に目を通し、必要な材料等を準備しておく。 ②日常、幼児の造形、おもちゃ、絵本などに触れる機会を持つこと。

教科書 特になし。ただし必要に応じて資料として随時プリントを配布する。

参考書 特になし

成績評価の方法等

授業参加状況(10%)、レポート・課題作品(50%)、定期試験(40%)

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【2365】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

教育実習(幼)山﨑 祥子 他教職課程委員会

3年次 児童学科

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

前期 4卒業必修 選択 小学校 幼稚園 保育士

○ ○

実習目標幼稚園教育実習は、幼稚園教諭一種免許状を取得するための必修科目である。本学で学習した専門的理論や知識・技能を保育現場で実践し、幼児に対する理解を深めるとともに幼稚園教諭としての総合的実践力及び資質を高めるものとする。

実習概要

1.子どもの実際に接し、共に活動することによって、より正しく幼児の実態を把握する。2.指導計画を作成し、研究保育、教材及び指導法の研究を通してクラス経営の在り方を理解する。3.保育者の職務役割を体験し、環境の整え方や子どもへの関わり方を学ぶ。

実習内容

○期間及び日数: 8月下旬~9月中旬          各園の都合に合わせ18日間実施

○実習園: ①弘前市内及び近隣の指定協力園11園          ②出身地(県内外)の受入れ園―公・私立

○実習形態と方法: 観察・参加・部分実習・総合実習の4段階を経験し (4区分の適用) 各園の評価を得る。

履修上の注意等

体調管理に留意し、事前訪問等の内容を確認し準備に努める。

教科書幼稚園教育要領(文科省)事前事後指導で配布している資料プリント等

参考書 特になし

成績評価の方法等

実習評価、大学評価を総合して点数化する。

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【2366】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

事前事後指導(幼)河内見地子 他

教職課程委員会(幼)3年次 児童学科

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

前期 1卒業必修 選択 小学校 幼稚園 保育士

○ ○

授業の到達目標およびテーマ

目 標 : 実習を円滑に進めていくための知識・技術を習得し、課題を明確にする      ことにより内容を深める。テーマ : 実習の意義・課題、指導計画の立案、教材研究、保育者の役割。

授業概要

実習はこれまで学んだ知識や技術を実際の現場で先輩の先生方からの指導を受けながら、具体的内容を内在するところに意義がある。指導内容は専門的事項から一般的なものまで多岐にわたるが、実習に対しての心構えや実習中の課題意識、事後の課題の明確化まで総合的にとらえ、その結果を将来的資質向上にも役立てていく。

授業計画(各回のテーマ

あるいは到達目標)

第1回:実習総合オリエンテーション

第2回:観察実習(附属幼)の心得

第3回:実習希望調査、内諾のとり方

第4回:実習先への事務手続、調査書作成

第5回:観察・参加実習(附属幼)の心得

第6回:保育実技(1)絵本、紙芝居の選び方・語り聞かせ

第7回:保育実技(2)廃品の活用の仕方、教材について

第8回:保育実技(3)廃品を活用しての教材づくり、その指導方法・発表

第9回:指導計画の意義、指導計画の作成

第10回:指導計画の作成と実際、指導案の作成

第11回:実習録の記載要領について

第12回: 実習直前、諸連絡

第13回: 評価の確認

第14回: 実習反省録作成

第15回: 実習体験報告会

履修上の注意等

実習への意欲や期待感をもち、課題意識に取り組む姿勢で臨む。

教科書幼稚園教育指導資料第1集 指導計画の作成と保育の展開 (文部科学省)幼稚園わかりやすい指導計画作成のすべて (フレーベル館)

参考書 必要に応じて資料プリントを配布する。

成績評価の方法等

筆記試験60%、演習課題・レポート20%授業中の質疑応答10%、授業参加状況10%

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【2371】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

社会福祉 小野 昇平 3年次 児童学科

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

後期 2卒業必修 選択 小学校 幼稚園 保育士

○ ○

授業の到達目標およびテーマ

到達目標:①種々の社会保障制度の内容について最低限の知識を身に着けること。②社会保障分野における最近の政策について、これらの政策の目的や内容、そして何が問題なのかを、大まかにでも自分の言葉で説明できるようになること。

テーマ:社会保障制度の概要とその現代的課題

授業概要

社会福祉は社会保障制度の一部分であるため、社会保障制度に含まれている他の制度(年金、医療、介護、生活保護など)と併せて理解することが必要である。この講義では、これら社会保障制度についてその概要を説明するとともに、社会保障分野における最近の話題(年金の世代間公平、混合診療、介護報酬の引き下げ、社会福祉法人改革など)を取り上げ、これらについての問題提起を行う。毎回のコメントシートでは、講義の最後に、これらの問題についての自分の考えを記述してもらう。

授業計画(各回のテーマあるいは到達目標)

1.社会保障と社会福祉の関係を理解しよう2.社会保障の歴史と現状を見てみよう3.社会保障と税の関係を考えてみよう4.憲法に規定されている生存権の意味について理解しよう5.年金保険①―公的年金制度の沿革と国民年金制度について理解しよう6.年金保険②―年金の世代間公平の問題について考えよう/厚生年金について理解しよう7.年金保険③―国民年金基金などの三階部分の年金について理解しよう/厚生年金基金の解散問題について考えよう8.医療保険①―医療保険の仕組みを理解しよう/混合診療の解禁問題を考えよう9.医療保険②―国民健康保険と後期高齢者医療制度について理解しよう/医療保険と財政の問題を考えよう10.介護保険①―介護保険制度の仕組みを理解しよう/介護保険制度の存在意義を考えよう11.介護保険②―介護保険制度の担い手について理解しよう/介護報酬引き下げの是非について考えよう12.社会福祉法―福祉事務所や社会福祉法人の役割について理解しよう/社会福祉への民間企業の参入問題について考えよう13.障害者福祉①―障害とは何かについて深く考えてみよう14.障害者福祉②―障害者支援制度の全体像を理解しよう/障害者に対する合理的配慮とは何かについて考えよう15.生活保護制度―生活保護制度の全体像を理解しよう/貧困はなぜ生じるのかを考えよう

履修上の注意等

社会保障制度については日々新たな政策が発表されているため、ニュースなどに目を通して、少なくともそういう問題があるということについては知っておくこと。

教科書 特になし(講義中に説明する参考書を一冊用意すること)

参考書 講義中に説明する。

成績評価の方法等

授業参加状況 10%  コメントシート 20%  テスト 70%

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【2382】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

子どもの保健Ⅱ 福士 章子 3年次 児童学科

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

前期 1卒業必修 選択 小学校 幼稚園 保育士

○ ○

授業の到達目標およびテーマ

目 標 :生命の保持と情緒の安定を図る小児の健康の意味を認識し、子どもの保健     演習を通して知識の基礎と技術を習得する。 テーマ :小児の健康状態を、個人生活と保育生活等の集団生活のレベルで理解し、     よりよい保育ができるようになる。

授業概要

・小児の疾病や異常の早期発見・予防ができる知識・技術を習得する。・日常の保育の中での養護や援助の方法・技術を身につける。・救急時の対応や事故防止、安全管理について実践できるようになる。・保健の知識をふまえた上で、家庭や地域との連携のあり方を考える。

授業計画(各回のテーマ

あるいは到達目標)

第1回:子どもの発育の特徴を理解する。第2回:身体発育の測定の留意点を理解し、方法と技術を習得する。第3回:子どもの発達を理解し、発育・発達状況の評価ができるようになる。第4回:子どもの健康を評価できるようになる。(体温、脈拍、呼吸、全身状態    など)第5回:子どもの日常における養護の基本的な技術を習得する。(抱っこ、おんぶ、    おむつ交換、トイレットトレーニング、着替え、授乳、食事の与え方など)第6回:沐浴の留意点を理解し、方法・技術を習得する。第7回:子どもの歯の発育を理解し、口腔内の衛生の方法・技術を習得する。第8回:子どもの感染症について理解し、予防方法、看護の仕方を習得する。第9回:薬についての知識を身につけ、投薬の留意点・方法を理解する。第10回:よく起こる事故についての知識を身につけ、事故防止の環境作りを考える。第11回:いざというときの救急処置の方法・技術を習得する(誤飲、骨折、出血、    熱傷)。第12回:いざというときの救急処置の方法・技術を習得する(救急蘇生法、AEDの    使い方、留意点)。第13回:慢性疾患や障害を持つ子どもの保育についての援助の方法・留意点を理解    する。第14回:子どもの生活習慣と健康への関わりについて理解する。第15回:家庭への啓蒙活動を考える。保健便りを作成してみる。

履修上の注意等

・服装は、ジャージ、エプロン、名札、長い髪は後ろで1つに結うこと。・演習中心のため、演習態度を重視します。積極的に活動してください。

教科書これならわかる!子どもの保健演習ノート 改訂2版  監修:榊原 洋一 執筆:小林 美由紀 (診断と治療社)

参考書 特になし。

成績評価の方法等

筆記試験(50%)、演習態度(40%)、課題提出(10%)

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履修上の注意等

望ましい食生活習慣は人間形成にもつながります。皆さん自身が食の大切さを感じ、実践していくことを意識して、真摯な態度で履修してください。

教科書子どもの食と栄養  編集:呉 繁夫・廣野治子(医歯薬出版)オールガイド食品成分表(実教出版)

参考書 特になし

成績評価の方法等

筆記試験(60%)提出物(30%)授業参加状況(10%)

授業の到達目標およびテーマ

子どもの心と体にかかわる望ましい食の大切さを実践できる基本的知識を学び、子どもの発育と発達におよぼす栄養と食生活について理解する。幼児期から必要な食育の基本とその内容及び食育のための環境を地域社会・文化との関わりの中で理解する。さらには子どもたちをとりまく食生活の現状と課題について学び、特別な配慮を要する子どもの食と栄養についても理解する。

授業概要

子どもの食生活には母親と保育者の愛情が必要であり、保育士として栄養、食についての幅広い知識、そして実践行動が求められる。このことから、乳児・幼児期の健康にかかわる食生活や献立・調理、食事提供と子どもの食育に視点を置き、講義、実習、演習を行う。

授業計画(各回のテーマ

あるいは到達目標)

第 1 回 子どもの健康と食生活 (担当:今村)第 2 回 栄養の基本的知識・献立と調理の基本 (担当:諸岡)第 3 回 子ども食生活の現状と課題 (担当:今村)第 4 回 乳児期の授乳・離乳の意義(担当:諸岡)第 5 回 授乳期の栄養と食生活 (担当:諸岡)第 6 回 離乳期の栄養と食生活(担当:諸岡)第 7 回 離乳食献立【実習】 (担当:今村)第 8 回 幼児期の栄養と食生活(担当:諸岡)第 9 回 幼児食 1~2歳児・3~5歳児【実習】 (担当:今村)第10回 幼児食 間食おやつ作り【実習】 (担当:今村)第11回 幼児食 弁当【実習】 (担当:今村)第12回 児童福祉施設の子どもたちの栄養と食生活(担当:諸岡)第13回 行事・お楽しみ会の献立【実習】 (担当:今村)第14回 特別な配慮が必要な子どもの栄養と食生活(担当:諸岡)第15回 食育の基本と内容 まとめ (担当:今村)

保育士

○ ○

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

前期 2卒業必修 選択 小学校 幼稚園

【2383】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

子どもの食と栄養今村 麻里子諸岡 みどり

3年次 児童学科

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【2387】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

障害児保育 土岐 智 3年次 児童学科

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

前期 2卒業必修 選択 小学校 幼稚園 保育士

○ ○

授業の到達目標およびテーマ

(到達目標)1 保護者支援に係る相談の基本的事項を理解し説明することができる。2 障害の特性や行動の背景を洞察し必要な配慮について説明することができる。3 インクルーシブ保育までの経緯の要点を説明することができる。4 課題を共有し協働的な話し合いによって解決の糸口を探ることができる。(テーマ)子どものニーズに寄り添う保育

授業概要

障害児保育の歴史とインクルージョンへの推移を概観し、子どもたちが共に育つ意味と障害の特性及び必要な配慮等について理解を図る。また、障害のある子どもの養育や就学後の現状と課題等について説明し、障害児保育の実践に係る基本的事項の習得を図る。

授業計画(各回のテーマ

あるいは到達目標)

第 1回:1 障害児保育を支える理念      (1)障害児保育の歴史的変遷第 2回:  (2)インクルージョンの理念第 3回:2 障害理解      (1)障害理解の視点と方法第 4回:3 家族支援     (1)障害の受容第 5回:  (2)養育上の課題第 6回:  (3)相談支援の基本第 7回:  (4)クラスターの活用第 8回:4 障害児保育の内容       (1)障害児の保育の内容第 9回:  (2)特性に応じた配慮と支援(視覚、聴覚、言語の障害)第 10回:  (3)特性に応じた配慮と支援(知的、身体等の障害)第 11回:  (4)特性に応じた配慮と支援(発達障害)第 12回:  (5)個別の保育計画第 13回:5 就学支援      (1)就学支援第 14回:  (2)就学後の課題第 15回:6 今後の課題

履修上の注意等

講義のほか、グループを構成し適宜ディスカッションを行う。

教科書 「障がい児保育の基礎」 編著:柴崎正行 (わかば社)

参考書 「完・子どもへのまなざし」 著者:佐々木正美 (福音館書店)

成績評価の方法等

レポート20%  試験80%

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履修上の注意等

言語表現活動には協働で参加し、共に考えながら、保育に必要な言語表現技術を身に付けていくよう積極的に努めること

教科書 教科書は使用しない。適宜レジュメ・資料プリントを配布する。

参考書 「保育所保育指針」<平成20年告示>(フレーベル館)

成績評価の方法等

毎時間の小考察文(感想や考え)や言語表現活動の演習への取り組み姿勢などから、授業の理解度や言語表現技術の習得度などを総合的に評価する。

授業の到達目標およびテーマ

目 標:幼児期の言葉の発達とそれを支える保育者の役割や保育方法などの基礎的    知識や技能を習得する。テーマ:言語の表現活動に関する知識と技術を学ぶ。

授業概要幼児期における言葉の発達について学び、子ども自らが児童文化財等に親しむ経験と保育環境との結びつけによって、子どもたちの情緒や感性、生活スキルの向上に働きかけられるような方法と具体的な表現技術を習得する。

授業計画(各回のテーマ

あるいは到達目標)

第 1回:ガイダンス(本授業の目的、概要と計画について)第 2回:言葉の発達と保育第 3回:言葉を豊かにする保育第 4回:児童文化財と保育第 5回:絵本の魅力と保育第 6回:絵本の読み聞かせの方法と工夫第 7回:乳幼児の発達に沿った絵本の選択第 8回:紙芝居の魅力と紙芝居の演じ方第 9回:紙芝居を演じる第10回:昔話の読み聞かせと語り聞かせ第11回:昔話を素話で演じる第12回:保育教材の研究① 保育教材の作成計画第13回:保育教材の研究② 保育教材の制作第14回:保育教材の研究③ 保育教材の制作と実演練習第15回:保育教材の研究発表(実演発表)まとめ

保育士

○ ○

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

前期 1卒業必修 選択 小学校 幼稚園

【2390】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

言語表現 小田 光子 3年次 児童学科

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【2394】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

保育実習指導Ⅱ鳴海 義人 他

保育士課程委員会3年次 児童学科

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

前期 1卒業必修 選択 小学校 幼稚園 保育士

○ ○

授業の到達目標およびテーマ

保育実習Ⅱを円滑にすすめるため、実習に対する総合的な準備を行う。そのために、保育実習の理解の深化と実践力の形成を図る。保育実習Ⅱの意義・目的を理解し、保育実習Ⅰの振り返りから自己課題を明確化するとともに、保育士の専門性と職業倫理について理解する。また、実習や既習の教科の内容やその関連性を踏まえ、実技、指導案作成、模擬保育等を通して、保育実践力を培う。実習後には、実習総括・自己評価を通して、新たな課題や学習目標を明確にする。

授業概要

保育実習Ⅰを振り返って各自の学習内容・課題を明確化するとともに、保育実習Ⅱに向けて、既習の教科の内容をふまえ科目横断的に知識・技能を総合し、保育実践力を培うための演習を行う。また、実習施設の理解の深化ために、現場の職員からの講話を聞く機会を設ける。

授業計画(各回のテーマ

あるいは到達目標)

第1回 : 保育実習Ⅱの概要、意義・目的 第2回 : 保育実習Ⅰの振り返り(1)保育実習Ⅰの自己評価 第3回 : 子どもの最善の利益と保育士の職務の理解(業務内容と職業倫理) 第4回 : 保育実習Ⅰの振り返り(2)実習録の再点検 第5回 : 保育実技(基本的生活習慣:手洗い、排泄、食事など、はしの持ち方、 歯のみがき方) 第6回 : 指導案の書き方(部分実習の指導案) 第7回 : 指導案の書き方(全日実習の指導案) 第8回 : 保育実践力の育成~指導案作成と模擬保育(1班) 第9回 : 保育実践力の育成~指導案作成と模擬保育(2班) 第10回 : 保育実践力の育成~指導案作成と模擬保育(3班) 第11回 : 保育実践力の育成~指導案作成と模擬保育(4班) 第12回 : 保育実践力の育成~指導案作成と模擬保育(5班) 第13回 : 実習施設の理解~保育所保育士講話(縦割り保育、子育て支援)~ 第14回 : 保育所実習Ⅱについて~事前の準備、事前訪問、書類の作成につい て~ 第15回 : 実習中の心得~実習の心得、諸注意、連絡事項~

実習終了後に、事後指導として実習総括・評価を行い、新たな学習目標を明確化 させる。

履修上の注意等

配布した参考資料は大事に保管し、予習・復習すること。

教科書 適宜、参考資料を配布する。 厚生労働省編『保育所保育指針解説書』フレーベル館

参考書 全国保育士養成協議会編『保育実習指導のミニマムスタンダード』北大路書房

成績評価の方法等

授業参加状況(30%)、課題の提出状況及び授業目標の到達度(70%)

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履修上の注意等

体調管理をしっかりとし、事前訪問時の内容を理解し、準備をおこたらない。

教科書 厚生労働省編『保育所保育指針解説書』フレーベル館

参考書 幼少年教育研究所編著『新版 遊びの指導―乳・幼児編―』同文書院

成績評価の方法等

実習施設の評価(60%)、大学の評価(40%)

実習目標

本実習は保育実習Ⅱ(保育所・園)として、保育実習Ⅰ(保育所・園)における学習と反省をふまえ、保育所の保育に参加して実践し、保育士として必要な資質・能力・技術を習得する。また、家庭と地域の生活実態に触れ、子ども家庭福祉ニーズに対する理解、判断力を養う。

実習概要

① 保育全般に参加し、保育技術を習得する。② 子どもの個人差について理解し、発達の違いに応じた援助の方法を習得する。③ 指導計画を立案し、実践する。④ 子どもの家族や地域との連携の方法を具体的に学ぶ。⑤ 保育士としての職業倫理を理解する。⑥ 保育士に求められる資質・能力・技術に照らし合わせて、自己の課題を明確に  する。

実習内容

10日間の本実習については、参加実習、指導実習が中心になる。 指導内容や日程計画については、実習園の事情や実習生の状況に応じて 下記の内容で指導を適宜お願いする。

≪全体≫ ①施設の保育方針、保育目標、保育課程や子どもの姿等についてのオリエン テーション  ②子どもへの援助方法についての助言・指導  ③環境構成や一般用務等の助言・指導 ④服務心得についての指導 ⑤指導計画の立案、実施に対する助言・指導 ⑥実習録の指導

≪参加実習≫ ①実習生の紹介  ②配属クラスの状況の把握 ③配属クラスでの保育参加  ・子どもが日常繰り返す活動への補助   (登・降園時の活動、手洗い、排泄、食事、午睡)  ・日常繰り返さないが、一つのまとまりを持った活動への参加   (子どもが自らすすんで行う活動、紙芝居、リズミカルな集団遊び、 製作等の準備や後片付けを含む)

≪指導実習≫ ①部分実習:保育の一部分を担当する指導計画を立案し実践する。 ②責任実習:一日の保育を担当する指導計画を立案し実践する。

保育士

○ ○

開講時期 単位数 区  分  取得免許※「○」は免許に係る必修科目、「△」は選択科目

後期 2卒業必修 選択 小学校 幼稚園

【2395】専門教育科目 担当教員名 開講年次 開講学科

保育実習Ⅱ鳴海 義人 他

保育士課程委員会3年次 児童学科