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マニュアル Nero Express

マニュアル Nero Expressftp6.nero.com/user_guides/nero12/express/NeroExpress_ja-JP.pdf · Nero Express 2 . 著作権および商標情報 本マニュアルと記載されたその内容のすべては、国際著作権およびその他の知的所有権

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マニュアル Nero Express

Nero Express 2

著作権および商標情報

本マニュアルと記載されたその内容のすべては、国際著作権およびその他の知的所有権によって保護されており、Nero AG およびその子会社、系列会社、またはライセンサーに著作権が帰属します。無断転載を禁止します。Nero AG の書面による明確な許可なしに、本文書の一部または全部の複製、配布、または複写を禁止します。すべての商標名、商標、およびサービスマーク(あるいはそのいずれか)はそれぞれの所有者に帰属します。この文書で言及する登録商標は、特に情報を提供する目的でのみ記載されています。Nero AG は、保証の範囲を超える一切の請求を許す範囲で拒否します。Nero AG は、文書の内容の正確さに関して、いかなる責務も負わないものとします。本文書、および提供するソフトウェアの内容は、事前の予告なしに変更される場合がありま す。Nero Suites の一部のアプリケーションには、サードパーティの製造元によって開発された技術が必要です。これらのいくつかは本スイートにトライアル版として組み込まれています。これらの技術の当該バージョンを制限なしで使用するには、オンラインで無料でアクティベートするか、アクティベーションファックスを送信する必要があります。その後、サードパーティの製造元によってライセンスされる技術をアクティベートし、Nero 12 または Nero 12 Platinum で無制限に使用できるようにするために必要なデータが Nero から提供されます。したがって、インターネット接続が可能な環境、またはファックス機が必要です。ご自身が著作権を所有している場合や、著作権の所有者から使用許諾されていない限り、著作権のある素材を複製、コピー、修正、または配布した場合、著作権法または国際著作権法に違反し、損害賠償またはその他の賠償の支払いを科せられる可能性があります。ご自身の権限が明確でない場合は法律の専門家にご相談ください。

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Nero Express 3

たは登録商 標です。My Space は MySpace, Inc. の登録商標です。NVIDIA、GeForce、Forceware、CUDA は NVIDIA の商標または登録商標です。このプログラムには OpenSSL Toolkit で使用するために OpenSSL Project によって開発されたソフトウェアが含まれています。(http://www.openssl.org/)\Open SSL is copyright © 1998-2005 The OpenSSL Project。無断転載を禁止します。本製 品は Eric Young([email protected])氏によって作成された暗号化ソフトウェアを含んでいます。本製品は Tim Hudson ([email protected])氏によって作成された暗号化ソフトウェアを含んでいます。Cryptographic software inside Open SSL is copyright © 1995-1998 Eric Young ([email protected])。無断転載を禁止します。CompactFlash は SanDisk Corporation の登録商 標です。Sony、メモリースティック、PlayStation、PSP はソニー株式会社の商標または登録商標です。AVCHD、AVCHD Lite および AVCHD Progressive はソニー株式会社およびパナソニック株式会社の商標です。HDV はソニー株式会社と日本ビクター株式会社(JVC)の商標です。MP3 SURROUND、MP3 PROおよび各ロゴはThomson S.A.の商標です。Unicode は Unicode, Inc. の登録商標です。USB ロゴは Universal Serial Bus Implementers Corporation の商標です。UPnPは UPnP Implementers Corporationの登録商標です。Vimeo は Vimeo, LLC の商標です。Yahoo! および Flickr は、Yahoo! Inc. の登録商標です。Labelflashはヤマハ株式会社の商標です。

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Nero AG, Im Stoeckmaedle 18, 76307 Karlsbad, Germany

目次

Nero Express 4

目次

1 はじめに 7

1.1 このマニュアルについて 7

1.2 Nero Express について 8

1.3 Nero Express の各バージョン 8

1.4 アプリケーションの操作 10

1.5 プログラムを起動する 11

1.6 必要動作環境 12

2 [開始]画面 13

2.1 拡張エリア(開始画面) 14

3 編集画面 17

4 データディスク 20

4.1 データディスクの編集 20

4.2 SecurDisc ディスクの編集 21

4.3 データトラックの保存 26

5 ミュージック 28

5.1 オーディオ CD の編集 28 5.1.1 オーディオファイルのプロパティをカスタマイズする 30

5.1.1.1 [トラックプロパティ]タブ 31

5.1.1.2 [インデックス、リミット、分割]タブ 32

5.1.1.3 [フィルタ]タブ 34

5.2 ジュークボックスディスクを編集する 36

5.3 自動音楽認識 37 5.3.1 オーディオファイルを識別する 38

5.4 オーディオ CD をハードディスクへコピー 40

目次

Nero Express 5

5.4.1 オーディオ CD をハードディスクへコピー 44

5.4.1.1 [ソース]タブ 45

5.4.1.2 [出力]タブ 47

6 ビデオ 50

6.1 DVD ビデオの編集 50

6.2 Blu-rayビデオディスクのコンパイル 51

6.3 AVCHDビデオディスクのコンパイル 53

7 ディスクイメージまたは保存したプロジェクトの読み込み 56

8 LightScribe 57

8.1 LightScribe ラベルを印刷する 57

8.2 [LightScribe 印刷設定]ウィンドウ 60

9 Labelflash 62

9.1 [レーベル書き込み]ウィンドウ 62

9.2 Labelflash ラベルおよび DiskT@2 を印刷する 64

10 編集内容を書き込む 67

10.1 ドライブを選択する 67

10.2 書き込み処理の開始方法 68

10.3 イメージファイルの作成 69

10.4 [最終書き込み設定]画面 71 10.4.1 拡張エリア(書き込み設定) 73

11 ディスクのコピー 76

11.1 コピー方法 76 11.1.1 オンザフライコピー 76 11.1.2 イメージ経由コピー 77

11.2 ディスクのコピー 77

11.3 コピーの設定 80

目次

Nero Express 6

12 [書き換え可能なディスクの消去]ウィンドウ 83

13 最終画面 85

14 Nero SecurDisc Viewer について 86

14.1 Nero SecurDisc Viewer を起動する 86

14.2 データをハードディスクにコピーする 87

14.3 データの整合性を検証する 88

14.4 署名を確認する 89

15 Nero MediaBrowser 91

16 設定オプション 96

16.1 編集設定 97

16.2 キャッシュの設定 98

16.3 高度機能 99

16.4 ウルトラバッファの設定 101

16.5 LightScribe の設定 101

17 用語集 103

18 お問い合わせ 108

はじめに

Nero Express 7

1 はじめに

1.1 このマニュアルについて このマニュアルは、Nero Express での作業方法を知りたいと思う、すべてのユーザーに向

けた構成になっています。内容はプロセスベースになっており、特定の目的を達成する方法

を、手順ごとに説明してあります。

このマニュアルを効果的に活用するために、以下の表記ルールに注意してください。

必ず守っていただきたい、警告、前提条件、または指示を示します。

補足的な情報や、注意メッセージを示します。

1. 最初に、… 行頭の番号は、必要な操作を示します。番号順に、操作を実行してく

ださい。

途中結果を示します。

結果を示します。

OK プログラムインターフェースに表示される、テキストの一部またはボ

タンを示します。これらは、太字で表記されます。

「」を参照してく

ださい。

他章への参照を示します。リンクと同様に動作し、下線付きの赤色文

字で表記されます。

[…] コマンドを入力するための、キーボードショートカットを表します。

はじめに

Nero Express 8

1.2 Nero Express について Nero Express は Nero Burning ROM のパフォーマンスと効率をシンプルなユーザーインタ

ーフェイスで提供します。初心者あるいは上級者のどちらでも、Nero Express はあなたが

行おうとしている書き込み作業をすばやく簡単にガイドします。標準の設定は最良の結果を

出せるよう自動設定で選択されています。プログラムの使用方法はとても簡単です。ユーザ

ーの作業は、書き込むプロジェクトを選択してファイルを追加し、書き込みを開始するだけ

です。

Nero 12 に含まれる Nero Express を使用して、オーディオ CD のオーディオファイルをハ

ードディスクに保存できます。このとき、ファイルはエンコード(コンピュータで読み取れ

る形式に変換)されます。オーディオ CD は Gracenote で自動的に識別できます。タイト

ル、ジャンル、トラックタイトルなどのメタデータが Gracenote Media Database から取得

され、トラックに関連付けられます。このようにして、エンコード処理後に、オーディオフ

ァイルに正確で完全な名前が付けられます。

音楽認識テクノロジーおよび関連データは Gracenote® によって提供されます。Gracenote は、音楽認識技術と関連情報配信の業界標準です。詳細については、www.gracenote.com をご覧ください。

1.3 Nero Express の各バージョン Nero Express には、機能が異なるバージョンがあります。

Nero 12 または Nero 12 Platinum に含まれるフルバージョンの Nero Express では、オーデ

ィオトラックの保存や BD ビデオの書き込みなどのマルチメディア機能を含めて、すべての

機能が提供されます。

Nero Express Essentials にはさまざまなバージョンが存在します。Essentials や OEM ソフ

トウェアは、フルバージョンとは機能の範囲が多少異なります。単一の Essentials バージ

ョンの機能制限は、購入した製品の契約業者により決定されます。

はじめに

Nero Express 9

フルバージョンに搭載されている以下の機能は、Nero 12 のNero Express Essentialsでは利

用できない場合があります。

▬ LightScribe を使ったラベルの作成

▬ Labelflash を使ったラベルの作成

▬ すべての SecurDisc 機能

▬ オーディオ CD 編集

▬ AVCHD 編集

▬ BDMV 編集

▬ DVD-Video編集

▬ ジュークボックス編集

▬ イメージからの書き込み

▬ ISO サポート

▬ ディスクのコピー

▬ 複数のドライブを使用した同時書き込み

▬ 1 つ前のトラックとクロスフェードする

▬ トラックの保存

▬ Gracenote を使用した音楽のタイトルの確認

▬ Gracenote を使用したアルバムアートのサポート

Gracenote プラグイン

各オーディオファイルを識別し、アルバムアートを表示するには Gracenote プラ

グインが必要になります。

プラグインは、www.nero.com から入手できます。 Nero 12 と Nero 12 Platinumに含まれるフルバージョンの Nero Express には、あらかじめこのプラグインが

含まれています。

さらに、 Nero Express Essentials ではエンコードおよびデコード形式に制限があります。

また、mp3PROプラグインはトライアル版をご利用いただけます。

はじめに

Nero Express 10

mp3PRO プラグイン

MP3 および mp3PRO のエンコード/デコードを制限なく行うには、

mp3PRO プラグインが必要です。

このプラグインは Nero 12 に追加することができます。プラグインは、 www.nero.com から入手できます。フルバージョンには、あらかじめこ のプラグインが含まれています。

Nero BurnExpress 2 に含まれる Nero Express で使用できる機能範囲は、 Nero 12 または

Nero 12 Platinum に含まれるフルバージョンの Nero Express と基本的に変わりません。

次の機能は利用できません。

▬ SecurDisc 表面スキャン

▬ mp3PRO エンコーディング

次の機能は試用版では制限されています。

▬ Gracenote を使用した音楽のタイトルの確認

▬ Gracenote を使用したアルバムアートのサポート

Gracenote 機能を恒久的に使用するには、Gracenote プラグインが必要になります。プラグ

インは、www.nero.com から入手できます。

1.4 アプリケーションの操作 Nero Express の主な機能は、ファイルとフォルダを選択し、それらをディスクに書き込む

ことです。これは、3 つの基本的な手順で実行できます。手順ごとに新しい画面が表示され

ます。

▬ 開始画面で作業を選択します。

▬ 書き込むファイルを選択します。

▬ 書き込み処理を開始します。

編集に含まれるファイルや書き込み処理に関するオプションを設定することもできます。

はじめに

Nero Express 11

1.5 プログラムを起動する Nero Express を起動するには、インストールされている製品や使用しているオペレーティ

ング システムなどの状況に応じていくつかの方法があります。

▬ Windows 7 およびそれ以前のバージョンの Windows では、次の場所から Nero Express

を起動できます。

▬ [スタート]([スタート]アイコン)>[(すべての)プログラム]>[Nero]>

[Nero 12]>[ Nero Express ]

▬ Nero 12 Welcome Application( )( Nero 12 を使用している場合)

Welcome Application では、主な使用事例、および Nero が提供しているチュートリアルやその他の役立ちそうな Web サイトへのリンクに関する情報を提供し

ています。

Welcome Application を起動するには、デスクトップの[Nero 12]アイコン

( )をクリックするか(Windows 7 以前)、アプリケーション選択画面で

[Nero 12]タイルを選択します(Windows 8)。

▬ Windows 8 では、次の場所から Nero Express を起動できます。

▬ Nero 12 タイル(Windows 8 スタイルユーザーインターフェイス)または[Nero 12]

デスクトップアイコン(デスクトップユーザーインターフェイス)(Nero 12 を使用し

ている場合)

▬ Nero Express タイル(Windows 8 スタイルユーザーインターフェイス)または Nero

Burning ROM 12 デスクトップアイコン(デスクトップユーザーインターフェイス)

(スタンドアロン製品として Nero Burning ROM 12 を使用している場合)

はじめに

Nero Express 12

1.6 必要動作環境 Nero Express は、インストールされた Nero 製品の一部です。システム要件も同じです。こ

のアプリケーションとその他のすべての Nero 製品のシステム要件について詳しくは、Nero

の Web サイト(www.nero.com)の「サポート」セクションで確認することができます。

[開始]画面

Nero Express 13

2 [開始]画面 Nero Express のすべての操作は、メイン画面から始めます。この画面で、作業の目的と一

致するメニューアイコンをクリックすると、プロジェクトの編集や各種作業を実行できるウ

ィンドウに移動します。選択内容は 2 つのエリアに分類されています。1 つの編集方法に対

して様々な形式やオプションが利用できます。

左側のウィンドウ枠にある ボタンをクリックすると、追加のオプションと機能に関する

拡張エリアが表示されます。

[開始]画面

次の編集方法が使用できます。

データ すべてのタイプのファイルやフォルダを編集したり、書き込むことが

できます。

ミュージック オーディオ CD などのオーディオファイルを編集したり、書き込むこ

とができます。

ビデオ DVD ビデオなどのビデオファイルを編集したり、書き込むことができ

ます。

[開始]画面

Nero Express 14

イメージ、プロジ

ェクト、コピー

元のディスクをコピーしたり、イメージファイルや既存のプロジェク

トをロードできます。

LightScribeラベル

の印刷

[ディスクレーベル]画面を表示します。

この画面では、ラベルを作成またはロードして、ドライブに挿入した

専用 CD または DVD のラベル面に印刷することができます。

このオプションを有効にするには、LightScribe 対応ドライブを選択す

る必要があります。

Nero Expressに含まれるフルバージョンの Nero 12 でのみ利用できま

す。

実際に書き込み可能なディスク形式とディスクの種類(たとえば、[DVD])

は、選択したドライブにより異なります。

ブルーレイ 対応の詳細については、www.nero.com/link.php?topic_id=416 を参照してください。

以下も合わせてご覧下さい:

�✒ ディスクイメージまたは保存したプロジェクトの読み込み →56

�✒ LightScribe →57

�✒ データディスク →20

�✒ ミュージック →28

�✒ ビデオ →50

2.1 拡張エリア(開始画面) 開始画面の拡張エリア内にある、追加のオプションや拡張機能を表示するには、左側のウィ

ンドウ枠にある ボタンをクリックします。拡張エリアは、Nero Express のすべての画面

で使用できます。

[開始]画面

Nero Express 15

次のメニューアイコンが表示されます。

Nero Burning ROM

に切り替え

Nero Express を終了して、Nero Burning ROM の開始画面を開きま

す。Nero Burning ROMを使って Nero Express 編集ファイルを開く

ことができ、Nero Express を使って Nero Burning ROM 編集ファイ

ルを開くことができます。

このオプションは、開始画面の拡張エリアでしか使用できません。

Nero Expressでプロジェクトの作成を進めると、この時点で表示さ

れているウィンドウ以外のすべてのウィンドウに、[現在のプロジ

ェクトを保存]オプションが表示されます。

Nero 12でのみ利用できます。

現在のプロジェクト

を保存

[別名で保存]ウィンドウを開いて、編集内容を保存します。書き

込むファイルリンクと設定が保存されます。

オプション [オプション]ウィンドウを開いて、Nero Express を用途に合わせ

てカスタマイズします

オーディオトラック

を保存

[オーディオCDをハードディスクに保存]を開いて、オーディオフ

ァイルを CD からハードディスクにコピーします。

Nero 12でのみ利用できます。

データトラック保存

[トラックの選択]ウィンドウを開きます。このウィンドウでは、

データディスクのトラックをイメージファイルとして保存できま

す。

ディスクの消去 [書き換え可能なディスクの消去]ウィンドウを開いて、書き換え

型のディスクからデータを消去します。

ディスク情報

[ディスク情報]ウィンドウを開いて、挿入されているディスクに

関する情報を表示します。トラックやセッションの情報に加えて、

全容量と使用可能な空き容量も表示されます。

[開始]画面

Nero Express 16

カバーとレーベルの

作成

Nero CoverDesigner を開きます。Nero CoverDesignerは、書き込ん

だディスクのレーベルやブックレットを作成、印刷するために使用

します。

プロのような出来映えのカバーやレーベルを作成するための詳しい

手順については、Nero CoverDesigner ユーザーマニュアルを別途参

照してください。

Nero 12でのみ利用できます。

SecurDisc 設定 SecurDisc ディスクを書き込むための設定を行います。

レーベル書き込み

[レーベル書き込み]ウィンドウを開きます。この画面では、レー

ベルを作成またはロードしてレーベルを印刷するか、ドライブに挿

入した専用ディスクのデータ面に直接印刷することができます。

Labelflash 対応ドライブが搭載または接続されていない場合、この

アイコンは表示されません。このオプションを有効にするには、対

応ドライブを選択する必要があります。

Nero Expressに含まれるフルバージョンの Nero 12 でのみ利用でき

ます。

レコーダー 書き込みに使用するドライブや、Nero Image Recorder を指定しま

す。

以下も合わせてご覧下さい:

�✒ 設定オプション →96

�✒ オーディオ CD をハードディスクへコピー →44

�✒ [書き換え可能なディスクの消去]ウィンドウ →83

編集画面

Nero Express 17

3 編集画面 開始画面から、目的の編集タイプを選択すると、Nero Express の編集画面が表示されま

す。編集画面では、プロジェクトにデータを追加できます。また、ディスクのディレク

トリ構造を、目的に合わせてカスタマイズできます。ウィンドウの下部近くにある[容量

情報メーター]には、ディスク上に追加したデータが使用する容量が示されます。編集画

面はどれも、基本的に同じ構造になっています。

編集画面

編集画面では、通常次の設定オプションを使用できます。

ボタン

追加

[ファイルとフォルダの追加]ウィンドウを開きます。

小さい三角形をクリックすると、メディアファイルを追加するため

の Nero MediaBrowser を開くことができます。

ボタン

削除 選択したファイルを削除します。

ボタン

再生 選択したオーディオファイルまたはビデオファイルを再生します。

編集画面

Nero Express 18

ボタン

戻る 開始画面に戻ります。

ボタン

次へ [最終書き込み設定]画面に移動します。

オーディオ CD 編集では、さらに次の設定オプションを使用できます。

ボタン

プロパティ

オーディオ CD の場合は、[オーディオトラックプロパティ]ウィ

ンドウを開きます。

チェックボックス

すべてのオーディオフ

ァイルを平均化

複数のオーディオファイルの音量を一定の音量にして書き込むフ

ィルタを使用可能にします。これは、各ファイルの録音元が異な

る場合に便利です。

チェックボックス

曲間に無音部分を作成

しない

オーディオファイルと次のオーディオファイルの間に無音部分

を入れないでマージします。このチェックボックスをオフにす

ると、オーディオファイルの間に 2 秒の無音部分が入ります。

ディスクアットワンス書き込みモードを使用することを強くお

すすめします。使用しない場合、ポーズの長さをゼロにしても、

ドライブによっては対応していない場合もあり、また非常に短

いカチッというノイズがトラック間で聞こえたりすることがあ

ります。

DVD 編集では、さらに次の設定オプションを使用できます。

選択リスト

DVD9 (8.5 GB) /

DVD5 (4.7 GB)

書き込みを行う DVD の種類によって容量バーを拡張したり縮小し

たりできます。2 層 DVD(DVD DL)の場合は DVD9(8.5 GB)

オプション、1 層 DVD の場合は DVD5(4.7 GB)オプションを選

択します。

編集画面

Nero Express 19

ブルーレイ編集では、さらに次の設定オプションを使用できます。

選択リスト

BD QL (BDXL) (128 GB) /

BD TL (BDXL) (100 GB)

BD DL (50 GB) /

BD (25 GB)

書き込みを行うブルーレイディスクの種類によって容量バー

を拡張したり縮小したりできます。

BD QL (BDXL) (128 GB)(4層ブルーレイディスク用)、

BD TL (BDXL) (100 GB)(3層ブルーレイディスク用)、

BD DL (50 GB) (2層ブルーレイディスク用、BD DL用)、

BD (25 GB) (1層ブルーレイディスク用)。

メディアフォーマットの実際の容量

DVD5、DVD9、BD DL、BDXL メディアフォーマットの実際の容量は、ディスク製造元が公開している容量より少なくなっています。たとえば、4.7 GB DVD5

の実際の容量は約 4.38 GB しかありません。

これは変換システムが異なることが原因です。DVD5 メディアフォーマットは 4.700.000.000 バイトを扱えますが、この数値はディスク製造元が公開している 4.7 GB と等価ではありません。バイトの正確な変換単位は、1000 ではなく

1024 です。

1024 バイト = 1 KB

1024 KB * 1024 KB = 1 MB

1024 KB * 1024 KB * 1024 KB = 1 GB

DVD は 4.700.000.000 バイトを扱えます。

4.700.000.000 バイト = 4.589.843 KB = 4.482 MB = 4.377 GB

Nero Express の容量バーには、常に MB または GB 単位で測定されたバイト量

が表示されます。

ブルーレイ 対応の詳細については、www.nero.com/link.php?topic_id=416 を参照してください。

以下も合わせてご覧下さい:

�✒ 編集設定 →97

データディスク

Nero Express 20

4 データディスク

4.1 データディスクの編集 Nero Express を使用すると、あらゆるタイプのファイルやフォルダを編集して、書き込む

ことができます。Blu-ray の書き込みに対応したドライブを搭載したコンピュータの場合

は、データ CD、データ DVD、およびデータ Blu-ray ディスクを書き込むことができます。

CD の書き込みのみに対応したドライブを搭載している場合は、データ CD の書き込みのみ

を実行できます。どのデータ編集方法でも手順は同じです。

データディスクはディスクにファイルを保存したり、バックアップを書き込むのに特に便利

です。

ブルーレイ 対応の詳細については、www.nero.com/link.php?topic_id=416 を参照

してください。

データディスクを作成するには、次の手順を実行します。

1. Nero Express の開始画面で[データ]メニューアイコンをクリックします。

➟ データディスクのオプションが表示されます。

2. [データ CD]、[データ DVD]または[ブルーレイデータディスク]から必要なオプ

ションをクリックします。

➟ データディスクの[ディスク内容]編集画面が表示されます。

[ディスク内容]編集画面

データディスク

Nero Express 21

3. ブラウザを使用してファイルを追加したい場合は、次の手順を実行します。

1. [追加]ボタンをクリックします。

➟ [ファイルとフォルダの追加]ウィンドウが開きます。

4. Nero MediaBrowser を使用してメディアファイルを追加したい場合は、次の手順を実行

します。

1. [追加]ボタンの横にある三角形をクリックして、[追加] > [Nero MediaBrowser

からファイル]を選択します。

➟ Nero MediaBrowser が開きます。

5. 編集に追加するファイルを選択し、[追加]ボタンをクリックします。

6. 追加するすべてのファイルに対して、前の手順を繰り返します。

7. [閉じる]ボタンをクリックします。

➟ 編集するファイルが追加され、編集画面に表示されます。

8. [次へ]ボタンをクリックします。

➡ これで正常にデータディスクが編集され、この編集内容を書き込むことができ

ます。

以下も合わせてご覧下さい:

�✒ 編集画面 →17

4.2 SecurDisc ディスクの編集 SecurDisc とは、特殊な保護機能を備えたディスクを作成することができるテクノロジで

す。専用のハードウェアは必要ありません。

Nero Express で[SecurDisc]編集タイプを設定して作成したディスクは、データの整合性

と再構築性を備えています。さらに SecurDisc には、ディスク上のデータをパスワードを

使って不正なアクセスから保護したり、ディスクにデジタル署名したり、データの冗長性を

設定したりする機能も用意されています。

保護されたデータをハードディスクにコピーしたり、データの安全性をチェックできるよう

にするには、Nero SecurDisc Viewer という専用のアプリケーションが必要になります。

データディスク

Nero Express 22

Nero SecurDisc Viewer は SecurDisc ディスクに自動的に書き込まれます。また、

www.securdisc.net または www.nero.com から無料でダウンロードできます。

SecurDisc テクノロジについて詳しくは、www.securdisc.net を参照してくださ

い。

Essentials バージョンではこの機能が制限されています。フルバージョンでは、

パスワード保護、データ冗長性、デジタル署名などの機能が無制限で使用できま

す。

Essentials バージョンは、全機能が搭載されたフルバージョンにいつでもアップ

グレードできます(www.nero.com にアクセスしてください)。

SecurDisc ディスクを編集するには、次の手順を実行します。

1. Nero Express の開始画面で[データ]メニューアイコンをクリックします。

➟ データディスクのオプションが表示されます。

2. 使用する SecurDisc オプションをクリックします。

➟ SecurDisc ディスクの[ディスク内容]編集画面が表示されます。

SecurDisc DVD 編集

データディスク

Nero Express 23

3. ブラウザを使用してファイルを追加したい場合は、次の手順を実行します。

1. [追加] > [ファイル]を選択します。

➟ [ファイルとフォルダの追加]ウィンドウが開きます。

4. Nero MediaBrowser を使用してメディアファイルを追加したい場合は、次の手順を実行

します。

1. [追加]ボタンの横にある三角形をクリックして、[追加] > [Nero MediaBrowser

からファイル]を選択します。

➟ Nero MediaBrowser が開きます。

5. 編集に追加するファイルを選択し、[追加]ボタンをクリックします。

6. 追加するすべてのファイルに対して、前の手順を繰り返します。

7. [閉じる]ボタンをクリックします。

➟ 編集するファイルが追加され、編集画面に表示されます。

8. すべてのファイルのパスワード保護を有効にするには、次の手順を実行します。

1. 編集画面の拡張エリアで、[パスワード保護]チェックボックスを選択します。

➟ [SecurDisc – データの保護]ウィンドウが表示されます。

データディスク

Nero Express 24

2. [パスワード]入力エリアにパスワードを入力して、[OK]ボタンをクリックしま

す。

➟ 保護されたデータのすべてに、鍵のアイコンが表示されます。

必要に応じて、パスワードの入力と選択の際、追加の[ヒント]ダイアログボックスにアドバイスが表示されます。このウィザードは、パスワード入力中の品質

などのセキュリティレベルを表示します。

9. デジタル署名でディスクに署名するには、次の手順を実行します。

1. 編集画面の拡張エリアで、[デジタル署名]チェックボックスを選択します。

➟ [SecurDisc – デジタル署名]ウィンドウが表示されます。

2. 作成済みのデジタルキーがある場合は、[参照]ボタンをクリックしてキーを選択し

ます。

3. デジタルキーを作成する場合は、[開始]ボタンをクリックします。

データディスク

Nero Express 25

➟ [SecurDisc - デジタル鍵の作成]ウィンドウが開きます。

4. 表示された指示を確認して、[次へ]ボタンをクリックします。

➟ [SecurDisc キー作成手順]ウィンドウが開きます。

5. キーの作成処理が完了するまで、マウスを適当に動かし続けます。

➟ Nero Express では、ランダムデータを使用して、SecurDisc キーを作成します。作成 処理の状況は、進行状況バーで確認できます。[次へ]ボタンは、キー作成処理の完

了直後に有効になります。

6. [次へ]ボタンをクリックします。

➟ [SecurDisc – キー作成完了]ウィンドウが表示されます。

7. 作成したキーのファイル名を入力し、[完了]ボタンをクリックします。

➟ [SecurDisc – デジタル署名]ウィンドウが再度表示され、選択したキーがドロップダウンメニュ

ーに表示されます。

8. [OK]ボタンをクリックします。

➟ 選択されたキーでディスクがデジタル署名されることを通知するウィンドウが表示さ れます。

9. [OK]ボタンをクリックします。

適切な公開キーを受け取り側に渡すと、受け取り側で署名を検証できます。

10. 書き込み速度を早めるためにデータ冗長性を制限したり、データ冗長性を設定したり

する場合には、次の手順を実行します。

1. 画面の拡張エリアで、[データ冗長性]チェックボックスをオンにします。

➟ オプションボタンが有効になります。

2. 適用したい信頼性レベルを選択します。

[データ冗長性]チェックボックスがオフになっている場合、選択されたデータとチェックサムのコピーでディスクがいっぱいになってしまいます。編集画面の

表示パネルに現在の冗長レベルが表示されます。

データディスク

Nero Express 26

11. [次へ]ボタンをクリックします。

➡ 以上で、目的に対応した SecurDisc ディスクの編集は完了です。この時点で、

ディスクに書き込むことができます。

4.3 データトラックの保存 Nero Express では、データディスクをイメージファイルとして保存できます。このイメー

ジファイルは後で記録可能なディスクに書き込むことができます。イメージファイルを書き

込んだディスクはもとのディスクのコピーとなります。

イメージファイルとしてデータディスクを保存するには、次の手順を実行します。

1. ドライブにデータディスクを挿入します。

2. 開始画面の拡張エリアにある[データトラック保存]ボタンをクリックします。

➟ [トラックの選択]ウィンドウが開きます。このトラックリストにはディスクで見つか

ったセッションとデータトラックが表示されます。技術的な理由により、最初のセッシ

ョンの最初のデータトラックのみ保存できます。

トラックの選択

3. 最初のデータトラックを選択します。

データディスク

Nero Express 27

4. [トラックの保存]ボタンをクリックします。

➟ [名前を付けて保存]ウィンドウが開きます。

5. ファイル名と保存する場所を指定します。

6. [ファイルの種類]ドロップダウンメニューで、イメージファイルを出力するフォーマ

ット(ISO または NRG)を選択します。

7. [保存]ボタンをクリックします。

➟ [進行状況]ウィンドウが開き、変換保存処理の進行状況が示されます。保存が完了す

ると、ウィンドウは自動的に閉じます。

➡ 以上で、データディスクからのイメージファイルの作成は完了です。この時点で、

イメージファイルをディスクに書き込むことができます。

ミュージック

Nero Express 28

5 ミュージック

5.1 オーディオ CD の編集

ここで示されている機能の中には、Essentials バージョンでは制限されたり、使

用できないものもあります。Essentials バージョンは、全機能が搭載されたフル

バージョンにいつでもアップグレードできます(www.nero.com にアクセスして

ください)。

Nero Express を使用して、音楽ファイルを収録したオーディオ CD を作成できます。作成

した CD は、標準的なすべての CD プレーヤーで再生できます。オーディオ CD を編集する

ために、各種オーディオ形式のソースファイルは、書き込み前に、自動的にオーディオ CD

形式に変換されます。

一部の CD プレーヤーでは、CD-RW ディスクを再生できないことがあります。

オーディオ CD を作成する場合は、CD-R ディスクを使用してください。

Essentials バージョンでは、エンコードおよびデコード形式に制限があります。

Essentials バージョンは、全機能が搭載されたフルバージョンにいつでもアップ

グレードできます(www.nero.com にアクセスしてください)。

mp3PRO プラグイン

MP3 および mp3PRO のエンコード/デコードを制限なく行うには、

mp3PRO プラグインが必要です。

このプラグインは Nero 12 に追加することができます。プラグインは、 www.nero.com から入手できます。フルバージョンには、あらかじめこ

のプラグインが含まれています。

オーディオ CD を作成するには、次の手順を実行します。

1. Nero Express の開始画面にある[ミュージック]メニューアイコンをクリックします。

ミュージック

Nero Express 29

➟ 音楽の編集方法が表示されます。

2. [オーディオ CD]ボタンをクリックします。

➟ オーディオ CD の[マイオーディオ CD]の編集画面が表示されます。

[マイオーディオ CD]編集画面

3. ブラウザを使用してファイルを追加したい場合は、次の手順を実行します。

1. [追加] > [ファイル]を選択します。

➟ [ファイルとフォルダの追加]ウィンドウが開きます。

4. Nero MediaBrowser を使用してオーディオファイルを追加したい場合は、次の手順を実

行します。

1. [追加]ボタンの横にある三角形をクリックして、[追加] > [Nero MediaBrowser

からファイル]を選択します。

➟ [音楽]タブが有効になっている状態で Nero MediaBrowser が開きます。

5. 編集に追加するオーディオファイルを選択し、[追加]ボタンをクリックします。

6. 追加するすべてのオーディオファイルに対して前述のステップを繰り返します。

7. [閉じる]ボタンをクリックします。

➟ 編集するオーディオファイルが追加され、編集画面に表示されます。

ミュージック

Nero Express 30

8. オーディオファイルのプロパティを、用途に合わせてカスタマイズします。

9. [次へ]ボタンをクリックします。

➡ 以上で、オーディオ CD の編集は完了です。この時点で、ここまでの編集内容を

書き込むことができます。

以下も合わせてご覧下さい:

�✒ 編集画面 →17

�✒ オーディオ CD をハードディスクへコピー →44

5.1.1 オーディオファイルのプロパティをカスタマイズする

オーディオファイルのプロパティの表示や変更は、[オーディオトラックプロパティ]ウィ

ンドウの[トラックプロパティ]タブ、[インデックス、リミット、分割]タブ、および

[フィルタ]タブで行えます。このウィンドウを開くには、オーディオ CD 用の[マイオー

ディオ CD]編集画面でオーディオファイルを選択して、[プロパティ]ボタンをクリック

します。

ミュージック

Nero Express 31

5.1.1.1 [トラックプロパティ]タブ

[トラックプロパティ]タブでは、[ソース情報]エリアに表示されたファイルについて、

基本的な情報を確認できます。ウィンドウを開くには、オーディオ CD の編集画面にあるオ

ーディオファイルをマークし、[プロパティ]ボタンをクリックします。

トラックプロパティ

[プロパティ]エリアでは、次の入力エリアが使用できます。

入力フィールド

タイトル(CD Text)

CD Text 形式で保存されるタイトルを指定します。CD Text をサポ

ートする CD プレーヤーには、ここに入力されたタイトル名が表

示されます。

CD Text に表示できるのはラテン文字のみです。CD Text は、ディ

スクアットワンスモードでのみ書き込みできます。

入力フィールド

アーティスト(CD

Text)

CD Text として保存されるアーティストを指定します。このテキ

ストボックスに入力したアーティスト名は、CD Text 対応の CD

プレーヤーに表示されます。

CD Text に表示できるのはラテン文字のみです。CD テキストは、

ディスクアットワンスモードでのみ書き込みできます。

ミュージック

Nero Express 32

入力フィールド

ポーズ

選択したオーディオファイルと、前のオーディオファイルの間に

入れるポーズの長さを、秒数またはフレーム数で指定します。

入力フィールド

国際標準レコーディン

グコード(ISRC)

12 桁のデジタルコードを使用して、CD タイトルを識別します。

国際標準記録コード(ISRC)はサブコードに記録されます。

タイトルの ISRC が不明なときには、この入力フィールドは空の

ままにしてください 。

チェックボックス

プロテクション

オーディオ CD の対応するトラックに対して、コピープロテクト

ビットを設定します。CD 記録アプリケーションのほとんどはこの

ビットを無視するため、コピープロテクトを確実にかけることは

できません。コピープロテクトされているトラックが含まれてい

るオーディオ CD をコピーすると、警告メッセージが Nero

Express に表示されます。

チェックボックス

1 つ前のトラックとク

ロスフェードする

選択したオーディオファイルと、直前のオーディオファイル間の

クロスフェードを指定します。クロスフェードの長さは、秒単位

またはフレーム単位で指定できます。

5.1.1.2 [インデックス、リミット、分割]タブ

[インデックス、リミット、分割]タブでは、インデックスの設定や削除と、オーディオフ

ァイルを複数に分割した短いオーディオファイルの作成ができます。タブは、[オシロスコ

ープ]と[ポジション]エリアで構成されています。

ミュージック

Nero Express 33

[インデックス、リミット、分割]タブ

[オシロスコープ]エリアには、オーディオファイルがグラフィックで表示されます。[ポ

ジション]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。

選択リスト

開始/終了 CD 上のオーディオファイルの開始時点と、終了時点を示します。

ボタン

新規インデックス

選択したポジションに新しいインデックスを設定します。CD プレ

ーヤーは、このポジションから新しい曲の再生を開始し、このポジ

ションに直接ジャンプすることができます。ただし、この機能に対

応していない CD プレーヤーもあります。

ボタン

編集

[トラックリミット制限の編集]ダイアログボックスを開きます。

分割する位置を正確に入力できます。

ボタン

削除 選択したインデックスを削除します。

ボタン

分割 マークした位置でオーディオファイルを分割します。

ミュージック

Nero Express 34

ボタン

再生

マークした位置から、オーディオファイルを再生します。

再生中は、[再生停止]ボタンが表示されます。

ボタン

再生停止

オーディオファイルの再生を停止します。

再生を停止すると、再び[再生]ボタンが表示されます。

ボタン

インデックスポジシ

ョンで分割

設定したインデックスポジションで、オーディオファイルを分割し

ます。

ボタン

ズームイン オーディオファイルのグラフ表示を拡大します。

ボタン

ズームアウト オーディオファイルのグラフ表示を縮小します。

ボタン

最大表示 オーディオファイル全体のグラフを表示します。

5.1.1.3 [フィルタ]タブ

[フィルタ]タブには、音質を向上または変更するフィルタが含まれています。いわゆる非

破壊的な手法、つまり実際の録音には変更を加えず、いつでもキャンセル可能なフラグだけ

を設定するという方法が用いられます。追加のオーディオデータが作成されることはありま

せん。この処理中に、ハードディスク上のオーディオファイルに変更が加えられることはあ

りません。

ミュージック

Nero Express 35

[オーディオトラックプロパティ]ウィンドウ、[フィルタ]タブ

[オーディオトラックプロパティ]ウィンドウでは、次の設定オプションが使用できます。

チェックボックス

平均化する

オーディオファイルの音量を、プリセットされた値に設定します。

このフィルタは、さまざまな音源から取り込んだ各ファイルの音量

を一定に調整するときに役立ちます。

チェックボックス

デクリック

アナログレコードのノイズのような、カチカチ、カリカリというノ

イズを除去します。

チェックボックス

ヒスノイズ削減

オーディオファイルのヒスノイズを削減、または除去します。特定

のしきい値(ヒスレベル)以下の周波数は、すべて除去されます。

チェックボックス

フェードイン

オーディオファイルの音量を、ゼロから一定の音量まで徐々に上げ

ます。このフィルタは、ファイルを短くするときに役立ちます。

チェックボックス

フェードアウト

オーディオファイルの音量を徐々に下げて無音にします。このフィ

ルタは、ファイルを短くするときに役立ちます。

チェックボックス

ステレオワイド効果

オーディオファイルのステレオ効果を加減します。このフィルタ

は、音源がステレオ録音されていない場合には機能しません。

ミュージック

Nero Express 36

チェックボックス

カラオケ

オーディオファイルのボーカルが聞こえなくなります。このフィル

タを使用すると、左右のステレオチャンネルに均等に振り分けられ

た部分(ボーカル部分)が聞こえなくなります。

チェックボックス

エコー オーディオファイルにエコー効果を加えます。

チェックボックス

イコライザ

イコライザを開き、各周波数帯でボリューム、バス、およびピッチ

を変更できます。

ボタン

選択したフィルタの

テスト

有効にしたフィルタを適用してオーディオファイルを再生します。

再生中にフィルタの設定オプションを変更して、フィルタ効果を調

整することができます。

5.2 ジュークボックスディスクを編集する Nero Express は、必要なオーディオ形式でのディスク編集に使用できます(Nero AAC、W

MAなど)。CD にしか書き込みのできないオーディオ CD とは異なり、様々なオーディオ

形式による編集内容をその他の種類のディスクに書き込むことができます(対応する書き込

み用ドライブを搭載している場合)。どの編集方法でも手順は同じです。オーディオ形式を

1種類だけにすることも、複数の形式を混在させることもできます。データディスクとは異

なり、ジュークボックスディスクでは、オーディオファイルのメタデータ(タイトル、アー

ティスト、ジャンル)を表示することができます。

ジュークボックスディスクの作成時には、Nero Express によるオーディオファイルの変換は実行されません。たとえば、MP3 ファイルは MP3 ファイルとして書き込まれます。ほとんどの CD プレーヤーは、ジュークボックスディスクを再

生できません。

ミュージック

Nero Express 37

技術的に見れば、様々な専用オーディオ形式のファイルを 1 つに編纂したディスクは、デ

ータディスクということになります。ジュークボックスディスクの作成とデータディスクの

作成に違いはありません。開始画面で対応する項目を必ず選択してください。

以下も合わせてご覧下さい:

�✒ 編集画面 →17

�✒ データディスクの編集 →20

5.3 自動音楽認識 Gracenote MusicID を使用すれば、 Nero Express で音楽ファイルを識別することができま

す。Gracenote Media Database からアーティスト、タイトル、ジャンルなどのメタデータ

を取得し、 Nero Express に表示します。識別されたメタデータは音楽ファイルに書き込ま

れ、使用できるようになります。

識別はシングルのオーディオファイルに対しても、完全なオリジナルのオーディオ CD に対

しても行うことができます。

オーディオ CD のメタデータがまだデータベースに登録されていない場合は、そのメタデー

タを入力して使用可能な状態にすることができます。メタデータが Gracenote に送信さ

れ、データベースに追加されます。

Gracenote を使用すると、どのようなオーディオ編集形式からでもオーディオファイルを識

別できます。これは特に音楽ファイルに名前がなかったり、一部しか名前が付いていない場

合に便利です。Gracenote により使用できるようになったメタデータは編集に使用され、オ

ーディオファイルに書き込まれます。このようにして、音楽トラックに対してすべての情報

が正しくタグ付けされます。

次の操作を行うと、Gracenote MusicID を使用して Nero Express でオリジナルのオーディ

オ CD を自動的に識別することができます。

▬ オーディオ CD をコピーする

▬ オーディオ CD から HDD へトラックを保存する

ミュージック

Nero Express 38

Gracenote プラグイン

各オーディオファイルを識別し、アルバムアートを表示するには Gracenote プラグインが必要になります。

プラグインは、www.nero.com から入手できます。 Nero 12 と Nero 12 Platinumに含まれるフルバージョンの Nero Express には、あらかじめこのプラグインが

含まれています。

音楽認識テクノロジーおよび関連データは Gracenote® によって提供されます。Gracenote は、音楽認識技術と関連情報配信の業界標準です。詳細については、

www.gracenote.com をご覧ください。

5.3.1 オーディオファイルを識別する

編集内容に追加したオーディオファイルを Gracenote で識別し、Gracenote Media

Database からアーティストやタイトルなどのメタデータを取得することができます。

ここで示されている機能の中には、Essentials バージョンでは制限されたり、使

用できないものもあります。Essentials バージョンは、全機能が搭載されたフル

バージョンにいつでもアップグレードできます(www.nero.com にアクセスして

ください)。

Gracenote プラグイン

各オーディオファイルを識別し、アルバムアートを表示するには Gracenote プラ

グインが必要になります。

プラグインは、www.nero.com から入手できます。 Nero 12 と Nero 12 Platinumに含まれるフルバージョンの Nero Express には、あらかじめこのプラグインが

含まれています。

これを行うには、次の手順を実行します。

1. 音楽 CD を作成する編集タイプを選択します。

➟ 編集画面が開きます。

ミュージック

Nero Express 39

2. ハードディスクのオーディオファイルを音楽の編集内容に追加します。

3. 編集内容から 1 つまたは複数のオーディオファイルを選択します。

4. 右クリックしてコンテキストメニューを開きます。

5. [メタデータ取得]を選択します。

➟ オーディオファイルが分析され、必要な情報が Gracenote に送信されます。[メタデー

タ取得編集]ウィンドウが開きます。Gracenote で受信したメタデータが[新情報]エリアに表示されます。

[メタデータ編集]ウィンドウ

6. 必要に応じて、メタデータ(トラック番号、タイトル、アーティスト、アルバムタイト

ル、年、ジャンルなど)を編集します。

7. [適用]ボタンをクリックします。

➟ [メタデータ取得編集]ウィンドウが閉じます。

ミュージック

Nero Express 40

➡ メタデータがオーディオファイルに書き込まれ、Nero Express に表示されま

す。[ファイル名をすべて合致]チェックボックスがオンになっている場合に

は、(技術的に可能な場合は)ハードディスクのファイル名が変更されます。

5.4 オーディオ CD をハードディスクへコピー Nero Express を使用して、オーディオ CD のオーディオファイルをハードディスクに保存

できます。このとき、ファイルはエンコード(コンピュータで読み取れる形式に変換)され

ます。通常、オーディオファイルは圧縮されます。

オーディオ CD は Gracenote MusicID で自動的に識別できます。タイトル、ジャンル、ト

ラックタイトルなどのメタデータが Gracenote Media Database から取得され、トラックに

関連付けられます。可能な場合は、アルバムアートも表示され、トラックに関連付けられま

す。このようにして、エンコード処理後に、オーディオファイルに正確で完全な名前が付け

られます。

音楽認識テクノロジーおよび関連データは Gracenote® によって提供されます。Gracenote は、音楽認識技術と関連情報配信の業界標準です。詳細については、

www.gracenote.com をご覧ください。

コピー保護されたオーディオ CD のファイルは保存できません。

Essentials バージョンでは、エンコードおよびデコード形式に制限があります。

Essentials バージョンは、全機能が搭載されたフルバージョンにいつでもアップ

グレードできます(www.nero.com にアクセスしてください)。

mp3PRO プラグイン

MP3 および mp3PRO のエンコード/デコードを制限なく行うには、

mp3PRO プラグインが必要です。

このプラグインは Nero 12 に追加することができます。プラグインは、 www.nero.com から入手できます。フルバージョンには、あらかじめこ のプラグインが含まれています。

ミュージック

Nero Express 41

オーディオファイルを保存するには、次の手順を実行します。

1. 画面の拡張エリアにある、[オーディオトラックを保存]ボタンをクリックします。

➟ [オーディオトラックをハードディスクに保存]ウィンドウが開きます。

2. オーディオ CD をドライブに挿入します。

➟ ディスクが分析され、必要な情報が Gracenote に送信されます。Gracenote Media

Database で完全に一致する項目が見つかった場合は、そのメタデータが使用され、表

示されます。

➟ 複数の項目が見つかった場合、または特定できない項目が見つかった場合は、[一

致]ウィンドウが表示され、該当するメタデータレコードが表示されます。

3. オーディオ CD に一致するメタデータレコードを選択します。

4. どのメタデータレコードもオーディオ CD に一致しない場合は、[新規送信]ボタン

をクリックします。

➟ [メタデータ編集]ウィンドウが開きます。

メタデータ編集

ミュージック

Nero Express 42

一致する項目がデータベースに見つからず、新たにメタデータを入力して使用で

きるようにする場合にも、[メタデータ編集]ウィンドウが開きます。

5. トラックリストをクリックして、オーディオトラックのメタデータ([タイトル]と

[アーティスト])を編集します。

6. 画面の右側でオーディオ CD のメタデータ([アルバム]、[アルバムアーティスト]、

[年]、[ジャンル]、および[アルバムアート])を編集します。

7. その他の情報を追加する場合は、[拡張オプション]ボタンをクリックします。

➟ Gracenote で作成された[Gracenote MusicID ディスク情報]ウィンドウが開きます。

追加情報の入力後は、このウィンドウを閉じて[メタデータ編集]ウィンドウを再度表示する必要があります。

8. [送信]ボタンをクリックします。

➟ オーディオ CD のメタデータを変更した場合、またはこれらのメタデータを初めて入力

した場合は、Gracenote に変更内容が送信され、Gracenote Media Database に登録さ

れます。

➟ [メタデータ編集]ウィンドウが閉じられ、情報が[オーディオトラックをハードディ

スクに保存]ウィンドウに渡されます。

ミュージック

Nero Express 43

オーディオトラックをハードディスクに保存

9. ハードディスクに保存するトラックを選択します。

10. [出力]タブをクリックします。

➟ [出力]タブが開きます。

11. [ファイルフォーマット]ドロップダウンメニューで、対象ファイルのオーディオ形式

を選択します。

12. [ファイル名作成モード]ドロップダウンメニューで、ファイル名の作成方法を選択し

ます。

13. 希望に応じて他の設定を定義します。

14. [コピー]ボタンをクリックします。

ミュージック

Nero Express 44

➟ 変換が開始されます。アルバム名の付いたフォルダが指定したフォルダ内に作成されま

す。オーディオファイルがこのフォルダに保存され、選択した作成方法に従がって名前が付けられます。Gracenote で識別されたメタデータがオーディオファイルに書き込ま

れます。

➡ 以上で、オーディオファイルの保存は完了です。

5.4.1 オーディオ CD をハードディスクへコピー

[オーディオトラックをハードディスクに保存]ウィンドウで、ハードディスクに保存する

オーディオファイルの設定を定義します。開始画面の拡張エリアの[オーディオトラックを

保存]ボタンをクリックして、ウィンドウを開きます。

[オーディオ CD をハードディスクへコピー] - [ソース]

ミュージック

Nero Express 45

次の設定オプションが使用できます。

タブ

ソース オーディオデータのソースの設定を指定します。

タブ

出力 出力ファイルの設定を行います。

ボタン

コピー コピー処理または保存処理を開始します。

以下も合わせてご覧下さい:

�✒ オーディオ CD の編集 →28

5.4.1.1 [ソース]タブ

[ソース]タブには、オーディオ CD に収録されたオーディオファイルが表示されます。各

コントロールボタンの機能は、一般的な CD プレーヤーのボタンと同じです。

次の設定オプションが使用できます。

ドロップダウンメニ

ュー

読み込み元ドライブ

オーディオ CD を挿入したドライブを選択します。

タイトル選択リスト

オーディオ CD に収録されたトラックを表示します。コピーするト

ラックを個別に選択するには、各トラックのチェックボックスをオ

ンにします。

ボタン

更新

Gracenote Media Database へ新規の問合せを送信し、データベース

内に一致する項目が存在する場合は、オーディオ CD のメタデータ

(アーティスト名、タイトル名、ジャンルなど)を読み込むことが

できます。

ミュージック

Nero Express 46

ボタン

編集

[メタデータ編集]ウィンドウが開きます。このウィンドウでは、

Gracenote により送信されたオーディオ CD のメタデータを編集で

きます。オーディオ CD の項目が Gracenote Media Database に存

在しない場合は、メタデータを入力することもできます。このメタ

データは Gracenote に送信され、Gracenote Media Database に追

加されます。

入力フィールド

アルバム/アーティス

ト/年

アルバム、アーティスト、および年に関するメタデータを表示また

は指定します。

選択リスト

ジャンル ジャンルの表示または指定を行います。

カバーエリア アルバムアート、つまりオーディオ CD のカバーを表示します。

ボタン

カバー読込 ハードディスクにある他のカバーを読み込みます。

ミュージック

Nero Express 47

5.4.1.2 [出力]タブ

[出力]タブでは、作成するオーディオファイルのプロパティを定義できます。

[オーディオ CD をハードディスクへコピー] - [出力]

次の設定オプションが使用できます。

入力ウィンドウ

出力ディレクトリ 出力ファイルの保存先を選択します。

ボタン

参照 参照ウィンドウを開き、保存先を選択します。

ドロップダウンメニュ

ファイル名作成モード

出力ファイルの名前の作成方法を選択します。

ミュージック

Nero Express 48

チェックボックス

保存されたオーディオ

トラックのプレイリス

トを自動的に生成する

保存したオーディオファイルのプレイリストを作成します。プレ

イリストとは、リッピングしたオーディオファイルを、正しいメ

タデータが登録された状態で正しい順序に表示したリストです。

プレイリストを選択するだけで、リスト内のすべてのオーディオ

ファイルがオーディオ編集や再生アプリケーションに追加される

ため、プレイリストは非常に便利なツールです。

ドロップダウンメニュ

プレイリスト形式

プレイリストの形式を選択します。

ドロップダウンメニュ

ファイルフォーマット

選択したオーディオファイルの、出力オーディオファイル形式を

選択します。選択したファイル形式は次回以降の初期設定となり

ます。Nero AAC オーディオ、MP3 オーディオ、WAVE、AIFF、

FLAC、Ogg Vorbis から選択できます。

ドロップダウンメニュ

品質

選択したオーディオファイル形式のビットレートを選択します。

ビットレートが低いと、転送されるデータ量が少なくなります。

そのため、ファイルは小さくなりますが、品質は低くなります。

ビットレートが高いと、転送されるデータ量が多くなります。そ

のため、ファイルサイズは大きくなりますが、品質は高くなりま

す。MP3 の標準値は CD の品質に相当する 128 です。MP3 オーデ

ィオファイル形式の場合、MP3 ファイルを作成するか、mp3 PRO

ファイルを作成するかを選択することもできます。

このボタンは、[Nero AAC オーディオ]ファイル形式または

[MP3 オーディオ]ファイル形式が選択されている場合のみ使

用できます。

チェックボックス

強制iPod互換

Nero AAC オーディオを iPod で使用できるようにします。

このボタンは、出力オーディオ形式として[Nero AAC オーディ

オ]形式が選択されている場合のみ使用できます。

ミュージック

Nero Express 49

チェックボックス

ID3v2 非同期無効

デコード処理中の ID3v2 非同期を無効にします。

ID3v2 非同期は、MP3 デコード処理の一部です。これによって、

ID3v2 をサポートしていない古いソフトウェアやハードウェアでも

MP3 ファイルを再生できる可能性が高くなります。ただし、

ID3v2 をサポートするデバイスの中には、ID3v2 非同期をサポート

していないものもあります。非同期 ID3v2 で MP3 ファイルを再生

する場合、そのようなデバイスでは、イメージやテキストのタグ

がうまく表示されないことがあります。このような問題が発生し

た場合は、このチェックボックスをオフにしてください。

チェックボックス

可能ならアルバムアー

トをファイルへ追加

アルバムアートをファイルに追加します。アルバムアートは、た

とえばエクスプローラのアイコン表示に利用されます。アルバム

アートを追加すると、ファイルサイズが大きくなります。

アルバムアートが利用可能になっているか、このオーディオ CD

に対して選択されている場合にのみ、このオプションを使用でき

ます。

ビデオ

Nero Express 50

6 ビデオ

6.1 DVD ビデオの編集 Nero Express を使用すると、ハードディスクに保存されたプレマスタリング済みの DVD

ビデオファイルを DVD に書き込むことができます。作成した DVD は、ほとんどすべての

DVD プレーヤーで再生できます。DVD ビデオタイトルが用意されていれば(つまり、完全

な DVD フォルダ構造が用意されていれば)、Nero Express を使用して DVD が作成できま

す。

Nero Express では、ビデオファイルを DVD ビデオ、AVCHD ビデオ、BDMV ビ

デオに変換することができません。ビデオファイルの DVD ビデオ、AVCHD ビ

デオ、BDMV ビデオへの変換は、Nero Video などでは可能です。Nero Video は

フルバージョンの Nero 12 に含まれています。Nero Video について詳しくは、

Nero の Web サイト(www.nero.com)を参照してください。また、ビデオ編集

について詳しくは、『Nero Video マニュアル』を別途参照してください。

DVD ビデオを編集するには、次の手順を実行します。

1. Nero Express の開始画面で[ビデオ]メニューアイコンをクリックします。

➟ ビデオのオプションが表示されます。

2. [DVD-Videoファイル]オプションをクリックします。

➟ [DVD-ビデオファイル]編集画面が表示されます。

3. [追加]ボタンをクリックします。

➟ [ファイルとフォルダの追加]ウィンドウが開きます。

4. 編集に追加する DVD-ビデオファイルを選択し、[追加]ボタンをクリックします。

5. [閉じる]ボタンをクリックします。

➟ 編集する DVD-Video ファイルが追加され、編集画面に表示されます。

ビデオ

Nero Express 51

[DVD-ビデオファイル]編集画面

選択した DVD ビデオファイルが 4483 MB より大きく、2 層 DVD(DVD DL)の書き込みができる DVD ドライブを使用している場合には、ドロップダウンメニューから[DVD 9(8152 MB)]を選択できます。

6. [次へ]ボタンをクリックします。

➡ 以上で、DVD-Video の編集は完了です。この時点で、ここまでの編集内容を書き込

むことができます。

以下も合わせてご覧下さい:

�✒ 編集画面 →17

6.2 Blu-rayビデオディスクのコンパイル Nero Express を使用すると、ハードディスクに保存された BDMV(Blu-ray Movie)ファイ

ルを BDMV-Video ディスクに書き込むことができます。作成した BDMV-Video は、ほとん

どすべての Blu-ray プレーヤーで再生できます。

完全な BDMV-Video フォルダ構造が用意されていれば、Nero Express を使用して BDMV-

Video を書き込むことができます。

ビデオ

Nero Express 52

Nero Express では、ビデオファイルを DVD ビデオ、AVCHD ビデオ、BDMV ビ

デオに変換することができません。ビデオファイルの DVD ビデオ、AVCHD ビ

デオ、BDMV ビデオへの変換は、Nero Video などでは可能です。Nero Video は

フルバージョンの Nero 12 に含まれています。Nero Video について詳しくは、

Nero の Web サイト(www.nero.com)を参照してください。また、ビデオ編集

について詳しくは、『Nero Video マニュアル』を別途参照してください。

BDMV-Video ディスクを編集するには、次の手順を実行します。

1. Nero Express の開始画面で[ビデオ]メニューアイコンをクリックします。

➟ ビデオのオプションが表示されます。

2. [BDMV ファイル]オプションをクリックします。

➟ [BDMV ファイル]編集画面が表示されます。

BDMV ファイル編集画面

3. [追加]ボタンをクリックします。

➟ [ファイルとフォルダの追加]ウィンドウが開きます。

4. 編集に追加する BD-Video ファイルを選択し、[追加]ボタンをクリックします。

5. [閉じる]ボタンをクリックします。

ビデオ

Nero Express 53

➟ 編集する BD-Video ファイルが追加され、編集画面に表示されます。

ファイルとフォルダ

BDMV-Video にはさまざまなフォルダが含まれています。各フォルダに含めるこ とのできるファイルには制限があります。ファイルがフォルダに含まれていない場合は、次のように、正しいファイルを特定のフォルダに割り当てる必要があり

ます。

\BDMV\index.bdmv \BDMV\MovieObject.bdmv BDMV\PLAYLIST\*.mpls \BDMV\CLIPINF\*.clpi \BDMV\STREAM\*.m2ts \BDMV\AUXDATA\sound.bdmv \BDMV\AUXDATA\*.otf \BDMV\BDJO\*.bdjo(これらのファイルはオプションですが、フォルダが利用で

きる状態になっている必要があります)

また、\BDMV\META、\BDMV\JAR、および \CERTIFICATE フォルダも利用でき

る状態になっている必要がありますが、中身は空のままでもかまいません。

\BDMV\BACKUP フォルダが利用できる状態になっている場合、その中には、 index.bdmv と MovieObjects.bdmv の各ファイルのコピー、および PLAYLIST、

CLIPINF、BDJO の各フォルダのコピーが含まれます。

6. [次へ]ボタンをクリックします。

➡ 以上で、BD-Video の編集は完了です。この時点で、ここまでの編集内容を書き込

むことができます

6.3 AVCHDビデオディスクのコンパイル Nero Express を使用すると、ハードディスクまたはカムコーダーに保存された AVCHD ビ

デオファイルを AVCHD ビデオディスクに書き込むことができます。AVCHD ビデオディス

クは、通常のように DVD に書き込むか、Blu-ray ディスクに書き込むことができます。

Blu-ray ディスクを使用すると、DVD より多くの領域に書き込めるメリットがあります。

ビデオ

Nero Express 54

DVD に書き込んだ AVCHD ビデオは、Blu-ray ディスクの仕様に対応します。ただし、すべ

ての Blu-ray プレーヤーで再生できるという保証はありません。

マスター前のファイルを含む完全なフォルダ構造が用意されていれば、Nero Express を使

用して AVCHD ビデオディスクが作成できます。

Nero Express では、ビデオファイルを DVD ビデオ、AVCHD ビデオ、BDMV ビ

デオに変換することができません。ビデオファイルの DVD ビデオ、AVCHD ビ

デオ、BDMV ビデオへの変換は、Nero Video などでは可能です。Nero Video は

フルバージョンの Nero 12 に含まれています。Nero Video について詳しくは、

Nero の Web サイト(www.nero.com)を参照してください。また、ビデオ編集

について詳しくは、『Nero Video マニュアル』を別途参照してください。

AVCHD ビデオディスクを編集するには、次の手順を実行します。

1. Nero Express の開始画面で[ビデオ]メニューアイコンをクリックします。

➟ ビデオのオプションが表示されます。

2. [AVCHD(TM)ファイル(BD)]または[AVCHD(TM)ファイル(DVD)]オプ

ションをクリックします。

➟ [AVCHD(TM)ファイル]編集画面が表示されます。

ビデオ

Nero Express 55

[AVCHD(TM)ファイル]編集画面

3. [追加]ボタンをクリックします。

➟ [ファイルとフォルダの追加]ウィンドウが開きます。

4. 編集に追加する AVCHD ビデオファイルを選択し、[追加]ボタンをクリックします。

5. [閉じる]ボタンをクリックします。

➟ 編集する AVCHD ビデオファイルが追加され、編集画面に表示されます。

6. [次へ]ボタンをクリックします。

➡ 以上で、AVCHD ビデオディスクの編集は完了です。この時点で、ここまでの編

集内容を書き込むことができます。

ディスクイメージまたは保存したプロジェクトの読み込み

Nero Express 56

7 ディスクイメージまたは保存したプロジェクトの読み込み Nero Express を使用して、すでにハードディスクに保存されているディスクイメージや編

集を使用して、ディスクを書き込むことができます。

書き込み処理のために、イメージファイルや保存された編集をロードするには、次の操作を

行います。

1. Nero Express の開始画面にある[イメージ、プロジェクト、コピー]メニューアイコン

を、クリックします。

➟ コピーとディスクイメージのオプションが表示されます。

2. [ディスクイメージ又は既存のプロジェクト]オプションをクリックします。

➟ [開く]ダイアログウィンドウが開きます。

3. 必要なイメージファイル(*.nrg など)、または保存した編集を選択して、[開く]ボタ

ンをクリックします。

➟ 選択したファイルがロードされ、[最終書き込み設定]画面が表示されます。

➡ 以上で、イメージファイルや編集のロードは完了です。この時点で、書き込みが

可能になります。

LightScribe

Nero Express 57

8 LightScribe Nero Express と LightScribe 対応のドライブを使用すると、LightScribe 対応のドライブ内

で CD または DVD のラベル面に印刷できるラベルを作成したり、ロードすることができま

す。この機能は、開始画面に表示される[LightScribe ラベルの印刷]オプションから単独

で使用することも、プロジェクトの作成および書き込み処理の中間ステップに組み込んで使

用することもできます。

この機能は、Nero 12 に含まれるフルバージョンの Nero Express でのみ利用で

きます。全機能が搭載されたフルバージョンにいつでもアップグレードできます

(www.nero.com にアクセスしてください)。

LightScribe テクノロジ対応ドライブが搭載、または接続されていない場合、こ

の機能はご利用いただけません。

以下も合わせてご覧下さい:

�✒ LightScribe の設定 →101

8.1 LightScribe ラベルを印刷する LightScribe ラベルを作成して、CD や DVD に印刷するには、次の手順を実行します。

1. 開始画面の拡張エリアにある[レコーダー]セクションで、使用する LightScribe 対応ド

ライブを選択します。

2. 空の LightScribe ディスクを、ラベル面を下にして LightScribe 対応ドライブに挿入しま

す。

➟ Nero Express の開始画面に[LightScribe ラベルの印刷]メニューアイコンが表示さ

れます。

LightScribe

Nero Express 58

[LightScribe ラベル]の開始画面

3. [LightScribe ラベルの印刷]メニューアイコンをクリックします。

➟ [LightScribe ラベルの印刷]オプションが表示されます。

4. [LightScribe ラベルの印刷]オプションをクリックします。

➟ [ディスクレーベル]画面が表示されます。

[ディスクレーベル]画面

5. 必要に応じたラベルを作成します。

LightScribe

Nero Express 59

[ディスクレーベル]画面のインターフェースは、基本的に Nero CoverDesigner のインターフェースと同じです。ラベルを紙に印刷

するか、対応ディスク上に直接印刷するかが異なるだけです。

Nero CoverDesigner のユーザーマニュアルには、プロ級のカバーや

レーベルを作成する方法が詳しく説明されています。

6. [次へ]ボタンをクリックします。

➟ [LightScribe 印刷設定]画面が開きます。

7. 入力フィールドに適切な値を入力し、目的の印刷品質に該当するオプションのボタンをオ

ンにします。

8. [印刷]ボタンをクリックします。

➟ 印刷処理が始まります。進行状況バーで処理の進行状況を確認できます。印刷処理が終

了すると同時に[Nero – LightScribe]ダイアログが開き、印刷処理の結果についてのメッセージが表示されま

す。

9. [OK]ボタンをクリックします。

10. [LightScribe 印刷設定]画面で[次へ]ボタンをクリックします。

➡ 以上で、要件に応じた LightScribe ラベルの作成および印刷は完了です。この後

は、最終画面から別のオプションを選択して作業を続行することも、Nero Express を終了することもできます。 同じ LightScribe ディスクにラベルを複数回印刷することができます。印刷されるラベルは同じ位置に合わされます。これによって印刷が濃くなり、多くの場合品質が向上します。また、別の書き込みプロセスで、新しい要素を使ってラベルを拡張

することもできます。作成したラベルを再利用したい場合は保存してください。

編集内での LightScribe ラベル書き込み

編集プロジェクトで LightScribe ラベルの作成と書き込みを一緒に行うには、 [オプション]で[常に LightScribe ラベルを作成する]チェックボックス を有効にします。すると、プロジェクトを編集した後に、(LightScribe 対 応ドライブが選択されていれば)[ディスクレーベル]画面が表示されます。

ラベル印刷処理はデータ面の書き込み後に実行されます。

LightScribe

Nero Express 60

以下も合わせてご覧下さい:

�✒ [LightScribe 印刷設定]ウィンドウ →60

�✒ 最終画面 →85

�✒ LightScribe の設定 →101

8.2 [LightScribe 印刷設定]ウィンドウ [LightScribe 印刷設定]ウィンドウでは、LightScribe ラベルの印刷プロパティを、用途に

合わせてカスタマイズできます。

[LightScribe 印刷設定]ウィンドウ

次のオプションが使用できます。

エリア

印刷コントラスト

印刷品質を調節します。

このオプションボタンは、初期設定では[通常]が選択されて

います。

入力フィールド

作成枚数 作成枚数を指定します。

LightScribe

Nero Express 61

ドロップダウンメニュー

ドライブ

ドライブを指定します。

LightScribe 対応ドライブが複数台搭載、または接続されている

場合のみ表示されます。

チェックボックス

作業終了後自動的にPCを

シャットダウン

ラベルの印刷が終了すると、コンピュータをシャットダウンし

ます(可能な場合)。

ボタン

印刷 ラベルの印刷を開始します。

ボタン

プレビュー

[LightScribe 印刷プレビュー]ダイアログボックスを開きま

す。このダイアログボックスには、ラベルの印刷プレビューが

表示されます。

Labelflash

Nero Express 62

9 Labelflash Labelflash 対応ドライブがあれば、Labelflash 対応の DVD のラベル面やデータ面にラベル

を印刷できます。Labelflash の DVD には、最上位層と最下位層の間に特殊な層があり、ド

ライブ内のレーザーをこの層に照射することにより、画像や文字が DVD 上に印刷されま

す。

この機能は、Nero 12 に含まれるフルバージョンの Nero Express でのみ利用で

きます。全機能が搭載されたフルバージョンにいつでもアップグレードできます

(www.nero.com にアクセスしてください)。

[レーベル書き込み]画面のインターフェースは、基本的に Nero CoverDesigner のインターフェースと同じです。ラベルを紙に印刷

するか、対応ディスク上に直接印刷するかが異なるだけです。

Nero CoverDesigner のユーザーマニュアルには、プロ級のカバーや

レーベルを作成する方法が詳しく説明されています。

Labelflash テクノロジに対応しているドライブが搭載または接続されていない場

合、この機能はご利用いただけません。

9.1 [レーベル書き込み]ウィンドウ [レーベル書き込み]ウィンドウでは、Labelflash 対応 DVD に書き込むラベルの作成、読

み込みができます。選択した印刷品質と回転速度についての情報は、このウィンドウの右側

に表示されます。 [ディスクタイプ]の下側の表示では、空のディスクをラベル面を下に

挿入したのか、データ面を下にしているのかが確認できます。ディスクのどちらの面を下に

してドライブに挿入したかによって、Labelflash または DiscT@2 のどちらかのロゴが[レ

ーベル書き込み]ウィンドウに表示されます。

Labelflash

Nero Express 63

[レーベル書き込み]ウィンドウ

[レーベル書き込み]ウィンドウでは、次の設定オプションが使用できます。

入力フィールド

内径 ラベルと内側の端からラベルまでの距離を指定します。

入力フィールド

幅 印刷領域の幅を指定します。

ボタン

変更

[Labelflash 印刷プロパティ]ウィンドウが開きます。

このウィンドウでは、印刷の品質とコントラストのレベルを変更で

きます。 変更結果は、印刷プレビュー画面に直接表示されます。

Labelflash

Nero Express 64

ボタン

プレビュー

[印刷プレビュー]を開きます。 このウィンドウでは、Labelflash

対応ディスクにラベルが印刷されたときの状態を確認できます。

選択リスト

ラベルテンプレート

ラベルをデザインするための様々なテンプレートが用意されていま

す。選択したテンプレートは、必要に応じて編集したり、カスタマ

イズできます。

ボタン

書き込み 書き込みプロセスを起動します。

ボタン

キャンセル 作業を取り消して、ウィンドウを閉じます。

DiscT@2 を作成する場合には、Nero Express は初期設定で作成するラベル用に利用できる印刷範囲(DVD のデータ面でデータが未使用の範囲)のみを表示し

ます。印刷範囲の半径を広げることはできません。

9.2 Labelflash ラベルおよび DiskT@2 を印刷する ラベルの作成時、ラベル面に印刷するか、データ面に印刷するかによる基本的な違いはあり

ません。ラベルの印刷は、データの書き込み処理には組み込まれません。

DVD のラベル面には、いつでも印刷できます。

編集内容の書き込みが完了したら、最初にデータ面に印刷するようおすすめします。印刷したデータ面に、データを書き込むことはできません。すでにデータを書き込み済みの DVD をドライブに挿入すると、Nero Express はデータ面に残さ

れた印刷可能な領域を自動的に識別します。

DVD のラベル面に Labelflash ラベルを印刷したり、データ面に DiskT@2 を印刷するに

は、次の手順を実行します。

1. ラベル面に Labelflash ラベルを印刷する場合は、空の Labelflash 対応ディスクを、ラベ

ル面を下にしてドライブに挿入します。

Labelflash

Nero Express 65

➟ [レーベル書き込み]ウィンドウが開き、Labelflash のロゴが表示されます。

2. DiskT@2 をデータ面に印刷する場合は、空き領域のある Labelflash 対応ディスクを、デー

タ面を下にしてドライブに挿入します。

➟ [レーベル書き込み]ウィンドウが開き、DiskT@2 のロゴが表示されます。

3. 目的に合ったラベルを作成するか、Nero CoverDesigner で作成したラベルを開きます。

[レーベル書き込み]ウィンドウのインターフェースとラベルの作成は、基本的に Nero CoverDesigner と同じです。Nero CoverDesignerのユーザーマニュアル

には、プロ級のカバーやレーベルを作成する方法が詳しく説明されています。

4. ラベルを印刷する範囲を変更したい場合は、[内径]と[幅]の入力フィールドを使用

します。

5. 印刷プロパティを確認または変更するには、次の手順を実行します。

1. [変更]ボタンをクリックします。

➟ [Labelflash印刷プロパティ]ウィンドウが開きます。

2. 印刷品質を変更するには、[印刷品質プロファイル]ドロップダウンメニューから品質

レベルを選択します。

3. [印刷品質プロファイル]ドロップダウンメニューから[カスタム]を選択すると、コ

ントラストのレベルと回転速度を変更できます。

4. [OK]ボタンをクリックします。

➟ [Labelflash 印刷プロパティ]ウィンドウが閉じ、変更が適用されます。

Labelflash

Nero Express 66

Labelflash 印刷プロパティ

6. [書き込み]ボタンをクリックします。

➟ 印刷処理が開始され、[Labelflash - 印刷中]または[DiscT@ 2 - 印刷中]ウィンドウ

が開きます。このウィンドウでは、印刷処理の残り推定時間と、印刷の進行状況を確認

できます。印刷処理が完了すると、それを通知するメッセージウィンドウが開きます。

7. [OK]ボタンをクリックします。

➟ メッセージウィンドウが閉じられ、ディスクが取り出されます。

➡ 以上で、ラベルの印刷は完了です。

編集内容を書き込む

Nero Express 67

10 編集内容を書き込む

10.1 ドライブを選択する 複数のドライブを搭載、または接続している場合は、[レコーダ]内のドロップダウンリス

トから、書き込みに使用するドライブを選択できます。プロジェクトの書き込み直前にも、

[最終書き込み設定]ウィンドウで、選択済みのドライブを再度変更することができます。

Labelflash 対応ドライブ

Labelflash 対応ドライブを搭載、または接続したコンピュータの場合は、Nero Express で Labelflash 対応ドライブを選択して Labelflash DVD レーベルを作成し、印刷できます。この機能は開始ウィンドウの拡張機能ダイアログボックス内

の[レーベル書き込み]メニューアイコンを選択して使用できます。

LightScribe 対応ドライブ

LightScribe 対応ドライブを搭載、または接続したコンピュータで、そのドライブを選択すると、Nero Express を使用して LightScribe CD や DVD ラベルの作成および印刷ができます。この機能は、開始画面に表示される[LightScribe ラベルの印刷]オプションから単独で使用することも、プロジェクトの作成および

書き込み処理の中間ステップに組み込んで使用することもできます。

Nero Express Essentials では書き込み機能が制限されています。全機能が搭載さ

れたフルバージョンにいつでもアップグレードできます(www.nero.com にアク

セスしてください)。

Nero Express では、コンピュータに搭載または接続されているドライブのほか、Nero

Image Recorder も使用できます。Nero Image Recorder を使用すると、イメージファイル

を作成して、後で書き込むために保存することができます。Nero Image Recorder を使用す

るには、開始画面の拡張機能ダイアログボックスで[Nero Image Recorder を使用]チェッ

クボックスをオンにする必要があります。

編集内容を書き込む

Nero Express 68

Nero Image Recorder は、開始画面の拡張エリアでしか有効化できませんので注

意してください。

Image Recorder は、接続されているドライブがサポートしない種類のディスクのイメージを作成する場合にも適しています。たとえば、DVD ドライブをが搭載、または接続されていないコンピュータでも DVD イメージを作成できます。

その後は、イメージをいつでもディスクに書き込むことができます。

ブルーレイ 対応の詳細については、www.nero.com/link.php?topic_id=416 を参照

してください。

10.2 書き込み処理の開始方法 使用するドライブを選択したり、プロジェクトの書き込み設定を必要に応じて指定したり、

書き込み処理を開始するには、次の手順を実行します。

1. 選択したプロジェクトを編集します。

2. [次へ]ボタンをクリックします。

➟ [最終書き込み設定]画面が開きます。

3. 適切な空のディスクを、選択したドライブに挿入します。

4. [現在のドライブ]ドロップダウンメニューから、書き込みに使用したいドライブを選

択します。

5. 必要に応じて、入力フィールドに適切な値を追加したり、チェックボックスをオンにし

ます。

6. 拡張エリアで必要な設定を追加します。

7. [書き込み]ボタンをクリックします。

➟ [書き込みプロセス]画面が表示され、書き込み処理が始まります。進行状況バーで処

理の進行状況を確認できます。

➟ [SecurDisc 表面スキャン]チェックボックスがオンになっている場合は、

[SecurDisc 表面スキャン結果]ウィンドウが開きます。

編集内容を書き込む

Nero Express 69

➟ Nero Express により表面スキャンが開始されます。結果はリアルタイムで表示されま

す。

➟ 書き込み処理が終了すると、メッセージウィンドウが開きます。

8. [OK]ボタンをクリックします。

9. 書き込み処理のログを保存する場合は、[保存]ボタンをクリックします。

10. [次へ]ボタンをクリックします。

➡ 以上で、プロジェクトの書き込みは完了です。この後は、最終画面から別のオプシ

ョンを選択して作業を続行することも、Nero Express を終了することもできます。

10.3 イメージファイルの作成 Nero Express と Image Recorder を使用すると、あらゆる編集タイプでディスクイメージを

作成できます。NRG イメージファイル形式はいつでも選択できますが、ISO イメージファ

イル形式は一部の編集タイプでのみ選択できます。Nero Expressでは利用可能な形式のイメ

ージファイルのみが選択できるようになっています。

NRG イメージファイル形式は、Nero が開発しました。ISO とは異なり、NRG はすべての

ディスクでどんな編集タイプからでも作成可能です。つまり、オーディオ CD やマルチセッ

ションディスクでも、NRG イメージファイルとして保存することができます。

この機能は、フルバージョンのみで利用できます。Essentials バージョ

ンは、全機能が搭載されたフルバージョンにいつでもアップグレードで

きます(www.nero.com にアクセスしてください)。

Nero Image Recorder を有効にしていないと、ドロップダウンメニューに表示さ

れません。

Image Recorder を使用して、要件に合った書き込み設定を行い、プロジェクトをイメージ

ファイルとしてハードディスクに保存するには、次の手順を実行します。

1. 選択したプロジェクトを編集します。

➟ [最終書き込み設定]画面が開きます。

編集内容を書き込む

Nero Express 70

2. [現在のドライブ]ドロップダウンメニューから、[Image Recorder]オプションを選

択します。

3. 入力フィールドに、必要な値を追加します。

4. 必要に応じて、拡張機能ダイアログボックスで設定を追加します。

5. [書き込み]ボタンをクリックします。

➟ [書き込みプロセス]画面が表示され、[イメージファイルの保存]ダイアログボック

スが表示されます。

6. [ファイル名]入力フィールドに、イメージファイルに付ける名前を入力します。

7. ナビゲーションツリーで保存場所を選択し、[保存]ボタンをクリックします。

➟ 書き込みまたは保存処理が開始されます。進行状況バーで処理の進行状況を確認できま

す。書き込みまたは保存の処理が終了するとすぐにウィンドウが開き、書き込み処理の

結果に関するメッセージが表示されます。

[書き込みプロセス]ウィンドウ

8. [OK]ボタンをクリックします。

9. 書き込み処理のログを保存する場合は、[保存]ボタンをクリックします。

10. [次へ]ボタンをクリックします。

編集内容を書き込む

Nero Express 71

➡ 以上で、Nero Image Recorder を使用したプロジェクトの保存は完了です。この後

は、[最終書き込み設定]画面から別のオプションを選択してプロジェクトを継続

することも、Nero Express を終了し、後で継続することもできます。

10.4 [最終書き込み設定]画面 最終書き込み設定 画面では、書き込み設定を必要に応じて指定したり、Nero Image

Recorder を使用して、プロジェクトをイメージファイルの形でハードディスクに保存

したり、書き込み処理を開始したりできます。

[最終書き込み設定]画面

[最終書き込み設定]画面では、次の設定オプションが使用できます。

ボタン

オプション

[ドライブ情報]ダイアログボックスを開きます。このダイアログ

ボックスには、選択したドライブと、そのドライブを使用して書き

込むことができるメディアのタイプについての追加情報が表示され

ます。追加オプションを有効または無効にすることもできます。ド

ライブの中には、Book Type の設定を変更できるものもあります。

オーディオ CD ではこのオプションは使用できません。

編集内容を書き込む

Nero Express 72

入力フィールド

ディスク名

CD や DVD の名前を指定します。

オーディオ CD ではこのオプションは使用できません。

入力フィールド

タイトル(CD

TEXT)

CD テキストをサポートしている場合は、オーディオ CD のタイト

ルを指定できます。

このオプションを使用できるのは、オーディオ CD のみです。CD

Text に表示できるのはラテン文字のみです。CD Text は、ディスク

アットワンスモードでのみ書き込みできます。

入力フィールド

アーティスト(CD

TEXT)

CD テキストがサポートされている場合は、オーディオ CD のアー

テイストを指定できます。

このオプションを使用できるのは、オーディオ CD のみです。CD

Text に表示できるのはラテン文字のみです。CD Text は、ディスク

アットワンスモードでのみ書き込みできます。

入力フィールド

作成枚数

作成枚数を指定します。

このオプションは、Nero Image Recorder で保存する場合は、使用

できません。

チェックボックス

書き込み後にディス

ク上のデータをベリ

ファイする

書き込まれたデータを元のデータと比較します。マルチセッション

ディスクの編集では、最後の書き込み処理時に追加されたデータの

みが比較されます。

このオプションは、Nero Image Recorder で保存する場合は、使用

できません。

チェックボックス

SecurDisc 表面スキ

ャン

書き込み処理終了後に、ディスク表面の品質を検証します。この

オプションは特にバックアップやディスクを書き込む際に使用す

ると、ディスク表面に問題がなく、書き込みがうまくいったかど

うかを確認できます。

このチェックボックスは[書き込み後にディスク上のデータをベリ

ファイする]チェックボックスが選択されている場合にのみアクテ

ィブになります。

編集内容を書き込む

Nero Express 73

チェックボックス

後でファイルを追加

可能にする(マルチセ

ッションディスク)

このオプションをオンにすると、ファイルを追加してディスクに書

き込むことができます。ディスクはファイナライズされません。マ

ルチセッションディスクは、必要なデータを 1 回の書き込み処理で

すべて書き込む必要はありません。プロジェクトを完全に書き込む

まで、繰り返しディスクに書き込むことができます。

このオプションはデータディスクにのみ使用できます。

10.4.1 拡張エリア(書き込み設定)

ウィンドウ枠の左側にある ボタンをクリックすると、[最終書き込み設定]画面の拡張

エリアに、追加の[書き込み設定]が表示されます。

次の設定オプションが使用できます。

ボタン

現在のプロジェクトを保存

[別名で保存]ダイアログボックスが開きます。

このダイアログボックスでは、編集内容を保存できます。

選択リスト

書き込み速度

ディスクの書き込み速度を設定します。選択した書き込み用

ドライブでサポートされている書き込み速度のみが表示され

ます。

このオプションは、Nero Image Recorder で保存する場合

は、使用できません。

選択リスト

書き込み方法

書き込み方法を[ディスク/セッションアットワンス]または

[トラックアットワンス]から選択します。

ディスクアットワンスを使用すると、書き込みレーザーを停

止せずにディスク全体を書き込みます。トラックアットワン

スで書き込むと、各トラックの後でレーザーが停止します。

このオプションを使用できるのは、CD の編集のみです。初期

設定では、DVD はディスクアットワンスで書き込みます。

編集内容を書き込む

Nero Express 74

チェックボックス

最大転送レートを測定

編集されたデータにアクセスできる速度をチェックし、選

択された書き込み速度を必要に応じて減速します。これに

より、バッファアンダーランを防止できます。

バッファーアンダーラン防止機能を搭載したドライブでは、

速度テストは不要です。現在では、ほとんどのドライブにこ

の機能が備わっています。

このオプションは、Nero Image Recorder で保存する場合

は、使用できません。

チェックボックス

シミュレーション

書き込み処理のすべての手順を、レーザー光をオフにして実

行します。たとえば、MP3 ファイルからオーディオ CD を作

成しようとする場合など、書き込みの前にデータの圧縮を解

除する場合には、シミュレーションを実行するようおすすめ

します。シミュレーションが成功すれば、書き込み処理も成

功すると見込めます。

このオプションは、Nero Image Recorder で保存する場合

は、使用できません。

チェックボックス

書き込み

物理的な書き込みを実際に開始します(たとえばシミュレー

ションの後)。

初期設定ではこのチェックボックスが選択されています。

チェックボックス

作業終了後自動的にPCを

シャットダウン

書き込み処理の終了後、PC を自動的にシャットダウンしま

す。

チェックボックス

*.cda トラックの終端の無

音部分を削除

オーディオファイルの最後から無音部分を取り除きます。初

期設定ではこのチェックボックスが選択されています。常に

ブロックの最後で終了しなくても、オーディオデータはブロ

ックに保存されます。最後のブロックは、必要に応じて無音

になります。

編集内容を書き込む

Nero Express 75

意図しない効果が追加されないようにするには、このチェッ

クボックスをオフにするときにポーズの長さを 0 に設定しま

す(ポーズの長さの設定については、[トラックプロパ

ティ]タブ→ 31を参照してください)。

このオプションを使用できるのは、オーディオ CD のみで

す。

チェックボックス

MPEG-4 ビデオ

ファイル ('DIVX') の互換性

を拡げ MPEG-4 対応

DVD プレイヤー互換にす

このチェックボックスがオンになっている場合、Nero

Express では、書き込み処理の間に AVI ファイルの FourCC

コードを検索し、これらのコードを置き換えます。元のファ

イルは変更されません。MPEG-4 ビデオファイル("DIVX")

と MPEG-4 対応 DVD プレイヤーの互換性を拡大することが

できます。

このチェックボックスは、プロジェクトに AVI 形式のビデオ

が含まれている場合にのみ使用できます。

オーディオ CD は、常に[ディスクアットワンス]方法を使用して書き込む必要があります。初期設定ではこの項目が選択されています。

ディスクのコピー

Nero Express 76

11 ディスクのコピー

11.1 コピー方法 Nero Express は、ディスクのコピーに使用できます。ディスクのコピーには、二通りの方

式があります。

▬ オンザフライ

▬ イメージ経由コピー

どちらの方法にも長所と短所がありますが、目的によっては短所が長所になることもありま

す。

11.1.1 オンザフライコピー

オンザフライ方式を使用するには、コピー元のディスクをドライブに挿入して、記録可能な

ディスクをドライブに挿入します。ドライブ内のコピー元ディスクは、直ちにドライブ内の

空ディスクにコピーされます。オンザフライ方式を使用すると、非常に素早く余分なディス

ク領域を必要とせずにコピーが実行できます。

オンザフライ方式を使用するには、ディスク読み込み用ドライブと、書き込み用ドライブの

2 台のドライブが最低でも必要になります。読み込み用ドライブと書き込み用ドライブに

は、次に示す要件が適用されます。

▬ 書き込み用ドライブには、バッファーアンダーラン保護の機能が必要です。または、ド

ライブがデータを十分に速く送信できる必要があります。読み取り速度は書き込み速度

の少なくとも 2 倍でなければなりません。

▬ 読み込みドライブには、セッションの数とセッションの種類についての情報を提供する

機能が必要です。この情報がないと、Nero Express で完全なコピーを作成できないこと

があります。

オーディオ CD をコピーする場合は、読み込まれるオーディオファイルの品質がドライブに

よって低下する可能性があるため、イメージ経由コピー方式をお勧めします。

ディスクのコピー

Nero Express 77

11.1.2 イメージ経由コピー

イメージ経由コピー方法では、まず元のディスクのイメージがファイルに保存されます。次

に、イメージファイルが空のディスクに書き込まれます。イメージ経由コピー方法でのコピ

ーには時間がかかりますが、ほとんどの場合、より優れた結果が得られます。

イメージ経由コピー方式を使用するには、十分な記憶領域が必要になります。

イメージ経由コピーは、次のような状況で特に効果を発揮します。

▬ 利用できるドライブが 1 台に限られている場合。

▬ 同一ディスクのコピーを複数枚作成する場合。

▬ コピー元の CD が(傷などで)読み込みエラーを発生させる可能性がある場合。

▬ コピーの再現性(特に、オーディオ CD のインデックスポジションや音声品質など)

を重視する場合。

11.2 ディスクのコピー Nero Express では、ディスクをコピーできます。つまり、コピー元ディスクの正確なコピ

ーを作成して、コピー先ディスクに書き込むことができます。たとえば、コピー元ディスク

がオーディオ CD の場合、コピーされたディスクもオーディオ CD になります。搭載、また

は接続されている書き込み用ドライブの種類に応じて、CD、DVD、または Blu-ray ディス

クをコピーできます。コピー先ディスクはコピー元ディスクと同じ種類のディスクにする必

要があるため、たとえば DVD は DVD にのみコピーできます。どのような場合でも、Nero

Express では、ディスクの種類が一致しないときにはメッセージを表示します。

自分が著作権者ではないディスクを、著作権者の承認を受けずに無許可でコピー

すると、国内外の法律により処罰されます。

コピープロテクトがかかっているディスクはコピーできません。ディスクがコピー可能かどうか判断できない場合は、実際の物理的な書き込みを開始する前にシ

ミュレーションを実行してください。

ディスクのコピー

Nero Express 78

ディスクをコピーするには、次の手順を実行します。

1. Nero Express の開始画面にある[イメージ、プロジェクト、コピー]メニューアイコン

を、クリックします。

➟ 対応するコピーのオプションが表示されます。

2. [ディスクコピー]オプションをクリックします。

➟ [元のファイルと書き込み先を指定します]画面が表示されます。

元のファイルと書き込み先

3. この画面で、また必要に応じてウィンドウの拡張エリアで、必要な設定を行います。

4. [イメージコピー]方式を使用してディスクをコピーするには、次の手順を実行します。

1. [クィックコピー]ボックスをオフにします。

2. コピー元のディスクをドライブに挿入します。

5. [オンザフライ]方式でディスクをコピーするには、次の手順を実行します。

1. [クィックコピー]チェックボックスをオンにします。

2. [読み込み元ドライブ]と[書き込み先ドライブ]を選択します。

3. コピー元のディスクを、選択したドライブに挿入します。

4. 書き込み先ドライブに空のディスクを挿入します。

ディスクのコピー

Nero Express 79

6. [コピー]ボタンをクリックします。

➟ コピーにドライブを使用している場合には、コピー処理が始まります。コピーに Nero

Image Recoder を使用している場合には、[イメージファイルの保存]ウィンドウが表

示されます。

7. [ファイル名]入力フィールドに、イメージファイルに付ける名前を入力します。

8. [保存する場所]ドロップダウンリストで目的の記憶装置の場所までツリーを移動して、

[保存]ボタンをクリックします。

➟ コピー処理または保存処理が開始されます。進行状況バーで処理の進行状況を確認でき

ます。 1 台のドライブでコピーを実行すると、イメージファイルの作成後、コピー元ディスクを取り出して、適切な空のディスクを挿入するように促すメッセージが表示されます。その後、書き込み処理が自動的に始まります。

9. [次へ]ボタンをクリックします。

➡ 以上で、ディスクのコピーは完了です。この時点で表示される最終画面から、オプ

ションを選択するか、Nero Express を終了します。

以下も合わせてご覧下さい:

�✒ 最終画面 →85

ディスクのコピー

Nero Express 80

11.3 コピーの設定

[元のファイルと書き込み先を指定します]画面

[元のファイルと書き込み先を指定します]画面では、次の設定オプションが使用できま

す。

選択リスト

読み込み元ドライブ

コピー元の情報を読み取るドライブを指定します。

ドライブにコピーしたいディスクを挿入します。

選択リスト

書き込み先ドライブ

書き込み先のドライブを指定します。

このドライブに空のディスクを挿入します。

ボタン

情報

[ドライブ情報]ダイアログボックスを開きます。

このダイアログボックスには、書き込み先に選択したドライブに

ついての情報が表示されます。

チェックボックス

クイックコピー

読み込み元ドライブから、書き込み先ドライブに直接コピーでき

るようにします。クイックコピーの実行時には、デ―タはハード

ディスクにバッファされません。

ディスクのコピー

Nero Express 81

オンザフライオプションは、最低 2 台のドライブが接続されてい

ないと使用できません(Nero Image Recorder には適用されませ

ん)。このチェックボックスが選択されていない場合は、イメー

ジファイルが作成されてから、書き込みが開始されます。

選択リスト

書き込み速度

ディスクの書き込み速度を設定します。選択したドライブでサポ

ートされている書き込み速度のみが表示されます。

このオプションは、Nero Image Recoder では使用できません。

入力フィールド

作成枚数 作成枚数を指定します。

チェックボックス

書き込み後にディスク

上のデータをベリファ

イする

書き込んだデータが、元のデータと同一かどうかを検査します。

このオプションは、Nero Image Recoder では使用できません。

表示フィールド/ボタン

イメージファイル

イメージファイルが保存されるフォルダを指定します。イメージ

ファイルの名前や、保存先フォルダを変更できます。

このオプションは、Nero Image Recoder では使用できません。

拡張機能ダイアログボックスでは、次の設定オプションが使用できます。

チェックボックス

すべてのサブチャンネ

ルデータを読む

コピー時に、すべてのサブチャンネルデータを読み込みます。サ

ブチャンネルデータは、CD TEXT やカラオケ CD の歌詞などの

追加情報を保存するために使用されています。オーディオ CD や

カラオケ CD をコピーする場合には、このチェックボックスをオ

ンにします。

すべてのサブチャンネルデータを読み込むことができるドライブ

を使用する必要があります。

ディスクのコピー

Nero Express 82

チェックボックス

最大転送レートを測定

編集されたデータにアクセスできる速度をチェックし、選択され

た書き込み速度を必要に応じて減速します。これにより、バッフ

ァアンダーランを防止できます。

バッファーアンダーラン防止機能を搭載したドライブでは、速度

テストは不要です。現在では、ほとんどのドライブにこの機能が

備わっています。

このオプションは、Nero Image Recorder で保存する場合は、使

用できません。

チェックボックス

シミュレーション

書き込み処理のすべての手順を、レーザー光をオフにして実行し

ます。シミュレーションが成功すれば、書き込み処理も成功する

と見込めます。

このオプションは、Nero Image Recoder では使用できません。

チェックボックス

書き込み

物理的な書き込みを実際に開始します(たとえばシミュレーショ

ンの後)。

初期設定ではこのチェックボックスが選択されています。

チェックボックス

作業終了後自動的にPC

をシャットダウン

書き込み処理の終了後、PC を自動的にシャットダウンします。

[書き換え可能なディスクの消去]ウィンドウ

Nero Express 83

12 [書き換え可能なディスクの消去]ウィンドウ Nero Express を使用すると、書き換え可能なディスク(RW ディスク)を消去できます

(ただし、ドライブがこの機能に対応している場合に限ります)。これには、次の 2 つ

の消去方法が使用できます。

クィック消去では、データは物理的にはディスクから削除されず、既存の内容への参照が消

去されるためにアクセスできなくするだけです。データは復元することができます。

完全消去では、ディスクをゼロで上書きすることでディスクからデータが削除されます。デ

ィスクの内容が通常の方法で復元できなくなります。繰り返し完全に消去することで、第三

者がディスクの内容を再構築しにくくなります。

[書き換え可能なディスクの消去]ウィンドウ

[書き換え可能なディスクの消去]ウィンドウでは、次の設定オプションが使用できます。

選択リスト

ドライブの選択 ドライブを指定します。

[書き換え可能なディスクの消去]ウィンドウ

Nero Express 84

チェックボックス

複数のドライブを

使用する

複数のドライブに入っている CD や DVD を同時に消去します。

選択リスト

消去方法を選択

消去方法を指定します。次に示す 2 つのオプションを選択でき

ます。

[書き換え可能なディスクの高速消去]では、ディスクのデー

タの物理的な完全消去はせずに、ディスク内容への参照のみを

消去します。ディスクは、物理的にはデータがそのまま残され

ますが、空のディスクと認識されます。この方法では、1 ~ 2

分間でディスクを消去できます。

[書き換え可能なディスクの完全消去]方式では、ディスクか

ら物理的にすべてのデータを消去します。ディスクの内容はこ

れまでの方法で復元できなくなります。繰り返し完全に消去す

ることで、第三者がディスクの内容を再構築しにくくなりま

す。この方法は、もう一方の方法に比べるとディスクの消去に

時間がかかります(消去時間はディスクの種類によって異なり

ます)。

選択リスト

消去速度 消去速度を設定します。

ボタン

消去 消去処理を開始します。

ボタン

キャンセル 操作を取り消して、ウィンドウを閉じます。

最終画面

Nero Express 85

13 最終画面 Nero Expressを使用した書き込み処理や保存処理が完了すると、最終画面が表示されます。

この画面には、[同じプロジェクトをもう一度書き込む、[新規プロジェクト]、および

[プロジェクトの保存]のオプションがあります。これらのオプションの 1 つを選択して

Nero Express での作業を継続することができます。また、 ボタンをクリックして、プ

ログラムを終了することもできます。

次の設定オプションが使用できます。

項目

同じプロジェクトを

もう一度書き込む

[最終書き込み設定]画面に戻ります。

同じプロジェクトを、同じ設定または異なる設定で、もう一度書き

込むことができます。

項目

新規プロジェクト

Nero Express の開始画面を開きます。

この画面で、新しいプロジェクトを作成できます。

項目

プロジェクトの保存

[別名で保存]ウィンドウが開きます。

現在のプロジェクトに後で再度アクセスしたい場合は、このプロジ

ェクトを保存できます。

項目

Nero CoverDesigner

Nero CoverDesigner を開きます。

Nero CoverDesigner のユーザーマニュアルには、プロ級のカバーや

レーベルを作成する方法が詳しく説明されています。

項目

Labelflash レーベル

書き込み

Labelflash ラベルを作成して書き込むための[レーベル書き込み]

ウィンドウが開きます。

Labelflash 対応ドライブが接続されている場合にのみ表示されま

す。

Nero SecurDisc Viewer について

Nero Express 86

14 Nero SecurDisc Viewer について Nero SecurDisc Viewer は、SecurDisc テクノロジプラットフォームの一部であるスタンド

アロンアプリケーションです。SecurDisc は、特殊な保護機能を備えたディスクを作成する

ための、Nero と HLDS によって開発されたテクノロジです。専用のハードウェアは必要あ

りません。

Nero SecurDisc Viewer は www.securdisc.net または www.nero.com から無料でダウンロー

ドできます。また、Nero Burning ROM または Nero Express で書き込まれる SecurDisc デ

ィスクにも自動的に取り込まれます。

Nero 製品で[SecurDisc]編集タイプを設定して作成したディスクは、データの整合性と再

構築性を備えています。さらに、SecurDisc ディスク上のデータは、パスワードを使用する

ことで不正なアクセスから保護することができます。データをデジタル署名することもでき

ます。Nero SecurDisc Viewerでは、保護されたデータをハードディスクにコピーしたり、

データの安全性をチェックしたりできます。

SecurDisc テクノロジについて詳しくは、www.securdisc.net を参照してくださ

い。

14.1 Nero SecurDisc Viewer を起動する Nero SecurDisc Viewer または Nero Burning ROM で書き込まれた SecurDisc ディスクに

は、Nero Express が自動的に取り込まれます。SecurDisc ディスクをドライブに挿入する

と、Nero SecurDisc Viewer が自動的に開きます。

Nero SecurDisc Viewer はNeroSecurDiscViewer.exeファイルをダブルクリックして開くこ

ともできます。このファイルは SecurDisc ディスク上にあります。www.securdisc.net また

は www.nero.com からダウンロードすることもできます。

Nero SecurDisc Viewer について

Nero Express 87

メイン画面

14.2 データをハードディスクにコピーする Nero SecurDisc Viewer を使用して、SecurDisc ディスクからハードディスクへファイルを

コピーできます。それらのファイルが不正アクセスから保護されている場合には、ここでパ

スワードを挿入できます。

これを実行する手順は、次のとおりです。

1. ハードディスクにコピーするファイルのチェックボックスを選択します。

2. [保存先]ボタンをクリックします。

➟ SecurDisc ディスクのデータがパスワードで保護されている場合は、[パスワード保

護]ウィンドウが表示されます。

Nero SecurDisc Viewer について

Nero Express 88

3. テキストボックスにパスワードを入力し、[適用]ボタンをクリックします。

➟ エクスプローラーウィンドウが表示されます。

4. 必要なフォルダを選択し、[OK]ボタンをクリックします。

➟ 進行状況ウィンドウが表示され、ファイルがコピーされます。コピー処理が完了する

と、そのことを知らせるメッセージがすぐに表示されます。

➡ 選択したファイルが選択したフォルダにコピーされます。

14.3 データの整合性を検証する Nero SecurDisc Viewer は、チェックサム機能を使った SecurDisc ディスクのデータ整合性

チェックに使用することができます。データ整合性チェックでは、ディスク劣化によりディ

スク上のデータを別のディスクにバックアップする必要が生じた場合に警告します。

これを実行する手順は、次のとおりです。

1. [整合性]ボタンをクリックします。

➟ 進行状況ウィンドウが表示され、整合性チェックが実行されます。ステータスバーと表

示されるメッセージで進捗状況を確認できます。

➡ 整合性チェックが完了するとすぐに、チェックの結果について通知するメッセージ

が表示されます。

Nero SecurDisc Viewer について

Nero Express 89

14.4 署名を確認する SecurDisc ディスクがデジタル署名されている場合、Nero SecurDisc Viewer を使ってその

信頼性を検証することができます。これを行うためには、SecurDisc ディスクの作成者から

配付された公開鍵が必要です。公開鍵をチェックすることで、Nero SecurDisc Viewer を使

って、データが信頼できるもので、改ざんされていないことを確認できます。

これを実行する手順は、次のとおりです。

1. [署名]ボタンをクリックします。

➟ エクスプローラーウィンドウが表示されます。

2. SecurDisc ディスクの署名に使われた公開鍵(*.bpk)を選択します。

公開鍵

SecurDisc ディスクの作成者はディスク用の公開鍵を作成または選択します。こ

の鍵はディスクの作成者によって配布されます。

3. [OK]ボタンをクリックします。

Nero SecurDisc Viewer について

Nero Express 90

➟ エクスプローラーウィンドウが閉じ、[チェック]ウィンドウが表示されます。

➟ 署名がチェックされます。ステータスバーと表示されるメッセージで進捗状況を確認で

きます。

➡ コピー処理が完了するとすぐに、チェックの結果について通知するメッセージが表

示されます。

Nero MediaBrowser

Nero Express 91

15 Nero MediaBrowser Nero MediaBrowser は、メディアファイルの検索、表示、アクセスを簡単に実行し、

プロジェクトに追加するために使用できるツールです。

Nero MediaBrowser を使用すれば、 Nero Kwik Media によってインデックス付け

されたすべてのメディアファイルを含むメディアライブラリにアクセスできます。

Nero MediaBrowser は Nero の複数のアプリケーション内でアクセスできるように

設計されています。

Nero MediaBrowser とメディアライブラリは Nero Kwik Media に付随し、同時にインストールされます。詳細情報は Nero Kwik Media マニュアルを参照してくだ

さい。

Nero MediaBrowser は アイコンから開くことができます。Nero MediaBrowserはデス

クトップ上内を自由に移動できますが、Nero Express の一部です。

Nero MediaBrowser には、関連する Nero Express プロジェクトで実際に使用できるメディ

アファイルのみが表示されます。メディアファイルをプロジェクトに追加するには、 Nero

MediaBrowser 内でメディアファイルを選択し、[追加]ボタンをクリックします。

Nero MediaBrowser

Nero Express 92

Nero MediaBrowser

Nero MediaBrowser の参照は参照タスクバーから始まります。カテゴリ([写真とビデ

オ]、および[音楽])は、 Nero Kwik Media と同じ分類になっています。カテゴリごと

にそれぞれ検索バーがあります。同時に検索できるのは 1 つのカテゴリ内のみです。カテ

ゴリの 1 つをクリックすると、その下に対応する参照エリアが表示されます。

各カテゴリには異なる項目が表示されます。一覧の上部にある項目の 1 つ(たとえば、

[タイムライン])をクリックすると、 Nero Kwik Media 内で対応するタブをクリック

したときと同じ項目が表示されます。一覧の下部にあるコレクションの 1 つをクリック

すると、 Nero Kwik Media 内で作成されたコレクションコンテンツが表示されます。Nero

Nero MediaBrowser

Nero Express 93

MediaBrowser 内で一覧の項目の 1 つをクリックすると、該当するコンテンツが下部のコン

テンツエリアに表示されます。

Nero Kwik Media と同じスクロールバーが使用されます。これは標準スクロールバーかダイ

ナミックスクロールバーのいずれかです。

[写真とビデオ]カテゴリには、次の項目が表示されます。

項目

タイムライン

作成日ごとに時系列で分類されたすべての写真およびビデオが表示されま

す。

Nero Kwik Media の上部タスクバーの[タイムライン]を参照できます。

項目

人物の顔が検出され、名前がアルファベット順で一覧表示された、すべて

の写真が表示されます。確認されていない、または名前が付けられていな

い顔は表示されません。顔はスタックにグループ化され、スタックの 1 つ

をダブルクリックすることでアクセスできます。

Nero Kwik Media の上部タスクバーの[顔]を参照できます。

項目

検索

クエリーを作成できる既存のタグがすべて表示されます。

Nero Kwik Media の上部タスクバーの[検索]を参照できます。

コレクション

マーク/レート

現在マークまたはレートがつけられているコンテンツが表示されます。

Nero Kwik Media のサイドバーの[マーク/レート]を参照できます。

コレクション

最近追加/最近

変更

最近追加された、または変更されたコンテンツが表示されます。

Nero Kwik Media のサイドバーの[最近追加/最近変更]を参照できます。

コレクション

アルバム

スマートアルバムとユーザーが作成したアルバムのコンテンツが表示され

ます。

Nero Kwik Media のサイドバーの[写真とビデオのアルバム]を参照でき

ます。

Nero MediaBrowser

Nero Express 94

コレクション

人物グル

ープ

ユーザーが作成した人物のグループのコンテンツが表示されます。 /

アイコンを使って、すべての写真と顔のみの表示とを切り替えること

ができます。

Nero Kwik Media のサイドバーの[顔]を参照できます。

[音楽]カテゴリには、次の項目が表示されます。

項目

アルバム

すべてのオーディオトラックがアルバムごとにアルファベット順で並べ

替えられて表示されます。

Nero Kwik Media の上部タスクバーの[アルバム]を参照できます。

項目

アーティスト

すべてのオーディオトラックがアーティストごとにアルファベット順で

並べ替えられて表示されます。

Nero Kwik Media の上部タスクバーの[アーティスト]を参照できま

す。

項目

ジャンル

すべてのオーディオトラックがジャンルごとにアルファベット順で並べ

替えられて表示されます。

Nero Kwik Media の上部タスクバーの[ジャンル]を参照できます。

項目

タイトル

すべてのオーディオトラックがタイトルごとにアルファベット順で並べ

替えられて表示されます。

Nero Kwik Media の上部タスクバーの[タイトル]を参照できます。

コレクション

マーク/レート

現在マークまたはレートがつけられているコンテンツが表示されます。

Nero Kwik Media のサイドバーの[マーク/レート]を参照できます。

コレクション

最近追加/最近

再生

最近追加された、または再生されたコンテンツが表示されます。

Nero Kwik Media のサイドバーの[最近追加/最近変更]を参照できま

す。

Nero MediaBrowser

Nero Express 95

コレクション

プレイリス

ユーザーが作成したプレイリストのコンテンツが表示されます。

Nero Kwik Media のサイドバーの[プレイリスト]を参照できます。

上部タスクバーの ボタンをクリックすると、[オプション]ウィンドウが表示されま

す。このオプションは Nero Kwik Media を直接参照します。次の設定オプションが表示さ

れます。

ライブラリ

すべてのモニターされたフォルダーが個々の[監視するフォルダま

たはドライブ]エリアに表示されます。メディアフォルダーを追加

する場合は、[手動追加]ボタンをクリックして、ナビゲーション

ツリーから目的のフォルダーを選択します。[自動追加]ボタンを

クリックすると、コンピュータ上の新しいメディアフォルダーを

Nero Kwik Media が検索します。このアプリケーションの監視リス

トからフォルダーを削除するには、一覧されているフォルダー上に

マウスポインタを合わせて、 ボタンをクリックします。

また、ファイルやフォルダーを Nero Kwik Media にドラッグするこ

ともできます。ウィンドウが自動的に開き、フォルダーをライブラ

リに追加するかどうか確認するメッセージが表示されます。

[他のライブラリ]エリアでは、外部の(iTunes など)を選択し、

Nero Kwik Media のナビゲーションツリーに項目として一覧表示で

きます。

設定オプション

Nero Express 96

16 設定オプション Nero Express での作業のオプションは、[オプション]ウィンドウで指定できます。

ここで示されている機能の中には、フルバージョンでのみ使用できるものもあり

ます。Essentials バージョンは、全機能が搭載されたフルバージョンにいつでも

アップグレードできます(www.nero.com にアクセスしてください)。

[オプション]ウィンドウ

次のタブが使用できます。

編集 編集画面と選択画面のオプションが表示されます。

キャッシュ キャッシュのオプションが表示されます。

設定オプション

Nero Express 97

フォント フォントの選択オプションが表示されます。

サウンド 書き込み作業に関連付けるサウンドの選択オプションが表示されま

す。

高度機能

オーバーバーンおよび書き込みを設定するためのオプションが表示

されます。

初期設定を変更しないようおすすめします。

データベース オーディオ CD からハードディスクに保存されるオーディオファイ

ルの初期設定の命名規則を選択します。

ウルトラバッファ RAM バッファのサイズを指定します。

その他 編集の作成、書き込み、データベース、ユーザーインターフェー

ス、および拡張設定用のオプションが表示されます。

LightScribe

LightScribe 対応ドライブ用のオプション(印刷コントラスト(品

質)、初期設定のドライブやテンプレートなど)が表示されます。

このタブは、LightScribe 対応ドライブが搭載、または接続されてい

る場合にのみ表示されます。

16.1 編集設定

[編集]タブでは、次の設定オプションが使用できます。

チェックボックス

最後に使用したディスク名

を記憶

前回編集したディスクの[ディスク名]を新規で編集するデ

ィスクに使用します。

このチェックボックスがオフになっている場合は、新規で編

集するディスクの[ディスク名]は[マイディスク]と設定

されます。

設定オプション

Nero Express 98

チェックボックス

ISO情報更新時に書き込まれ

るファイルのアーカイブビ

ットをクリア

書き込み処理が終了するとすぐに、(ハードディスクなどか

ら)ソースファイルのアーカイブビットをクリアします。ア

ーカイブビットのクリアは情報として価値があり、ファイル

がアーカイブされたことを示します。

このチェックボックスが無効な場合、ファイルのアーカイブ

ビットは変更されません。

チェックボックス

Jolietファイル名にセミコロ

ンを許可

Joliet ファイルシステムのファイル名に、セミコロンと、標

準的な大文字小文字、Unicode 文字が使用できるようにしま

す。

チェックボックス

ISO編集でオリジナルのパス

を表示

編集画面の[オリジナル]列に、追加したファイルのフルパ

スを一覧表示します。

16.2 キャッシュの設定

[キャッシュ]タブでは、次の設定オプションが使用できます。

入力フィールド

キャッシュ用のパス

キャッシュメモリのパスを表示します。

手動でパスを入力することも、参照ウィンドウでパス

を選択することもできます。

ボタン

参照

参照ウィンドウを開きます。

書き込み処理の前および処理中に、データがバッファ

されるフォルダを選択できます。

入力フィールド

Nero が使用しないよう確保する

ハードディスク容量

Nero Express によって使用しない、キャッシュドライ

ブ上の最小記憶域容量を指定します。

設定オプション

Nero Express 99

チェックボックス

光学ドライブからコピーされた

ファイルを直ちにキャッシュす

ソースディスクから編集に追加されたファイルを一時

ディレクトリに保存します。

このチェックボックスをオフにすると、書き込み処理

時に元のソースディスクの挿入が必要になります。

16.3 高度機能

[高度機能]タブでは、次の設定オプションが使用できます。

チェックボックス

ディスクアットワンス CD オー

バーバーン有効

CD をオーバーバーンするためのオプションを有効にし

ます。

ドロップダウンメニュー/入力フ

ィールド

オーバーバーンサイズの絶対的/

相対的最大値

CD でオーバーバーンできる容量を指定します。

チェックボックス

[DVD オーバーバーン有効]

DVD をオーバーバーンするためのオプションを有効に

します。

ドロップダウンメニュー/入力フ

ィールド

最大DVDサイズ

DVD でオーバーバーンできる容量を指定します。

チェックボックス

ショートリードアウトの生成を

有効にする

このオプションをオンにすると、データを追加して CD

に書き込むことができます。

設定オプション

Nero Express 100

チェックボックス

書き込み完了後にディスクをイ

ジェクトしない

書き込み処理の終了時にディスクをドライブ内に残し

てイジェクトしないオプションを有効にします。

チェックボックス

Image Recorder で Nero が対応

するディスクをすべて有効にす

Image Recoder で対応しているすべてのドライブ形式

を使用可能にするオプションを有効にします。

搭載、または接続されたドライブで書き込めない編集

を作成できるようになりました。たとえば、Blu-ray に

対応したドライブがなくても Blu-ray ディスクを編集し

たり、Nero Image Recorder でイメージファイルを作成

したりできます。

チェックボックス

AVCHD ファイル拡張子を自動変

更する

ファイル拡張子を AVCHD 規格に合うように変更しま

す。光学ディスクに AVCHD コンテンツを書き込む場

合は、AVCHD ディスクとして認識されるように 4 文字

の拡張子が必要になります。

エリア

コンテキストメニューの Nero 書

き込み機能

シェルコンテキストメニューから Nero Express を起動

できるようにします。シェルコンテキストメニューに

は、さまざまな関連情報が用意されており、Windows

のエクスプローラでファイルまたはフォルダを右クリ

ックすると表示されます。

エリア/ボタン

リストア すべての設定を工場出荷時の設定にリセットします。

オーバーバーン

オーバーバーンとは、規定の容量よりも大きいサイズのデータをディスクに書き込むことです。オーバーバーンはリードアウトエリアを数秒に短縮することで実現されており、ほとんどの場合に有効です。ただし、CD 規格に準拠していないため、使用しているドライブによっては記録エラーや再生エラーが発生すること

があります。

設定オプション

Nero Express 101

16.4 ウルトラバッファの設定

[ウルトラバッファ]タブでは、次の設定オプションが使用できます。

選択リスト

方法

Nero Express が RAM バッファとして使用するメモリ容量

を設定します。

ウルトラバッファは、ドライブ内の物理バッファを拡張す

る、第 2 のメモリです。

入力フィールド

データバッファサイズ

メモリ容量を手動で入力できます。

この入力フィールドは、選択リストで[手動設定]が選択

されている場合のみ使用できます。

16.5 LightScribe の設定

[LightScribe]タブでは、次の設定オプションが使用できます。

エリア

印刷コントラスト 印刷品質を調節します。

選択リスト

標準 LightScribe ドライブ LightScribe 対応ドライブで使用するドライブを選択します。

選択リスト

ジャンル ジャンルを指定します。

選択リスト

現在のテンプレート ラベルのテンプレートを指定します。

選択リスト

標準の印刷解像度(DPI) 印刷解像度を調節します。

設定オプション

Nero Express 102

チェックボックス

常にLightScribeラベルを作

成する

LightScribe 対応ドライブを使って書き込みを行う際に、自動

的に LightScribe ラベルを作成および書き込むためのオプショ

ンが表示されます。

このタブは、LightScribe 対応ドライブが搭載、または接続さ

れている場合にのみ表示されます。

用語集

Nero Express 103

17 用語集

AIFF AIFF(Audio Interchange File Format)は、Apple® 社が開発した非圧縮のオーディオファ

イル形式で、Microsoft 社が開発した WAV 形式に相当します。ファイルは圧縮形式を使用

する場合と比べて大きくなりますが、品質は高くなります。AIFC(AIFF compressed)

は、AIFF を圧縮したものです。

AVCHD AVCHD は、カムコーダーでハイビジョン動画を撮影するための形式です。AVCHD は DVD

に使用されますが、Blu-ray ディスクにも対応しています。

CD-R CD-R(Compact Disc-Recordable)は、追記型メディアの技術です。オーディオデータや

その他のコンピュータで読み取り可能なデータの保存に関しては、オレンジブックの標準に

よって定義されています。

Joliet Joliet は、ファイル名に関する ISO-9660 標準の拡張子を表します。Joliet は、より多くの

文字を表すために Microsoft によって開発されました。ファイル名は最大 64 文字まで指定

でき、A-Z、a-z、ウムラウトに加え、中国語、日本語、韓国語の文字を指定できます。

Labelflash Labelflash は、レーザーを使用してディスクのラベル面またはデータ面に画像や文字を書き

込むことのできるテクノロジです。

LightScribe LightScribe は、画像や文字をディスクのラベル面にレーザーで書き込むことのできるテク

ノロジです。

用語集

Nero Express 104

MP3 MPEG -1 Audio Layer 3 オーディオフォーマットは、オーディオファイルのサイズを、音

声品質を損なうことなく、元のファイルサイズの 10 分の 1 程度に圧縮するために使用し

ます。1 分間のデータが、元のファイルの 10 MB ではなく、約 1 MB になると推定できま

す。サイズと音質は、オーディオ信号の複雑さによって大きく異なる場合があります。使

用されるビットレートは品質の基準と見なすことができます。ビットレートが高いほど、

品質が上がりますが、必要なメモリも多くなります。

mp3PRO mp3PRO は、オーディオファイルより圧縮率が高いにもかかわらず、ビットレートが低く

て音質に優れた MP3 コーデックです。mp3PRO での 64 kBit/s は MP3 での 128 kBit/s に相

当します。

Nero AAC 各種の MPEG-4 ビデオとオーディオコーデックは、Nero AAC で照合され、MPEG-4 規格

と完全な互換性があります。この方法により、高品質なマルチメディアデータの再生が実現

します。さらに、字幕などの追加機能も実装されました。

WAV WAV オーディオ形式(WAVE または Waveform オーディオ形式とも呼ばれる)は、

Microsoft 社が開発したオーディオ形式で、データ圧縮を使用しません。WAV は、

Apple 社の AIF に相当します。

アーカイブビット アーカイブビットは、ファイルが編集されたかどうかを特定するために使用されます。ファ

イルが編集されていた場合には、次回のバックアッププロセス時に再保存のみが実行されま

す(その結果、アーカイブビットはリセットされます)。

用語集

Nero Express 105

イメージ イメージとはディスク全体のイメージが含まれたファイルで、ハードディスクに保存されま

す。ディスクイメージを使用すると、書き込みプロセス中に問題が発生した場合や、ドライ

ブが PC に接続されていない場合に、後からメディアの正確なコピーをいつでも作成するこ

とができます。イメージは、コピー元のディスクのコンテンツと同じだけの空き容量をハー

ドディスクに必要とします。

オーディオ CD オーディオ CD には、オーディオシーケンスと個々のトラックをハイファイ品質で 74 分

まで保存できます。保存容量は 16 ビットの深さのサンプルで 747 MB、スキャンレートは

44.1 kHz です。

オンザフライ オンザフライは、ディスクのコピーを行う方法です。データは元の保存場所から書き込みを

行うディスクへ直接転送されます。そのために、Nero では転送データを参照するだけの小

さなファイルを使用します。

キャッシュ キャッシュとは、大きなデータボリュームに高速にアクセスするために、コンピュータのさ

まざまな領域で使用されている高速バッファです。キャッシュを使用すると、連続的なデー

タの流れが確保されます。

ディスクアットワンス ディスクアットワンスとは、書き込み用ドライブのレーザーが、各トラック間でオフ/オン

しないで 1 つのパスでディスクを書き込む形式のことです。この方法は、家庭用や車載用

のステレオで再生するオーディオ CD の書き込みに最適です。

用語集

Nero Express 106

トラックアットワンス トラックアットワンスとは、各トラックを個別にディスクに書き込む方法です。トラックを

書き込むごとに、書き込み処理をいったん中断します(レーザーはトラックごとに再び開始

されます)。この書き込み方法を使用すると、DVD に部分的に書き込み、後から書き込み

を続行することができます。トラック間には最低でも 27ms の無音部分ができるため、オー

ディオ CD には向かない場合があります。

バッファ バッファとは、必要に応じて、すぐに処理できないデータを記録および提供する一時メモリ

のことです。バッファでは、連続的なデータフローも可能です。

バッファーアンダーラン バッファアンダーランとは、内部メモリ(ドライブなど)のデータフローが中断されること

です。バッファアンダーランは、内部バッファへのデータフローが中断されることにより発

生します。バッファは、最終的に空になるまでデータを提供し続けます。書き込みを行う場

合、データの流れを一定に保つために、ドライブのバッファに連続してデータが送られま

す。この一定のデータの流れが中断されると、メディアが使用できなくなります。ほとんど

の新型ドライブには、バッファアンダーラン防止機能が搭載されています。

ブックタイプ ブックタイプとは、DVD の規格(DVD-、DVD+、DVD-ROM など)を特定するものです。

正確に再生されるように、DVD の規格はブックに定義されているため、すべてのメディア

を正確に読み取ることができます。これらの規格は、いわゆるレインボーブックで定義され

ています(各規格は、イエローブックなど、それぞれの表紙の色によって区別されていま

す)。

用語集

Nero Express 107

フレーム 音楽 CD では、再生される音楽 1 秒あたり 75 セクタを使用します。セクタは 1 セクタあ

たり最大 98 フレーム(フレームは 1 フレームあたり 24 データバイトと 9 コントロール

バイト)で構成されています。同じように、テレビとビデオでは、技術的に「フレーム」

が 1 つのフルスクリーンを示します。連続した 2 つのハーフイメージが、インターレース

によって 1 秒間に 1 つのフルスクリーンを形成します。

ブロック ブロックとは、1 回のアクセスでアドレス可能な、CD-ROM またはハードディスク上の情

報の最小単位(ビットまたはバイトで表示)です。複数のブロックが結合されるとセクター

になります。

マルチセッション マルチセッションとは、複数のサイクルでディスクを完成することです。最初のセッション

がディスクに書き込まれた後、ディスクはまだファイナライズされていないので、情報を別

のレコードに追加することができます。

ラベル ラベルとは、ディスク上のラベルを意味します。LightScribe または Labelflash のテクノ

ロジを使用する一部のドライブでは、ラベルを特殊なメディアに直接印刷することができ

ます。

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Nero Express 108

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