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日 時 平成 29 年 10 月 5 日(木) 13:30 ~ 16:00 会 場 星陵会館 公益財団法人古紙再生促進センター

古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

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Page 1: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

日 時 平成 29年 10月 5日(木) 1330 ~ 1600

会 場 星陵会館

公益財団法人古紙再生促進センター

プ ロ グ ラ ム

1330~1335 開会挨拶

公益財団法人古紙再生促進センター 代表理事 渡 良 司

1335~1415 「東南アジアの紙リサイクルについて -アジアの古紙需給の安定化を目指して-」

日本製紙連合会 常務理事 上 河 潔 氏

p1

1415~1435 休 憩

1435~1515 「米国及びEU諸国の資源回収システム」 有限会社グローバルプランニング 取締役 小笠原 秀信 氏 p31

1515~1555 「オフィス発生古紙の実態と紙媒体の機密文書処理」 公益財団法人古紙再生促進センター

業務部業務課 主査

吉 田 和 正 p57

1555~1600 閉会挨拶 公益財団法人古紙再生促進センター 副理事長 大久保 信隆

東南アジアの紙リサイクルについてーアジアの古紙需給の安定化を目指してー

平成29年10月5日(木)

於星陵会館ホール

日本製紙連合会 常務理事 上河潔

平成29年度「紙リサイクルセミナー」

日本の古紙輸出量

0 500000 1000000 1500000 2000000 2500000 3000000 3500000 4000000

2013年

2014年

2015年

2016年

中国 マレーシア フィリピン インドネシア ベトナム 韓国 台湾 タイ 単位トン2

- 1 -

中国の古紙輸入量

0

2000000

4000000

6000000

8000000

10000000

12000000

14000000

2013年 2014年 2015年 2016年

米国 カナダ 日本 香港 ドイツ オランダ 英国 豪州

単位トン

3

東アジアの紙板紙及び古紙需給(2015)

日本 韓国 台湾 中国

人口(千人) 126920 49115 23415 1367485

GDP(百万USD) 4383584 1377873 523009 11158457

紙板紙生産量(千トン)

26227 11602 3757 109193

古紙回収率()792 862 810 457

古紙利用率() 648 805 972 708

古紙輸入量(千トン)

35 1542 586 29000

古紙輸出量(千トン)

4255 555 106 0

4

- 2 -

東南アジアの紙板紙及び古紙需給(2015)

ベトナム タイ マレーシア インドネシア フィリピン

人口(千人) 94349 67976 30514 255994 100998

GDP(百万USD) 193241 395168 296284 866934 292449

紙板紙生産量(千トン)

2326 4859 1776 10891 890

古紙回収率() 399 621 537 673 400

古紙利用率() 915 833 1040 602 917

古紙輸入量(千トン)

590 1133 189 1611 65

古紙輸出量(千トン)

1 43 0 5 29

5

東南アジアの古紙回収リサイクル政策<マレーシア>マレーシアでは「固形廃棄物公共清掃管理法(The Solid Waste and Public Cleansing Management Act 2007)」の中に古紙回収やリサイクルの内容を含んでいる同法により都市ごみ

の収集処理の権限が地方政府から中央政府に移管されマレー半島については3分割して委託業者に収集運搬を行わせている

<インドネシア>

インドネシアでは「一般廃棄物処理に関する法律(2008年)」が制定されその中で廃棄物発生を抑制するライフスタイルを目指し3RとEPR(Expanded Producers Responsibility)を社会に浸透させるとしているが古紙に関しては特記されていない

<フィリピン>

フィリピンでは2001年に固形廃棄物の総合的な管理のために「環境適合型固形廃棄物法」が制定され地方自治体が固形廃棄物の分別収集の責任を負うことになっているが実際には民間の回収業者が請負業者として回収輸送を行っている

<ベトナム>

ベトナムでは「環境保護国家戦略(2003)」を実施しており2020年に向けた優先目標としてリサイクル産業を発展させ収集廃棄物の30をリサイクルすることを目標としている

6

- 3 -

ベトナム(2015)bull 人口 94349 (千人)

bull GDP 193241 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 2326 (千トン)

グラフィック 341

パッケージング 1793

衛生用紙 145

その他 47

bull 紙板紙消費量 3855 (千トン)

bull 古紙回収率 399

bull 古紙利用率 915

bull 古紙輸入量 590 (千トン)

bull 古紙輸出量 1 (千トン)

7

ベトナムの古紙リサイクル状況bull 2015年の古紙回収量は154万トンで古紙回収率は399である

bull 古紙利用率が915であるのに対して古紙回収率は極めて低い

bull 回収古紙の発生源別構成比は家庭学校オフィスが60商業施設紙加工工場印刷工場が35その他(回収業者が埋め立て処分場に送られるゴミから回収した古紙)が5となっている

bull 古紙回収ルートは①回収業者rarr②ジャンクショップrarr③ベーリングステーション(古紙問屋)rarr製紙メーカーとなっている

bull 古紙の回収業者は貧困層の個人事業者が中心で専門的あるいは組織的な事業者は非常に少ない

bull 資源リサイクルに関する法制度がなく政府もリサイクル推進の啓もう活動を全く行わないため国民のリサイクル意識が向上していない

bull JICAの支援で首都ハノイで3R普及に向けたパイロットプロジェクトが実施されたが家庭からの排出段階では分別が行われたものの回収業者が分別されたゴミを混ぜてしまうため失敗に終わった

8

- 4 -

No Fundamental classification and

collection standard of waste paper

No professional

collectors

9

Vietnam recovered paper collection system

10

- 5 -

FROM HOUSHOLDS FROM LOCAL MARKETS

11

FROM SUPER MARKETS

12

- 6 -

FROM SCHOOLS

13

FROM BUILDINGS OFFICES

14

- 7 -

COLLECTION METHODS AND TRANSPORTATION

15

STREET VENDORS BY HANDCART

16

- 8 -

STREET VENDORS BY BICYCLES MOTOR TRICYCLES

17

COLLECTION BY DUST ndash CARTS

18

- 9 -

WASTE PAPER GATHERING BY JUNKS

19

タイ(2015)bull 人口 67976 (千人)

bull GDP 395168 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 4859 (千トン)

グラフィック 1310

パッケージング 3379

衛生用紙 125

その他 45

bull 紙板紙消費量 4765 (千トン)

bull 古紙回収率 621

bull 古紙利用率 833

bull 古紙輸入量 1233 (千トン)

bull 古紙輸出量 43 (千トン)

20

- 10 -

タイの古紙リサイクル状況bull 2015年のタイの古紙回収量は295万トン回収率は62

bull 段ボール古紙の回収率は80を超える一方でその他の品目は40以下

bull タイの古紙回収ルートは①回収業者による回収rarr②ジャンクショップ(中間業者月取扱量50~100トン)rarr③ベーリングステーション(月取扱量200~10000トン)rarr④製紙メーカーとなっている

bull 家庭からの回収は自治体商業施設や産業施設からの回収は委託業者が行っている

bull 自治体が行う家庭からの古紙回収は古紙が他のゴミと混ざって排出

bull 回収業者の多くがインフォーマルセクターである個人又は小規模事業者である

bull ベーリングステーションは工業省の許可を得ないと営業できない

bull タイ工業連盟傘下のタイ包装リサイクル管理研究所(TIPMSE)はゴミの分別排出の啓蒙活動として持ち込んだ古紙を商品と物々交換できるゼロバーツショップを国内12の地域コミュニティで行っている

21

Grade of RCP in ThailandOCCNDLK1

ONPOIN2

BBC C-BBC3

BampW4 OMG5

Mixed Paper1 OCC OLD CORRUGATED CONTAINER NDLK NEW DOUBLE ndash LINED KRAFT

2 ONP OLD NEWSPAPER OIN OVER ndash ISSUE NEWSPAPER

3 BBC BOXBOARD CUTTINGS C-BBC CORRUGATED BOXBOARD CUTTINGS

4 BampW BLACK AND WHITE

5 OMG OLD MAXGAZINE

22The Thai Pulp and Paper Industries Association 22

- 11 -

Domestic RCP Collection Flow

Baling Station Paper millsCollectors Junk shops

Sources of waste paper

Residential

Industrials

Commercials

23The Thai Pulp and Paper Industries Association 23

Domestic Waste Collector (Junk Shop)Collection 10-100 tonsmonth

24The Thai Pulp and Paper Industries Association 24

- 12 -

Domestic Baling StationCapacity 200 ndash 10000 tonsmonth

bull 100 Moisture checking (use moisture scanner)

bull Manual sampling for checking Out Throw and Prohibitive Material

25The Thai Pulp and Paper Industries Association 25

bull Zero baht shop is the countrys first swap shop where people bring plastic waste and recyclable rubbish to trade for consumer goods

bull The purpose of cash free Zero Baht shop was to encourage poor people in the community to sort out garbage and bring the recyclable trashes to trade and convert some of it to cash aimed to lessen the amount of unwanted household garbage and reduce the peoples living cost

Zero Baht Shop

TIPMSE Activities

26The Thai Pulp and Paper Industries Association 26

- 13 -

マレーシア(2015)bull 人口 30514 (千人)

bull GDP 296284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 1776 (千トン)

グラフィック 417

パッケージング 1037

衛生用紙 182

その他 140

bull 紙板紙消費量 3088 (千トン)

bull 古紙回収率 537

bull 古紙利用率 1040

bull 古紙輸入量 189 (千トン)

bull 古紙輸出量 0 (千トン)

27

マレーシアの古紙リサイクル状況

bull 2015年の古紙回収量は166万トンで古紙回収率は537となっており国内回収だけでは国内需要を満たすことはできない

bull 家庭からのゴミの排出は未分別だが都市部の住宅地では回収業者が各家庭を廻り古紙を買い取っている

bull 古紙問屋は利益第一主義で古紙品質の向上に無関心であり水分を増したり異物を混ぜて重量を増す悪質業者が多く国内の回収古紙が低品質になっている

bull 2015年9月から全国民に対してゴミの分別排出を義務付ける法律が施行

bull ただし現時点では生ゴミとそれ以外のゴミの二分別であり古紙の分別などの細かい対応を求めるにはまだ時間がかかる見通し

28

- 14 -

STEP 1 METHOD OF COLLECTION

29

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

30

- 15 -

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

31

COMMUNITY PARTICIPATION

IN RECYCLING

32

- 16 -

STEP 2 RECOVERED PAPER SENT

TO PACKERSSUPPLIERS OUTLETS

Recovered paper weighted at

packersrsquosuppliersrsquo outlet

Recovered paper loaded

into small lorry at

hypermarketfactory

Recovered paper loaded

into large bin and ready for

shipment

Recovered paper

delivered to packersrsquo

suppliersrsquo outlets

33

STEP 3 RECOVERED PAPER DELIVERED AND

SEGREGATED AT PACKERSSUPPLIERS WAREHOUSES

34

- 17 -

STEP 4 BALING PROCESS AT PACKERSrsquo

SUPPLIERSrsquo WAREHOUSES

35

STEP 5 RECOVERED PAPER

DELIVERY TO PAPER MILLS

36

- 18 -

インドネシア(2015)bull 人口 255944 (千人)

bull GDP 861284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 10891 (千トン)

グラフィック 4801

パッケージング 5215

衛生用紙 745

その他 130

bull 紙板紙消費量 7352 (千トン)

bull 古紙回収率 673

bull 古紙利用率 602

bull 古紙輸入量 1611 (千トン)

bull 古紙輸出量 5 (千トン)

37

インドネシアの古紙リサイクル状況bull 2016年の古紙消費は650万トン(うち輸入は200万トン)

bull 産業系古紙や段ボール古紙については回収ルートが確立しており選別も回収段階で実施

bull 家庭からの排出は行政による分別回収がなく個人回収業者による訪問回収が行われているもののほとんどが一般廃棄物として最終処分場で廃棄

bull インドネシア環境林業省は2012年に「ゴミ銀行」(Waste Bankコミュニティレベルの資源回収施設)を通じた3R推進のためのガイドライン(2012年省令No12)を策定全国に4280か所設置回収される資源量は極めて少量

bull 一般廃棄物の最終処分場には資源物を回収して生計を立てるスカベンジャーと呼ばれる貧困層が存在首都ジャカルタで発生する一般廃棄物は1日当たり6500トン(紙ゴミが15)で最終処分場に運ばれると6000人を上回るスカベンジャーが廃棄物から古紙を含めた資源物を回収

38

- 19 -

39

40

- 20 -

41

42

- 21 -

43

44

- 22 -

45

フィリピン(2015)bull 人口 100998 (千人)

bull GDP 292449 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 890 (千トン)

グラフィック 173

パッケージング 658

衛生用紙 36

その他 23

bull 紙板紙消費量 1948 (千トン)

bull 古紙回収率 400

bull 古紙利用率 917

bull 古紙輸入量 65 (千トン)

bull 古紙輸出量 29 (千トン)

46

- 23 -

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 2: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

プ ロ グ ラ ム

1330~1335 開会挨拶

公益財団法人古紙再生促進センター 代表理事 渡 良 司

1335~1415 「東南アジアの紙リサイクルについて -アジアの古紙需給の安定化を目指して-」

日本製紙連合会 常務理事 上 河 潔 氏

p1

1415~1435 休 憩

1435~1515 「米国及びEU諸国の資源回収システム」 有限会社グローバルプランニング 取締役 小笠原 秀信 氏 p31

1515~1555 「オフィス発生古紙の実態と紙媒体の機密文書処理」 公益財団法人古紙再生促進センター

業務部業務課 主査

吉 田 和 正 p57

1555~1600 閉会挨拶 公益財団法人古紙再生促進センター 副理事長 大久保 信隆

東南アジアの紙リサイクルについてーアジアの古紙需給の安定化を目指してー

平成29年10月5日(木)

於星陵会館ホール

日本製紙連合会 常務理事 上河潔

平成29年度「紙リサイクルセミナー」

日本の古紙輸出量

0 500000 1000000 1500000 2000000 2500000 3000000 3500000 4000000

2013年

2014年

2015年

2016年

中国 マレーシア フィリピン インドネシア ベトナム 韓国 台湾 タイ 単位トン2

- 1 -

中国の古紙輸入量

0

2000000

4000000

6000000

8000000

10000000

12000000

14000000

2013年 2014年 2015年 2016年

米国 カナダ 日本 香港 ドイツ オランダ 英国 豪州

単位トン

3

東アジアの紙板紙及び古紙需給(2015)

日本 韓国 台湾 中国

人口(千人) 126920 49115 23415 1367485

GDP(百万USD) 4383584 1377873 523009 11158457

紙板紙生産量(千トン)

26227 11602 3757 109193

古紙回収率()792 862 810 457

古紙利用率() 648 805 972 708

古紙輸入量(千トン)

35 1542 586 29000

古紙輸出量(千トン)

4255 555 106 0

4

- 2 -

東南アジアの紙板紙及び古紙需給(2015)

ベトナム タイ マレーシア インドネシア フィリピン

人口(千人) 94349 67976 30514 255994 100998

GDP(百万USD) 193241 395168 296284 866934 292449

紙板紙生産量(千トン)

2326 4859 1776 10891 890

古紙回収率() 399 621 537 673 400

古紙利用率() 915 833 1040 602 917

古紙輸入量(千トン)

590 1133 189 1611 65

古紙輸出量(千トン)

1 43 0 5 29

5

東南アジアの古紙回収リサイクル政策<マレーシア>マレーシアでは「固形廃棄物公共清掃管理法(The Solid Waste and Public Cleansing Management Act 2007)」の中に古紙回収やリサイクルの内容を含んでいる同法により都市ごみ

の収集処理の権限が地方政府から中央政府に移管されマレー半島については3分割して委託業者に収集運搬を行わせている

<インドネシア>

インドネシアでは「一般廃棄物処理に関する法律(2008年)」が制定されその中で廃棄物発生を抑制するライフスタイルを目指し3RとEPR(Expanded Producers Responsibility)を社会に浸透させるとしているが古紙に関しては特記されていない

<フィリピン>

フィリピンでは2001年に固形廃棄物の総合的な管理のために「環境適合型固形廃棄物法」が制定され地方自治体が固形廃棄物の分別収集の責任を負うことになっているが実際には民間の回収業者が請負業者として回収輸送を行っている

<ベトナム>

ベトナムでは「環境保護国家戦略(2003)」を実施しており2020年に向けた優先目標としてリサイクル産業を発展させ収集廃棄物の30をリサイクルすることを目標としている

6

- 3 -

ベトナム(2015)bull 人口 94349 (千人)

bull GDP 193241 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 2326 (千トン)

グラフィック 341

パッケージング 1793

衛生用紙 145

その他 47

bull 紙板紙消費量 3855 (千トン)

bull 古紙回収率 399

bull 古紙利用率 915

bull 古紙輸入量 590 (千トン)

bull 古紙輸出量 1 (千トン)

7

ベトナムの古紙リサイクル状況bull 2015年の古紙回収量は154万トンで古紙回収率は399である

bull 古紙利用率が915であるのに対して古紙回収率は極めて低い

bull 回収古紙の発生源別構成比は家庭学校オフィスが60商業施設紙加工工場印刷工場が35その他(回収業者が埋め立て処分場に送られるゴミから回収した古紙)が5となっている

bull 古紙回収ルートは①回収業者rarr②ジャンクショップrarr③ベーリングステーション(古紙問屋)rarr製紙メーカーとなっている

bull 古紙の回収業者は貧困層の個人事業者が中心で専門的あるいは組織的な事業者は非常に少ない

bull 資源リサイクルに関する法制度がなく政府もリサイクル推進の啓もう活動を全く行わないため国民のリサイクル意識が向上していない

bull JICAの支援で首都ハノイで3R普及に向けたパイロットプロジェクトが実施されたが家庭からの排出段階では分別が行われたものの回収業者が分別されたゴミを混ぜてしまうため失敗に終わった

8

- 4 -

No Fundamental classification and

collection standard of waste paper

No professional

collectors

9

Vietnam recovered paper collection system

10

- 5 -

FROM HOUSHOLDS FROM LOCAL MARKETS

11

FROM SUPER MARKETS

12

- 6 -

FROM SCHOOLS

13

FROM BUILDINGS OFFICES

14

- 7 -

COLLECTION METHODS AND TRANSPORTATION

15

STREET VENDORS BY HANDCART

16

- 8 -

STREET VENDORS BY BICYCLES MOTOR TRICYCLES

17

COLLECTION BY DUST ndash CARTS

18

- 9 -

WASTE PAPER GATHERING BY JUNKS

19

タイ(2015)bull 人口 67976 (千人)

bull GDP 395168 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 4859 (千トン)

グラフィック 1310

パッケージング 3379

衛生用紙 125

その他 45

bull 紙板紙消費量 4765 (千トン)

bull 古紙回収率 621

bull 古紙利用率 833

bull 古紙輸入量 1233 (千トン)

bull 古紙輸出量 43 (千トン)

20

- 10 -

タイの古紙リサイクル状況bull 2015年のタイの古紙回収量は295万トン回収率は62

bull 段ボール古紙の回収率は80を超える一方でその他の品目は40以下

bull タイの古紙回収ルートは①回収業者による回収rarr②ジャンクショップ(中間業者月取扱量50~100トン)rarr③ベーリングステーション(月取扱量200~10000トン)rarr④製紙メーカーとなっている

bull 家庭からの回収は自治体商業施設や産業施設からの回収は委託業者が行っている

bull 自治体が行う家庭からの古紙回収は古紙が他のゴミと混ざって排出

bull 回収業者の多くがインフォーマルセクターである個人又は小規模事業者である

bull ベーリングステーションは工業省の許可を得ないと営業できない

bull タイ工業連盟傘下のタイ包装リサイクル管理研究所(TIPMSE)はゴミの分別排出の啓蒙活動として持ち込んだ古紙を商品と物々交換できるゼロバーツショップを国内12の地域コミュニティで行っている

21

Grade of RCP in ThailandOCCNDLK1

ONPOIN2

BBC C-BBC3

BampW4 OMG5

Mixed Paper1 OCC OLD CORRUGATED CONTAINER NDLK NEW DOUBLE ndash LINED KRAFT

2 ONP OLD NEWSPAPER OIN OVER ndash ISSUE NEWSPAPER

3 BBC BOXBOARD CUTTINGS C-BBC CORRUGATED BOXBOARD CUTTINGS

4 BampW BLACK AND WHITE

5 OMG OLD MAXGAZINE

22The Thai Pulp and Paper Industries Association 22

- 11 -

Domestic RCP Collection Flow

Baling Station Paper millsCollectors Junk shops

Sources of waste paper

Residential

Industrials

Commercials

23The Thai Pulp and Paper Industries Association 23

Domestic Waste Collector (Junk Shop)Collection 10-100 tonsmonth

24The Thai Pulp and Paper Industries Association 24

- 12 -

Domestic Baling StationCapacity 200 ndash 10000 tonsmonth

bull 100 Moisture checking (use moisture scanner)

bull Manual sampling for checking Out Throw and Prohibitive Material

25The Thai Pulp and Paper Industries Association 25

bull Zero baht shop is the countrys first swap shop where people bring plastic waste and recyclable rubbish to trade for consumer goods

bull The purpose of cash free Zero Baht shop was to encourage poor people in the community to sort out garbage and bring the recyclable trashes to trade and convert some of it to cash aimed to lessen the amount of unwanted household garbage and reduce the peoples living cost

Zero Baht Shop

TIPMSE Activities

26The Thai Pulp and Paper Industries Association 26

- 13 -

マレーシア(2015)bull 人口 30514 (千人)

bull GDP 296284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 1776 (千トン)

グラフィック 417

パッケージング 1037

衛生用紙 182

その他 140

bull 紙板紙消費量 3088 (千トン)

bull 古紙回収率 537

bull 古紙利用率 1040

bull 古紙輸入量 189 (千トン)

bull 古紙輸出量 0 (千トン)

27

マレーシアの古紙リサイクル状況

bull 2015年の古紙回収量は166万トンで古紙回収率は537となっており国内回収だけでは国内需要を満たすことはできない

bull 家庭からのゴミの排出は未分別だが都市部の住宅地では回収業者が各家庭を廻り古紙を買い取っている

bull 古紙問屋は利益第一主義で古紙品質の向上に無関心であり水分を増したり異物を混ぜて重量を増す悪質業者が多く国内の回収古紙が低品質になっている

bull 2015年9月から全国民に対してゴミの分別排出を義務付ける法律が施行

bull ただし現時点では生ゴミとそれ以外のゴミの二分別であり古紙の分別などの細かい対応を求めるにはまだ時間がかかる見通し

28

- 14 -

STEP 1 METHOD OF COLLECTION

29

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

30

- 15 -

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

31

COMMUNITY PARTICIPATION

IN RECYCLING

32

- 16 -

STEP 2 RECOVERED PAPER SENT

TO PACKERSSUPPLIERS OUTLETS

Recovered paper weighted at

packersrsquosuppliersrsquo outlet

Recovered paper loaded

into small lorry at

hypermarketfactory

Recovered paper loaded

into large bin and ready for

shipment

Recovered paper

delivered to packersrsquo

suppliersrsquo outlets

33

STEP 3 RECOVERED PAPER DELIVERED AND

SEGREGATED AT PACKERSSUPPLIERS WAREHOUSES

34

- 17 -

STEP 4 BALING PROCESS AT PACKERSrsquo

SUPPLIERSrsquo WAREHOUSES

35

STEP 5 RECOVERED PAPER

DELIVERY TO PAPER MILLS

36

- 18 -

インドネシア(2015)bull 人口 255944 (千人)

bull GDP 861284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 10891 (千トン)

グラフィック 4801

パッケージング 5215

衛生用紙 745

その他 130

bull 紙板紙消費量 7352 (千トン)

bull 古紙回収率 673

bull 古紙利用率 602

bull 古紙輸入量 1611 (千トン)

bull 古紙輸出量 5 (千トン)

37

インドネシアの古紙リサイクル状況bull 2016年の古紙消費は650万トン(うち輸入は200万トン)

bull 産業系古紙や段ボール古紙については回収ルートが確立しており選別も回収段階で実施

bull 家庭からの排出は行政による分別回収がなく個人回収業者による訪問回収が行われているもののほとんどが一般廃棄物として最終処分場で廃棄

bull インドネシア環境林業省は2012年に「ゴミ銀行」(Waste Bankコミュニティレベルの資源回収施設)を通じた3R推進のためのガイドライン(2012年省令No12)を策定全国に4280か所設置回収される資源量は極めて少量

bull 一般廃棄物の最終処分場には資源物を回収して生計を立てるスカベンジャーと呼ばれる貧困層が存在首都ジャカルタで発生する一般廃棄物は1日当たり6500トン(紙ゴミが15)で最終処分場に運ばれると6000人を上回るスカベンジャーが廃棄物から古紙を含めた資源物を回収

38

- 19 -

39

40

- 20 -

41

42

- 21 -

43

44

- 22 -

45

フィリピン(2015)bull 人口 100998 (千人)

bull GDP 292449 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 890 (千トン)

グラフィック 173

パッケージング 658

衛生用紙 36

その他 23

bull 紙板紙消費量 1948 (千トン)

bull 古紙回収率 400

bull 古紙利用率 917

bull 古紙輸入量 65 (千トン)

bull 古紙輸出量 29 (千トン)

46

- 23 -

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 3: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

東南アジアの紙リサイクルについてーアジアの古紙需給の安定化を目指してー

平成29年10月5日(木)

於星陵会館ホール

日本製紙連合会 常務理事 上河潔

平成29年度「紙リサイクルセミナー」

日本の古紙輸出量

0 500000 1000000 1500000 2000000 2500000 3000000 3500000 4000000

2013年

2014年

2015年

2016年

中国 マレーシア フィリピン インドネシア ベトナム 韓国 台湾 タイ 単位トン2

- 1 -

中国の古紙輸入量

0

2000000

4000000

6000000

8000000

10000000

12000000

14000000

2013年 2014年 2015年 2016年

米国 カナダ 日本 香港 ドイツ オランダ 英国 豪州

単位トン

3

東アジアの紙板紙及び古紙需給(2015)

日本 韓国 台湾 中国

人口(千人) 126920 49115 23415 1367485

GDP(百万USD) 4383584 1377873 523009 11158457

紙板紙生産量(千トン)

26227 11602 3757 109193

古紙回収率()792 862 810 457

古紙利用率() 648 805 972 708

古紙輸入量(千トン)

35 1542 586 29000

古紙輸出量(千トン)

4255 555 106 0

4

- 2 -

東南アジアの紙板紙及び古紙需給(2015)

ベトナム タイ マレーシア インドネシア フィリピン

人口(千人) 94349 67976 30514 255994 100998

GDP(百万USD) 193241 395168 296284 866934 292449

紙板紙生産量(千トン)

2326 4859 1776 10891 890

古紙回収率() 399 621 537 673 400

古紙利用率() 915 833 1040 602 917

古紙輸入量(千トン)

590 1133 189 1611 65

古紙輸出量(千トン)

1 43 0 5 29

5

東南アジアの古紙回収リサイクル政策<マレーシア>マレーシアでは「固形廃棄物公共清掃管理法(The Solid Waste and Public Cleansing Management Act 2007)」の中に古紙回収やリサイクルの内容を含んでいる同法により都市ごみ

の収集処理の権限が地方政府から中央政府に移管されマレー半島については3分割して委託業者に収集運搬を行わせている

<インドネシア>

インドネシアでは「一般廃棄物処理に関する法律(2008年)」が制定されその中で廃棄物発生を抑制するライフスタイルを目指し3RとEPR(Expanded Producers Responsibility)を社会に浸透させるとしているが古紙に関しては特記されていない

<フィリピン>

フィリピンでは2001年に固形廃棄物の総合的な管理のために「環境適合型固形廃棄物法」が制定され地方自治体が固形廃棄物の分別収集の責任を負うことになっているが実際には民間の回収業者が請負業者として回収輸送を行っている

<ベトナム>

ベトナムでは「環境保護国家戦略(2003)」を実施しており2020年に向けた優先目標としてリサイクル産業を発展させ収集廃棄物の30をリサイクルすることを目標としている

6

- 3 -

ベトナム(2015)bull 人口 94349 (千人)

bull GDP 193241 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 2326 (千トン)

グラフィック 341

パッケージング 1793

衛生用紙 145

その他 47

bull 紙板紙消費量 3855 (千トン)

bull 古紙回収率 399

bull 古紙利用率 915

bull 古紙輸入量 590 (千トン)

bull 古紙輸出量 1 (千トン)

7

ベトナムの古紙リサイクル状況bull 2015年の古紙回収量は154万トンで古紙回収率は399である

bull 古紙利用率が915であるのに対して古紙回収率は極めて低い

bull 回収古紙の発生源別構成比は家庭学校オフィスが60商業施設紙加工工場印刷工場が35その他(回収業者が埋め立て処分場に送られるゴミから回収した古紙)が5となっている

bull 古紙回収ルートは①回収業者rarr②ジャンクショップrarr③ベーリングステーション(古紙問屋)rarr製紙メーカーとなっている

bull 古紙の回収業者は貧困層の個人事業者が中心で専門的あるいは組織的な事業者は非常に少ない

bull 資源リサイクルに関する法制度がなく政府もリサイクル推進の啓もう活動を全く行わないため国民のリサイクル意識が向上していない

bull JICAの支援で首都ハノイで3R普及に向けたパイロットプロジェクトが実施されたが家庭からの排出段階では分別が行われたものの回収業者が分別されたゴミを混ぜてしまうため失敗に終わった

8

- 4 -

No Fundamental classification and

collection standard of waste paper

No professional

collectors

9

Vietnam recovered paper collection system

10

- 5 -

FROM HOUSHOLDS FROM LOCAL MARKETS

11

FROM SUPER MARKETS

12

- 6 -

FROM SCHOOLS

13

FROM BUILDINGS OFFICES

14

- 7 -

COLLECTION METHODS AND TRANSPORTATION

15

STREET VENDORS BY HANDCART

16

- 8 -

STREET VENDORS BY BICYCLES MOTOR TRICYCLES

17

COLLECTION BY DUST ndash CARTS

18

- 9 -

WASTE PAPER GATHERING BY JUNKS

19

タイ(2015)bull 人口 67976 (千人)

bull GDP 395168 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 4859 (千トン)

グラフィック 1310

パッケージング 3379

衛生用紙 125

その他 45

bull 紙板紙消費量 4765 (千トン)

bull 古紙回収率 621

bull 古紙利用率 833

bull 古紙輸入量 1233 (千トン)

bull 古紙輸出量 43 (千トン)

20

- 10 -

タイの古紙リサイクル状況bull 2015年のタイの古紙回収量は295万トン回収率は62

bull 段ボール古紙の回収率は80を超える一方でその他の品目は40以下

bull タイの古紙回収ルートは①回収業者による回収rarr②ジャンクショップ(中間業者月取扱量50~100トン)rarr③ベーリングステーション(月取扱量200~10000トン)rarr④製紙メーカーとなっている

bull 家庭からの回収は自治体商業施設や産業施設からの回収は委託業者が行っている

bull 自治体が行う家庭からの古紙回収は古紙が他のゴミと混ざって排出

bull 回収業者の多くがインフォーマルセクターである個人又は小規模事業者である

bull ベーリングステーションは工業省の許可を得ないと営業できない

bull タイ工業連盟傘下のタイ包装リサイクル管理研究所(TIPMSE)はゴミの分別排出の啓蒙活動として持ち込んだ古紙を商品と物々交換できるゼロバーツショップを国内12の地域コミュニティで行っている

21

Grade of RCP in ThailandOCCNDLK1

ONPOIN2

BBC C-BBC3

BampW4 OMG5

Mixed Paper1 OCC OLD CORRUGATED CONTAINER NDLK NEW DOUBLE ndash LINED KRAFT

2 ONP OLD NEWSPAPER OIN OVER ndash ISSUE NEWSPAPER

3 BBC BOXBOARD CUTTINGS C-BBC CORRUGATED BOXBOARD CUTTINGS

4 BampW BLACK AND WHITE

5 OMG OLD MAXGAZINE

22The Thai Pulp and Paper Industries Association 22

- 11 -

Domestic RCP Collection Flow

Baling Station Paper millsCollectors Junk shops

Sources of waste paper

Residential

Industrials

Commercials

23The Thai Pulp and Paper Industries Association 23

Domestic Waste Collector (Junk Shop)Collection 10-100 tonsmonth

24The Thai Pulp and Paper Industries Association 24

- 12 -

Domestic Baling StationCapacity 200 ndash 10000 tonsmonth

bull 100 Moisture checking (use moisture scanner)

bull Manual sampling for checking Out Throw and Prohibitive Material

25The Thai Pulp and Paper Industries Association 25

bull Zero baht shop is the countrys first swap shop where people bring plastic waste and recyclable rubbish to trade for consumer goods

bull The purpose of cash free Zero Baht shop was to encourage poor people in the community to sort out garbage and bring the recyclable trashes to trade and convert some of it to cash aimed to lessen the amount of unwanted household garbage and reduce the peoples living cost

Zero Baht Shop

TIPMSE Activities

26The Thai Pulp and Paper Industries Association 26

- 13 -

マレーシア(2015)bull 人口 30514 (千人)

bull GDP 296284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 1776 (千トン)

グラフィック 417

パッケージング 1037

衛生用紙 182

その他 140

bull 紙板紙消費量 3088 (千トン)

bull 古紙回収率 537

bull 古紙利用率 1040

bull 古紙輸入量 189 (千トン)

bull 古紙輸出量 0 (千トン)

27

マレーシアの古紙リサイクル状況

bull 2015年の古紙回収量は166万トンで古紙回収率は537となっており国内回収だけでは国内需要を満たすことはできない

bull 家庭からのゴミの排出は未分別だが都市部の住宅地では回収業者が各家庭を廻り古紙を買い取っている

bull 古紙問屋は利益第一主義で古紙品質の向上に無関心であり水分を増したり異物を混ぜて重量を増す悪質業者が多く国内の回収古紙が低品質になっている

bull 2015年9月から全国民に対してゴミの分別排出を義務付ける法律が施行

bull ただし現時点では生ゴミとそれ以外のゴミの二分別であり古紙の分別などの細かい対応を求めるにはまだ時間がかかる見通し

28

- 14 -

STEP 1 METHOD OF COLLECTION

29

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

30

- 15 -

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

31

COMMUNITY PARTICIPATION

IN RECYCLING

32

- 16 -

STEP 2 RECOVERED PAPER SENT

TO PACKERSSUPPLIERS OUTLETS

Recovered paper weighted at

packersrsquosuppliersrsquo outlet

Recovered paper loaded

into small lorry at

hypermarketfactory

Recovered paper loaded

into large bin and ready for

shipment

Recovered paper

delivered to packersrsquo

suppliersrsquo outlets

33

STEP 3 RECOVERED PAPER DELIVERED AND

SEGREGATED AT PACKERSSUPPLIERS WAREHOUSES

34

- 17 -

STEP 4 BALING PROCESS AT PACKERSrsquo

SUPPLIERSrsquo WAREHOUSES

35

STEP 5 RECOVERED PAPER

DELIVERY TO PAPER MILLS

36

- 18 -

インドネシア(2015)bull 人口 255944 (千人)

bull GDP 861284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 10891 (千トン)

グラフィック 4801

パッケージング 5215

衛生用紙 745

その他 130

bull 紙板紙消費量 7352 (千トン)

bull 古紙回収率 673

bull 古紙利用率 602

bull 古紙輸入量 1611 (千トン)

bull 古紙輸出量 5 (千トン)

37

インドネシアの古紙リサイクル状況bull 2016年の古紙消費は650万トン(うち輸入は200万トン)

bull 産業系古紙や段ボール古紙については回収ルートが確立しており選別も回収段階で実施

bull 家庭からの排出は行政による分別回収がなく個人回収業者による訪問回収が行われているもののほとんどが一般廃棄物として最終処分場で廃棄

bull インドネシア環境林業省は2012年に「ゴミ銀行」(Waste Bankコミュニティレベルの資源回収施設)を通じた3R推進のためのガイドライン(2012年省令No12)を策定全国に4280か所設置回収される資源量は極めて少量

bull 一般廃棄物の最終処分場には資源物を回収して生計を立てるスカベンジャーと呼ばれる貧困層が存在首都ジャカルタで発生する一般廃棄物は1日当たり6500トン(紙ゴミが15)で最終処分場に運ばれると6000人を上回るスカベンジャーが廃棄物から古紙を含めた資源物を回収

38

- 19 -

39

40

- 20 -

41

42

- 21 -

43

44

- 22 -

45

フィリピン(2015)bull 人口 100998 (千人)

bull GDP 292449 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 890 (千トン)

グラフィック 173

パッケージング 658

衛生用紙 36

その他 23

bull 紙板紙消費量 1948 (千トン)

bull 古紙回収率 400

bull 古紙利用率 917

bull 古紙輸入量 65 (千トン)

bull 古紙輸出量 29 (千トン)

46

- 23 -

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 4: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

中国の古紙輸入量

0

2000000

4000000

6000000

8000000

10000000

12000000

14000000

2013年 2014年 2015年 2016年

米国 カナダ 日本 香港 ドイツ オランダ 英国 豪州

単位トン

3

東アジアの紙板紙及び古紙需給(2015)

日本 韓国 台湾 中国

人口(千人) 126920 49115 23415 1367485

GDP(百万USD) 4383584 1377873 523009 11158457

紙板紙生産量(千トン)

26227 11602 3757 109193

古紙回収率()792 862 810 457

古紙利用率() 648 805 972 708

古紙輸入量(千トン)

35 1542 586 29000

古紙輸出量(千トン)

4255 555 106 0

4

- 2 -

東南アジアの紙板紙及び古紙需給(2015)

ベトナム タイ マレーシア インドネシア フィリピン

人口(千人) 94349 67976 30514 255994 100998

GDP(百万USD) 193241 395168 296284 866934 292449

紙板紙生産量(千トン)

2326 4859 1776 10891 890

古紙回収率() 399 621 537 673 400

古紙利用率() 915 833 1040 602 917

古紙輸入量(千トン)

590 1133 189 1611 65

古紙輸出量(千トン)

1 43 0 5 29

5

東南アジアの古紙回収リサイクル政策<マレーシア>マレーシアでは「固形廃棄物公共清掃管理法(The Solid Waste and Public Cleansing Management Act 2007)」の中に古紙回収やリサイクルの内容を含んでいる同法により都市ごみ

の収集処理の権限が地方政府から中央政府に移管されマレー半島については3分割して委託業者に収集運搬を行わせている

<インドネシア>

インドネシアでは「一般廃棄物処理に関する法律(2008年)」が制定されその中で廃棄物発生を抑制するライフスタイルを目指し3RとEPR(Expanded Producers Responsibility)を社会に浸透させるとしているが古紙に関しては特記されていない

<フィリピン>

フィリピンでは2001年に固形廃棄物の総合的な管理のために「環境適合型固形廃棄物法」が制定され地方自治体が固形廃棄物の分別収集の責任を負うことになっているが実際には民間の回収業者が請負業者として回収輸送を行っている

<ベトナム>

ベトナムでは「環境保護国家戦略(2003)」を実施しており2020年に向けた優先目標としてリサイクル産業を発展させ収集廃棄物の30をリサイクルすることを目標としている

6

- 3 -

ベトナム(2015)bull 人口 94349 (千人)

bull GDP 193241 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 2326 (千トン)

グラフィック 341

パッケージング 1793

衛生用紙 145

その他 47

bull 紙板紙消費量 3855 (千トン)

bull 古紙回収率 399

bull 古紙利用率 915

bull 古紙輸入量 590 (千トン)

bull 古紙輸出量 1 (千トン)

7

ベトナムの古紙リサイクル状況bull 2015年の古紙回収量は154万トンで古紙回収率は399である

bull 古紙利用率が915であるのに対して古紙回収率は極めて低い

bull 回収古紙の発生源別構成比は家庭学校オフィスが60商業施設紙加工工場印刷工場が35その他(回収業者が埋め立て処分場に送られるゴミから回収した古紙)が5となっている

bull 古紙回収ルートは①回収業者rarr②ジャンクショップrarr③ベーリングステーション(古紙問屋)rarr製紙メーカーとなっている

bull 古紙の回収業者は貧困層の個人事業者が中心で専門的あるいは組織的な事業者は非常に少ない

bull 資源リサイクルに関する法制度がなく政府もリサイクル推進の啓もう活動を全く行わないため国民のリサイクル意識が向上していない

bull JICAの支援で首都ハノイで3R普及に向けたパイロットプロジェクトが実施されたが家庭からの排出段階では分別が行われたものの回収業者が分別されたゴミを混ぜてしまうため失敗に終わった

8

- 4 -

No Fundamental classification and

collection standard of waste paper

No professional

collectors

9

Vietnam recovered paper collection system

10

- 5 -

FROM HOUSHOLDS FROM LOCAL MARKETS

11

FROM SUPER MARKETS

12

- 6 -

FROM SCHOOLS

13

FROM BUILDINGS OFFICES

14

- 7 -

COLLECTION METHODS AND TRANSPORTATION

15

STREET VENDORS BY HANDCART

16

- 8 -

STREET VENDORS BY BICYCLES MOTOR TRICYCLES

17

COLLECTION BY DUST ndash CARTS

18

- 9 -

WASTE PAPER GATHERING BY JUNKS

19

タイ(2015)bull 人口 67976 (千人)

bull GDP 395168 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 4859 (千トン)

グラフィック 1310

パッケージング 3379

衛生用紙 125

その他 45

bull 紙板紙消費量 4765 (千トン)

bull 古紙回収率 621

bull 古紙利用率 833

bull 古紙輸入量 1233 (千トン)

bull 古紙輸出量 43 (千トン)

20

- 10 -

タイの古紙リサイクル状況bull 2015年のタイの古紙回収量は295万トン回収率は62

bull 段ボール古紙の回収率は80を超える一方でその他の品目は40以下

bull タイの古紙回収ルートは①回収業者による回収rarr②ジャンクショップ(中間業者月取扱量50~100トン)rarr③ベーリングステーション(月取扱量200~10000トン)rarr④製紙メーカーとなっている

bull 家庭からの回収は自治体商業施設や産業施設からの回収は委託業者が行っている

bull 自治体が行う家庭からの古紙回収は古紙が他のゴミと混ざって排出

bull 回収業者の多くがインフォーマルセクターである個人又は小規模事業者である

bull ベーリングステーションは工業省の許可を得ないと営業できない

bull タイ工業連盟傘下のタイ包装リサイクル管理研究所(TIPMSE)はゴミの分別排出の啓蒙活動として持ち込んだ古紙を商品と物々交換できるゼロバーツショップを国内12の地域コミュニティで行っている

21

Grade of RCP in ThailandOCCNDLK1

ONPOIN2

BBC C-BBC3

BampW4 OMG5

Mixed Paper1 OCC OLD CORRUGATED CONTAINER NDLK NEW DOUBLE ndash LINED KRAFT

2 ONP OLD NEWSPAPER OIN OVER ndash ISSUE NEWSPAPER

3 BBC BOXBOARD CUTTINGS C-BBC CORRUGATED BOXBOARD CUTTINGS

4 BampW BLACK AND WHITE

5 OMG OLD MAXGAZINE

22The Thai Pulp and Paper Industries Association 22

- 11 -

Domestic RCP Collection Flow

Baling Station Paper millsCollectors Junk shops

Sources of waste paper

Residential

Industrials

Commercials

23The Thai Pulp and Paper Industries Association 23

Domestic Waste Collector (Junk Shop)Collection 10-100 tonsmonth

24The Thai Pulp and Paper Industries Association 24

- 12 -

Domestic Baling StationCapacity 200 ndash 10000 tonsmonth

bull 100 Moisture checking (use moisture scanner)

bull Manual sampling for checking Out Throw and Prohibitive Material

25The Thai Pulp and Paper Industries Association 25

bull Zero baht shop is the countrys first swap shop where people bring plastic waste and recyclable rubbish to trade for consumer goods

bull The purpose of cash free Zero Baht shop was to encourage poor people in the community to sort out garbage and bring the recyclable trashes to trade and convert some of it to cash aimed to lessen the amount of unwanted household garbage and reduce the peoples living cost

Zero Baht Shop

TIPMSE Activities

26The Thai Pulp and Paper Industries Association 26

- 13 -

マレーシア(2015)bull 人口 30514 (千人)

bull GDP 296284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 1776 (千トン)

グラフィック 417

パッケージング 1037

衛生用紙 182

その他 140

bull 紙板紙消費量 3088 (千トン)

bull 古紙回収率 537

bull 古紙利用率 1040

bull 古紙輸入量 189 (千トン)

bull 古紙輸出量 0 (千トン)

27

マレーシアの古紙リサイクル状況

bull 2015年の古紙回収量は166万トンで古紙回収率は537となっており国内回収だけでは国内需要を満たすことはできない

bull 家庭からのゴミの排出は未分別だが都市部の住宅地では回収業者が各家庭を廻り古紙を買い取っている

bull 古紙問屋は利益第一主義で古紙品質の向上に無関心であり水分を増したり異物を混ぜて重量を増す悪質業者が多く国内の回収古紙が低品質になっている

bull 2015年9月から全国民に対してゴミの分別排出を義務付ける法律が施行

bull ただし現時点では生ゴミとそれ以外のゴミの二分別であり古紙の分別などの細かい対応を求めるにはまだ時間がかかる見通し

28

- 14 -

STEP 1 METHOD OF COLLECTION

29

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

30

- 15 -

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

31

COMMUNITY PARTICIPATION

IN RECYCLING

32

- 16 -

STEP 2 RECOVERED PAPER SENT

TO PACKERSSUPPLIERS OUTLETS

Recovered paper weighted at

packersrsquosuppliersrsquo outlet

Recovered paper loaded

into small lorry at

hypermarketfactory

Recovered paper loaded

into large bin and ready for

shipment

Recovered paper

delivered to packersrsquo

suppliersrsquo outlets

33

STEP 3 RECOVERED PAPER DELIVERED AND

SEGREGATED AT PACKERSSUPPLIERS WAREHOUSES

34

- 17 -

STEP 4 BALING PROCESS AT PACKERSrsquo

SUPPLIERSrsquo WAREHOUSES

35

STEP 5 RECOVERED PAPER

DELIVERY TO PAPER MILLS

36

- 18 -

インドネシア(2015)bull 人口 255944 (千人)

bull GDP 861284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 10891 (千トン)

グラフィック 4801

パッケージング 5215

衛生用紙 745

その他 130

bull 紙板紙消費量 7352 (千トン)

bull 古紙回収率 673

bull 古紙利用率 602

bull 古紙輸入量 1611 (千トン)

bull 古紙輸出量 5 (千トン)

37

インドネシアの古紙リサイクル状況bull 2016年の古紙消費は650万トン(うち輸入は200万トン)

bull 産業系古紙や段ボール古紙については回収ルートが確立しており選別も回収段階で実施

bull 家庭からの排出は行政による分別回収がなく個人回収業者による訪問回収が行われているもののほとんどが一般廃棄物として最終処分場で廃棄

bull インドネシア環境林業省は2012年に「ゴミ銀行」(Waste Bankコミュニティレベルの資源回収施設)を通じた3R推進のためのガイドライン(2012年省令No12)を策定全国に4280か所設置回収される資源量は極めて少量

bull 一般廃棄物の最終処分場には資源物を回収して生計を立てるスカベンジャーと呼ばれる貧困層が存在首都ジャカルタで発生する一般廃棄物は1日当たり6500トン(紙ゴミが15)で最終処分場に運ばれると6000人を上回るスカベンジャーが廃棄物から古紙を含めた資源物を回収

38

- 19 -

39

40

- 20 -

41

42

- 21 -

43

44

- 22 -

45

フィリピン(2015)bull 人口 100998 (千人)

bull GDP 292449 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 890 (千トン)

グラフィック 173

パッケージング 658

衛生用紙 36

その他 23

bull 紙板紙消費量 1948 (千トン)

bull 古紙回収率 400

bull 古紙利用率 917

bull 古紙輸入量 65 (千トン)

bull 古紙輸出量 29 (千トン)

46

- 23 -

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 5: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

東南アジアの紙板紙及び古紙需給(2015)

ベトナム タイ マレーシア インドネシア フィリピン

人口(千人) 94349 67976 30514 255994 100998

GDP(百万USD) 193241 395168 296284 866934 292449

紙板紙生産量(千トン)

2326 4859 1776 10891 890

古紙回収率() 399 621 537 673 400

古紙利用率() 915 833 1040 602 917

古紙輸入量(千トン)

590 1133 189 1611 65

古紙輸出量(千トン)

1 43 0 5 29

5

東南アジアの古紙回収リサイクル政策<マレーシア>マレーシアでは「固形廃棄物公共清掃管理法(The Solid Waste and Public Cleansing Management Act 2007)」の中に古紙回収やリサイクルの内容を含んでいる同法により都市ごみ

の収集処理の権限が地方政府から中央政府に移管されマレー半島については3分割して委託業者に収集運搬を行わせている

<インドネシア>

インドネシアでは「一般廃棄物処理に関する法律(2008年)」が制定されその中で廃棄物発生を抑制するライフスタイルを目指し3RとEPR(Expanded Producers Responsibility)を社会に浸透させるとしているが古紙に関しては特記されていない

<フィリピン>

フィリピンでは2001年に固形廃棄物の総合的な管理のために「環境適合型固形廃棄物法」が制定され地方自治体が固形廃棄物の分別収集の責任を負うことになっているが実際には民間の回収業者が請負業者として回収輸送を行っている

<ベトナム>

ベトナムでは「環境保護国家戦略(2003)」を実施しており2020年に向けた優先目標としてリサイクル産業を発展させ収集廃棄物の30をリサイクルすることを目標としている

6

- 3 -

ベトナム(2015)bull 人口 94349 (千人)

bull GDP 193241 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 2326 (千トン)

グラフィック 341

パッケージング 1793

衛生用紙 145

その他 47

bull 紙板紙消費量 3855 (千トン)

bull 古紙回収率 399

bull 古紙利用率 915

bull 古紙輸入量 590 (千トン)

bull 古紙輸出量 1 (千トン)

7

ベトナムの古紙リサイクル状況bull 2015年の古紙回収量は154万トンで古紙回収率は399である

bull 古紙利用率が915であるのに対して古紙回収率は極めて低い

bull 回収古紙の発生源別構成比は家庭学校オフィスが60商業施設紙加工工場印刷工場が35その他(回収業者が埋め立て処分場に送られるゴミから回収した古紙)が5となっている

bull 古紙回収ルートは①回収業者rarr②ジャンクショップrarr③ベーリングステーション(古紙問屋)rarr製紙メーカーとなっている

bull 古紙の回収業者は貧困層の個人事業者が中心で専門的あるいは組織的な事業者は非常に少ない

bull 資源リサイクルに関する法制度がなく政府もリサイクル推進の啓もう活動を全く行わないため国民のリサイクル意識が向上していない

bull JICAの支援で首都ハノイで3R普及に向けたパイロットプロジェクトが実施されたが家庭からの排出段階では分別が行われたものの回収業者が分別されたゴミを混ぜてしまうため失敗に終わった

8

- 4 -

No Fundamental classification and

collection standard of waste paper

No professional

collectors

9

Vietnam recovered paper collection system

10

- 5 -

FROM HOUSHOLDS FROM LOCAL MARKETS

11

FROM SUPER MARKETS

12

- 6 -

FROM SCHOOLS

13

FROM BUILDINGS OFFICES

14

- 7 -

COLLECTION METHODS AND TRANSPORTATION

15

STREET VENDORS BY HANDCART

16

- 8 -

STREET VENDORS BY BICYCLES MOTOR TRICYCLES

17

COLLECTION BY DUST ndash CARTS

18

- 9 -

WASTE PAPER GATHERING BY JUNKS

19

タイ(2015)bull 人口 67976 (千人)

bull GDP 395168 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 4859 (千トン)

グラフィック 1310

パッケージング 3379

衛生用紙 125

その他 45

bull 紙板紙消費量 4765 (千トン)

bull 古紙回収率 621

bull 古紙利用率 833

bull 古紙輸入量 1233 (千トン)

bull 古紙輸出量 43 (千トン)

20

- 10 -

タイの古紙リサイクル状況bull 2015年のタイの古紙回収量は295万トン回収率は62

bull 段ボール古紙の回収率は80を超える一方でその他の品目は40以下

bull タイの古紙回収ルートは①回収業者による回収rarr②ジャンクショップ(中間業者月取扱量50~100トン)rarr③ベーリングステーション(月取扱量200~10000トン)rarr④製紙メーカーとなっている

bull 家庭からの回収は自治体商業施設や産業施設からの回収は委託業者が行っている

bull 自治体が行う家庭からの古紙回収は古紙が他のゴミと混ざって排出

bull 回収業者の多くがインフォーマルセクターである個人又は小規模事業者である

bull ベーリングステーションは工業省の許可を得ないと営業できない

bull タイ工業連盟傘下のタイ包装リサイクル管理研究所(TIPMSE)はゴミの分別排出の啓蒙活動として持ち込んだ古紙を商品と物々交換できるゼロバーツショップを国内12の地域コミュニティで行っている

21

Grade of RCP in ThailandOCCNDLK1

ONPOIN2

BBC C-BBC3

BampW4 OMG5

Mixed Paper1 OCC OLD CORRUGATED CONTAINER NDLK NEW DOUBLE ndash LINED KRAFT

2 ONP OLD NEWSPAPER OIN OVER ndash ISSUE NEWSPAPER

3 BBC BOXBOARD CUTTINGS C-BBC CORRUGATED BOXBOARD CUTTINGS

4 BampW BLACK AND WHITE

5 OMG OLD MAXGAZINE

22The Thai Pulp and Paper Industries Association 22

- 11 -

Domestic RCP Collection Flow

Baling Station Paper millsCollectors Junk shops

Sources of waste paper

Residential

Industrials

Commercials

23The Thai Pulp and Paper Industries Association 23

Domestic Waste Collector (Junk Shop)Collection 10-100 tonsmonth

24The Thai Pulp and Paper Industries Association 24

- 12 -

Domestic Baling StationCapacity 200 ndash 10000 tonsmonth

bull 100 Moisture checking (use moisture scanner)

bull Manual sampling for checking Out Throw and Prohibitive Material

25The Thai Pulp and Paper Industries Association 25

bull Zero baht shop is the countrys first swap shop where people bring plastic waste and recyclable rubbish to trade for consumer goods

bull The purpose of cash free Zero Baht shop was to encourage poor people in the community to sort out garbage and bring the recyclable trashes to trade and convert some of it to cash aimed to lessen the amount of unwanted household garbage and reduce the peoples living cost

Zero Baht Shop

TIPMSE Activities

26The Thai Pulp and Paper Industries Association 26

- 13 -

マレーシア(2015)bull 人口 30514 (千人)

bull GDP 296284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 1776 (千トン)

グラフィック 417

パッケージング 1037

衛生用紙 182

その他 140

bull 紙板紙消費量 3088 (千トン)

bull 古紙回収率 537

bull 古紙利用率 1040

bull 古紙輸入量 189 (千トン)

bull 古紙輸出量 0 (千トン)

27

マレーシアの古紙リサイクル状況

bull 2015年の古紙回収量は166万トンで古紙回収率は537となっており国内回収だけでは国内需要を満たすことはできない

bull 家庭からのゴミの排出は未分別だが都市部の住宅地では回収業者が各家庭を廻り古紙を買い取っている

bull 古紙問屋は利益第一主義で古紙品質の向上に無関心であり水分を増したり異物を混ぜて重量を増す悪質業者が多く国内の回収古紙が低品質になっている

bull 2015年9月から全国民に対してゴミの分別排出を義務付ける法律が施行

bull ただし現時点では生ゴミとそれ以外のゴミの二分別であり古紙の分別などの細かい対応を求めるにはまだ時間がかかる見通し

28

- 14 -

STEP 1 METHOD OF COLLECTION

29

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

30

- 15 -

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

31

COMMUNITY PARTICIPATION

IN RECYCLING

32

- 16 -

STEP 2 RECOVERED PAPER SENT

TO PACKERSSUPPLIERS OUTLETS

Recovered paper weighted at

packersrsquosuppliersrsquo outlet

Recovered paper loaded

into small lorry at

hypermarketfactory

Recovered paper loaded

into large bin and ready for

shipment

Recovered paper

delivered to packersrsquo

suppliersrsquo outlets

33

STEP 3 RECOVERED PAPER DELIVERED AND

SEGREGATED AT PACKERSSUPPLIERS WAREHOUSES

34

- 17 -

STEP 4 BALING PROCESS AT PACKERSrsquo

SUPPLIERSrsquo WAREHOUSES

35

STEP 5 RECOVERED PAPER

DELIVERY TO PAPER MILLS

36

- 18 -

インドネシア(2015)bull 人口 255944 (千人)

bull GDP 861284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 10891 (千トン)

グラフィック 4801

パッケージング 5215

衛生用紙 745

その他 130

bull 紙板紙消費量 7352 (千トン)

bull 古紙回収率 673

bull 古紙利用率 602

bull 古紙輸入量 1611 (千トン)

bull 古紙輸出量 5 (千トン)

37

インドネシアの古紙リサイクル状況bull 2016年の古紙消費は650万トン(うち輸入は200万トン)

bull 産業系古紙や段ボール古紙については回収ルートが確立しており選別も回収段階で実施

bull 家庭からの排出は行政による分別回収がなく個人回収業者による訪問回収が行われているもののほとんどが一般廃棄物として最終処分場で廃棄

bull インドネシア環境林業省は2012年に「ゴミ銀行」(Waste Bankコミュニティレベルの資源回収施設)を通じた3R推進のためのガイドライン(2012年省令No12)を策定全国に4280か所設置回収される資源量は極めて少量

bull 一般廃棄物の最終処分場には資源物を回収して生計を立てるスカベンジャーと呼ばれる貧困層が存在首都ジャカルタで発生する一般廃棄物は1日当たり6500トン(紙ゴミが15)で最終処分場に運ばれると6000人を上回るスカベンジャーが廃棄物から古紙を含めた資源物を回収

38

- 19 -

39

40

- 20 -

41

42

- 21 -

43

44

- 22 -

45

フィリピン(2015)bull 人口 100998 (千人)

bull GDP 292449 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 890 (千トン)

グラフィック 173

パッケージング 658

衛生用紙 36

その他 23

bull 紙板紙消費量 1948 (千トン)

bull 古紙回収率 400

bull 古紙利用率 917

bull 古紙輸入量 65 (千トン)

bull 古紙輸出量 29 (千トン)

46

- 23 -

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 6: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

ベトナム(2015)bull 人口 94349 (千人)

bull GDP 193241 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 2326 (千トン)

グラフィック 341

パッケージング 1793

衛生用紙 145

その他 47

bull 紙板紙消費量 3855 (千トン)

bull 古紙回収率 399

bull 古紙利用率 915

bull 古紙輸入量 590 (千トン)

bull 古紙輸出量 1 (千トン)

7

ベトナムの古紙リサイクル状況bull 2015年の古紙回収量は154万トンで古紙回収率は399である

bull 古紙利用率が915であるのに対して古紙回収率は極めて低い

bull 回収古紙の発生源別構成比は家庭学校オフィスが60商業施設紙加工工場印刷工場が35その他(回収業者が埋め立て処分場に送られるゴミから回収した古紙)が5となっている

bull 古紙回収ルートは①回収業者rarr②ジャンクショップrarr③ベーリングステーション(古紙問屋)rarr製紙メーカーとなっている

bull 古紙の回収業者は貧困層の個人事業者が中心で専門的あるいは組織的な事業者は非常に少ない

bull 資源リサイクルに関する法制度がなく政府もリサイクル推進の啓もう活動を全く行わないため国民のリサイクル意識が向上していない

bull JICAの支援で首都ハノイで3R普及に向けたパイロットプロジェクトが実施されたが家庭からの排出段階では分別が行われたものの回収業者が分別されたゴミを混ぜてしまうため失敗に終わった

8

- 4 -

No Fundamental classification and

collection standard of waste paper

No professional

collectors

9

Vietnam recovered paper collection system

10

- 5 -

FROM HOUSHOLDS FROM LOCAL MARKETS

11

FROM SUPER MARKETS

12

- 6 -

FROM SCHOOLS

13

FROM BUILDINGS OFFICES

14

- 7 -

COLLECTION METHODS AND TRANSPORTATION

15

STREET VENDORS BY HANDCART

16

- 8 -

STREET VENDORS BY BICYCLES MOTOR TRICYCLES

17

COLLECTION BY DUST ndash CARTS

18

- 9 -

WASTE PAPER GATHERING BY JUNKS

19

タイ(2015)bull 人口 67976 (千人)

bull GDP 395168 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 4859 (千トン)

グラフィック 1310

パッケージング 3379

衛生用紙 125

その他 45

bull 紙板紙消費量 4765 (千トン)

bull 古紙回収率 621

bull 古紙利用率 833

bull 古紙輸入量 1233 (千トン)

bull 古紙輸出量 43 (千トン)

20

- 10 -

タイの古紙リサイクル状況bull 2015年のタイの古紙回収量は295万トン回収率は62

bull 段ボール古紙の回収率は80を超える一方でその他の品目は40以下

bull タイの古紙回収ルートは①回収業者による回収rarr②ジャンクショップ(中間業者月取扱量50~100トン)rarr③ベーリングステーション(月取扱量200~10000トン)rarr④製紙メーカーとなっている

bull 家庭からの回収は自治体商業施設や産業施設からの回収は委託業者が行っている

bull 自治体が行う家庭からの古紙回収は古紙が他のゴミと混ざって排出

bull 回収業者の多くがインフォーマルセクターである個人又は小規模事業者である

bull ベーリングステーションは工業省の許可を得ないと営業できない

bull タイ工業連盟傘下のタイ包装リサイクル管理研究所(TIPMSE)はゴミの分別排出の啓蒙活動として持ち込んだ古紙を商品と物々交換できるゼロバーツショップを国内12の地域コミュニティで行っている

21

Grade of RCP in ThailandOCCNDLK1

ONPOIN2

BBC C-BBC3

BampW4 OMG5

Mixed Paper1 OCC OLD CORRUGATED CONTAINER NDLK NEW DOUBLE ndash LINED KRAFT

2 ONP OLD NEWSPAPER OIN OVER ndash ISSUE NEWSPAPER

3 BBC BOXBOARD CUTTINGS C-BBC CORRUGATED BOXBOARD CUTTINGS

4 BampW BLACK AND WHITE

5 OMG OLD MAXGAZINE

22The Thai Pulp and Paper Industries Association 22

- 11 -

Domestic RCP Collection Flow

Baling Station Paper millsCollectors Junk shops

Sources of waste paper

Residential

Industrials

Commercials

23The Thai Pulp and Paper Industries Association 23

Domestic Waste Collector (Junk Shop)Collection 10-100 tonsmonth

24The Thai Pulp and Paper Industries Association 24

- 12 -

Domestic Baling StationCapacity 200 ndash 10000 tonsmonth

bull 100 Moisture checking (use moisture scanner)

bull Manual sampling for checking Out Throw and Prohibitive Material

25The Thai Pulp and Paper Industries Association 25

bull Zero baht shop is the countrys first swap shop where people bring plastic waste and recyclable rubbish to trade for consumer goods

bull The purpose of cash free Zero Baht shop was to encourage poor people in the community to sort out garbage and bring the recyclable trashes to trade and convert some of it to cash aimed to lessen the amount of unwanted household garbage and reduce the peoples living cost

Zero Baht Shop

TIPMSE Activities

26The Thai Pulp and Paper Industries Association 26

- 13 -

マレーシア(2015)bull 人口 30514 (千人)

bull GDP 296284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 1776 (千トン)

グラフィック 417

パッケージング 1037

衛生用紙 182

その他 140

bull 紙板紙消費量 3088 (千トン)

bull 古紙回収率 537

bull 古紙利用率 1040

bull 古紙輸入量 189 (千トン)

bull 古紙輸出量 0 (千トン)

27

マレーシアの古紙リサイクル状況

bull 2015年の古紙回収量は166万トンで古紙回収率は537となっており国内回収だけでは国内需要を満たすことはできない

bull 家庭からのゴミの排出は未分別だが都市部の住宅地では回収業者が各家庭を廻り古紙を買い取っている

bull 古紙問屋は利益第一主義で古紙品質の向上に無関心であり水分を増したり異物を混ぜて重量を増す悪質業者が多く国内の回収古紙が低品質になっている

bull 2015年9月から全国民に対してゴミの分別排出を義務付ける法律が施行

bull ただし現時点では生ゴミとそれ以外のゴミの二分別であり古紙の分別などの細かい対応を求めるにはまだ時間がかかる見通し

28

- 14 -

STEP 1 METHOD OF COLLECTION

29

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

30

- 15 -

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

31

COMMUNITY PARTICIPATION

IN RECYCLING

32

- 16 -

STEP 2 RECOVERED PAPER SENT

TO PACKERSSUPPLIERS OUTLETS

Recovered paper weighted at

packersrsquosuppliersrsquo outlet

Recovered paper loaded

into small lorry at

hypermarketfactory

Recovered paper loaded

into large bin and ready for

shipment

Recovered paper

delivered to packersrsquo

suppliersrsquo outlets

33

STEP 3 RECOVERED PAPER DELIVERED AND

SEGREGATED AT PACKERSSUPPLIERS WAREHOUSES

34

- 17 -

STEP 4 BALING PROCESS AT PACKERSrsquo

SUPPLIERSrsquo WAREHOUSES

35

STEP 5 RECOVERED PAPER

DELIVERY TO PAPER MILLS

36

- 18 -

インドネシア(2015)bull 人口 255944 (千人)

bull GDP 861284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 10891 (千トン)

グラフィック 4801

パッケージング 5215

衛生用紙 745

その他 130

bull 紙板紙消費量 7352 (千トン)

bull 古紙回収率 673

bull 古紙利用率 602

bull 古紙輸入量 1611 (千トン)

bull 古紙輸出量 5 (千トン)

37

インドネシアの古紙リサイクル状況bull 2016年の古紙消費は650万トン(うち輸入は200万トン)

bull 産業系古紙や段ボール古紙については回収ルートが確立しており選別も回収段階で実施

bull 家庭からの排出は行政による分別回収がなく個人回収業者による訪問回収が行われているもののほとんどが一般廃棄物として最終処分場で廃棄

bull インドネシア環境林業省は2012年に「ゴミ銀行」(Waste Bankコミュニティレベルの資源回収施設)を通じた3R推進のためのガイドライン(2012年省令No12)を策定全国に4280か所設置回収される資源量は極めて少量

bull 一般廃棄物の最終処分場には資源物を回収して生計を立てるスカベンジャーと呼ばれる貧困層が存在首都ジャカルタで発生する一般廃棄物は1日当たり6500トン(紙ゴミが15)で最終処分場に運ばれると6000人を上回るスカベンジャーが廃棄物から古紙を含めた資源物を回収

38

- 19 -

39

40

- 20 -

41

42

- 21 -

43

44

- 22 -

45

フィリピン(2015)bull 人口 100998 (千人)

bull GDP 292449 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 890 (千トン)

グラフィック 173

パッケージング 658

衛生用紙 36

その他 23

bull 紙板紙消費量 1948 (千トン)

bull 古紙回収率 400

bull 古紙利用率 917

bull 古紙輸入量 65 (千トン)

bull 古紙輸出量 29 (千トン)

46

- 23 -

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 7: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

No Fundamental classification and

collection standard of waste paper

No professional

collectors

9

Vietnam recovered paper collection system

10

- 5 -

FROM HOUSHOLDS FROM LOCAL MARKETS

11

FROM SUPER MARKETS

12

- 6 -

FROM SCHOOLS

13

FROM BUILDINGS OFFICES

14

- 7 -

COLLECTION METHODS AND TRANSPORTATION

15

STREET VENDORS BY HANDCART

16

- 8 -

STREET VENDORS BY BICYCLES MOTOR TRICYCLES

17

COLLECTION BY DUST ndash CARTS

18

- 9 -

WASTE PAPER GATHERING BY JUNKS

19

タイ(2015)bull 人口 67976 (千人)

bull GDP 395168 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 4859 (千トン)

グラフィック 1310

パッケージング 3379

衛生用紙 125

その他 45

bull 紙板紙消費量 4765 (千トン)

bull 古紙回収率 621

bull 古紙利用率 833

bull 古紙輸入量 1233 (千トン)

bull 古紙輸出量 43 (千トン)

20

- 10 -

タイの古紙リサイクル状況bull 2015年のタイの古紙回収量は295万トン回収率は62

bull 段ボール古紙の回収率は80を超える一方でその他の品目は40以下

bull タイの古紙回収ルートは①回収業者による回収rarr②ジャンクショップ(中間業者月取扱量50~100トン)rarr③ベーリングステーション(月取扱量200~10000トン)rarr④製紙メーカーとなっている

bull 家庭からの回収は自治体商業施設や産業施設からの回収は委託業者が行っている

bull 自治体が行う家庭からの古紙回収は古紙が他のゴミと混ざって排出

bull 回収業者の多くがインフォーマルセクターである個人又は小規模事業者である

bull ベーリングステーションは工業省の許可を得ないと営業できない

bull タイ工業連盟傘下のタイ包装リサイクル管理研究所(TIPMSE)はゴミの分別排出の啓蒙活動として持ち込んだ古紙を商品と物々交換できるゼロバーツショップを国内12の地域コミュニティで行っている

21

Grade of RCP in ThailandOCCNDLK1

ONPOIN2

BBC C-BBC3

BampW4 OMG5

Mixed Paper1 OCC OLD CORRUGATED CONTAINER NDLK NEW DOUBLE ndash LINED KRAFT

2 ONP OLD NEWSPAPER OIN OVER ndash ISSUE NEWSPAPER

3 BBC BOXBOARD CUTTINGS C-BBC CORRUGATED BOXBOARD CUTTINGS

4 BampW BLACK AND WHITE

5 OMG OLD MAXGAZINE

22The Thai Pulp and Paper Industries Association 22

- 11 -

Domestic RCP Collection Flow

Baling Station Paper millsCollectors Junk shops

Sources of waste paper

Residential

Industrials

Commercials

23The Thai Pulp and Paper Industries Association 23

Domestic Waste Collector (Junk Shop)Collection 10-100 tonsmonth

24The Thai Pulp and Paper Industries Association 24

- 12 -

Domestic Baling StationCapacity 200 ndash 10000 tonsmonth

bull 100 Moisture checking (use moisture scanner)

bull Manual sampling for checking Out Throw and Prohibitive Material

25The Thai Pulp and Paper Industries Association 25

bull Zero baht shop is the countrys first swap shop where people bring plastic waste and recyclable rubbish to trade for consumer goods

bull The purpose of cash free Zero Baht shop was to encourage poor people in the community to sort out garbage and bring the recyclable trashes to trade and convert some of it to cash aimed to lessen the amount of unwanted household garbage and reduce the peoples living cost

Zero Baht Shop

TIPMSE Activities

26The Thai Pulp and Paper Industries Association 26

- 13 -

マレーシア(2015)bull 人口 30514 (千人)

bull GDP 296284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 1776 (千トン)

グラフィック 417

パッケージング 1037

衛生用紙 182

その他 140

bull 紙板紙消費量 3088 (千トン)

bull 古紙回収率 537

bull 古紙利用率 1040

bull 古紙輸入量 189 (千トン)

bull 古紙輸出量 0 (千トン)

27

マレーシアの古紙リサイクル状況

bull 2015年の古紙回収量は166万トンで古紙回収率は537となっており国内回収だけでは国内需要を満たすことはできない

bull 家庭からのゴミの排出は未分別だが都市部の住宅地では回収業者が各家庭を廻り古紙を買い取っている

bull 古紙問屋は利益第一主義で古紙品質の向上に無関心であり水分を増したり異物を混ぜて重量を増す悪質業者が多く国内の回収古紙が低品質になっている

bull 2015年9月から全国民に対してゴミの分別排出を義務付ける法律が施行

bull ただし現時点では生ゴミとそれ以外のゴミの二分別であり古紙の分別などの細かい対応を求めるにはまだ時間がかかる見通し

28

- 14 -

STEP 1 METHOD OF COLLECTION

29

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

30

- 15 -

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

31

COMMUNITY PARTICIPATION

IN RECYCLING

32

- 16 -

STEP 2 RECOVERED PAPER SENT

TO PACKERSSUPPLIERS OUTLETS

Recovered paper weighted at

packersrsquosuppliersrsquo outlet

Recovered paper loaded

into small lorry at

hypermarketfactory

Recovered paper loaded

into large bin and ready for

shipment

Recovered paper

delivered to packersrsquo

suppliersrsquo outlets

33

STEP 3 RECOVERED PAPER DELIVERED AND

SEGREGATED AT PACKERSSUPPLIERS WAREHOUSES

34

- 17 -

STEP 4 BALING PROCESS AT PACKERSrsquo

SUPPLIERSrsquo WAREHOUSES

35

STEP 5 RECOVERED PAPER

DELIVERY TO PAPER MILLS

36

- 18 -

インドネシア(2015)bull 人口 255944 (千人)

bull GDP 861284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 10891 (千トン)

グラフィック 4801

パッケージング 5215

衛生用紙 745

その他 130

bull 紙板紙消費量 7352 (千トン)

bull 古紙回収率 673

bull 古紙利用率 602

bull 古紙輸入量 1611 (千トン)

bull 古紙輸出量 5 (千トン)

37

インドネシアの古紙リサイクル状況bull 2016年の古紙消費は650万トン(うち輸入は200万トン)

bull 産業系古紙や段ボール古紙については回収ルートが確立しており選別も回収段階で実施

bull 家庭からの排出は行政による分別回収がなく個人回収業者による訪問回収が行われているもののほとんどが一般廃棄物として最終処分場で廃棄

bull インドネシア環境林業省は2012年に「ゴミ銀行」(Waste Bankコミュニティレベルの資源回収施設)を通じた3R推進のためのガイドライン(2012年省令No12)を策定全国に4280か所設置回収される資源量は極めて少量

bull 一般廃棄物の最終処分場には資源物を回収して生計を立てるスカベンジャーと呼ばれる貧困層が存在首都ジャカルタで発生する一般廃棄物は1日当たり6500トン(紙ゴミが15)で最終処分場に運ばれると6000人を上回るスカベンジャーが廃棄物から古紙を含めた資源物を回収

38

- 19 -

39

40

- 20 -

41

42

- 21 -

43

44

- 22 -

45

フィリピン(2015)bull 人口 100998 (千人)

bull GDP 292449 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 890 (千トン)

グラフィック 173

パッケージング 658

衛生用紙 36

その他 23

bull 紙板紙消費量 1948 (千トン)

bull 古紙回収率 400

bull 古紙利用率 917

bull 古紙輸入量 65 (千トン)

bull 古紙輸出量 29 (千トン)

46

- 23 -

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 8: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

FROM HOUSHOLDS FROM LOCAL MARKETS

11

FROM SUPER MARKETS

12

- 6 -

FROM SCHOOLS

13

FROM BUILDINGS OFFICES

14

- 7 -

COLLECTION METHODS AND TRANSPORTATION

15

STREET VENDORS BY HANDCART

16

- 8 -

STREET VENDORS BY BICYCLES MOTOR TRICYCLES

17

COLLECTION BY DUST ndash CARTS

18

- 9 -

WASTE PAPER GATHERING BY JUNKS

19

タイ(2015)bull 人口 67976 (千人)

bull GDP 395168 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 4859 (千トン)

グラフィック 1310

パッケージング 3379

衛生用紙 125

その他 45

bull 紙板紙消費量 4765 (千トン)

bull 古紙回収率 621

bull 古紙利用率 833

bull 古紙輸入量 1233 (千トン)

bull 古紙輸出量 43 (千トン)

20

- 10 -

タイの古紙リサイクル状況bull 2015年のタイの古紙回収量は295万トン回収率は62

bull 段ボール古紙の回収率は80を超える一方でその他の品目は40以下

bull タイの古紙回収ルートは①回収業者による回収rarr②ジャンクショップ(中間業者月取扱量50~100トン)rarr③ベーリングステーション(月取扱量200~10000トン)rarr④製紙メーカーとなっている

bull 家庭からの回収は自治体商業施設や産業施設からの回収は委託業者が行っている

bull 自治体が行う家庭からの古紙回収は古紙が他のゴミと混ざって排出

bull 回収業者の多くがインフォーマルセクターである個人又は小規模事業者である

bull ベーリングステーションは工業省の許可を得ないと営業できない

bull タイ工業連盟傘下のタイ包装リサイクル管理研究所(TIPMSE)はゴミの分別排出の啓蒙活動として持ち込んだ古紙を商品と物々交換できるゼロバーツショップを国内12の地域コミュニティで行っている

21

Grade of RCP in ThailandOCCNDLK1

ONPOIN2

BBC C-BBC3

BampW4 OMG5

Mixed Paper1 OCC OLD CORRUGATED CONTAINER NDLK NEW DOUBLE ndash LINED KRAFT

2 ONP OLD NEWSPAPER OIN OVER ndash ISSUE NEWSPAPER

3 BBC BOXBOARD CUTTINGS C-BBC CORRUGATED BOXBOARD CUTTINGS

4 BampW BLACK AND WHITE

5 OMG OLD MAXGAZINE

22The Thai Pulp and Paper Industries Association 22

- 11 -

Domestic RCP Collection Flow

Baling Station Paper millsCollectors Junk shops

Sources of waste paper

Residential

Industrials

Commercials

23The Thai Pulp and Paper Industries Association 23

Domestic Waste Collector (Junk Shop)Collection 10-100 tonsmonth

24The Thai Pulp and Paper Industries Association 24

- 12 -

Domestic Baling StationCapacity 200 ndash 10000 tonsmonth

bull 100 Moisture checking (use moisture scanner)

bull Manual sampling for checking Out Throw and Prohibitive Material

25The Thai Pulp and Paper Industries Association 25

bull Zero baht shop is the countrys first swap shop where people bring plastic waste and recyclable rubbish to trade for consumer goods

bull The purpose of cash free Zero Baht shop was to encourage poor people in the community to sort out garbage and bring the recyclable trashes to trade and convert some of it to cash aimed to lessen the amount of unwanted household garbage and reduce the peoples living cost

Zero Baht Shop

TIPMSE Activities

26The Thai Pulp and Paper Industries Association 26

- 13 -

マレーシア(2015)bull 人口 30514 (千人)

bull GDP 296284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 1776 (千トン)

グラフィック 417

パッケージング 1037

衛生用紙 182

その他 140

bull 紙板紙消費量 3088 (千トン)

bull 古紙回収率 537

bull 古紙利用率 1040

bull 古紙輸入量 189 (千トン)

bull 古紙輸出量 0 (千トン)

27

マレーシアの古紙リサイクル状況

bull 2015年の古紙回収量は166万トンで古紙回収率は537となっており国内回収だけでは国内需要を満たすことはできない

bull 家庭からのゴミの排出は未分別だが都市部の住宅地では回収業者が各家庭を廻り古紙を買い取っている

bull 古紙問屋は利益第一主義で古紙品質の向上に無関心であり水分を増したり異物を混ぜて重量を増す悪質業者が多く国内の回収古紙が低品質になっている

bull 2015年9月から全国民に対してゴミの分別排出を義務付ける法律が施行

bull ただし現時点では生ゴミとそれ以外のゴミの二分別であり古紙の分別などの細かい対応を求めるにはまだ時間がかかる見通し

28

- 14 -

STEP 1 METHOD OF COLLECTION

29

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

30

- 15 -

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

31

COMMUNITY PARTICIPATION

IN RECYCLING

32

- 16 -

STEP 2 RECOVERED PAPER SENT

TO PACKERSSUPPLIERS OUTLETS

Recovered paper weighted at

packersrsquosuppliersrsquo outlet

Recovered paper loaded

into small lorry at

hypermarketfactory

Recovered paper loaded

into large bin and ready for

shipment

Recovered paper

delivered to packersrsquo

suppliersrsquo outlets

33

STEP 3 RECOVERED PAPER DELIVERED AND

SEGREGATED AT PACKERSSUPPLIERS WAREHOUSES

34

- 17 -

STEP 4 BALING PROCESS AT PACKERSrsquo

SUPPLIERSrsquo WAREHOUSES

35

STEP 5 RECOVERED PAPER

DELIVERY TO PAPER MILLS

36

- 18 -

インドネシア(2015)bull 人口 255944 (千人)

bull GDP 861284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 10891 (千トン)

グラフィック 4801

パッケージング 5215

衛生用紙 745

その他 130

bull 紙板紙消費量 7352 (千トン)

bull 古紙回収率 673

bull 古紙利用率 602

bull 古紙輸入量 1611 (千トン)

bull 古紙輸出量 5 (千トン)

37

インドネシアの古紙リサイクル状況bull 2016年の古紙消費は650万トン(うち輸入は200万トン)

bull 産業系古紙や段ボール古紙については回収ルートが確立しており選別も回収段階で実施

bull 家庭からの排出は行政による分別回収がなく個人回収業者による訪問回収が行われているもののほとんどが一般廃棄物として最終処分場で廃棄

bull インドネシア環境林業省は2012年に「ゴミ銀行」(Waste Bankコミュニティレベルの資源回収施設)を通じた3R推進のためのガイドライン(2012年省令No12)を策定全国に4280か所設置回収される資源量は極めて少量

bull 一般廃棄物の最終処分場には資源物を回収して生計を立てるスカベンジャーと呼ばれる貧困層が存在首都ジャカルタで発生する一般廃棄物は1日当たり6500トン(紙ゴミが15)で最終処分場に運ばれると6000人を上回るスカベンジャーが廃棄物から古紙を含めた資源物を回収

38

- 19 -

39

40

- 20 -

41

42

- 21 -

43

44

- 22 -

45

フィリピン(2015)bull 人口 100998 (千人)

bull GDP 292449 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 890 (千トン)

グラフィック 173

パッケージング 658

衛生用紙 36

その他 23

bull 紙板紙消費量 1948 (千トン)

bull 古紙回収率 400

bull 古紙利用率 917

bull 古紙輸入量 65 (千トン)

bull 古紙輸出量 29 (千トン)

46

- 23 -

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 9: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

FROM SCHOOLS

13

FROM BUILDINGS OFFICES

14

- 7 -

COLLECTION METHODS AND TRANSPORTATION

15

STREET VENDORS BY HANDCART

16

- 8 -

STREET VENDORS BY BICYCLES MOTOR TRICYCLES

17

COLLECTION BY DUST ndash CARTS

18

- 9 -

WASTE PAPER GATHERING BY JUNKS

19

タイ(2015)bull 人口 67976 (千人)

bull GDP 395168 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 4859 (千トン)

グラフィック 1310

パッケージング 3379

衛生用紙 125

その他 45

bull 紙板紙消費量 4765 (千トン)

bull 古紙回収率 621

bull 古紙利用率 833

bull 古紙輸入量 1233 (千トン)

bull 古紙輸出量 43 (千トン)

20

- 10 -

タイの古紙リサイクル状況bull 2015年のタイの古紙回収量は295万トン回収率は62

bull 段ボール古紙の回収率は80を超える一方でその他の品目は40以下

bull タイの古紙回収ルートは①回収業者による回収rarr②ジャンクショップ(中間業者月取扱量50~100トン)rarr③ベーリングステーション(月取扱量200~10000トン)rarr④製紙メーカーとなっている

bull 家庭からの回収は自治体商業施設や産業施設からの回収は委託業者が行っている

bull 自治体が行う家庭からの古紙回収は古紙が他のゴミと混ざって排出

bull 回収業者の多くがインフォーマルセクターである個人又は小規模事業者である

bull ベーリングステーションは工業省の許可を得ないと営業できない

bull タイ工業連盟傘下のタイ包装リサイクル管理研究所(TIPMSE)はゴミの分別排出の啓蒙活動として持ち込んだ古紙を商品と物々交換できるゼロバーツショップを国内12の地域コミュニティで行っている

21

Grade of RCP in ThailandOCCNDLK1

ONPOIN2

BBC C-BBC3

BampW4 OMG5

Mixed Paper1 OCC OLD CORRUGATED CONTAINER NDLK NEW DOUBLE ndash LINED KRAFT

2 ONP OLD NEWSPAPER OIN OVER ndash ISSUE NEWSPAPER

3 BBC BOXBOARD CUTTINGS C-BBC CORRUGATED BOXBOARD CUTTINGS

4 BampW BLACK AND WHITE

5 OMG OLD MAXGAZINE

22The Thai Pulp and Paper Industries Association 22

- 11 -

Domestic RCP Collection Flow

Baling Station Paper millsCollectors Junk shops

Sources of waste paper

Residential

Industrials

Commercials

23The Thai Pulp and Paper Industries Association 23

Domestic Waste Collector (Junk Shop)Collection 10-100 tonsmonth

24The Thai Pulp and Paper Industries Association 24

- 12 -

Domestic Baling StationCapacity 200 ndash 10000 tonsmonth

bull 100 Moisture checking (use moisture scanner)

bull Manual sampling for checking Out Throw and Prohibitive Material

25The Thai Pulp and Paper Industries Association 25

bull Zero baht shop is the countrys first swap shop where people bring plastic waste and recyclable rubbish to trade for consumer goods

bull The purpose of cash free Zero Baht shop was to encourage poor people in the community to sort out garbage and bring the recyclable trashes to trade and convert some of it to cash aimed to lessen the amount of unwanted household garbage and reduce the peoples living cost

Zero Baht Shop

TIPMSE Activities

26The Thai Pulp and Paper Industries Association 26

- 13 -

マレーシア(2015)bull 人口 30514 (千人)

bull GDP 296284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 1776 (千トン)

グラフィック 417

パッケージング 1037

衛生用紙 182

その他 140

bull 紙板紙消費量 3088 (千トン)

bull 古紙回収率 537

bull 古紙利用率 1040

bull 古紙輸入量 189 (千トン)

bull 古紙輸出量 0 (千トン)

27

マレーシアの古紙リサイクル状況

bull 2015年の古紙回収量は166万トンで古紙回収率は537となっており国内回収だけでは国内需要を満たすことはできない

bull 家庭からのゴミの排出は未分別だが都市部の住宅地では回収業者が各家庭を廻り古紙を買い取っている

bull 古紙問屋は利益第一主義で古紙品質の向上に無関心であり水分を増したり異物を混ぜて重量を増す悪質業者が多く国内の回収古紙が低品質になっている

bull 2015年9月から全国民に対してゴミの分別排出を義務付ける法律が施行

bull ただし現時点では生ゴミとそれ以外のゴミの二分別であり古紙の分別などの細かい対応を求めるにはまだ時間がかかる見通し

28

- 14 -

STEP 1 METHOD OF COLLECTION

29

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

30

- 15 -

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

31

COMMUNITY PARTICIPATION

IN RECYCLING

32

- 16 -

STEP 2 RECOVERED PAPER SENT

TO PACKERSSUPPLIERS OUTLETS

Recovered paper weighted at

packersrsquosuppliersrsquo outlet

Recovered paper loaded

into small lorry at

hypermarketfactory

Recovered paper loaded

into large bin and ready for

shipment

Recovered paper

delivered to packersrsquo

suppliersrsquo outlets

33

STEP 3 RECOVERED PAPER DELIVERED AND

SEGREGATED AT PACKERSSUPPLIERS WAREHOUSES

34

- 17 -

STEP 4 BALING PROCESS AT PACKERSrsquo

SUPPLIERSrsquo WAREHOUSES

35

STEP 5 RECOVERED PAPER

DELIVERY TO PAPER MILLS

36

- 18 -

インドネシア(2015)bull 人口 255944 (千人)

bull GDP 861284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 10891 (千トン)

グラフィック 4801

パッケージング 5215

衛生用紙 745

その他 130

bull 紙板紙消費量 7352 (千トン)

bull 古紙回収率 673

bull 古紙利用率 602

bull 古紙輸入量 1611 (千トン)

bull 古紙輸出量 5 (千トン)

37

インドネシアの古紙リサイクル状況bull 2016年の古紙消費は650万トン(うち輸入は200万トン)

bull 産業系古紙や段ボール古紙については回収ルートが確立しており選別も回収段階で実施

bull 家庭からの排出は行政による分別回収がなく個人回収業者による訪問回収が行われているもののほとんどが一般廃棄物として最終処分場で廃棄

bull インドネシア環境林業省は2012年に「ゴミ銀行」(Waste Bankコミュニティレベルの資源回収施設)を通じた3R推進のためのガイドライン(2012年省令No12)を策定全国に4280か所設置回収される資源量は極めて少量

bull 一般廃棄物の最終処分場には資源物を回収して生計を立てるスカベンジャーと呼ばれる貧困層が存在首都ジャカルタで発生する一般廃棄物は1日当たり6500トン(紙ゴミが15)で最終処分場に運ばれると6000人を上回るスカベンジャーが廃棄物から古紙を含めた資源物を回収

38

- 19 -

39

40

- 20 -

41

42

- 21 -

43

44

- 22 -

45

フィリピン(2015)bull 人口 100998 (千人)

bull GDP 292449 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 890 (千トン)

グラフィック 173

パッケージング 658

衛生用紙 36

その他 23

bull 紙板紙消費量 1948 (千トン)

bull 古紙回収率 400

bull 古紙利用率 917

bull 古紙輸入量 65 (千トン)

bull 古紙輸出量 29 (千トン)

46

- 23 -

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 10: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

COLLECTION METHODS AND TRANSPORTATION

15

STREET VENDORS BY HANDCART

16

- 8 -

STREET VENDORS BY BICYCLES MOTOR TRICYCLES

17

COLLECTION BY DUST ndash CARTS

18

- 9 -

WASTE PAPER GATHERING BY JUNKS

19

タイ(2015)bull 人口 67976 (千人)

bull GDP 395168 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 4859 (千トン)

グラフィック 1310

パッケージング 3379

衛生用紙 125

その他 45

bull 紙板紙消費量 4765 (千トン)

bull 古紙回収率 621

bull 古紙利用率 833

bull 古紙輸入量 1233 (千トン)

bull 古紙輸出量 43 (千トン)

20

- 10 -

タイの古紙リサイクル状況bull 2015年のタイの古紙回収量は295万トン回収率は62

bull 段ボール古紙の回収率は80を超える一方でその他の品目は40以下

bull タイの古紙回収ルートは①回収業者による回収rarr②ジャンクショップ(中間業者月取扱量50~100トン)rarr③ベーリングステーション(月取扱量200~10000トン)rarr④製紙メーカーとなっている

bull 家庭からの回収は自治体商業施設や産業施設からの回収は委託業者が行っている

bull 自治体が行う家庭からの古紙回収は古紙が他のゴミと混ざって排出

bull 回収業者の多くがインフォーマルセクターである個人又は小規模事業者である

bull ベーリングステーションは工業省の許可を得ないと営業できない

bull タイ工業連盟傘下のタイ包装リサイクル管理研究所(TIPMSE)はゴミの分別排出の啓蒙活動として持ち込んだ古紙を商品と物々交換できるゼロバーツショップを国内12の地域コミュニティで行っている

21

Grade of RCP in ThailandOCCNDLK1

ONPOIN2

BBC C-BBC3

BampW4 OMG5

Mixed Paper1 OCC OLD CORRUGATED CONTAINER NDLK NEW DOUBLE ndash LINED KRAFT

2 ONP OLD NEWSPAPER OIN OVER ndash ISSUE NEWSPAPER

3 BBC BOXBOARD CUTTINGS C-BBC CORRUGATED BOXBOARD CUTTINGS

4 BampW BLACK AND WHITE

5 OMG OLD MAXGAZINE

22The Thai Pulp and Paper Industries Association 22

- 11 -

Domestic RCP Collection Flow

Baling Station Paper millsCollectors Junk shops

Sources of waste paper

Residential

Industrials

Commercials

23The Thai Pulp and Paper Industries Association 23

Domestic Waste Collector (Junk Shop)Collection 10-100 tonsmonth

24The Thai Pulp and Paper Industries Association 24

- 12 -

Domestic Baling StationCapacity 200 ndash 10000 tonsmonth

bull 100 Moisture checking (use moisture scanner)

bull Manual sampling for checking Out Throw and Prohibitive Material

25The Thai Pulp and Paper Industries Association 25

bull Zero baht shop is the countrys first swap shop where people bring plastic waste and recyclable rubbish to trade for consumer goods

bull The purpose of cash free Zero Baht shop was to encourage poor people in the community to sort out garbage and bring the recyclable trashes to trade and convert some of it to cash aimed to lessen the amount of unwanted household garbage and reduce the peoples living cost

Zero Baht Shop

TIPMSE Activities

26The Thai Pulp and Paper Industries Association 26

- 13 -

マレーシア(2015)bull 人口 30514 (千人)

bull GDP 296284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 1776 (千トン)

グラフィック 417

パッケージング 1037

衛生用紙 182

その他 140

bull 紙板紙消費量 3088 (千トン)

bull 古紙回収率 537

bull 古紙利用率 1040

bull 古紙輸入量 189 (千トン)

bull 古紙輸出量 0 (千トン)

27

マレーシアの古紙リサイクル状況

bull 2015年の古紙回収量は166万トンで古紙回収率は537となっており国内回収だけでは国内需要を満たすことはできない

bull 家庭からのゴミの排出は未分別だが都市部の住宅地では回収業者が各家庭を廻り古紙を買い取っている

bull 古紙問屋は利益第一主義で古紙品質の向上に無関心であり水分を増したり異物を混ぜて重量を増す悪質業者が多く国内の回収古紙が低品質になっている

bull 2015年9月から全国民に対してゴミの分別排出を義務付ける法律が施行

bull ただし現時点では生ゴミとそれ以外のゴミの二分別であり古紙の分別などの細かい対応を求めるにはまだ時間がかかる見通し

28

- 14 -

STEP 1 METHOD OF COLLECTION

29

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

30

- 15 -

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

31

COMMUNITY PARTICIPATION

IN RECYCLING

32

- 16 -

STEP 2 RECOVERED PAPER SENT

TO PACKERSSUPPLIERS OUTLETS

Recovered paper weighted at

packersrsquosuppliersrsquo outlet

Recovered paper loaded

into small lorry at

hypermarketfactory

Recovered paper loaded

into large bin and ready for

shipment

Recovered paper

delivered to packersrsquo

suppliersrsquo outlets

33

STEP 3 RECOVERED PAPER DELIVERED AND

SEGREGATED AT PACKERSSUPPLIERS WAREHOUSES

34

- 17 -

STEP 4 BALING PROCESS AT PACKERSrsquo

SUPPLIERSrsquo WAREHOUSES

35

STEP 5 RECOVERED PAPER

DELIVERY TO PAPER MILLS

36

- 18 -

インドネシア(2015)bull 人口 255944 (千人)

bull GDP 861284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 10891 (千トン)

グラフィック 4801

パッケージング 5215

衛生用紙 745

その他 130

bull 紙板紙消費量 7352 (千トン)

bull 古紙回収率 673

bull 古紙利用率 602

bull 古紙輸入量 1611 (千トン)

bull 古紙輸出量 5 (千トン)

37

インドネシアの古紙リサイクル状況bull 2016年の古紙消費は650万トン(うち輸入は200万トン)

bull 産業系古紙や段ボール古紙については回収ルートが確立しており選別も回収段階で実施

bull 家庭からの排出は行政による分別回収がなく個人回収業者による訪問回収が行われているもののほとんどが一般廃棄物として最終処分場で廃棄

bull インドネシア環境林業省は2012年に「ゴミ銀行」(Waste Bankコミュニティレベルの資源回収施設)を通じた3R推進のためのガイドライン(2012年省令No12)を策定全国に4280か所設置回収される資源量は極めて少量

bull 一般廃棄物の最終処分場には資源物を回収して生計を立てるスカベンジャーと呼ばれる貧困層が存在首都ジャカルタで発生する一般廃棄物は1日当たり6500トン(紙ゴミが15)で最終処分場に運ばれると6000人を上回るスカベンジャーが廃棄物から古紙を含めた資源物を回収

38

- 19 -

39

40

- 20 -

41

42

- 21 -

43

44

- 22 -

45

フィリピン(2015)bull 人口 100998 (千人)

bull GDP 292449 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 890 (千トン)

グラフィック 173

パッケージング 658

衛生用紙 36

その他 23

bull 紙板紙消費量 1948 (千トン)

bull 古紙回収率 400

bull 古紙利用率 917

bull 古紙輸入量 65 (千トン)

bull 古紙輸出量 29 (千トン)

46

- 23 -

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 11: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

STREET VENDORS BY BICYCLES MOTOR TRICYCLES

17

COLLECTION BY DUST ndash CARTS

18

- 9 -

WASTE PAPER GATHERING BY JUNKS

19

タイ(2015)bull 人口 67976 (千人)

bull GDP 395168 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 4859 (千トン)

グラフィック 1310

パッケージング 3379

衛生用紙 125

その他 45

bull 紙板紙消費量 4765 (千トン)

bull 古紙回収率 621

bull 古紙利用率 833

bull 古紙輸入量 1233 (千トン)

bull 古紙輸出量 43 (千トン)

20

- 10 -

タイの古紙リサイクル状況bull 2015年のタイの古紙回収量は295万トン回収率は62

bull 段ボール古紙の回収率は80を超える一方でその他の品目は40以下

bull タイの古紙回収ルートは①回収業者による回収rarr②ジャンクショップ(中間業者月取扱量50~100トン)rarr③ベーリングステーション(月取扱量200~10000トン)rarr④製紙メーカーとなっている

bull 家庭からの回収は自治体商業施設や産業施設からの回収は委託業者が行っている

bull 自治体が行う家庭からの古紙回収は古紙が他のゴミと混ざって排出

bull 回収業者の多くがインフォーマルセクターである個人又は小規模事業者である

bull ベーリングステーションは工業省の許可を得ないと営業できない

bull タイ工業連盟傘下のタイ包装リサイクル管理研究所(TIPMSE)はゴミの分別排出の啓蒙活動として持ち込んだ古紙を商品と物々交換できるゼロバーツショップを国内12の地域コミュニティで行っている

21

Grade of RCP in ThailandOCCNDLK1

ONPOIN2

BBC C-BBC3

BampW4 OMG5

Mixed Paper1 OCC OLD CORRUGATED CONTAINER NDLK NEW DOUBLE ndash LINED KRAFT

2 ONP OLD NEWSPAPER OIN OVER ndash ISSUE NEWSPAPER

3 BBC BOXBOARD CUTTINGS C-BBC CORRUGATED BOXBOARD CUTTINGS

4 BampW BLACK AND WHITE

5 OMG OLD MAXGAZINE

22The Thai Pulp and Paper Industries Association 22

- 11 -

Domestic RCP Collection Flow

Baling Station Paper millsCollectors Junk shops

Sources of waste paper

Residential

Industrials

Commercials

23The Thai Pulp and Paper Industries Association 23

Domestic Waste Collector (Junk Shop)Collection 10-100 tonsmonth

24The Thai Pulp and Paper Industries Association 24

- 12 -

Domestic Baling StationCapacity 200 ndash 10000 tonsmonth

bull 100 Moisture checking (use moisture scanner)

bull Manual sampling for checking Out Throw and Prohibitive Material

25The Thai Pulp and Paper Industries Association 25

bull Zero baht shop is the countrys first swap shop where people bring plastic waste and recyclable rubbish to trade for consumer goods

bull The purpose of cash free Zero Baht shop was to encourage poor people in the community to sort out garbage and bring the recyclable trashes to trade and convert some of it to cash aimed to lessen the amount of unwanted household garbage and reduce the peoples living cost

Zero Baht Shop

TIPMSE Activities

26The Thai Pulp and Paper Industries Association 26

- 13 -

マレーシア(2015)bull 人口 30514 (千人)

bull GDP 296284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 1776 (千トン)

グラフィック 417

パッケージング 1037

衛生用紙 182

その他 140

bull 紙板紙消費量 3088 (千トン)

bull 古紙回収率 537

bull 古紙利用率 1040

bull 古紙輸入量 189 (千トン)

bull 古紙輸出量 0 (千トン)

27

マレーシアの古紙リサイクル状況

bull 2015年の古紙回収量は166万トンで古紙回収率は537となっており国内回収だけでは国内需要を満たすことはできない

bull 家庭からのゴミの排出は未分別だが都市部の住宅地では回収業者が各家庭を廻り古紙を買い取っている

bull 古紙問屋は利益第一主義で古紙品質の向上に無関心であり水分を増したり異物を混ぜて重量を増す悪質業者が多く国内の回収古紙が低品質になっている

bull 2015年9月から全国民に対してゴミの分別排出を義務付ける法律が施行

bull ただし現時点では生ゴミとそれ以外のゴミの二分別であり古紙の分別などの細かい対応を求めるにはまだ時間がかかる見通し

28

- 14 -

STEP 1 METHOD OF COLLECTION

29

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

30

- 15 -

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

31

COMMUNITY PARTICIPATION

IN RECYCLING

32

- 16 -

STEP 2 RECOVERED PAPER SENT

TO PACKERSSUPPLIERS OUTLETS

Recovered paper weighted at

packersrsquosuppliersrsquo outlet

Recovered paper loaded

into small lorry at

hypermarketfactory

Recovered paper loaded

into large bin and ready for

shipment

Recovered paper

delivered to packersrsquo

suppliersrsquo outlets

33

STEP 3 RECOVERED PAPER DELIVERED AND

SEGREGATED AT PACKERSSUPPLIERS WAREHOUSES

34

- 17 -

STEP 4 BALING PROCESS AT PACKERSrsquo

SUPPLIERSrsquo WAREHOUSES

35

STEP 5 RECOVERED PAPER

DELIVERY TO PAPER MILLS

36

- 18 -

インドネシア(2015)bull 人口 255944 (千人)

bull GDP 861284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 10891 (千トン)

グラフィック 4801

パッケージング 5215

衛生用紙 745

その他 130

bull 紙板紙消費量 7352 (千トン)

bull 古紙回収率 673

bull 古紙利用率 602

bull 古紙輸入量 1611 (千トン)

bull 古紙輸出量 5 (千トン)

37

インドネシアの古紙リサイクル状況bull 2016年の古紙消費は650万トン(うち輸入は200万トン)

bull 産業系古紙や段ボール古紙については回収ルートが確立しており選別も回収段階で実施

bull 家庭からの排出は行政による分別回収がなく個人回収業者による訪問回収が行われているもののほとんどが一般廃棄物として最終処分場で廃棄

bull インドネシア環境林業省は2012年に「ゴミ銀行」(Waste Bankコミュニティレベルの資源回収施設)を通じた3R推進のためのガイドライン(2012年省令No12)を策定全国に4280か所設置回収される資源量は極めて少量

bull 一般廃棄物の最終処分場には資源物を回収して生計を立てるスカベンジャーと呼ばれる貧困層が存在首都ジャカルタで発生する一般廃棄物は1日当たり6500トン(紙ゴミが15)で最終処分場に運ばれると6000人を上回るスカベンジャーが廃棄物から古紙を含めた資源物を回収

38

- 19 -

39

40

- 20 -

41

42

- 21 -

43

44

- 22 -

45

フィリピン(2015)bull 人口 100998 (千人)

bull GDP 292449 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 890 (千トン)

グラフィック 173

パッケージング 658

衛生用紙 36

その他 23

bull 紙板紙消費量 1948 (千トン)

bull 古紙回収率 400

bull 古紙利用率 917

bull 古紙輸入量 65 (千トン)

bull 古紙輸出量 29 (千トン)

46

- 23 -

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 12: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

WASTE PAPER GATHERING BY JUNKS

19

タイ(2015)bull 人口 67976 (千人)

bull GDP 395168 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 4859 (千トン)

グラフィック 1310

パッケージング 3379

衛生用紙 125

その他 45

bull 紙板紙消費量 4765 (千トン)

bull 古紙回収率 621

bull 古紙利用率 833

bull 古紙輸入量 1233 (千トン)

bull 古紙輸出量 43 (千トン)

20

- 10 -

タイの古紙リサイクル状況bull 2015年のタイの古紙回収量は295万トン回収率は62

bull 段ボール古紙の回収率は80を超える一方でその他の品目は40以下

bull タイの古紙回収ルートは①回収業者による回収rarr②ジャンクショップ(中間業者月取扱量50~100トン)rarr③ベーリングステーション(月取扱量200~10000トン)rarr④製紙メーカーとなっている

bull 家庭からの回収は自治体商業施設や産業施設からの回収は委託業者が行っている

bull 自治体が行う家庭からの古紙回収は古紙が他のゴミと混ざって排出

bull 回収業者の多くがインフォーマルセクターである個人又は小規模事業者である

bull ベーリングステーションは工業省の許可を得ないと営業できない

bull タイ工業連盟傘下のタイ包装リサイクル管理研究所(TIPMSE)はゴミの分別排出の啓蒙活動として持ち込んだ古紙を商品と物々交換できるゼロバーツショップを国内12の地域コミュニティで行っている

21

Grade of RCP in ThailandOCCNDLK1

ONPOIN2

BBC C-BBC3

BampW4 OMG5

Mixed Paper1 OCC OLD CORRUGATED CONTAINER NDLK NEW DOUBLE ndash LINED KRAFT

2 ONP OLD NEWSPAPER OIN OVER ndash ISSUE NEWSPAPER

3 BBC BOXBOARD CUTTINGS C-BBC CORRUGATED BOXBOARD CUTTINGS

4 BampW BLACK AND WHITE

5 OMG OLD MAXGAZINE

22The Thai Pulp and Paper Industries Association 22

- 11 -

Domestic RCP Collection Flow

Baling Station Paper millsCollectors Junk shops

Sources of waste paper

Residential

Industrials

Commercials

23The Thai Pulp and Paper Industries Association 23

Domestic Waste Collector (Junk Shop)Collection 10-100 tonsmonth

24The Thai Pulp and Paper Industries Association 24

- 12 -

Domestic Baling StationCapacity 200 ndash 10000 tonsmonth

bull 100 Moisture checking (use moisture scanner)

bull Manual sampling for checking Out Throw and Prohibitive Material

25The Thai Pulp and Paper Industries Association 25

bull Zero baht shop is the countrys first swap shop where people bring plastic waste and recyclable rubbish to trade for consumer goods

bull The purpose of cash free Zero Baht shop was to encourage poor people in the community to sort out garbage and bring the recyclable trashes to trade and convert some of it to cash aimed to lessen the amount of unwanted household garbage and reduce the peoples living cost

Zero Baht Shop

TIPMSE Activities

26The Thai Pulp and Paper Industries Association 26

- 13 -

マレーシア(2015)bull 人口 30514 (千人)

bull GDP 296284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 1776 (千トン)

グラフィック 417

パッケージング 1037

衛生用紙 182

その他 140

bull 紙板紙消費量 3088 (千トン)

bull 古紙回収率 537

bull 古紙利用率 1040

bull 古紙輸入量 189 (千トン)

bull 古紙輸出量 0 (千トン)

27

マレーシアの古紙リサイクル状況

bull 2015年の古紙回収量は166万トンで古紙回収率は537となっており国内回収だけでは国内需要を満たすことはできない

bull 家庭からのゴミの排出は未分別だが都市部の住宅地では回収業者が各家庭を廻り古紙を買い取っている

bull 古紙問屋は利益第一主義で古紙品質の向上に無関心であり水分を増したり異物を混ぜて重量を増す悪質業者が多く国内の回収古紙が低品質になっている

bull 2015年9月から全国民に対してゴミの分別排出を義務付ける法律が施行

bull ただし現時点では生ゴミとそれ以外のゴミの二分別であり古紙の分別などの細かい対応を求めるにはまだ時間がかかる見通し

28

- 14 -

STEP 1 METHOD OF COLLECTION

29

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

30

- 15 -

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

31

COMMUNITY PARTICIPATION

IN RECYCLING

32

- 16 -

STEP 2 RECOVERED PAPER SENT

TO PACKERSSUPPLIERS OUTLETS

Recovered paper weighted at

packersrsquosuppliersrsquo outlet

Recovered paper loaded

into small lorry at

hypermarketfactory

Recovered paper loaded

into large bin and ready for

shipment

Recovered paper

delivered to packersrsquo

suppliersrsquo outlets

33

STEP 3 RECOVERED PAPER DELIVERED AND

SEGREGATED AT PACKERSSUPPLIERS WAREHOUSES

34

- 17 -

STEP 4 BALING PROCESS AT PACKERSrsquo

SUPPLIERSrsquo WAREHOUSES

35

STEP 5 RECOVERED PAPER

DELIVERY TO PAPER MILLS

36

- 18 -

インドネシア(2015)bull 人口 255944 (千人)

bull GDP 861284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 10891 (千トン)

グラフィック 4801

パッケージング 5215

衛生用紙 745

その他 130

bull 紙板紙消費量 7352 (千トン)

bull 古紙回収率 673

bull 古紙利用率 602

bull 古紙輸入量 1611 (千トン)

bull 古紙輸出量 5 (千トン)

37

インドネシアの古紙リサイクル状況bull 2016年の古紙消費は650万トン(うち輸入は200万トン)

bull 産業系古紙や段ボール古紙については回収ルートが確立しており選別も回収段階で実施

bull 家庭からの排出は行政による分別回収がなく個人回収業者による訪問回収が行われているもののほとんどが一般廃棄物として最終処分場で廃棄

bull インドネシア環境林業省は2012年に「ゴミ銀行」(Waste Bankコミュニティレベルの資源回収施設)を通じた3R推進のためのガイドライン(2012年省令No12)を策定全国に4280か所設置回収される資源量は極めて少量

bull 一般廃棄物の最終処分場には資源物を回収して生計を立てるスカベンジャーと呼ばれる貧困層が存在首都ジャカルタで発生する一般廃棄物は1日当たり6500トン(紙ゴミが15)で最終処分場に運ばれると6000人を上回るスカベンジャーが廃棄物から古紙を含めた資源物を回収

38

- 19 -

39

40

- 20 -

41

42

- 21 -

43

44

- 22 -

45

フィリピン(2015)bull 人口 100998 (千人)

bull GDP 292449 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 890 (千トン)

グラフィック 173

パッケージング 658

衛生用紙 36

その他 23

bull 紙板紙消費量 1948 (千トン)

bull 古紙回収率 400

bull 古紙利用率 917

bull 古紙輸入量 65 (千トン)

bull 古紙輸出量 29 (千トン)

46

- 23 -

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 13: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

タイの古紙リサイクル状況bull 2015年のタイの古紙回収量は295万トン回収率は62

bull 段ボール古紙の回収率は80を超える一方でその他の品目は40以下

bull タイの古紙回収ルートは①回収業者による回収rarr②ジャンクショップ(中間業者月取扱量50~100トン)rarr③ベーリングステーション(月取扱量200~10000トン)rarr④製紙メーカーとなっている

bull 家庭からの回収は自治体商業施設や産業施設からの回収は委託業者が行っている

bull 自治体が行う家庭からの古紙回収は古紙が他のゴミと混ざって排出

bull 回収業者の多くがインフォーマルセクターである個人又は小規模事業者である

bull ベーリングステーションは工業省の許可を得ないと営業できない

bull タイ工業連盟傘下のタイ包装リサイクル管理研究所(TIPMSE)はゴミの分別排出の啓蒙活動として持ち込んだ古紙を商品と物々交換できるゼロバーツショップを国内12の地域コミュニティで行っている

21

Grade of RCP in ThailandOCCNDLK1

ONPOIN2

BBC C-BBC3

BampW4 OMG5

Mixed Paper1 OCC OLD CORRUGATED CONTAINER NDLK NEW DOUBLE ndash LINED KRAFT

2 ONP OLD NEWSPAPER OIN OVER ndash ISSUE NEWSPAPER

3 BBC BOXBOARD CUTTINGS C-BBC CORRUGATED BOXBOARD CUTTINGS

4 BampW BLACK AND WHITE

5 OMG OLD MAXGAZINE

22The Thai Pulp and Paper Industries Association 22

- 11 -

Domestic RCP Collection Flow

Baling Station Paper millsCollectors Junk shops

Sources of waste paper

Residential

Industrials

Commercials

23The Thai Pulp and Paper Industries Association 23

Domestic Waste Collector (Junk Shop)Collection 10-100 tonsmonth

24The Thai Pulp and Paper Industries Association 24

- 12 -

Domestic Baling StationCapacity 200 ndash 10000 tonsmonth

bull 100 Moisture checking (use moisture scanner)

bull Manual sampling for checking Out Throw and Prohibitive Material

25The Thai Pulp and Paper Industries Association 25

bull Zero baht shop is the countrys first swap shop where people bring plastic waste and recyclable rubbish to trade for consumer goods

bull The purpose of cash free Zero Baht shop was to encourage poor people in the community to sort out garbage and bring the recyclable trashes to trade and convert some of it to cash aimed to lessen the amount of unwanted household garbage and reduce the peoples living cost

Zero Baht Shop

TIPMSE Activities

26The Thai Pulp and Paper Industries Association 26

- 13 -

マレーシア(2015)bull 人口 30514 (千人)

bull GDP 296284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 1776 (千トン)

グラフィック 417

パッケージング 1037

衛生用紙 182

その他 140

bull 紙板紙消費量 3088 (千トン)

bull 古紙回収率 537

bull 古紙利用率 1040

bull 古紙輸入量 189 (千トン)

bull 古紙輸出量 0 (千トン)

27

マレーシアの古紙リサイクル状況

bull 2015年の古紙回収量は166万トンで古紙回収率は537となっており国内回収だけでは国内需要を満たすことはできない

bull 家庭からのゴミの排出は未分別だが都市部の住宅地では回収業者が各家庭を廻り古紙を買い取っている

bull 古紙問屋は利益第一主義で古紙品質の向上に無関心であり水分を増したり異物を混ぜて重量を増す悪質業者が多く国内の回収古紙が低品質になっている

bull 2015年9月から全国民に対してゴミの分別排出を義務付ける法律が施行

bull ただし現時点では生ゴミとそれ以外のゴミの二分別であり古紙の分別などの細かい対応を求めるにはまだ時間がかかる見通し

28

- 14 -

STEP 1 METHOD OF COLLECTION

29

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

30

- 15 -

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

31

COMMUNITY PARTICIPATION

IN RECYCLING

32

- 16 -

STEP 2 RECOVERED PAPER SENT

TO PACKERSSUPPLIERS OUTLETS

Recovered paper weighted at

packersrsquosuppliersrsquo outlet

Recovered paper loaded

into small lorry at

hypermarketfactory

Recovered paper loaded

into large bin and ready for

shipment

Recovered paper

delivered to packersrsquo

suppliersrsquo outlets

33

STEP 3 RECOVERED PAPER DELIVERED AND

SEGREGATED AT PACKERSSUPPLIERS WAREHOUSES

34

- 17 -

STEP 4 BALING PROCESS AT PACKERSrsquo

SUPPLIERSrsquo WAREHOUSES

35

STEP 5 RECOVERED PAPER

DELIVERY TO PAPER MILLS

36

- 18 -

インドネシア(2015)bull 人口 255944 (千人)

bull GDP 861284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 10891 (千トン)

グラフィック 4801

パッケージング 5215

衛生用紙 745

その他 130

bull 紙板紙消費量 7352 (千トン)

bull 古紙回収率 673

bull 古紙利用率 602

bull 古紙輸入量 1611 (千トン)

bull 古紙輸出量 5 (千トン)

37

インドネシアの古紙リサイクル状況bull 2016年の古紙消費は650万トン(うち輸入は200万トン)

bull 産業系古紙や段ボール古紙については回収ルートが確立しており選別も回収段階で実施

bull 家庭からの排出は行政による分別回収がなく個人回収業者による訪問回収が行われているもののほとんどが一般廃棄物として最終処分場で廃棄

bull インドネシア環境林業省は2012年に「ゴミ銀行」(Waste Bankコミュニティレベルの資源回収施設)を通じた3R推進のためのガイドライン(2012年省令No12)を策定全国に4280か所設置回収される資源量は極めて少量

bull 一般廃棄物の最終処分場には資源物を回収して生計を立てるスカベンジャーと呼ばれる貧困層が存在首都ジャカルタで発生する一般廃棄物は1日当たり6500トン(紙ゴミが15)で最終処分場に運ばれると6000人を上回るスカベンジャーが廃棄物から古紙を含めた資源物を回収

38

- 19 -

39

40

- 20 -

41

42

- 21 -

43

44

- 22 -

45

フィリピン(2015)bull 人口 100998 (千人)

bull GDP 292449 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 890 (千トン)

グラフィック 173

パッケージング 658

衛生用紙 36

その他 23

bull 紙板紙消費量 1948 (千トン)

bull 古紙回収率 400

bull 古紙利用率 917

bull 古紙輸入量 65 (千トン)

bull 古紙輸出量 29 (千トン)

46

- 23 -

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 14: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

Domestic RCP Collection Flow

Baling Station Paper millsCollectors Junk shops

Sources of waste paper

Residential

Industrials

Commercials

23The Thai Pulp and Paper Industries Association 23

Domestic Waste Collector (Junk Shop)Collection 10-100 tonsmonth

24The Thai Pulp and Paper Industries Association 24

- 12 -

Domestic Baling StationCapacity 200 ndash 10000 tonsmonth

bull 100 Moisture checking (use moisture scanner)

bull Manual sampling for checking Out Throw and Prohibitive Material

25The Thai Pulp and Paper Industries Association 25

bull Zero baht shop is the countrys first swap shop where people bring plastic waste and recyclable rubbish to trade for consumer goods

bull The purpose of cash free Zero Baht shop was to encourage poor people in the community to sort out garbage and bring the recyclable trashes to trade and convert some of it to cash aimed to lessen the amount of unwanted household garbage and reduce the peoples living cost

Zero Baht Shop

TIPMSE Activities

26The Thai Pulp and Paper Industries Association 26

- 13 -

マレーシア(2015)bull 人口 30514 (千人)

bull GDP 296284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 1776 (千トン)

グラフィック 417

パッケージング 1037

衛生用紙 182

その他 140

bull 紙板紙消費量 3088 (千トン)

bull 古紙回収率 537

bull 古紙利用率 1040

bull 古紙輸入量 189 (千トン)

bull 古紙輸出量 0 (千トン)

27

マレーシアの古紙リサイクル状況

bull 2015年の古紙回収量は166万トンで古紙回収率は537となっており国内回収だけでは国内需要を満たすことはできない

bull 家庭からのゴミの排出は未分別だが都市部の住宅地では回収業者が各家庭を廻り古紙を買い取っている

bull 古紙問屋は利益第一主義で古紙品質の向上に無関心であり水分を増したり異物を混ぜて重量を増す悪質業者が多く国内の回収古紙が低品質になっている

bull 2015年9月から全国民に対してゴミの分別排出を義務付ける法律が施行

bull ただし現時点では生ゴミとそれ以外のゴミの二分別であり古紙の分別などの細かい対応を求めるにはまだ時間がかかる見通し

28

- 14 -

STEP 1 METHOD OF COLLECTION

29

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

30

- 15 -

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

31

COMMUNITY PARTICIPATION

IN RECYCLING

32

- 16 -

STEP 2 RECOVERED PAPER SENT

TO PACKERSSUPPLIERS OUTLETS

Recovered paper weighted at

packersrsquosuppliersrsquo outlet

Recovered paper loaded

into small lorry at

hypermarketfactory

Recovered paper loaded

into large bin and ready for

shipment

Recovered paper

delivered to packersrsquo

suppliersrsquo outlets

33

STEP 3 RECOVERED PAPER DELIVERED AND

SEGREGATED AT PACKERSSUPPLIERS WAREHOUSES

34

- 17 -

STEP 4 BALING PROCESS AT PACKERSrsquo

SUPPLIERSrsquo WAREHOUSES

35

STEP 5 RECOVERED PAPER

DELIVERY TO PAPER MILLS

36

- 18 -

インドネシア(2015)bull 人口 255944 (千人)

bull GDP 861284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 10891 (千トン)

グラフィック 4801

パッケージング 5215

衛生用紙 745

その他 130

bull 紙板紙消費量 7352 (千トン)

bull 古紙回収率 673

bull 古紙利用率 602

bull 古紙輸入量 1611 (千トン)

bull 古紙輸出量 5 (千トン)

37

インドネシアの古紙リサイクル状況bull 2016年の古紙消費は650万トン(うち輸入は200万トン)

bull 産業系古紙や段ボール古紙については回収ルートが確立しており選別も回収段階で実施

bull 家庭からの排出は行政による分別回収がなく個人回収業者による訪問回収が行われているもののほとんどが一般廃棄物として最終処分場で廃棄

bull インドネシア環境林業省は2012年に「ゴミ銀行」(Waste Bankコミュニティレベルの資源回収施設)を通じた3R推進のためのガイドライン(2012年省令No12)を策定全国に4280か所設置回収される資源量は極めて少量

bull 一般廃棄物の最終処分場には資源物を回収して生計を立てるスカベンジャーと呼ばれる貧困層が存在首都ジャカルタで発生する一般廃棄物は1日当たり6500トン(紙ゴミが15)で最終処分場に運ばれると6000人を上回るスカベンジャーが廃棄物から古紙を含めた資源物を回収

38

- 19 -

39

40

- 20 -

41

42

- 21 -

43

44

- 22 -

45

フィリピン(2015)bull 人口 100998 (千人)

bull GDP 292449 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 890 (千トン)

グラフィック 173

パッケージング 658

衛生用紙 36

その他 23

bull 紙板紙消費量 1948 (千トン)

bull 古紙回収率 400

bull 古紙利用率 917

bull 古紙輸入量 65 (千トン)

bull 古紙輸出量 29 (千トン)

46

- 23 -

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 15: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

Domestic Baling StationCapacity 200 ndash 10000 tonsmonth

bull 100 Moisture checking (use moisture scanner)

bull Manual sampling for checking Out Throw and Prohibitive Material

25The Thai Pulp and Paper Industries Association 25

bull Zero baht shop is the countrys first swap shop where people bring plastic waste and recyclable rubbish to trade for consumer goods

bull The purpose of cash free Zero Baht shop was to encourage poor people in the community to sort out garbage and bring the recyclable trashes to trade and convert some of it to cash aimed to lessen the amount of unwanted household garbage and reduce the peoples living cost

Zero Baht Shop

TIPMSE Activities

26The Thai Pulp and Paper Industries Association 26

- 13 -

マレーシア(2015)bull 人口 30514 (千人)

bull GDP 296284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 1776 (千トン)

グラフィック 417

パッケージング 1037

衛生用紙 182

その他 140

bull 紙板紙消費量 3088 (千トン)

bull 古紙回収率 537

bull 古紙利用率 1040

bull 古紙輸入量 189 (千トン)

bull 古紙輸出量 0 (千トン)

27

マレーシアの古紙リサイクル状況

bull 2015年の古紙回収量は166万トンで古紙回収率は537となっており国内回収だけでは国内需要を満たすことはできない

bull 家庭からのゴミの排出は未分別だが都市部の住宅地では回収業者が各家庭を廻り古紙を買い取っている

bull 古紙問屋は利益第一主義で古紙品質の向上に無関心であり水分を増したり異物を混ぜて重量を増す悪質業者が多く国内の回収古紙が低品質になっている

bull 2015年9月から全国民に対してゴミの分別排出を義務付ける法律が施行

bull ただし現時点では生ゴミとそれ以外のゴミの二分別であり古紙の分別などの細かい対応を求めるにはまだ時間がかかる見通し

28

- 14 -

STEP 1 METHOD OF COLLECTION

29

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

30

- 15 -

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

31

COMMUNITY PARTICIPATION

IN RECYCLING

32

- 16 -

STEP 2 RECOVERED PAPER SENT

TO PACKERSSUPPLIERS OUTLETS

Recovered paper weighted at

packersrsquosuppliersrsquo outlet

Recovered paper loaded

into small lorry at

hypermarketfactory

Recovered paper loaded

into large bin and ready for

shipment

Recovered paper

delivered to packersrsquo

suppliersrsquo outlets

33

STEP 3 RECOVERED PAPER DELIVERED AND

SEGREGATED AT PACKERSSUPPLIERS WAREHOUSES

34

- 17 -

STEP 4 BALING PROCESS AT PACKERSrsquo

SUPPLIERSrsquo WAREHOUSES

35

STEP 5 RECOVERED PAPER

DELIVERY TO PAPER MILLS

36

- 18 -

インドネシア(2015)bull 人口 255944 (千人)

bull GDP 861284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 10891 (千トン)

グラフィック 4801

パッケージング 5215

衛生用紙 745

その他 130

bull 紙板紙消費量 7352 (千トン)

bull 古紙回収率 673

bull 古紙利用率 602

bull 古紙輸入量 1611 (千トン)

bull 古紙輸出量 5 (千トン)

37

インドネシアの古紙リサイクル状況bull 2016年の古紙消費は650万トン(うち輸入は200万トン)

bull 産業系古紙や段ボール古紙については回収ルートが確立しており選別も回収段階で実施

bull 家庭からの排出は行政による分別回収がなく個人回収業者による訪問回収が行われているもののほとんどが一般廃棄物として最終処分場で廃棄

bull インドネシア環境林業省は2012年に「ゴミ銀行」(Waste Bankコミュニティレベルの資源回収施設)を通じた3R推進のためのガイドライン(2012年省令No12)を策定全国に4280か所設置回収される資源量は極めて少量

bull 一般廃棄物の最終処分場には資源物を回収して生計を立てるスカベンジャーと呼ばれる貧困層が存在首都ジャカルタで発生する一般廃棄物は1日当たり6500トン(紙ゴミが15)で最終処分場に運ばれると6000人を上回るスカベンジャーが廃棄物から古紙を含めた資源物を回収

38

- 19 -

39

40

- 20 -

41

42

- 21 -

43

44

- 22 -

45

フィリピン(2015)bull 人口 100998 (千人)

bull GDP 292449 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 890 (千トン)

グラフィック 173

パッケージング 658

衛生用紙 36

その他 23

bull 紙板紙消費量 1948 (千トン)

bull 古紙回収率 400

bull 古紙利用率 917

bull 古紙輸入量 65 (千トン)

bull 古紙輸出量 29 (千トン)

46

- 23 -

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 16: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

マレーシア(2015)bull 人口 30514 (千人)

bull GDP 296284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 1776 (千トン)

グラフィック 417

パッケージング 1037

衛生用紙 182

その他 140

bull 紙板紙消費量 3088 (千トン)

bull 古紙回収率 537

bull 古紙利用率 1040

bull 古紙輸入量 189 (千トン)

bull 古紙輸出量 0 (千トン)

27

マレーシアの古紙リサイクル状況

bull 2015年の古紙回収量は166万トンで古紙回収率は537となっており国内回収だけでは国内需要を満たすことはできない

bull 家庭からのゴミの排出は未分別だが都市部の住宅地では回収業者が各家庭を廻り古紙を買い取っている

bull 古紙問屋は利益第一主義で古紙品質の向上に無関心であり水分を増したり異物を混ぜて重量を増す悪質業者が多く国内の回収古紙が低品質になっている

bull 2015年9月から全国民に対してゴミの分別排出を義務付ける法律が施行

bull ただし現時点では生ゴミとそれ以外のゴミの二分別であり古紙の分別などの細かい対応を求めるにはまだ時間がかかる見通し

28

- 14 -

STEP 1 METHOD OF COLLECTION

29

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

30

- 15 -

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

31

COMMUNITY PARTICIPATION

IN RECYCLING

32

- 16 -

STEP 2 RECOVERED PAPER SENT

TO PACKERSSUPPLIERS OUTLETS

Recovered paper weighted at

packersrsquosuppliersrsquo outlet

Recovered paper loaded

into small lorry at

hypermarketfactory

Recovered paper loaded

into large bin and ready for

shipment

Recovered paper

delivered to packersrsquo

suppliersrsquo outlets

33

STEP 3 RECOVERED PAPER DELIVERED AND

SEGREGATED AT PACKERSSUPPLIERS WAREHOUSES

34

- 17 -

STEP 4 BALING PROCESS AT PACKERSrsquo

SUPPLIERSrsquo WAREHOUSES

35

STEP 5 RECOVERED PAPER

DELIVERY TO PAPER MILLS

36

- 18 -

インドネシア(2015)bull 人口 255944 (千人)

bull GDP 861284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 10891 (千トン)

グラフィック 4801

パッケージング 5215

衛生用紙 745

その他 130

bull 紙板紙消費量 7352 (千トン)

bull 古紙回収率 673

bull 古紙利用率 602

bull 古紙輸入量 1611 (千トン)

bull 古紙輸出量 5 (千トン)

37

インドネシアの古紙リサイクル状況bull 2016年の古紙消費は650万トン(うち輸入は200万トン)

bull 産業系古紙や段ボール古紙については回収ルートが確立しており選別も回収段階で実施

bull 家庭からの排出は行政による分別回収がなく個人回収業者による訪問回収が行われているもののほとんどが一般廃棄物として最終処分場で廃棄

bull インドネシア環境林業省は2012年に「ゴミ銀行」(Waste Bankコミュニティレベルの資源回収施設)を通じた3R推進のためのガイドライン(2012年省令No12)を策定全国に4280か所設置回収される資源量は極めて少量

bull 一般廃棄物の最終処分場には資源物を回収して生計を立てるスカベンジャーと呼ばれる貧困層が存在首都ジャカルタで発生する一般廃棄物は1日当たり6500トン(紙ゴミが15)で最終処分場に運ばれると6000人を上回るスカベンジャーが廃棄物から古紙を含めた資源物を回収

38

- 19 -

39

40

- 20 -

41

42

- 21 -

43

44

- 22 -

45

フィリピン(2015)bull 人口 100998 (千人)

bull GDP 292449 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 890 (千トン)

グラフィック 173

パッケージング 658

衛生用紙 36

その他 23

bull 紙板紙消費量 1948 (千トン)

bull 古紙回収率 400

bull 古紙利用率 917

bull 古紙輸入量 65 (千トン)

bull 古紙輸出量 29 (千トン)

46

- 23 -

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 17: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

STEP 1 METHOD OF COLLECTION

29

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

30

- 15 -

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

31

COMMUNITY PARTICIPATION

IN RECYCLING

32

- 16 -

STEP 2 RECOVERED PAPER SENT

TO PACKERSSUPPLIERS OUTLETS

Recovered paper weighted at

packersrsquosuppliersrsquo outlet

Recovered paper loaded

into small lorry at

hypermarketfactory

Recovered paper loaded

into large bin and ready for

shipment

Recovered paper

delivered to packersrsquo

suppliersrsquo outlets

33

STEP 3 RECOVERED PAPER DELIVERED AND

SEGREGATED AT PACKERSSUPPLIERS WAREHOUSES

34

- 17 -

STEP 4 BALING PROCESS AT PACKERSrsquo

SUPPLIERSrsquo WAREHOUSES

35

STEP 5 RECOVERED PAPER

DELIVERY TO PAPER MILLS

36

- 18 -

インドネシア(2015)bull 人口 255944 (千人)

bull GDP 861284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 10891 (千トン)

グラフィック 4801

パッケージング 5215

衛生用紙 745

その他 130

bull 紙板紙消費量 7352 (千トン)

bull 古紙回収率 673

bull 古紙利用率 602

bull 古紙輸入量 1611 (千トン)

bull 古紙輸出量 5 (千トン)

37

インドネシアの古紙リサイクル状況bull 2016年の古紙消費は650万トン(うち輸入は200万トン)

bull 産業系古紙や段ボール古紙については回収ルートが確立しており選別も回収段階で実施

bull 家庭からの排出は行政による分別回収がなく個人回収業者による訪問回収が行われているもののほとんどが一般廃棄物として最終処分場で廃棄

bull インドネシア環境林業省は2012年に「ゴミ銀行」(Waste Bankコミュニティレベルの資源回収施設)を通じた3R推進のためのガイドライン(2012年省令No12)を策定全国に4280か所設置回収される資源量は極めて少量

bull 一般廃棄物の最終処分場には資源物を回収して生計を立てるスカベンジャーと呼ばれる貧困層が存在首都ジャカルタで発生する一般廃棄物は1日当たり6500トン(紙ゴミが15)で最終処分場に運ばれると6000人を上回るスカベンジャーが廃棄物から古紙を含めた資源物を回収

38

- 19 -

39

40

- 20 -

41

42

- 21 -

43

44

- 22 -

45

フィリピン(2015)bull 人口 100998 (千人)

bull GDP 292449 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 890 (千トン)

グラフィック 173

パッケージング 658

衛生用紙 36

その他 23

bull 紙板紙消費量 1948 (千トン)

bull 古紙回収率 400

bull 古紙利用率 917

bull 古紙輸入量 65 (千トン)

bull 古紙輸出量 29 (千トン)

46

- 23 -

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 18: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

COLLECTION AT RESIDENTIAL AREA

31

COMMUNITY PARTICIPATION

IN RECYCLING

32

- 16 -

STEP 2 RECOVERED PAPER SENT

TO PACKERSSUPPLIERS OUTLETS

Recovered paper weighted at

packersrsquosuppliersrsquo outlet

Recovered paper loaded

into small lorry at

hypermarketfactory

Recovered paper loaded

into large bin and ready for

shipment

Recovered paper

delivered to packersrsquo

suppliersrsquo outlets

33

STEP 3 RECOVERED PAPER DELIVERED AND

SEGREGATED AT PACKERSSUPPLIERS WAREHOUSES

34

- 17 -

STEP 4 BALING PROCESS AT PACKERSrsquo

SUPPLIERSrsquo WAREHOUSES

35

STEP 5 RECOVERED PAPER

DELIVERY TO PAPER MILLS

36

- 18 -

インドネシア(2015)bull 人口 255944 (千人)

bull GDP 861284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 10891 (千トン)

グラフィック 4801

パッケージング 5215

衛生用紙 745

その他 130

bull 紙板紙消費量 7352 (千トン)

bull 古紙回収率 673

bull 古紙利用率 602

bull 古紙輸入量 1611 (千トン)

bull 古紙輸出量 5 (千トン)

37

インドネシアの古紙リサイクル状況bull 2016年の古紙消費は650万トン(うち輸入は200万トン)

bull 産業系古紙や段ボール古紙については回収ルートが確立しており選別も回収段階で実施

bull 家庭からの排出は行政による分別回収がなく個人回収業者による訪問回収が行われているもののほとんどが一般廃棄物として最終処分場で廃棄

bull インドネシア環境林業省は2012年に「ゴミ銀行」(Waste Bankコミュニティレベルの資源回収施設)を通じた3R推進のためのガイドライン(2012年省令No12)を策定全国に4280か所設置回収される資源量は極めて少量

bull 一般廃棄物の最終処分場には資源物を回収して生計を立てるスカベンジャーと呼ばれる貧困層が存在首都ジャカルタで発生する一般廃棄物は1日当たり6500トン(紙ゴミが15)で最終処分場に運ばれると6000人を上回るスカベンジャーが廃棄物から古紙を含めた資源物を回収

38

- 19 -

39

40

- 20 -

41

42

- 21 -

43

44

- 22 -

45

フィリピン(2015)bull 人口 100998 (千人)

bull GDP 292449 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 890 (千トン)

グラフィック 173

パッケージング 658

衛生用紙 36

その他 23

bull 紙板紙消費量 1948 (千トン)

bull 古紙回収率 400

bull 古紙利用率 917

bull 古紙輸入量 65 (千トン)

bull 古紙輸出量 29 (千トン)

46

- 23 -

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 19: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

STEP 2 RECOVERED PAPER SENT

TO PACKERSSUPPLIERS OUTLETS

Recovered paper weighted at

packersrsquosuppliersrsquo outlet

Recovered paper loaded

into small lorry at

hypermarketfactory

Recovered paper loaded

into large bin and ready for

shipment

Recovered paper

delivered to packersrsquo

suppliersrsquo outlets

33

STEP 3 RECOVERED PAPER DELIVERED AND

SEGREGATED AT PACKERSSUPPLIERS WAREHOUSES

34

- 17 -

STEP 4 BALING PROCESS AT PACKERSrsquo

SUPPLIERSrsquo WAREHOUSES

35

STEP 5 RECOVERED PAPER

DELIVERY TO PAPER MILLS

36

- 18 -

インドネシア(2015)bull 人口 255944 (千人)

bull GDP 861284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 10891 (千トン)

グラフィック 4801

パッケージング 5215

衛生用紙 745

その他 130

bull 紙板紙消費量 7352 (千トン)

bull 古紙回収率 673

bull 古紙利用率 602

bull 古紙輸入量 1611 (千トン)

bull 古紙輸出量 5 (千トン)

37

インドネシアの古紙リサイクル状況bull 2016年の古紙消費は650万トン(うち輸入は200万トン)

bull 産業系古紙や段ボール古紙については回収ルートが確立しており選別も回収段階で実施

bull 家庭からの排出は行政による分別回収がなく個人回収業者による訪問回収が行われているもののほとんどが一般廃棄物として最終処分場で廃棄

bull インドネシア環境林業省は2012年に「ゴミ銀行」(Waste Bankコミュニティレベルの資源回収施設)を通じた3R推進のためのガイドライン(2012年省令No12)を策定全国に4280か所設置回収される資源量は極めて少量

bull 一般廃棄物の最終処分場には資源物を回収して生計を立てるスカベンジャーと呼ばれる貧困層が存在首都ジャカルタで発生する一般廃棄物は1日当たり6500トン(紙ゴミが15)で最終処分場に運ばれると6000人を上回るスカベンジャーが廃棄物から古紙を含めた資源物を回収

38

- 19 -

39

40

- 20 -

41

42

- 21 -

43

44

- 22 -

45

フィリピン(2015)bull 人口 100998 (千人)

bull GDP 292449 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 890 (千トン)

グラフィック 173

パッケージング 658

衛生用紙 36

その他 23

bull 紙板紙消費量 1948 (千トン)

bull 古紙回収率 400

bull 古紙利用率 917

bull 古紙輸入量 65 (千トン)

bull 古紙輸出量 29 (千トン)

46

- 23 -

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 20: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

STEP 4 BALING PROCESS AT PACKERSrsquo

SUPPLIERSrsquo WAREHOUSES

35

STEP 5 RECOVERED PAPER

DELIVERY TO PAPER MILLS

36

- 18 -

インドネシア(2015)bull 人口 255944 (千人)

bull GDP 861284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 10891 (千トン)

グラフィック 4801

パッケージング 5215

衛生用紙 745

その他 130

bull 紙板紙消費量 7352 (千トン)

bull 古紙回収率 673

bull 古紙利用率 602

bull 古紙輸入量 1611 (千トン)

bull 古紙輸出量 5 (千トン)

37

インドネシアの古紙リサイクル状況bull 2016年の古紙消費は650万トン(うち輸入は200万トン)

bull 産業系古紙や段ボール古紙については回収ルートが確立しており選別も回収段階で実施

bull 家庭からの排出は行政による分別回収がなく個人回収業者による訪問回収が行われているもののほとんどが一般廃棄物として最終処分場で廃棄

bull インドネシア環境林業省は2012年に「ゴミ銀行」(Waste Bankコミュニティレベルの資源回収施設)を通じた3R推進のためのガイドライン(2012年省令No12)を策定全国に4280か所設置回収される資源量は極めて少量

bull 一般廃棄物の最終処分場には資源物を回収して生計を立てるスカベンジャーと呼ばれる貧困層が存在首都ジャカルタで発生する一般廃棄物は1日当たり6500トン(紙ゴミが15)で最終処分場に運ばれると6000人を上回るスカベンジャーが廃棄物から古紙を含めた資源物を回収

38

- 19 -

39

40

- 20 -

41

42

- 21 -

43

44

- 22 -

45

フィリピン(2015)bull 人口 100998 (千人)

bull GDP 292449 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 890 (千トン)

グラフィック 173

パッケージング 658

衛生用紙 36

その他 23

bull 紙板紙消費量 1948 (千トン)

bull 古紙回収率 400

bull 古紙利用率 917

bull 古紙輸入量 65 (千トン)

bull 古紙輸出量 29 (千トン)

46

- 23 -

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 21: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

インドネシア(2015)bull 人口 255944 (千人)

bull GDP 861284 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 10891 (千トン)

グラフィック 4801

パッケージング 5215

衛生用紙 745

その他 130

bull 紙板紙消費量 7352 (千トン)

bull 古紙回収率 673

bull 古紙利用率 602

bull 古紙輸入量 1611 (千トン)

bull 古紙輸出量 5 (千トン)

37

インドネシアの古紙リサイクル状況bull 2016年の古紙消費は650万トン(うち輸入は200万トン)

bull 産業系古紙や段ボール古紙については回収ルートが確立しており選別も回収段階で実施

bull 家庭からの排出は行政による分別回収がなく個人回収業者による訪問回収が行われているもののほとんどが一般廃棄物として最終処分場で廃棄

bull インドネシア環境林業省は2012年に「ゴミ銀行」(Waste Bankコミュニティレベルの資源回収施設)を通じた3R推進のためのガイドライン(2012年省令No12)を策定全国に4280か所設置回収される資源量は極めて少量

bull 一般廃棄物の最終処分場には資源物を回収して生計を立てるスカベンジャーと呼ばれる貧困層が存在首都ジャカルタで発生する一般廃棄物は1日当たり6500トン(紙ゴミが15)で最終処分場に運ばれると6000人を上回るスカベンジャーが廃棄物から古紙を含めた資源物を回収

38

- 19 -

39

40

- 20 -

41

42

- 21 -

43

44

- 22 -

45

フィリピン(2015)bull 人口 100998 (千人)

bull GDP 292449 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 890 (千トン)

グラフィック 173

パッケージング 658

衛生用紙 36

その他 23

bull 紙板紙消費量 1948 (千トン)

bull 古紙回収率 400

bull 古紙利用率 917

bull 古紙輸入量 65 (千トン)

bull 古紙輸出量 29 (千トン)

46

- 23 -

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 22: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

39

40

- 20 -

41

42

- 21 -

43

44

- 22 -

45

フィリピン(2015)bull 人口 100998 (千人)

bull GDP 292449 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 890 (千トン)

グラフィック 173

パッケージング 658

衛生用紙 36

その他 23

bull 紙板紙消費量 1948 (千トン)

bull 古紙回収率 400

bull 古紙利用率 917

bull 古紙輸入量 65 (千トン)

bull 古紙輸出量 29 (千トン)

46

- 23 -

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 23: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

41

42

- 21 -

43

44

- 22 -

45

フィリピン(2015)bull 人口 100998 (千人)

bull GDP 292449 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 890 (千トン)

グラフィック 173

パッケージング 658

衛生用紙 36

その他 23

bull 紙板紙消費量 1948 (千トン)

bull 古紙回収率 400

bull 古紙利用率 917

bull 古紙輸入量 65 (千トン)

bull 古紙輸出量 29 (千トン)

46

- 23 -

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 24: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

43

44

- 22 -

45

フィリピン(2015)bull 人口 100998 (千人)

bull GDP 292449 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 890 (千トン)

グラフィック 173

パッケージング 658

衛生用紙 36

その他 23

bull 紙板紙消費量 1948 (千トン)

bull 古紙回収率 400

bull 古紙利用率 917

bull 古紙輸入量 65 (千トン)

bull 古紙輸出量 29 (千トン)

46

- 23 -

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 25: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

45

フィリピン(2015)bull 人口 100998 (千人)

bull GDP 292449 (百万USD)

bull 紙板紙生産量 890 (千トン)

グラフィック 173

パッケージング 658

衛生用紙 36

その他 23

bull 紙板紙消費量 1948 (千トン)

bull 古紙回収率 400

bull 古紙利用率 917

bull 古紙輸入量 65 (千トン)

bull 古紙輸出量 29 (千トン)

46

- 23 -

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 26: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

フィリピンの古紙リサイクル状況bull 古紙回収量は105万トン(古紙回収率49)

bull 家庭からの古紙回収はエコエイドと呼ばれる個人回収業者による訪問回収(有償)が主となっている

bull フィリピンでは「固形廃棄物管理法(RA9003)」によって各自治体は資源回収施設(Material Recovery FacilityMRF)を設置し一般家庭から回収した廃棄物の分別リサイクルを行うことになっている

bull マニラ首都圏を構成するケソン市(人口320万人)では曜日別収集を導入分別排出はされていない資源物はエコエイドによって回収ケソン市は資源回収施設(MRF)を58か所保有し回収された資源物は選別されてジャンクショップ(資源物回収業者)に引き渡される

bull マニラ首都圏においてはフィリピン最大手の古紙問屋がLINIS-GANDAというジャンクショップとエコエイドで構成される団体を組織している(ジャンクショップ575社エコエイド約2500人)

47

Magazines newspapers

Mixed paper wastes with color and boards

Sorted white Wastes andcartons

Mixed Office wastes for deinking

48

- 24 -

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 27: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

Eco-boys collect ldquolumang diariordquo and karton (OCC)

But not this (mixed paper wastes)

Or this hellip (other packaging papers)

49

50

- 25 -

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 28: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

and MRFrsquos

But dirty and wet

51

52

- 26 -

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 29: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

53

54

- 27 -

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 30: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

55

1目的

アジア地域における紙リサイクルシステムの構築を支援するためアジア諸国の製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して日本の優れた古紙リサイクルシステムについて現地視察及び研修を行うその実施にあたっては経済産業省の技術協力事業の枠組みの中でHIDAを受け入れ先として研修を行う

2参加者製紙古紙業界関係者及び業界団体政府関係者

3参加者第1回 (平成21年) 28 名 (中国)

第2回 (平成22年) 28 名 (中国)

第3回 (平成23年) 13 名 (中国)

第4回 (平成24年) 15 名 (マレーシアタイベトナム)

第5回 (平成25年) 24 名 (マレーシアタイベトナム)

第6回 (平成26年) 28名 (マレーシアタイベトナム)

アジア紙リサイクルシステム構築事業

56

- 28 -

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 31: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(1)

bull 経済産業省はアジア地域における古紙リサイクルシステムの構築を支援するため平成21年度から平成23年度に中国を平成24年度から平成26年度にタイベトナムマレーシアを対象に製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して研修事業を実施してきたが平成27年度はインドネシア及びフィリピンを対象に協力を実施することになった

bull 本協力に実施にあたっては両国の実情に合った支援を行うべく古紙再生促進センター日本再生資源事業協同組合連合会全国製紙原料商工組合連合会及び日本製紙連合会から各1名の合計4名からなる専門家チームを両国に派遣し調査指導及びセミナーを実施した

bull 派遣期間及び派遣場所平成27年11月17日~21日 インドネシアジャカルタ

11月22日~26日 フィリピンマニラ

57

インドネシアフィリピンを対象としたアジア紙リサイクルシステム構築事業(2)

bull 平成27年度に引き続きインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者から構成される古紙WGを対象に古紙の品種分類品質基準とその運用に関するガイドラインの早期策定に向けて業界団体の設立や統計収集体制の整備について日本の取組を紹介しながら協議指導を行った

bull 派遣期間及び派遣場所平成29年2月5日~7日 インドネシアジャカルタ

2月8日~11日 フィリピンマニラ

bull 派遣メンバー古紙再生促進センター 1名

日本再生資源事業協同組合 1名

全国製紙原料商工組合連合会 1名

日本製紙連合会 2名

経済産業省素材産業課 2名

bull 平成29年度についてはインドネシア及びフィリピンの製紙古紙業界関係者及び政府関係者を日本に招聘して現地視察及び研修を行う予定である

58

- 29 -

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 32: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

ご清聴ありがとうございました

- 30 -

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 33: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

紙リサイクルセミナー平成29年度

米国及びEU諸国の資源回収システム

平成29年10月5日

小笠原秀信有限会社グローバル プランニング

紙リサイクルセミナー平成29年度

報告の内容

総 論

米国の資源回収

EU(EU諸国)の資源回収

まとめ

環境リサイクルの進展度の指標と変遷

米国とEUの共通点と相違点

2

- 31 -

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 34: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

平成29年度

共和党

総論

米国 レッセフェール(自由放任主義)の伝統民間企業の活動(ビジネス)には政府はできるだけ干渉しないという思想

民主党規制緩和

保守主義

リベラリズム(進歩主義)

小さな政府

公益の目的の政府の介入

大きな政府

環境リサイクル

レッセフェール

環境リサイクル=規制

私益

公益

3

総論平成29年度

米国 政党と環境保護政策~大統領~

在任期間 大統領 政党

1969~1974 リチャードニクソン 共和党

1974~1977 ジェラルドフォード 共和党

1977~1981 ジミーカーター 民主党

1981~1989 ロナルドレーガン 共和党

1989~1993 ジョージブッシュ 共和党

1993~2001 ビルクリントン 民主党

2001~2009 ジョージWブッシュ 共和党

2009~2017 バラクオバマ 民主党

2017~現在 ドナルドトランプ 共和党

4

- 32 -

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 35: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

平成29年度

米国 政党と環境保護政策~州知事~

33

16

1

共和党

民主党

無所属 民主党

州 知事

ワシントン州 ジェイインスレー

カリフォルニア州 ジェリーブラウンオレゴン州 ケイトブラウンニューヨーク州 アンドリュークオモ

共和党州 知事

テキサス州 グレッグアボットニューメキシコ州 スザーナマルティネス

総論

5

平成29年度

EU 一人あたりの名目GDP(2016)

出典 IMF推計

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

ルクセンブルク

スイス

アイルランド

デンマーク

スウェーデン

オランダ

オーストリア

フィンランド

ドイツ

ベルギー

イギリス

フランス

イタリア

スペイン

マルタ

キプロス

スロベニア

ポルトガル

チェコ

ギリシャ

エストニア

スロバキア

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ポーランド

クロアチア

ルーマニア

ブルガリア

US$(2016)

スイスドイツスウェーデンベルギーデンマークオランダオーストリア

直接埋立比率が低い

リサイクル率(マテリアル+サーマル)が高い

総論

6

- 33 -

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 36: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

平成29年度

EU加盟国(24ヶ国)+スイスの廃棄物処理(2015)

出典 EUROSTAT

0

20

40

60

80

100

EU

(24

ヶ国)

スイス

ドイツ

スウェーデン

ベルギー

デンマーク

オランダ

オーストリア

エストニア

フィンランド

ルクセンブルク

英国

スロベニア

フランス

イタリア

ポーランド

チェコ

ハンガリー

リトアニア

スペイン

ブルガリア

ラトビア

スロバキア

キプロス

クロアチア

マルタ

リサイクル 焼却エネルギー回収率 埋立率

注アイルランドギリシャポルトガルルーマニアはNA

総論

7

平成29年度

米国 EU

資源保全回収法RCRA(19761980)サブタイトルC有害廃棄物に関する規定サブタイトルD固形廃棄物(無害)廃棄物に関する規定

有害廃棄物改正法HSWA(1984)包装廃棄物連邦レベルの法規制はないが10州が飲料容器のデポジット法(ボトル法)を制定

廃棄物枠組み指令(19752008)リサイクル率の目標値を設定

埋立指令(1999)廃棄物の埋立率の削減目標値を設定

包装廃棄物指令(1994)生産者に包装廃棄物の回収リサイクルを義務づけ目標値を設定(拡大事業者責任)

ボトル法(Bottle Bill)10州 飲料容器のデポジットカリフォルニアコネチカットハワイアイオワマサチューセッツメインミシガンニューヨークオレゴンバーモント(+グァム)米国の大半の連邦法は時限立法

米国EUの法規制

EU諸国でもドイツスウェーデンデンマークなどで飲料容器のデポジット制度が導入されている

総論

8

- 34 -

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 37: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

平成29年度

1970年代 萌芽期先進的な州や自治体での資源回収

米国EU諸国の資源回収システムの変遷

1980年~1990年代 拡充期カーブサイドコレクションとドロップオフ MRFの普及

2000年~現在 転換期転換率(Diversion rate)とシングルストリーム(米)

埋立処分率削減目標値(EU)

カーブサイド(米) vs ドロップオフ(EU)

廃棄物処理(Waste Management)の一環としての資源回収から資源管理(Resource Management)へ

【米国】1970年代 New Orleans Louisiana

The National Center for Resource Recovery

NCRR(国家資源回収センター)廃棄物から鉄アルミガラス古紙を回収

【日本】1980年代 旧工業技術院スターダストrsquo80 総合資源回収システム廃棄物から鉄アルミガラス古紙などを回収

【米国】1990年代~現在Mixed Waste Processing Facility (MWPF)(混合廃棄物処理施設)シカゴ(IL)サンノゼ(CA)モントゴメリー(AL)など

機械式選別技術

第1次環境保護の波(lsquo70)

第2次環境保護の波(lsquo80)

第3次環境保護の波(lsquo90)

総論

9

平成29年度

単一世帯住宅(5世帯未満)

集合住宅(5世帯以上)

事業者

米国 回収フローの例

資源回収施設(MRF)

シングルストリーム

デュアルストリーム

直営委託

委託業者(許可業者)

資源

有機性(庭木くず)

廃棄物

素材別ブローカー

メーカー輸出

回収容器

積込方法

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

回収拠点

有人無人

カーブサイド回収(戸別回収)

米国

ユーザーチャージ

PAYT Pay as You Throw

容器の大きさ

廃棄量に応じて料金徴収

10

- 35 -

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 38: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

米国平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(量) 1960~2014

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) コンポスト 資源回収 焼却エネルギー回収

000トン

Source EPA

000トン処理方法 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 82510 112590 134360 145270 149260 142290 136310 132450 134300 135920

コンポスト 0 0 0 4200 16450 20550 20170 21330 22440 23020

資源回収 5610 8020 14520 29040 53010 59240 65260 65560 65120 66380

焼却エネルギー回収 0 450 2760 29760 33730 31650 29310 32500 33160 33140

排出 88120 121060 151640 208270 252450 253730 251050 251840 255020 258460

11

平成29年度

一般廃棄物の処理方法の推移(比率) 1960~2014

処理方法 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2012 2013 2014

最終処分(埋立) 936 931 886 698 576 561 543 526 527 526

焼却エネルギー回収 00 03 18 142 139 125 117 129 130 128

コンポスト 00 00 00 20 67 81 80 85 88 89

リサイクル 64 66 96 140 218 233 260 260 255 257

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

米国

0

20

40

60

80

100

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

最終処分(埋立) 焼却エネルギー回収 コンポスト 資源回収

Source EPA

12

- 36 -

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 39: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

平成29年度

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量の推移 1960~2014

米国

0

50000

100000

150000

200000

250000

300000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

000トン

SourceEPA

000トン

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 58130 76750 96480 135540 155710 168890 179740 183220 186460 189850

紙板紙 29990 44310 55160 72730 87740 84840 71310 68620 68560 68610

合計 88120 121060 151640 208270 243450 253730 251050 251840 255020 25846013

平成29年度 米国

一般廃棄物中の紙板紙とその他廃棄物(資源物も含む)の排出量(比率)の推移 1960~2014

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 紙板紙

SourceEPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他廃棄物 660 634 636 651 640 666 716 728 731 735

紙板紙 340 366 364 349 360 334 284 272 269 265

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

14

- 37 -

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 40: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

平成29年度 米国

その他資源化物と紙板紙の資源回収量の推移 1960~2014

0

20000

40000

60000

80000

100000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

000トン

Sourec EPA

000トン区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 530 1250 2780 13010 31900 37830 40860 42530 44160 45000

紙板紙 5080 6770 11740 20230 37560 41960 44570 44360 43400 44400

合計 5610 8020 14520 33240 69460 79790 85430 86890 87560 89400

15

平成29年度

その他資源化物と紙板紙の資源回収量に占める割合の推移 1960~2014

米国

00

200

400

600

800

1000

60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 紙板紙

Source EPA

区分 60 70 80 90 00 05 10 12 13 14

その他資源化物 94 156 191 391 459 474 478 489 504 503

紙板紙 906 844 809 609 541 526 522 511 496 497

合計 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000

16

- 38 -

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 41: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

平成29年度

シングルストリームとは

回収対象の資源物を一つの容器に入れて回収する方法だが回収対象品目回収容器の種類回収方法(自動凖自動マニュアル)は自治体によって異なる

基本的な回収品目

ガラスびん

紙板紙

スチール缶

アルミ缶

ペットボトル

回収容器 自動収集

米国

Source City of Portland

17

平成29年度

シングルストリームと回収量

346

486

277

185

0

100

200

300

400

500

混合 混合+

ガラス

混合+

古紙

その他

ポンド世帯年

N=465

シングルストリーム デュアルストリーム MWPF

MWPFMixed Waste Processing Facility

混合廃棄物処理施設

Source Curbside Report

米国

18

- 39 -

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 42: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

平成29年度

転換率(Diversion)

カリフォルニア州廃棄物処理法The California Integrated Waste Management Act

シングルストリームへの移行の背景

埋立処分(直接埋立)される廃棄物の量を削減する比率のことでリサイクル率ではない埋立処分からの転換(回避率)という概念はリサイクルを達成するための手段であり目的ではない

2000年以降リサイクル率は20~30で推移し埋立処分量(50)が減少しない転換率の目標値の設定

AB9391989 州内の自治体に1995年1月1日までに252000年1月1日までに50の転換率の達成を義務づけ

AB3142011 全州レベルで2020年1月1日までに75のリサイクル率の達成を義務づけ

米国

19

平成29年度 米国

項目 AB939(1989) AB341(2011)目標 50の転換率

(行政区ごとに達成義務づけ)75のリサイクル率(全州レベルの目標)

目標値に含まれる処理方法 【転換】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効l利用一部の中間処理

【リサイクル】発生抑制コンポスト製造マテリアルリサイクル

目標値に含まれない処理方法 【処分】埋立(輸出を含む)中間処理焼却エネルギー回収庭木くずの即日覆土材の代替(2020年より適用)

【処分】埋立(輸出を含む)焼却エネルギー回収【処分に関連する処理】即日覆土材の代替中間覆土材の代替その他の有効率用すべての中間処理RDF

ベースラインとなる廃棄物の排出量と基準年(ポンド人日)

126ポンド人日(2003~2006) 107ポンド人日(1990~2010)

埋立処分目標値(ポンド人日) 63ポンド人日 27ポンド人年

AB939とAB341

1ポンド≒045kgSource State of Recycling in California Updated 2016 20

- 40 -

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 43: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

平成29年度

長所 短所(課題) 資源回収に参加する住民の増加が見込める排出時に品目ごとの分別をする必要がないのでリサイクルが容易だと考える 小規模事業所や集合住宅の参加の増加が見込める特に古い商業地域や住宅密集地域では保管スペースの問題で複数の分別容器の設置が難しいという阻害要因対策になる 回収量の増加が見込める通常20~30の増加が見込まれている埋立処分からの高い転換率が見込める収集コストの削減が見込める 庭木くずや厨芥類などを別の容器での回収を追加できる

二次原料として使用(リサイクル)するための品質の確保が難しい 品質が悪いことで生産工程で操業効率やエネルギー効率が低下する 品質が悪いことで原料の追加調達や洗浄システムの追加維持管理の増加機器の修理や取り換えが必要になる 生産工場に誤った種類の原料を搬出することがある 異物の混入が多い原料の代替原料の調達量が増加する 異物の混入量や他銘柄品の混入量が多く廃棄物として処理する残さが増える

シングルストリームの長所と短所(課題)

米国

Source Single Stream Recycling Best Practices Implementation Guide

21

平成29年度

製紙工場の事例 North Pacific Paper Company(NORPAC)

期間資源回収の方法(総量に対する割合)

他銘柄品の混入量

禁忌品の混入量

ガラスの混入量

購入銘柄 リジェクト(パルパー)

2001年以前 分別回収 100025~05

00 00 ONP8 1

2003~2005年シングル又はデュアル 42

57 13 01ONP8

及び79

2006年9月~12月

シングル又はデュアル 68 15 34 03

ONP8

及び7na

Source CRI Understanding economics and environmental impacts of single-stream collection systems

米国

22

- 41 -

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 44: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

EU諸国平成29年度

EU諸国 回収フローの例

単一世帯住宅(5世帯未満)

複合世帯住宅(5世帯以上)

事業者

カーブサイド回収(戸別回収)

拠点回収(自治体)

拠点回収(生産者)

資源回収施設(MRF) 素材別ブローカー

メーカー輸出

シングルストリーム

デュアルストリーム

分別回収

店頭回収(生産者)

生産者責任組織PRO

回収容器

積込方法

資源有機性廃棄物

廃棄物(残さ)

廃棄物(残さ)

直営委託

委託業者(許可業者)

ユーザーチャージ

プロダクトチャージ

23

平成29年度

EU全体 リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

Source EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

EU諸国

24

- 42 -

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 45: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

平成29年度 EU諸国

EUの資源回収

デカップリング 経済と環境はトレードオフの関係ではなく経済成長と廃棄物の発生を切り離すことデカップリングの反対はカップリング

リサイクル 加盟国に2015年までに一般廃棄物の分別回収システムを整備し2020年までにリサイクル率50の達成を義務づけ

埋立 加盟国に基準年を1995年とし一般廃棄物に含まれる有機性廃棄物の埋立率を段階的に75(2006)50(2009)25(2016)に削減することを義務づけ

廃棄物処理計画 加盟国に国家廃棄物処理計画及び廃棄物発生防止プログラムの策定を義務続け

25

平成29年度 EU諸国

End-of-waste(廃棄物の終了)

資源(古紙)を廃棄物としてではなく二次原料(通常の原料素材)として取り扱う廃棄物の規制対象でなくなる

EUの資源回収

要件 ①特定の目的に使用されることが一般的となっている②市場又は需要が存在する③特定の目的を満たすのに必要な技術的要件を満たしており既存の法規制や基準に合致する

④環境や人の健康に悪影響を及ぼさない

MRF(選別センター)

資源回収と選別センターはセット選別処理量の増加(年間10~15万トン)素材工場という概念廃棄物処理会社の巨大化(Veolia EnvironmentフランスSuezフランスREMONDISドイツ)

資源リサイクル戦略の背景

2050年には93億人に達すると見込まれ資源不足の深刻化に対応する必要性

26

- 43 -

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 46: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

平成29年度

ドイツ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

20

40

60

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

出典 EUROSTAT

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 05 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

27

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

1991年 包装廃棄物政令 拡大事業者責任の先駆的規制とデュアルシステムの導入

廃棄物基本法の変遷

紙板紙とガラスは分別回収プラスチックと金属は混合回収(戸別回収ベルリン)

戸別回収と拠点回収を併用

2012 循環経済法

1986 廃棄物回避処理法

1994 循環経済廃棄物法

環境リサイクルは経済的競争力の必須条件

MRFは二次原料の製造工場(素材産業)

28

- 44 -

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

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kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

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リサイクル率 焼却率 埋立率

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100

200

300

400

500

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00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

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00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

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kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

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00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 47: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

平成29年度 EU諸国

ドイツの資源回収

資源容器 集合住宅の容器

出典 Municipal waste management in Berlin29

平成29年度 EU諸国

出典 Municipal waste management in Berlin

ALBA Groupが運転するベルリンのMRFドイツの資源回収

立体構造

30

- 45 -

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 48: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

平成29年度

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率

フランス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたり年間発生量の推移

出典 EUROSTAT

EU諸国

31

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

グルネル法 環境グルネルⅠ法(2009)環境グルネルⅡ法(2010)政府労働組合環境NGO自治体企業が廃棄物処理を含む環境全般をテーマに協議を重ねて策定した政策を法制化ボトムアップ方式の政策策定

①一般廃棄物の発生量7削減②埋立量又は焼却量15削減③経済的インセンティブの導入④(コミューン)レベルでの廃棄物発生防止計画を策定実施⑤リサイクル率35の達成

ユーザーチャージ 廃棄物収集税(67)廃棄物収集手数料(30)

グルネルは1968年の5月革命の発祥地(グルネル通り)にちなんで命名

戸別回収と拠点回収を併用

埋立税 2009年にeuro150でトンし2015年はeuro400トンに値上げ

ガラスは分別回収古紙プラスチックと金属は混合回収(戸別回収パリ)

32

- 46 -

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 49: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

平成29年度 EU諸国

フランスの資源回収

出典 「フランスのごみ分別方法」 出典 ADEME

古紙プラスチック複合材

ガラス廃棄物

33

平成29年度

オランダ リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

34

- 47 -

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 50: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

オランダの廃棄物政策の基礎は1988年~1991年に整備

コベナント(Covenant)の締結=政府と産業界の自主的な拘束力のある合意で実効性を確保

EU包装廃棄物指令(1994)の内容を及び紙板紙政令(2005)に置き換えで実施

包装業界地方自治体連合会及び環境省は容器包装協定(2012)を締結 2013~2022

年 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022

紙板紙 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75出典 The Packaging Fund

戸別回収では可燃ごみと金属の混合回収と拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(アムステルダム)

金属は焼却施設で焼却前又は焼却後の残さから回収

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

1995年に埋立禁止政令の公布と同時に埋立税が導入されるが2012年に廃止35

平成29年度 EU諸国

オランダの資源回収

拠点回収の容器

出典 Amsterdam Tips Com 出典 Recycle in Amsterdam

36

- 48 -

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 51: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

平成29年度

スウェーデン リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率 埋立率

年0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

37

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

1998年に15の環境関連法を統合し「環境法典(Environmental Code)」を制定し1999年に施行

環境法典第15 廃棄物と生産者責任 生産者の責務自治体の責務廃棄物規制処理計画埋立禁止収集運搬の許認可

生産者責任 容器包装古紙廃タイヤ(1994)電子電気機器(2001)廃自動車(2007)電池(2009)

埋立税(200年施行)SEK500トン(2015年) 1euro≒SEK92

戸別回収と拠点回収を併用(全国)

戸別回収では可燃ごみと有機ごみの2区分で拠点回収で紙板紙ガラスプラスチック金属などを回収(ストックホルム)

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

区分 手数料年

戸建住宅 SEK 2049

集合住宅 SEK 1309

別荘(セカンドハウス) SEK 1193

出典 European Environmental Agency

38

- 49 -

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 52: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

平成29年度 EU諸国

スウェーデンの資源回収

分別容器(130自治体) 光学的選別用容器(29自治体) 間仕切り容器(22自治体)

出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige 出典 Avfall Sverige

39

平成29年度 EU諸国

リサイクルセンター

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

拠点回収

40

- 50 -

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 53: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

平成29年度 EU諸国

拠点回収(地下保管用の容器)

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

41

平成29年度 EU諸国

MRF

出典 Avfall Sverige

スウェーデンの資源回収

42

- 51 -

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 54: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

平成29年度

スイス リサイクル率焼却率埋立率と一人あたりの発生量の推移

出典 EUROSTAT

0

10

20

30

40

50

60

70

80

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

リサイクル率 焼却率(エネルギー回収) 埋立率

0

100

200

300

400

500

600

700

800

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

kg人年

一般廃棄物の一人あたりの発生量の推移

EU諸国

43

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

スイスはEU加盟国ではないが基本的にEUの政策に準じてシステム

廃棄物を規制する基本法は環境保護法(1983) 4つの原則 予防の原則

汚染者負担の原則

全体論的アプローチの原則

協力の原則

ユーザーチャージとプロダクトチャージ

伝統的に焼却依存度が高い国であることから 焼却エネルギー回収に積極的

生産者責任

埋立禁止(有機性廃棄物1990可燃ごみ2000)の規制に続いて埋立税を導入

安定型 CHF 15 トン

管理型Ⅰ CHF 17 トン管理型Ⅱ CHF 22 トン地下貯蔵輸出 CHF 22トン注 スイスフラン(CHF)≒115円

サイズ 料金17リットル CHF 085袋35 リットル CHF 170 袋60 リットル CHF 310 袋110リットル CHF 670 袋

チューリッヒの例

注 スイスフラン(CHF)≒115円

44

- 52 -

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 55: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

戸別回収(古紙ガラス)と拠点回収の併用だが拠点回収重視

古紙はユーザーチャージの適用外

市場価格の変動により古紙回収に必要な資金の安定的な調達が課題

2007年1月からコミューンと古紙仕入業者(2社)との間で協定が締結

仕入業者はコミューンが回収した古紙(紙板紙)の購入と最低価格を保証

最低保証価格は年間1000トン以上がCHF55トン1000トン未満がCHF45トン

45

平成29年度 EU諸国

スイスの資源回収

集合住宅の廃棄物容器 リサイクルポイントの容器

46

- 53 -

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 56: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

平成29年度 まとめ

回収容器の文化 ビン(Bin)ロールカート(Roll Cart)マニュアル

資源回収は戸別回収(カーブサイド)拠点回収とMRFのセット

廃棄物処理(Waste Management)から資源管理(Resources Management)へと概念の変化

自動収集凖自動収集

米国EU共通

ユーザーチャージ(PAYT)

47

平成29年度 まとめ

米国

主流はシングルストリーム

転換率という指標

連邦政府の関与は限定的で資源リサイクルは州と自治体の責務

古紙の品質は低下傾向

戸別回収(カーブサイド)の普及と拠点回収は補完的

48

- 54 -

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 57: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

平成29年度 まとめ

EU加盟国

戦略としての資源リサイクル

生産者責任とプロダクトチャージ

埋立規制(埋立削減目標)と埋立税

リサイクル目標値

戸別回収(カーブサイド)より拠点回収の拡充

EU廃棄物枠組み指令による加盟国の資源リサイクルの方向性

MRFは二次原料(素材)の製造工場(素材産業)

拠点回収の回収容器はデザイン性と機能性に工夫

49

まとめ平成29年度

再生資源と越境移動

ヨーロッパ(EU) 北米

BIR

(国際再生資源連盟)ISRI

(スラップ産業協会)

鉄非鉄古紙プラガラス電子機器タイヤ(ゴム)繊維

鉄非鉄ステンレス古紙プラガラス電子機器タイヤ繊維

緊密な連携

中国輸出

50

- 55 -

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 58: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

平成29年度 まとめ

ご清聴ありがとうございました

- 56 -

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 59: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

2

オフィス発生古紙

古 紙 問 屋 製紙工場

機密文書処理会社委託

行政回収(少量排出事業所)

地域の回収システム

移動式裁断定置式破砕

廃棄物処理業者資源回収業者古紙問屋

直接溶解

機密文書

自社内で裁断する文書

シュレッダー紙

日常的に発生する文書と長期保存の文書

委託

一般古紙

新聞雑誌

段ボールオフィスペーパー

収 集 運 搬

- 57 -

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

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Page 60: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

1平成28年度オフィス発生古紙実態調査(1) 調査概要

(2)事業所の概要

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

(5)要因分析

2平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査(速報)(1) 調査概要

(2)機密文書の保管

(3)機密文書の処理

3

平成28年度

オフィス発生古紙実態調査

4

- 58 -

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 61: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

項 目 件 数

発送件数 6384

回答件数 826

回答率 129

有効回答件数 816

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

5

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1811 150 184

2 10~49人 1042097 1745 320 392

3 50~299人 150386 1586 230 282

4 300人以上 12247 1242 96 118

無回答 20 25

合計 5520441 6384 816 1000

(1) 調査概要

② 業種別の回答件数

no 業 種 回答件数 構成() no 業 種 回答件数 構成()

1 農業林業水産 28 34 16 輸送用機械 27 33

2 鉱業 23 28 17 造船 15 18

3 建設 43 53 18 精密機械 11 13

4 食品 22 27 19 その他製造業 119 146

5 繊維 25 31 20 電気ガス水道 32 39

6 木材パルプ紙印刷 21 26 21 情報通信 26 32

7 化学 27 33 22 運輸倉庫 31 38

8 医療品 15 18 23 卸売業 32 39

9 石油 5 06 24 小売業飲食店 29 36

10 ゴム 17 21 25 金融保険業 25 31

11 窯業 21 26 26 不動産業 25 31

12 鉄鋼 17 21 27 サービス業 50 61

13 非鉄金属製品金属製品 31 38 28 その他サービス業 54 66

14 機械 10 12 無回答 6 07

15 電気機器 29 36 合計 816 1000

6業種分類 総務省産業分類表の中分類より

- 59 -

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 62: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

① 業態

事務所営業所

487工場作業場

418

店舗飲食店

18その他

77

N=816

② 入居している建物

事業所単独のビル

562

事業所専用の雑居ビル

109

住居と兼用の

建物

54

住居と事業所

が混在のビル

45

その他

218

無回答

12

N=816

7

(2) 事業所の概要

0 10 20 30 40 50

その他

機密文書処理会社

行政回収(自治体回収)

古紙問屋

資源回収業者

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボール

OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙

機密文書

③ 品種別資源化先 ④ 品種別廃棄先

0 10 20 30 40 50

その他

行政回収(自治体回収)

自社処理

焼却工場へ持込

廃棄物処理会社

新聞 雑誌 段ボールOA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙機密文書

N=816 N=816

8

事業所での古紙分別を促してもらうため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 60 -

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 63: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

① 品種別排出量回収量廃棄量

品種別排出量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

119 29 815 50 187 103 86 1388

品種別回収量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

113 27 805 38 83 61 63 1189

品種別廃棄量 kg人年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

06 02 10 11 104 42 23 199

品種別回収率

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

947 929 988 770 442 591 731 856

9

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題

(3)一人あたりの古紙排出量回収量廃棄量

② 回収先別回収量と廃棄先別廃棄量

回収先別回収量 kg人年

廃棄物処理会社

資源回収業者

古紙問屋 行政回収 拠点回収オフィス町内会

機密文書処理会社

新聞販売店

その他 合計

388 452 168 66 12 18 44 15 28 1189

廃棄先別廃棄量 kg人年

廃棄物処理会社

焼却工場へ持込み

自社処理 行政回収 その他 合計

93 30 11 61 05 199

10

事業所での古紙分別が大切 事業所への古紙分別を促すため廃棄物処理会社への働きかけが必要

- 61 -

③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

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③ 業種別品種別回収率 (1)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1 農業林業水産 835 571 800 438 353 591 684 586

2 鉱業 947 1000 979 793 598 511 381 775

3 建設 922 867 920 585 391 505 605 611

4 食品 931 962 994 867 523 878 382 969

5 繊維 941 667 978 348 532 227 958 904

6 木材パルプ紙印刷 978 1000 988 1000 622 949 1000 878

7 化学 949 750 998 605 213 649 859 840

8 医療品 990 889 848 457 657 644 686 740

9 石油 1000 1000 982 1000 739 1000 804 944

10 ゴム 895 1000 1000 667 30 520 917 693

11 窯業 968 1000 974 718 495 333 545 758

12 鉄鋼 1000 1000 967 755 216 654 485 615

13 非鉄金属製品金属製品 971 933 1000 896 471 389 745 772

14 機械 1000 1000 997 1000 14 147 627 371

11

③ 業種別品種別回収率 (2)

品種別回収率

no 業種 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィス

ペーパー

シュレッ

ダー紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

15 電気機器 949 1000 985 869 203 387 923 790

16 輸送用機器 884 987 996 944 503 958 905 877

17 造船 869 571 937 353 372 412 00 677

18 精密機械 1000 1000 1000 757 709 927 576 855

19 その他製造業 858 944 995 714 448 779 729 866

20 電気ガス水道 912 1000 952 893 124 467 762 665

21 情報通信 994 1000 983 877 413 375 909 808

22 運輸倉庫 766 815 933 619 149 426 929 457

23 卸売業 1000 1000 970 877 597 860 968 861

24 小売業飲食店 942 917 992 525 432 596 685 941

25 金融保険業 965 1000 272 222 414 549 637 534

26 不動産業 992 496 783 962 431 348 455 601

27 サービス業 954 1000 943 872 566 577 653 755

28 その他サービス業 983 1000 1000 795 781 750 635 816

12

- 62 -

④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

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④ 従業員規模別の品種別排出量と回収率

品種別排出量 kg人年

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 119 29 815 50 187 103 86 1388

1~9人 291 47 41 64 331 143 59 976

10~49人 105 22 111 40 200 96 49 623

50~299人 40 23 506 50 114 55 75 863

300人以上 50 30 1224 55 82 66 112 1619

品種別回収率

従業員数 新聞 雑誌 段ボール OA用紙オフィスペー

パー

シュレッダー

紙機密文書 合計

合計 947 929 988 770 442 591 731 856

1~9人 904 936 707 609 483 476 525 650

10~49人 943 727 946 725 380 594 633 663

50~299人 925 957 978 820 386 727 813 857

300人以上 980 1000 996 927 488 833 929 956

13

従業員の少ない事業所の古紙回収が課題 オフィスペーパーシュレッダー紙機密文書の回収率アップが課題

14

(4)全国の事業所の古紙排出量回収量廃棄量推計

品種別排出量 トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

735095 179274 5033169 308144 1156020 634580 532021 8578301

86 21 587 36 135 74 62 1000

品種別回収量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

695906 166610 4971388 237249 511464 375283 388733 7346633

品種別廃棄量トン年

新聞 雑誌 段ボール OA用紙 オフィスペーパー シュレッダー紙 機密文書 合計

39188 12663 61781 70895 644556 259297 143288 1231668

(構成比)

① 品種別排出量回収量廃棄量推計

- 63 -

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 66: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

② 平成21年度(H20年実績)と平成28年度(H27年実績)の比較

15

平成21年度(H20年実績) 平成28年度(H27年実績) 増 減 率

古紙排出量 9562 千トン 8578 千トン 103

古紙回収量 8263 千トン 7347 千トン 111

廃棄量 1300 千トン 1232 千トン 52

回収率 864 856

H20年 H27年 増 減 率

紙板紙消費量 30624 千トン 26423 千トン 137

PPC消費量 885 千トン 782 千トン 116

古紙回収量 22752 千トン 21401 千トン 59

古紙回収率 751 813

(参考数値)

出典 経済産業省生産動態統計調査より

③ 品種別排出量と回収率

735 179

5033

308 1156 635 532

8578

947 929 988 770

442 591

731 856

00

200

400

600

800

1000

0

2000

4000

6000

8000

10000

新聞

雑誌

段ボール

OA

用紙

オフィスペーパー

シュレッダー紙

機密文書

合計

回収量 廃棄量 回収率

lsquo000t年

排出量

16

オフィスペーパーシュレッダー紙の回収率アップが課題 機密文書の資源化が課題

平均655

- 64 -

50

60

70

80

90

100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

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100

40 60 80 100 120 140 160 180

回収率

一人あたりの排出量 人年

300人以上

50~299人

10~49人

① 従業員規模

1~9人

平均値 1020

平均値

782

17

(5) 要因分析

50

60

70

80

90

100

0 100 200 300 400 500 600

回収率

一人あたりの排出量 人年

輸送配送センター店舗飲食店

事業所営業所

② 業態

平均値 2107

平均値

834

工場作業所

住居と区別しにくい

事業所

18

- 65 -

③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

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③入居している建物

40

50

60

70

80

90

40 50 60 70 80 90 100 110 120

回収率

一人あたりの排出量 人年

平均値 795

平均値

707

事業所単独のビル

事業所専用の雑居ビル

住居と兼用の建物

住居と事業所が混在のビル

19

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150 200 250 300 350 400

回収率

一人あたりの排出量 人年

小売業飲食店

食品

医療品

石油

卸売業

④ 業種

平均値 996

平均値

749

機械

金融保険業

不動産

電器ガス水道

運輸倉庫

農林林業水産建設

鉄鋼

繊維木材パルプ紙印刷

その他製造協

化学

輸送用機器 精密機械非鉄金属製品金属製品

ゴム 造船

窯業

鉱業

その他サービス業

サービス業

情報通信

電気機器

20

- 66 -

平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

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平成28年度オフィス発生古紙の実態調査の結果から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

21

2オフィスペーパーの回収率アップ

3従業員の少ない事業所(オフィス)からの古紙回収率アップ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」と検討

「オフィス発生古紙のリサイクル~紙をごみにしないために~」 拠点回収のモデル事業

自治体清掃事務所廃棄物処理会社に働きかけ小規模事業所(オフィス)へ古紙分別回収の継続的啓発情報発信

平成29年度

紙媒体の機密文書処理に関する実態調査

(速報)

22

- 67 -

項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

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- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

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項 目 件 数

発送件数 6343

回答件数 1123

回答率 177

有効回答件数 1120

① 発送件数回答件数回答率従業員規模別の回答件数

23

no 従業員規模

全国事業所数(H26)

発送件数 件数 構成()

1 1~9人 4315711 1785 222 198

2 10~49人 1042097 1735 444 396

3 50~299人 150386 1581 280 250

4 300人以上 12247 1242 172 154

無回答 2 02

合計 5520441 6343 1120 1000

(1)調査概要

24

(2)機密文書の保管

事業所(会社)内で保

管保存している

913

事業所内と倉庫会社等(外

部)での保管保存を併用

している

58

倉庫会社等(外部)と契約して保

管保存してもらっている

04

その他

04無回答

21

N=1120

① 保管保存

- 68 -

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

公益財団法人古紙再生促進センター

ホームページアドレスhttpwwwprpcorjp

- 73 -

紙リサイクル促進大使

「カミリィ」ちゃんと「カミリィママ」

公益財団法人古紙再生促進センター

このテキストの用紙は古紙を使用しています

Page 71: 古紙再生促進センター RCP Collection Flow Baling Station Paper mills Collectors / Junk shops Sources of waste paper Residential Industrials Commercials The Thai Pulp and Paper

(3)機密文書の処理

13

45

24

42

73

94

151

154

271

615

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

保存文書の保管を委託している倉庫会社に委託して処理している

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

25

① 保存年限が終了した機密文書の処理方法(複数回答)

焼却から資源化へ

約40

②(保存文書)シュレッダー紙の処理(複数回答)

22

30

89

106

266

280

313

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

N=689

26

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 69 -

③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

- 72 -

ご清聴ありがとうございました

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- 73 -

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③ 日常的に発生する機密文書の処理方法(複数回答)

13

26

29

40

71

88

90

153

829

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

一般古紙として業者に引き取ってもらっている

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理している

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

機密文書を専門に処理している業者に委託して処理している

社内でシュレッダー処理している

N=1120

27

焼却から資源化へ

約25

④ (日常)シュレッダー紙の処理(複数回答)

23

30

88

97

249

293

307

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

資源(リサイクル)として有料又は無料の行政回収(自治

体)に排出している

自社で自治体の焼却施設に持込んでいる

リサイクルする目的で古紙として業者に引き取ってもらっ

ている

可燃ごみとして有料又は無料の行政回収(自治体)に排出

している

収集運搬業者(廃棄物処理業者)に委託して焼却処理して

いる

N=689

28

焼却から回収リサイクルへ

約70

- 70 -

① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

「製紙業界(紙板紙家庭紙)」との検討

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ご清聴ありがとうございました

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① 文書管理規程

作成している

404

作成していない

575

その他

15

無回答

05

N=1120

29

(4)機密文書の管理

③ 機密文書管理に関する規程内容 (複数回答)

21

21

361

417

494

689

808

0 20 40 60 80 100

無回答

その他

機密文書の紛失や漏洩時

の対応手順

機密文書へのアクセス権限

機密文書の重要度(レベル)

などの区分

機密文書の廃棄方法

機密文書の管理責任者や

体制

N=338

30

文書管理規程に規程し

更に詳細は「機密文書管

理規程」などで規程して

いる

77

文書管理規程内に規程し

ている

581

文書管理規程

に規程してい

ないが「機密

文書管理規

程」など別の規

程や基準を作

成している

88

設けていない

234

その他

15無回答

04

N=453

② 機密文書の取扱規程

- 71 -

④ 業務委託契約の有無

結んでいる

571結んでいない

339

その他

19

無回答

71

N=310

31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

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セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

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571結んでいない

339

その他

19

無回答

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31

セキュリティ

539処理方法

184コスト

42

利便性(業者

の柔軟性)

39

外部認証の

取得(プライ

バシーマー

クなど)

16

リサイクル

06

その他

03

無回答171

N=310

⑤ 機密文書処理を委託する際最も重視する事項

セキュリティ(安心)を確保へ

平成29年度紙媒体の機密文書処理に関する実態調査の結果(速報)から

課題)1シュレッダー紙のリサイクル促進

32

2機密文書処理で焼却から資源化へ

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