2
うたごえサークルやまなみや その周りの仲間たち10名で出向 きました。当初の不安をよそに3 00名の会場席は満席で椅子を追 加するほどでした。 第1部は"ざざむし"が日頃心 掛けているうたごえの活動を思 わせる誇りに満ちた美しく明る いコーラスで、「祖国の山河に」 「子どもの大空」「どじょっこふ なっこ」「これがオイラの生きる 道」「いとし子よ」「人間の歌」「あ あ海よ沖縄よ」「辺野古崎の風に 吹かれて」「HEIWAの鐘」の順に親 切な解説と歌詞カードに沿って 演奏されました。曲ごとの語り もざざむし会員で分担していま した。皆が主役の進行は会場と 打ち解けた雰囲気を出していま した。それぞれよく練 習の成果が見える素 晴らしい演奏でした。 中でも「どじょっこ ふなっこ」は短い編曲 ながら混声の面白さ を十分出していました。また「辺 野古崎の風に吹かれて」は沖縄 の言葉でありながら、心を震わ され、涙を自然に誘いました。 第2部はメインメニュー「合 唱と語りによる構成【平和の旅】 ~長崎の被爆者渡辺千恵子さん の半生」が発表されました。私は 毎年この平和音楽会の合唱練習 日程が合わずここ数年間聞く側 でした。そのため過去と聞き比 べる感想はもてました。まず聞 き終わっての感想は過去の演奏 の中で、演奏楽器(ピアノ、エレ クトーン、ギター)と合唱と語 りにおいてバランスは良く、そ の出来栄えには過去の演奏より 格段の進歩を感ずることができ ました。各パートとも指揮に沿 いしっかり声が出ていました。 ピアニシモ的な歌い出しのある ソプラノは音程や言葉に若干の 大変さを感じたところもありま すが、その分追いかけるアルト の切れの良い歌詞の歌唱が安定 感を与えていたように思います。 今後も年ごとに団員をもっとプ ラスして、素晴らしい感動と大 きな意義のあるこの音楽会を伊 那の谷間にそして、全国に広げ 根づかせたいという思いに駆ら れました。終曲の「平和の鐘を鳴 らそう」の響きは帰宅してから もその感動が胸に熱く渦巻いて いるほどでした。 10月17日(木)19時 中川村うたごえ広場in中川村文化館 300円【問合せ:88-2245若宮】 10月18日(金)19時 うたごえ喫茶スックミン(飯田市東鼎天 竜社・JAみどりの広場入口前)500円【問合せ:22-3003同店】 10月26日(土)14時 うたごえ喫茶イフ飯田市北方国道「飯 田インター西」交差点北700m)700円【080-5141-7439池田】 飯田分局版No.146 2019年 9月23日 発行責任者:飯田分局 池田忠久 080-5141-7439[email protected] うたごえ新聞飯田分局版ホームページ(ブログ):http://utasinhaniban.seesaa.net/ 音源も一部あります 市外局番は全て0265 金額は飲物菓子代or会場費 8月25日伊那市生涯学習センター(いなっせ)ホールにてうたごえサークルざざむし主催第9回平和音 楽会が開かれた。長崎被爆者渡辺千恵子さんの壮絶な体験・平和への生きざまを歌った組曲「平和 の旅へ」を柱(第2部)に2010年以来毎年8月に開催している(一昨年のみは池辺晋一朗作曲指揮「こわ してはいけない」演奏会)。過去の第1部は地元音楽グループ数団体賛助演奏が多かったが今年は平 和・沖縄への思い溢れる曲目を沢山持ち歌にしているざざむしの思いの丈のステージであった。 うたごえ新聞本紙に主催者側通信とうたごえサークルやまなみ佐々木昌氏の感想が 載ったのでお見逃しなく! ただし佐々木氏感想はかなり抜粋なのでほぼ全文を紹介し、併 せて歌い手として参加した同サークル寺澤令子さんの感想も紹介します。(2面に) 誇りに満ちた美しく明るいざざむし コーラス、大感動の「平和の旅へ」 うたごえサークルやまなみ 佐々木昌 うたごえサークルざざむしが平和・沖縄へ 1

: S H < *º8ä#ã ( ' Í î Ò Ì î ª È ß ¢ 8b ; v M4 6 ~ r M ... · b l> '¨ 4 _ º è ¶ º v _6ä & K Z 8 M Ö º b s c å3¶ ô M 8 d æ y> G K Z c 8 E ^ 8> Ì

  • Upload
    others

  • View
    0

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: : S H < *º8ä#ã ( ' Í î Ò Ì î ª È ß ¢ 8b ; v M4 6 ~ r M ... · b l> '¨ 4 _ º è ¶ º v _6ä & K Z 8 M Ö º b s c å3¶ ô M 8 d æ y> G K Z c 8 E ^ 8> Ì

うたごえサークルやまなみや

その周りの仲間たち10名で出向

きました。当初の不安をよそに3

00名の会場席は満席で椅子を追

加するほどでした。

第1部は"ざざむし"が日頃心

掛けているうたごえの活動を思

わせる誇りに満ちた美しく明る

いコーラスで、「祖国の山河に」

「子どもの大空」「どじょっこふ

なっこ」「これがオイラの生きる

道」「いとし子よ」「人間の歌」「あ

あ海よ沖縄よ」「辺野古崎の風に

吹かれて」「HEIWAの鐘」の順に親

切な解説と歌詞カードに沿って

演奏されました。曲ごとの語り

もざざむし会員で分担していま

した。皆が主役の進行は会場と

打ち解けた雰囲気を出していま

した。それぞれよく練

習の成果が見える素

晴らしい演奏でした。

中でも「どじょっこ

ふなっこ」は短い編曲

ながら混声の面白さ

を十分出していました。また「辺

野古崎の風に吹かれて」は沖縄

の言葉でありながら、心を震わ

され、涙を自然に誘いました。

第2部はメインメニュー「合

唱と語りによる構成【平和の旅】

~長崎の被爆者渡辺千恵子さん

の半生」が発表されました。私は

毎年この平和音楽会の合唱練習

日程が合わずここ数年間聞く側

でした。そのため過去と聞き比

べる感想はもてました。まず聞

き終わっての感想は過去の演奏

の中で、演奏楽器(ピアノ、エレ

クトーン、ギター)と合唱と語

りにおいてバランスは良く、そ

の出来栄えには過去の演奏より

格段の進歩を感ずることができ

ました。各パートとも指揮に沿

いしっかり声が出ていました。

ピアニシモ的な歌い出しのある

ソプラノは音程や言葉に若干の

大変さを感じたところもありま

すが、その分追いかけるアルト

の切れの良い歌詞の歌唱が安定

感を与えていたように思います。

今後も年ごとに団員をもっとプ

ラスして、素晴らしい感動と大

きな意義のあるこの音楽会を伊

那の谷間にそして、全国に広げ

根づかせたいという思いに駆ら

れました。終曲の「平和の鐘を鳴

らそう」の響きは帰宅してから

もその感動が胸に熱く渦巻いて

いるほどでした。

10月17日(木)19時中川村うたごえ広場in中川村文化館

300円【問合せ:88-2245若宮】

10月18日(金)19時 うたごえ喫茶スックミン(飯田市東鼎天竜社・JAみどりの広場入口前)500円【問合せ:22-3003同店】

10月26日(土)14時 うたごえ喫茶イフ(飯田市北方国道「飯田インター西」交差点北700m)700円【080-5141-7439池田】

飯田分局版No.146 2019年 9月23日発行責任者:飯田分局池田忠久

080-5141-7439/[email protected]

うたごえ新聞飯田分局版ホームページ(ブログ):http://utasinhaniban.seesaa.net/ 音源も一部あります

市外局番は全て0265金額は飲物菓子代or会場費

8月25日伊那市生涯学習センター(いなっせ)ホールにてうたごえサークルざざむし主催第9回平和音

楽会が開かれた。長崎被爆者渡辺千恵子さんの壮絶な体験・平和への生きざまを歌った組曲「平和

の旅へ」を柱(第2部)に2010年以来毎年8月に開催している(一昨年のみは池辺晋一朗作曲指揮「こわ

してはいけない」演奏会)。過去の第1部は地元音楽グループ数団体賛助演奏が多かったが今年は平

和・沖縄への思い溢れる曲目を沢山持ち歌にしているざざむしの思いの丈のステージであった。

うたごえ新聞本紙に主催者側通信とうたごえサークルやまなみ佐々木昌氏の感想が載ったのでお見逃しなく! ただし佐々木氏感想はかなり抜粋なのでほぼ全文を紹介し、併せて歌い手として参加した同サークル寺澤令子さんの感想も紹介します。(2面に)

誇りに満ちた美しく明るいざざむしコーラス、大感動の「平和の旅へ」

うたごえサークルやまなみ 佐々木昌

うたごえサークルざざむしが平和・沖縄への思いの丈を歌った第1部。指揮伊藤常雄氏

Page 2: : S H < *º8ä#ã ( ' Í î Ò Ì î ª È ß ¢ 8b ; v M4 6 ~ r M ... · b l> '¨ 4 _ º è ¶ º v _6ä & K Z 8 M Ö º b s c å3¶ ô M 8 d æ y> G K Z c 8 E ^ 8> Ì

私は今年はじめてこの

合唱団に参加させてもら

いました。

うたごえサークルざざ

むしでは毎年夏の平和音

楽会でこの曲を演奏され

ていて私も何度か聴きに

きていますが、今年は呼

びかけに応じ思い切って

歌い手としての参加です。

出遅れているうえ、もともと

上手ではないので邪魔にならな

いか不安でした。

そのため、伊那市での練習に

はできるだけ参加し、わがサー

クル(うたごえサークルやまな

み)代表のIさんがつくってく

ださったCDで毎日練習しまし

た。

歌の内容は原爆のむごさ、被

爆者や家族の苦しみをまっすぐ

な言葉で表現されたもので

いいかげんな気持ちでは歌え

ません。

練習中に涙ぐんでしまうこと

もあります。主人公が後半に周

りの人たちの支えにより語り部

として羽ばたく様子にはがんば

れと励ましの気持ちと尊敬の念

をいだきます。

そして終盤では平和の鐘をな

らそうと声高らかに歌います。

心をつないで前を向く

ところで私にも決意の

ようなものが生まれま

す。

歌にはこのような力が

あることをあらためて

感じました。そのため

もっと練習して自分の

歌の力量をあげたいと

いう気持ちも強くなり

ました。

そして今年の夏は核の現状を

もっと考えなければいけないと

いう思いで過ごしました。原爆

や原発など核の問題の報道に敏

感になりました。なかなか進ま

ないように見える核廃絶ですが、

先人の努力を無駄にはできない

と背筋がシャンと伸びた気がし

ます。

【飯田分局池田】既報(8月21日

付けNo.145)平和の折鶴つなぎ

の記事の中で高森町広島平和バ

スに触れたが、その報告会が9月

7日、派遣団員46名と町内外の人々

が同町杉の木ホールを一杯にし

て開かれた。壬生町長のあいさ

つの後、派遣団員皆から広島平

和祈念式典と原爆資料館、語り

部からの学習などを報告しあっ

た。それぞれが原爆の非人道性、

平和運動の大切さを学んだと話

し、それを皆に語り伝える意気

込みを特に多くの子どもたちが

話していたのには感心、平和運

動への明るい展望を感じた。

その後の第2部平和学習会と

して、表題の中村里美・伊藤茂利

両氏による講演&ライブ。中村

さんは(株)ミューズの里を起ち

上げ平和の大切さを訴える映画

製作、歌づくり、講演活動を続け

ている。特にこの程映画「アオギ

リにたくして」の企画・製作を

し主題歌・挿入歌を歌い音楽監

督はギタリストの伊藤茂利氏が

つとめとその二人が映画普及の

ために全国のみならず海外へも

出かけているという。製作の経

緯・苦労話を交えこの映画の上

映活動に更に多く協力してほし

い、と訴えた。主題歌を含め7ー8

曲を歌い、ギター伴奏も素晴ら

しく心に染み入るライブであっ

た。

午後はその映画会があり、何

度も涙鼻を拭かずには見られな

かった。映画内容は是非ネット

「アオギリにたくして」のキーワー

ドで検索して見てください。

うたごえ新聞飯田分局版No.146 2019年9月23日 (2)

→映画のモデルとなっ

た沼田鈴子さん(

左)

と製作者中村里美

さん(

映画公式サイ

トより)

平和音楽会「平和の旅へ」に参加して 寺澤令子(うたごえサークルやまなみ)