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小児看護学実習 実習要項 平成 28 年度 新潟大学医学部保健学科 看護学専攻

小児看護学実習 実習要項 - 新潟大学医学部保健学科sumi/28yoko.pdfsumi/book.html 「病棟実習」レポート 実習での看護実践と評価,小児看護の役割と方法について論文形式でまとめる.

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小児看護学実習

実習要項

平成 28 年度

新潟大学医学部保健学科

看護学専攻

目 次

Ⅰ.科目名・単位および開講時期 .................................................. - 1 -

Ⅱ.小児看護学実習の目的・目標 .................................................. - 1 -

1.実習目的 .................................................................. - 1 -

2.実習目標 .................................................................. - 1 -

3.実習課題 .................................................................. - 1 -

Ⅲ.実習方法 .................................................................... - 2 -

1.実習期間・実習施設および学生配置数 ........................................ - 2 -

2.実習施設ならびに住所 ...................................................... - 2 -

4.実習記録 .................................................................. - 3 -

5.記録提出について .......................................................... - 3 -

6.実習評価 .................................................................. - 4 -

Ⅳ.実習上の諸注意 .............................................................. - 4 -

1.服装について .............................................................. - 4 -

2.子どもの安全確保とその配慮について ........................................ - 4 -

3.事故発生時の対処について .................................................. - 5 -

4.緊急および遅刻・欠席の連絡について ........................................ - 5 -

学内演習で行った小児看護技術 ................................................ - 6 -

実践したい小児看護技術項目とそのレベル ...................................... - 7 -

小児看護学実習記録

- 1 -

Ⅰ.科目名・単位および開講時期

1.科目名:小児看護学実習

2.単位(実習週数) 2単位 (2週間)

3. 科目責任者:住吉智子

4.開講時期:平成 28 年 10 月 3 日(月)~平成 29年 2月 17 日(金)

5. 実習時間:原則として 8:30~15:30(各施設により異なる)

Ⅱ.小児看護学実習の目的・目標

1.実習目的

健康増進や成長発達の促進の観点から子どもとその家族に必要な看護援助を実践できるための基

礎的能力を修得する.

2.実習目標

1) 子どもとその家族を尊重して関わることができ,援助的人間関係を築くことができる.

2) 子どもとその家族に関わる看護問題を科学的に判断し,その解決に必要な援助を明確化できる.

3) 小児看護における基礎的技術の特性を踏まえ,子どもとその家族の同意もしくは納得を得て,安

全,安楽,自立に配慮して実施,評価できる.

4) 地域ならびに施設における多職種間連携と小児看護師の責務について理解し,責任感と倫理感を

大切にチームワークの中で役割を果たすことができる.

5) 小児病棟実習ならびに子育て支援実習による総合的観点から,子どもと家族の QOL の維持・向上

を目指した看護について多角的に考察できる.

3.実習課題

1) 疾患をもつ子どもとその家族に対する小児病棟実習(以下,病棟実習)

(1) 子どもを1名受け持ち,子どもとその家族に対して適切な観察,コミュニケーション,測定

を行う.

(2) ゴードンの機能的健康パターンによる看護過程を展開する.

①情報収集

・情報の収集,整理,分類

・情報の分析,解釈,判断,推論

②看護問題の明確化

・関連情報の整理,確認

・看護問題

③看護計画

・看護目標

・期待される成果

・具体策

④子どもとその家族への援助の実施

環境調整,バイタルサイン測定,遊び,清潔援助,衣服の着脱の援助,排泄の援助,移送,

プリパレーション,診療補助技術 等

⑤評価

(3) 学生主催による病棟カンファレンスを開催し,討論や助言を通して小児看護をより深く理解

する.

テーマは小児看護の実践に活かすことができる具体的な内容が討議できるテーマを選択する.

① テーマ設定と司会・書記は学生が行う.実習中は2回以上開催する.

② カンファレンスのテーマと日時は,教員と臨床指導者に相談し,当日 12時までに決定する.

③ カンファレンスは資料を準備し,参加者全員に配布する.

- 2 -

2) 地域で生活する子どもとその家族に対する子育て支援実習(以下,子育て支援実習)

(1)子育て支援施設に来る子どもや家族との対話を通して,子どもと家族を理解する.

① 子育て支援施設に訪問する保護者と乳幼児とのコミュニケーション

② 施設職員の指導のもと,乳幼児の日常生活援助ならびに育児支援活動の参加

誕生日,手作り絵本,限定日等の施設におけるイベントの見学,参加,実施

職員が行う関わりや工夫,準備や当日の動きなど

(2)子どもと家族の安全・安楽に留意しながら,施設の職員とともに遊びや子育て支援,相談活動

を見学,実施する.

① 子育て相談活動の見学

② 親子教室(ベビー&ママセミナー)の参加

③ 一時預かり保育支援の見学,日常生活の世話,養育の一部実施 等

④ 安全面に関する工夫,衛生面,施設備品の工夫,子どもと家族の場としての配慮等

(3)地域における小児看護の現状や課題,役割について実習で学んだことを,文献を活用しながら

考察し,論述する.

① 地域における子育て支援施設の意義と役割

② 地域の家族支援に向けたケア方法

③ 専門職の責務,チーム連携,協働

④ 社会を取り巻く現代の小児関連の問題と課題の洞察

Ⅲ.実習方法

1.実習期間・実習施設および学生配置数

実習期間および実習施設別の学生配置は別紙.

2.実習施設ならびに住所

1) 新潟大学医歯学総合病院

〒951-8520 新潟市中央区旭町通 1-745

西6階 小児病棟 電話:025-227-2558(病棟直通)

2) にいつ子育て支援センター 「育ちの森」

〒956-0816 新潟県新潟市秋葉区程島 2009 番地 電話:0250-21-4152(代表)

3.実習内容および実習スケジュール

1)2週間の実習スケジュール

日数 曜日 午前 午後 午前 午後

1 月実習オリエンテーション

病棟実習実習オリエンテーション

子育て支援実習

2 火 病棟実習 子育て支援実習

3 水

4 木

5 金

6 月 子育て支援実習 子育て支援実習 病棟実習 病棟実習

7 火

8 水

9 木

10 金

Aグループ Bグループ

- 3 -

2) 実習内容

(1) 月曜日~金曜日 2週間

(2) 学生は Aグループ,Bグループの2グループに分かれ,1 週交代で「病棟実習」と「子育て支

援実習」を行う.

(3) 実習初日の午前:実習のオリエンテーションならびに病棟オリエンテーションを A・Bグルー

プ合同で受ける.

(4) 実習課題に基づき主体的に学習を行う.小児看護における特殊看護技術においては,適宜臨

床講義を行う.

4.実習記録

1) 病棟実習では,実習記録は次のものを使用する.

小児看護学実習記録 様式 1 フェイスシート

小児看護学実習記録 様式 2 分析シート

小児看護学実習記録 様式 3 関連図

小児看護学実習記録 様式 4 統合アセスメント

小児看護学実習記録 様式 5 問題の明確化

小児看護学実習記録 様式 6 問題リスト

小児看護学実習記録 様式 7 看護計画

小児看護学実習記録 様式 8 経過記録

小児看護学実習記録 様式 9 日々の実習記録

* 記録用紙不足の時は次のアドレスからプリントアウトして使用する.

ダウンロード先

http://www.clg.niigata-u.ac.jp/~sumi/book.html

「病棟実習」レポート

実習での看護実践と評価,小児看護の役割と方法について 論文形式 でまとめる.

※レポート A4 用紙 3 枚以上(表紙は別) 各自,内容がわかるようなテーマをつける.

表紙をつける.表紙には,必ず提出年月日,学籍番号,氏名を入れる.

様式は任意とするが,読み手がわかりやすいよう工夫する.(35 字×38 行程度とする.)

引用・参考文献は末尾につける.

2) 子育て支援実習では,実習記録は次のものを使用する.

※ 子育て支援実習記録は,実習オリエンテーションで配布する.

子育て支援実習記録 1 号用紙(実習日誌)

「学内課題」レポート

対象とした文献 2 件のコピー各 1 部

研究論文の要約 研究論文の要約用紙 各 1 枚(計 2枚)

現代の小児関連の問題と課題 研究論文ならびに小児看護学実習から導き出し,考

察した自身の考えについてのレポート 1 部

※レポート A4 用紙 2 枚程度 各自,内容がわかるようなテーマをつける.

表紙をつける.(必ず提出年月日,学籍番号,氏名を入れる.)

様式は任意とするが,読み手がわかりやすいよう工夫する.

引用・参考文献は末尾につける.

5.記録提出について

1) 最終の提出物

病棟実習では,実習記録を様式 1~9 を順にまとめ,表紙をつけ,ダブルクリップでとめて提出

する.

子育て支援実習の実習記録は,子育て支援実習記録 1 号用紙,「学内課題」レポートの順にまと

- 4 -

め,表紙をつけて左上をホッチキスで止めて提出する.

2) 提出方法

病棟実習記録 病棟実習終了した翌週の月曜日 17:00 まで

子育て支援実習記録 子育て支援実習終了した翌週の月曜日 17:00 まで

※翌週の実習場所により、締め切り時間に提出不可能な場合は別途指示あり.

※実習評価表は,最終週の記録提出の際に,記録の巻末につけて提出する.

3) 提出先

保健学科事務室学務係の指定のボックス

6.実習評価

1) 新潟大学医学部保健学科履修規定に準ずる.

2) 看護学実習については,出席時間数が授業時間数の 3/4 以上に達しない学生は

考査をうける資格を失うことがある.

3) 補習実習は原則として行わない.

4) 実習評価表(課題や記録物の期限内提出等も含む),実習態度等を総合して行う.

Ⅳ.実習上の諸注意

1.服装について

「病棟実習」

1) 所定のユニフォーム,ナースシューズ,エプロンを着用する.

2) ネームプレートは,子どもを傷つけないように学校から指定されたものを使用する.

3) 頭髪は清潔に留意し,子どもに対して危険がないようにする.

4) 実習中はファッションリング,イヤリング,ピアスをつけない.

5) 実習中は,カラーコンタクトレンズの着用は不可.携帯電話は携帯しない.

「子育て支援実習」育ちの森

1) 動きやすく汚れても良いもの,子どもや保護者の前で恥ずかしくないものとする.

2) 施設内は靴下での実習となる.はだしは禁止.

3) 昼食,飲み物は持参する.休憩時間中,施設外に出る場合は指導者に必ず報告し了解を得る.

4) 育ちの森に持参する持ち物は,着替え(靴下含),エプロン,筆記用具,実習記録,ハンカチ,

ティッシュ,学生証,昼食,飲み物とする.携帯電話は,実習中は電源を切るかマナーモード

とし,持ち歩かない.

5) 交通は公的交通機関を利用し,自家用車を運転しての移動は認めない.

2.子どもの安全確保とその配慮について

「事故防止」に関する注意

1) 家族がそばにいても,子どもの安全を守る立場は看護師を目指している学生であること

を忘れない.

2) たとえ短時間離れる場合でもベッド柵は必ず上まであげる.中途半端な高さにしない.

3) ベッドの上に踏み台になるようなものがあれば,取り除く.

4) 温湯を使用する場合には,温度および置き場所に注意する.

5) 使用した看護用品などの物品はベッド内に放置しない.またとがったもの,飲み込んで

しまうような小さなものが近くにないか確認し,取り除く.はさみの使用は,子ども

から離れて使用する.

6) 子どもに直接行う看護技術は,原則的に教員または臨床指導者とともに行う.

7) 受け持ち患児以外の子どもの食事の介助や授乳は指示を確認してから行う.

8) 子どもと一緒に病棟外に出る時は,必ず看護教員または臨床指導者に連絡する.

9) 子どもの移動中や遊びの場および清拭時には,点滴のラインの抜去,点滴架台や医療器

械の転倒に注意する.

10) 病室や廊下の床に水をこぼした場合,またこぼれている場合は早急に拭く.

11) 「これは事故につながったかもしれない」と思ったら,すみやかに報告し,「ヒヤリ・

ハッと報告書」を書いて提出する.事故予防は,「気づく」ことが重要である.

- 5 -

「感染予防」に関する注意

1) かぜをひかないよう日頃から健康管理を整えておく.必要に応じてマスクを着用する.

2) 自分も感染しないよう注意する.(血液・体液には直接触れない,リキャップしない等)

3) 髪はきちんとまとめる.爪は短くきれいにしておく.ユニフォーム,エプロン等は適宜洗濯を

行い清潔にする.

4) 学生は発熱など感染徴候を認めた時には,教員・実習指導者と連絡をとり実習の可否を決定す

る.

5) 感染症の既往および受けた予防接種に関しては,実習前に各自確認をしておく.

「子どもと家族を尊重した関わり」に関する注意

1) 嘘をつかない.約束は必ず守る.子どもはずっと待っているのであり,できない約束は理由

をわかりやすい言葉で説明し,きちんと断る.

2) 子どもの名前を呼び捨てにしない.また,乱暴な言葉は使わない.

3) 子どもと遊ぶときは真剣に遊ぶ.ただし,観察は忘れない.

4) 病棟実習では,受け持ちの子どもだけではなく,同室の子どもにもできるだけ平等に接す

る.

5) 家族の方へは,丁寧な言葉や態度で接する.

6) 親のしつけや教育方針を考慮した関わりを行う.

7) 不明な点,迷った点は,ただちに教員や臨床指導者に相談する.

「個人情報保護」に関する注意

1) 氏名はメモに書かない.情報をメモに書く際も個人が特定されないように注意する.メモを紛

失したら,すぐに報告する.

2) 検査データ等の診療に関する情報は,学生からは教えない.

3) 個人情報保護の観点から記録類はリングファイルにとじて使用する.

4) USB はパスワードロック機能つきを使用する.記録の持ち運びは,袋状の鞄を使用する.

3.事故発生時の対処について

1) 学生はすみやかに受け持ち看護師,臨床指導者,実習指導教員に報告し,対処する.

2) 所定の報告書(「看護学実習の手引き」参照)に経過を記録し報告する.

3) 実習施設において感染症が発生した場合の実習中止については,実習施設の責任者から証明を

もらい学校からの対応の指示を仰ぐ.

4.緊急および遅刻・欠席の連絡について

1) 緊急時および遅刻や欠席の場合には,病棟看護師および教員に連絡する.

① 実習施設の連絡先

新潟大学医歯学総合病院 西6階小児病棟 病棟直通電話:025-227-2558

(病棟への電話連絡は 7:45 頃)

にいつ子育て支援センター 「育ちの森」

〒956-0816 新潟県新潟市秋葉区程島 2009 番地 電話:0250-21-4152(代表)

(施設への電話連絡は 8:30 頃)

② 教員の連絡先

・住吉智子 研究室直通:Tel/Fax 227-0945

E-mail:[email protected]

・沼野博子 研究室直通:Tel/Fax 227-0969

E-mail:[email protected]

③ 学務の連絡先 保健学科事務室学務係 直通:Tel 227-2357,2358 Fax 227-0716

- 6 -

学内演習で行った小児看護技術

看護技術 内 容 講義 演習

1 コミュニケーション技術

援助的コミュニケーション 各年齢・発達段階に応じた対応 ○ ○

入院時アナムネーゼ ○ ○

2 観察と測定の看護技術

フィジカルアセスメント VTR(爪・皮膚,頭頸部,口腔・目・耳,

呼吸器,循環器,神経等)

○ ○

身体の測定 身長・体重・胸囲・腹囲・頭囲 ○

バイタルサインの測定 乳児バイタルサイン人形を用いて実施 ○ ○

1)体温測定 各種体温計(乳首式・耳腔式)の見学と腋

窩検温・肛門検温法

○ ○

2) 呼吸測定 視診・聴診法 ○ ○

3) 脈拍測定 触診・聴診法 ○ ○

4) 血圧測定 各種マンシェット(年齢別規格)の見学,

巻き方を実施

○ ○

3日常生活に関する看護技術

清潔 清拭 陰部洗浄 ○ ○

衣生活 衣類の着脱 ○ ○

排泄 おむつ交換(布おむつ,紙おむつ) ○ ○

遊び,活動 発達に適した遊び,方法 ○ ○

安全 だっこ(縦抱き・横抱き・前抱き・フット

ボール抱きを実施),移動,移送,ベット・

点滴スタンドの取り扱い

○ ○

4治療・検査に関する看護技術

プレパレーション 家族への説明,子どもの発達段階にあわせ

た説明,遊びの活用等

○ ○

採尿 採尿パックの貼用 ○ ○

酸素テント 酸素テントの見学 ○

採血 静脈採血の援助 おくるみ法をふくめ採血時(正中静脈・外

頸静脈・大腿動脈)の固定と抑制を実施

○ ○

与薬 持続点滴の援助 1) 留置針刺入時の体位の抑制

2) 留置針の固定(シーネ・ガード固定)

○ ○

3) 点滴の管理(滴下の調整) ○

4) 輸液ポンプ・シリンジポンプ・小児輸液

セット(微量管付き)・頭皮針の見学

○ ○

(見学)

吸引 吸引 (口腔,鼻腔) シミュレーターモ

デル人形

罨法 冷罨法 温罨法 ○

救急蘇生法 VTR・小児の心肺蘇生術(レサシアン) ○

- 7 -

実践したい小児看護技術項目とそのレベル

レ ベ

項目

教員や看護師の助言・指導・監視のもとで学生が実施

できるもの

原則として看護師・医師

の実施を見学するもの

環境調整技術 療養環境調整(温度・湿度・換気・採光・騒音・病室

整備)・ベッドメーキング・リネン交換

食事介助技術 食事介助技術:栄養状態・体液・電解質バランスの査

定・食生活の支援

経管栄養法(経鼻胃チュ

ーブの挿入・流動食の注

入)

排泄介助技術 自然排尿・排便援助(便器・尿器・オムツ交換)失禁

ケア,排尿困難時の援助,膀胱内留置カテーテル法の

管理

浣腸,導尿,摘便,ストー

マを造設している患児の

ケア,膀胱内留置カテー

テル法(カテーテルの挿

入)

活動・休息援助

技術

体位変換,移送(車椅子),歩行・移動の介助,移送

(ストレッチャー)廃用性症候群予防,関節可動域訓練,入

眠・睡眠の援助,安静

清潔・衣生活援

助技術

入浴介助・部分浴・陰部ケア・沐浴 清拭,洗髪,口腔

ケア・整容,寝衣交換など衣生活援助(臥床患児,輸液

ライン・ドレーンなどが入っている患児)

呼吸・循環を整

える援助

酸素吸入療法,気道内加湿法,体温調整,吸引(口腔,

鼻腔,気管内),体位ドレナージ,酸素ボンベの操作,

低圧持続吸引(胸腔)の患児のケア,人工呼吸器装着

の患児のケア

人工呼吸器の操作

低圧持続吸引器の操作

創傷管理技術 創傷の予防ケア,包帯法,創傷処置

与薬の技術 経口・経皮・外用薬の与薬方法 直腸内与薬方法,点

滴静脈内注射 中心静脈栄養の管理,皮内・皮下・筋

肉内・静脈内注射の方法

輸血の管理

救命救急処置

技術

意識レベル把握 救急法,気道確保,気管挿

管,人工呼吸,閉鎖式心マ

ッサージ,除細動,止血

症状・生体機能

管理技術

バイタルサイン(体温・呼吸・脈拍・血圧)の観察,

身体計測,症状・病態の観察,検体の採取と扱い方(採

尿・尿検査,採血,血糖測定),検査時の援助(心電

図モニター,パルスオキシメーターの使用,スパイロ

メーターの使用,胃カメラ,気管支鏡,腰椎穿刺,12

誘導心電図等)

感染予防の技

スタンダードプリコーション,感染症廃棄物の取り扱い,無菌操

安全管理の技

療養生活の安全確保,転倒,・転落・外傷予防,医療

事故予防,リスクマネージメント

安楽確保の技

体位保持,罨法等身体安楽促進ケア,リラクゼーショ

厚生労働省「臨地実習において看護学生が行う基本的な看護技術の水準(平成 14 年 3 月)」を小児用に

改変

学籍番号 氏名

小児看護学実習 様式 1

小児看護学実習 記録 (様式 1) 実習施設/病棟名 受け持ち期間 年 月 日から 年 月 日まで

受け持ち患者 表記 様 年齢・性別: 発達段階:

入院年月日: 年 月 日 ( ) 時刻: 時 分

入院時 身長: 体重: カウプ指数:

利用している社会保険制度(申請予定含む):

・入院の主訴

・現病歴(入院までの経過含む) ・来院時(転棟時)の身長・体重、バイタルサインおよび意識状態、その他

・診断名:(診断ついたら記載) ・入院(転棟)後の治療と経過 <治療方針> <治療と経過> ・既往歴(それぞれの発症年齢・疾患名・病状・治療・その他)

・病棟の看護の方向性

学籍番号 氏名

小児看護学実習 様式 1

・家族歴(図示)

・入院後の家族の変化

・インフォームドコンセントの要旨(日時: 参加者: ) ・現在の健康障害についての捉え方 (親の捉え方) (患児の捉え方) ・入院前の生活パターン (活動、食事、睡眠、娯楽、社会生活等 一日の過ごし方含む) ・アレルギー等特異体質の有無、予防接種の接種状況など

・その他

ゴードンの 11 の機能的健康パターンによる情報の分析 【様式 2】

学籍番号 氏名

小児看護学実習記録 様式 2

情報 分析と解釈、推論

■パターン【 】

学籍番号 氏名

小児看護学実習 様式 3 関連図

関連図(患者全体像) 【様式 3】

学籍番号 氏名

小児看護学実習 様式 4 統合アセスメント

統合アセスメント【様式 4】

①②の内容を記載する。 ①発達的側面、社会的側面からの対象像 ②健康レベルの査定、対象の看護上の問題と状態(治療の内容と反応含む)

小児看護学実習 様式 5 問題の明確化

小児看護学実習 (各問題の明確化)【様式 5】

【アセスメント-問題の明確化】

(査定日: )

《アセスメントによる看護問題》

(注) S:主観的情報

O:客観的情報

A:アセスメント 以下①から⑤の視点で査定する。

①問題の有無・その性質・程度

②問題の原因、関連要因

③適切に看護ケアしない場合⇒問題

への影響 (二次的な問題を含む)

④対象者の強み

⑤看護の方向性

学籍番号 氏名

小児看護学実習 様式 6

看護問題リスト【様式 6】

日付 No 看護診断と関連因子/危険因子 解決日

【看護診断の優先度に関する自分の考えや理由】

学籍番号 氏名

小児看護学実習 看護計画用紙

看護計画 (様式 7) 1 枚目 記載日 / / 評価日 / / 患者名 表記 (匿名化) 発達段階区分( ) 受け持ち期間:平成 年 月 日( )~平成 年 月 日( )

看護問題 r/t 看護長期目標(RUMBA の法則にしたがって、診断指標をもとに考える。) 看護短期目標

具体策(OP,TP,EP に分けて5W1H で記載する) 具体策の根拠

学籍番号 氏名

小児看護学実習 看護計画用紙

看護計画 2 枚目以降 看護問題

具体策(OP,TP,EP に分けて5W1H で記載する) 具体策の根拠

在籍番号 氏名

新潟大学医学部保健学科 小児看護学実習 経過記録(様式 7)

経過記録【様式 8】

月/日 看護記録【S O AP で記載】

   小児看護学実習の自己評価表          新潟大学医学部保健学科看護学専攻

評 価 の 視 点

目標1 子どもとその家族を尊重して関わることができ、援助的人間関係を築くことができる。

1) 子どものコミュニケーション能力や心身の状態などを配慮して関わることができる。 5 4 3 2 1

2) 子どもが発する微妙な反応(表情、しぐさ等)に着目し、その意味内容の理解に

 努めることができる。 5 4 3 2 1

3) コミュニケーションの意図を明らかにして関わることができる。 5 4 3 2 1

4) 子どもや家族の思いを尊重し、お互いに意思疎通が図れるように努めることができる。 5 4 3 2 1

目標2 子どもとその家族に関わる看護問題を科学的に判断し、その解決に必要な援助を明確化できる。

【情報収集】

1) 子どもの身体的、精神的、社会的な側面や成長発達などを把握するための情報を意図的に 5 4 3 2 1

  収集できる。

2) 子どもの病状、治療方針・治療方法などに関する情報を適切に収集できる。 5 4 3 2 1

3) 家族の心理的状態、生活背景や社会的支援などに関する情報を適切に収集できる。 5 4 3 2 1

【アセスメント】

1) 子どもの健康・発達問題や治療環境などに伴って生じる看護問題をアセスメントし、

 その問題を適切に表記できる。 5 4 3 2 1

2) 問題の優先度を対象の状態と照合して決定することができる。 5 4 3 2 1

【計画立案】

1) 段階的で到達可能な看護目標を設定できる。 5 4 3 2 1

2) 子どもの安全、安楽、成長発達、倫理的な観点から立案できる。 5 4 3 2 1

3) 個別性を重視し、具体的な計画を5W1Hの視点で立案できる。 5 4 3 2 1

目標3 小児看護における基礎的技術の特性を踏まえ、子どもとその家族の同意もしくは納得を得て、

安全、安楽、自立に配慮して実施、評価できる。

【実施・評価】

1) 子どもに対して行う基礎的技術の目的を明らかにしている。 5 4 3 2 1

2) 子どもの安全、安楽、自立度、倫理的な配慮を大切にして実施できる。 5 4 3 2 1

3) 実施した看護援助を評価し、必要に応じて修正できる。 5 4 3 2 1

目標4 地域ならびに施設における多職種間連携と小児看護師の責務について理解し、責任感と倫理感を

大切にチームワークの中で役割を果たすことができる。

1) 子どもとその家族の個人情報を適切に取り扱い、守秘義務を遂行できる。 5 4 3 2 1

2) 実施した内容とその結果(不実行も含む)を適切に報告できる。 5 4 3 2 1

3) 不確かで不納得なまま実践せず、チームと意志疎通を図りながら行うことができる。 5 4 3 2 1

4) 教員、実習指導者、学生メンバーと意欲的に意見交換が行え、カンファレンスでも貢献できる。 5 4 3 2 1

目標5 小児病棟実習ならびに子育て支援実習による総合的観点から、子どもと家族のQOLの維持・向上

を目指した看護について多角的に考察できる。

1) 看護学生として自己の課題を明らかにして、主体的に取り組むことができる。 5 4 3 2 1

2) 実習を通して子どもの発達や健康に対する見方や考え方、看護観が表現できる。 5 4 3 2 1

その他 出席状況

    全出席

    欠席 (    日  理由                           )

    遅刻(    日  理由                           )

身だしなみ 5 4 3 2 1

総合点(110点満点となる。(素点/110×100として)100%点として算出する)

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評価点

実習期間              学籍番号           氏名

欠席1点/1日減点

遅刻0.5点/1日減点

評価視点:5:かなり出来る 4:出来る 3:まあまあできる 2:あまりできない 1:全く出来ない