Upload
others
View
0
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
1年 月 教材名・時数・指導目標・言語活動 時 学習活動 評価規準
─22─
言葉に出会うために
4月 野原はうたう
1時間
◎音声の働きや仕組みについて
関心をもち,理解を深める。
(知(1)ア)
◎詩の中における語句の意味を
的確に捉える。(知(1)ウ)
1 p13の言葉を読み,目次や「この教科書で学習するみ
なさんへ」「学習の見通しをもとう」を使って,中学
校での国語の学習の見通しをもつ。
1 四つの詩の作者である生き物になったつもりで,
情景や心情を想像しながら音読する。
・詩に表現された語句の意味に注意する。
・それぞれの詩の中で,気に入ったところに印を付
けたり,線を引いたりしながら読む。
2 速さ,声の強弱,間の取り方,声の高さや調子を
変えて音読する。
◇声の強弱や間の取り方などを変えることで,伝
わる印象が異なることを気づかせる。
3 学習を振り返る。
・詩に表現された語句に気をつけて読むことがで
きたか。
・自分が気に入ったところを工夫して読むことが
できたか。
【関】作品の表現に応じて,音読のしかたを
工夫しようとしている。
【言】・それぞれの詩で,速度や強弱,音量や
抑揚などを工夫している。
・作品中の語句の意味を的確に捉えてい
る。
支 印を付けたり線を引いたりして,語句
の意味や表現の特徴を見直させる。
声を届ける
書き留める
調べる
続けてみよう
4時間(話聞②書①読①)
◎相手の反応を踏まえて,話す
速度や音量,調子や間の取り
方に気をつけながら話す。(知
(1)ア,話聞(1)ウ)
◎日常生活の中からテーマを決
め,集めた情報を整理して,
自分の考えを明確にして書
く。(知(2)イ,書(1)ア・ウ,
読(1)ウ)
◎文章の中の語彙について関心
をもつ。(知(1)ウ)
★学校図書館で本や資料などか
ら情報を集め,整理して記録
する。(書(2)ア,読(2)ウ)
1
2
3-4
1 自己紹介を行う。
・自己紹介文を書き,その紹介文を発表する。
◇聞き手を意識させ,速度や音量,調子や間の取
り方などに気をつけさせる。
→CD
2 ノートの書き方,工夫の仕方を理解する。
◇小学校のときのノートの取り方と比較させる。
3 学校図書館の活用方法や,辞書・インターネットな
どの調べ方について確認する。
・辞書の使い方,調べ学習の方法を確認する。
4 学校図書館を活用し,辞書やインターネットなど
を使って,身近なテーマについて調べる。
・国語辞典・漢和辞典・百科事典・インターネットな
どのうち,どの方法で調べるのが適しているか考
える。
・調べたことは,情報を整理してノートやメモに
書き留める。
5 学習を振り返る。
・日常生活の中からテーマを決め,材料を集めな
がら自分の考えをまとめることができたか。
【関】話す速度や音量,情報検索や記録のし
かたを,これからの学習に生かそうと
している。
【話聞】聞き手を意識して,話し方に気をつ
けながら話している。
支 実際に教師が手本を見せて,生徒の参
考にさせる。
【書】集めた情報を整理して記録している。
【読】調べるテーマに応じて,本やインター
ネットから必要な情報を集めている。
【言】・語彙に関心をもち,わからない語や注
意したい語を調べている。
・線や矢印を使うなどして,情報を整理
して書き留めている。
1 学びをひらく
5月 花曇りの向こう
4時間
◎作品の中における語句の意味
を的確に捉える。(知(1)ウ)
◎場面の展開や描写に着目し
て,登場人物の気持ちの変化
を捉える。(読(1)イ)
★物語を読み,考えたことを記
録する。(読(2)イ)
1
2-3
4
「目標」や「学習の見通しをもとう」などから本教
材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 作品を四つの場面に分け,それぞれの時・場所・
登場人物を確認する。(学習1)
2 「僕」の気持ちがわかる様子や行動,会話を押さ
え,そこに表現された気持ちを考える。(学習2-1)
3 冒頭と結末の場面を比べ,「僕」の気持ちの変化が
表現されている風景や物を考える。(学習2-2)
◇表現に着目させ,変化を読み取らせる。
4 「僕」の気持ちの変化を整理し,作品の題名に込
められた意味を考えてノートに書く。(学習2-3)
→p33言葉
5 「僕」のものの見方や感じ方などで共感できると
ころがないか話し合う。(学習3)
【関】作品の展開や登場人物の描写に興味を
もって読もうとしている。
【読】・情景描写に着目し,登場人物の変化を
捉えている。
・気持ちの変化を整理し,題名に込めら
れた意味を捉えている。
支 場面ごとに登場人物の気持ちを捉えさ
せる。
【言】登場人物の心情や行動を表す言葉に着
目して作品を読み進めている。
月 教材名・時数・指導目標・言語活動 時 学習活動 評価規準
─23─
5月
○文章に用いられている漢字を
正しく読み,小学校で学習し
た漢字に書き慣れる。(知(1)
イ)
6 学習を振り返る。
・作品の冒頭と結末で,「僕」はどのように変化し
たか。それはどのような描写で表現されている
か。
・題名の意味について,どのようなことを考えた
か。
漢p34「漢字を確認しよう」の問題に取り組む。
【言】問題に取り組み,漢字をおおむね正し
く読み書きしている。
季節のしおり 春 ・二十四節気の言葉や春の情景を歌った唱歌の歌詞
や詩などを味わい,伝統的な言語文化に親しむ。
わかりやすく説明しよう
観点を立てて書く
4時間
◎身近な生活の中から,伝える
目的や相手を明確にして情報
を集める。(書(1)ア)
◎説明する観点を決めて情報を
整理し,わかりやすい構成を
考えて書く。(知(2)イ,書(1)
イ)
★目的や相手に応じて伝えるべ
きことを整理して書く。(書
(2)イ)
1
2
3
4
「目標」や「学習の見通しをもとう」などから本教
材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 伝える目的や相手を決め,「お気に入りの場所」を
紹介する文章を書くことを確認する。
→p284資「発想を広げる」
2 身近な場所,思い出の場所などから,説明する題
材とその情報を集める。
→p286資「いろいろな発想方法」
・「マッピングの例」を参考にして情報を集める。
3 書く観点を決め,情報を整理する。
・p38の例を参考に,集めた情報を観点別に整理し,
必要な情報を選択する。
→p38窓「観点を立てて情報を集め,整理するには」
4 わかりやすく伝えるための構成を考え,短い文や
言葉でメモを書く。
・p38「構成メモの例」を参考にし,構成の工夫を考
える。
5 構成メモを基に400字程度で書く。
・p39「文章にまとめた例」を参考にする。
→p292資「文章の推敲・原稿用紙の使い方」
6 書いた文章を読み合い,感想を伝え合う。
・伝える目的や相手が変わった場合についても考
える。
7 学習を振り返る。
・情報を集めるために,どのような工夫をしたか。
・どのように情報を整理し,構成して文章を書い
たか。
【関】題材を適切に選択してまとめ,相手に
わかりやすく伝える文章を書こうとし
ている。
【書】身近な生活の中から目的や相手に応じ
た情報を集め,構成を工夫してわかり
やすい文章を書いている。
支 伝えたい相手を,その他の人物と比較
しながら必要な情報を絞り込ませる。
【言】・「お気に入りの場所」のよさを表す言葉
を用いて,読み手が具体的にイメージ
できるように書いている。
・観点を決めて集めた情報を整理してい
る。
練習 情報を的確に聞き取る
1時間
◎情報を的確に聞き取り,要点
を押さえてメモに取る。(知
(1)ウ,話聞(1)エ)
1
1 話を聞くとき,要点を押さえてメモを取ることの
重要性を理解する。
2 教科書を閉じた状態で「先生からの連絡」を聞き,
メモを取る。→CD
3 メモの取り方について話し合う。
・「先生からの連絡」と自分のメモや教科書の例を
比べ,気づいたことについて交流する。
・「上達のポイント」で,メモを取るときのポイン
トを確認する。
4 「放送委員長からの連絡」を聞き,自分が放送委員
になったつもりで,必要な情報を聞き取る。
→CD
・「上達のポイント」を踏まえて,メモを取る。
5 メモの取り方や,その意義について確認する。
【関】メモの重要性を理解し,積極的にメモ
を取る練習をしようとしている。
【話聞】情報を的確に聞き取り,要点を押さ
えてメモをしている。
支 ・メモが,授業中だけでなく実生活で
も有効な例を挙げる。
・「上達のポイント」を参考にさせ,メ
モを取らせる。
【言】話の文脈の中で,語句の意味を的確に
捉えている。
月 教材名・時数・指導目標・言語活動 時 学習活動 評価規準
─24─
5月 漢字1
漢字の組み立てと部首
2時間
◎漢字の組み立てと部首を理解
する。(知(1)イ)
○小学校で学習した漢字につい
て理解を深める。(知(1)イ)
1-2 1 教科書のイラストを基に,漢字の組み立てを考え
る。
2 偏旁冠脚と部首の種類を理解する。
3 漢和辞典を利用して練習問題を解く。
◇p257「漢字の練習」を活用し,小学校6年生で学習
した漢字の理解を深めさせる。
【関】漢字の組み立てに関心をもち,部首を基
に既習の漢字を調べようとしている。
【言】p42例の漢字を基に,漢字の組み立て
と部首について理解し,既習の漢字を
調べている。
支 わかりやすい漢字を一つ取り上げ,組
み立てと部首について説明し,理解を
図る。
2 新しい視点へ
6月 ダイコンは大きな根?
3時間
◎導入とまとめ,問いと答えな
ど,段落の役割に着目しなが
ら,文章の要旨を捉える。(読
(1)ア)
◎因果関係の活用など,筆者の
説明のしかたの工夫について
考える。(知(2)ア,読(1)エ)
◎文章の中で使われている言葉
の意味や内容を的確に捉え
る。(知(1)ウ)
★説明の文章を読み,理解した
ことを文章にまとめる。(読
(2)ア)
1
2
3
「目標」や「学習の見通しをもとう」などから本教
材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 作品を通読し,初めて知ったことをノートにまと
める。(学習1)
・注意する語句・新出漢字を調べる。
2 各段落の中心となる内容を20字程度でまとめる。
(学習2-1)
→p48窓「段落の役割に着目して読む」
→p329資「説明的な文章を読むために」
3 「問い」を投げかけている段落と,それに対する「答
え」を示している段落を探す。また,それ以外の段
落がどのような役割をもっているのか考える。(学
習2-2)
4 筆者は,わかりやすく説明するためにどのような工
夫をしているか,考えたことを話し合う。(学習3)
◇二つ目の「問い」に対する「答え」の段落では,
原因と結果の関係を活用することで,説得力を
高めていることに気づかせる。
5 学習を振り返る。
・文章全体の中で,それぞれの段落はどのような
役割をもっていたか。
・わかりやすい説明の工夫にはどのようなものが
あるか。
【関】身近な「野菜」について書かれた文章に
関心をもち,段落ごとの内容をまとめ
ようとしている。
【読】・それぞれの段落の中心となる内容を要
約している。
・問題提起の段落や,根拠を述べている
段落など,各段落の役割に気づき,筆
者の工夫を理解している。
支 読み手に問題を投げかけている文を探
させ,それに対する答えの文を見つけ
させる。
【言】・原因と結果の関係に着目して内容を捉
えている。
・文脈の中で,語句の意味を的確に捉え
ている。
ちょっと立ち止まって
3時間
◎文章と図の関連や段落と段落
の関係に注意して,文章の要
旨を捉える。(読(1)ア・ウ)
◎筆者の考えを基に,自分のも
のの見方や考え方を広げる。
(読(1)オ)
◎指示する語句が指し示す部分
や,文脈における語句の意味
を的確に捉える。(知(1)ウ・
エ)
★説明の文章を読み,考えたこ
とを報告する。(読(2)ア)
1
2
3
「目標」や「学習の見通しをもとう」などから本教
材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 図との対応に注意しながら,全文を通読する。
・筆者が図を基に挙げている事例について確認す
る。(学習1)
・注意する語句・新出漢字を調べる。
2 本文を三つのまとまりに分け,それぞれのまとま
りの内容を捉える。(学習2-1)
→p53窓「文章の構成に着目して読む」
3 本論を幾つかに分け,筆者の説明を理解する。ま
た,三つのまとまりをそれぞれ要約する。(学習
2-2)
4 文章全体を通して,筆者の主張を捉える。
5 日常生活の中で筆者の主張を生かせる場面がない
か考える。(学習3)
・学級で考えを発表し合い,自分の考えを広げる。
◇日常生活で,見方を変えることによって問題が
解決したり,新たな発見ができたりした経験を
発表させる。
6 学習を振り返る。
・本文の文章の構成はどのようになっているか。
・筆者の考えのどんな点に興味をもったか。
【関】図を使って説明された文章に興味をも
ち,文章と図を対応させて読もうとし
ている。
【読】・筆者の考えを基に,自分のものの見方
や考え方を広げている。
・文章と図の関連や段落と段落との関係を
的確に捉えている。
支 筆者の主張に線を引かせ,内容を読み
取りやすくする。
【言】・指示する語句が表す部分を適切に読み
取っている。
・文脈の中で語句の意味を的確に捉えて
いる。
月 教材名・時数・指導目標・言語活動 時 学習活動 評価規準
─25─
6月 ○文章に用いられている漢字を
正しく読み,小学校で学習した
漢字に書き慣れる。(知(1)イ)
漢p54「漢字を確認しよう」の問題に取り組む。 【言】問題に取り組み,漢字をおおむね正し
く読み書きしている。
練習 記録のしかたを工夫する
1時間
◎集めた情報を分類するなどし
て整理し,記録のしかたを工
夫する。(知(2)イ,書(1)ア)
★図表などを用いて,事実を整
理して記録する。(書(2)ア)
1 1 「記録の例」を見て,内容や書き方について,どの
ような工夫がされているか話し合う。
・箇条書きや矢印,図表を用いた情報の整理のし
かたを確認する。
2 「記録の例」,「上達のポイント」を参考にして,一
つ前の授業を振り返り,休んだ人に学習内容を伝
える目的で記録を書く。
→p128「調べたことを報告しよう」
【関】「記録の例」を見て,工夫されている点
について考えようとしている。
【書】目的に応じて,集めた情報をわかりや
すく記録している。
【言】箇条書きや矢印,図表などを用いて,
集めた情報を分類・整理している。
「好きなもの」を紹介しよう
スピーチをする
4時間
◎自分の伝えたいことを整理
し,話の構成や順序を工夫し
て話す。(話聞(1)ア・イ)
◎相手の反応を踏まえて,声の
大きさや話す速さなど,話し
方を工夫して話す。(知(1)ア,
話聞(1)ウ)
★日常生活の中の話題につい
て,スピーチで紹介する。(話
聞(2)ア)
1
2-3
4
「目標」や「学習の見通しをもとう」などから本教
材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 p57「『好きなもの』の例」を参考に友達に紹介す
る話題を決める。
→p284資「発想を広げる」
2 話題を踏まえて,紹介する内容を決める。
・「好きなもの」と出会ったきっかけ,好きになっ
た理由や具体的な体験,友達に興味をもっても
らえそうなことを考える。
3 p57「将棋を話題にしたスピーチメモの例」を参考
に,スピーチメモを作る。
・内容を整理し,まとまった内容を考える。
・聞き手がわかりやすいように,話の構成や順序
を考える。
◇1分以内に収まるように内容を整理させる。
4 友達とスピーチの練習をする。
・友達の助言を参考にして,内容を修正する。
→p58窓「わかりやすいスピーチをするには」
◇話す速さ,声の大きさや発音,間の取り方や視
線,表情,身振りを工夫しているか意識させる。
5 スピーチの会を開く。→CD
・聞き手の反応を見ながら発表する。
・聞き手は,話し手がいちばん伝えたいことを考
えながら,発表を聞く。
6 感想を伝え合う。
7 学習を振り返る。
わかりやすいスピーチをするために,どのようなと
ころに気をつけたか。
・内容や構成,順序を工夫したか。
・話し方に注意して発表したか。
【関】p59「スピーチの例」を参考にして,1分
以内で自分が伝えたいことをスピーチ
にしようとしている。
【話聞】「スピーチの例」の構成を基に,自分
の思いや考えが聞き手に伝わるよう
に構成や話し方を工夫して話してい
る。
支 伝えたいことを一つに絞らせ,簡単な
一文にまとめさせる。
【言】相手が聞き取りやすいように話す速さ
や声の大きさなどを工夫している。
情報の集め方を知ろう
情報コラム①
本から情報を集める
情報コラム②
インターネットを利用する
情報コラム③
新聞の紙面構成の特徴を知る
2時間
◎本などから情報を集める方法
や引用のしかた,出典の示し
方を身につける。(知(2)イ)
◎目的に応じて,必要な情報を
選択する。(読(1)ウ)
1
「目標」や「学習の見通しをもとう」などから本教
材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 導入の例を参考にし,どのような情報の集め方が
あるのか考える。
→p61「情報の集め方の例」
2 「○○市の花火大会について」など,テーマを決め
て,本から情報を集める。
・記録カードの作り方を確認する。
・引用のしかたや出典の示し方を確認する。
→p288資「資料の工夫」
3 テーマについて,インターネットを利用して調べる。
・検索のしかたや情報源の明記について確認する。
・録音や撮影のしかたを確認する。
【関】自分が設定したテーマについて,さま
ざまな方法を用いて調べようとしてい
る。
【読】・本やインターネットを用いて情報を集
め,テーマに対して必要な情報を選択
している。
支 本の選び方やインターネットの検索方
法を理解させる。
・新聞に書かれている情報を整理し,記
事の要旨を捉えている。
【言】・本やインターネット,新聞における事
象や行為などを表す多様な語句につい
て理解している。
月 教材名・時数・指導目標・言語活動 時 学習活動 評価規準
─26─
6月 ★学校図書館などを利用して,
さまざまな情報を集める。(読
(2)ウ)
2 4 新聞の紙面構成の特徴を理解する。
・見出しやリード文などの効果について考える。
◇新聞の一面記事を用意させる。
5 学習を振り返る。
・情報の集め方には,どのようなものがあったか。
・新聞の紙面構成には,どんな特徴があったか。
・引用のしかたや出典の示し方を理解し
ている。
言葉1
話し言葉と書き言葉
2時間
◎話し言葉と書き言葉の違いに
ついて考え,それぞれの特徴
について理解する。(2年知
(1)イ)
1-2
1 導入の例文から,話し言葉と書き言葉の違いにつ
いて考える。
2 音声の特徴から話し言葉を捉え,文字の特徴から
書き言葉を捉える。
・同音異義語の伝え方を理解する。
・漢字,仮名,常体・敬体の使い方に注意する。
◇p66「書くことに生かす」を用いて,聞き取った内
容を文章で伝える学習につなげることもできる。
【関】例文を比較して,話し言葉と書き言葉
の特徴を理解しようとしている。
【言】話し言葉と書き言葉について,それぞ
れの表現上の特徴を理解している。
支 学校生活の話題を,簡単な話し言葉と
書き言葉で表現させ,その違いに気づ
かせる。
3 言葉をつなぐ
7月 詩の世界
詩を書こう(読②書①)
3時間
◎詩の表現の特徴を捉え,描か
れた情景を想像する。(読(1)
エ)
◎文脈における語句の意味を捉
える。(知(1)ウ)
◎伝えたいことが読み手に伝わ
るように,言葉や表現を工夫
して書く。(書(1)ウ)
★詩を創作する。(書(2)ウ)
1
2
3
1 導入の文章を読み,詩に込められた作者の思いな
どを知る。
・既習の詩を思い出し,それに込められた作者の
思いなどを想像する。
2 「てがみ」「太陽」「魚と空」を音読する。
・注意する語句・新出漢字を調べる。
3 詩の内容や表現の特徴を捉える。
・比喩などの表現技法を知る。
・詩の中の言葉の意味を確認する。
4 3編から一つ詩を選び,情景を思い描きながら朗
読する。
5 3編の詩やこれまでに学習した詩を参考にして,
詩を創作する。
・日常生活の中で自分が感じたことや考えたこと,
想像したことなどが読み手に伝わるように,言
葉や表現を工夫する。
◇p219「言葉3 さまざまな表現技法」を用いて,
詩の表現技法の学習から詩の創作につなげるこ
ともできる。
【関】興味や関心をもって,詩を読んだり書
いたりしようとしている。
【読】・詩の表現から情景や作者の思いを想像
している。
・表現の特徴を踏まえて朗読している。
支 印象に残った表現に線を引かせる。
【書】思いや考えが読み手に伝わるように,
言葉や表現を工夫して詩を書いてい
る。
【言】・語句の意味を的確に捉え,3編の詩の
形や表現の特徴に着目しながら朗読し
ている。
・語句の効果的な使い方に注意し,語感
を磨き語彙を豊かにしている。
言葉を集めよう
1時間
◎観点を立てて関係のある言葉
を集め,表現に生かす。(知(1)
ウ・(2)イ)
◎集めた言葉を比較するなどし
て適切なものを選び,日常生
活を題材とした紹介文を書
く。(知(2)イ,書(1)ア)
1 1 導入の例文を読み,的確に伝えるために,さまざ
まな言葉の意味を知り,文脈に合う適切な言葉を
見つけ出す必要があることを理解する。
2 食べ物を一つ決め,観点を立てて言葉を集める。
・観点を基に関係のある言葉を連想していくこと
で,発想を広げる。
3 例文を参考に100字程度で,自分の好きな食べ物に
ついて紹介文を書く。
・2で集めた言葉を比較し,最適な言葉を選ぶ。
・友人と相互に読み合い,印象に残った言葉や表
現をノートに書く。
【関】日常生活の中から観点を基に多くの言
葉を集めようとしている。
【書】好きな食べ物について,伝えたいこと
を明確にして紹介文を書いている。
支 身近な観点を提示し,関係する言葉を
思い浮かべさせる。
【言】関係付けや比較の技能を用いて,言葉
を集めたり,整理したりしている。
空を見上げて
随筆を書こう
3時間(読②書①)
◎構成や表現の特徴に着目して
文章に表れているものの見方
や考え方を捉え,言葉につい
て考えを深める。 (知(1)ウ,
読(1)エ・オ)
1
2
1 作品を通読し,文章の構成を理解する。
・注意する語句・新出漢字を調べる。
・作品の構成を確認する。
2 「五・七・五」の句に込められた思いや内容を読み取
る。(学習1)
◇それぞれの句を巡る四つの出来事について理解
させる。
3 「みあげれば――」の句に,下の句をつける。(学習
2-1)
【関】言葉のもつ力について考えをもとうと
している。
【読】・「五・七・五」や下の句を読み取り,内容
を理解している。
・筆者の考えを基に,自分のものの見方
や考え方を広げている。
・連句の作者の思いを踏まえて,人の心
を動かす言葉について考えをまとめ
ている。
月 教材名・時数・指導目標・言語活動 時 学習活動 評価規準
─27─
7月 ◎自分の思いや考えが伝わるよ
うに,工夫して文章を書く。
(書(1)ウ)
★随筆を読み,考えたことを伝
え合う。(読(2)イ)
★随筆を書く。(書(2)ウ)
3
・下の句を学級で共有し,印象に残った言葉や表現
をノートに書く。
4 人の心を動かす言葉について考える。(学習2-2)
・自分の考えを発表し,学級で共有する。
5 4の発表や交流を踏まえ,「人の心を動かす言葉」
「忘れられない言葉」などのテーマについて,自
分の体験を基に随筆を書く。
【書】自分の体験を基に,思いや考えが伝わ
るように工夫して随筆を書いている。
【言】語句の文脈上における意味を理解する
とともに,語句の効果的な使い方に注
意して,語感を磨き語彙を豊かにして
いる。
文法への扉1
言葉のまとまりを考えよう
2時間
◎言葉の単位とその働きについ
て理解する。(2年知(1)オ)
1-2 1 導入の例文を読み,言葉の区切りについて考える。
・例文を音読し,間を取った箇所を確認する。
2 p240文法1「言葉の単位」を読み,言葉の単位とそれ
ぞれの性質を理解する。
・「文法とは」「言葉の単位」を読み,文法の定義や
性質を確認する。
・下段の練習問題に取り組み,理解したことを確
認する。
・p241「読むことに生かす」を読み,段落に着目し
て読むことで,文章の内容や構成がつかみやす
くなることを理解する。
【関】言葉の決まりについて関心をもち,言
葉の単位とその働きを理解しようとし
ている。
【言】文法の必要性を知り,言葉の単位とそ
の働きについて整理した内容を理解し
ている。
支 言葉の単位に関する用語とその内容を
簡単に整理した表を準備し,理解を深
めさせる。
読書生活を豊かに
7月 光る地平線
私が選んだこの一冊
読書案内
読書コラム 本との出会い
3時間
◎読書を通して,自分のものの
見方や考え方を広くする。(知
(3)オ,読(1) イ・オ)
◎課題に沿って本を読み,伝え
たい内容に合わせて引用して
紹介する。(知(2)イ,読(1)
ウ)
★物語を読み,考えたことを伝
え合う。(読(2)イ)
★学校図書館などを利用して情
報を集める。(読(2)ウ)
1
2-3
「目標」や「学習の見通しをもとう」などから本教
材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 本や文章を読み,必要に応じて引用して紹介する
学習活動について理解する。
2 「光る地平線」を,後で読書紹介することを意識し
て読む。
・新出漢字を調べる。
・印象に残った表現に線を引き,学級で発表する。
・線を引いた部分を基に,隣どうしや班などで感
想を交流する。
◇読書紹介に生かすことを意識させる。
3 「私が選んだこの一冊」を読み,ポップや紹介箱な
どを用いて,読んだ本について紹介する方法を理
解する。
・紹介する情報を整理する。
→p288資「資料の工夫」
4 これまでに読んだ本の中から一冊を選び,引用す
る部分を考えて,ポップ・紹介箱・スピーチのいず
れかの方法で紹介する。
◇p60「情報の集め方を知ろう」の学習を振り返ら
せる。
◇本の選定にあたっては,学校図書館を利用して
もよい。
5 作成したものを展示したり,スピーチを行ったり
して,感想カードなどで友達と感想を交流する。
◇「読書コラム 本との出会い」の宮崎駿氏の推
薦文を読み,書き方の参考にさせる。
6 学習を振り返る。
・読書のおもしろさやよさについて考える。
◇p90「読書案内 本の世界を広げよう」を用いて,
他のジャンルの作品などにも目を向けさせる。
・伝えたい内容に合わせて,本から文章を引用し
たか。
・本の魅力について,自分の考えをまとめたか。
【関】作品に書かれているものの見方や考え
方に関心をもち,読書紹介に生かそう
としている。
【読】・紹介することを意識して作品を読んで
いる。
・作品に書かれているものの見方や考え
方を捉え,自分のものの見方や考え方
を広くしている。
支 印象に残った表現について簡単に感想
を書かせ,紹介の中心とさせるように
する。
【言】・伝えたい内容に合った言葉や表現を適
切に引用している。
・読書が新たな知識を得たり自分の考え
を広げたりすることに役立つことに気
づいている。
月 教材名・時数・指導目標・言語活動 時 学習活動 評価規準
─28─
7月 季節のしおり 夏 ・二十四節気の言葉や夏に関する詩などを味わい,
伝統的な言語文化に親しむ。
月 教材名・時数・指導目標・言語活動 時 学習活動 評価規準
─29─
4 つながりの中で
9月 星の花が降るころに
4時間
◎登場人物の気持ちや行動,場
面の展開や描写に着目して読
み,作品について自分の考え
をもつ。(読(1)イ・ウ・エ)
◎文脈における語句の意味を捉
え,情景を想像して読む。(知
(1)ウ)
★物語を読み,考えたことを伝
え合う。(読(2)イ)
1
2
3
4
「目標」や「学習の見通しをもとう」などから本教
材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 作品を通読し,印象に残った表現を抜き出して発
表する。(学習1)
・注意する語句・新出漢字を調べる。
・印象に残った行動や情景に線を引く。
2 場面の展開に沿って,「私」の気持ちの変化とその
理由を整理する。(学習2-1)
→p105窓「場面の展開に着目して,人物の変化を読
み取る」
→p327資「文学的な文章を読むために」
・「私」の行動や気持ちに線を引き,整理する。
3 情景描写と「私」の気持ちとの関係を考える。(学習
2-2)
・「雪が降るように」など,様子や動きを何かにた
とえた表現を探し,どのような情景や気持ちを
たとえているのか考える。
4 登場人物の気持ちを想像して,この後の作品の続
きを考える。(学習3)
・書いたものをグループや班で交流する。
5 学習を振り返る。
・人物や情景の描写から,登場人物のどのような
気持ちの変化を読み取ったか。
・登場人物のものの見方などについて,どのよう
に感じたか。
【関】作品の展開や登場人物の描写に興味を
もって読もうとしている。
【読】情景描写に着目し,登場人物の心情の
変化を捉えている。
・場面の展開に沿って,「私」の気持ち
の変化と理由について考えている。
・「私」「戸部君」「夏美」などの登場人
物の心情を押さえ,この後の作品の
続きを考えている。
支 場面ごとに表現に着目させながら,登
場人物の気持ちを考えさせる。
【言】登場人物の心情や行動を表す言葉に着
目して作品を読み進めている。
大人になれなかった弟たちに……
4時間
◎登場人物の行動や情景描写,
語句・表現などに着目し,心
情を読み取る。(知(1)ウ,読
(1)イ・ウ)
◎表現の特徴や時代背景を押さ
え,作者の思いを捉えながら,
自分のものの見方や感じ方を
見つめ直す。(読(1)オ)
★物語を読み,考えたことを伝
え合う。(読(2)イ)
1
2-3
4
「目標」や「学習の見通しをもとう」などから本教
材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 作品を通読し,どのような時代の作品かを大きく
捉える。
・注意する語句・新出漢字を調べる。
・当時の生活の様子がわかる描写に着目する。
2 「母」が食べ物をあまり食べなかったり,「僕」が「ヒ
ロユキ」のミルクを盗み飲みしてしまったりした
理由を考える。(学習1)
3 作品の描写を読み取り,登場人物の気持ちを考え
る。(学習2)
→p115窓「人物の行動や情景描写から心情を読み
取る」
→p327資「文学的な文章を読むために」
・「僕はあんなに美しい顔をみたことはありませ
ん。」の僕の気持ち。
・「石釜という山あいの村」の描写。
・「そのとき,母は初めて泣きました。」の母の気
持ち。
4 作品に描かれた時代を考えながら,「大人になれな
かった弟たちに……」という題名のもつ意味につ
いて話し合う。(学習3)
5 学習を振り返る。
・人物の心情をどんなところに着目して読み取っ
たか。
・人物の姿から,自分のものの見方や感じ方はど
う変わったか。
【関】時代背景や人物の描写に関心をもって
読もうとしている。
【読】・情景や人物描写に着目して,登場人物
の心情を読み取っている。
・表現の特徴や時代背景を押さえ,作者
の思いを捉えながら,自分のものの見
方を広げている。
支 登場人物の様子が書かれている部分を
探し,そのときの気持ちを想像させる。
【言】片仮名表記や繰り返し表現,「……」な
どの表現が効果的に使われていること
を理解している。
月 教材名・時数・指導目標・言語活動 時 学習活動 評価規準
─30─
9月 ○文章に用いられている漢字を
正しく読み,小学校で学習した
漢字に書き慣れる。(知(1)イ)
漢p116「漢字を確認しよう」の問題に取り組む。 【言】問題に取り組み,漢字をおおむね正し
く読み書きしている。
(2年から1年へ移動)
言葉 方言と共通語
2時間
◎方言と共通語の果たす役割に
ついて理解する。(知(3)ウ)
1
2
1 導入の「捨てる」の例から,地域による言葉の違
いについて考える。
2 教材文を読み,方言と共通語について考える。
・語句・表現・文法・発音の違い。
・共通語の必要性。
3 「生活に生かす」を読み,方言と共通語のそれぞ
れの役割や特徴について意見を交流する。
【関】方言や共通語に関心をもち,それぞれ
の使われ方について考えようとしてい
る。
【言】方言と共通語の役割や特徴について理
解している。
支 地域の身近な方言,テレビ番組や書籍な
どから方言を探させて興味をもたせる。
※「方言と共通語」については,現行の教科書では第2学年で扱っているが,新学習指導要領では第1学年の指導事項になる(〔知識及び技能〕(3)ウ)。
学年の移動による履修漏れを防ぐため,平成32年度の第1学年の指導計画に必ず組み込むよう留意されたい。
→移行期間における特例への対応:本書 p80,補充教材:本書 p86
練習 わかりやすい案内文を書く
1時間
◎わかりやすく伝えるために,
書いた文章の内容を整理し,
読み手の立場に立って書く。
(書(1)エ)
★行事などの案内文を書く。(書
(2)イ)
1 1 案内文の書き方について確認する。
→p290資「いろいろな通信文」
2 教材の「案内文の下書き○カ」を,わかりやすく案内
する方法を考えて,書き改める。
・「上達のポイント・書き方」を押さえ,p288資「資
料の工夫」,p293資「敬語を使う」を参考にする。
3 教材の「案内文の下書き」と同様の内容を,小学校6
年生に出す場合で書く。
◇小学校6年生が理解できるように,読み手のこと
を考え,表現方法に注意させる。
【関】事柄や目的に応じた項目を立てて,相
手に伝わりやすい案内文を書こうとし
ている。
【書】教材の「案内文の下書き」を基に,項目
ごとに整理し,読み手を意識してわか
りやすい案内文を書いている。
【言】わかりやすい言葉や慣用表現を適切に
用いている。
支 既存の案内文を示し,項目を確認させ
る。
シカの「落ち穂拾い」
――フィールドノートの記録から
4時間
◎示されている事実が,筆者の
仮説や考察の根拠となってい
ることを読み取り,要旨を捉
える。(知(2)ア,読(1)ア)
◎筆者の考えの述べ方や,図表
の役割と効果を考える。(読
(1)エ)
★説明の文章を読み,考えたこ
とを伝え合う。(読(2)ア)
○文章に用いられている漢字を
正しく読み,小学校で学習した
漢字に書き慣れる。(知(1)イ)
1
2-3
4
「目標」や「学習の見通しをもとう」などから本教
材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 グラフや表に注意しながら,全文を通読する。
・注意する語句・新出漢字を調べる。
2 筆者がどのような事実に興味をもって,調査を始
めたのかを確認する。(学習1)
3 筆者は観察で得たどのような事実を基に,どのよ
うな仮説を立てたのかを理解する。(学習2-1)
・観察で得た事実が,仮説の根拠になっているこ
とを確認する。
→p126窓「事実と意見の関係に注意して読む」
→p329資「説明的な文章を読むために」
4 筆者が挙げた二つの仮説は,どのような事実によ
って検証されたか確認する。(学習2-2)
5 仮説の検証を通じて,筆者はどのようなことを知り,
どのような課題をもったのか確認する。(学習2-3)
・検証で得た事実が,考察の根拠になっているこ
とを確認する。
6 小見出しや図表の役割と効果について考える。(学
習2-4)
7 筆者の考察の導き出し方について,わかりやすく
感じたところや気づいたことについて意見を述べ
合う(学習3)
8 学習を振り返る。
・筆者はどのような手順で「考察」を導き出してい
たか。
・文章の表現のしかたや図表の役割について,ど
のような考えをもったか。
漢p127「漢字を確認しよう」の問題に取り組む。
【関】動物の生態など内容に興味をもって読
もうとしている。
【読】図表に着目しながら文章を読み,論理
の展開を理解している。
・事実と意見を読み分け,文章の要旨
を捉えている。
・文章の構成や表現の特徴,小見出し
の効果について理解し,自分の考え
をまとめている。
支 図表とそれに対応する文章を一つ一つ
確かめながら読み取らせる。
【言】・箇条書きや小見出しに着目して読み,
その効果について考えている。
・筆者の仮説や考察と根拠の関係を正確
に把握している。
【言】問題に取り組み,漢字をおおむね正し
く読み書きしている。
月 教材名・時数・指導目標・言語活動 時 学習活動 評価規準
─31─
10月 調べたことを報告しよう
レポートにまとめる
4時間
◎課題に合わせて,集めた材料
を整理し,文章にまとめる。
(知(2)イ,書(1)ア)
◎調べた内容がわかりやすく伝
わるように,構成を意識して
書く。(書(1)イ)
★伝えるべきことを整理して,
報告の文章(レポート)を書
く。(書(2)イ)
1
2
3
4
「目標」や「学習の見通しをもとう」などから本教
材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 教材文を読み,レポートの形式に沿ってまとめる
方法について理解する。
2 報告する課題を決める。
・p129「課題例」を参考にする。
→p284資「発想を広げる」
3 調査して材料を集める。
→p287資「情報を集める」
・p129下段を参考に,課題に適した調査内容・方
法を考え,アンケート等を行い,記録に残す。
4 集めた材料を整理する。
→p288資「資料の工夫」
・p130下段「材料を整理した例」を参考にして調査
年や出典を基に情報の新しさや信頼性を比較
し,取捨選択する。
・集めた材料を図や表にする必要があるか考える。
5 レポートの構成を確認する。
6 レポートの構成に沿って,文章にまとめる。
→p132窓「調べたことを正確に報告するには」
・p131を参考にし,レポート用紙にまとめる。
・調査方法,結果,考察を区別して,それぞれの
内容をまとめる。
◇課題と考察が対応しているかを確認させる。
◇出典の示し方や引用のしかたを確認させる。
7 レポートを読み合って,意見を交換する。
・課題の設定,調査方法や材料の適正さ,構成の
工夫などを確認する。
・友達のレポートで工夫されている点を挙げ,自
分の表現に生かす。
→他理科・レポート/社会・報告文
8 学習を振り返る。
・集めた材料を整理したか。
・調べた内容をわかりやすく伝える工夫をしたか。
【関】日常生活を振り返って話題を探し,構
成を考えてレポートを作成しようとし
ている。
【書】教科書の例を参考にして,調べたこと
を整理し,構成を工夫してレポートを
書いている。
支 例を基に,見出しを立てて内容を整理
していくように助言する。
【言】・情報を的確に伝える表現や構成に気づ
き,自分のレポートに取り入れている。
・集めた材料を整理し,情報の信頼性
や新しさを比較して取捨選択してい
る。
・出典を明記し,適切に引用している。
漢字2
漢字の音訓
1時間
◎漢字の音と訓について理解す
る。(知(1)イ)
○小学校で学習した漢字につい
て理解を深める。(知(1)イ)
1 1 導入の例を基に漢字には「音」と「訓」があるこ
とを理解する。
2 「音」「訓」の歴史や性質を理解する。
・複数の読みがある漢字や熟語について考える。
3 漢和辞典を利用して練習問題を解き,漢字の音・
訓を調べ,短い文を作る。
◇p257「漢字の練習」を適宜活用し,小学校6年生で
学習した漢字の理解を深めさせる。
【関】漢字の音・訓に関心をもち,漢字の理解
を深めようとしている。
【言】例の漢字を基に,漢字の音・訓につい
て理解し,既習の漢字においても音・
訓について調べ,語彙を広げている。
支 わかりやすい漢字を一つ取り上げ,漢
字の音・訓について説明し,理解を図
る。
言葉2
指示する語句と接続する語句
2時間
◎指示する語句と接続する語句
の働きや効果について理解す
る。(知(1)エ)
1-2
1 導入の例文から,指示する語句と接続する語句が
どのように使われているかを確認する。
2 指示する語句(「こそあど言葉」)の働きを教科書の
表を基に整理して理解する。
・例を読み,それぞれの使い方を確認する。
3 接続する語句の働きの種類を教科書の表を基に整
理して理解する。
・例を読み,接続する語句には書き手や話し手の
気持ちが反映されることを知る。
4 p137「読むことに生かす」を読み,指示する語句と
接続する語句に着目することで,文章の展開や構
成をつかむ手がかりになることを理解する。
【関】指示する語句と接続する語句の文章中
での働きを理解しようとしている。
【言】指示する語句と接続する語句の働きや
効果について理解している。
支 簡単な用例を作成し,指示する語句と
接続する語句の理解を支援する。
月 教材名・時数・指導目標・言語活動 時 学習活動 評価規準
─32─
10月 季節のしおり 秋 ・二十四節気の言葉や,秋の情景を歌った唱歌の歌詞,
詩などを味わい,伝統的な言語文化に親しむ。
5 いにしえの心に触れる
10月 音読を楽しもう いろは歌
1時間
◎仮名遣いに注意して音読し,
古文の言葉の響きや調子に親
しむ。(知(3)ア)
1 1 「いろは歌」を仮名遣いに注意して音読する。
・古文の言葉の響きや調子を味わう。
・3段目の現代語訳と比べ読みをしてみる。
◇小学校での古典学習を確認させるとよい。
【関】「いろは歌」を読み,言葉のリズムに親
しもうとしている。
【言】「いろは歌」の言葉の調子や間の取り方
などを考えて音読している。
支 範読して言葉の切れ目に注意させる。
月に思う
1時間
◎文章に表れているものの見方
や考え方を捉える。(読(1)オ)
◎古典には,さまざまな種類の
作品があることを知り,古典
の世界に親しむ。(知(3)ア・
イ)
1 1 全文を通読し,古典が現代まで読み継がれてきた
ことを知る。
・新出漢字を調べる。
2 月を題材にした百人一首の歌を探して音読し,古
典特有のリズムを味わう。
【関】本文を読み, 古典の世界に関心をもと
うとしている。
【読】昔の人の季節の感じ方を捉えている。
支 現代の感覚と比べて,共通点や相違点
に気づかせることで,古典の世界への
関心を抱かせる。
【言】歴史的仮名遣いの言葉を正しく読み,
現代語訳を参照して文語の意味を捉え
ている。
蓬萊の玉の枝
――「竹取物語」から
4時間
◎語句に注意しながら,現代の
文章と古典の文章とで異なる
部分を確かめ,古典の文章の
表現の特徴を知る。(知(1)ウ,
読(1)エ)
◎仮名遣いに注意し,古典のリ
ズムを味わいながら音読し,
古典の世界に親しむ。(知(3)
ア)
○「竹取物語」についての概要
を知る。(知(3)イ)
1
2
3-4
「目標」や「学習の見通しをもとう」などから本教
材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 全文を通読する。
・新出漢字を調べる。
・古典の文章をリズムを味わいながら繰り返し音
読する。(学習1)
・冒頭部分(p147)を繰り返し音読する。
2 現代の文章と古典の文章とで異なる部分を確かめ
ながら物語の展開を楽しむ。(学習2)
・現代語訳やp157「古典の言葉」を参考にして,
仮名遣いや文末の違い,現代では使われなくな
った言葉に着目して読み進める。
3 物語に登場する人々の思いや行動について,現代
の自分たちの考えや行動と比較し,感じたことや
考えたことを発表する。(学習3)
◇場面ごとに,登場する人々の思いや行動を整理
するワークシートを準備する。
4 学習を振り返る。
・古典の文章を読み,どんなところに興味や関心
をもったか。
・現代の文章と古典とを比べ,どんな違いに気が
ついたか。
【関】古典の文章を,興味・関心をもって繰
り返し音読しようとしている。
【読】現代の文章とは異なる表現や表記に注
意して物語の展開を捉えている。
【言】古典の仮名遣いや言葉遣い,古典特有
のリズムを味わい,「竹取物語」の世界
に親しんでいる。
支 形は同じでも意味が変化した言葉
(p157「古典の言葉」)などを紹介し,
興味・関心を高める。
11月 今に生きる言葉
2時間(読①書①)
◎故事成語の由来と意味を理解
する。(知(1)ウ)
◎「矛盾」の書き下し文を音読
し,漢文独特の言い回しに読
み慣れる。(知(3)ア・イ,読
(1)エ)
◎自分の生活を振り返り,故事
成語を使って体験文を書く。
(書(1)ウ)
1
2
「目標」や「学習の見通しをもとう」などから本教
材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 教材文を読み,故事成語について理解する。
・新出漢字を調べる。
2 「矛盾」の文章を読む。
・書き下し文を繰り返し音読し,漢文独特の言い
回しに慣れる。(学習1)
・現代語訳を読んで,「矛盾」という故事成語の由
来と意味を理解する。(学習2-1)
3 「推敲」「蛇足」「四面楚歌」の言葉の意味や故事を
調べる。(学習2-2)
・漢和辞典・故事成語事典などを活用する。
4 調べた故事成語を使って自分の体験について短い
文章を書く。
【関】故事成語の意味や由来に関心をもち,
漢文の言い回しに読み慣れようとして
いる。
【読】漢文独特の言い回しに気づき,読み慣
れている。
【書】調べた故事成語の中から,自分の体験
に関連するものを選び,体験文を書い
ている。
【言】・例示されている故事成語の由来と意味
を理解している。
・漢文独特の言い回しに注意して音読し
ている。
支 例示されている故事成語の一つを取り
上げ,辞典等を使った調べ方を示す。
月 教材名・時数・指導目標・言語活動 時 学習活動 評価規準
─33─
11月 5 学習を振り返る。
・挙げられている故事成語は,日常生活ではどの
ように使われているか。
・漢文独特の言い回しには,どんなものがあった
か。
6 論点を捉えて
11月 幻の魚は生きていた
5時間(読④書①)
◎文章の中心的な部分を読み取
り,原因と結果の関係に着目
して要旨を捉える。(知(2)ア,
読(1)ア・ウ)
◎文章に表れている考え方を捉
え,自分の見方や考え方を広
げる。(読(1)オ)
◎筆者の主張に対する自分の考
えを,具体的な根拠を挙げて
書く。(書(1)ウ)
★説明の文章を読み,自分の考
えを文章にまとめる。(読(2)
ア)
○文章に用いられている漢字を
正しく読み,小学校で学習し
た漢字に書き慣れる。(知(1)
イ)
1
2
3
4
5
「目標」や「学習の見通しをもとう」などから本教
材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 教材文を読み,序論・本論・結論に分ける。
(学習2)
2 序論と本論との対応に着目し,それぞれの中心と
なる文を確認する。(学習2-1,2)
・ 序論で結果を示し,本論でその原因を探ってい
く構成となっていることを理解する。
3 結論として筆者の考えがどのように書かれている
か読み取る。(学習2-3)
4 文章の要旨をまとめる。(学習2-4)
5 筆者の主張に対する自分の考えをノートに書く。
・根拠を明確にして考える。
6 グループでノートを回覧し,コメントを添える。
7 学習を振り返る。
・どのような手順で要旨を捉えたか。
・筆者は文章を通して,どのような主張をしてい
たか。
漢p172「漢字を確認しよう」の問題に取り組む。
【関】文章の要旨を捉え,自分の考えを広げ
ようとしている。
【読】・文章の要旨を捉えている。
・学習を通じて自分の見方や考え方を
広げている。
支 段落ごとに要約したり,小見出しを付
けさせたりする。
【書】具体的な根拠を挙げて,自分の考え(共
感・納得,疑問・反論)を書いている。
【言】・環境や生物に関する言葉の意味を理解
している。
・文中から,原因と結果の関係を見いだ
し,結び付けて考えている。
【言】問題に取り組み,漢字をおおむね正し
く読み書きしている。
練習 流れを踏まえて話し合う
1時間
◎話題や方向を捉えて話し合
い,自分の考えをまとめる。
(話聞(1)オ)
★例を基に,少人数で話し合う。
(話聞(2)イ)
1 1 教材文を読み,流れを踏まえた話し合いについて
学ぶ。
2 「話し合いの例」を使って,班ごとにロールプレ
イングを行う。→CD
3 空欄に当てはまる言葉にはどんなものがあるか検
討する。
【関】話し合いの話題や方向を捉えて,自分
の考えをまとめようとしている。
【話聞】話し合いの話題や方向を捉えて,適
切な発言をしている。
支 空欄に入れるさまざまな発言例を用意
し,一つ一つ検討させる。
話題や方向を捉えて話し合おう
グループ・ディスカッションを
する
5時間
◎日常生活の中から話題を決
め,根拠を明確にして話し合
う。 (知(2)ア,話聞(1)ア・
イ)
◎話し合いの話題や方向を捉
え,相手の反応を踏まえて話
したり自分の考えをまとめた
りする。(話聞(1)ウ・オ)
★グループ・ディスカッション
を行う。(話聞(2)イ)
1
2
3
4
5
「目標」や「学習の見通しをもとう」などから本教
材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 教材文を読み,話題や方向を捉えた話し合いにつ
いて学ぶ。
・話し合いたい話題を検討する。
2 話題に対する自分の考えをノートにまとめる。
・具体的な根拠を挙げて考える。
3 話題ごとに小グループを作り, グループ・ディス
カッションを行う。→CD
4 話し合いの結果を報告し合う。
・他グループの報告をメモする。
5 学習を振り返る。
・話題や方向を捉えて話し合ったか。
・話し合いを通して,考えを整理できたか。
【関】話し合い積極的に参加し,発言したり,
他者の発言に耳を傾けたりしている。
【話聞】・日常生活の中から話題を決め,根拠
を明確にして自分の考えを述べて
いる。
・話し合いの話題や方向を捉え,相手
の反応を踏まえて話したり,自分の
考えをまとめたりしている。
支 ワークシート等を利用して,自分の考
えをあらかじめまとめさせる。また,
グループ・ディスカッション時,報告
時にメモを取るよう促す。
【言】意見と根拠の関係を意識して話し合い
に参加している。
月 教材名・時数・指導目標・言語活動 時 学習活動 評価規準
─34─
12月 練習 感じたことを整理する
1時間
◎感じたことや読み取ったこと
を,観点を立てて整理する。
(知(2)イ,書(1)ア)
1 1 教材文を読み,示された絵から感じたことなどを
付箋に書き出す。
2 書き出した付箋を観点別に分類し,整理する。
3 書き出した具体的な特徴が,鑑賞文を書く際に自
分の考えの根拠となることを確認する。
【関】絵の特徴や感じたことなどを複数の付
箋に書き出している。
【書】絵から感じたことや読み取ったことを
観点別に整理できている。
支 書き出した付箋の中の具体的な物事を
示す言葉に着目させ,観点に気づかせ
る。
【言】書き出した情報を,分類したり関係付
けたりして整理している。
根拠を明確にして魅力を伝えよう
鑑賞文を書く
4時間
◎作品を鑑賞し,その魅力が伝
わるように根拠を明確にして
文章を書く。(知(1)ウ,知(2)
ア,書(1)イ・ウ・エ)
○書いた文章を互いに読み合
い,作品の捉え方や表現のし
かたについて意見を述べる。
(書(1)オ)
★感じたことを基に鑑賞文を書
く。(書(2)ウ)
1
2
3
4
「目標」や「学習の見通しをもとう」などから本教
材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 自分の好きな作品を選び,その魅力を一文で表現
する。
・鑑賞文とは何か,p181下段の文章を読んで理解
する。
2 作品から感じることや読み取れる特徴を付箋に書
き出し,観点別に整理する。
3 観点ごとに自分が感じた魅力の根拠となる具体的
な特徴をまとめる。
4 鑑賞文を書く。
・「鑑賞文の例」を参考にしながら,感じたことを
基に,根拠を明確にして文章を書く。
5 書いた鑑賞文を読み合い,互いの見方や感じ方,
表現のしかたの違いについて話し合う。
→他美術・鑑賞文
6 学習を振り返る。
・根拠を明確にして伝えるために,どのような工
夫をしたか。
・鑑賞文を読み合うときに,どのような点に注意
したか。
【関】好きな作品を選び,その魅力を表現し
ようとしている。
【書】・自分の感じた魅力が伝わる文章を書い
ている。
・読み手を意識して,書きだしや表現を
工夫している。
・作品の捉え方や表現のしかたについて
考えを交流している。
【言】・読み手に魅力が伝わる鑑賞文にするた
め,印象や感動を表す言葉を探し,書
いている。
・感じたことを,根拠を明確にして書い
ている。
支 観点ごとに具体的な根拠を挙げ,より
説得力のあるものに絞らせる。
竹
1時間
◎表現の特徴について,自分の
考えをもつ。(読(1)エ)
1 「目標」や「学習の見通しをもとう」などから本教
材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 表現の特徴を捉え,リズムを楽しみながら繰り返
し音読する。
2 音読して抱いたイメージや表現の特徴などについ
て考える。
3 学習を振り返る。
・音読を通してどのような表現の特徴に気づいた
か。
【関】作品の表現のしかたに関心をもち,進
んで音読の練習に取り組もうとしてい
る。
【読】表現の特徴や効果について,自分なり
の考えをまとめている。
支 印象に残った表現を選んで,音読のし
かたを工夫させる。
【言】表現の特徴に着目しながら早さや間の
取り方などを工夫して音読している。
文法への扉2
言葉の関係を考えよう
2時間
◎文節どうしの関係,連文節,
文の組み立てについて理解す
る。(2年知(1)オ)
1
2
1 例文を音読し,正しく伝えるためには,文節どう
しの関係(主・述の関係など)を捉えることが大
切なことに気づく。
2 p244文法2「文の組み立て」を読み,文節の役割を
知り,文節どうしの関係,連文節,文の組み立て
について理解する。
・下段の練習問題に取り組み,理解したことを確
認する。
・p248「書くことに生かす」を読み,文章の推敲
に生かすことを知る。
【関】文の決まりに関心をもち,文節どうし
の関係などについて理解しようとして
いる。
【言】文節どうしの関係,連文節,文の組み
立てについて整理した内容を理解して
いる。
支 文節どうしの関係の簡単な例題を準備
し,繰り返し考えさせて理解させる。
月 教材名・時数・指導目標・言語活動 時 学習活動 評価規準
─35─
読書に親しむ
12月 桜守三代
読書案内
1時間
◎読書を通して,自分のものの
見方や考え方を広くする。(知
(3)オ,読(1)オ)
★学校図書館などを利用して,
多様な本を読む。(読(2)ウ)
1 1 教材文を読み,気になったり興味をもったりした
箇所に線を引く。
2 佐野藤右衛門(16代目)の生き方やものの見方・
考え方について自分の考えをノートにまとめる。
・ノンフィクションのおもしろさやよさについて
考える。
◇p197「読書案内 本の世界を広げよう」を用い
て,他のジャンルの作品などにも目を向けさせ
る。
【関】人物の生き方に興味をもち,他の伝記
作品への関心をもっている。
【読】描かれている人物の生き方や考え方を
捉えている。
支 各代の佐野藤右衛門のエピソードをま
とめさせる。
【言】・語句の文脈上の意味を捉えている。
・読書が新たな知識を得たり自分の考え
を広げたりすることに役立つことに気
づいている。
季節のしおり 冬 ・二十四節気の言葉や,冬の詩歌などを味わい,
伝統的な言語文化に親しむ。
月 教材名・時数・指導目標・言語活動 時 学習活動 評価規準
─36─
7 自分を見つめて
1月 少年の日の思い出
7時間(読⑤書②)
◎場面展開や人物の描写に注意
して作品を読み,登場人物の
心情の移り変わりを捉える。
(読(1)イ・ウ)
◎文脈の中における語句の意味
を正確に捉え,登場人物のも
のの見方や考え方について自
分の考えをもつ。(知(1)ウ,
読(1)エ・オ)
○主人公以外の人物の視点で作
品を書き換え,互いに読んで
感想や意見を交流する。(書
(1)オ)
★小説を読み,共感するところ
や疑問に思うところを伝え合
う。(読む(2)イ)
★主人公以外の人物を語り手に
した物語風の文章を創作す
る。(書(2)ウ)
○文章に用いられている漢字を
正しく読み,小学校で学習し
た漢字に書き慣れる。(知(1)
イ)
1
2
3-4
5
6
7
「目標」や「学習の見通しをもとう」などから本教
材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 情景や登場人物の気持ちを想像しながら,全文を
通読する。
・注意する語句・新出漢字を調べる。
2 語り手の転換に注意しながら,全体を前半と後半
の二つに分け構成を捉える。(学習1)
→p216窓 「語り手に着目して読む」
3 「僕」と「エーミール」の関係を読み取り,最後の
「僕」の行動の意味を考える。
・「僕」から見た「エーミール」の人柄が描写され
ている部分を探して抜き出す。(学習2-1)
・「僕」の「エーミール」に対する気持ちが表現さ
れている部分に着目して,「僕」の考えを捉える。
(学習2-2)
・最後に収集したちょうを潰す「僕」の行動と心
情を捉える。(学習2-3)
・作品に使われている「熱情」という言葉につい
て考え,読み取りの手立てとする。
→p217言葉
4 作品をもう一度読み返し,「僕」のものの見方や考
え方について,共感するところや疑問に思うとこ
ろを話し合う。(学習3)
5 学習を振り返る。
・場面の展開に沿って,登場人物のどんな心情の
変化を捉えたか。
・人物の考え方や表現の特徴などについて,どう
考えたか。
6 作品の読み取りを深めるために,主人公以外の人
物の視点で作品を書き換える。
→p217「別の人物の視点で書こう」
・人物を決めて,書き換える場面を選び,400字程
度で物語風の文章を創作する。
・書き上げた文章を読み合い,感想や意見,作品
や登場人物について話し合う。
漢p218「漢字を確認しよう」の問題に取り組む。
【関】作品を読み,情景や登場人物の気持ち
に関心を向けようとしている。
【読】場面展開や人物の描写に注意しながら
読み,登場人物の心情の移り変わりを
捉え,人物のものの見方や考え方につ
いて,自分なりに考えている。
支 登場人物の心情の移り変わりを抜き出
し,気持ちの変化を読み取らせる。
【書】別の人物を選び,その人物の気持ちや
考えを物語の流れに沿って書き換えて
いる。
【言】場面描写の言葉や登場人物の心情を表
す言葉に着目して作品を読み進めてい
る。
【言】問題に取り組み,漢字をおおむね正し
く読み書きしている。
言葉3
さまざまな表現技法
2時間
◎言葉の並べ方の工夫や比喩
(たとえ)について理解する。
(知(1)オ)
1
2
1 導入の例を読み,表現の違いによる印象の違いを
挙げる。
2 「言葉の並べ方の工夫」を読み,表現技法によるリ
ズムの違いや効果について考える。
・例文を基にそれぞれの技法の特徴を理解する。
3 「比喩(たとえ)」を読み,それぞれの比喩による
印象の違いや効果について考える。
・例文を基に比喩の特徴を理解する。
・p221「生活に生かす」を読み,日常生活の中で
も,比喩を使うことで物事を効果的に伝えるこ
とができることを知る。
【関】さまざまな表現の工夫について理解し
ようとしている。
【言】言葉の並べ方の工夫や比喩について,
それぞれの表現上の特質などを理解し
ている。
支 身近な学校生活の話題を,言葉の並べ
方の工夫や比喩で表現させ,その効果
に気づかせる。
月 教材名・時数・指導目標・言語活動 時 学習活動 評価規準
─37─
1月 漢字3
漢字の成り立ち
1時間
◎漢字の成り立ちについて理解
する。(知(1)イ)
○小学校6年生で学習した漢字
に書き慣れる。(知(1)イ)
1
1 漢字の成り立ちについて理解する。
・「象形」「指事」「会意」「形声」を用例と共に確
認する。
・国字について知る。
2 漢和辞典を利用して練習問題を解き,漢字の成り
立ちを調べ,分類する。
◇p257~p260「漢字の練習」を適宜活用し,小学
校6年生で学習した漢字の理解を深めさせる。
【関】漢字の成り立ちに関心をもち,漢字の
理解を深めようとしている。
【言】漢字の成り立ちについて理解し,練習
問題の漢字を分類している。
支 わかりやすい漢字を一つ取り上げ,漢
字の成り立ちについて説明し理解を図
る。
漢字の練習
都道府県名に用いる漢字
1時間
◎都道府県名に用いる漢字を正
しく読んだり書いたりする。
(知(1)イ)
1 1 中学校から小学校に配当が移行した都道府県名に
用いる漢字を学習する。
【関】漢字の学習に意欲的に取り組んでいる。
【言】問題に取り組み,都道府県名に用いる
漢字を正しく読み書きしている。
※新学習指導要領では,現在中学校に配当されている「都道府県名に用いる漢字」20字が小学校第4学年の学年別漢字配当表に組み込まれた。
配当学年の移動による履修漏れを防ぐため,平成31年度に入学した生徒は第1学年及び第2学年,平成32年度に入学した生徒は第1学年の指導計
画に必ず組み込むよう留意されたい。 →移行期間における特例への対応:本書p80,補充教材:本書p84
2月 印象深く思いを伝えよう
新入生へメッセージを書く
5時間
◎相手や目的を意識して題材を
選び,自分の考えや気持ちが
伝わるように工夫して書く。
(書(1)ア・ウ)
◎文章を読み返し,わかりやす
く,印象深いものになってい
るかを推敲する。(書(1)エ)
1
2
3
4
5
「目標」や「学習の見通しをもとう」などから本教
材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 相手意識・目的意識をもってメッセージの題材を
選ぶ。
2 メッセージの内容と構成を考える。
3 表現の工夫を考える。
→p72「言葉を集めよう」,p219「さまざまな表現
技法」などの学習を喚起させる。
4 下書きし,推敲する。
5 清書をする。
6 メッセージを読み合い,感想を伝え合う。
7 学習を振り返る。
・考えや気持ちを伝えるために,どんな工夫をし
たか。
・どのような点に注意して推敲したか。
【関】相手の目的に合ったメッセージを書こ
うとしている。
【書】・相手や目的を意識して題材を選び,自
分の考えや気持ちが伝わるように工夫
して書いている。
・わかりやすく,印象深い文章になるよ
う推敲している。
支 相手意識・目的意識をもたせるため,
幾つか具体的な文章を例示する。
【言】文章の構成や表現の工夫を考えて文章
を書いている。
文法への扉3
単語の性質を見つけよう
3時間
◎単語の分類について理解す
る。(知(1)エ)
1
2-3
1 例題のカード並べを考え,単語の性質の違いに気
づき,単語を分類していく観点があることを理解
する。
2 p249文法3「単語の分類」を読み,自立語と付属語,
活用の有無,品詞,体言と用言について理解する。
・下段の練習問題に取り組み,理解したことを確
認する。
◇必要に応じて,p253~p256「活用表」(【参考】)
を用いて理解を深めさせる。
【関】単語の性質について関心をもち,単語
の分類を理解しようとしている。
【言】自立語と付属語,活用の有無,品詞,
体言と用言について整理し,理解して
いる。
支 単語の種類がわかる代表的な言葉(品
詞)を示し,理解させる。
3月 一年間の学びを振り返ろう
ポスターセッションをする
6時間(話聞④書②)
◎学んだことの中から題材を選
び,材料を集めながら考えを
まとめる。(話聞(1)ア,書(1)
ア)
◎伝えたいことを,効果的な図
表を入れたポスターにしてま
とめ,互いに読み合い,自分
の表現に生かす。(書(1)イ・
ウ・オ)
1
2
3
「目標」や「学習の見通しをもとう」などから本教
材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 ポスターセッションの方法と進め方を知る。
2 1年間の国語学習を振り返り,印象に残っているも
のを選ぶ。
3 同じ題材を選んだ者どうしでグループを作って話
し合い,文章を分析する。
4 発表する内容を決め,材料を集める。
・グループの中で,分担を決めて材料を収集した
り,整理したりする。
5 集めた材料を基に,ポスターにまとめる。
・「ポスターの例」を参考にする。
【関】印象に残った題材をポスターにまとめ
て,協力して発表に取り組もうとして
いる。
【話聞】話の構成を工夫し,聞き手の反応を
踏まえながら発表している。
支 発表メモや聞き取りメモを活用して練
習させる。
【書】1年間の国語学習の中から題材を選び,
分析したことを整理してまとめてい
る。
支 主な登場人物や,説明文の具体的例示
などを一覧にして示す。
月 教材名・時数・指導目標・言語活動 時 学習活動 評価規準
─38─
3月 ◎発表内容について,話の構成
を工夫して話したり,他のグ
ループの発表を聞いたりす
る。(話聞(1)イ・エ)
★図表などを用いたポスターを
書く。(書(2)ア)
★ポスターセッションを行い,
発表したり,発表を聞いて質
問や助言をしたりする。(話聞
(2)ア)
4
5
6
・見る人の興味を引くようなキャッチコピーを考
える。
・調査結果の数値を表やグラフに表す。
→p288 「資料の工夫」
・見やすく魅力的な紙面構成にまとめる。
6 発表の準備と練習をする。
・発表の流れを確認し,分担を決める。
・わかりやすい発表になっているか検討する。
7 ポスターセッションを行う。→CD
8 発表を振り返り,互いに感想を伝え合う。
9 学習を振り返る。
・発表の内容について,どんなことに注意したか。
・発表するとき,どんなことに注意したか。
【言】聞き手が興味をもつような言葉や構成
を考え,ポスター作りに取り組んでい
る。
ぼくが ここに
2時間
◎文脈の中における語句の意味
を捉え,表現の特徴について
自分の考えをもつ。(知(1)ウ,
読(1)エ)
1
2
「目標」や「学習の見通しをもとう」などから本教
材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 作者の思いを想像しながら詩を音読する。
2 詩の中で心に残ったこと言葉や表現を抜き出し,
理由をまとめる。(学習1)
3 表現されていることについてグループで交流し,
互いの発表したことをメモする。
4 表現などを意識して詩を朗読する。
5 学習を振り返る。
・どのような言葉や表現に着目して,作者の思い
を感じ取ったか。
【関】作品の表現の特徴を捉え,朗読に生か
そうとしている。
【読】作品の中の語句の意味や表現の特徴を
捉え,自分の考えをもっている。
支 交流時に聞き取りメモをとるように促
す。
【言】語句や表現の効果や特徴に着目してい
る。
資