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tranthu
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1.アルカリ-SDS2.フェノールによるタンパク質除去3.エタノール沈殿
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フェノール抽出 遠心管に細胞抽出液を入れる
TEバッファーで中性、水飽和にしたフェノー
ル溶液を加える
良く撹拌する 遠心分離する 上層(水相)をピペットで吸い取る
タンパクは水溶液中で疎水性のアミノ酸を内側に、親水性のアミノ酸を水に接する外側に向けて安定化している。そこに強力なタンパク質変性作用を持ったフェノールを作用させるとこの立体構造が壊れて、疎水性アミノ酸が外側に出てくる。
フェノールは比重が水より大きいため、下層になる。
この時ミルク状になるとたんぱく質が良く変性する。染色体が切れないように穏やかに攪拌する事
フェノール相や界面の不溶物(主にタンパク質)を混入させないように注意する
疎水基が有機層にトラップされ、遠心分離すると水層と有機層の界面に中間層として分離される。
遠心後のチューブ
水層:DNA含む
フェノール層
変性した蛋白の層
エタノール沈殿(エタ沈)
核酸の脱塩,濃縮のための行程 フェノール抽出過程で残っているクロロホルムの除去
1. サンプルの1/10量の3M酢酸ナトリウムを加え転倒混和2. サンプルの2倍量の100%エタノール(4℃)3. チューブを-20℃で20分静置4. 遠心 15000rpm 4℃ 10min. 上清除去5. 70%エタノール 1mlを加える.チューブの壁などを洗う 上下反転7. 遠心 15000rpm 4℃ 5min. 上清除去8. 乾燥9. TEを加える