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平成19年度 市政報告・懇談会 質問と回答 「NO.」は、会場番号-質問順を表しています。 NO. 分野 質問・意見 市長の答え 6-4 空家空地 区長として街の中の空家、空き地対 策に苦慮している。不在所有者の管 理が不十分で安全安心なまちづくり に支障が出ている。安心安全の面 から市としても所有者に指導してほ しい。行政としても積極的に取り組 み、研究してほしい。 市条例で制限をかけていくことはかなり難しいと思います。他の町 では街の雰囲気で対応している例もあります。まちづくりの観点か ら景観条例も考えていく必要があり、検討する時期に来ていると 思っています。 (補足) 空家空地の適正な管理については地域の問題となってお りますので、昨年制定した「しんしろ安全・安心で快適なまちづくり 条例」の行動計画の一項目に掲げ、取組みを行うこととしていま す。個人の財産でありますので強制的に行うことはできませんが、 状況の改善について所有者に理解と協力をお願いしていきます。 17-1 移動支援 生活圏の拡大、交通手段の確保 の問題で、高齢者になると生活圏が 狭まってくる。高齢者の移動手段を 確保するためにボランティアで移動 支援の組織を立ち上げようとしてい る。市の支援をお願いしたい。 移動支援については、団体又はグループができ事業計画ができ れば、移動支援の運営協議会で協議をさせていただくので、市役 所の担当課にご相談をお願いします。市の支援にもいろいろな形 があるので、できるだけ協力させていただきたいと思います。 4-4 医療 (市民病 院) 昨今の医師不足で総合病院を維持 することは困難と思うが、産科再開 を望む。また、全科とは言わない が、外科だけでも常時救急を受け入 れてほしい。 病院の勤務医の勤務状況は非常に厳しい状態にあります。長時 間勤務が多く、持続可能な診療体制を維持していくことが重要であ ると思っています。しかし、市民の安全安心のため、一歩一歩でき るところから努力していきます。 7-10 医療 (市民病 院) 市民病院の休日・時間外外来の医 師確保の見通しはどうか。 医師の確保については特効薬がない状態です。国も来年度予算 に向けていろいろな政策を立案していますので、市としても注視し ていきます。市としては、現在在籍していただいている医師が働き やすい職場にすること、大学への働きかけなど地道な努力を続け ていきます。 10-7 医療 (市民病 院) 市民病院の精神科の再開をしてほ しい。 市民病院の精神科の医師は、自分の意思ではなく、大学側の事 情により異動したものなので、この現況もご理解いただきたい。需 要があり、医師が確保でき、経営が成り立てば再開して行きたいと 思っています。 12-6 医療 (市民病 院) 市民病院の夜間対応が不安。夜 間の救急については、まず受け入 れる気持ちを職員に持ってもらいた い。受け入れてから安心できる対応 をお願いしたい。 医師、看護師ともに受け入れる気持ちがないということではない ことを理解してほしい。医師、看護師ともにぎりぎりのところで勤務 しています。病院医師の勤務は過酷になっており、これ以上過酷 な勤務を要求することはさらに深刻な医師不足を招く可能性が高 いと心配しています。しかし、市民の不安も大きいので、まず一旦 受け止められる体制を作るため、夜間診療所の開設に取り組んで います。いろいろな調整事項があり、それをクリアするように努力し ているところです。 1 / 23 ページ

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平成19年度 市政報告・懇談会 質問と回答

※ 「NO.」は、会場番号-質問順を表しています。NO. 分野 質問・意見 市長の答え

6-4 空家空地

区長として街の中の空家、空き地対策に苦慮している。不在所有者の管理が不十分で安全安心なまちづくりに支障が出ている。安心安全の面から市としても所有者に指導してほしい。行政としても積極的に取り組み、研究してほしい。

市条例で制限をかけていくことはかなり難しいと思います。他の町では街の雰囲気で対応している例もあります。まちづくりの観点から景観条例も考えていく必要があり、検討する時期に来ていると思っています。(補足) 空家空地の適正な管理については地域の問題となっておりますので、昨年制定した「しんしろ安全・安心で快適なまちづくり条例」の行動計画の一項目に掲げ、取組みを行うこととしています。個人の財産でありますので強制的に行うことはできませんが、状況の改善について所有者に理解と協力をお願いしていきます。

17-1 移動支援

 生活圏の拡大、交通手段の確保の問題で、高齢者になると生活圏が狭まってくる。高齢者の移動手段を確保するためにボランティアで移動支援の組織を立ち上げようとしている。市の支援をお願いしたい。

 移動支援については、団体又はグループができ事業計画ができれば、移動支援の運営協議会で協議をさせていただくので、市役所の担当課にご相談をお願いします。市の支援にもいろいろな形があるので、できるだけ協力させていただきたいと思います。

4-4医療(市民病院)

昨今の医師不足で総合病院を維持することは困難と思うが、産科再開を望む。また、全科とは言わないが、外科だけでも常時救急を受け入れてほしい。

病院の勤務医の勤務状況は非常に厳しい状態にあります。長時間勤務が多く、持続可能な診療体制を維持していくことが重要であると思っています。しかし、市民の安全安心のため、一歩一歩できるところから努力していきます。

7-10医療(市民病院)

市民病院の休日・時間外外来の医師確保の見通しはどうか。

医師の確保については特効薬がない状態です。国も来年度予算に向けていろいろな政策を立案していますので、市としても注視していきます。市としては、現在在籍していただいている医師が働きやすい職場にすること、大学への働きかけなど地道な努力を続けていきます。

10-7医療(市民病院)

市民病院の精神科の再開をしてほしい。

市民病院の精神科の医師は、自分の意思ではなく、大学側の事情により異動したものなので、この現況もご理解いただきたい。需要があり、医師が確保でき、経営が成り立てば再開して行きたいと思っています。

12-6医療(市民病院)

 市民病院の夜間対応が不安。夜間の救急については、まず受け入れる気持ちを職員に持ってもらいたい。受け入れてから安心できる対応をお願いしたい。

 医師、看護師ともに受け入れる気持ちがないということではないことを理解してほしい。医師、看護師ともにぎりぎりのところで勤務しています。病院医師の勤務は過酷になっており、これ以上過酷な勤務を要求することはさらに深刻な医師不足を招く可能性が高いと心配しています。しかし、市民の不安も大きいので、まず一旦受け止められる体制を作るため、夜間診療所の開設に取り組んでいます。いろいろな調整事項があり、それをクリアするように努力しているところです。

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平成19年度 市政報告・懇談会 質問と回答

※ 「NO.」は、会場番号-質問順を表しています。NO. 分野 質問・意見 市長の答え

15-6医療(市民病院)

 新城市民病院が訪問リハビリを始めた。しかし、旧新城市内だけを対象にするのか疑問である。説明を求めたところ、人員体制が整わないので可能な範囲で始めたと説明された。症状により優先順位をつけてもいいから全地区を対象にすべきだと思う。合併時に市の中心部だけが栄えて、周辺部が寂れることを心配したが、象徴的なことだと思う。このことについて、市長はどのように思うか伺いたい。

 趣旨は理解します。合併前に鳳来・作手で合併によって取り残されるのでないかとの住民の不安があったことは承知をしています。市のいろいろな事業で体制が限られていることから、どのようなところからはじめて行くのかは常に課題になっています。現在、合併時の未調整事項や合併後の不均衡が生じていることは率直に認めます。現在、それを全て解決する事は困難な状況です。市の体制の整備や重複の排除を図りながら、徐々に拡大するとともに、地域地域に合った施策展開をしていきたいと思っています。医療については、これまで医師にお任せした状態にあり、市の組織の中に医療を政策課題として取り組む体制が不十分だったと思っています。現在のように医師不足に陥った状態では、行政組織の中に地域医療全体を検討する体制を整えていきたいと考えています。訪問リハビリについては、今詳細を把握していないので、把握してお答えします。(回答)市民病院のリハビリ技師は現在11人です。リハビリ技師の配置人数については、リハビリ治療の水準により定められており、市民病院では10名以上の技師が必要という水準にあります。したがって、11人のうち10人が病院のリハビリ治療を担当し、もう1人が訪問リハビリを担当しています。ご質問の訪問リハビリの訪問範囲については、現在新城地区のみの対応としています。これは、担当する職員が1名のみであるために、一人当たりの訓練時間、相談時間及び患者様から患者様までの移動時間等を考慮した場合、1日あたり4~5人の方にしか対応できない状態です。今後訪問リハビリについては、地域の高齢化や介護・在宅医療などへの対応という観点から、リハビリ技師の増員を含めできるだけサービス範囲を拡大できるよう検討しているところです。

15-7医療(市民病院)

 訪問リハビリについて、市民病院が民間医療ならこのようなことは言わないが、市民病院と言う性格上、採算性が表に出てくるような考え方は不適切だと思うが、市長の見解を伺いたい。

 市民病院のあり方について、民営化したらどうかとかいろいろな意見がありました。この地域の医療の現状を見ると公設公営でなければ確保できない医療サービスがあると認識しています。政策的に公共的観点から必要な医療サービスについては、可能な限り提供できる仕組みを作っていくことが責務と思っています。新城市民病院は、単に新城市民だけの医療機関ではなく、北設楽、遠州北部など広い地域の医療を担う存在、その使命を果せるよう努力します。しかし、ここで市民にも理解していただきたいことは、大きな課題として医師の絶対量が不足していることです。このような状態で運営をしていますので、全ての方に満足していただけるようにはできないというのも現状です。この状態を少しでも改善できるように院長はじめ病院スタッフが取り組んでいることも理解していただきたいと思います。

15-8医療(市民病院)

 訪問リハビリの範囲を来年あたり拡大してもらえるのか。

 具体的な詳細を把握してお答えします。(回答)No.15-6の回答と重複しますが、リハビリ技師の増員を含めできるだけサービス範囲を拡大できるよう検討しているところです。

19-1医療(市民病院)

 新聞で新城市民病院が11億円の赤字とありましたがどうなっていくのか。

 本年度は7億円に圧縮し、来年度は4億円、その次はトントンにしていくよう努力しています。一番大きいのは医者が少なくなり患者数も少なくなったことによる医療収入が激減したことによるものです。一方で様々な医療上の経費が掛かるのでその点で昨年度11億の赤字が出たものです。

19-2医療(市民病院)

 全国的に出産できない病院が増えている。これから良くなるのか。

 産婦人科医や小児科医の減少で医療が大変な状況になっています。国も対策に取り組んでいます。市も自助努力を重ねているところですが、一自治体単位では限界があり、非常に苦しい状態です。国の対策を見ながらしっかり対応して行きたいと思っています。

7-11医療(地域医療)

休日夜間診療体制で当番医があるが、遠方だったりして不便。早く体制を整えてほしい。

輪番制の当番医制度を維持しながら、市民病院又はその近隣で定点での診療所が設けられるよう準備しています。

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平成19年度 市政報告・懇談会 質問と回答

※ 「NO.」は、会場番号-質問順を表しています。NO. 分野 質問・意見 市長の答え

8-9医療(地域医療)

 在宅当番医制と今度できる夜間診療所との関係はどうなるのか。地域の人は、在宅当番医制は、遠方で不便など現実的でないという意見が多い。今後どのようになっていくのか。

 当面、在宅当番医制と定点による夜間診療所は、平行して実施して行く予定です。時間外診療については、定点での受け皿を設けて欲しいという市民の声が多い状況です。夜間診療所が開設したのちも、組み合わせを検討し市民の利用し易い体制になるように医師会と協議しながら取り組んで行きます。

18-2医療(地域医療)

 防災行政無線で夜間の緊急当番医の放送をしているが、夜11時まででそれ以降朝までの間の診療はどうなっているのか。

 夜間の緊急当番医は、夜11時までで、夜11時から朝8時頃までは通常の診療はできない状況です。緊急の場合は、救急車を呼んでいただき、救急対応することになります。救急は、新城市民病院で対応できる場合は、新城で処置し、対応できない場合は、豊川又は豊橋市民病院等で対応していただいている状態です。

12-3 オフトーク

 廃止されるオフトークについて、各戸の撤去方法の伝え方が巧くなく、PR不足ではなかったか。

 撤去については、高齢者世帯や配線が複雑な世帯については市の職員が訪問し、撤去をしていますので支所に連絡してください。本来、市の施設でありますので、市が直接撤去するのが本意ですが、財政厳しい折でありますので市民の協力をお願いしました。(補足) 廃止前に、区長さんへのお知らせ・協力依頼、オフトーク放送でのお知らせ、取り外し方の手順を説明した各戸配布文書を配らせていただき、撤去・回収に係る協力をお願いしています。

7-16過疎・定住対策

限界集落、崩壊集落という言葉があるが、市内にそのような地区があるか把握しているか。また、その対策はどうか。

65歳以上の方しか住んでいない地区については、今、手元に資料を持っていませんが、把握はしています。このような地区に対しては、行政区の見直し、光ファイバ事業を利用した施策等いろいろな手立てをとっていきたいと考えています。

12-8過疎・定住対策

 合併後、旧新城市と周辺部で格差が生じている。過疎高齢化で学校統合や保育園統合は避けて通れない問題だと思う。作手では保育園が統合され、鳳来では学校給食の拠点校化が検討されている。市内26もの小中学校を抱えていると統合もやむを得ないとものと思うが、そうなると周辺部が割を食う。市は将来的にどのように考えているのか。

 教育委員会で学校給食の拠点校化は検討していますが、その有効性について議論がありますので、実施に移すかどうかは決定されていません。食に対する考え方も大切なので、費用削減という考え方だけでは実施には移しません。教育委員会の検討を見守りたいと思っています。

14-2過疎・定住対策

 新城の人口減に対する対策はどのように考えているか。

 新城の人口減少は指摘のとおりです。日本全体が人口減少している状況で、人口を急激に増やすことは現在の状況では困難ですが、少しでも減少を食い止め、また転入し易い対策を考えていきたいと思っています。企業誘致を進めていますが、企業側は働く人の確保ができるかどうかを問題にしています。住環境の整備を進め、若者が住み、生活しやすい環境づくりが 大のテーマとなってくると思います。今回の総合計画では、地域ごとに計画を立て、人口減対策を取り入れていきたいと考えています。

17-3過疎・定住対策

 合併前、作手村では村政そのものが過疎対策であった。合併してから、市全体では、過疎問題は課題のごく一部になったように思う。市としては、どのようなことを重点的に取り組むように考えているか。

 公共交通ネットワーク、雇用の確保、農林業に対する対策に重点を置いていかなければならないと思っています。学校、保育園の配置にも関係していますが、この問題についても方向付けをしていかなければならないと思います。 今回策定中の総合計画では、地区ごとに地域計画を作っていくこと、行政職員の地域担当制度を設置して行くことなどを検討しています。行政は集約化していきますが、その一方で地域の集落・共同体を自治組織と考え、機能できるように措置していきたいと考えています。小規模な土木工事等を市と住民の共同施工というような方策がとれるようにするなど住民に身近なことは、予算・権限・事務を地域に配分し、地域が自立できるような方策が必要ではないかと考えています。

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平成19年度 市政報告・懇談会 質問と回答

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17-5過疎・定住対策

 作手は、位置的に名古屋、岡崎、豊橋など通勤圏として条件的にいいと思っている。このようなことを市外の方にもわかってもらい、作手に住んでいただければもっと活気が出る。作手は、高原でちょっとヨーロッパ的なところもあるので、若い人が来たくなるようなおしゃれな村をつくって行きたい。まず、作手に来ていただくための施策がないかと思う。新城観光ガイドマップができたが、歴史や文化財の紹介だけでは若い人には魅力に欠けるし、観光スポットへのアクセスや問合せ先がない。折角ガイドマップを作るのなら民間施設を含めた情報をしっかり登載してほしい。

 作手の魅力はお話の通りと思います。これからしっかりとPRをし、作手の魅力を理解していただけるような工夫をしていきたいと思います。いろいな情報を寄せてください。

19-5過疎・定住対策

 過疎化が進んでいる。地域の活性化は子供の定住が一番大切だと思う。過疎化対策、子供たちの定住にどのような対策を採っていくのか。

 現在策定している総合計画の中で集落にもう一度光を当てたいと思っています。基本となる共同体について、仕組みとして位置付けをしっかり行いたい。総合計画の中で地域自治組織、地域計画を位置付け、ある程度組織が確立すれば、その組織に事務や権限の一部を移譲して行きたいと考えています。過疎対策は、地域がこうしたいという気持ちと行政施策が一致したときにはじめて効果が上るものです。行政ができること、地域で行うことを議論しながら創りこんで行きたいと思っています。

19-6過疎・定住対策

 限界集落について、過日市長が中山間地の問題を考えるシンポジウムでその地域の人達に意欲がある限りその共同体を残したいと発言されたが、具体的に地域の人達に何を望んでいるのか伺いたい。

 国も地方自治体も、そこに人が住んで生活している限り可能な手立てはとらなければなりません。旧作手村では職員の地域担当制度があり、旧鳳来町では住環境マスタープランを作った経過があります。新市においても明日のまちづくり事業制度をつくり、意欲ある住民からの提案をいただています。地域の意欲を示していただき、それに対してどのような政策が有効なのかを検討し、支援策を整備して行きたいと思います。

19-7過疎・定住対策

 京都府綾部市では、過疎と高齢化への対策として「水源の里条例」をつくり取り組んでいる。今度の総合計画でそのようなことが盛り込まれているか聞きたい。

 綾部市の「水源の里条例」は、新城市としても注目し、勉強しています。今回の総合計画でも限界集落の問題に焦点を当てています。地域の 大資源である森林、農地を活かすべく農林業の抜本的な再生をめざしていきたいと考えています。

1-4学校・保育園

中学校区単位に公共施設を作ると東部(舟着)地区には公共施設が少なくなる。舟着小学校も児童減少が見込まれる。東部小学校の位置づけを市長はどのように考えているか。

現在、小中学校の統廃合を具体的に検討はしていません。統廃合を検討するときは教育委員会で具体的な基準を検討することになります。

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平成19年度 市政報告・懇談会 質問と回答

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10-8学校・保育園

 今後の課題で、保育園と小学校はどうしていくのか。教育委員会では、学校配置研究会を設けて検討していることは承知しているが、統廃合については、学校のあり方のみでなく、学校を取り巻く地域のあり方も含めて検討されたい。今後の方向性について伺いたい。

 保育園については、旧鳳来町時代に園舎の耐震化にともない統合の計画が練られ、住民説明をしたことがあります。合併によって一旦白紙に戻しました。現在再度担当課で検討しているところです。小規模園の場合、経費的な問題もありますが、子育て環境として保護者の皆さんからもう少し大規模なところで保育を望むという意見も聞いています。これは、合併前から保護者の皆さんから聞いていた意見であります。これから、保護者の皆さんの考えを聞きながら検討していくことにしています。 小学校については、現在統廃合の具体的な計画はありません。旧鳳来町時代には、旧鳳来町教育委員会の方針として一学年10名より少なくなった場合に検討することとなっていました。これは、経費的な面もありますが、一番大切なことは教育環境という面からと地域社会における小学校の位置付けという両面から考えていかなければならない問題です。保護者、地域それぞれいろいろな考えがありますので、しっかり議論を重ねていかなければならないと思っています。5年、10年先の児童数の予測を地域の皆さんに示し、学校運営のあり方について研究していかなければなりません。画一的一律的な基準はないと思いますので、地域の意向を尊重しながら合意形成を図っていきたいと考えています。

13-1学校・保育園

 現在の山吉田小学校は一部急傾斜地にあり、耐震にも問題があるので、旧鳳来町時代移転改築の方針であったが、合併後その方針が不明確になっている。どのような方針か。

 旧鳳来町時代そのような方向性にありましたが、正式決定をして確定にまでは至っていなかったと思います。改築については、方針は変わっていませんが、合併後の財政状況、今後の少子化の見込み、黄柳野小学校との関係等検討すべき事項は多く、再検討しているところです。旧中学校用地への移転、現在地への建替え、旧保育園用地への建替えの3案で教育委員会で議論をしていると聞いています。慎重に検討しており、市として 終決定はしていない状況です。もう少し議論の推移を見守りたいと思います。

13-7学校・保育園

 先ほど、山吉田小学校の移転改築について、決まっていなかったと説明があったが、合併前の鳳来町教育委員会と山吉田との話合いで、移転改築の方針は決まっており、地元で用地を探すように教育委員会から話もあった。旧教育委員会との議事録もあり、地元は、教育委員会との信頼関係で旧中学校の用地の確保を行った。よく調べて対応してほしい。

 もう一度経緯を良く踏まえて対応します。

14-8学校・保育園

 保育園統合について、合併前に計画があったが、合併後動きがない。鳳来西部地区として陳情書を提出したが、今後の方針を説明して欲しい。

 合併直前、旧鳳来町で保育園の統合計画を出しました。8園を4園に統合するよう方針を出し、各地区に説明に入っていました。鳳来西部地区から提出された要望書は新市に引き継いでいます。合併後、市全体の調整が必要になったことから、内部検討を行ってきましたが、園舎の耐震対策、園児数の減少等から旧鳳来町時代にたてた計画を踏まえて、市としての方向付けをしなければならない時期になってきています。 初に川合、能登瀬の保育園について、保護者から意見を聞く会を開きました。今後他の地区についても保護者、地域の意見を聞き、市の考え方も説明しながら方向付けをしていきたいと思っています。

19-11学校・保育園

 学校統合のアンケートが実施されたが、小学校の保護者のみだった。保育園の保護者にもアンケートをとってほしい。

 詳細を把握していないので、改めてお答えします。(回答)アンケートは、9月に市内全部の小学校生徒、保育園・幼稚園園児の保護者を対象に行いました。保育園の園児の保護者にもアンケートに回答していただいています。

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15-3 合併

 合併後、新城はまだいろいろ課題があるので、今後の合併については慎重に対応して欲しい。

 合併は、やってみて大事業だと実感しました。しかし、国では道州制、広域連携も議論されており、今後も合併論議はまだまだ続くと思っています。また、この地域について県の考え方は、人口一万人未満の町村について新しい合併を検討するようにとの国の方針を受けて、新城と北設楽は新城を中心として一体化することが望ましいが、合併直後であり、財政的にも厳しいので、早急に第二段階の合併を進めようという計画はないと伺っています。一方、東三河全域の流域合併という意見もありますが、下流域の市町のそれぞれの考え方もありますので、今すぐ合併の話が進む状態ではありません。現状、合併について性急に結論を出すという考えはありません。

17-2 合併

 合併の効果があまりよく見えないが、合併効果をどのように考えているか。合併の効果を出すためにどのような方策をとっているか。

 合併の効果については、地域の中でも議論が交わされています。確かになかなか見えづらいというご意見も多いと聞いています。現在のところ合併効果を速やかに実感できるような事例は少ないところですが、逆に合併しなければできなかった事業というのもいくつかあります。その例としては、情報基盤整備を上げたいと思います。合併していなければ、この事業には踏み出せなかったと思います。地デジ対応、情報基盤整備、携帯電話不感地域対策等も進まなかっただろうと思いますし、また、防災行政無線のような広域の防災安全安心対策も進まなかっただろうと思います。旧市町村では取り組むことが難しい事業でありました。このような事業が効果を上げてくるにはもう少し時間がかかると見込んでいます。また、大きな財産となるのは、3地域で広域行政を行ってきた中で、議員、区長その他の役職の皆さん、職員がひとつのテーブルで話し合えること、人材が豊富になったこと、集団の英知を活かせることにあると思います。人材を厚くし、効率的な行政運営を図ることでより少ない経費で質の高いサービスを提供していかなければならない時代となっています。

12-15 観光

 三遠南信道路鳳来ICができるが、街道にトイレがない。開通後、放尿等で住民が迷惑することが想定される。どのように考えているか。

 旧鳳来町時代から、地域で道の駅構想なども検討されてきました。何らかの対策が必要ですが、状況を見ながら対応を検討したいと思います。

12-9 観光

 住民協働で私たちができることはないかと思っている。新城市には歴史文化遺産が沢山ある。それが巧くPRできていないと思う。市民の観光案内ボランティアをシーズンには常時配置したらどうかと提案したい。市民が観光客にこの地域を紹介するシステムを作らなければならないと思う。そのようなシステムを創りあげるために新城検定というようなものを行い、上級者に観光ボランティアを委嘱し、鳳来寺山等観光地の魅力をPRし、リピーターを増やす対策を考える必要がある。

 東三河で観光協議会というものを組織しています。この中で穂の国検定というものを検討しています。これが実施されれば、提案の趣旨に近いものが期待できると思います。区長さんにも入っていただき観光協会の組織を強化しながら、住民主導の観光への取り組みができるようにしていきたいと考えています。

5-5 議会活動

「ザイセイの話」P52の表に関連して、議会活動についても同じように類似団体との比較があれば、市民の理解も進むのではないかと思う。

議会では、議会改革委員会を設置して改革に取り組んでみえます。いただいたご意見は、議会にお伝えします。(議会の意見)議会では、議会改革研究会を設置し議会運営を中心とした議会改革の検討をしてまいりました。今後、検討結果を踏まえて議会運営を改善するなど市民のみなさまにわかりやすい議会にしてまいります。

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5-6 議会活動

「ザイセイの話」P71で議会活動事業274,327千円となっている。18年度の「ザイセイの話」P58で議会活動事業は、222,467千円となっている。約5千万円も増えた理由は何か。

調べてお答えします。(回答) 18年度「ザイセイの話」では議会の直接的な活動経費のみを計上しましたが、19年度「ザイセイの話」では議会の直接的な活動経費に加え議会事務局職員の人件費やその他経費も合わせて集計し「議会費」総額で掲載したため、増額したように見えるものです。

6-2 企業誘致

企業誘致の状況は? 八名井はあと1区画で完売です。南部企業団地は、まだ発表されていませんが、県企業庁でほとんどの区画について企業と交渉中です。市としても企業誘致説明会や誘致体制の再編を行い、積極的にPR活動を展開しているところです。今後、第2東名IC周辺整備も検討会議を設け、積極的に行っていきます。しかし、企業側の一番の関心は、人の問題であります。従業員の確保、優秀な人材の確保を重視しています。そのため、住環境や教育環境を向上させることが必要です。市としては、歩いて、歩いて情報収集を行うとともに情報発信をしていきます。

7-4 企業誘致

企業団地の空きが多い。企業誘致に積極的に取り組んでほしい。

八名井の企業団地は1区画を除いて全て決まりました。南部の企業団地も市も中に入ってほぼ全ての区画について企業庁で進出意欲のある企業と折衝中です。早晩結果が出てくるものと思っています。

4-1 救急

消防防災センターにヘリコプターの発着場所ができるそうだが、ドクターヘリはどのように頼むのか。

消防防災センターには、2ヶ所発着所ができます。119番通報したときに、状況や容態を詳しく伝えてもらうと、その状況により消防署員が判断してドクターヘリを要請します。

4-2 救急

ドクターヘリは、どのくらいの時間で来るのか。

愛知医大から10分から15分で到着します。(補足) 飛行時間は、10分から15分くらいですが、医大側での準備時間を入れると要請連絡から20分~25分で到着します。

12-10 旧町村表示

 合併して2年になるが、鳳来町という看板が沢山残っている。早く直すべきだ。

 財政事情が厳しいため、できる範囲で順次直していますので、ご理解をお願いします。

6-6 行事

この10月28日には、防災訓練、クリーン作戦、あののんまつり、中部地区運動会などもったいない行事が重なっている。どこかで総合的に見える人に調整してほしい。

市行事では連絡調整が不十分な面があったと思います。ただ、地区の行事までの調整は難しいと思います。

18-1 行政区

 住民自治の一つの単位として「区」があると思う。代表区長会には、鳳来3人、作手1人と出ているが、この状態で小さな区の声が行政にきめ細かく、公平に届いているのか不安だという声がある。このことについて今後どのように考えているか。住民自治の面から区長の役割をもう少し整理してもらった方がよいと思う。

 ご意見は非常に根本的な重要な問題だと思います。マニフェストでこれからの地域自治組織のあり方をしっかり検討していこうと訴えました。行政区のあり方、地域自治組織のあり方についてまだ

終的な着地点が見えていない状況です。現在区の規模にかなりバラツキがあり、代表区長会を設けて市全体の共通の課題について検討していただいています。合併効果として行政の一体化、集約化、効率化を図っていくと一方で地域におけるコミュニティの大切さが浮かび上がってきます。そこで、このコミュニティを地域の自治的な組織にしていきたいと考えています。 終的に地域自治区の創設、職員の地域担当制度、地域計画の策定によって地域の課題を検討していくように総合計画策定の中で検討しているところです。今そのあり方を検討していますので、いろいろな意見を寄せていただきたい。また、自分たちの地域の今後のあり方を地域の中で検討し、出していただき、市の現況も示しながら、どのあたりで折り合っていくのかを決めていくのが大きな作業だと思っています。

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平成19年度 市政報告・懇談会 質問と回答

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7-17 行政区

 合併して行政区の数が非常に多くなった。中には数軒で一つの行政区というところもあり、平井のように950軒で一行政区というところもある。行政交付金が同じ算出方法で交付される。防災訓練の交付金も同じ。行政区の統廃合も必要だと思うが、市ではどのように検討しているか。

行政区の再編は課題になっています。これからの行政区のあり方を考えていく必要があると思っています。鳳来地区では、一部自主的な統合をめざしている地区も出てきています。行政的には、現在投票区の再編を検討していますが、その次には、行政区のあり方についても検討していくことが必要だと思っています。

9-11 行政区

 投票区の再編でどのくらいの経費が削減できるのか。関連して行政区の再編はどのように考えているか。

 行政区の再編は、合併後の大きなテーマでした。行政区の大小の差が大きく、区長会での議論の対象となっています。いずれは、区の運営、集落の機能維持が困難な地区もでてくると思われ、地元でも区の維持が大きな負担になっている例も見られます。いずれ行政区の再編をしていかなければならない状況となっています。一方地元からの自主的な再編の動きも出てきています。これらの動きの中で、その手始めとして投票区の再編を呼びかけています。昭和30年台にできた投票区を、基本的には小学校区を単位として再編をしていく方向性でいます。現在、市民、区長の皆さんのご意見をお聞きしているところです。

1-3 橋梁東部(舟着)地区と北部(東郷)地区を結ぶ橋を架ける構想があると思うが、どうか。

県、地元との調整はこれからであるが、架橋の構想があることは変わっていません。

7-5 区画整理

平井と石田の区画整理の見通しはどうか。

今、都市計画課が地元に入り、もし区画整理が出来なければ、新しい手法、地区計画を取り入れて何とか対応できないか検討しています。

19-9 区長会

 区長は、地域と行政のパイプ役だが、今年作手地区では2回しか区長会が開かれていない。会合の回数を増やし、地域と行政の連携をもっととってほしい。また、市長や副市長も出席してほしい。

 趣旨は理解します。区長さんの中にいろいろな意見がありますので、意見をいただきながら改善して行きます。

12-14 区の運営

 地区への転入者があるが、区の付き合いがない。地区への付き合いを指導又は何らかの対策はできないか。

 新住民への対応は非常に大きな問題だと考えています。いくつかの例では、自治会の活動を説明したり、理解を得るためのPR活動をしているようです。この問題は難しい問題なので、皆さんからの知恵をお借りしたいと思います。

6-5 区の運営

アパートが多くなっているが、業者に管理・運営まで丸投げにしているところがあり、入居者と地域の融和が図れない。人が多くても過疎のような状態になっている。検討して条例化できないか。

大変難しいことなので、勉強させてほしい。

6-7 区の運営

不在地主の土地の草が伸び放題、不在家主の家屋が老朽化して危険なものもある。市も協力してくれるが、なかなか巧くいかない。代執行などできる方法をシステム化してほしい。また、外国人が多くなってきて、ゴミの分別、排出のルールを守ってくれない。ポルトガル語のチラシを環境課で作ってもらったが巧くいかない。家主、管理会社を指導して、アパートなどその敷地内で集積するよう指導してほしい。

いずれも難しい問題だと思います。提案を真摯に受け止め、考えていきたいと思います。

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平成19年度 市政報告・懇談会 質問と回答

※ 「NO.」は、会場番号-質問順を表しています。NO. 分野 質問・意見 市長の答え

4-3 敬老会

敬老会への補助を削減し、対象年齢を80歳以上としたが、平均寿命を超えた80歳以上ではなく、75歳とは言わないが、79歳とか78歳にならないか。80歳台の出席は40%くらいだが、70歳台は60%くらい出席する。切りのいい歳でなくてもいいのではないか。

昨年もご質問をいただきましたが、引き続き検討させていただきます。

6-8 建築規制

街中は、建ぺい率が昔のままで低い。都市計画課に聞くと、区画整理ができていないと見直しがしてもらえないとのことだった。耐震化等で建て替えようと思っても建ぺい率、容積率で建替えができない。県から市へ権限を委譲してもらって地域にあった規制にしてほしい。

区画整理ほど強制力はありませんが、地区計画などの手法を検討していきたいと考えています。土地利用については、地元市町村の権限をもっと強めるべきだと思っています。県に働きかけていきたいと思っています。

5-4 公共施設

市民プールを廃止したが事前の情報が市民に全くなかった。費用が大変なことは分かるが、事前に情報を出すべきである。市民プールの新設はあるのか。

市民プールは現在廃止ではなく、休止している状態で、教育委員会の方針を承認しました。アナウンスが少なかったことは反省点と認識しています。再開については、プールの地盤の傾斜、機器の取替え等問題が多く、いろいろな面から検討しなければならない状態です。教育委員会には、学校、文化会館、体育施設等数多くの施設があり、何から手を付け、何を優先すべきか選択が必要です。優先順位を立てて、計画的に施工していかなければなりません。

7-6 公共施設

温泉の管理まで市がやっているのが分からない。どのような理由か説明してほしい。

温泉を配る施設を市で管理し、それに対する使用料を徴収しています。また入湯税の元にもなっています。

7-7 公共施設文化会館の屋根の修理はどのようになっているか説明してほしい。

今年度も予算措置をしており、計画的に補修していきます。

7-8 公共施設

湯谷老人福祉館が廃止されるそうだが、市は受け入れて存続させないのか。

県の行政改革大綱で廃止が決まり、市に移管の打診がありましたが、耐震補強に多額の費用をかけなければならないことと、運営を移管された後、低料金を維持するためにはかなりの額を市が出さなければならないので、現在の市の財政状況では難しいとの結論になりました。

7-12 公共施設

消防署の跡地の利用方針はどうか。

現在まだ決定をしていません。いろいろな案が出ていますので、今後煮詰めて、地元、議会、市民の皆さんに利用方法を説明し、理解を求めていきたいと思っています。

9-9 (1)

公共施設

 去年、ゆ~ゆ~ありいなや山びこの丘について指定管理者制度をとったが、「ザイセイの話」を見るとゆ~ゆ~ありいなにも19年度市の税金が5千万使われている。(P145)山びこの丘にも27百万使われている。(P144) 昨年聞いた話では、ゆ~ゆ~ありいなは財政的にいいと聞いていた。私はゆ~ゆ~ありいなには市の税金がほとんど使われていないと思っていた。これからも多額の税金を使っていくのか。業績が良くなれば減っていくのか。多額の税金が使われることを疑問に思う。

 昨年、「ゆ~ゆ~ありいな」がいいと説明したのは、旧鳳来町時代、ゆ~ゆ~ありいなと山びこの丘、サイクリングターミナルの3施設を管理しており、収入と管理費の差額が赤字になっていたのを少しでも改善しようと指定管理者制度を採用しました。ゆ~ゆ~ありいなもその時点で赤字でありました。いいという説明は、新城市の全部の施設を比べて、管理料をどのくらい使用料で賄えているか比率から見るとゆ~ゆ~ありいなが も比率が高いということ、六十数パーセントの収益率で一番だったことを説明したものです。それでも賄えていなかったので、指定管理者制度を使って少しでも管理費を少なくするように採用しました。それでもまだ多額の費用がかかるので、今後の管理者の営業努力に期待しているところです。

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9-9 (2)

公共施設

 昨年の「ザイセイの話」では、山びこの丘に75百万使われている。(P146) 今年は27百万。(P144) 管理者が変わって、急に5千万も減るというのは理解ができない。その理由が知りたい。

 精査してお答えします。(回答)山びこの丘の事業費が18年度と19年度で大きく減っている理由は、施設の管理運営に要する経費の支払い方法を変更したためです。18年度当初予算では、施設を市が管理し、施設使用料などの収入も市の会計に入金され、施設の管理運営に要する費用全額を市の会計から支払うようにしていました。19年度当初予算では、施設を指定管理者が管理し、施設使用料(利用料)などの収入は指定管理者の会計に入金するように変更し、施設の管理運営に要する費用も指定管理者の会計から支払うようにしました。しかし、施設使用料(利用料)などの収入だけでは、現状、施設の管理運営に要する費用の全額を賄えない状況にあるため、不足分を市の会計から指定管理者へ指定管理料として支払うこととしています。(指定管理者の選定方法は、複数の事業者から指定管理料(赤字見込額)の見積もりを提出させ、その赤字額が少ない事業者を選定しました。)18年度事業費の75,996千円(P146)は、施設管理運営費の総額であり、19年度予算額の27,370千円(P144)は、施設管理運営費の不足分の見込額です。指定管理者制度は、指定管理者のノウハウや工夫により施設利用者の増加等による収入の増額と効果的な利用や経費の節減により管理運営費の抑制を図ることによって、収入の不足分(赤字分)を少なくすることを期待する制度です。市では、3年ごとに指定管理者の再選考を行い、より低額の指定管理料(赤字分)で請け負う指定管理者に施設管理を委託して行くことを予定しています。

9-10 公共施設

 今回市民プールを廃止した。プールの改修費を議会の資料を見ると数千万円くらいだとなっていた。ゆ~ゆ~ありいなは、2年前に1億円を投じて新しくしてすぐ指定管理者に渡してしまうということが理解できない。市民プールは立地条件が非常にいい。きれいにして宣伝すればもっと利用されたと思う。ゆ~ゆ~ありいなを残して、市民プールを廃止したことが理解できない。立地条件から考えたら、市の中心部にある施設を残すべきだ。中心部に施設がない。どういう考え方か。

 前提として、市民プールは廃止ではなく、休止という措置をとっています。現在のプールの状況、地盤の傾斜等安全面、改修等費用面から休止という措置をとっているところです。廃止と決めたわけではありません。市民、議会の議論を聞いて、来年方針を出して行きたいと考えています。また、ゆ~ゆ~ありいなと市民プールを比べるという考え方は持っていません。ゆ~ゆ~ありいなは観光施設として造ったもので観光施設としての維持をしてきました。所管も観光サイドで行っています。利用者の人数を考えるとひとつの大きな役目を果たしていると考えています。入湯税の収入源にもなっています。可能な限り運営を合理化する意味で指定管理者制度を導入して、より利便性を高め利用客を増やし、収入を増やしてもらうための措置です。市民プールは教育委員会が所管し、運営してきた経緯があります。学校、その他施設を含め教育施設全体の中でプールの取扱いを決定しなければならないと思っています。この点を理解していただきたいと思います。

12-16 公共施設

 市の施設の有料化の噂を聞くが、納得できない。そのことは進展しているのか説明してほしい。

 現在、その予定はありませんが、事情を調べてからお答えします。(回答)旧三市町村で設置した公共施設は、それぞれ設置目的、利用形態が異なっています。しかし、これらの公共施設は全て維持管理費がかかっており、その費用は市民全体の負担となっています。通常、施設の利用者はその受益の範囲内でコストを負担することが原則です。これまで旧三市町村時代の慣例で減免を行ってきましたが、その取扱いが統一的にできていないという問題点を抱えています。市民全体が負担することになる使用料の減免分について統一的な基準を制定するよう検討しています。そのほか学校の空き教室など、従来使用していなかった公共施設について、有料で使用することの可否を研究しています。

19-3 公共施設

 農村環境改善センターからゲートボール場への道路にあった照明が老朽化で撤去された。不便なので改善して欲しい。

 照明柱の腐食により転倒の危険があったため撤去しました。補正予算で対応を検討します。

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5-2 高校再編

高校再編の方向性を心配している。市内各高校存続について、市はどのような努力をしているか。

県教育委員会の再編方針は、1市1校、1郡1校の方針でありました。しかし、市と郡が合併した本市の場合、合併後は、1市2校の案が出ています。現在、市教委では、旧新城市内の2校と作手を何とか存続させたいと県教委に要望しています。市長としても市教委の方針にそって協力に運動して行きたいと思っています。

9-13 高速道路

 東名のスマートインターの増設が新聞に出ていたが、条件も整ってきたので、この地域もそれを利用して地域の活性化が図れるように、取り組んでほしい。

 昨年交通量の調査をしました。新城PA又は豊橋北バス停留所に設置した場合の利用見込みの試算を行ったところ、その結果は、採算ラインぎりぎり若しくはちょっと厳しいという予測でした。特に第2東名が完成したときには利用が減少すると見込まれました。去年の段階では、豊橋市と共同で進めないと新城市単独ではかなり厳しいと判断したところです。しかし、ご指摘にように国に新しい動きが出てきたので、注目しています。

16-2 高速道路 第2東名の新城のインターチェンジは、どの辺にできるのか。

 八束穂の豊橋鉄道のバスターミナル付近に出入口ができる予定です。

16-3 高速道路

 第2東名はどのように伸びていくのか。

 東は、八束穂から乗本、山吉田を通って引佐へ抜けていきます。西は、牛倉、大宮を通り山沿いに稲木、額田、豊田へ伸び、伊勢湾岸道路と東海環状道路の分岐点につながっていきます。

16-4 高速道路

 第2東名が全線開通するのはいつか。

 中日本高速道路会社が発表している内容では、御殿場から引佐までが平成24年度、引佐から新城を通って豊田までが平成26年度に開通すると聞いています。多少前後するかもしれないとのことです。

8-13 広報

 官から民へと行政改革を行うことには賛成である。その中で補助金が削減されることもよいと思うが、事前のPR、市民への啓発が不足しているのではないかと思う。

 PRが充分できていない点もあると痛感しています。ザイセイの話の発刊もこのPR活動の一環ですが、これからもいろいろな手立てを考え、PRに努めていきます。今後、広報、また、来年始まるCATVなども積極的に活用していきたいと思っています。常に何かよい方法はないかと模索しており、これからも研究していきます。

8-8 公民館

 公民館を建てるのに市で補助を出しているか。市としては今後どのような方針を持っているのか。

 3市町村で補助制度にバラツキがありました。それぞれの市町村で様々な経過があって公民館が建てられていたこともあって、統一されていない状況です。早期に補助基準を統一して行きます。(補足) 地域集会施設の整備費については、補助基準を統一しました。行政区が事業主体となる集会施設の新築又は大規模改築を対象として補助します。詳しくは、本庁企画課へお問合せください。

12-5 ゴミ収集

 生ゴミ収集で川合地区、三輪地区は週1回収集であるが、夏場は苦慮しているので、週2回収集をしてほしい。昨年も要望したが、その後の対応はどうか。

 現在新城地区は週2回収集をしています。今後同じような基準で収集地区を拡大していきたいと考えています。しかし、即刻全域週2回にするのは財政上、人員配置上難しい状況です。とりあえず長篠地区について本年度から週2回対応といたしました。状況を見ながら順次拡大していく計画ですが、できる範囲内で対応していきたいと思っています。

14-4 ゴミ収集

 生ゴミの収集で、長篠と新城は週2回で、鳳来のその他の地域と作手は週1回で格差がある。なぜ鳳来で長篠だけが週2回になったかその経過を説明して欲しい。

 合併前、旧新城市では週2回収集を行っており、旧鳳来町、作手村では週1回収集でした。合併後市全域で生ゴミの収集体制を見直していく中で財政的・体制的に可能な範囲で人口密集地域であり、共同住宅の多い長篠地区から生ゴミの週2回収集を始めました。ゴミ処理体制を整えながら、週2回収集を拡大して行きたいと考えています。

3-2 財政運営

財政が厳しい状況にあると聞いている。CATV事業の他に市の庁舎など大型事業が計画され、借金が増えると聞く。この先大丈夫か。

財政の各種指標を説明したとおり、厳しい状態であります。破綻状態ではないが安閑としていられる状態ではありません。市庁舎については、建設を決定したわけではなく、検討資料を市民の論議の材料として公開しました。市債は、個人で言えば、住宅ローンと同じで将来の世代にも受益に対する負担をしてもらうものです。重要なことは、不必要なものに使わない、必要以上に使わないということであります。

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7-2 財政運営

減税補填債の発行など市債が多いが、いつ返せるのか。

減税を実施したときにその財源を確保するために発行した減税補填債は、本来国が負うべき負担を市町村が市債を発行することによって一時的に肩代わりし、後年度地方交付税で補填するという制度であります。この取扱いについて、国がどのようにするかきちっと注視をしていく必要があります。

7-3 財政運営「ザイセイの話」に掲載されている財政指数はどれを見ても平均より悪いが、この先大丈夫か。

財政収支が良くないが破綻をしないように自力再建をめざしていきます。

8-4 財政運営 自主財源比率で、新城の比率は適当な比率なのか。

 自主財源比率は、高いほうが望ましいことは確かでありますので、自主財源を増やす努力を続けていきます。

8-5財政運営  ・地場産業

 平成30年頃の人口が4万人と推計しており、人口が20%減少するようだ。人口減で税収も減るので不足分は補い方法を早期に検討すべきだ。現在の財政運営は生ぬるい。合併で不用な財産もあると思うので、売却して収益にすることが直近の課題であると思う。課題として認識しておいて欲しい。新城の地場産業は何と考えているのか。

 新城の持っている産業の比率でいえば、工業の比率が高くなっています。そして農林業、観光産業の3つが地域の産業を支えています。この中で大きな課題は、農林業の再生で、いろいろな課題が山積しています。しかし林業に関しては新しい取組みが始まっているので期待したい。第2東名の開通に合せて、観光、文化、企業立地に積極的に取り組んで行きたいと思っています。

8-12 財政運営

 今年度の市債の返済金と新規借入金の差が3億円だが、市債の全額返済はいつになるのか。

 市債というものをどう見るかであります。市債は単なる赤字補填ではなく、市債を使って建設した施設を利用する将来世代や転入者にもその建設費用の分担をしていただくことに意味があるものです。大切なことは、返済不能になるような市債の発行や不要なものに市債をあてることのないようにすることです。市民の多くの方に理解を得られるものに限定していきたいと考えています。

10-4 財政運営

 今後定員の適正化で職員の退職が増えると思うが、退職金の増加に伴って起債が増え、合併特例債も入れると公債費比率が危険水域の18%に近づくように思う。今後の見通しを説明して欲しい。P169バランスシートを見ると退職給与引当金58億円必要になっているが、退職金の積立はない。どのように対処するのか。実質公債費比率に入っていない債務保証や退職給与引当金分を含めると債務の比率はかなり高くなってくると思うが、どうか。

 退職金については、旧作手村・鳳来町の場合は、退職手当組合に加入して年度間変動に対応していました。市の場合は、退職手当組合に加入している例も少なく、また、退職金のための積立金を積み立てている例はごく少数であります。ほとんどの市では、退職金をその年度の会計から支払っています。企業のように退職給与引当金や減価償却費の考え方がないのは、行政会計の特殊なところだと思います。(市の会計の中でも水道、病院等公営企業会計は、減価償却費、退職給与引当金の考え方があります。)今後、公債費比率の上昇には細心の注意を払って市債管理を行っていきます。 また、財政指標については、全国的に比較できるようにするために、国が算定方法を示すことになっています。ご指摘の将来負担比率については、まだ、計算方法が示されていないため比較ができませんが、将来負担については、十分注意をする必要があると思っています。

7-1 ザイセイの話「ザイセイの話」の発行は今後も続けるのか。

発行は、続けていきたい。

8-11 ザイセイの話

 「サイセイの話」はムダではないと思っているが、もっと利用し易くなるように他の情報も入れ、市勢要覧、市のハンドブックになるようなものに工夫されてはどうか。

 有効に使っていただくための工夫を重ねていきます。いろいろな意見をいただき、来年度のザイセイの話に反映させたいと思っています。

8-3 ザイセイの話

 「ザイセイの話」は、あまり読まれていない。もったいない気がするので、これからは、電子ファイルにして、閲覧形式にすることを提案する。

 もったいないという意見も聞いていて、いろいろ議論もあると思います。一冊200円くらいですが、市としては市民に市の財政状況をきちっと公表していくことが大切だと思っています。この方法は、当面続けていきますが、市民の理解が深まり、さらにいい媒体があれば、検討いたします。

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10-1 ザイセイの話

 ザイセイの話の発行はいいことだと思う。今後も情報公開を進め、新城の状況や行政サービスを市民に説明して欲しい。しかし、中身の充実を望む。例えば土地開発公社や市民病院の部分については、何らかの解説が欲しい。さらに将来展望等も掲載されたい。また、索引をつけることと外来語をなるべく日本語に置き換えることを要望する。

 情報公開の第一歩として「ザイセイの話」を発刊しました。まだまだ不十分なので、提案を検討してより良いものにしていきたいと思います。

10-2 ザイセイの話

 ザイセイの話で、企業会計の報告があまり詳しくないのはなぜか。

 昨年度のものは市の会計のみでしたが、本年度は土地開発公社、農林業公社、山湊等新たに加えました。決算が出て短期間にまとめましたので、解説など不十分な点もあります。改善して行きたいと思います。

10-3 ザイセイの話

 ザイセイの話で、土地開発公社と山湊の会計報告が簡単すぎる。貸借対照表の作り方もあまり適当でない。もう少し簡単で判り易い方法が取れると思う。貸借対照表の内容についても注釈が必要。借入金の支払い利息の計上、土地の価格の算定方法等説明されたい。

 わかりにくいという指摘をいただいているので、もう一度整理をし直して、何らかの形で示したいと思います。

15-4 ザイセイの話

 ザイセイの話は、よく読んでいる方もみえるが、もっと分かりやすいものにして欲しい。

 ザイセイの話は、今後も出していきたいし、一目でわかるようなものに改善して行きたいと思っています。趣旨としては、まず、財政状況などを全てオープンにしようというところからはじめたいと思っています。これまでの市政報告懇談会で、このザイセイの話をかなり細かく見て質問していただいた方もみえ、これは発行の大きな成果ではないかと思っています。市民に全てオープンにしていくという姿勢が大切であり、また、少数であっても丹念に見ていただいて、疑問な点や不適切な点を指摘していただくことが市政の向上につながると思っています。情報開示は、社会で自分(市)を写す鏡を置くようなものだと考えており、また、情報開示で市民のいろいろな意見が寄せられ、よりよい市政に導く早道だと思っています。

6-1 栄町線

都市計画道路栄町線の先線はどうなるか。また、取付けの交差点に信号がつかないと聞いたが信号はつけるべきだ。

来年3月に開通しますが、その先線については、方針を 終決定していません。ただ、平成13年に都市計画決定を行ったこと等経過は承知しています。昨年度、まちづくり会議で検討していただき、いろいろな意見をいただきました。今年度、専門家も入り検討しており、その議論を聞いて先線をどうするか中心市街地はどうあるべかを検討し、来年には結論を出し、市民に公表していきます。鉄道の駅という大きな利点、新城の顔としての駅前の重み、中心市街地の新しい可能性等大きな視点から栄町線を考えていきたいと思っています。信号については、県公安委員会の権限です。市としては信号がつくものと思っていましたが、信号間の距離等で当面設置されないとのことでありました。今後、交通量により県公安委員会に要望して行きます。

8-1 栄町線

 栄町線整備事業の工事が始まっているが、旧151号線で止まってしまっては意味がない。その先はどうするのか。

 入船線から旧151号線までの間は、用地買収が進み、事業化されていました。平成13年度の都市計画決定では駅まで通すことになっていました。都市計画審議会で審議をお願いし、昨年一年間、まちづくり会議での検討もしていただき報告書を提出していただきました。これまでの経過と皆さんのご意見を聞き、市議会や市民の議論を聞きながら、その先線について、来年には、市の方針を決定して行きたいと思っています。

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7-14 市職員

「ザイセイの話」P51の定員管理を見ると新城は全国平均よりかなり職員数が多い。今後どのような方針で削減に取り組むのか。

一般職員については、平成21年度くらいに類似団体並に削減できる見込みです。類似団体以上に職員が多いのが消防職員と保育士です。この職種については、今後どのようにするかまだ回答を持っていない状況です。多い理由は、北設の消防を全部新城で引き受けていること、保育所については全部市立で小さな保育所も多いことに原因があります。面積が広大であること、地域の特殊性も考えなくてはならないと思います。

15-2 市職員

 合併直前と現在とで市の職員数、人件費の総額はどのように変化したか。

 職員数は、122人減少しています。人件費総額については、手元に資料を持っていませんので、後日何らかの方法でお知らせします。(回答)市の全会計の人件費総額は、平成17年度決算(合併時)で約90億300万円でした。平成19年度当初予算では、約82億2700万円を見込んでおり、約7億7600万円減少しています。

16-1 市職員

 説明の中に職員手当の見直しというのがあったが、勤勉手当、管理職特別勤務手当とはどのようなものか説明して欲しい。また、特殊勤務手当は作業改善で少しでも減らすことができないのか。

 勤勉手当は、民間でのボーナスと同じようなもので、一定期間における職員の勤務成績に対して与えるものです。 管理職には、管理職手当が支給されており、特別勤務手当はほとんど支給されていない状況です。特別勤務手当は臨時・緊急で休日に勤務した場合に支給されます。(災害時、選挙事務等) 特殊勤務手当は、いろいろな業務に対するものがありますが、現在縮小に努めているところです。 勤勉手当については、これまで公務員制度の中で横並びの傾向が強かったが、本市では勤務成績や成果等勤務の評価をこの手当に反映させていきたいと考えています。 職員も労働者でありますので、働いたことに対しては正当な評価はしていかなければならないと考えています。

19-4 市職員

 類似団体と比較して定員管理の適正化を図っていくと説明があったが、新城の特殊性もあり、本当に類似団体の平均数が新城市の職員数として適しているのか疑問である。まず、住民要望に対応できる体制であるかどうかから判断して欲しい。

 一般行政職員と消防職員・保育士とは切り離して考えるべきだと思います。新城のみならず北設楽全域の消防も引き受けている消防職員、他市と異なって民間保育園がなく全部市立の保育園である保育士については、今後どのようにしていくか方針を決めていない状況です。しかし、一般行政職員については、人口規模に応じた行政サービスの量に合わせて事務の統廃合、効率化、集約化を図っていくことで行政コストを引き下げることが必要と考えています。

14-7 設楽ダム

 鳳来西部は、設楽ダムの直下流になる。ダムが本当に必要なのか疑問に感じている。新城市は推進の立場をとっているが、新城市にとってどのようなメリットがあるか。また、鳳来西部地区にとってどのようなメリットがあるか。市長の認識を伺いたい。

 設楽ダムについては、新城市は2つの面を持っています。旧鳳来町には2つのダムがあり水源地となっていますが、旧新城市は、県営水道も受水しており、また、洪水対策等で利水、治水の面で恩恵を受ける立場にあるため、設楽ダム推進の下流の組織(豊川水系総合開発促進期成同盟会)に加入をしています。新城市にとってのメリットは大きくは2つあります。利水の面で豊川総合用水事業での利水、県営水道での受水で安定的な水利用ができる点と治水の面で新城地区の豊川沿岸部の洪水対策であります。鳳来西部地区にとってのメリットについては利水・治水の面では直接的にはないと思います。河川環境悪化の不安を住民が抱いていることは理解しており、市としても環境アセスに対して、直下流の水質保全、生態系の保全等意見を知事宛に出しているところです。

14-9 設楽ダム

 設楽ダムが建設に向けて進んでいるようだが、下流域として市はどのような動きをしているのか、また民意を市としてどのように把握したか説明して欲しい。

 市の動向は、先ほどご説明したとおりです。

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平成19年度 市政報告・懇談会 質問と回答

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5-3 市長

マニフェストの成績で落第点が出た。マイナスになった点を具体的に明らかにして欲しい。

新城青年会議所が開催したマニフェストの検証事業のことと思いますが、マニフェスト全体ではなく、そのうち5項目が検証の対象になりました。昨年11月にマニフェストの自己検証を出しましたが、今年も10月に中間の自己検証を出す予定です。自分のマニフェストで求めるものが少し大きかったかと思います。想定以上に財政も厳しく、また、市民病院の問題も大きかったと思います。マニフェストの検証は、一期4年たったところで市民が判断するものであると思っています。

17-4 市長

  近豊川市長選挙で、山脇氏が退職金の返上を公約し、当選されたが、穂積市長は退職金についてどのように考えられているか。

 退職金については、今は全く何も考えていません。退職金返上という考え方を公約したり、実行されてみえる例があることは承知しています。私のマニフェストでは市長給与削減を書きましたが、市長の給与は決して高いとは思っていません。トップの決意を示すために実行しているものです。市長という職は非常にリスクの大きいものなので、退職金の額が相当かどうかについては議論があるにしても、退職金が不用という考え方は今持ってはいません。

1-2 市民参画

今年の「ザイセイの話」の市長挨拶文に「公共のにない手を広く市民社会全体のなかに求め、助け合いの輪をつなぎ、市民が「自ら治める」まちを築いていく」とあるが、具体的にはどのようなことを地域に期待しているか。

舟着地区ではビオトープ等地域で積極的な取り組みをしていただいている。来年から市と地域住民で共同施工というようなことができないか検討しています。総合計画で定めていく予定の地域計画をこれから地域の皆さんで作っていただいて、市民参加が容易になるような仕組みづくりを進めていきたい。

12-12 地元施設

 大島ダムの振興策で平成8年に広場を造成してもらった。その広場が陥没した。市に復旧を依頼したが、地元と管理維持契約を結んでいることから地元で対応してほしいとのことであった。地元では対応できないので、市で施行してほしい。

 その広場(「八幡森広場」)については、詳しいことを聞いていないので調べて回答します。(回答)名号地区の振興策として、いろいろな活用ができる多目的広場を整備しました。この広場については、完成時の平成9年4月に町と区で取り交わした覚書で、広場は名号地区で運営管理し、維持及び管理に要する費用は名号地区で負担することとしています。

1-6 住宅地

市民参加には地域力の強化が必要。舟着地区は人口減少で危機感を持っている。第二東名ICとも距離的に近いので農振地域を見直して人口増加を期待できる住宅地の造成等の施策を希望する。特に豊橋鳳来線沿いに有効地がある。

農振地区の土地開発については、都市計画マスタープランに位置付けし、地区計画を立てて土地利用のコントロールをしていくという手法があります。遊休農地、耕作放棄地を集約化し有効利用することと住宅適地を適切に確保して行くという両面の考え方が必要です。土地の利用方法がこれからの新城市の発展の鍵になると思います。

7-13 障害者支援

障害者自立支援法の施行で、どのような対応をしているのか。

昨年度策定した障害福祉計画に加えて、今年度は、障害者基本計画を策定しています。関係者の地域自立支援協議会を立ち上げていく方向で関係機関の協議を行っています。

10-5 障害者支援

もくせいの家ほうらいについて、法人格がないため自立支援法の適用ではなく、市から補助金を受けて運営している。市の補助金は今後どのようになるのか。市の考え方を聞きたい。

もくせいの家ほうらいについて、法人化の年限を切るという考え方は持っていません。新城福祉会との関係の中で検討し、法人化への何らかの支援を検討したいと思っています。基本的には法人化が望ましいと考えていますが、現況では施設側で負担が厳しい状況なので、法人化の期限を設定することは考えていません。

10-6 障害者支援

自立支援法にある地域活動支援センターは、新城市においては千郷の西部福祉会館にあるが、鳳来からは遠く地域格差を感じる。鳳来地区の障害者のためにもくせいの家ほうらいを地域活動支援センターに指定して欲しい。

この件については詳細を承知していないので、後日お答えします。(回答)先ず、地域活動支援センターという事業は、障害者自立支援法の中で、市町村が行う地域生活支援事業のうちの一つであると規定されており、運営に当たっては法人であることが前提となっています。自立支援給付事業の就労移行支援や就労継続支援などの事業規定と対比の上で、もくせいの家ほうらいとして、将来計画(財源計画を含めて)をどのような形で保持しているのかが重要な課題です。利用者さんの将来と現実的な運営体制を勘案してご検討ください。

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平成19年度 市政報告・懇談会 質問と回答

※ 「NO.」は、会場番号-質問順を表しています。NO. 分野 質問・意見 市長の答え

19-8 消防

 防災訓練時に消防設備の点検をしたところ修理が必要なものがあった。早急な修理を要望しているが、予算的に厳しいと回答された。早急な対応をお願いしたい。

 消防施設等修繕要望が作手地区においても多数寄せられています。緊急時に対応ができない恐れのある2箇所分を補正対応で検討しています。予算の範囲内で適宜改修していきます。

11-3 情報公開

 ザイセイの話と市長の説明で市の厳しい財政状況がある程度理解できた。これからは市の財政状況を理解しないまま、要望だけを主張することは不適切だと感じた。合併して一つの市になり、夢のある地域になったと思う。新城、鳳来、作手にはそれぞれ地区の特徴があり、これを有機的に結びつければ今後の発展は夢ではないと思う。このような市の状況を説明するこのような懇談会を今後も毎年続けてほしい。

 市民の皆さんが市の状況を知っていただくことが私の 初の仕事と思い、ザイセイの話を発刊しました。昨年、夕張の問題は大きなショックを受けています。自治体が破綻することはどういうことかを目の当たりにしました。市の財政状況の公表、市民がその状況を知っているかどうか、議会のチェック機能などいろいろな課題が浮かび上がっているので、このような機会を今後も続けていきたいと思っています。総合計画を策定中でありますが、その総合計画は市民が夢を持てるようなものにし、それを裏打ちする財政再建を市民とともに創りあげていきたいと考えています。

1-1 情報通信

光ファイバ事業についてその内容等市民の理解が十分でない。市民への浸透をどのように図っていくか。

 PR不足を痛感しており、再度市のPR体制を建て直して取り組みます。職員、ティーズ社員もいつでも説明に出向くのでご一報をお願いしたい。

2-1 情報通信

光ファイバ事業は、税金を使って行う事業であるなら、申し込みなしで全戸引くべきではないか。

全戸引き込みも内部検討しましたが、個人宅へ入るものであり、接続器具等を個人宅に取り付けることになるため、所有者の了解をきちっと取るべきであると判断しました。

2-2 情報通信

光ファイバ事業で市がティーズと一緒になって加入申込みを勧めているが、癒着しているのではないか。

この事業は、公設民営方式で進めています。基盤は市が整備し、放送等その運営を民間事業者に行わせるよう公募方式で事業者を募集し、議員も入って選定委員会を作り、事業者の比較検討を行いました。市は、光ファイバ網を有料で事業者に貸し付けるものです。より多くの市民がサービスを利用していただけるよう市とティーズが協力してPRを行っています。

2-4 情報通信

CATV事業で、光ファイバ網をティーズに貸すと説明があったが、貸す代金は決まっているのか。また、市はティーズに出資して行くのか。

有料賃貸は、事業者の公募条件として決まっています。具体的な賃貸料は来年3月に決定する予定です。出資については、来年開局し、サービスが開始された時点で豊橋市、田原市と同じように出資するかどうかその適否を検討します。

2-5 情報通信

(意見) 今の新城市の財政難で出資が可能かどうかよく検討すべきだ。50%未満の利用率で税金の投入が適切であるかどうか疑問である。

ご意見として承ります。

3-1 情報通信

CATVのデメリットは、どのくらいあるか。

デメリットは、唯一多額の費用がかかることです。17億の事業費のうち市財源が4億必要です。施設は市の所有であるため維持管理は市が行うことになります。しかし、都市部では民間事業者が光ファイバ網等をどんどん広げていますが、採算性の悪い三河山間地域では、民間が二の足を踏んでいる状態です。このままの状態であると都市部との情報格差がますます広がり、定住対策、福祉医療対策、教育対策、企業誘致等に悪影響が出てしまい、放置しておけない状況となってきました。情報格差をなくすこの事業は、投資に見合うメリットがあると判断し、事業に着手しました。

4-7 情報通信

光ファイバ事業で福祉支援サービスを行うと説明があったが、将来計画はどのようになっているか。

具体的なシステムは煮詰まっていませんが、在宅医療、安否確認、災害時の非常放送など可能性は非常に大きいと考えています。しかし、システム開発には多額の費用がかかりますので慎重に検討しているところです。また、医療機関の連携なども検討していきます。

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平成19年度 市政報告・懇談会 質問と回答

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7-9 情報通信光ファイバ事業の申込みが少ないようだが、12月末の無料申込期間の延長は行わないか。

延長は考えていません。早期加入申込のPRに努力します。

8-2 情報通信

 光ファイバ事業は、後のメンテナンスに多額の費用がかかると思うが、どうするのか。また、市の負担が8億くらいかかると聞いたが、現在はどのくらいかかるように見込んでいるか。

 当然、維持管理には費用がかかりますので、整備した光ファイバ網は有料で貸与して行く方針です。光ファイバ網の整備には、国県の補助金のほかに財源として過疎債を使うことにしていますが、現在、市の負担は、その返済金も含めて4億数千万円くらいになっています。当初の市負担予定額の約半額程度になっています。

12-1 情報通信

 光ファイバネットワーク事業で、市のやる範囲とティーズがやる範囲を市民があまりよく理解していなく混乱していると思うがどうか。

 市民の理解が不足しているという指摘はその通りと思います。引き続き詳細な説明をしていきます。また、未加入者に対してはダイレクトメールで説明、加入促進を図っていくことを予定しています。

12-2 情報通信

 光ファイバネットワーク事業で、加入者が少ないとティーズの経営が成り立たないのではないか。

 採算を計算してやっているので、経営が成り立たないということはないという見通しで取り組んでいます。加入率が低いことが原因で料金が高くなるということがないように契約しています。

12-4 情報通信

 防災行政無線の各戸への設置で雑な工事が行われたと聞いた。どのようなことだったか説明されたい。

 指摘の通り問題が一部発生しました。下請け業者の一部に杜撰な工事をしたものがありました。これについては、元請業者に厳しく注意し、該当の市民にお詫びをしたところです。今度の光ファイバネットワーク事業の工事については、このようなことがないよう万全の対策をとるように事業者と調整しています。もし、問題が出た折にはすぐ通報してください。

13-4 情報通信

 光ファィバネットワーク事業で 初の予算額が29億円で17億円でできるようになったが、差が大きいので、その理由を説明されたい。

 入札の改革と参加企業の競争によるものであります。

13-5 情報通信

 光ファィバネットワーク事業で17億円かけて、テレビとインターネットだけではもったいないと思う。そのほかにどのようなことを計画しているのか。

 現在、施設(光ファイバ網)の整備を中心に進めており、ソフトの部分が遅れている状況です。いろいろなシステムを検討しており、順次開発を進めていきたいと思っています。また、市の自主放送番組を予定しており、現在、庁内にプロジェクトチームを設けて内容を検討している 中です。

13-8 情報通信

 光ファイバで入札額が安すぎる。設計が杜撰だったのではないか。あまりにも差がありすぎる。どのようだったのか。

 入札では、 低価格の業者と 高価格の業者の間に約10億の差がありました。この結果を見ると業者間の競争の結果でしかないと思いますので、ご理解をお願いします。また、設計についても、適正に進められ、決定したものであり、適正であったと思う。

13-9 情報通信

 防災行政無線の工事で杜撰な工事が行われた例がある。光ファイバが低価格で落札されたことで、同じようなことが起こらないか不安がある。現場管理を徹底してほしい。

 防災行政無線工事では、各戸への取付工事で問題があり、通報を受けた段階で厳しく業者を指導したところです。光ファイバ工事においては、これを教訓として現場管理をしっかり行っていきます。もし、不適切な事例があった場合には、すぐ通報をしてください。

14-3 情報通信

 光ファイバネットワーク事業と防災行政無線の事業は二重投資で無駄なように思える。また、工事完了後の維持管理にも費用がかかると思うが大丈夫か。維持管理にはどのくらいの費用がかかるのか。

 採算を含めて十分やっていける事業と思っています。市で整備したケーブルをティーズに賃貸し、ティーズが放送番組の提供を行います。また、施設のメンテナンス等はティーズに委託していきます。 防災行政無線とCATVは、目的が異なることと無線・有線の違いがあります。災害に対するリスクの分散という観点から二重投資ではなく、必要な施設です。 ティーズは光ファイバケーブル賃貸料を市に納入し、市は市有財産である光ファイバケーブルのメンテナンス委託料をティーズに支払うこととなりますが、その賃貸料、委託料の金額は、来年3月に契約する予定であり、現在未定です。

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19-12 情報通信

 光ファイバ事業で、集会所への光ケーブルの引き込みだけではできないと聞いたが、将来CATVを利用するときのために光ケーブルの引き込みだけを行っておくことはできないのか。

 地区の集会所への光ケーブルの引き込みは、CATVを利用する時点で市施工分の光ケーブル引き込み工事は市費で行います。(ただし、後年度にCATVを視聴するために光整端箱からテレビまでの接続工事は、一般家庭と同様にティーズが施工するので、別途取り付け工事費が必要です。)

4-5 総合計画

総合計画は、短期間にまとめてしまうと具体性に欠け曖昧な計画になってしまう。大事に計画なので何ヶ月かかってもじっくり検討してほしい。また、子供が減っているが、小規模校の位置付けを慎重に検討してほしい。

総合計画は、来年3月まで密度の濃い議論を続けていきます。子供の教育については、効率性を求めるべきではないと思っています。しかし、子供の教育環境としてある程度社会性を醸成できる環境は必要であり、教育委員会で適切な基準が研究されることと思います。

4-6 総合計画

新城ICや三遠南信道路の開通になると浜松への流れが強くなる。また、浜松が通勤圏なることから、住宅地の物色が始まっているようだ。新城の将来ビジョンを説明してほしい。

三遠南信道路はH24までに鳳来ICまで開通すると見込んでいます。東栄は浜松の影響圏域になるかもしれません。第二東名ができると名古屋からは豊橋より新城の方が近いと言われたことがあります。企業サイドも新城に着目していますので、新城ICや三遠南信道路を新城の発展のためにうまく使っていきたいと思います。庁内に検討会を設置し、対応を研究しているところです。基盤整備を進めつつ自然と調和した懐の深いまちにしていきたいと思っています。

11-2 総合計画

 現在策定中の総合計画は、3月に議会承認が得られたら、全市民に配布していくのか。

 具体的にどのようにするかは決定していませんが、総合計画は市民全体の計画でありますので、その内容をいろいろな方法で説明し、理解していただき、市民全体のものとしていくよう努力していかなければなりません。今回の総合計画は、市民が使いやすいように、またチェックがしやすいように何らかの措置を講じていきたいと考えています。また、総合計画検証委員会というようなものを設け、市民が総合計画の進捗状況をチェックするように原案の中に盛り込んでいます。

15-5 総合計画

 総合計画のアンケートで働く場所が欲しいという意見が多数を占めていた。新城を出たいという考えを持った若い方が多いのは、働く場所が少ないことの反映と思う。これに対する市長の考えを伺いたい。

 企業の誘致PRを行ったときに、企業が進出を躊躇する理由は、働く人の確保ができるかということでありました。企業の進出と若者の流出が悪循環になっている状況です。若い人が住み続けられる、また、働き易い、子育てがし易い住環境をどのようにしていくのか大きなテーマであります。旧鳳来町時代に住環境プランの策定を進めたのは、鳳来町の人口流出が激しかったためです。今回の総合計画では、住環境の整備に取り組むようにしたいと思っています。

13-2 地域自治区

 マニフェストで地域自治区の設定を言っているが、想定している区域、規模等どのように考えているか。

 現在具体的に想定しているわけではありません。行政区、小学校区、旧町村区画等いろいろ考えられます。地域自治区となると市の権限や予算を委譲することになりますので、ある程度の規模は必要と思います。いろいろな事情や意識の違いがありますので、段階的に進めていくことになると思います。総合計画で地域計画や職員の担当制を設けようとしています。この流れの中で、地域自治区が成立していくことになると思っています。

13-6 地域自治区

 地域自治区については、3地区いろいろな事情があるので、一斉というのは難しいと思う。地域にあった特区や特例などモデル的に実施することは考えられないか。

 モデル的や地域の合意形成ができたところから先行的に実施するという手法はあると思いますが、策定中の総合計画に位置付けして、議会の承認、市民の合意形成を得ていくことが必要です。現実的には、ご提案の方向性もあると思っています。(補足) 地域自治区は、地方自治法で設置する場合は、市町村の全域に設置となっています。総合計画で言う「テーマ型地域自治区」は地方自治法に基づかないものであり、モデル的に実施する場合も地方自治法上の地域自治区ではありません。

15-9 治山

 大野で地盤が悪いところで工事があったが、そのときの残土が現場近くに残されたが予算がないということで取り除いてくれなかったという話を聞いた。どういうことだったかその対応を聞きたい。

 詳細を調べてお答えをします。(回答)ご質問の工事は、愛知県が治山事業として実施したもので、施工主体の愛知県が発注した工事の請負業者が残土処理をしています。現在、残土は放置されてはいません。

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1-7 駐在所存続

舟着地区の重要な施設である日吉駐在所の存続について、以前から県に要望しているが、再度市からも要望してほしい。

地元住民の方と連絡を密にして間違いのない対応を取っていきたい。ハードルが高いことは間違いないが地域の要望が反映されるように努力していきたい。

5-1 庁舎

市長のマニフェストに新市庁舎建設が書かれており、建設に関する報告書が提出されたようだが、どのような方向性で進んでいるか。

市長選挙のときのマニフェストに庁舎建設を書きましたが、これはいずれ建て替えが必要なら、合併特例債が利用できる期間に終えたほうがよいと考えたからです。しかし、合併後の財政状況、庁舎建設基金の積立残高を見ると現在の財政状況では困難と思っていますが、庁舎の老朽化、地震等災害対策、市民の利便性等諸条件を考えるといずれは庁舎建設を市民の議論の土俵に上げなければならないと思っています。本年度中又は来年度早々に市民会議を立ち上げ、費用・庁舎の役割・まちづくりに与える影響という三つの柱で検討して行くこととしたい。

6-3 庁舎

市庁舎のことが7月の新聞に記事として出ていたが、市庁舎の方向性は? どのくらいで建て直すのか。

7月に新聞に掲載された内容は、庁内での検討状況を報告書にまとめたこととその内容を市民に公表したというものです。市長選挙で示しましたマニフェストに庁舎建設を載せていますが、旧新城市の庁舎として50年以上経過した現在の本庁舎は、いずれ建て替えなければならないと思い、手厚い国の支援がある合併特例債が発行できる10年間に建て替えることを提案しました。現時点では、財政状況から見て、10年の間に建て替えることは大変厳しい状況にあります。しかし、倒壊を免れる程度の 低限の耐震補強をしたとはいえ、建物自体の老朽化は進んでおり、防災対策の本部機能としても問題があります。また、庁舎が分散しているため市民に分かりづらいと不便をかけていること等いずれは庁舎建設を土俵に載せなければならない時期に来ています。そのため、今から市民に広く議論していただくために、行政で考えられる限りの案を検討し、その内容を市民に公表しました。いろいろな案を示した上で、今年度又は来年度に市民会議を設け、広く議論をお願いする予定でいます。庁舎建設の議論では、市庁舎のあり方や機能、規模や財源、そしてまちづくりの観点から広く議論していただき、多くの意見をいただき方向性を示したいと思っています。

9-12 庁舎

 市役所の建設が新聞に載っていた。夕張市では役所を民間に売って、賃借する方法をとる様だが、新城市も財政難と説明があったが、そういう方法も検討し、立派な機能のある役所を安く利用できる様に検討して頂きたい。

 市役所庁舎の建設は、合併前につくられた「新市まちづくり計画」に入っていたことです。マニフェストでは、合併特例債という有利な市債で建設することを提案しました。これらに基づいて庁内で検討委員会をつくり、今年3月に報告書を提出させました。一体型、分散型それぞれにいくつかの案を示し、メリット、デメリットを上げました。現在の財政状況では、建設はかなり困難な状況です。しかし、災害対策、市民の利便性を考えると、どこかの時点で議論の土俵に乗せなければならないと思っています。そのための原案を出したところです。これについては、今年又は来年、市民会議を設置し、幅広く意見をいただきたいと考えています。市役所の機能や役割の問題、規模や財源の問題、まちづくりに与える影響の問題等いくつかの角度から研究をして一定の方向性を出していきたいと思っています。

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19-10 投票所

 投票所の統合について全市的に行われるのは理解するが、この地域の投票所が繰上げ投票の投票所になることの理由を説明してほしい。

 現在、パブリックコメント制度で市民の意見を聞いている段階です。基本的には、冬季路面凍結等があっても、開票開始時間に投票箱が開票所に届くように投票所閉鎖時間を繰り上げを予定するものです。(補足) 繰上げの目的・理由につきましては、開票事務を円滑に進め、選挙結果を選挙人に速やかに知らせるよう努めること及び、搬送途中の事故回避のための安全性の確保が大きな目的であります。理由としまして合併後市域の拡大にともない開票所までの道程が遠くなり、山間地域特有のカーブが多く、道路幅員が狭いことなどから搬送時間に相当な時間を要します。また、冬季に行われる選挙の場合には凍結による事故についても心配されるところであることから繰上げ投票を行うものです。なお、これらの投票所につきましては、冬季以外の選挙について、その都度投票時間を変更することについては投票者の混乱を招くことから何れの選挙においても、繰上げ投票を行いたいと考えております。 なお、現高松及び田代投票区において、平成19年の県知事選挙、県議会議員選挙、参議院議員選挙で投票所の繰上げを実施しております。 平成15年に期日前投票制度が出来、投票しやすい環境が整えられましたので、こちらの制度もご利用下さい。

7-15 道路整備

消防防災センターが平井にできるが、交通量の増加等地域への安全対策についてどのように考えているか。

交通量の増加については細心の注意を払っていきます。第二東名の開通もあり、国道の4車線化、歩道設置による安全対策を考えていくのが本筋と思います。開設後予期せぬ事態が生ずれば、信号設置等考えていきます。

8-7 道路整備

 新城では、鉄道駅へのアクセスは、ほとんど自家用車に頼っている。しかし、駅への進入路が狭すぎる。駅への道路アクセスについてどのように考えているか。

 JRが本市に通っていることは、新城市にとって大きな財産と思っています。今後、公共交通機関が見直され、重要性がさらに高まってくると予想しているので、公共交通の整備、アクセス道路の重要性は認識しています。その一つの突破口が新城駅前の整備であると思っています。新城駅前の道路アクセスが不十分なのと同じ状況が他の駅でもあります。大きな課題としてJRと協議しながら取り組んでいきます。当面、東新町駅の横の踏切については、協議も終了しており、1~2年度の間に拡幅ができるように取り組んでいます。

14-5 道路整備

 鳳来西部地区の国道257号等道が狭い。拡幅等の計画がないなら、せめて側溝に溝蓋をして少しでも広くなるように県等要望して欲しい。その他の道も側溝に溝蓋をしてほしい。

 対応できるところは、順次対応していますが、担当に伝え検討させます。

9-1 土地開発公社

 「ザイセイの話」P42掲載の土地開発公社貸借対照表で長期借入金は、どこから借りているのか

 民間の金融機関から借りています。

9-2 土地開発公社

 土地開発公社の所有している土地はどこにあるのか。

 所有している土地は一箇所ではなく、かなり多くの土地を有しています。市内の各地です。

9-3 土地開発公社 八名井の工業団地も含まれるのか。

 含まれていますが、既に多くの部分を進出企業に売却しました。

9-4 土地開発公社

 土地開発公社の長期借入金の借入先が民間金融機関との説明であったが、それならP43の損益計算書に営業外費用として支払利息が出てこないのか。利息が支払われていないように思うがどうか。土地開発公社外のどこかで払っているのか。

 この件については、詳細に調べて回答する。(回答)市は、土地開発公社の借入金について債務保証をしていますが、これは土地の先行取得をする場合にその購入資金を金融機関から借入れるにあたり債務保証を行うもので、借入金の利子については土地開発公社で保有期間中は土地開発公社で行います。この利子分については、市から土地開発公社に公共用地の先行取得を依頼したものは、市が土地開発公社からその用地を購入するときに管理費・事務費・利子分を含めて支払います。土地開発公社の独自事業(企業団地の開発等)においては、造成工事費・管理費・事務費・利子分を企業への販売価格に含めて売却します。

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9-5 土地開発公社

 「ザイセイの話」P169バランスシートで枠外に「債務保証及び損失補償に係るもの40億円とあるが、これはどこかの借入金の連帯保証と思われるが、その借入先が判るならお答えいただきたい。

 土地開発公社に対するもののみです。

9-6 土地開発公社

 「ザイセイの話」P42で土地開発公社の借入金は、18億しか出ていない。差があるが、土地開発公社以外にもあるのではないか。

 土地開発公社分のみです。(補足) 議会の議決を経て市の一般会計が土地開発公社に対して債務保証をしている額は40億円ですが、この額は土地開発公社に対する債務保証の上限額です。本年3月末時点で土地開発公社が金融機関から実際に借り入れている額は約18億円です。その差22億円は、未借入れ額です。これは、土地開発公社が土地の先行取得を臨機応変に行えるようにするための措置です。

9-7 土地開発公社

 土地開発公社に債務保証をしているということは、市が土地開発公社に替わって利息を払っていると思われるがどうか。

 調べて回答します。(回答)新城市土地開発公社は、新城市、設楽町、東栄町、豊根村が出資して設立されている団体です。土地開発公社の借入金の利子は、その土地の保有期間中は土地開発公社で支払います。この利子分については、市(町村)から土地開発公社に公共用地の先行取得を依頼したものは、市(町村)が土地開発公社からその用地を購入するときに管理費・事務費・利子分を含めて支払います。土地開発公社の独自事業(企業団地の開発等)においては、造成工事費・管理費・事務費・利子分を企業への販売価格に含めて売却します。

9-8 土地開発公社

 そういうこと(借入金の利子・塩漬け土地)は書かないのですか。都合のいい数字は出しても悪い数字は書かないということか。すごく不安に思う。

 土地開発公社の保有土地については、全国的に大きな議論の対象になっています。土地開発公社が土地を先行的に取得し、それを開発して分譲するという、高度成長期に土地が値上がりするということを前提にしたものでありましたが、現在、土地が塩漬けになったり、売れずに残ってしまった例が全国的に見られます。その売れ残った土地の購入費等が市にかかってくるという例もあります。これから、土地開発公社も含めて市全体で財務指標を見るようになりますので、指標に気をつけて行きたいと思います。本市の現在の状況では、一般会計に大きな負担がかかっている状態ではありません。

13-3 土地開発公社

 土地開発公社に40億円の債務保証があるが、塩漬け土地や処分できない土地があると聞いている。どのようか。

 40億円の債務保証は、銀行借入の上限補償額で、実際の借入金は約17億8千万円です。なかなか処分できない土地もありますので、その内容は公開していかなければならないと思っています。

12-7 入湯税

 入湯税の市の収入が約3千万円あるが、そのうちうめの湯は約8百万納めている。湯谷では泉源開発で多くの予算が割かれているが、うめの湯への援助は今年初めて源泉ポンプが支給されたのみである。もう少し援助をしてほしい。また、旧鳳来町時代に入湯税の減額を申し入れたが実現されていない。

 湯谷温泉の泉源開発には入湯税は充当されていません。入湯税については、現在の状況では、廃止をしたり、減額をしたりすることは厳しい状態にあります。

8-6 農業

(要望) 愛知県は全国有数の農業県で、東三河はその半分を生産している。しかし、新城は生産額において遅れをとっている。市長独自のトップダウン方式で理念を持って農業政策に取り組んで欲しい。

ご意見として承ります。

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2-3 排水処理

農業集落排水で、集団処理区域が以前の説明より縮小し、個別(合併処理浄化槽)処理の区域が増えた。市の説明では、合併処理浄化槽はいつになるか分からないと説明された。富岡では、以前から集団処理と個別処理は、同時に施工してほしいと要望しているが、反映されていない。市長の考えを聞きたい。

平成15年に全県域汚水処理構想が変更になりました。公共事業は、より高い投資効果が求められています。市では現在、合併処理浄化槽の個人購入費に対する補助を行う方法と市町村が合併処理浄化槽を設置する方法=市町村型の2通りを検討しています。個人設置のものは、維持管理が不十分な場合が散見されています。市町村型、この方式は維持管理費を使用料として利用者から徴収することになります。使用料の個人負担、そして市の管理コストを検討し、持続可能な方法を採用して行くことにしています。

11-1 排水処理

 長篠地区には下水道がない。長篠地区にも是非下水道を整備すべきだ。

 旧鳳来町時代、下水道の整備はかなり遅れていました。汚水処理には、公共下水、地域下水、農業集落排水、合併処理浄化槽といういくつかの方式があります。現在、市では、県の方針により全域の汚水処理構想を策定しています。長篠地区については、新城地区から公共下水を延長してくるように計画しています。議会、市民に計画を示して、順次事業化をすることになります。新城地区からの延長は、相当な費用と年月が見込まれています。長篠地区は、第二東名の開通等で大きく環境が変化してくると見込まれるので、都市基盤、住宅環境の整備の一環として、また、汚水処理の観点からも整備を進めていきたいと思っています。

14-1 バス

 鳳来西地区各種団体から新城直通バスや福祉バスの運行を要望した。その後の進展状況を説明してほしい。

 大きな課題として認識しています。鳳来西地区のみならず市内全域で公共交通のネットワークをどのように作っていくか政策課題として研究しているところです。少しでも要望に添えるように研究し、改善に取り組んで行きたいと思っています。近々、研究成果の報告があります。これに基づいて、財政的な問題、全体的な路線バスの関連等難しい問題に対処しながら努力して行きます。

15-1 副市長

 副市長についての議案が議会で否決され、実現しなかった。現在の副市長に加えて、民間から副市長に登用したほうが行政のスピードアップにつながるのではないかと思っているが、現状の1人で維持するか、再度2人制を提案するのか市長の考えを伺いたい。

 本年4月から地方自治法の改正で助役に替えて副市長を設置することになりました。副市長は、それぞれの市の判断で複数置けることになっています。私は、副市長2人制を提案しました。副市長は、1人は助役をあて、もう1人を民間の若い方とし、この方に広報、情報開示、市民協働を進めていただくように予定していました。議会からはいろいろな意見をいただき、結果的に否決されました。ただ、趣旨は全く否定されたものでもなかったと思っています。現在は、その意思に沿って市政運営をしています。3月に提案したときの考え方を変えたわけではありません。来年からCATVが稼動し、市からの情報提供の形態が多様になってきますので、より良い市政運営のシステムを考えていきます。

14-6 民間工事

 私の近隣の民地に十分な防災工事や雨水排水対策を行わないまま、工事の残土を埋立てをしている。危険を感じているので、実態を調査し、然るべき対応をお願いした

 実態を把握し、対応を検討します。(補足) 後日、開発行為については、現地で担当者が隣地者に対し説明を行いました。

8-10 要望

 地域から出た要望について、文書で要望のあったものは、文書で回答をして欲しい。できるできないの明確な回答が欲しい。できなければ地域で考えていくので、要望の取扱いが曖昧にならないようにして欲しい。

 できるだけ文書で回答していると思いますが、庁内を調査してみます。(回答)  第3回代表区長会で質問事項に対する回答を総務課にて取り纏めた際の回答より。 【土木課】 平成18年度においては、2月に区長要望に対しして、各箇所ごとに方向性や市の意見を沿えて回答しております。  【農業振興課】 提出されました要望に対しましては、事業採択の可否及び問題点を記載した回答書を平成18年度については、3月に送付し、ご理解をお願いしております。【森林政策課】 森林政策関係の「行政区要望」につきましては、市が実施する林道関係の要望と、県が実施する治山事業における要望の二種類があります。いずれの要望につきましても年度末に各行政区長へ文書にて回答をさせて頂いております。 要望に対する回答は、 1)施行年度が明確な事業 2)施行年度は明確でないが、実施する事業 3)施行がしばらく出来ない事業 4)ある要因で施行できない事業 5)施行できない事業 のように分類し、具体的で分かりやすい表現にて回答させていただいております。その他総務課へ提出された要望についても、文書にて回答を行っております。

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平成19年度 市政報告・懇談会 質問と回答

※ 「NO.」は、会場番号-質問順を表しています。NO. 分野 質問・意見 市長の答え

9-14 要望

要望 ①八名井の農業集落排水事業で新規加入者は管理費負担10万円だったが、これから50万円に引上げる旨昨年4月に市から通達があった。市の説明では市議会で議決されたからとのことであったが、行政区に関係することは一度行政区に下ろして協議し、了解をとってからにしてほしい。②八名井企業団地周辺に弁当の包装等ゴミが散乱している。また、進出企業は草刈等もあまりやらないので伸び放題になっていて火事等心配である。地元では困っているので、市は、誘致だけではなく、事後の管理指導にも取り組んで欲しい。③設楽ダムができると豊川の水質が変わってしまうし、生態系も変わってしまう。これに対して、新城市はどのように取り組んでいくか総合計画で検討して欲しい。

 ご指摘の点は、担当に伝えて対処します。

12-11 林業

 ザイセイの話P123に林道作業道の管理が載っているが、地元の作業道が災害で被害があったとき、その補修を市に依頼したところ、作業道の補修はしていないとのことだった。このザイセイの話に書いてある作業道とはどこの路線なのか。

 資料を持っていないので、調べてからお答えをします。(回答)作業道は、本来施業のために一時的に開設するもので、永続的に使用することを想定したものではありませんが、森林整備のため公共性の高い作業道であれば修繕として砂利等の原材料支給等を予算の範囲内で対応するものです。

12-13 林業

 大島林道は合併前から歩行者通行止めになっている。支所に復旧を依頼したら、財政的に困難だと言われた。今後どのようにするのか説明してほしい。

 事情を調べてからお答えをします。(回答)この道路の山側斜面には転石が散在し、地形も急峻であることから、交通開放するためには、多額の工事費が必要となりますが、今のところ利用できる国・県の補助制度がないために全額市費で対応しなければならず、財政的に目処が立っていない状況です。

1-5 林業

塩沢地区では、山林の団地化に積極的に取り組んでいる。県の森林環境税は、このような取り組みに回していただけるものか。

(県税である)森林環境税が直接に充当されることはおそらくないと思います。しかし、新たな財源が発生することで従来の事業も有効に使え、間接効果としてモデル的に行っている塩沢の取組みのような事業にも効果が見込めると思います。

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