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2011 年 6 月 15 日発行 第 21 号 墨田ウェーブ無線クラブ クラブ報 ALL JA 参 加 記 東京コンテスト参加記 私の和文電信黎明期 JE1SHW JE1SHW 7L3KJT JN1KWR JK1HWQ JN1KWR JP1EWY

2011年6月15日発行 第21号 墨田ウェーブ無線クラブ クラブ報jn1zua.staba.jp/clubnews/swm21.pdf · 2019. 2. 28. · 2010年 81 23271 41 47 23 60 21 49 13 99 8607135

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2011 年 6 月 15 日発行 第 21 号

墨 田 ウ ェ ー ブ 無 線 ク ラ ブ ク ラ ブ 報

目 次

A L L J A 参 加 記 東 京 コ ン テ ス ト 参 加 記 私 の 和 文 電 信 黎 明 期

J E 1 S H W J E 1 S H W 7 L 3 K J T

J N 1 K W R J K 1 H W Q

J N 1 K W R

J P 1 E W Y

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第 53 回(2011)ALL JA コンテスト 参加記 JE1SHW

平成 23 年 5 月 1 日、第 53 回 ALL JA コンテストに電信マルチオペオールバンドでクラ

ブ室から参加しました。参加メンバーJG1HUF、7L3KJT、JH1SGG、JE1SHW の 4 局で

した。事前メールでの参加メンバーから今年も CMAM での参加がいいかなーと考えていま

した。なにしろ昨年 CMAM での参加でなんと 1 位で入賞しています。(参加局が少なく敵

がいないからですが・・・)賞状が貰えると嬉しいので 2 匹目の泥鰌狙いです。勿論、参

加メンバーに電信をしない局がいらした時点で電信電話マルチバンドに切り替えです。 クラブ室からの参加ですと施設の開館時間しかコンテストに参加できません。従って、

午前 9 時から午後 8 時ぐらいまでの 11 時間弱程度が参加時間になります。当日は 9 時にク

ラブ室へ行きとりあえず参加準備です。事前に時間がとれれば前日までに準備しておくの

がベストなのですが今年は、時間がありませんでした。パソコンを起ち上げ ZLOG の確認、

メモリキーヤーのセット等に時間がかかってしまい 9 時 40 分ごろからのスタートです。す

べての RIG でメモリキーヤーを使いたかったので当日朝 FT-847 用に接続ケーブルを作り

ました。また 1 台は USBIF4CW を使いたっかたのですが設定がうまくいきませんでした。 今年の目標は昨年の交信数607交信を超えることぐらいしか考えていませんでした。 ス

タートは KJT 局が 50MHz、HUF 局が 7Mhz、SHW が 14MHz でした。10 時 11 時台は

100QSO/h 超とまずまずの交信数です。ここで問題発生です、28MHz にでようとすると

7MHz がもろにかぶってしまい交信不可能です。とりあえず 28MHz は後回しにしてコンデ

ィションがあがったら 7MHz を止めて QRV かなと思っていました。12 時になりお腹もす

いてきたのでお弁当の買い出しに行きました。マルチオペでの参加では、みんなで泡付き

の食事も楽しい一時です。こういった時間にいろいろと話をしつつ HF のかぶりでちょっ

と思いつきました。そこまで 7MHz はクリエイトの 218、ハイバンドをクリエイトの 703V

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ででていたのを逆にしました。すると 28MHz が嘘のようにかぶりがなくなりでることがで

きるようになりました。また 50MHz と 7MHz のかぶりもなくなりとても快適にオペレー

トすることができました。午後から 28MHz は少し開けたようなのでマルチを稼ぐことがで

きました。7Mhz はこの日一日コンディションが良いように感じていたのですべての時間で

QRV して交信数を稼ぐ作戦でした。そろそろ 3.5Mhz に QRV かな思っていたところへ

SGG 局が到着です。これで 4 人で QRV できるようになりましたが、3.5MHz にはメモリ

キーヤーがついていないのでへたれな SHW は 30 分でギブアップです。KJT 局にかわって

もらうもここでまたまた問題発生です。なんと出力がでなくなってしまったようで、呼ん

でも取ってもらえない事態になってしまいました。ここで 3.5MHz ができないのはかなり

痛い事態なのでいろいろ悪戦苦闘しました。アンテナの調子を一番疑ってしまったのでも

うでられないかと意気消沈でした。ところが、ハイバンドにでていた RIG へアンテナをつ

ないでみると大丈夫なようで QRV することができました。いろいろ時間ロスはありました

が、交信数では昨年を上回り 670 交信することができましたが、マルチが減ってしまった

ので点数は昨年より少し減ってしまいました。とりあえず昨年並みの 80,000 点台でしたが

結果を楽しみに待ちたいと思います。アフターコンテストも東向島駅前の焼き鳥屋で楽し

い時間でした。 前年対比

2010年 81 23 271 41 47 23 60 21 49 13 99 8 607 135 81,945

2011年 88 22 302 44 43 19 37 12 49 13 151 11 670 121 81,070

TOTAL3.5 7 14 21 28 50

ハイバンドの交信数マルチが共に駄目でした。 50Mhz は 20(愛知)27(兵庫)のマルチがとれました。 バンド別 時間毎 QSO 数

9 時台はスタート遅れ 12 時台は食事 TIME

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ALL JAコンテスト参加記 JN1KWR

2006年のアマチュア無線活動再開以降、ALL JAは毎年CAPで参加してきました。オールバンドはシン

グルバンドと違って、各バンドの状況をつかみ適切にQSYのタイミングを取ることで、ロケーションや設備

的な弱さをカバーする余地があるところが面白いです。

昨年まで5年間の結果は、

2006年 352×118=41,536 CAP5位/24局・CA61位/191局 (※CAP1位JA6GCE: 843×185=155,955)

2007年 334×122=40,748 CAP1位/15局・CA59位/200局

2008年 427×132=56,364 CAP2位/23局・CA41位/233局 (※CAP1位JI7OED/7 :421×148=62,308)

2009年 476×145=69,020 CAP3位/25局・CA36位/240局 (※CAP1位JE1SCJ: 610×174=106,140)

2010年 506×158=79,948 CAP6位/20局・CA38位/210局 (※CAP1位JE1RZR: 603×180=108,540)

2007年は圏外の5位だった前年よりスコアを下げながら、強豪が他部門に流れたため棚ぼた式に優勝。

そうかと思えばそれ以降は毎年自己ベストを更新しながら、スコアと反比例して順位は下がっていきまし

た。QRP部門の順位は参加局に大きく左右され、他部門と比べて予測が非常に難しいです。CAMでも入

賞してしまうような強者が桁違いのスコアで優勝をさらって行くことも多々あります。このような状況の中で、

見事に鬼の居ぬ間の隙をついて2007年から3年連続で入賞を果たしました。

これまで5年間CAPでやるだけのことはやってきたので、一区切りということで、今回は新たな挑戦を考

えていました。弱点の克服というのも一つの課題であり、当初2エレデルタループとGPを仮設して50MHz

シングルバンドという構想もありましたが、日頃の移動運用にうつつを抜かしてして準備ができませんで

した。今にして思えばあの荒れ模様の天候では下手に仮設をしていたら危険だったかもしれません。シン

グルバンドでは暇すぎて緊張感を持続できなかったでしょう。層の厚いCAMではモチベーションを維持で

きませんし、移動での参加は運用時間がごく限られたものになります。結局慣れ親しんだCAPに落ち着き、

自宅からの参加となりました。

今年は曜日の巡り合わせで開催日が5月にかかったため、当初フル参加は難しいと思っていましたが、

どうにか仕事をやり繰りして5月1日も押さえることができました。コンテスト当日は昼間の移動運用は早

めに切り上げて17時前には帰宅。昨年のログを眺めながら作戦(という程のものではありませんが)を練

ってみたり、リグのパワー調整、PCの時刻の確認も済ませ、準備は万端かと思いましたが、間際になっ

てメモリーキーヤーへCQ打ち込みを忘れているのに気付いてバタバタとコンテストに突入しました。

今回もCAPとなりましたが、これまでの記録はリセットして新たなスタートとして臨みました。もちろん入

賞など狙わずゆったりした気持ちでコンテストを楽しむつもりです。0時を回った頃からウイスキー水割り

をちびりちびりと飲み始めていましたが、無理をせずに昨年より長目に2時から5時まで十分に睡眠をとり

ました。あまり頑張り過ぎないつもりでしたが、6時台が好調で朝食の頃には自己ベストだった昨年の交

信数に追いついていました。これは案外行けそうかなという気になってきましたが、このことが数時間後

の悲劇を生むことになります。

朝から風が強かったのでベランダの釣竿も気になっていました。強風に煽られて2回ほど竿の自動収納

があり、多少危険は感じていましたが、スコアも伸びてきたのでそのまま続行。悲劇は11:16JST、28MHz

で神奈川県のクラブ局をコールしていた時に突然起こりました。不吉な物音に気付きベランダを見ると、

そこにはおぞましい光景がありました。垂直に立っているはずの竿が水平に、、、。あちゃ~、何てこった。

3.5MHzから50MHzまで1本の釣竿でカバーしているので、これをやられたらおしまいです。ここまでまずま

ずの出来なので、リタイアだけはどうにか避けたいです。折れてからの方が電波は強くなったのか、それ

までなかなか拾ってもらえなかったのに交信は無事成立。それで喜んでもいられないので、早速ベランダ

に出てアンテナをどうにかしなければいけません。2段目が真っ二つでしたが、とりあえず折れた所から上

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の段を使って修復することにしました。10mの竿が2m短くなって8m、実効長は6mちょっというところです。

ワイヤーは切り詰めずに竿に巻き付けました。これで3.5MHzから50MHzまでAH-4のチューニングもOK。

10分足らずでコンテストに戻ることができました。

アクシデントによる時間のロスは最小限に抑えることができ、精神的なショックからもすぐに立ち直るこ

とができました。むしろこれがあったことで眠気が一気に吹き飛んで集中力が増しました。しかしハイバン

ドのオープンが無く、その後は交信数が伸び悩みました。午後になりハイバンドでも多少マルチがとれま

したが、昨年ほどの盛り上がりはありません。QRPのうえ貧弱なアンテナでは3.5MHz、7MHzはいかにも

非力です。どうにか潜り込んでCQも出しましたがほとんど呼ばれず、地道にS&Pするしかありませんでし

た。500交信は難しくなってきましたが、最後まで諦めずに24時間のコンテストを乗り切りました。

さて、結果です。3.5MHz: 83×32、7MHz: 179×39、14MHz: 63×23、21MHz:41×13、28MHz:44×11、

50MHz: 60×8、合計: 470×126=59,220。

アンテナが短くなったことで3.5MHzがかなりの戦力ダウンになるかと思いましたが、日曜夕方からの交

信数は昨年とほぼ同じでした。元々が貧弱なアンテナにQRPということで、3.5MHz、7MHzあたりでは呼ん

でもかすりもしないとか、どうにか拾ってもらえても何度もナンバーを聞き返されたりというのは当たり前と

いう状況なので、2m短くなっても大差は無かったようです。7MHzは昨年より増えましたし、むしろ交信数、

マルチとも21MHzの大幅減(昨年は76×32)が大きく響いたようです。

今回は電力不足から来る節電意識からかQRPでの参加局が多いように感じました。ハイバンドの大き

なオープンもなく、全体的にスコアは下がっているかもしれませんが、強豪も参戦していたようですし、自

分自身スコアを下げてしまったので上位は望めそうにありません。満足の行くスコアではありませんでし

たが、入賞にこだわらず自己ベストを目指すこと、またCA全体での順位を上げることを目標にこれからも

取り組んでみたいと考えています。交信いただいた各局、ありがとうございました。

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第 33 回(2011 年)東京コンテスト参加記 JE1SHW

今年もクラブ室のアンテナを使い東京コンテストに参加しました。スタートの 9 時から

参加できるように機材は前々日の ALLJA の日に持ち込み前日に Setup を済ませてきまし

た。今年の目標は何とかこのコンテスト電信電話マルチ部門で入賞することです。何とい

ってもこのコンテストで入賞すると支部大会での表彰があります。昨年の 3 位の入賞者

JF1RGF 局で 67,310 点です。この得点を超えるためには 350QSO525 点 135 マルチで

70,875 点ぐらいな感じでしょうか?(昨年1位の 7K1PEO の 99,900 点なんて想像すらで

きない・・・)昨年までの自分の成績を考えると到底到達できない数字です。取り敢えず

今まで 6 時間のコンテストでの最大 QSO 数 305 を超えることをめざしてがんばることに

しました。 使用機材は IC-7000M と FT-817 の 2 台体制で

臨みました。今年は右の写真のゼロインインジケ

ーターを使用してみました。SO2R で OP する際、

ゼロインの苦手な私にはとても有効なツールに

なりました。(MNI TKS 7L3KJT) 昨年はスタートで出るバンドを失敗したので

今年は、Es が出ているかどうか携帯電話で確認し

てコンテスト開始です。今年はスタート時点では

Es は出ていなかったようです。

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9:00 144MhzSSB の S&P からスタートです。空きがあったらそこで CQ を出す

ことにします。CQ を出してもあまり呼ばれません。1 分1局ペースの 43 交

信でした。 9:45 144MhzCW へ QSY です。30 分程度運用するも 17 交信しかできず。

10:15 50MHz へ 42 局と交信するのに 1 時間以上かかってしまう。 11:21 21Mhz で CQ を出しつつ 50MHz を裏ワッチ 21Mhz29 交信 50Mhz1 交信 12:00 28Mhz で CQ を出しつつ 50MHz を裏ワッチ 28Mhz29 交信 50Mhz5 交信 12:50 全 4Band 回ったところで 166 交信 12:51 これ以降、各 Band へ小刻みに QSY するも最終的には 254 交信

目標の交信数を達成する為には最初の 1時間の

レートで交信しなくてはだめです。12 時の折り

返しでは半分あきらめて煙草を吸いにいって

いる始末です。これでは入賞なんて全く無理で

すね。最後の 30 分は、東京系コンテストでま

だ一度もとったことがない 23 区賞狙いで S&P していました。結局、荒川区とできずにま

たも逃がしてしまいました。 過去 5 年間の東京コンテストの成績です。

QSOs Points Multi QSOs Points Multi QSOs Points Multi QSOs Points Multi QSOs Points Multi2007 5 10 4 4 8 3 26 45 17 13 19 9 48 82 33 2,7062008 19 32 16 19 34 13 69 107 30 91 140 36 198 313 95 29,7352009 42 55 24 12 21 10 72 117 37 76 121 34 202 314 105 32,9702010 53 80 30 26 39 17 74 110 34 121 178 39 274 407 120 48,8402011 49 68 32 42 71 28 79 120 34 84 125 34 254 384 128 49,152

21 28 50 144 TOTAL

今年はハイバンドに時間を割きすぎて 144 の交信数が少なすぎでした。マルチ数は昨年よ

り多く取れたので昨年の点数は超えることができました。毎年スコアは更新しているので

来年はさらなるスコアアップを狙って頑張りたいと思います。SO2R をもっと鍛えれば 300交信ぐらいは行けるのではないかと考えています。しかし 300 交信では入賞は難しいので

東京コンテストは高いところへ移動しないと入賞は難しいのかなと思いました。交信いた

だいた各局ありがとうございました。

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第 33回 東 京 コ ン テ ス ト 参 加 記

J K 1HWQ

1 . は じ め に

大 き な 写 真 で 、 ち と 恥 ず か し い で す 。 。 。

今 年 も 東 京 コ ン テ ス ト に 参 加 し ま し た 。 昨 年 は 『 電 信 部 門 』 で 参 加 し た の で す が 、 こ

れ が な か な か 面 白 い 。 『 電 信 電 話 部 門 』 と は 違 う 戦 い 方 が 要 求 さ れ ま し た 。 結 果 も 、 強

豪 相 手 で は あ り ま し た が 、 自 宅 の poo rな ア ン テ ナ で 3位 に 入 賞 す る こ と が で き ま し た 。

そ ん な こ ん な で 、 今 年 も 『 電 信 部 門 』 で の 参 加 を 決 定 し ま し た 。 で き れ ば 標 高 の あ る

と こ ろ へ 移 動 し て 、 さ ら な る 高 得 点 を 稼 ぎ た い と 考 え ま し た 。 『 入 賞 』 へ の 色 気 が 出 た よ

う で す 。 。 。

『 電 信 電 話 部 門 』 で す と 、 1 4 4 > 5 0 >ハ イ バ ン ド の 順 で 重 き を 置 い て 交 信 数 を 稼 い で い

ま し た 。 し か し 『 電 信 部 門 』 で す と 、 特 に 1 4 4M H zの 局 数 が 少 な く 、 ま た 最 近 は ハ イ バ ン

ド の コ ン デ ィ シ ョ ン も 上 昇 し て い る こ と か ら 、 2 1 、 2 8を き ち ん と 監 視 し て コ ン テ ス ト を 進 め

な い と 得 点 が 伸 び な い こ と が わ か り ま し た 。 今 年 は こ の 傾 向 が さ ら に 顕 著 で あ ろ う と 考

え 、 ハ イ バ ン ド 、 特 に 28MHzで の 局 数 ・ マ ル チ の 獲 得 に 力 点 を 置 き ま し た 。

コ ン テ ス ト 当 日 は 当 初 八 王 子 市 へ の 移 動 を 考 え て い ま し た が 、 な ん と 朝 寝 坊 ! こ の ま

ま 出 か け て も 、 移 動 地 に 着 く 前 に コ ン テ ス ト が 始 ま っ て し ま い ま す 。 そ れ で 仕 方 な く 自

宅 か ら の 参 戦 と な り ま し た 。 自 宅 か ら で す と 、 よ ほ ど コ ン デ ィ シ ョ ン が 上 が ら な い 限 り 総

得 点 が 見 え て し ま い ま す 。 戦 い 方 も 昨 年 同 様 と な り 面 白 み に 欠 け ま す が 、 い た し か た あ

り ま せ ん 。

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2 . 自 宅 設 備

2 1MHz I C - 7 4 0 0 ( 5 0W ) AH - 4+ 5 . 4m釣 り 竿

28MHz ↓

50MHz ↓

14 4MH z I C - 9 1 0D ( 5 0W ) 1 . 5mモ ー ビ ル ホ イ ッ プ

自 宅 マ ン シ ョ ン で は 、 ア マ チ ュ ア 無 線 の ア ン テ ナ 設 営 が 禁 止 さ れ て い ま す の で 、 ベ ラ

ン ダ 内 に 密 か に 展 開 し た 小 型 ア ン テ ナ で 戦 う し か あ り ま せ ん 。 限 ら れ た 設 備 で ど こ ま で

で き る か が カ ギ で す 。 こ の ア ン テ ナ で す と 『 電 話 』 で は ス ト レ ス が か か り そ う で す が 、 『 電

信 』 な ら 微 弱 な 信 号 で も な ん と か 拾 っ て い た だ け る の で は と 期 待 し て い ま す 。

シ ャ ッ ク の 構 成 と し て 、 2 1MH z- 5 0MH zが 1Rで す の で 、 そ の 3バ ン ド 内 で サ ブ ワ ッ チ が

で き な い と こ ろ が 辛 い で す 。 で き れ ば 、 「 5 0MH zと ハ イ バ ン ド 」 の 組 み 合 わ せ が で き る と

い い の で す が 、 現 状 で は 不 可 能 で す 。 立 場 的 に 目 立 つ こ と は で き ま せ ん の で 、 こ れ ま

た 昨 年 ど お り の 体 制 で コ ン テ ス ト に 臨 む こ と と し ま す 。

3 . 結 果

都 内 電 信 マ ル チ バ ン ド ( 2 0 1 1年 )

バ ン ド 交 信 局 数 得 点 マ ル チ

21 MHz 5 9 9 3 3 4

2 8 MH z 5 3 8 0 3 1

5 0 MH z 5 4 7 9 2 9

1 4 4 MH z 7 3 1 0 8 3 2

合 計 23 9 3 6 0 × 12 6 = 45 3 6 0

試 み に 昨 年 の 結 果 を 載 せ て み ま す 。

都 内 電 信 マ ル チ バ ン ド ( 2 0 1 0年 3位 入 賞 )

バ ン ド 交 信 局 数 得 点 マ ル チ

21 MHz 5 6 8 9 3 4

2 8 MH z 4 6 7 2 2 3

5 0 MH z 6 9 1 0 3 3 1

1 4 4 MH z 8 5 1 1 6 3 0

合 計 25 6 3 8 0 × 11 8 = 44 8 4 3

ど の コ ン テ ス ト で も 年 々 局 数 の 減 少 傾 向 が あ り ま す が 、 今 回 は 震 災 の 影 響 か 、 参 加

者 が さ ら に 少 な い (自 粛 ? ) よ う に 感 じ ら れ ま し た 。 総 交 信 数 は 昨 年 よ り 減 少 し ま し た が 、

マ ル チ が 増 え て 結 果 的 に 得 点 は 微 増 し て い ま す 。

4 . コ ン テ ス ト

0 9 : 0 0 開 始 前 か ら JK1QAYが 21MHzで 陣 取 っ て い る の を 見 つ け る 。 開 始 直 後 に QSOし

て コ ン テ ス ト ス タ ー ト 。 2 1MH zの S&Pか ら 。

0 9 : 0 7 2 1MHzで CQ。 JA6 FOF / 6 ( 4 2 )に 呼 ば れ る 。 ハ イ バ ン ド は ま ず ま ず の よ う だ 。 今 後

注 意 し て ワ ッ チ の 必 要 あ り 。 裏 で 14 4MHzを 聞 い て い た が 、 最 初 か ら ダ レ た 裏 ワ

ッ チ で 、 1交 信 し か や ら ず 。

09 : 1 4 1 4 4MH zで CQ。 都 内 局 を 稼 ぐ 。 1Rし か や ら ず 、 こ ん な こ と で い い の か

09 : 2 5 1 4 4MH zで CQを 続 け な か ら 21MHzを 聞 き 始 め る 。 09 : 5 2ま で 1 4 4MHzの CQ&

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2 1MHzの 裏 ワ ッ チ だ っ た が 、 そ の 間 21MHzは GWの 2交 信 の み 。 ヒ マ 。 。 。

0 9 : 5 4 2 8MHzを の ぞ い て S&Pし た が 、 GWの み 。

10 : 0 5 5 0MHzの S&P開 始 。 1 0 : 0 0過 ぎ に 50MHzに 入 る の は い つ も の パ タ ー ン 。 来 年 は

変 化 が 必 要 か 。 10 : 3 0過 ぎ ま で 50MHzに 居 座 る も 、 交 信 数 は 伸 び ず 23交 信 。 裏

ワ ッ チ の 14 4MH zは 1交 信 の み と 、 裏 ワ ッ チ は し て い な い も 同 然 の 状 態 。

10 : 3 7 2 1MHzで S&P。 JE 8CLT ( 0 1 ) と つ な が る 。 国 内 両 端 は 取 れ そ う 。 01の マ ル チ は 取

っ た の で 、 今 後 は 6エ リ ア に 期 待 。

10 : 5 4 2 8 MH zで J R 0 U I U / 6 ( 4 3 ) と 交 信 。 目 標 で あ る 2 8MH zで の 稼 ぎ が う ま く い く と い い

が 。

11 : 0 5 1 4 4MH zで 7L 3K JTと つ な が る 。 毎 週 の 和 文 交 信 あ り が と う ご ざ い ま す 。 思 わ ず

和 文 で 挨 拶 し そ う に な る が 、 こ こ は 我 慢 。 裏 で 50MHz。 こ の 頃 か ら 、 シ ン プ ル だ

っ た ロ グ が や っ と 周 波 数 が 入 り 乱 れ 始 め る 。

11 : 3 5 裏 で 聞 い て い た 28MHzで CQ。 JG 6 J AV ( 4 2 ) と つ な が る 。 裏 は 14 4MH z。

1 2 : 0 5 依 然 28MHzの CQと 裏 は 14 4MH z。 2 8MHzで JO6 PGE / 6 ( 4 2 ) と J K 6MXY ( 4 5 )と 立 て

続 け に 6エ リ ア 。 さ ら に 28MHzが 開 け る こ と を 望 む 。

12 : 1 7 1 4 4MH zで CQ、 2 1MHzで 裏 ワ ッ チ 。

12 : 1 9 2 1MHzで JR 8QFG ( 0 1 )を 見 つ け 交 信 。 依 然 144MH zの CQ、 裏 の 21MHzだ が 、 14 4

MH zの レ ー ト が 落 ち 続 け 、 12 : 3 2 - 1 2 : 4 3は 21MHzの み 5交 信 と 振 る わ ず 。

12 : 4 3 2 1MHzで JG 3CQY ( 2 6 ) と で き る 。 ス キ ャ ッ タ ー か 。 中 距 離 も 開 け て も ら い た い 。

13 : 0 2 5 0MHzで CQ、 裏 の 14 4MH zは サ ボ り 気 味 。 こ の 時 間 帯 は レ ー ト が 悪 く て 辛 い 。

50MHzは 交 信 数 が 伸 び ず ヤ バ イ 状 態 に 陥 る 。

13 : 3 1 5 0MHzの CQに JF2 ICB/ 2 ( 2 0 )が 呼 ん で き た 。 軽 い Esの よ う な 信 号 だ っ た が 、 オ ー

プ ン に は ほ ど 遠 い 。

13 : 4 4 2 1MH zを S &P。 J R 4 PD P ( 3 5 )を 見 つ け る 。 「 な に な に 、 4エ リ ア も 聞 こ え て き た の ! 」

と 、 ワ ク ワ ク し 出 す 。

14 : 0 6 2 1MHzの CQに JA3 JM ( 2 5 )が 呼 ん で き た 。 ス キ ャ ッ タ ー 気 味 で か な り 厳 し い 信 号

強 度 だ っ た が な ん と か 交 信 。 関 西 魂 で さ ら に 東 京 に ア ン テ ナ を 向 け て も ら い た

い 。

14 : 1 9 2 1MHzで CQ、 裏 で 14 4MHz。 そ ろ そ ろ コ ン テ ス ト の 締 め 方 を 考 え 出 す 。

14 : 3 0 2 8MHzで JH 4MGU ( 3 4 ) と で き る 。 4エ リ ア も も っ と 開 け て も ら い た い 。 遅 い け ど 。

最 後 に ど の 周 波 数 で 終 わ ろ う か 考 え た が 、 交 信 数 が あ ま り に も 少 な い 50MHzで 、

一 か 八 か の CQぶ っ 放 し を す る こ と に 決 定 。

14 : 4 8 本 当 は 最 後 の 15分 間 を 50MHzで い く 予 定 だ っ た が 、 少 し 遅 れ て CQ開 始 。 面 倒

な 裏 ワ ッ チ は な し 。

JN1GLBと の 交 信 後 、 6分 間 ロ グ が 空 白 に な り 焦 る 。 「 5 0MH zは 選 択 ミ ス か 」 と 思

っ た 瞬 間 JH1 SGGが 呼 ん で き て く れ た 。 あ り が た い 。 い つ も 和 文 交 信 あ り が と う ご

ざ い ま す 。

15 : 0 0 コ ン テ ス ト 終 了 。 最 後 の 50MHzは 1 2分 で 5交 信 。 50MHzの ト ー タ ル 交 信 数 は 結

局 少 な か っ た が 、 ま ず ま ず 稼 げ て 終 え る こ と が で き た 。

5 . 各 周 波 数 レ ビ ュ ー

<2 1MH z >

サ イ ク ル の 立 ち 上 が り に 合 わ せ る よ う に 、 こ の と こ ろ グ ッ と 交 信 数 が 増 え て き ま し た 。

今 回 、 厳 し い 信 号 強 度 と は い え 3エ リ ア ま で で き ま し た の で 、 し ば ら く は 注 目 バ ン ド で

す 。 結 果 的 に は 昨 年 と 比 べ て 、 交 信 数 +3、 得 点 +4、 マ ル チ は 同 数 と 、 大 き な 変 化 は あ り

ま せ ん で し た 。 前 サ イ ク ル の 時 は 、 1エ リ ア 内 で も 電 離 層 反 射 で 交 信 で き て い ま し た の

で 、 そ こ ま で 開 け る と 東 京 コ ン テ ス ト の 戦 い も か な り 変 化 が 出 る で し ょ う 。 で も 今 サ イ ク

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ル は 今 が 最 大 の コ ン デ ィ シ ョ ン の よ う で す の で 、 あ ま り 期 待 は で き な い か も し れ ま せ ん 。

< 2 8MH z >

今 回 の 注 目 し た バ ン ド で し た 。 こ の バ ン ド で ど こ ま で で き る か が カ ギ と 思 っ て い た の

で 、 そ れ な り に 聞 い て い ま し た 。 2 1MH z同 様 、 こ ち ら も 大 き な オ ー プ ン は あ り ま せ ん で し

た が 、 昨 年 よ り は 得 点 を 上 乗 せ で き ま し た (交 信 数 + 7、 得 点 +8、 マ ル チ +8 ) 。 今 回 マ ル チ

の 上 乗 せ 分 が 全 体 の 得 点 向 上 に つ な が っ た と 思 い ま す 。 こ の 周 波 数 で 4エ リ ア ま で で き

れ ば 御 の 字 で し ょ う 。

< 5 0MH z >

ど の バ ン ド も そ う で す が 、 こ の 5 0MH zは 特 に 自 宅 モ ー ビ ル ホ イ ッ プ の 非 力 さ を 感 じ ま

す 。 VHFな 方 々 は や は り PHONEが 楽 し い よ う で 、 電 信 に は 局 が い ま せ ん で し た 。 昨 年 比

で 、 交 信 数 - 1 5 、 得 点 - 2 4 、 マ ル チ - 2で し た 。 得 点 の 落 ち 込 み は ひ ど く 、 コ ン テ ス ト 当 日

は 5 0 MH zの P HO N Eが 、 局 数 や 開 け 具 合 が 楽 し か っ た の か な と 思 わ せ ま す 。 コ ン テ ス ト

終 盤 ま で 、 こ の 周 波 数 が 崩 れ ず に そ れ な り に 成 立 す る か 心 配 で し た 。

コ ン デ ィ シ ョ ン が 爆 発 す る の は こ の 時 期 で は ま だ 早 く 、 ス キ ャ ッ タ ー の よ う な 信 号 が 聞

こ え た だ け で し た 。 そ れ で も 自 宅 ア ン テ ナ で 20県 と で き れ ば 良 い か と 思 い ま す 。

< 1 4 4MH z >

昨 年 『 電 信 電 話 』 か ら 『 電 信 』 に 移 っ て み て 、 局 数 の 少 な さ に 一 番 驚 い た バ ン ド で す 。

今 年 も 局 数 が い ま せ ん で し た 。 以 前 の 『 電 信 電 話 』 で は 、 ハ イ バ ン ド の コ ン デ ィ シ ョ ン が

悪 か っ た せ い も あ り ま す が 、 と に か く 1 4 4MH zで 突 っ 走 っ て 局 数 を 稼 ぎ 、 5 0MH zで 補 っ た

後 ハ イ バ ン ド を 少 し 足 す 感 じ で コ ン テ ス ト を 進 め て い ま し た 。

自 宅 ア ン テ ナ も 1 . 5 mの モ ー ビ ル ホ イ ッ プ で す の で 、 大 し た 範 囲 は 交 信 で き ま せ ん 。 た

だ 、 リ グ の シ ス テ ム 上 、 常 に 1 4 4MH zは CQを 出 す か S& Pを で き る 状 態 で し た の で 、 GWの

都 内 局 や 近 隣 県 の 局 を 探 し た り 呼 ん で い た だ い て 交 信 数 を 稼 い で い ま し た 。 昨 年 比 で

は 、 交 信 数 - 1 2 、 得 点 - 8 、 マ ル チ + 2と 、 交 信 数 が か な り 下 回 っ た 割 に は マ ル チ が 取 れ 、

大 き な 得 点 減 少 は 防 げ た よ う で す 。

<全 バ ン ド >

6時 間 で 2 5 0交 信 程 度 で す か ら 、 全 体 的 に は ヒ マ な コ ン テ ス ト で す 。 ハ イ バ ン ド は 昨 年

よ り も コ ン デ ィ シ ョ ン が よ く 、 数 年 前 の 「 GWの み で 交 信 局 を 探 す 」 よ り は 気 分 的 に 楽 し め

ま し た 。 VUの 電 信 に も 多 く の 局 に ご 参 加 い た だ い て 、 電 信 部 門 も 楽 し め る と い い と 感 じ

ま し た 。

0 9 : 0 0 -6 . タ イ ム チ ャ ー ト 簡 易 考 察

ス タ ー ト は 昨 年 同 様 の バ ン ド 配 分 で す が 、 昨<2 0 1 1年 >

| 0 9 1 0 1 1 1 2 1 3 1 4 |合 計 年 の 方 が 2 1MH z開 け て い た の か 、 時 間 を か け て

-- - - + - - - - - - - - - - - - - - - - - - + - - - - 交 信 し て い ま す 。 や は り こ の 時 間 帯 か ら 5 0M H z

2 1 | 1 5 1 4 - 1 2 7 1 1 | 5 9 を や っ た 方 が い い で す ね 。

28 | 6 8 1 2 1 0 - 1 7 | 5 3

5 0 | - 2 3 1 0 - 1 6 5 | 5 4 1 0 : 0 0 -

1 4 4 | 2 9 2 2 2 1 4 4 2 | 7 3 昨 年 は 2 8MH zに か な り の 時 間 を 割 い て い る よ

-- - - + - - - - - - - - - - - - - - - - - - + - - - - う で す 。 今 年 は こ の 時 間 あ た り ま で 1 4 4MH zの 裏

合 計 | 5 0 4 7 4 4 3 6 2 7 3 5 | 2 3 9 ワ ッ チ を サ ボ っ た の で 、 ト ー タ ル の 交 信 数 に 響

累 計 | 1 4 1 2 3 9 | い て い ま す 。

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1 1 : 0 0 -< 2 0 1 0年 >

| 0 9 1 0 1 1 1 2 1 3 1 4 |合 計 こ の あ た り か ら 1 4 4 M H zは 盛 り 返 し て い ま す 。

-- - - + - - - - - - - - - - - - - - - - - - + - - - - 1 4 4 M H zに 傾 注 し た の は 、 開 始 後 と こ の 時 間 帯

21 | 2 4 - 2 0 4 3 5 | 5 6 が 中 心 で す 。 昨 年 は 2 1 M H zの 交 信 数 が 多 い で

28 | 9 2 1 6 2 2 6 | 4 6 す の が 、 今 年 は 28MHzを 主 に や り ま し た 。

50 | - 2 3 1 1 7 2 2 6 | 6 9

1 4 4 | 1 7 1 8 5 1 9 8 1 8 | 8 5 1 2 : 0 0 -

- - - - + - - - - - - - - - - - - - - - - - - + - - - - 今 年 は ハ イ バ ン ド に 傾 注 し て い ま し た 。

合 計 | 5 0 6 2 4 2 3 2 3 5 3 5 | 2 5 6

累 計 | 1 5 4 2 5 6 | 1 3 : 0 0 -

5 0 MH zの 交 信 数 が 足 り ず 、 そ れ な り に CQや S

& Pを し た の で す が 、 局 数 を 稼 げ ま せ ん で し た 。

こ れ が 50MHzの 総 交 信 数 に 響 い て い ま す 。

1 4 : 0 0 -

相 変 わ ら ず 全 バ ン ド に 出 て 局 数 を か き 集 め ま

す 。 ハ イ バ ン ド は ま だ 交 信 数 が 伸 び 、 VUに 集 中

す る よ り 結 果 は OKだ っ た よ う で す 。

7 . さ い ご に

VH Fの 落 ち 込 み を 、 ハ イ バ ン ド が 拾 っ て く れ た コ ン テ ス ト で し た 。 今 の コ ン デ ィ シ ョ ン

を 考 え る と 、 ハ イ バ ン ド を し っ か り 聞 い て 、 時 に は ま と ま っ た 時 間 CQを 出 す な ど し て 交

信 数 を 増 や し て い く こ と が 重 要 だ と 感 じ ま す 。 こ こ 数 年 は こ の 傾 向 が 続 く と 思 い ま す が 、

や が て 今 サ イ ク ル が 落 ち 込 ん で い く と 、 東 京 コ ン テ ス ト の 『 電 信 部 門 』 は 寂 し く な る で し

ょ う ね 。

こ れ ま で の 『 電 信 電 話 部 門 』 か ら 、 『 電 信 部 門 』 へ の 変 更 は 、 機 材 ま わ り の 準 備 や 体

力 的 に か な り 楽 に な り ま し た 。 昨 年 初 め て 『 電 信 部 門 』 を 経 験 し た こ と で 、 『 電 信 電 話 部

門 』 と の 戦 い 方 の 違 い が わ か り 、 し ば ら く は こ の 部 門 で の 参 加 に な り そ う で す 。 た だ 、 自

宅 か ら で す と 総 得 点 が 見 え て し ま い ま す の で 、 コ ン デ ィ シ ョ ン が い い う ち に 、 移 動 の 都

内 局 で 参 加 し て み た い で す 。

交 信 い た だ い た 皆 さ ん あ り が と う ご ざ い ま し た 。 今 後 と も よ ろ し く お 願 い い た し ま す 。

← 20 0 5年 の 東 京 コ ン テ ス ト で す 。

広 々 と し た い い 天 気 の 空 の 下 、

ま た 移 動 運 用 参 加 を し た い も の で

す 。

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東京コンテスト参加記

JN1KWR

ALL JA 参加中に悲劇はありましたが、前日仕事から帰ってから、これまでに何本か折った 10m

竿の残骸のうち 2 段目が健全なものがあったので差し替えて、元の全長 10m に戻すことができま

した。折れた瞬間、東京コンテストは 144MHz シングルバンドか?という覚悟でしたが、どうにかマ

ルチバンドで参加できることになりました。これだけでも大満足でした。

都内電信マルチにはトップコンテスターが参戦してきますし、年々レベルが上がっている感じが

します。ロケーションの良い場所に移動して万全の体制で臨まない限り、入賞するのは至難の業

です。今回も自宅の貧弱な設備での参加なので、とりあえず自己記録更新を目標にしました。

例年最初の 30 分ほどは各バンドの様子を見るため、S&P で小刻みに QSY していましたが、今

回は 144MHz で一回り S&P の後、早々にランニングに転じました。軒からちょっと頭を出す程度の

GP ですが、予想外によく呼んでいただけ、開始から 20 分で 25 交信とスタートダッシュに成功。そ

の後は 10~15 分ずつ小刻みに 50、28、21MHz と QSY していきました。どうやらハイバンドも Es

はあまり期待できない感じです。21MHz では早々に 35 県、47 県からコールがありましたが、後が

続きませんでした。

昨年の 209 交信には届かず 198 交信と後退しましたが、目立った Es のオープンも無かった割

にマルチが伸びて 307×114=34,998 でスコアでは自己ベストを出すことができました。バンド毎で

は 21MHz:49・77×31、28MHz:29・47×19、50MHz:52・86×32、144MHz:68・97×32。昨年と比較

して 50MHz 激増、21MHz 微増、144MHz 微減、28MHz 激減でした。時間毎では 9 時台:58、10 時

台:32、11 時台:28、12 時台:18、13 時台:31、14 時台:31。例年午後は寂しくなってしまうのです

が、昼食の中断があった 12 時台を除けばレートの大きな落ち込みはありませんでした。

ハイバンドのオープンがあると、他エリアのマルチが欲しくなりますが、このコンテストの場合は

他エリアを深追いするより、都内局でマルチを伸ばした方がポイントも伸びるので効率的です。し

かし毎度のことですが都内局の参加が少なく感じられます。どのローカルコンテストにも言えること

ですが、開催地でもっと盛り上げないといけませんね。

このスコアでは入賞は望めませんが、自己記録更新で自分としては十分にコンテストを楽しめ

ました。交信いただいた各局、ありがとうございました。

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東京コンテスト参戦記(JP1EWY 服部)

1.はじめに

5月3日、東京系コンテストの初戦「東京コンテスト」に参戦しました。

いつもであれば、都内電信電話の部マルチバンドで参戦するのですが、気分的にあまり大

きな声を出したくなかったのと毎度の反省で電信と電話の交信比率に悩むので、思い切って

都内電信の部マルチバンドで参戦しました。

電信だけの参加でも奥の深さを感じましたので、思いつくままにご報告したいと思います。

2.参加設備

参加設備はいつもの運用と変わらずです。

TRX:FT-2000D(200W)

ANT:ミニマルチ APA-4(30mH)

Interface:USBIF

インターフェースは、日頃使っている RigExpert と Winkey の組み合わせも考えたのです

が、準備不足とうまく使いこなせるかが不安だったので、従前通りの組み合わせで行くこと

にしました。

ALL JA の時は、強風でアンテナが風に押されて回ってしまうというアクシデントに何度

も見舞われましたが、東京コンテストでは気候も安定していて落ち着いて運用することがで

きました。(少なくとも運用中に突然SWRが上がるというドキッとするようなことはあり

ませんでした。)

3.参戦状況

9:00 コンテストスタート!

スタートダッシュをかけようと 21MHz 帯から 144MHz 帯まで S&P でマルチ稼ぎを始

める。21MHz 帯はまあまあ局がいるが 28 と 50 はスカスカ。

それでも、21 で地方のマルチがかなり稼げたのは Gud でした。

でも、このコンテストは都内のマルチを稼がないと効果がないんですよね。

ま、いいか!

9:40 にゃんこがうるさい。

どうやらかまってくれなくて不満らしい。

いつもなら眠っている時間なのだが…

こういうときは予定通り寝かせるしかない。

ポーズでベッドに潜り込んでみる。

しめしめ、ベッドに乗ってうつらうつら始めたぞ。

しばらくすると、自分の寝床である押し入れの毛布に潜っていった。

これで対応完了。20 分のタイムロス。

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11:30 ようやく 10,000 点を超える。思っていたよりも参加局が少ない感じがするのは気

のせいだろうか…

12:00 残り 3時間。交信ペースをグラフで確認すると大幅に落ちている。これは何とか

しなければ…そうだ、CQを出そう。

これで呼んでくれる局がいれば回復できるのだが。

12:30 CQが奏を効して多くの局から呼ばれた。ただ、どうしても長続きしない。

しかも呼んでくるのは都外の局ばかり。なかなかマルチも増えないし、当然交信数

が得点に結びつかない。

仕方なく、再びS&Pに戻る。

13:00 いくつかのバンドをワッチしてみるも、やはり参加局が少ない感じがする。

こちらの具合で聞こえていないのかと思ったりもしたが、バンド全体に熱気を感じ

ない。果たして気のせいだろうか?

14:00 やっと200QSOまで届きそうな感じだ。当初の目標が250QSOだったの

だが、これには届きそうにない。

15:00 コンテスト終了!今ひとつ充足感がない。どうしたものか。

4.コンテストの結果と総括

(1)結果 205QSO 311pts 122mlt

Total 37942

(図)東京コンテストのQSOレートグラフ

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(2)総括 正直言って、東京コンテストは「苦手」なコンテストの最たるものです。

なぜなら、どこでどう得点を稼ぐかのポイント絞りが難しいからです。

昨年は144でのQSOが少なかったので、そこを克服点として臨んだので

すが、その144にあまり人がいない状態。かといって、他のバンドもそれ

よりは多少ましな程度。正直、毎年これを繰り返しています。何しろ開催の

時期を考えてのことか7が対象バンドからはずされているので、いわゆる

「得点源」になるバンドがないのです。おそらく、このような焦点の絞りに

くいコンテストには、それに適応した戦い方があるのだと思います。そのあ

たりのマスターが自分には必要なのだと反省した今回の東京コンテストで

した。

(文章 JP1EWY/服部)

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私の和文電信黎明期 7L3KJT

クラブ報の復活ということで、電信に関して原稿依頼がありました。初心者の私が電信に

ついて書くことははなはだ不相応で、OM諸兄から笑われてしまいそうですが、お暇つぶし

にでもなればと軽い気持ちでお受けしました。 現在私の運用スタイルのメインは和文電信です。この道に入ったきっかけは試験での和文

電信受信50字/分という壁を突破するために勉強をしたことでしょう。ほぼ1年間毎日デープ

を聞いて耳の訓練をしました。今でしたら歩きながらのイヤーホンはあたりまえですが、18年ぐらい前ですから、毎日イヤーホンをつけていたもので奇異に思われました。60字/分ぐら

いは取れるようになってから試験にのぞみ一発で合格出来ました。今は試験にないようで、

私のような過程を通って和文電信に入る方は間違いなく減ってしまうでしょうね。でもそれ

を言ってしまったら、もっと昔は送信術の試験もあったそうですから、まあ時代の変化なの

でしょうか。 こんなに苦労して和文符号を覚えたのだから、今度は実際に交信してみたくなるのは道理

でしょう。当時の私はHFの和文電信は全く知りませんでしたが、2メーターは速い局が多く

近寄り難いバンド(勝ってな思い込みかもしれませんが)といった印象で、ほとんど430MHzしか出ませんでした。そんなわけで実践では430MHzCWで夜な夜なウォッチの日々でした。 そのうちに親しみを感じるローカルさんが何局か出来、その方と交信するようになりました。

レベル的にいってもそれほどかけ離れていなかったので近しくなれたのでしょう。和文電信

の世界は天と地ほど差のある世界ですから必然的にまとまったといった感じですね。 そうこうして、巣立ったばかりの雛が何にでも興味をもつように、怖いもの知らずでOM諸兄をお呼びするようになりました。当時はタテブレを使いました、タテブレから入るのが

あたりまえと思われていました。いま思えば怪しげな符号だったのでしょうが、多くのOM諸兄に快くお相手をしていただきました。今でも私が勝手に師匠と思っている方もおられま

す、また残念ですが亡くなられた方もおられます。又まったく私の技量では太刀打ちできな

い方もかなりおりました。 そのうちにその若手グループで和文電信懇親会(たしか当時は新年会だったと思いますが)に2回ほど参加させていただきました。そうそうたるOM諸兄が出席されていて、今でも多く

の方がアマチュア和文電信の第一線で活躍されています。ただ皆さん現在ではかなりご高齢

ではありますが。お空で暖かくお相手いただいた方に実際にお目にかかり、えらく感激した

思いは今でも忘れません。 若手のグループは夜ごとの交信で腕も上がっていったようです。そして電信の会を作ろう

ということで、今のCW友の会が出来ました。私はちょうどその時期と前後して地元墨田区

に墨田ウェーブ無線クラブが発足したので、そちらに入会することにしました。したがって、

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発足当時のCW友の会のメンバーともだんだん疎遠になってしまいました。 いまから思えばこの時期は私の和文電信黎明期、無我夢中の時代でした。よかったなあ。

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<あ と が き > JK1HWQ 久しぶりのクラブ報発行になりました。今回は、前号まで

とは全く違ったテイストのクラブ報になりました。web での

公開のみを考え、記事は縦割りをしませんでした。表紙や挿

絵なども関係者の協力をいただき「和」を全面に出してみま

した。いかがでしょうか。

サイクル 24 もそれなりに立ち上がり、日中の 50MHz では

アジアを中心とした海外局の信号が聞こえています。それで

も、低調と言われたサイクル 23 とは比較にならないほどコン

ディションが悪いのは残念な限りです。今年が今サイクルの

ピークのようですので、なんとか DX も稼いでおかないといけ

ないと感じています。

クラブも、コンテストを中心にアクティブに活動していま

す。各局のコールが聞こえていましたら、交信よろしくお願

いいたします。