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2013 SPECIAL EDITION!
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Muso & Co.American Taxpayer Relief ACT of 2012 (ATRA)
CERTIFIED PUBLIC ACCOUNTANTS
2013年1月2日、オバマ大統領により承認された『American Taxpayer Relief ACT of 2012（2012年米国納税者救済法）』では『経済の崖』の救済措置のために様々な点での取り決めが行われました。これは私達の2012年度の個人所得税、及び法人税の確定申告に影響します。
1. 所得税・給与税社会保険税従業員負担分の社会保険税は給与の4.2%でしたが、2013年1月1日より6.2%に戻りました。
追加健康保険税（HI）2013年1月1日より、年間所得が20万ドル以上の高所得者枠に当てはまる従業員に対しては、給与から0.9％の追加健康保険税（HI）が源泉徴収されています。健康保険税は、純投資所得、或いは修正調整後総所得のどちらか小額の方に課せられる3.8%の税金と、年間所得が20万ドル以上の高額所得従業員に課せられる0.9%の追加健康保険税からなります。(詳しくはこのニュースレター３ページ目をご参照下さい。)
2. 所得税率2013年より、最高税率が2012年の35%から39.6%に引き上げられました。
3. キャピタルゲイン税率個人所得税率39.6%枠が適用される個人(上の表を参照)に対してのキャピタルゲイン課税率が2012年の15%から20%に引き上げられました。Taxable IncomeTaxable IncomeTaxable Income Capital Gain Tax RateCapital Gain Tax RateCapital Gain Tax Rate
Tax Single Married 2012 2013 2013
Bracket Filing Jointly (with HI)*
10 - 15% $0 - $36,250
$0 - $72,500 0% 0% N/A
25 - 28% $36,250 -$200,000
$72,500 -$250,000 15% 15% 15%
33% $200,000 -$400,000
$250,000 -$450,000 15% 15% 18.8%*
39.6% $400,000+ $450,000+ 15% 20% 23.8%*
*3.8%の追加健康保険税は、純投資所得だけに適用されます。詳しくはこのニュースレターの”Affordable Care Act Tax Provision”の記事を御参照下さい。
目次:
AMERICAN TAXPAYERRELIEF ACT of 2012所得税・給与税 .............................1所得税率..........................................1キャピタルゲイン税率 .................1子女税額控除.................................2項目別費用控除及び人的控除.....2非課税贈与（連邦）.....................2遺産相続税(連邦)...........................2海外所得控除規定 ........................2
AFFORDABLE CARE ACT(ACA) TAX PROVISIONS誰もが入手できる医療と健康保険
2012年度適用の主要規定..............!32013年度適用の主要規定..............3
BUSINESS PROVISIONS事業に関する規定償却費優遇措置条項 ...................4 2013年標準マイルレート.............41099-K ...........................................4含み益課税!....................................4
CALIFORNIA BUSINESSカリフォルニア州
繰越損失 (NOL) ............................5税額控除 ........................................!5売上税 ............................................ 5 使用税..............................................5
OTHER IMPORTANT UPDATSその他の重要事項
住居の売却.....................................!62012, 13年の個人退職年金口座... 6
お問い合わせ ................................6
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4. 扶養子女税額控除年度末の時点で17歳未満の扶養子女に対し、一人当たり最高で1000ドルの控除が可能です。
5. 項目別費用控除及び人的控除今まで停止されていた人的控除と項目別控除の段階的減額（phase-out）規定が、2013年度からは高額所得者（総所得が以下の表の金額以上の個人）に対して復活されることになり、所得額によって減額されます。
税務申告形式 調整後総所得
独身 $250,000
世帯主 $275,000
夫婦合算申告 $300,000
夫婦個別申告 $150,000
納税者の項目別費用控除額は、以下に掲げる項目のどちらか小さい額をもって減額されます。
• 調整後総所得が上記調整後所得額を超える部分の3%
• 項目別控除総額の80%、但し、災害、盗難による損失、医療費用、投資に係る金利費用、賭博による損失は計算に含まれません。
医療費用の控除
控除算入額は2012年は7.5%、2013年は10%です。
但し65歳前の納税者に対しては、従来通り7.5%にに据え置きです。カリフォルニア州に関しては、7.5％が継続されます。
6. 非課税贈与（連邦）受贈者1人当たりの基礎控除額は2012年は1万3千ドル、2013年は1万4千ドルです。
7. 遺産相続税(連邦)2012 年には最高で35%だった遺産相続税率が、2013年からは40％で恒久的に適用されます。
遺産相続税に係る2012年度の基礎控除額 512万ドルは、2013年度には525万ドルとなる予定です。控除額は毎年インフレの調整により金額が変わります。
8. 海外所得控除規定（連邦）米国市民もしくは米国永住権を持ち、海外での所得がある個人は、米国の確定申告で全世界収入を報告する義務があります。
しかし、所定の条件に当てはまる場合は海外所得の報申告義務が免除されます。2012年は$95,100までの収入が免除の対象になります。2013年度はインフレにより調整された金額になります。
また、夫婦合算申告をしている場合には＄190,200の収入の報告が免除されます。ただし、カリフォルニア州はこのような海外所得控除は認めていません。
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2012年度適用の主要規定2012年度の源泉徴収票 (W-2) から、IRSは雇用者に対し、雇用者が支払った従業員のための健康保険料を源泉徴収票上で開示することを求めています。ただし2012年度については、前年度の源泉徴収票の発行数が250に満たない企業の場合には、その開示は求められていません。2013年度からは全ての雇用主が対象です。
• 健康保険に加入していない個人への罰金今回の新税法ACAでは、全ての個人納税者が、2014年までに健康保険に加入することを求めており、加入を怠った場合にはその個人の責任で罰金を支払うことが規程されています。
• なお2012年は、2011年中の従業員数が50名未満の会社は、従業員に対して健康保険に加入させることは求められません。
• もし従業員が50名以上で従業員に健康保険を提供していない場合で、個人として従業員が一人でも州のExchangeプログラム（州の提供する低価格の健康保険）に加入している場合、雇用主には罰金が課せられます。また雇用主の提供している保険が国の指定する条件に見合わず(詳細はhttp://www.healthcare.gov/ をご覧下さい)、個人の負担が基準よりも大きい場合も雇用主に罰金が課せられます。
2013年度適用の主要規定投資所得に対する3.8％の健康保険税追加課税(HI)2013年度から個人の（法人には適用されません）純投資所得に対する追加健康保険課税がなされます。課税所得基準は以下の項目です。次に掲げる額のうち、どちらかの小さい額に課されます。• 純投資所得• 調整後総所得（MAGI）が一定額を超える部分（免除額は上記0.9%のHIの表を参照）
高所得者に対する0.9%の健康保険税追加課税(HI)Affordable Care Act (ACA) 税により、2013年の1月1日より、以下の高所得者層に該当する個人には0.9%のメディケア税が加算されます。 • 夫婦合算申告の場合、250,000ドル以上• 夫婦個別申告の場合、125,000ドル以上 • その他の場合、200,000ドル以上また年間所得が20万ドル以上の従業員に対しては、給与から0.9%の追加源泉徴収がなされます。
具体例:2013年度に於いて、アンは$210,000、ジャックは$100,000の所得があり、アンは、健康保険税の源泉徴収として90ドルが給与から差し引かれました。ジャックはそのような源泉を受けませんでした。しかし、彼ら夫婦の合算所得は250,000ドル以上であったので、彼らは納税申告書上で、以下のように450ドルを支払う必要があります。
Wages (Ann) $210,000Wages (Jack) $100,000Total Wages $310,000Exclusion $250,000Subject to additional HI tax $60,000Tax Rate 0.9 %Additional HI Tax $540Ann’s withholding $90Balance due on 2013 tax return $ 450
注：夫または妻の年間所得が200,000ドルを超える場合には、超えた部分は健康保険税の源泉徴収の対象となりますが、夫婦合算申告書上の課税所得が250,000ドル未満の場合には、夫または妻が既に健康保険税として源泉された税額(HI)は、合算申告書上の2013課税年度の税額と相殺されます。
背景: 2010年3月23日、Affordable Care Act (ACA) ＝ 誰もが入手できる医療と健康保険、という法律がオバマ大統領によって承認されました。この承認された日から4年間に渡り、段階的に様々な法律が施行されます。
AFFORDABLE CARE ACT (ACA) TAX PROVISION - 誰もが入手できる医療と健康保険 -
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BUSINESS PROVISIONS 事業に関する規定内国歳入法179条原価償却費優遇措置条項• 内国歳入法179条で規定されている2012年、及び2013年度中に使用が開始された資産に関しての179条特別減価償却費の最高額は50万ドルですが、179条特別減価償却費が200百万ドルを超えた時点から消滅していくことになります。従って、179条特別減価償却費は2百50万ドル以上の設備投資額をもって、完全に消滅することになります。
• そのままの状態で買ってすぐ使用に給することができるようなコンピューター・ソフトについても、2013年課税年度までは内国歳入法179条の減価償却規定の対象となります。
• 50%ボーナス減価償却に関しては、2013年12月31日以前に事業の用に供された資産に対して適用されます。
2013年標準マイルレート
2012 2013
Business mileage 55.5 cents 56.5 cents
Charitable mileage 14 cents 14 cents
Medical and moving mileage 23 cents 24 cents
1099-Kクレジットカードでの電子入金システムを使用している事業は1099-Kという書類を受け取ります。IRSは総受領高と1099-Kの数字の消込を義務付けていませんが、もし1099-Kの数字が総売上を超えた場合は監査を受ける可能性が高いため、消込はするようにしましょう。
2013年より、インターネット上の販売から発生した売上で、納税者番号 (TIN) がeBay, PayPal, Amazon等の第三業者に報告されていない場合、28％の連邦税が源泉徴収される場合があります。
含み益課税多くの会社は、Sコープとして再編することで事業主が企業の利益を個人（企業所有者）のものとして計上し、企業の利益にかかる税を回避できるという税務上での恩典を享受していますが、会社がSコープへと再編する際、再編後最初の10年内で事業を売却した場合、含み益課税の対象となる可能性があることに留意するべきです。すなわち、Sコープへ再編した時点で事業を売却したと見なされることになります。2009年度の『米国復興再投資法』では、2009年及び2010年課税年度については、含み益課税対象期間を7年に短縮、2010年度の『小規模事業就労法』では更に5年間に短縮、2012年の『米国納税者救済法』では、この5年間への短縮の適用を更に2013年まで延長と定めています。
小規模事業に係る100％の含み益非課税適格小規模事業に係る100％の含み益非課税は2013年まで延長されました。一般的に第1202条は、適格、且つアクティブな事業を営む小規模法人で、当初は通常のCコープとして設立され、その法人株式の発行から5年以上が経過している場合、その株の売却からの利益の一部、或いは全部の除外を定めています。
労働機会税務控除2009の新税法では、当該課税年度から、従業員数20名以下を抱える納税者に対し、新規に雇用された適格従業員につき税額控除規定が定められました。規定では当該税額控除は、小規模法人（S Corporation）或いはパートナーシップへの変換を除く全ての新規事業に適用されることになっています。税額控除額は、フルタイムでの従業員数の前年度からの増加人数分一人に対し、3,000ドルとなっています。今回の2012年度『米国納税者救済法.』はこの労働機会税額控除規定を2013年まで延長しました。
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繰越損失 (NET OPERATING LOSS = NOL)カリフォルニア州での繰越損失は、特定の納税者に対し、2008年度から損金導入が停止されていました
が、2012課税年度から繰り越し損失の損金導入が認められるようになりました。
又2013課税年度への欠損金の繰り戻しはできませんが、当該規定の最終的な取り扱いは2013年税務申告書提出期限までは確定していません。
カリフォルニア州法人税規定では、20年に亘る損金の繰越が認められており、当該繰越欠損金の繰越適用停止期間のために繰越できなかった繰越期間は、停止期間分が加算されます。
但し、所得制限によって未使用となった繰越欠損金残が繰り越された場合に対しては期間延長が認められません。
税額控除• カリフォルニア州はNew Job Creditを引き続き認めています。2012年中に雇用したフルタイムの新規従業員一人に対して$3000までの税額控除です。
• 雇用主の児童手当控除は2012年に期限が切れていますが、使われなかった控除額は翌年に繰越が可能です。
売上税カリフォルニア州の売上税率は2013年1月1日より0.25%増となっています。この新しい税率は2016年
一杯まで続く可能性があります。市によって税率が異なりますので、下記のウェブサイトでご確認ください。
http://www.boe.ca.gov/cgi-bin/rates.cgi
使用税 カリフォルニア州政府、及び州内の各郡、各市等の地方政府が管轄する税金の一つで、資産の使用からの恩典に係る税として使用税があります。この税はものの購買に係わる消費税に換わる税です。
例えば、消費税を課さない地方政府管轄内で購買した資産をカリフォルニア州で使用した場合、カリフォルニア州、及び各郡、各市では使用税が課されます。現在の税率は州、郡、市の総計で、ロサンゼルス郡で約9%となっています。
CALIFORNIA BUSINESSカリフォルニア州
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Muso & Co. 901 Corporate Center Dr. #411 MontereyPark, CA 91754
P: 323-526-9700 F:323-526-9711
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OTHER IMPORTANT UPDATES
2012 ・2013年度の個人退職年金口座2012・2013年度の従来型個人退職年金 (Traditional IRA) への拠出は、以下の上限まで損金を算入することができます。
49歳以下 50歳以上
2012 $5,000 $6,000
2013 $5,500 $6,500
また、会社の年金制度（401k等）に加入されている方は、その上にTraditional IRAにも拠出することができますが、以下の様に所得金額による制限が掛かります。
会社の年金制度に加入している場合
税務申告資格 所得レベルによる制限
独身または世帯主 $58,000～68,000
夫婦合算申告 $92,000～112,000
夫婦個別申告 $10,000
会社の年金制度に加入していない場合
税務申告資格 所得レベルによる制限
独身または世帯主 制限なし
夫婦合算/個別申告：夫も妻も会社の年金プランに加入していない場合
制限なし
夫婦合算申告：夫か妻のどちらかが会社の年金プランに加入している場合
173,000～183,000
夫婦個別申告：夫か妻のどちらかが会社の年金プランに加入している場合
$10,000
住居の売却 主たる住居(賃貸目的ではなく自分で住むための住居)を売却した場合、売却利益の上限25万ドルまで(夫婦合算申告の場合は50万ドル)を総所得から控除することができます。しかし、”Non-qualified Use”に該当する期間の利益には課税されますので注意が必要です。(詳しくは弊社までお問い合わせ下さい。)
