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平成23年度 事業計画書 (案) 社会医療法人 石州会

平成23年度 事業計画書 (案)4、中期事業計画に基づいた年度事業計画の検証をし、事業計画の修正をす る。 5.データ管理と作成をする。

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平成23年度

事業計画書 (案)

社会医療法人 石州会

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         平成23年度  事業計画書
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社会医療法人石州会 平成23年度 事業計画書(案)

1章 「石州会」事業基本方針

(1) 病院事業の基本理念、基本方針及び23年度目標 ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ 1

(2) 部門・室・部署の理念及び基本方針、目標 ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ 2~6

(3) 基本理念及び基本方針の新たな策定 ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ 6

2章 平成23年度事業計画(公益性と永続性を求めて) ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ 7

(1) 平成22年度六日市病院事業評価推移 ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ 7~8

(2) 病院機能転換事業 ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ 9~19

(3) 病院機能確保事業 ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ 20~36

(4) 病院機能健全化事業 ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ 37~47

3章 平成23年度の診療報酬予想及び収支予算について ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ 48

(1) 平成22年度診療報酬の状況 ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ 48~49

(2) 病棟機能転換後の医療療養病棟及び介護療養型老人保健施設

年間収入予想 ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ 49~52

(3) 平成23年度診療報酬予想 ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ 52~53

(4) 平成23年度収支予算 ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ 53~61

4章 平成23年度事業計画の進捗管理 ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ 62

(1) 計画の実行管理 ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ 62

(2) 事業計画実施における各部門・各室の事業活動留意事項 ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ 63

目 次

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社会医療法人「石州会」平成23年度事業計画

1章 「石州会」事業基本方針 (1)病院事業の基本理念、基本方針及び23年度目標 院是: 3P主義

1.Patient(患者様第一) 2.Peace(安心・安全な医療、看護、介護の実践) 3.Progression(日々医療技術・知識の研鑽に努め、地域医療に貢献)

基本理念: 患者様第一の医療・看護・介護の実践と地域医療への貢献 基本方針: 一、患者さまならびにそのご家族が安心し満足して療養生活をしていただける

よう日々援助いたします。 「病院事業はサービス業であり、患者さまの視点にたったサービスの提供が重

要である。そのために、患者さまの要望を常に把握することに努め、患者さま

の精神的、経済的負担の軽減を日々考えて行動します。」 二、すべてのことに心くばりを行いより良い環境を作ることに日々努力いたし

ます。 「病院を利用するすべての患者さまが納得できる病院事業をおこなうことが重

要であると考え、そのために、患者さまの権利、尊厳を守り、いつも患者さま

の要望を聞く姿勢をくずさず、改善に努めていきます。」 三、社会医療法人としての役割を認識し地域に求められる医療体制を提供いた

します 「地域における公的な病院の役割として、公益性が高く、特に必要な医療(救

急医療・僻地医療・予防医学)事業に積極的に参加し、良質かつ適切な医療を

効率的に提供し、医療提供の継続性を目指します。」 四、地域医療拠点病院として、圏域の医療を支えてまいります 「地域医療の現状把握と住民の医療を確保する目的を自覚し、病院ならびに近

隣の医療従事者に対する教育、研修及び研究施設の提供をしていくと同時に、

行政が行う医療確保のために実施する事業に対して協力をしていきます。」 平成23年度目標

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平成23年度に於いては、病院の年度目標を以下の如く定め、事業を展開して

いく。 1. 実践できる教育・研修を行う 2. チーム医療の原点に戻る 3. まず整理を行い次に整頓を行う 4. より迅速な対応を行う

(2)部門・室・部署の理念、基本方針、及び目標 地域における六日市病院の必要性と医療提供の継続性の観点に立てば、今後と

も医療の質向上活動を進めることが重要である。そのためには常に組織活動の

改革が必要となる。組織活動改革は、職員の努力だけではなく、組織の責任者

が理念と方針にもとづいた明確な目標を実施するという強い意志を所属職員に

明確に表明し、率先垂範する事が重要である。又、所属職員がその目標達成に

向かって一丸となり、継続的に質向上の努力をすることなくして達成すること

はできない。その意味からも、各部門・各部署・各室が、その方針を明確にし、

掲げた目標達成に向けて取り組み、成果として評価されることが重要であると

考え、部門・部署・室の「理念」・「基本方針」・「目標」・「事業」を掲げていく。 ①診療部 基本方針:患者様に満足していただける医療の提供をする。 目標:地域の第2次救急医療機関としての病院機能を維持する。

周辺医療機関及び介護施設と協力して、患者様の状態に適した医療を

提供する。 事業:臨床研修医協力病院としての対応をする。 各種学会への参加。 検診事業への協力。 医育機関への協力。 地域(医療・介護)従事者への教育。

「院外」業務を通して、地域ネットワークの再構築をする。 「院内」業務を通して、情報ネットワークの再構築をする。 ②診療協力部 基本理念: 病院の理念、方針に沿い、医療の担い手として診療支援により信頼される診療

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協力部を目指します。 基本方針: 1、高い安全性確保と徹底した管理に努めます。

2、職能と医療技術の向上に努めます。 3、チーム医療に積極的に参画し、院内、地域の医療に貢献します。 4、公共性を鑑み経営の健全化に協力します。 目標: 1、医療の質的向上を目標に、院内・院外の研修・講習へ積極的に参加し、

習得した中で一つずつから集中的に実践するよう努める。 2、能率よく働ける環境整備、他部署との連携の強化により機能的システム

を構築して、より迅速な対応が出来るようにする。 スローガン: 自分ならどうして欲しいかを常に考えて、行動しよう。 ③看護部 基本理念: 1、患者様の人権を尊重し 質の高い看護を提供します。 2、患者様の安全を守り 快適な療養ができるよう環境を整えます。 3、病院の健全な経営に 積極的に参画します。 4、看護職員の自己実現に向けて 支援します。 5、地域との連携を密にし 看護活動を通して地域に貢献します。 基本方針: 1、患者様に満足していただける看護を実践いたします。 2、患者様に事故のない安全な看護を実践いたします。 3、経済性を考えた効率の良い看護を実践いたします。 4、やりがいのある職場・環境作りを実践します。 5、地域及び医療者間の連携を密にした看護を実践いたします。 目標: 【患者様・家族の身になって看護・介護を実践しよう】 患者様・家族の身になって心が伝わるケアをしよう 行動目標: 1、手順・基準の遵守

2、 心地よい接遇マナーを身につける 課 題: 1、 病床転換 2、 人事考課見直し

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3、 申し送りの廃止 4、 看護職員の充足と定着 5、 院内教育の充実(新人・現任) ④事務部 基本方針: 安定的経営基盤(人・物・金)の確立 目 標: 1、業務の整理・改善を積極的に行い標準化を目指す。 2、基本にもどり「報・連・相」を徹底する。 ⑤医療安全対策室 基本理念: 「診て 聴いて 観じて」 基本方針 1、患者様の安全を最優先に考える。 2、医療スタッフが安全・安心に働ける環境を作る。 3、院内の安全文化を向上させる。 目標: 1、患者様が安全・安心に療養生活ができる環境を整える 2、医療従事者も安全・安心に働ける職場環境を整える 3、アクシデントに対する迅速な対応を行う 4、院内感染対策について現場の状況を把握 5、院内職員に BLS、ACLS、PALSの受講のすすめ

⑥地域医療連携室 理念: 社会福祉の側面から地域に貢献できる病院つくりに努める。 基本方針: 1、常に患者さまに寄り添う支援を行う 2、安心した生活を送れるよう、患者さま中心としたチーム作りに貢献する 3、 地域医療の貢献のため各関係機関との連携強化に努める。 4、常に研鑽を深め、個々のレベルアップに努める 目標: 患者様が不利益にならない様、個々がより迅速に支援を行う。

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⑦中央病歴管理室 理念: 患者さまを第一に考え地域医療に貢献する。 基本方針: 1、医師事務業務の短縮を構築する。 2、医師事務作業補助者の配置を行う。 3、データ管理と資料作成を行う。 4.預かった診断書は期限内に患者様にお渡しできるよう努める。 目標: 1、医師の事務作業時間を短縮し、その時間を患者サービスのため、そして、

経営に役立てる。 2、期限を過ぎても未記入の診断書が発生しないよう担当者としてできるチ

ェック体制を確立していく。 ⑧健康支援室 理念: 地域の方々ならびに職員への健康支援を通じ、心身ともに健康的な生活を確

保・実現できるように貢献する 基本方針: 1、健康支援に関する知識・技術の向上のために日々研鑽し、安心かつ良質

なサービスを提供します 2、地域の方々の健康的な生活を実現するためのサポートができるよう、他

の専門職との連携・協力を図ります 3、柔軟な姿勢をもち、事業計画の調整・修正は適切な時期に迅速に行うこ

とができるよう努力します 目標: 職員健診・ストレスチェックの結果返却を迅速に行う (健診は 2週間後まで、ストレスチェックは 1ヶ月後までに結果の返却をする) 企画調整室 理念:地域医療・介護の安定的供給体制の構築 基本方針: 1、日々最新の医療情報を入手する。 2、院外との調整をし、企画立案をする。 3、院内の問題把握に努め、各部門、部署間との調整をし、企画立案をする。

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4、中期事業計画に基づいた年度事業計画の検証をし、事業計画の修正をす

る。 5.データ管理と作成をする。 目標: 病院事業の永続的な運営の確保、経営基盤の安定、地域における安定的・公

益的な医療提供体制を確保実現するために、病院事業を検証して、計画を修

正立案する。 達成手段: 1.中期及び年度事業計画の検証。 2.各部門・室のデータの収集。 3.島根県・厚生労働省・総務省の情報収集と活用。 4.国の交付税措置への対応。 5.吉賀町・議会・住民と病院との情報交換をする。 6.補助金の活用。 7.金融機関への協力要請。 23年度事業 最優先事業: 1.病院機能転換事業(医療保険事業・介護保険事業)への適切な対応。

優先事業: 1.計画の進捗状況の把握と計画の修正見直しをする。 2.情報網を整備し情報の効率的な運用と管理の体制を確立する。 3.病院の総合的給与体系の見直しを図るために、職種ごとの給与体系を整理

し、合理的な(むだ・むらの無い)見直しを企画する。 (3)基本理念及び基本方針の新たな策定 社会医療法人石州会においては、新たに介護療養型老人保健施設が10月に開

設される。その事に伴い、六日市病院の現在の機能は「医療施設機能」と「介

護施設機能」に明確に分離される事になる。当然、現在の六日市病院の「基本

理念」及び「基本方針」を見直す事が必要であるし、新たな六日市病院及び介

護療養型老人保健施設の「基本理念」及び「基本方針」を本年5月末に開催さ

れる理事会を目途に策定する必要がある。その策定に当たっては、昭和56年

開設以来の六日市病院「院是」の精神を引き継ぎ、地域における両施設の役割

を明確にする必要がある。 又、介護療養型老人保健施設の「名称」についての決定も必要である。

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第一4半期 第二4半期 H22上半期 第三4半期

H22年4月~H22年6月

H22年7月~H22年9月

H22年4月~H22年9月

H22年10月~H22年12月

計画大分類NO

事業名(大分類)大分類評価点数

大分類評価点数

大分類評価点数

大分類評価点数

1 病院機能転換事業 2.0 2.5 2.2 2.3

2 病院機能確保事業 2.0 2.4 2.2 2.93 病院機能健全化事業 2.2 2.4 2.3 2.8

第一4半期 第二4半期 H22上半期 第三4半期

H22年4月~H22年6月

H22年7月~H22年9月

H22年4月~H22年9月

H22年10月~H22年12月

計画中分類NO

事業名(中分類)中分類評価点数

中分類評価点数

中分類評価点数

中分類評価点数

計画大分類NO

1 療養機能転換事業 1.9 2.6 2.2 2.1 1

2 リハビリ機能拡充対策事業 2.0 2.4 2.2 2.4 1

第一4半期 第二4半期 H22上半期 第三4半期

H22年4月~H22年6月

H22年7月~H22年9月

H22年4月~H22年9月

H22年10月~H22年12月

計画中分類NO

事業名(中分類)中分類評価点数

中分類評価点数

中分類評価点数

中分類評価点数

計画大分類NO

3吉賀町、島根県および国との関連事業

2.5 2.9 2.7 2.8 2

4 建物整備事業 0.6 2.4 1.5 2.9 2

5 付帯設備更新事業 0.9 1.8 1.3 2.8 2

6 情報網整備事業 1.0 2.2 1.6 2.8 2

7 検診事業 2.7 2.7 2.7 3.0 2

8 医療従事者確保対策事業 2.2 2.4 2.2 2.8 2

9 医療安全対策事業 2.1 2.5 2.3 2.9 2

10医療質向上(教育・講習)事業

2.4 2.3 2.3 3.0 2

11 患者様サービス向上事業 2.4 2.7 2.4 2.8 2

12 コンプライアンスの遵守 2.7 2.9 2.7 2.9 2

13 医療機器等整備 2.0 2.1 2.1 2.7 2

病院機能転換事業

病院機能確保事業

2章 平成23年度事業計画(公益性と永続性を求めて) 平成22年度に「社会医療法人」及び「地域医療拠点病院」の使命と役割をふ

まえて策定された「六日市病院第二次事業計画」に基づき、三つの大きな柱と

しての位置づけである「病院機能転換事業」「病院機能確保事業」「病院機能健

全化事業」を遅滞なく継続実施していく。 (1)平成22年度六日市病院事業評価推移

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第一4半期 第二4半期 H22上半期 第三4半期

H22年4月~H22年6月

H22年7月~H22年9月

H22年4月~H22年9月

H22年10月~H22年12月

計画中分類NO

事業名(中分類)中分類評価点数

中分類評価点数

中分類評価点数

中分類評価点数

計画大分類NO

14増収対策事業(医療保険事業)

1.8 2.5 2.2 2.6 3

15増収対策事業(介護保険事業)

2.2 2.0 2.1 2.8 3

16 経費削減対策 2.0 2.2 2.1 2.9 3

17 病院機能評価再認定事業 2.0 2.1 2.1 3.0 3

18 交付税措置対策事業 2.0 2.6 2.3 2.8 3

19 補助金対策事業 2.8 2.9 2.8 2.9 3

20 TQM活動の推進事業 2.4 2.9 2.7 2.9 3

21 未収金対策事業 1.3 1.7 1.5 2.2 3

22 診療報酬請求管理事業 2.4 2.5 2.4 2.9 3

23 広報活動 2.5 2.6 2.6 2.9 3

24 病床の有効利用事業 2.8 2.9 2.8 2.9 3

病院機能健全化事業 *上記表は平成22年度における六日市病院事業の大事業(24の中事業で構

成)及び中事業(100の小事業で構成)の四半期ごとの評価推移である。評

価方法については、六日市病院の事業を構成している100の小事業について、

毎月の事業履歴を確認し評価を行なっている。その評価を基に問題の解決を図

っている。又、四半期毎に吉賀町及び山陰合同銀行との進捗状況管理委員会に

おいて、事業進捗の管理評価を行うとともに、吉賀町議会との意見交換会を年

3回開催し、病院事業の在り方について討議している。 平成22年度の事業は、上記管理方法を採る事により、個別の小事業において

は、月によれば、問題も見受けられたが、平成23年度を迎えるにあたって、

六日市病院事業計画そのものは問題なく推移している。 平成23年度に於いても、事業の進捗状況を適正に管理評価を行い、①病院機

能の視点、②病院運営の視点、③病院機能評価機構認定病院の視点から事業計

画の目標達成に向けて努力をしていく。

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計画中分類NO

事業名(中分類)計画大分類NO

1 療養機能転換事業 1

小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

1 一般病床・亜急性病床 1 病院機能転換事業 1 療養機能転換事業

2 療養病床(医療保険) 1 病院機能転換事業 1 療養機能転換事業

3 療養病床(介護保険) 1 病院機能転換事業 1 療養機能転換事業

H23年4月 H24年1月

病棟名 看護基準

急性期 80床(内30床休床中)

42床

亜急性期 10床 8床

合計 90床 50床

一般病床 2階 7:01

許可病床数

(2)病院機能転換事業 六日市病院は地理的条件から、一定の急性期・回復期・慢性期までの医療提供と介

護事業提供を求められており、医療・介護難民を現出させないためにも、医療従事者

確保状況を念頭に、国・島根県から求められている地域医療提供の在り方に沿った形

で、より効率的な各病床群機能を有した病床の確保と、老人保健施設の創設を図ると

ともに、リハビリ施設機能の充実と居宅介護事業をも展開していく。 特に本年度における最大の事業は、昨年度から継続実施している医療療養病床(3

病棟)の一部(介護保険移行準備病棟 2病棟)及び介護療養病床(1病棟)を介護療

養型老人保健施設(新型老人保健施設)へ転換する事業と急性期病床及び亜急性

期病床の許可病床数を削減する事業である。 この「病院機能転換事業」は他の二つの大事業である「病院機能確保事業」「病院機

能健全化事業」と大きく密接に関連しており、遅滞なく計画通り実行していく必要があ

ると同時に、事業の検証と評価及び修正を毎月行う事が重要であると考えている。 ① 介護療養型老人保健施設転換の準備として、計画とは4カ月遅れではあるが、平成2

3年2月より、4階病棟(医療療養病床 60床)を介護保険準備病棟に移行した。今後

は、各病床群の機能を最大限利用し、転換に伴って起こりうる患者様の不利益を最小

限にすべく努力をしていく必要がある。 A.一般病床・亜急性病床

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H23年4月

病棟名 許可病床数

医療療養病棟 3F 60床

介護保険移行準備病棟

4F 60床

介護保険移行準備病棟

5F 60床

介護療養型医療施設

西 39床

介護療養病床(介護保険)

合計 219床

療養病床(医療保険)

H23年10月

病棟名 許可入所数

介護療養型老人保健施設 4F 60床

介護療養型老人保健施設 5F 60床

介護療養型老人保健施設 西 34床

合計 154床

老人保健施設(介護保険)

*H23年度4月に於いての許可病床数は90床であり、内30床は休止中である。他病床群の機能転換終了がH23年9月末である事から、医療・介護難民を出さない為にも

病床を確保する必要があり、転換時期を24年1月とする。 B.療養病床(医療・介護) ⅰ医療保険 ⅱ介護保険 *H23年度4月に於いての許可病床数は医療療養及び介護療養併せて219床であり、国の特別交付金措置を受ける資格を備える為にも、H23年9月末までに159床を

介護療養型老人保健施設(新型老人保健施設)154床に転換する必要がある。

H23年10月

病棟名 許可病床数

療養病床(医療保険)

医療療養病棟 3F 60床

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病棟名 病床数 病棟名 病床数 病棟名 病床数

急性期 50床 急性期 50床 急性期 42床

亜急性期 10床 亜急性期 10床 亜急性期 8床

3F 60床 3F 60床 3F 60床

4F 60床 4F 60床 4F 60床

5F 60床 5F 60床 5F 60床

西 39床 西 34床 西 34床

279床 274床 264床

60床 60床 50床

60床 60床 60床

120床

39床

279床 120床 110床

0床 154床 154床

279床 274床 264床

154床 154床

病院合計

施設合計

総合計

介護療養型老人保健施設

総合計

一般病棟

医療療養

医療療養病棟

介護療養型老人保健施設

介護療養型老人保健施設

介護療養型老人保健施設

平成24年1月

2F 一般病棟

病院合計

施設合計

総合計

介護療養型老人保健施設

総合計

一般病棟

医療療養

医療療養病棟

介護療養型老人保健施設

介護療養型老人保健施設

介護療養型老人保健施設

平成23年10月

2F 一般病棟

介護療養

病院合計

施設合計

総合計(休床30床含まず)

総合計

一般病棟

医療療養

介護移行準備

医療療養病棟

介護保険移行準備病棟

介護保険移行準備病棟

介護療養病棟

平成23年2月

種別

2F 一般病棟

C.今後の六日市病院 病棟転換 予定

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病棟転換タイムスケジュール

平成23年3月1日(更新中)

平成23年度

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月

病院行事 開院記念 F

理事会

看護部 お知らせ

O 職員配置 職員異動

(4階居室棟) L F

入居者決定 ケアプラン作成 移動

(5階居室棟) L F

入居者決定 ケアプラン作成 移動

(西居室棟) L F

入居者決定 ケアプラン作成 移動

地域医療連携室 F

入居者決定 ケアプラン作成 移動

(入居者移動調整)

入居者誘導

総務課 H I 規程変更準備

J K 申請書作成 許可申請 審査 許可 運用

(人員配置) P Q R S

M N

(補助金) 申請 検査 入金

内示 請求

施設用度課

(備品整備) 購入

(改修工事)

入札 準備 改修工事 検査

病棟機能転換検討プロジェクトチーム

会議報告

会議報告

会議報告

会議報告

会議報告

会議報告

A 地域への周知活動 G 院内告知 M 暫定プラン作成 S 研修 老健B 患者への説明 H ケアマネ選定(新規) N 契約C 患者への意識確認(希望) I 相談員選定(新規) O 研修 院内D 要介護度確認・申請 J 施設長選定(新規) P 研修 ケアマネE 患者さま選定 K スタッフ選定 Q 研修 相談員F 移動 L 入所基準作成 R 研修 施設長

病棟機能転換検討プロジェクトチーム

【施設準備】【患者準備】

D.病棟転換タイムスケジュール

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表3

H23年2月延人数(割合)

医療療養病棟3F(20:1)

医療療養病棟4F・5F(25:1)

介護療養病棟 西再掲(4F・5F・西)

総数 1571 3270 1053 4323

中心静脈栄養 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%

人工呼吸器 6.1% 0.0% 0.0% 0.0%気管切開・気管内挿管 14.5% 1.1% 0.0% 0.8%酸素療法 54.1% 7.8% 1.3% 6.2%喀痰吸引 47.7% 10.6% 6.8% 9.7%経鼻経管・胃瘻 66.0% 14.6% 50.3% 23.3%

表2

(割合)医療療養病棟3F(20:1)

医療療養病棟4F・5F(25:1)

介護療養病棟 西再掲(4F・5F・西)

総数 57人 116人 37人 153人

中心静脈栄養 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%

人工呼吸器 5.3% 0.0% 0.0% 0.0%気管切開・気管内挿管 15.8% 0.9% 0.0% 0.7%酸素療法 54.4% 6.9% 0.0% 5.2%喀痰吸引 40.4% 4.3% 8.1% 5.2%経鼻経管・胃瘻 57.9% 12.9% 54.1% 22.9%

E.機能転換病棟の患者様の状況 下記[表1]は厚生労働省が平成22年6月23日時点に調査した「医療施設・介護施設の利用者に関する横断調査」の速報値であり、[表2][表3][表4]は当院の数値である。今後当院の該当病棟を介護療養型保健施設に機能転換をするにあたっての問題点

を整理し解決する手段を講じる必要がある。 ⅰ. ⅱ.

調査時点:平成23年2月25日 ⅲ.

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14

医療療養病棟(20:1)

(割合) 総数中心静脈栄養

人工呼吸器

気管切開・気管内挿管

酸素療法 喀痰吸引経鼻経管・胃瘻

当院3F 57人 0.0% 5.3% 15.8% 54 .4% 40 .4% 57 .9%

全国 14472人 8.8% 2.2% 15.9% 19 .7% 40 .2% 35 .7%

介護老人保健施設(療養型)

(割合) 総数中心静脈栄養

人工呼吸器

気管切開・気管内挿管

酸素療法 喀痰吸引経鼻経管・胃瘻

再掲(4F・5F・西)老健転換該当病棟

153人 0.0% 0.0% 0.7% 5 .2% 5 .2% 22 .9%

全国 436人 0.0% 0.0% 3.5% 2 .3% 14 .9% 35 .1%

表4

(割合) 3F 4F 5F 西

総数 57 57 59 37

中心静脈栄養 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%人工呼吸器 5.3% 0.0% 0.0% 0.0%気管切開・気管内挿管 15.8% 1.8% 0.0% 0.0%酸素療法 54.4% 3.5% 10.2% 0.0%喀痰吸引 40.4% 3.5% 5.1% 8.1%経鼻経管・胃瘻 57.9% 17.5% 8.5% 54.1%

ⅳ.病棟別数値

調査時点:平成23年2月25日 ⅴ.機能転換後の全国比との状況比較 a. 「医療療養病棟 3F」 上記表を比較すれば、当院は「人工呼吸器」「酸素療法」「経鼻経管・胃癭」の項目が

高い事がわかる。病棟の看護スタッフに相当の負担が予想される。重症が予想される

患者様については、一般病棟の稼働状況を見据え、患者様の移動を考慮する必要が

あり、患者様への対応は特に注意が必要である。 b. 「介護療養型老人保健施設」 上記表を比較すれば、当院においては「酸素療法」の項目を除いて、全ての項目が全

国比を下回っている。又、現在の対象病棟の数値(表4 参照)はバラツキがあり、今

後転換に当たっては、その解消に努める必要がある。

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15

F.島根県特別養護老人ホーム希望待機者

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16

参考資料:島根県健康福祉部高齢福祉課 「申込者の推移と圏域マップ」

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17

登録表示 医療費 食費(1食)居住費(1日)

1ヶ月 合計

区分1(老齢福祉) 1 ¥15,000 ¥100 ¥0 ¥18,000

区分1          4 ¥15,000 ¥100 ¥0 ¥18,000

区分Ⅱ(長期) 3 ¥24,600 ¥160 ¥0 ¥29,400

区分Ⅱ 2 ¥24,600 ¥210 ¥0 ¥30,900

その他 ¥44,400 ¥260 ¥0 ¥52,200

区分1(老齢福祉) 1 ¥15,000 ¥100 ¥0 ¥24,000

区分1 4 ¥15,000 ¥130 ¥320 ¥36,300

区分Ⅱ 2・3 ¥24,600 ¥210 ¥320 ¥53,100

その他 ¥44,400 ¥460 ¥320 ¥95,400

医療区分2.3の場合

医療区分1の場合

医療療養病棟(3階・4階・5階) 現在

必ずしも区分Ⅱが第2段階

に!区分Ⅰが第1段階に移行

するとは限らない。詳細につい

ては、各市役所の決定による。

介護費食費(1日)

居住費(1日)

1ヶ月 合計

第1段階 ¥43,000 ¥300 ¥0 ¥52,000

第2段階 ¥43,000 ¥390 ¥320 ¥64,300第3段階 ¥43,000 ¥650 ¥320 ¥72,100第4段階 ¥43,000 ¥1,380 ¥320 ¥94,000

介護療養型老人保健施設(4階・5階) 10月以降

一時的に発生する患者様負担金

介護費上限額

食費(1日)

居住費(1日)

1ヶ月 合計

第1段階 ¥15,000 ¥300 ¥0 ¥24,000

第2段階 ¥15,000 ¥390 ¥320 ¥36,300第3段階 ¥24,600 ¥650 ¥320 ¥53,700第4段階 ¥37,200 ¥1,380 ¥320 ¥88,200

最終的に発生する患者様負担金

病院へ支払い後、市町村から上限を超えた金額が払い戻される

ため患者さまが実際に支払う金額は下記のとおりになる。

1.おむつ代は必要なし   2.洗濯代は別途必要   3..介護費上限額:第1段階・第2段階については世帯により変動がある場合あり

1.洗濯代、おむつ代は別途必要* ただし、3割負担の患者さまは上記金額には該当しない(4F:1人 5F:2人)

G.病棟機能転換(医療保険⇒介護保険)に伴う患者様負担の増減について

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18

区分1(老齢福祉)・・・老齢福祉年金受給者

区分1・・・・・・・・・・・・・年金受給額80万円以下

区分Ⅱ(長期)・・・・・・住民税非課税世帯であって入院が90日以

区分Ⅱ・・・・・・・・・・・・住民税非課税世帯

その他・・・・・・・・・・・・住民税課税世帯(一般の方)

対象の患者様は、現在、介護保険移行準備病棟(4階・5階)に入院されている方であり、医療区分1を有しておられる患者様が主な対象である。医療保険から介護保険に移行したとしても、大半の患者様の費用負担は変わらない。むしろ「おむつ使用者」については施設側の負担となり、自己負担は下がると思われる。費用負担が上がると思われる患者様の要因は「①山口県福祉医療受給者(5人)、②島根県福祉医療受給者(11人 低所得者に限る)、③原爆医療受給者(2人)、④特定疾患医療受給者(0人)」である。但し、上記記載の通りオムツを使用されておられる方もおられる事から、現時点では、数名と思われる。

参考

計画中分類NO

事業名(中分類)計画大分類NO

2 リハビリ機能拡充対策事業 1

訪問リハ、地域リハの構築、通所リハについては平成 23 年度以降も目標を若干変更し継続して取り組んでいく予定である。具体的には、訪問リハは柿木地区への件数が

ほとんどないために、小笠原医院や栗栖医院などに訪問リハに関する説明を行うこと

や、地域リハビリテーションに関しては他施設の職員や入所者に対する指導、役場や

社会福祉協議会と共同して介護予防に関する取り組みなどを行って良く予定である。

将来的には吉賀町の医療費、介護保険費用などの削減につながるような予防に関す

る取り組みが運動器のみではなく、内部障害などと同様に管理できたら良いのではな

いかと考えている。通所リハに関しては現在のところおおよその試算が終了した段階

であるが、今後は将来的な導入を具体的に考えていく必要があり、平成 24 年度の介護報酬の改定後に実行出来るように準備を進めいていく予定である。平成23年度か

ら実際に取り組めるように計画を進めていきたい。また地域医療の中でのリハビリテー

ションの領域に対する必要性の認識の低さが感じられるので、今後は役場及び社会

福祉協議会と連携を深めていきたい。

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19

小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

4 地域リハビリテーションの構築 1 病院機能転換事業 2 リハビリ機能拡充対策事業

5 訪問リハビリ 1 病院機能転換事業 2 リハビリ機能拡充対策事業

6 通所リハビリ 1 病院機能転換事業 2 リハビリ機能拡充対策事業

7 嚥下造影 1 病院機能転換事業 2 リハビリ機能拡充対策事業

8 作業療法 1 病院機能転換事業 2 リハビリ機能拡充対策事業

9 療養病棟担当者設置 1 病院機能転換事業 2 リハビリ機能拡充対策事業

リハビリテーション室事業計画スケジュール

項目 事業名 主幹 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

柿ノ木地区への訪問リハビリの拡大

リハビリ室 開始

地域リハビリテーションの構築

行政.社協,病院

町の介護予防事業への参入

行政.社協,病院

通所リハビリ リハビリ室

短時間型通所リハビリ リハビリ室

嚥下内視鏡検査の導入リハビリ室、歯科

臨床研究 リハビリ室 準備 発表 準備

計画書の電子化 リハビリ室 準備 開始

人事考課評価法の変更 リハビリ室 準備 開始

症例検討の実施 リハビリ室 開始

学会・研修への参加 リハビリ室 開始

実習生受入れ リハビリ室

検討 準備

⑤患者サービス・環境整備

⑥その他

年間10名

②医療の質の確保

試験的取り組み

H23

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20

計画中分類NO

事業名(中分類)計画大分類NO

3 吉賀町、島根県および国との関連事業 2

小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

10 社会医療法人事業 2 病院機能確保事業 3 吉賀町、島根県および国との関連事業

11 島根県地域医療拠点病院事業 2 病院機能確保事業 3 吉賀町、島根県および国との関連事業

12 健診事業 2 病院機能確保事業 3 吉賀町、島根県および国との関連事業

13 委託事業 2 病院機能確保事業 3 吉賀町、島根県および国との関連事業

14 教育・研修事業 2 病院機能確保事業 3 吉賀町、島根県および国との関連事業

15 地域医療協力事業 2 病院機能確保事業 3 吉賀町、島根県および国との関連事業

(3)病院機能確保事業 地域の中核病院として、医療機能提供の継続可能な状況にあるのは、ひとえに吉賀

町からの財務支援策であり、今後とも、島根県地域医療拠点病院としての役割、社会

医療法人としての公的責務を本年度も着実に遂行していく必要がある。 又、地域から求められる病院機能の永続性確保の為には、吉賀町、島根県および国

との関連事業への積極的な参加と病院機能のハード及びソフト面の機能の整備更新

事業である62項目の事業継続が重要と考えている。 ① 社会医療法人としての公的責務の継続と島根県地域医療拠点病院としての役割を認

識し、下記6事業の維持継続に努めていく。特に鹿足郡内及び益田市の診療所等を

対象とした遠隔医療等の各種診療支援を積極的に行っていく必要がある。又、大規

模災害などへの対応を国・島根県・吉賀町から求められた際も、積極的にその事業に

協力していく。

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21

2011年2月

介護老人保健施設への転換に係る「要検討」事項について 社会医療法人石州会

(法人手続き関係) 理事会事務局(岩本)

Ⅰ.寄附行為(定款)の変更について①各条項について、「介護老人保健施設」に関する文言を追加する必要がある。

第3条、第4条、第5条、第16条第4項、第17条第5項

「手続き」

寄附行為を変更するには、理事会・評議員会の2/3の決議を経て、島根県知事の許可を得る必要がある。

よって、10月より開催の理事会・評議員会の議題として上げる。法務局登記変更。保健所届出。

②寄附行為第16条第4項の上記変更に伴い、「理事」に老健の管理者を必ず加える必要がある。

現在の院内職員理事は、

(敬称略)「谷浦博之、加川玲子、重冨雄哉、田中喜久子、松中剛、小川久行」である。

上記以外の方に介護老人保健施設の「管理者」に就任していただく場合には、

「手続き」

理事就任承諾書、履歴書、印鑑証明書、理事会・評議員会の承諾決議、保健所届出。

Ⅱ.社会医療法人の要件について①社会保険診療報酬の収入割合80%超の要件について

医療法施行規則 第30条の35の2第1項第2号イ に規程されている。

全収入金額の100分の80を社会保険診療に係る収入金額が超えていないといけない。

介護老人保健施設サービス収入が、この社会保険診療報酬に区分されるか。(要検討)

答え・・・租税特別措置法 第26条第2項 に規程する社会保険診療とは、次の各号に掲げる給付又は

     医療、介護、助産若しくはサービスをいう。

1、健康保険法  2、生活保護法  3、介護保険法  4、障害者自立支援法

     したがって、この問題についてはクリアされる。

②介護老人保健施設収入が本来業務になるのか。(本来業務、付随業務、付帯業務、収益業務)

介護保険法に基づく各事業の位置付けについては、次のとおりである。

 ※よって、法人税非課税事業。

参考

付帯業務

付帯業務

収益業務外来カウンセリング事業

居宅介護支援事業

施設サービス 本来業務

本来業務居宅サービス事業

介護保健施設サービス

介護療養施設サービス

訪問介護ステーション

訪問リハビリテーション

通所リハビリテーション

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22

番号 区 分 内 容 支 援 ( 派 遣 ) 先 職 種想定人数

実施計画

実 施 予 定

1遠隔医療等の各種診療支援

MRI診療支援

つわぶき医院医療法人小笠原 小笠原医院栗栖医院好生堂和﨑医院医療法人山藤整形外科医院

診療放射線技師

72人 通年 4/1~3/31

2遠隔医療等の各種診療支援

MRI診療支援

岩国市立錦中央病院本郷診療所錦須川診療所錦高根診療所錦宇佐診療所

診療放射線技師

48人 通年 4/1~3/31

3 研修の提供心肺蘇生講習

(ハートセイバーAEDコース)六日市病院NPO法人六日市ECC協会

医師看護師

12人 年6回4月,6月,8月10月,12月,3月

4 研修の提供心肺蘇生講習

(BLSヘルスケアプロバイダーコース)六日市病院NPO法人六日市ECC協会

医師看護師

12人 年6回4月,6月,8月10月,12月,3月

5 研修の提供心肺蘇生講習

(BLSリニューアルコース)六日市病院NPO法人六日市ECC協会

医師看護師

12人 年6回4月,6月,8月10月,12月,3月

6 研修の提供心肺蘇生講習

(ACLSプロバイダーコース)六日市病院NPO法人六日市ECC協会

医師看護師

10人 年4回 5月,7月,9月,11月

7 研修の提供心肺蘇生講習

(PALSプロバイダーコース)六日市病院NPO法人六日市ECC協会

医師看護師

6人 年4回 5月,7月,9月,11月

8 研修の提供 救急隊員の病院実習六日市病院益田地区広域市町村圏事務組合

医師看護師

3人 年1回 2月

9 研修の提供六日市医療技術専門学校看護科非常勤講師派遣

六日市医療技術専門学校医師看護師

55人 通年 4/1~3/31委嘱

10 検診1歳6ヶ月児、3歳児歯科検診医師派遣

吉賀町 歯科医師 35人 年4回 5月,8月,11月,2月

11 検診 歯科検診医師派遣 吉賀町立六日市小学校 歯科医師 83人 年2回 5月,11月

12 検診 歯科検診医師派遣 吉賀町立蔵木小学校 歯科医師 33人 年2回 5月,11月

13 検診 歯科検診医師派遣 吉賀町立六日市中学校 歯科医師 55人 年2回 5月,11月

14 検診 歯科検診医師派遣 吉賀町立蔵木中学校 歯科医師 20人 年2回 5月,11月

15 検診歯の健康教室

(歯科検診医師派遣)吉賀町(社会福祉法人双葉保育所)

歯科医師歯科衛生士

46人 年2回 6月,12月

16 検診歯の健康教室

(歯科検診医師派遣)吉賀町(社会福祉法人六日市保育所)

歯科医師歯科衛生士

44人 年2回 6月,12月

17 保健事業 学校歯科医 吉賀町立六日市小学校 歯科医師 83人 通年 4/1~3/31委嘱

18 保健事業 学校歯科医 吉賀町立蔵木小学校 歯科医師 33人 通年 4/1~3/31委嘱

19 保健事業 学校歯科医 吉賀町立六日市中学校 歯科医師 55人 通年 4/1~3/31委嘱

20 保健事業 学校歯科医 吉賀町立蔵木中学校 歯科医師 20人 通年 4/1~3/31委嘱

21 保健事業 学校薬剤師 吉賀町立六日市小学校 薬剤師 83人 通年 4/1~3/31委嘱

22 保健事業 学校薬剤師 吉賀町立蔵木小学校 薬剤師 33人 通年 4/1~3/31委嘱

23 保健事業 学校薬剤師 吉賀町立六日市中学校 薬剤師 55人 通年 4/1~3/31委嘱

24 保健事業 学校薬剤師 吉賀町立蔵木中学校 薬剤師 20人 通年 4/1~3/31委嘱

25 保健事業吉賀町健康づくり推進会議保健師派遣

吉賀町健康づくり推進会議 保健師 30人 通年 4/1~3/31委嘱

26 医師派遣中学生・高校生合同

ロードレース大会の医師派遣島根県立吉賀高等学校吉賀町立吉賀中学校

医師 175人 年1回 10月

27 医師派遣 手術応援 益田地域医療センター医師会病院 医師 - 通年 4/1~3/31

28 講師派遣骨粗鬆症及び転倒予防講演会

社会福祉法人吉賀町社会福祉協議会

理学療法士 60人 年12回 4/1~3/31

29 カウンセリング島根県立学校教職員ストレスカウンセリング

島根県立吉賀高等学校島根県立津和野高等学校

臨床心理士 - 年12回 4/1~3/31

30 災害派遣東日本大震災に対する医療救護班派遣活動

宮城県内の避難所等医師看護師事務員

- 臨時 4/23~4/27

社会医療法人 石州会 六日市病院 地域医療活動支援事業計画一覧

六日市病院 地域医療活動支援事業計画

Page 25: 平成23年度 事業計画書 (案)4、中期事業計画に基づいた年度事業計画の検証をし、事業計画の修正をす る。 5.データ管理と作成をする。

23

計画中分類NO

事業名(中分類)計画大分類NO

4 建物整備事業 2

小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

16耐震補強工事⇒(H23年3月末終了)

2 病院機能確保事業 4 建物整備事業

17 外壁塗装工事 2 病院機能確保事業 4 建物整備事業

18防水加工工事⇒(H23年3月末終了)

2 病院機能確保事業 4 建物整備事業

19 老人保健施設開設整備工事 2 病院機能確保事業 4 建物整備事業

② 病院にとって悲願であった耐震工事事業は、島根県および国の整備事業により

22年度末に無事完了し、防水補修工事についても23年度末に完了した。 本年度継続中の事業は外壁補修工事及び老人保健施設開設整備工事であり、外

壁補修工事については、平成23年度第1四半期(6月)に終了する予定である。 A.

介護療養型老人保健施設開設整備工事

(補助事業:島根県病床転換助成事業補助金)

病棟転換改修工事内容

工事詳細 施工前 施工後 改修理由

 ・療養室521号室、524号室拡張壁移設

病室521、524号、廊下 療養室521、524号廊下側へ壁移設(療養室面積確保)

 ・療養室カーテンレール変更

4階一部、5階病室他 4階一部、5階療養室天井に直付(プライバシー確保、吊りレールに対する埃対策)

 ・食堂兼談話室拡張(洗面設置)

病室426、427号、廊下、汚物室4F器材庫、洗面所病室526、527号、廊下、汚物室5Fスタッフルーム、洗面所

4F食堂兼談話室5F食堂兼談話室

レクレーション等を行う多目的ホール(食事等の見守人員削減)

 ・療養室コンベクター撤去 4階、5階新館病室 4階、5階新館療養室使用していないため撤去(面積確保)

 ・トイレ改修

4階新館便所、4階本館A便所、職員WC、4階本館B便所、4階B特別浴室5階新館便所、5階本館A便所、職員WC、5階本館B便所、5階B特別浴室

4階新館トイレ、4階本館トイレ×24階本館Bトイレ×25階新館トイレ、5階本館トイレ×25階本館Bトイレ×2

車イスでも使用しやすいトイレ設置(シャワ―トイレ等機能面充実)

 ・特別浴室改修(更衣室設置)

4階本館A特別浴室4階本館A便所5階本館A特別浴室5階本館A便所

4階本館A特別浴室4階本館A更衣室5階本館A特別浴室5階本館A更衣室

現在、入浴時更衣を廊下で行っているため(更衣時の温度管理)

 ・面談室、洗濯室、リネン庫設置

4階ロビー、4階作業室、4階医療安全対策室5階ロビー、5階作業室、5階カルテ・フィルム庫

4階面談室、4階洗濯室4階リネン庫5階面談室、5階洗濯室、5階リネン庫

サービスステーション近くに面談室設置、洗濯室設置、リネン庫移設

 ・相談員室、施設長室(診察室)設置

4階リネン庫4階リネン庫5階リネン庫5階リネン庫

4階相談員室庫4階作業室5階施設長室(診察室)5階作業室

サービスステーション近くに専用の部屋を確保

 ・消防設備設置4階本館B汚物室、洗面所、廊下4階本館B汚物室、洗面所、廊下

4F食堂兼談話室、廊下5F食堂兼談話室、廊下

避難誘導灯、スプリンクラー設備(食堂兼談話室拡張に伴い)

助成補助金:1床当り:50万円 50万円*対象病床(4階・5階  120床)=120×50万円=6,000万円

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24

B.外壁塗装工事

康自明:六日市病院外壁改修工事

2011年(平成23年)

1工区

  (西病棟―全面)

  (中央病棟―北面、西面)

2工区

  (東病棟―東面、北面)

3工区

  (管理棟―全面)

4工区

  (中央棟―東面、南面)

20 252月 3月 4月 5月 6月

25 5# 25 10 15 20 255 10 15 20 25 5 10 155 10 15 20

下地不陸調整(西面)

下地不陸調整(東面)

吹付、塗装(西、北面)

吹付、塗装(東面)

足場解体

足場架設

調査

下地処理、シール打設

吹付、塗装

足場解体

4/30

2工区1/21

高層部

低層部

足場架設

調査

下地処理、シール打設

吹付、塗装

その他工事

足場解体

4/10 5/20

足場架設

調査

下地処理、シール打設

吹付、塗装

その他工事

足場解体

片付け

5/16/30

3工区

4工区

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25

計画中分類NO

事業名(中分類)計画大分類NO

5 付帯設備更新事業 2

小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

20 ボイラー更新 2 病院機能確保事業 5 付帯設備更新事業

21 空調更新 2 病院機能確保事業 5 付帯設備更新事業

22 給湯配管工事 2 病院機能確保事業 5 付帯設備更新事業

23 院内病室カーテン取替え 2 病院機能確保事業 5 付帯設備更新事業

24 電動ベット導入 2 病院機能確保事業 5 付帯設備更新事業

25 放送設備 2 病院機能確保事業 5 付帯設備更新事業

26 エレベーター取替え工事 2 病院機能確保事業 5 付帯設備更新事業

27 浄化槽取り壊し及び整備事業 2 病院機能確保事業 5 付帯設備更新事業

Ⅰ. 目的

六日市病院は、築30年を向かえ、建物の光熱動力設備及び配管について、更新の時期が

到来していると思われます。

今なら経済産業省の省エネ補助事業にあたり、一部補助金が交付される制度がある。

今後、この地域で医療・介護の継続を果たす上には、建物の耐震補強工事と同等の必要性が

あり、病院内の環境改善に努める必要がある。

Ⅱ. 環境改善

①設備や配管が新規になり、旧型の設備から吹き出していた風(ホコリ、カビ等)が、綺麗なもの

 になり、患者様等ご利用者及び、六日市病院に勤務する職員の環境改善になる。

②これまでは病棟のローカ部分には冷暖房エアコンの吹き出しがなかったが、今度は新規に

 設置する。(天井カセット型を各階に8台つづ設置する)(西棟への渡りローカにも設置する)

③院内感染予防対策として、院内の「湿度」の管理には、最大の配慮をしなければならない。

 今回、その湿度吹き出し口を増やし、院内まんべんなく湿度が適正に管理されるようになる。

④病室の温度管理について、現在のローボーイ型では、病室内の場所により差が生じており、

 入院患者様に不便をかけていたが、「天井カセット型」にすることで、その問題も解消される。

 また、病室の温度管理(操作)がスタッフルームから遠隔操作できるように改善される。

⑤以前から問題にされていた「厨房」の温度管理について、新規に「厨房用天つり型室内機」を

 8機設置し、厨房内の給食の環境をより良いものにすることができる。

⑥独自制御できるエアコンを新規追加で、医局、会議室、救急外来、事務所、ランドリー室、

 用度倉庫、栄養休憩室に設置し、時間外(深夜・休日等)の環境改善をする。

③ ボイラー更新・空調更新・給湯配管工事・については補助金事業にて実行する

予定である。又、電動ベッド導入については、昨年度に引き続き継続していく

予定である。又、他の事業に於いても、収支のバランスを考え引き続き慎重に

検討を重ねていく。 A.空調・給湯ボイラー・電気・配管の設備更新事業(省エネ補助事業)

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26

Ⅲ. 更新設備の内容

1. 空調設備

①蒸気を利用した熱力・加湿については、旧型「蒸気ボイラー」(2台)から「高効率蒸気ボイラー」

 (3台)に更新する。これにより、かなりのA重油費用の削減につながる。

 ※蒸気は、厨房、中材、空調加湿、洗濯等に使用する。

②現在、各病室に設置してある「ローボーイ型床置き室内機」から「天井カセット型」に更新する。

 これにより、均等な風流状態に改善され、更にスタッフルームでの遠隔温度管理ができる。

 また、病室の床面積の拡がる。(既存のルームエアコンは今後使用しない)

③現在の旧型「水冷チラー」(冷房のみ使用)から「高効率ビルマルチエアコン」(冷暖房)に更新

 することにより、冷暖房を効率化させる。これによりA重油は削減され、電気代は増加する。

2. 給湯設備

①現在の旧型「蒸気ボイラー」(2台)から「業務用エコキュート」に更新する。

 これにより、A重油の使用はなくなり、電気料が増加する。

②西病棟については、現在の灯油ボーラーと併用する形で「エコキュート」(1台)を導入する。

3. 電気設備

①照明設備ついては、全ての照明をLEDに変更する予定であったが、LEDの将来的な耐久性

 と安全性が現在において不確定であるため、今回のLEDの導入については、院内100ヶ所ある

 「避難誘導灯」のみとした。現在の誘導灯は、故障部品の製造がされていないことや、24時間

 常に点灯しているので省エネ効果と経費削減効果が高い。(電気代削減額:年間22万円)

②受電設備については、電気容量が増加するため、高効率トランスキュービクルを増設する。

4. 配管設備

院内の天井裏に通っている蒸気配管及び給湯配管については、頻繁に破損亀裂が入り、院内

各箇所の水漏れをまねき、病院利用者に多大な迷惑をかけている。

さらに、修繕費もその都度かかっており、これも解消される。

新規の配管は、補助金対象ではないが、今回更新する。

Ⅳ. コスト(費用)

1. 導入調達コスト

①導入設備総額 278,250 千円(うち、補助金対象外費用は、45,100千円)

②補助金(NEDO) -74,020 千円(補助対象の1/3)

③自己資金 204,230 千円(山陰合同銀行六日市支店より借入予定)

④借入金返済額 13,332 千円(年間の元金返済合計額、利息は年間330万円前後)

2. ランニングコスト

①A重油代 -10,840 千円(年間削減額)

②LED電気代 -220 千円(年間削減額)

③その他電気代 4,200 千円(年間増加額)

④メンテナンス代 -5,760 千円(年間削減額)

⑤配管修繕費 -1,970 千円(年間削減額)

⑥灯油、水道代 -400 千円(年間削減額)

-14,990 千円(年間削減額)

3. ランニングコスト分岐点

上記のランニングコスト削減額は、既存の設備をそのまま使用した時にかかるランニングコスト

と比較すると、「8年半」で分岐点が来て、その後、金額的なメリットを生む。

しかし、これには、借入金の返済利息は、含まれていない。

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現状 計画 数量 能力 金額(税込)

水冷チラー 高効率ビルマルチエアコン

ローボーイ型 天井カセット型

蒸気ボイラー 高効率蒸気ボイラー

蒸気ボイラー 業務用エコキュート

灯油ボイラー エコキュート

従来型誘導灯 LED誘導灯受電設備等

既設トランス既設キュービクル

+新設高効率トランス新設キュービクル

1台 200kVA 1,745万円

給湯配管

既存配管 → 新設配管 ― ― 259万円

蒸気配管

既存配管 → 新設配管 ― ― 478万円

税抜 26,500万円税込 27,825万円

稼動開始日:昭和56年5月〜

配管

空調設備

給湯設備

誘導灯電

気設備

3台 3,000kg/h 1,201万円

51台(室外機)

1,734kW 18,785万円

更新の概要

100台 ― 823万円

5台 200kW 4,068万円

1台 18kW 466万円

Ⅵ. 工事期間

平成23年9月から平成24年1月の5ヶ月間を予定としている。

Ⅴ. 環境配慮

1. CO2の削減

現状から比較すると、年間340トンの削減になり、地球環境の配慮に貢献することができる。

2. 公的病院等として

公益性の高い社会医療法人として、率先的に地球環境の配慮に貢献する姿勢を示す。

3. 国内クレジット制度

削減分の企業への売却をすることで、売る側も買う側もメリットを出せる。

4. 病院機能評価機構のVer.6.0への追加

平成24年度にVer.6.0に更新しなければならないが、「1.7.3」地球環境に配慮が追加された。

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更新メリット(イニシャルコスト と ランニングコスト)

区分・項目現状<税込>

計画(省エネ設備)<税込>

備考

既存改修工事 ― 14,788万円 ①

西館改修工事 ― 483万円 ②追加工事項目

増設工事(病院廊下) ― 2,516万円 ③補助対象外

高効率蒸気ボイラー ― 1,201万円 ④

業務用エコキュート ― 4,068万円 ⑤

HP給湯機 ― 466万円 ⑥追加工事項目

― 2,309万円 ⑦

― 259万円 ⑧補助対象外

給湯配管更新工事 ― 259万円 ⑨補助対象外

蒸気配管更新工事 ― 478万円 ⑩補助対象外

― 998万円 ⑪補助対象外

― 23,315万円 ⑫=①+②+④+⑤+⑥+⑦

― 4,510万円 ⑬=③+⑧+⑨+⑩+⑪

― 27,825万円 ⑭=⑫+⑬

― 7,402万円 ⑮=⑫÷1.05×1/3

― 20,423万円 ⑯=⑫-⑮+⑬

2,793万円 3,213万円

25万円 3万円

1,830万円 746万円新興国の需要拡大、中東情勢の不安定により高騰が予想される

33万円 6万円

61万円 61万円

1,947万円 1,934万円

525万円 107万円

197万円 0万円

95万円 0万円 全67台(年間更新:15万/台×6台)

63万円 0万円 全34台(年間更新:30万/台×2台)

7,569万円 6,070万円

― ▲1,499万円

削減額

電気(誘導灯のみ)

配管・設備修繕費

補助活用後の自己資金

ランニングコスト/年

電気(誘導灯を除く)

A重油

灯油

LPG

水道

設備メンテ費

空調機(ルームエアコン)更新費

空調機(天カセ)更新費

イニシャルコスト

空調

給湯

電気改修工事

配管

撤去工事

小計(補助対象)

小計(補助対象外)

合計

補助額

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万円

20,000万円

40,000万円

60,000万円

80,000万円

100,000万円

120,000万円

140,000万円

160,000万円

設備導入時 2年目 4年目 6年目 8年目 10年目 12年目 14年目

既存設備使用

ご提案(省エネ設備)

6,374万円

7,947万円

20,423万円

万円

20,000万円

40,000万円

60,000万円

80,000万円

100,000万円

120,000万円

140,000万円

160,000万円

設備導入時 2年目 4年目 6年目 8年目 10年目 12年目 14年目

既存設備使用

ご提案(省エネ設備)

6,374万円

7,947万円

万円

20,000万円

40,000万円

60,000万円

80,000万円

100,000万円

120,000万円

140,000万円

160,000万円

設備導入時 2年目 4年目 6年目 8年目 10年目 12年目 14年目

既存設備使用

ご提案(省エネ設備)

6,374万円

7,947万円

万円

20,000万円

40,000万円

60,000万円

80,000万円

100,000万円

120,000万円

140,000万円

160,000万円

設備導入時 2年目 4年目 6年目 8年目 10年目 12年目 14年目

既存設備使用

ご提案(省エネ設備)

6,374万円

7,947万円

20,423万円

※既存設備使用のグラフは、経年劣化による機器能力低下を見込んで作成しています。

  上記グラフは設備導入時(イニシャルコスト)に毎年のランニングコストを加算して作成しています。

更新後のライフサイクルコスト

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小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

28 院内ラン整備 2 病院機能確保事業 6 情報網整備事業

29 オーダリング機能導入事業 2 病院機能確保事業 6 情報網整備事業

30 電子カルテ導入事業 2 病院機能確保事業 6 情報網整備事業

31検査動線の見直し⇒検査環境の整備(H22.9変更)

2 病院機能確保事業 6 情報網整備事業

32 救急外来の整備 2 病院機能確保事業 6 情報網整備事業

計画中分類NO

事業名(中分類)計画大分類NO

6 情報網整備事業 2

工事施工予定表 平成23年3月14作成

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 金額 補助金額 総合計

外壁塗装工事 76,650 76,65023年度に完了予定であったが雪の影響で2ヶ月延長となる。

院内病室カーテン取替 7,728 7,728

院内のカーテンが古く劣化し交換しないと洗濯出来ない。又、シミ汚れもひどい。窓カーテン及び外カーテンは先に実施病棟変換に合わせて行う。(リース)

設備更新 7/月に交付決定予定 補助金1/3 278,250 74,020 204,230 補助金申請 1/3

・ボイラー更新工事

・新規空調工事

・新規配管工事

・電気改修工事

・撤去工事

電動ベッド導入 30台 5,150 5,150

年度別金額(補助金除く) 291,128 74,020 217,108

施設用度課

備  考23年

事業名

30年経ち設備の老朽化が激しく配管・空調に修理費が掛る。補助金を活用してエコでCO2削減・経費削減を計る。年間経費削減額が1,499万円、補助金額7,402万円、8年半で回収出来る。

(単位千円)

5,150

ベッドのギャッジ・ベッド柵穴の不良がある。ベッドが古く修理不能なため毎年20台~30台ずつ導入が必要。ベッドが30年経っているため部品がなく修理不能である。古い旧ベッド数205台内、悪いベッドが30台近くある。定期的に購入して行かないと悪いべッドが増える本年度は30台購入

予想金額278,250

104(月リース料)一期

補助金対象

143(月リース料)二期

工事計画予定表(建物整備・付帯設備更新) ④ H23年度10月に病院の一部が老健に移行する予定となっているため、それに合わせ

たシステム構築を検討する。また、各部署が自分たちの仕事にどう役だてたいのか、そ

のためにはどのような機能が必要なのかを業者と協議し検討する。

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31

計画中分類NO

事業名(中分類)計画大分類NO

7 検診事業 2

小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

33健診事業の見直しと健康支援

(保健指導)体制の構築2 病院機能確保事業 7 検診事業

34健康支援(保健指導)サービスの提供

2 病院機能確保事業 7 検診事業

35「ストレスチェック・サービス」の提供

2 病院機能確保事業 7 検診事業

36 CT,MRI検診体制の構築 2 病院機能確保事業 7 検診事業

計画中分類NO

事業名(中分類)計画大分類NO

8 医療従事者確保対策事業 2

⑤ 昨年度に於いては、院内で改善できることは順調に進んでいるが、「特定健診の個別

健診」「ストレスチェックサービスの提供」等は、吉賀町との協議・連携が必要であり、平

成23年度は、吉賀町担当部署へ積極的にアプローチしていく。 又、現在の健診のあり方では健康支援が遅くなり、健康管理上問題が存在する。本年

度においては職員検診・ストレスチェックの結果返却を迅速に行い、健康支援に重点

をおいていく。 ⑥ 平成22年度に吉賀町に於いて開始された医師及び看護師への医療従事者確保対

策給付金が個人にではあるが、提供されることになった。病院にとっては、非常に心強

い側面からの医療従事者確保対策であり、この施策を大いに紹介する事が重要であ

る。又、六日市学園看護科入学希望者の情報収集を積極的に行い、当院の奨学金

制度及び吉賀町の医療従事者確保対策給付金の紹介を含め、早い段階での積極的

なアプローチを行っていく。医師及び他の医療資格者については現在の募集活動以

外の手段を検討していく必要がある。

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32

小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

37 人材の定着対策 2 病院機能確保事業 8 医療従事者確保対策事業

38 人材確保対策 2 病院機能確保事業 8 医療従事者確保対策事業

39 人材育成対策 2 病院機能確保事業 8 医療従事者確保対策事業

40 5者協定プラス1事業 2 病院機能確保事業 8 医療従事者確保対策事業

41 メンタルヘルス対策 2 病院機能確保事業 8 医療従事者確保対策事業

42 離職者防止対策プロジェクト 2 病院機能確保事業 8 医療従事者確保対策事業

43 看護業務補助対策 2 病院機能確保事業 8 医療従事者確保対策事業

44 医師業務補助対策 2 病院機能確保事業 8 医療従事者確保対策事業

45 病院奨学金制度 2 病院機能確保事業 8 医療従事者確保対策事業

計画中分類NO

事業名(中分類)計画大分類NO

9 医療安全対策事業 2

小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

46安全・安心な療養生活環境の整備

2 病院機能確保事業 9 医療安全対策事業

47安全・安心に働ける職場環境整備

2 病院機能確保事業 9 医療安全対策事業

48医療機器整備と医療機器管理体制

2 病院機能確保事業 9 医療安全対策事業

49

被ばく低減施設認定取得 ⇒簡易ソフトを利用した被爆低減への取り組みと技師教育(H22.9変更)

2 病院機能確保事業 9 医療安全対策事業

50医療情報システムの安全管理

2 病院機能確保事業 9 医療安全対策事業

51耐震補強工事中患者様の安全確保

2 病院機能確保事業 9 医療安全対策事業

⑦ 現在、アクシデントレポートの提出数は看護部が圧倒的に多い。 これには、直接患者様の身近にいて看護・介護をしているもの考えられる。 この 22年度は毎日各病棟に行き看護師とのコミュニケーションを取ってきた。 病棟毎で、いろんな改善策が上がって実施されている業務もあるがアクシデントレポ

ートの提出は多い。日常の業務の改善をおこなうと防ぐことができるアクシデントもある。

(22年度のアクシデントから改善された業務についてまとめている最中) 来年度は、「改善」からその後どのようにアクシデントが減ったのか発信できるようにし

たい。 医療安全対策 は最優先事業であり、医療安全対策室を中心に、各部門・室に於いて日常業務の中で検討改善を続けていく必要がある。又、最新の情報の入手に努め医

療安全管理を行う事が重要である。

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33

計画中分類NO

事業名(中分類)計画大分類NO

10 医療質向上(教育・講習)事業 2

小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

57臨床検査室:研修への参加。(年3回)

2 病院機能確保事業 10 医療質向上(教育・講習)事業

58 リハビリ室:臨床研究の実施 2 病院機能確保事業 10 医療質向上(教育・講習)事業

59 看護部:院内外教育の充実 2 病院機能確保事業 10 医療質向上(教育・講習)事業

60医事課:院内・院外の勉強会・研修会への参加

2 病院機能確保事業 10 医療質向上(教育・講習)事業

61国際医療画像管理士の資格取得

2 病院機能確保事業 10 医療質向上(教育・講習)事業

62院内職員のBLS、ACLS他の受講

2 病院機能確保事業 10 医療質向上(教育・講習)事業

63院内研修委員会における職員研修内容の充実

2 病院機能確保事業 10 医療質向上(教育・講習)事業

64国家資格プラスαの資格取得の奨励と支援

2 病院機能確保事業 10 医療質向上(教育・講習)事業

計画中分類NO

事業名(中分類)計画大分類NO

11 患者様サービス向上事業 2

小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

52院内感染対策マニュアルの改正

2 病院機能確保事業 9 医療安全対策事業

53 転倒・転落のマニュアル作成 2 病院機能確保事業 9 医療安全対策事業

54医療安全対策の知識の向上・進化 システム化 研修

2 病院機能確保事業 9 医療安全対策事業

55職員の健康診断の見直し(特にツ反からQFTの導入)

2 病院機能確保事業 9 医療安全対策事業

56 職員への啓蒙教育 2 病院機能確保事業 9 医療安全対策事業

⑧ 平成23年度に於いても、前年を引き継ぎ、院内研修委員会への活動を充実し、職員

の参加を更に促す。又、各部署においては、諸々の院内外研修に積極的に参加を促

すとともに、国家資格プラスαの資格取得の奨励と支援について、引き続き奨励を重

ねていく。 ⑨ 患者様サービスは、病院の存続の柱であり、病院の基本理念である。今後も病 院内おける横断的プロジェクトが対応している「患者満足度調査」の結果から

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34

計画中分類NO

事業名(中分類)計画大分類NO

12 コンプライアンスの遵守 2

小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

65 患者満足度調査事業 2 病院機能確保事業 11 患者様サービス向上事業

66患者さまのニーズの把握と活用

2 病院機能確保事業 11 患者様サービス向上事業

67 ボランティアの受け入れと調 2 病院機能確保事業 11 患者様サービス向上事業

68 療養環境整備 2 病院機能確保事業 11 患者様サービス向上事業

小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

69各部門における関係法令の職員への教育と熟知

2 病院機能確保事業 12 コンプライアンスの遵守

70 医療情報システムの安全管 2 病院機能確保事業 12 コンプライアンスの遵守

見えてきた課題についてプロジェクトチームと担当部署が連携し、患者様にと

ってより良い解決策を検討していく必要がある。患者様に満足して戴くために

は、患者様の要望に応じて、何時でも、どこでも、誰でも、何でも、提供でき

る体制にする必要がある。その為にも、病院組織の質、職員の質のレベルを第

三者からの評価として知る必要がある。質の要素として「当たり前品質」と「魅

力的品質」がある。前者は、充足されていても満足度は上がらないが、充足さ

れなければ不満や苦情の原因となる。後者は、充足は強くは要求されないが、

充足されれば魅力的なものである。その2つの視点から、調査結果に対して課

題の解決に真摯に取り組む必要がある。 ⑩ 患者さまの安全を第一に考え、引き続き法令順守を適正に行っていく。

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35

計画中分類NO

事業名(中分類)計画大分類NO

13 医療機器等整備 2

小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

71薬局(SPD)システムの導入計画構築 ⇒ 導入の検討を薬局内で行う(H22.9変更)

2 病院機能確保事業 13 医療機器等整備

72 新規医療機器等購入 2 病院機能確保事業 13 医療機器等整備

73 更新医療機器等整備 2 病院機能確保事業 13 医療機器等整備

⑪ 日本における標準的な医療機器の整備は当然として、六日市病院医療提供機能

体制の確保の為に整備していく。 A.温冷配膳車導入 現在六日市病院に於いては、給食の配膳の際の温度管理は保温食器を使用して

いる。しかしながら、保温食器では温度管理は不十分であると考えている。患

者嗜好調査においても食事が冷めているという指摘が多いことから、今年度中

に温冷配膳車9台を導入し、適切な温度での給食配膳を可能としたい。(8台32膳・1台40膳)

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36

                                                                               作成部署:施設用度課

                                                                               作成日:平成23年3

全体順位

部門順位

請求部門 請求部署 新・更 製  品  名 規 格 個 数 金 額診療報酬メリット等

申  請  理  由

確定 1 診療部 新規 ポータブルエコー GE Vscan 1台 ¥980,000530点/回21年度実績 885件/年22年度予想 670件/年

エコーの軽量・小型化により病棟および救急外来で迅速な検査を施行できる。

配膳車(温冷) 9台 ¥10,662,614保温食器のみでは給食の温度管理が不十分な現状であり、患者嗜好調査では食事が冷めているという指摘が多い。温冷配膳車により適切な温度での給食配膳が可能となるため。(8台32膳・1台40膳)

確定 更新 専用トレー 400枚 ¥903,000 専用のトレーを使用使用しないと空白が出来お椀の転倒が発生する。

設備 9台分 ¥2,000,000 厨房で配膳車のバッテリー充電を行う為の設備費用。

調査 ・件数 ・点数

3 診療部 更新経鼻胃十二指腸ファイバースコープ

GIF-XP260N 1台 ¥2,740,5001140点/回21年度実績 293件/年22年度予想 240件/年

カメラの細径化により患者の苦痛を軽減。開口障害の患者の胃ろう造設に有効。

調査 ・件数 ・点数

4 診療部 新規オサダ ポータブルユニット Daily(長田電気工業)

1台 ¥1,275,000700点/回180回でペイ可能

病棟の患者さんなどで動けない方には、できる治療が非常に制限されている。この機器を導入していただくことで歯科で行う治療にかなり近いものが可能になる。また訪問診療のニーズが高まってきており、地域支援病院として訪問診療をはじめる必要性があり、そのためには必需品であるので購入を希望する。

確定 1診療協力部

薬局 更新薬袋・ラベル・薬剤情報発行/錠剤分包システム (株)トーショー

Ri-6ⅡXana-2040EU等

1式 ¥11,518,500

現有機器は平成4年に製造。他院で十数年使用したものを安価で譲り受けたもので修理も不可能になってきた。また、薬袋・ラベル・薬剤情報が同時に発行でき能率を望む。認証システムを導入するには新機種が必要。薬局での入力システム。オーダリングとの接続は別途費用必要。また、多機能的な印字環境を搭載しており、分包紙への印字は処方薬品名の印字等情報量が現状より増えることにより、薬袋作成は手書きから薬袋印字システムを採用することにより医療の安全面、業務の効率化で優れている。

2診療協力部

放射線 更新 ホトタイマー付撮影台(立位) 1式 ¥1,000,000~¥6,000,000 現有機器は自動露出機能を有しないため条件設定に苦慮する。又被ばく低減の為にもホトタイマーの設置が必要である。

3診療協力部

リハビリテーション室

更新 コンビ エアロバイク 1台 ¥530,000 有酸素運動や下肢の筋力訓練用として施設基準としても必要備品となっているが、現在使用しているものが老朽化しているため。

4診療協力部

放射線 更新 FTD撮影台(立位、仰が位) 1式 ¥15,000,000~ 現有機器は自動露出機能を有しないため条件設定に苦慮する。又被ばく低減の為にもホトタイマーの設置が必要である。

5診療協力部

リハビリテーション室

更新 チルトテーブル 1台 ¥1,150,000 臥床が困難であるものに対して立位保持を促すために用いるが、現在使用しているものが老朽化しているため使用困難。

6診療協力部

検査室 更新 電子スパイロメーター SP-370 1台 ¥367,500 現在使用中のものは購入して20年が経過しており、点検、修理も不可能なため。

確定 1 看護部 新規電動ベッドベット柵含む(オプション)

KQ8640 30 ¥5,150,250 老朽化(事業計画で計画済み)

確定 2 看護部 新規 イージイスライダーESM-1900×600

4台 ¥369,600数不足。現在全病棟に配備しているが、4階、5階が老健に移行すると寝たきりの方が増えると予想され、その場合には今まで以上に本備品の必要性が高まる。特浴での入浴作業中に検査が入った場合にも現状では不便となっている。

3 看護部 更新 おむつ交換車 5 ¥1,000,000~¥1,400,000感染対策のため。現状は自作の物を使用している。台車にポリバケツや棚を乗せた様な作りになっており、見た目にも悪く、廃棄のオムツを入れるポリバケツの蓋も手で開け閉めするため不衛生である。

確定 1 事務部 施設用度課 更新 空調、給湯、電気、配管設備 1式 ¥278,250,000△74,020,000(補助金)

各設備の稼動開始から20年が経過しており、機器の能力低下が見込まれます。また、省エネ機器へ更新することで長期的に考慮すると、採算が取れると思われます。補助金を頂く予定になっておりますので、当院負担額は約2億円となります。

医療用カーテン(窓) 1式 ¥3,255,000病室のカーテンが古く洗濯を行っても汚れや綻びが存在します。今回保守に入ることで一定の品質を保つことも可能となります。※保守料として42,525円/月が発生いたします。

医療用カーテン(間仕切) 1式 ¥4,473,000病室のカーテンが古く洗濯を行っても汚れや綻びが存在します。今回保守に入ることで一定の品質を保つことも可能となります。※保守料として61,215円/月が発生いたします。

保留 3 事務部 施設用度課 更新 水封式吸引ポンプ 2式 ¥735,000西病棟の吸引ポンプ分解整備を行いたい。吸引ポンプは西病棟病室のパイピングと連携しており、本設備に異常が発生すると、西病棟での吸引が不可能になる。

保留 4 事務部 施設用度課 更新 除細動装置 2台 ¥2,790,000外来、2Fともに十年以上の機器を使用しており、メーカーによる修理対応が終了しております。院内の危機管理上、外来、2階病棟には保守の可能な機器を設置を行いたい。 外来機器:2001年7月 2F機器:1998年3月

予算外で検討 5 事務部 施設用度課 新規 除雪機 1台 ¥357,000 大雪時に敷地内の道路等を除雪するため作業の効率化を図りたい。

要検討 1 委員会病棟機能転換検討プロジェクトチーム

新規 リクライニング車イス 10台 ¥380,000~¥790,000老人保健施設でのレクリエーションや行事などの参加を促進していくためにも現状のリクライニング車いすの数では不足であり増加が必要。

要工夫 2 委員会病棟機能転換検討プロジェクトチーム

新規 整理ダンス(三段) 149台 ¥3,000,000老人保健施設に転換した際、入所者の生活環境を整えるためにも現状の衣装ケースでは不十分であり、できれば3段程度の整理タンスが必要と思われます。今後、プロジェクトチーム、看護部で打ち合わせて棚の仕様・価格を調整予定。(1台当たり20,000円程度で抑えたい)

危機管理 優先順位 1 危機管理医療の質の確保 2 病院機能機器更新 3 アメニティ施設基準・法的整備構造・設備の修繕及び更新患者様サービス・環境整備その他

確定 更新施設用度課事務部2

2 診療部

B.医療機器リスト

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37

小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

74看護基準(7:1看護)の確保継続

3 病院機能健全化事業 14 増収対策事業(医療保険事業)

75平均在院日数(19日以内)の堅持

3 病院機能健全化事業 14 増収対策事業(医療保険事業)

76看護必要度(15%以上)の確保継続

3 病院機能健全化事業 14 増収対策事業(医療保険事業)

77 急性期看護補助加算の取得 3 病院機能健全化事業 14 増収対策事業(医療保険事業)

78アメニティー(病室内専有面積)の確保

3 病院機能健全化事業 14 増収対策事業(医療保険事業)

79病床利用率の100%(亜急性期)

3 病院機能健全化事業 14 増収対策事業(医療保険事業)

804Fを介護保険移行準備病棟に機能転換⇒(H23年1月末終了)

3 病院機能健全化事業 14 増収対策事業(医療保険事業)

計画中分類NO

事業名(中分類)計画大分類NO

14 増収対策事業(医療保険事業) 3

(4)病院機能健全化事業 「六日市病院第二次中期事業計画」においては、平成22年度診療報酬改定に

伴い、一般病床においては増収となり、医療療養病床においては、減収となる

予想を立てていた。結果として、計画進捗状況の管理(毎月の検証及び修正立

案)、計画の前倒し及び職員全員の努力もあり、平成22年度に於いては約3,

000万円の増収となる見込みである。しかしながら、本年度(平成23年度)

においては、病棟機能転換の最終年度でもあり、病床数が減少する事もあり、

収支の健全化の為には綿密な事業実施状況の管理が特に必要である。又、翌平

成24年度には医療報酬と介護報酬の同時改定が予定されており、その動向を

注視し、計画の変更修正に備える必要もある。 当然、翌平成24年度からの本計画(公立病院等・不採算地区病院における継

続的な地域医療提供)の中核となる国の特別交付金措置及び補助金の利用につ

いても最重要事業と位置付けており、取得に向けての準備が必要である。 ① 病院における基本情報である「稼働率」「平均在院日数」「医療区分」「入院待機

患者」等については、毎週月曜日の施行部会にて報告されるとともに、問題点

の整理と方向性を決定している。その情報は参加している各部門・室の管理者

に於いて共有され、現場にて即座に実行に移されている。平成23年度に於い

ても、遅滞なく実行していく必要がある。医療従事者の必要人員の確保継続に

ついても、昨年同様、事前の計画表の作成により適正な人員配置行っていく。

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38

計画中分類NO

事業名(中分類)計画大分類NO

15 増収対策事業(介護保険事業) 3

小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

81 訪問リハビリ開設 3 病院機能健全化事業 15 増収対策事業(介護保険事業)

82 通所リハビリ検討 3 病院機能健全化事業 15 増収対策事業(介護保険事業)

計画中分類NO

事業名(中分類)計画大分類NO

16 経費削減対策 3

小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

83 介護療養型老人保健施設開設 3 病院機能健全化事業 16 経費削減対策

84認知症専門老人保健施設or小

規模老人保健施設の開設3 病院機能健全化事業 16 経費削減対策

85 業者・契約・使用量の見直し 3 病院機能健全化事業 16 経費削減対策

86 人事考課制度の見直し 3 病院機能健全化事業 16 経費削減対策

87 後発薬品採用 3 病院機能健全化事業 16 経費削減対策

② 訪問リハは柿木地区への件数がほとんどないために、小笠原医院や栗栖医院な

どの地域の先生方への訪問リハに関する説明を行うことを進める。通所リハに

関しては現在のところおおよその試算が終了した段階であるが、今後は将来的

な導入を具体的に考えていく必要があり、平成 24年度の介護報酬の改定後に実行出来るように準備を進めいていく予定である。 ③ 引き続き業者・契約・使用量の見直しを積極的に行う。 又、病院の総合的給与体系の見直しを図るために、職種ごとの給与体系を整理

し、合理的な(むだ・むら・むりの無い)見直しをする。 後発医薬品採用についても検証の結果をもとに従来どおり薬事委員会で提案し

ていく。

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六日市病院 沢田寮(アンフォーラ) 売買取得 企画書

所在地  鹿足郡吉賀町沢田138番地1

所有者  井森商事㈱ 柳井市伊保庄4907番地

利用者  六日市病院 職員(12部屋)

建築日  平成16年5月

建築価格  65,000,000円(税抜)

家賃  月420,000円(年504万円) (六日市病院→井森商事㈱)

現在簿価  45,125,360円(税抜)平成22年12月現在

契約  六日市病院が月42万円の家賃を15年間支払い、 15年経過後、簿価(約3,000万円)で買い取らなければならない。

経費  42万円×12ヶ月×15年=7,560万円+3,000万円=1億560万円

残金  42万円×12ヶ月×8年=4,032万円+3,000万円=7,032万円 (平成23年4月末までで 7年経過時で試算)

売却額  4,500万円~5,000万円の予想 単純計算

借入金  5,000万円借入で15年返済すると、月約35万円の返済額

ランニングコスト  固定資産税 32万円/年(社会医療法人だから非課税) 火災保険料 4万/年 修繕 2万/年(年々増加)   計6万円/年(0.5万円/月) 所有権移転登記費用 20万円

2,000万円得

キャッシュ比較(今後15年間比較) 金額単位:万円

このまま契約どおりにいき(あと8年)、終了後3,000万円で買取、借入3,000万円7年返済1 2 3 4 5 6 7 8 1 2 3 4 5 6 7

504 504 504 504 504 504 504 504 510 497 485 472 459 447 435

ランニングコスト 26 6 6 6 6 6 6

計 万円

もし来年度当初 5,000万円で購入し、5,000万円借入15年返済1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15

424 418 412 405 398 393 386 380 374 367 361 354 348 342 349

ランニングコスト 26 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6

計 万円

差額 万円(キャッシュ・メリット)-1,578

7,399

5,821

A.看護婦寮(アンフォーラ)経費見直し

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★現在のキャラバン11人乗りの状況

徳山便(職員のみ) 徳山7:10 鹿野7:50 (高速道) 病院8:20  田中看護部長ほか2名乗車(3人)★この状況なら11人乗りキャラバンではなく、乗用車でもいい。 しかも、高速料金も安くなる。(年間約18万円削減)

※目的・・・病院収入が削減される中、経費内容の見直し改善と効率的なバスの運行!

★現在の29人乗りマイクロバスの運行状況

日 月 火 水 木 金 土2 3 4 5 6 7 8

美川便(毎日) 2 1本郷便(月・水・金) 6 10向垰便(火・木) 0 3

9 10 11 12 13 14 15美川便(毎日) 1 2本郷便(月・水・金) 6 7向垰便(火・木) 6 7

16 17 18 19 20 21 22美川便(毎日) 1 2本郷便(月・水・金) 7 8 9向垰便(火・木) 1 9

23 24 25 26 27 28 29美川便(毎日) 0 1本郷便(月・水・金) 9 6 11向垰便(火・木) 3 3

30 31美川便(毎日)本郷便(月・水・金) 7向垰便(火・木)

平成23年1月分 実績表(朝)

バス運行経費 削減提案書

出行日数 合計人数 平均人数

美川・本郷便(月-金) 19 73 3.8  ★この状況なら29人乗りのバスを出す必要はなく、向垰便(火) 4 10 2.5   効率的ではない。向垰便(木) 4 22 5.5   問題は、11人以上の日(1/28金のような)・・・要工夫

朝便の状況(時間) *薬剤師の神〇さんが毎日乗車、岩〇さんが時々乗車。

美川便(職員も)毎日 市ヶ原7:45 出合橋7:55 道の駅7:58 出市8:00 病院8:20 ・職員の夕方は

本郷便(月・水・金) 本郷7:30 市ヶ原7:45 出合橋7:55 道の駅7:58 出市8:00 病院8:20  乗用車で対応

向峠便(火・木) 向峠9:25 初見9:30 蔵木9:35 病院9:45※本郷便と向峠便は、昼の送り(患者)もあるが、人数は上記の朝の人数以上にはならない。

★現在のキャラバン11人乗りの状況

徳山便(職員のみ) 徳山7:10 鹿野7:50 (高速道) 病院8:20  田中看護部長ほか2名乗車(3人)★この状況なら11人乗りキャラバンではなく、乗用車でもいい。 しかも、高速料金も安くなる。(年間約18万円削減)

★現在の益田便の状況(六日市観光に委託している)益田便(朝) 益田6:45 道の駅7:05 日原駅7:20 七日市8:00 病院8:10   ・左鐙と柿木は町道に入る。

乗車職員数(最大) 12名 1名 5名 2名 合計20名   ・小学、高校生も乗っている。

益田便(夕方)  PM 病院5:10 七日市5:20 日原駅6:00 道の駅6:15 益田6:30   ・日原~益田間は病院専用。

★経費削減項目~ 六日市観光に委託費を年間 5,045,000円(月42万円)を支払っていること。平成18年4月から5年を経過するので、見直しが必要な時期にきている。

「 提 案 」  ※経費削減目標・・・年間200~250万円

  ①美川・本郷・向峠便は、11人乗りキャラバンの運行に変更する。(月・金は大野便を出すなどの工夫)

  ②徳山便は、乗用車の運行に変更する。(来年の冬までには4輪駆動を考える)

  ③六日市観光と金額の減額交渉。または、益田便の六日市観光との契約を解除し、マイクロバスを自前で運行する。

   そうすることで、運行時間も少し短縮にもなる。

   その際、益田市内の会社との委託契約(運転手と車庫)を結び、空運行(往復120キロ)の燃料代削減(年間約60万円)

   と走行距離の短縮をし、バスの耐用年数を伸ばす。(委託費を年間300万円以下にする)

B.職員バス

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(株) ニチイ学館 徳山支店 (有) 医療事務研究会 山口営業所

費用(来年度計画)現在の年間2,200万円(税込)から、約2,100万円(税込)に削減予定。

年間2,200万円(税込)を提示。そこから削減努力をする。

業務範囲について仕様書(契約書)範囲外の業務対応がこれまでもスムーズに行えていない。

仕様書(契約書)範囲外の業務であっても、現場リーダーの判断で対応するようにしている。

人材について医事業務の資格及び経験なしでも入職させて、そこから育てる。

医事業務の基礎教育終了後に各地に勤務させる。

指示系統(クレーム等の対応)

現場リーダーには判断が任されてはなく、徳山支店の指示で動くので対応に時間がかかる。また支店で判断できない場合、会社全体として検討するのでさらに時間を要す。

現場リーダーから直接指示が出せるので、素早い対応が可能。

業務改善について人事・教育等組織体制の改善提案のみで、業務の具体的提案がない。過去平成16年から平成21年までの改善は0件。

今回のプレゼン時にもさっそく改善提案があり、今後についても改善提案が期待できる。

レセプト業務について点検・集計は専門チームが月2日程度来院して行う。

現場スタッフ同士が違う目で点検・集計を行う。それも現場スタッフのスキルアップにもつながる。

外来医事業務委託会社 比較・検討表

「課題と役割」  ①当初、新交通システムに賛同した形で契約したので、吉賀町役場(企画課)と六日市観光との交渉が必要→「小川部長」

役場企画課との協議(2/15・2/16)、六日市観光との協議(2/16・3/7・3/17)、三者協議(2/21)

  ②益田市内の委託業者の選定および条件交渉(山陰合同銀行にもお願いしている)→「岩本」

  ③山口県側の運行時刻の変更や2便運行への変更、また利用患者への周知、予約時の調整等→「総務課」

   また、山口県側のみ残っている「無料」患者送迎業務の「継続について」・・・検討が必要であろう。

  ④朝倉地区等の職員の通勤手当(187号線に出るまで)が増加するが、その増額金額の算出→「総務課」1ヶ月13千円位

C.外来医事業務 平成16年より外来医事業務の外部委託業者として、(㈱ニチイ学館に業務委託

してきたところであるが、「1、患者さま第一の医療の提供、地域医療への貢献”

という当院の基本理念に沿っているか。」「2、患者さまへのサービスが充分行

われているか。」ということについて改めて検討し、平成22年6月に見直し・

改善の観点から現行の外来医事業務(㈱ニチイ学館)についての評価を開始し

た。 結果として、 ⅰ.クレーム等についての対応が遅い。ⅱ.診療報酬の点数もれが見受けられ

る。ⅲ.業務改善がない。ⅳ.窓口会計のお金が合わない事が多い。 ⅴ.スタッフに医事の知識不足を感じる。との結果を得た。 その後、外来業務を①当院で行うか、②業務委託するか等について検討し、業

務委託の継続が望ましいとの結論に達し、新たな業務委託業者の選定に入り、

平成22年12月3日の理事会に於いて、外来業務委託業者として「(有)医療事務研究会」に於いて平成23年度4月から開始する事が承認された。

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42

計画中分類NO

事業名(中分類)計画大分類NO

17 病院機能評価再認定事業 3

小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

88 平成24年度Br6対応 3 病院機能健全化事業 17 病院機能評価再認定事業

計画中分類NO

事業名(中分類)計画大分類NO

18 交付税措置対策事業 3

小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

89交付税措置(不採算地区病院1種)対応

3 病院機能健全化事業 18 交付税措置対策事業

D.給食委託業者の見直し 平成22年4月から同年11月までの8カ月で給食に関するアクシデントが2

8件発生していた。問題は、付け漏れ・付け間違い等同じアクシデントが改善

されずに繰り返し発生していることであった。以上の事から病院では、4社の

業者(日清医療食品㈱・富士産業㈱・シダックスフードサービス㈱・㈱ナリコマ)を選定

し、根本的な業務改善を目的に委託業者の見直しを平成22年度下半期から行

っており、既に各業者によるプレゼンテーションは終了した。 本年度は、平成23年10月の契約時期を目指して、4社で比較検討を行い、

患者様にとって、より良い業者選定を行う予定である。 ④ 再認定まで残りあと2年足らずであるが、各部門・室・部署に於いても日常業

務に於いて確実に実行している。しかしながら、第三者からの評価であり、病

院の求められる医療の質の向上の為に努力改善が必要である。早い段階での新

設項目等新バージョンの情報収集と対応を進める必要がある。 ⑤ 六日市病院の存続のためには、病院の使命である不採算地区における医療提供

の実績と効果を通して、吉賀町との地域における様々な計画を立案していく必

要がある。本年に於いては、特に、特別交付税措置への対応としての病院機能

転換事業の進捗状況の細かい管理を行っていく必要がある。

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43

計画中分類NO

事業名(中分類)計画大分類NO

19 補助金対策事業 3

小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

90 国・島根県・吉賀町 3 病院機能健全化事業 19 補助金対策事業

計画中分類NO

事業名(中分類)計画大分類NO

20 TQM活動の推進事業 3

小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

91病院全体での取り組み(TQM

実行プロジェクトチーム)3 病院機能健全化事業 20 TQM活動の推進事業

計画中分類NO

事業名(中分類)計画大分類NO

21 未収金対策事業 3

⑥ 社会医療法人に認定され、地域拠点病院に指定されたことから、平成22年度

においては、吉賀町・島根県の地域医療を確保存続させる意思が補助金件数・

金額の増加に如実に顕れており、六日市病院運営の大きな力となっている。平

成23年度においても地域医療再生計画補助金等の有効な利用に取り組む。 ⑦ TQM発表から得た手法を各部門・室・部署に於いて日常の業務改善に活用す

る。又、その活動を通して、病院の事業に反映できるような取り組みをしてい

く。 ⑧ 未収金対策に於いては、平成22年度に、未収金対策検討会チームにおいて検

討されており、この取り組みを通して得た「医業未収金回収対策案」を基に活

動していきたい。

小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

92回収方法と管理を実行(D)できる仕組みの再構築

3 病院機能健全化事業 21 未収金対策事業

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医業未収金の滞納者回収実績及び今後の対策 未収金対策検討会チーム

Ⅱ. 医業未収金の管理

石州会(六日市病院)の医業債権を次の3つに区分して管理し、対策をとっている。

①入院者多額滞納者債権  ②退院者多額滞納者債権  ③一般小口債権

この多額の基準は滞納額累計が20万円を超えた者を対象としている。

そして、平成13年3月の法人成り以降(約10年間)の累計金額とする。

平成23年3月15日現在の残高(10年間累計)及び件数(人数)は、

① 5,060,803 円(9名) 管理している10名の今年度回収額は 5,408,834円(10名)

② 22,447,286 円(38名) 管理している38名の今年度回収額は 1,275,708円(11名)

③ 10,291,924 円(145名) 今年度回収額は 2,385,492円(下記の表のとおり)

37,800,013 円

(注)上記の金額は、税務会計上の「貸倒損失」を計上する前の金額であり、現状ありのままの金額である。

①と②については、計画的に分割延払いにて入金がある者と、全く当方の督促に応じない者と二分される。

多額滞納者債権として個別管理している(個別管理が必要な個人は20万円以下でも管理する)。

計画的な分割払いにより、平成22年度に入金された金額(人数)の実績は 6,684,542 円(21人)。

また、①の現在入院中の者に対しては、再度「連帯保証人2名」の記載をしていただく「入院申込書」を

再度取得(平成22年度実施)し、その控え(コピー)を本人及び連帯債務者に返送することで、再認識の

効果を狙っている。また、延納に係る「確約書」を本人又は連帯保証人から取得し、保全をしている。

さらに、医事課病棟担当者が担当病棟の未収金を把握することで、家族への接触、退院時のフォローを

行い、回収に努めている。

③については、外来診療費や累計20万円以下の入院費の滞納者を区分しており、回収手段としては、

①②同様に、「督促状」(請求書)を年間幾度も送付することで対処している。

その督促状(請求書)の今年度送付実績及び回収実績については、次のとおり行った。

平成22年4月 平成22年6月 平成22年7月 平成22年10月 平成23年1月 平成23年2月

督促人数 131 199 136 126 170 165

督促金額計 ¥3,167,223 ¥15,400,881 ¥13,700,805 ¥13,317,962 ¥14,439,003 ¥15,476,020

うち入金人数 39 47 17 22 46 32

うち入金額計 ¥472,881 ¥673,351 ¥141,560 ¥143,820 ¥302,642 ¥651,238

以上、①②③の債権回収は、平成22年度4月以降で今年度 ¥9,070,034 回収した。

この実績をどう評価するかはわからないが、これ以上の実績を作るには、人件費も増加すると思われる。

Ⅰ. 医業未収金発生額

医業未収金の発生状況と入金状況を過去1年間(12ヶ月)遡って検証すると、ある程度、年間未収金発生額

が推定できる。

負担金発生 負担金入金 差額 (金額単位:千円)

医科(外来・入院) 181,453 178,729 2,724歯科(外来・入院) 6,304 6,175 129介護(入院) 33,273 33,583 -310

計 221,030 218,487 2,543 この 2,543千円が1年間の未収金発生額相当と推定する。

※以前は、年間300-400万円の未収金発生をしており、近年の回収努力が実績になっている。

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45

Ⅲ. 対策手段の相談(弁護士へ)

しかるに、昨今の経済不況の中、診療義務がある病院では、お金がないからといって診療しない訳にも、

強制的に退院してもらう訳にもいかず、病院医療業界の未収金対策は、手をこまねいている状況である。

六日市病院も例外ではなく、自治体病院に比べると非常に少額ではあるが、法人の債権には違いはなく

管理と回収努力をしているところである。

一番の問題点は、債権回収に対する専門的な知識不足と、回収に係る人件費と比較しての費用対効果

である。その問題解決の突破口として、平成23年2月28日に弁護士に相談に行った。

弁護士法人 山陰リーガルクリニック 益田事務所 (益田市中吉田町756番地)

所長・弁護士 山本 尚(ヤマモトタカシ)先生

そこで専門家として、次の助言と今後の対策をいただいた。

1.時効について

診療報酬請求権は、民法166条第1項の「消滅時効は、権利を行使することができる時から

進行する。」とあり、この規定が適用される。この診療報酬請求権の行使は、一ヶ月毎に請求

書を送付していてば、その月毎に時効が進行する。民法170条1号の短期消滅時効は3年と

いうところである。

時効完成後の対応としては、時効期間の経過によって権利が当然に消滅するのではなくて、

債務者による消滅時効の援用(民法145条)がなければ、時効による債権消滅の効力が

発生しない。 そして債務者は、時効援用権を放棄できることや消滅時効を主張することと

矛盾した態度をとることについて信義則(民法第1条第2項)が適用され、次のような対応が

考えられる。①時効援用権を放棄してもらう。②債務の承認、一部弁済、分割弁済の合意書

の取り交わし(この場合、最高裁判例の信義則違反の理論により債務者は消滅時効を主張

(援用)出来なくなる。

2.債権回収代理業務

ここの弁護士法人では、その債権個々において、回収依頼された金額の8%の着手金と

16%の成功報酬、さらに収入印紙等の実費が費用としてかかる。

弁護士はその業務権利として戸籍や住民票の取得から居所を調査したりも出来る。

債権回収業務については、病院側が諦めている債権でも回収可能なものもある。

また、患者の家族が、本人の年金等収入の使い込みに係る「経済的な虐待」については、

認知等判断能力がない患者の場合は、後見人制度の活用により回収可能な場合がある。

3.発生防止対策

手数料と人件費はかかるが、クレジット決済の導入や振り替え納入制度の導入を提案。

今後、山陰合同銀行六日市支店とのタイアップで考えていきたい。優先としては、入院費

の「振り替え納入」である。山陰合同銀行に口座を持ってもらい、毎月の入院費を自動的

に引落とす方法。

Ⅳ. 今後の医業未収金回収対策案

・新規に未収金を発生させないために、病棟の退院は事務(医事課)に計画的に通知し、

その把握をすることで、退院時に全額精算していだだくシステムを強化していく。

・多額の滞納者や多額になりそうな入院患者の早期対応(納付相談等)をするシステム

の強化をしていく。また、窓口会計にその滞納者が来た場合には、窓口担当者から事務

部担当者に連絡を入れてもらい、即座の納付相談体制の構築をする。

・引き続き、「督促状」(請求書)を随時発送することでの抑止力の強化と、備忘防止に

一層努力する。

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計画中分類NO

事業名(中分類)計画大分類NO

22 診療報酬請求管理事業 3

小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

93H22年度診療報酬改定の検証と対応

3 病院機能健全化事業 22 診療報酬請求管理事業

94H24年度診療報酬・介護報酬同時改定の情報収集と対応

3 病院機能健全化事業 22 診療報酬請求管理事業

95 事務精度向上 3 病院機能健全化事業 22 診療報酬請求管理事業

96 加算項目管理 3 病院機能健全化事業 22 診療報酬請求管理事業

計画中分類NO

事業名(中分類)計画大分類NO

23 広報活動 3

小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

97適切な広報活動を通じての地域発信事業

3 病院機能健全化事業 23 広報活動

98 社会医療法人協議会活動 3 病院機能健全化事業 23 広報活動

99保健・医療・福祉サービス研究会セミナー発表

3 病院機能健全化事業 23 広報活動

・入院申込書や確約書などの書式が法的に効果的な文章になっているかどうかの確認

を弁護士法人にお願いする。

・入院説明の段階で、高額療養費の即時手続き開始や、限度額適用認定証の発行手続き

の開始等、入院時に対応することで、患者の負担金減少になり、未収金発生が減少される。

  (地域医療連携室からの説明)

・入院費の銀行口座引落(振り替え納入)制度の導入。

・そして、病院職員では回収困難な債権については、弁護士法人に代理回収委託を

お願いする。(今のところ30件以下)

⑨ 診療報酬改定の検証と対応については、月初に診療報酬情報の速報値を執行部

会に報告すると同時に、国から発表された数値との検証をするとともに、実績

報告・検証を管理運営委員会で行っている。目標に定めた加算項目については、

平成23年度に於いても、原因を追究し関連部署と話し合いを持ちながら改善

を行っていきた。又、平成24年度に予定されている、医療保険・介護保険の

同時改定に即応できるよう情報の入手に努めていく。 ⑩ 院内外への情報発信の方法について見直しをし、多様な方法を検討して、地域

住民と職員に最新の情報を発信していきたい。

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計画中分類NO

事業名(中分類)計画大分類NO

24 病床の有効利用事業 3

小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

100病棟稼働等状況表の利用継続(看護部・地域連携室連携)

3 病院機能健全化事業 24 病床の有効利用事業

小分類NO 事業名(小分類) 大分類NO 事業名(大分類) 中分類NO 事業名(中分類)

101山陰合同銀行借入金計画(H23年1月から新たに実施)

3 病院機能健全化事業 25 財務健全化事業

102資金繰り健全化計画(H23年1月から新たに実施)

3 病院機能健全化事業 25 財務健全化事業

103B/S・P/L健全化(H23年1月から新たに実施)

3 病院機能健全化事業 25 財務健全化事業

104税制優遇措置対応(H23年1月から新たに実施)

3 病院機能健全化事業 25 財務健全化事業

105会計基準適正化対応(H23年1月から新たに実施)

3 病院機能健全化事業 25 財務健全化事業

計画中分類NO

事業名(中分類)計画大分類NO

25 財務健全化事業 3

⑪ 平成23年度は介護療養型老人保健施設が10月に開設され、それに伴い、患

者様の移動が頻回に行われる事が予想される。患者様に負担をかけず、患者さ

まの医療区分・介護度等状態に合った病棟への転棟をスムースに行うためには、

今まで以上に地域医療連携室と病棟との連携及び稼働調整会議の役割が重要で

ある。また、病床の有効利用のためには看護スタッフの適正配置が必要である。 ⑫ 病院運営において財務の健全化は必須の要件である。今までの管理をより明確

にして、執行部に提示し、吉賀町・山陰合同銀行と協議を図り、日々資金繰り

を管理しながら、資金の枯欠を招かないよう事業展開をしていく。

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1人/1日あたり単価 総日数

1日あたり病床稼動数

総合計点数

(点) (床) (床) (点)急性期 3,144.7 12,947 38.8 40,713,951亜急性 2,536.5 2,658 8.0 6,742,043

一般合計 3,041.1 15,605 46.7 47,455,994

一般病棟入院(4月~2月)

1人/1日あたり単価

総日数1日あたり病床稼動数

総合計点数

(点) (床) (床) (点)

3F 1,961.6 5,023 55.8 9,853,349医療療養合計 1,961.6 5,023 55.8 9,853,349

4F 1,508.8 4,989 55.4 7,527,2955F 1,412.0 5,384 59.8 7,602,146

介護移行準備合計 1,458.5 10,373 115.3 15,129,441西 1,584.3 3,462 38.5 5,484,962

介護療養合計 1,584.3 3,462 38.5 5,484,962療養総合計 1,615.6 18,858 209.5 30,467,752

療養病棟入院(12月~2月)

3章 平成23年度の診療報酬予想及び収支予算について (1) 平成22年度診療報酬の状況 ①一般病棟通算実績(H22.4月~H23.2月) 表1

*平成22年度に診療報酬改定が行われ、上記表(表1)は、それに基づいた

通年の結果である。平成23年度病棟単価は、平成22年4月~平成23年2

月までの実績を参考にするのが妥当と思われる。 ②療養病棟通算実績(H22.12月~H23.2月)表2

*平成22年度の医療療養病床は、平成23年度の介護療養型老人保健施設(4

階・5階)の開設を見据え、患者様の移動について、年間を通して行ってきた。

又、それに伴い、3階病棟の基準の底上げ(療養基本料2⇒療養基本料1)を

平成22年7月から実施している。平成23年2月には、4階病棟の介護保険

移行準備病棟への転換も終了した。 以上の状況と介護療養型老人保健施設が平成23年10月に開設される事から、

平成23年度上半期の3階病棟及び、4階及・5階の単価予想については、上

記表(表2)の実績を参考にするものとする。

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定員 60 定員 154

要介護度1 要介護度2 要介護度3 要介護度4 要介護度5

36人 19人 20人 37人 42人

稼働率 単価

95% 2017.9 100% 1285.7

¥1,142,516,065

¥722,691,970

稼働率 単価 年間収入

年間収入

¥419,824,095

医療療養病棟 介護療養型老健

平成22年12月末時点の患者で試算

合計

医療区分上位57人

表1 参照

医療区分上位57人を除く154人

表3 参照

病棟 計画H22年度予

想計画

H22年度予想

計画 H22年度予想 計画 H22年度予想

急性期 3,214.6 3,146.9 36.5 38.6 73.0% 77.1% 42,868,687 44,305,155

亜急性 2,561.6 2,535.5 9.0 8.0 90.0% 80.5% 8,414,856 7,446,730

一般合計 3,085.6 3,041.4 45.5 46.6 75.9% 77.7% 51,283,543 51,751,8843F 1,848.4 1,891.6 55.0 54.9 91.7% 91.5% 37,106,517 37,920,619

4F 1,565.0 1,607.5 55.0 54.8 91.7% 91.3% 31,417,144 32,131,172

5F 1,396.5 1,421.0 60.0 59.7 100.0% 99.4% 30,583,243 30,943,543医療療養合計 1,605.1 1,633.9 170.0 169.3 94.4% 94.1% 99,106,905 100,995,334

西 1,629.0 1,597.5 39.0 38.8 100.0% 99.5% 23,189,073 22,617,957

介護療養合計 1,629.0 1,597.5 39.0 38.8 100.0% 99.5% 23,189,073 22,617,957入院総合計 1,868.3 1,886.0 254.5 254.8 91.2% 91.3% 173,579,987 175,365,175

1日あたり病床稼動数 稼働率(退院含む) 総合計点数

H22年度診療報酬予想

(点) (床) (%) (点)入院(4-3月)

1人/1日あたり単価

計画 H22年度予想

外来総合計 20,000,000 21,382,512

計画 H22年度予想

193,579,987 196,747,687

外来 入院

1,382,512 1,785,188

計画差 ¥31,676,999

総合計(H22.4月~H23.3月)

対H22年度計画差

総計*3月の予想 ①入院:「単価:2月実績」「稼働:計画案」を使用し考察。 ②外来:3月は計画案を使用 ③訪問リハビリテーションは含まず

外来(4-3月)

③平成22年度診療報酬予想 表3

*上記表3は、平成23年度2月までの実績をもとに予想した、診療報酬であ

る。 (2) 病棟機能転換後(平成23年10月以降)の医療療養病棟(3階病棟)

及び介護療養型老人保健施設(4階・5階・西病棟)年間収入予想 ① 病棟機能転換後の年間診療報酬予想(医療療養・介護療養型老人保健施設)

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医療区分3

ADL3

医療区分3

ADL2

医療区分3

ADL1

医療区分2

ADL3

医療区分2

ADL2

医療区分2

ADL1

医療区分1

ADL3

医療区分1

ADL2

医療区分1

ADL1医療区分 A B C D E F G H I

後期高齢

者(延日数)941 175 94 248 20 27 51 22 3

(%) 53.3% 9.9% 5.3% 14.0% 1.1% 1.5% 2.9% 1.2% 0.2%入院基本

料1744 1691 1410 1355 1328 1171 920 873 771

以外(延日 31 0 0 155 0 0 0 0 0(%) 1.8% 0.0% 0.0% 8.8% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%

入院基本

料1758 1705 1424 1369 1342 1191 934 887 785

合計割合 70.2% 25.5% 4.3%

療養病棟環境加算

栄養管理実施加算

褥瘡評価実

施加算15 - - 15 - - 15 - -

1767 単価合計延日数 1740.2

132

12

診察料 投薬 注射 処置 手術 検査 画像 理学 食事 雑医療 合計1人当たりの月平均点

113 0 0 1,045 150 0 384 200 6,393 3248,609

@ 277.7療養病棟包括の為0点

(参考)

救急・在宅等支援療養病床初期加算

療養病棟包括の為0点(退院時のみ算定可)

療養病棟包括の為0点

1人1日あたり 2017.9点

医療区分3ADL3

医療区分3ADL2

医療区分3ADL1

医療区分2ADL3

医療区分2ADL2

医療区分2ADL1

医療区分1ADL3

医療区分1ADL2

医療区分1ADL1

医療区分 A B C D E F G H I 合計

日数 742 104 57 353 134 136 36 6 3 1571

比率 47.2% 6.6% 3.6% 22.5% 8.5% 8.7% 2.3% 0.4% 0.2%

入院基本料(後期高齢者)

1744 1691 1410 1355 1328 1171 920 873 771

1日1人当たり

2055.1 点

57.5% 39.7% 2.9%

② 3階医療療養病棟医療区分別患者延日数予想(平成23年10月以降) 表1

3階医療療養病棟医療区分別延日数(参考 平成23年2月実績)

表2 平成23年度下半期の3階病棟(医療療養病床)単価は、上記表(表1)の数

値を参考にする。

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51

介護保健施設サービス費 計 154 人 /1日

★ ① 要介護度1 ( 36 人) 36 点★ ② 要介護度2 ( 19 人) 38 点★ ③ 要介護度3 ( 20 人)  多床室 60 点★ ④ 要介護度4 ( 37 人) 148 点★ ⑤ 要介護度5 ( 42 人) 210 点

 介護保健施設サービス費(入所のみ)の諸加算分★短期集中リハビリテーション実施加算 年間対象者数を 4 人とする 点★ 認知症短期集中リハビリテーション実施加算 年間対象者数を 1 人とする 点★ 外泊時費用 月平均 日 人/月 点☆ 若年性認知症入所者受入加算 1月ののべ人数を 人とする 点☆ ターミナルケア加算(Ⅰ) 死亡日以前15~30日 年間算定件数 36 件/年 点☆ ターミナルケア加算(Ⅱ) 死亡日以前14日まで 年間算定件数 36 件/年 点初期加算 4.6 人/月 点療養体制維持特別加算 1 ←算定する場合は「1」、算定しない場合「0」を入力 点退所時情報提供加算 月平均 人 点退所前連携加算 月平均 人 点退所前後訪問指導加算 月平均 人 点退所時指導加算 月平均 人 点老人訪問看護指示加算 人 点

★ 栄養マネジメント加算 (常勤の管理栄養士 必置) 1 ←算定する場合は「1」、算定しない場合「0」を入力 点経口移行加算 年間対象者数を 人とする 点経口維持加算 Ⅰ 年間対象者数を 人とする 点経口維持加算 Ⅱ 年間対象者数を 人とする 点

☆ 口腔機能維持管理加算 1ヶ月対象者数を 154 人とする 点療養食加算 1ヶ月対象者数を 141 人とする 点

★ 在宅復帰支援機能加算 Ⅰ 退所者の内の50%以上が在宅復帰の場合 点☆ 在宅復帰支援機能加算 Ⅱ 退所者の内の30%以上が在宅復帰の場合 どちらか 点緊急時治療管理 年間対象者数を 36 名とする 点

☆ 夜勤職員配置加算 (夜勤職員の加配要件を満たす場合) 1 点認知症ケア(専門棟)加算 点

☆ 認知症専門ケア加算(Ⅰ) (Ⅰ)又は(Ⅱ)のどちらか 点☆ 認知症専門ケア加算(Ⅱ) 点☆ 認知症情報提供加算 年間対象者数を 名とする 点☆ サービス提供体制強化加算(Ⅰ) 介護福祉士が50%以上 点☆ サービス提供体制強化加算(Ⅱ) 1 常勤職員が75%以上 点☆ サービス提供体制強化加算(Ⅲ) 3年以上の勤続者が30%以上  のどれか 点

食費 138.0 基本単価 1115.7居住費 32.0

1日単価 1285.7

0500

400

算定する場合は「1」、算定しない場合「0」を

入力→

算定する場合は「1」、算定しない場合「0」を

入力→

27

0

15 0

30 554

03,372

013,490

23

500 5400

11,836

5

2476

0

01,1521,701496

0

現在 (年間)(単位:千円)

62,206

568,416

100稼     働      率 (A)

146,934

362

58,720

897

0

73,876

106,959

1,088

←算定する場合は「1」、算定しない場合「0」を入力

算定する場合は「1」、算定しない場合「0」を

入力→

平均要介護度3.2

月平均

項 目

0

2,304230

15,176

178,4411,164

240

31530

6

460

120200

500

5

介 護 報 酬

単 位

814

240

1,012

介護報酬合計 627,136

000

0

34

350126

0

28 0

300

28 014 7,869

療養食加算3.4.5.西病棟の療養食加算の割合は過去3ヶ月(平成22年10月~12月)の平均が92%である。よって、定員154名の92%である141名を対象者とする。

短期集中リハについては1ヶ月4人の対象者で、月20単位算定予定として試算している。

認知症加算については、1ヶ月1人の対象者で、月8単位算定予定として試算している。

初期加算現在、介護病棟の入所者は定員の3%である。(平成22年1月~12月平均)入所定員 154名の3%である4.6名を対象者とし試算している。

緊急時治療管理4.5.西病棟の死亡数は過去1年間で平均3名である。よって、急変のため 「緊急時施設療養費」の算定対象者は3名と試算した。年間で約36名が対象と考える。

ターミナルケア加算4.5.西病棟の死亡数は過去1年間で平均3名である。よって、急変のため 「ターミナルケア加算」 の算定対象者は3名と試算した。年間で約36名が対象と考える。

③ 介護療養型老人保健施設収入予想(平成23年10月以降) 表3

平成23年度下半期の4階・5階・西(介護療養型老人保健施設に転換後)の

施設単価は、上記表(表3)の数値を参考にする。

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52

一般 亜急性期

病棟稼動数/1日

37 8 58 58 59 36

平成22年予想

1,364 ,663 660 ,019 694 ,353 938 ,971 469 ,986 1 ,231 ,308 141 ,494 1 ,117 ,749 6 ,618 ,542

平成23年予想

1,495 ,441 727 ,427 753 ,939 750 ,204 478 ,694 825 ,887 447 ,972 1 ,196 ,065 6 ,675 ,628

年間収支差

130,778 67 ,408 59 ,586 (188 ,766) 8 ,708 (405 ,422) 306 ,478 78 ,316 57 ,086

増減単価/1日1人

9.7 23 3 (9) 0 (31)

2F3F 4F 5F 西 訪問 外来 合計

④ リハビリ予想 4F、5F、西病棟については、10 月から介護療養型老人保健施設に移行予定である。老健では短期集中リハビリテーション実施加算、認知症短期集中リハ

ビリテーション加算のみの算定となり、転換前の施設での入院後から 90日のみ算定可能となる。22 年度の実績から、年間の短期集中リハビリテーション、認知症短期集中リハビリテーションの対象はそれぞれ 58 名、22 名となる。これらのことを踏まえ平成 23年度のリハビリテーション室の試算を行った結果、介護療養型老人保健施設に於いては減収となるものの、全体では平成 22年度と比較して、横ばいとなると予想される。 (3) 平成23年度診療報酬予想 ①平成23年上半期(4月~9月) A.一般病棟 2階(急性期・亜急性期) 一般病棟通算実績(H22.4月~H23.2月)表1 を参考とする。 B.医療療養病棟 3階 療養病棟通算実績(H22.12月~H23.2月)表2を参考とする。 C.介護保険移行準備病棟 4階・5階 療養病棟通算実績(H22.12月~H23.2月)表2を参考とする。 D.介護療養病棟 西 療養病棟通算実績(H22.12月~H23.2月)表2を参考とする。 ②平成23年下半期(10月~3月 病棟機能転換後) A.一般病棟 2階(急性期・亜急性期) 一般病棟通算実績(H22.4月~H23.2月)表1 を参考とする。 又、許可病床数の変更は患者様の移動に於いて、困難が予想される事を想定し、

平成23年1月からとしている。

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53

●医業収入 ●医業収入★既に4階は介護保険移行準備病棟 ★2階の一般病棟は、まだ60床のまま

★2階:一般病棟通算実績(H22.4月~H23.2月)参照 ★2階:一般病棟通算実績(H22.4月~H23.2月)参照 3階・4階・5階・西:療養病棟通算実績(H22.12月~H23.2月)参照  3階・4階・5階・西:療養病棟通算実績(H22.12月~H23.2月)参照

病床 稼動 稼動率 単価(点) 3ヶ月収入(円) 病床 稼動 稼動率 単価(点) 3ヶ月収入(円)

2階 一般 50 38.0 76.0% 3,144.7 108,742,444 2階 一般 50 38.0 76.0% 3,144.7 109,937,416

一般(亜急性) 10 8.0 80.0% 2,536.5 18,465,791 一般(亜急性) 10 8.0 80.0% 2,536.5 18,668,712

3階 医療療養 60 57.0 95.0% 1,961.6 101,750,590 3階 医療療養 60 57.0 95.0% 1,961.6 102,868,728

4階 介護保険移行準備 60 57.0 95.0% 1,458.5 75,654,498 4階 介護保険移行準備 60 57.0 95.0% 1,458.5 76,485,866

5階 介護保険移行準備 60 60.0 100.0% 1,458.5 79,636,313 5階 介護保険移行準備 60 57.0 95.0% 1,458.5 76,485,866

西棟 介護療養 39 39.0 100.0% 1,584.3 56,227,990 西棟 介護療養 39 39.0 100.0% 1,584.3 56,845,880

計 279 259.0 92.8% 1868.9 440,477,626 計 279 256.0 91.8% 1873.7 441,292,468退院含む 退院含む

1日数 1日単価 3ヶ月収入(円) 1日数 1日単価 3ヶ月収入(円)医科 126.6 536.4 50,252,098 医科 126.6 536.4 50,252,098歯科 19.6 534.3 6,388,091 歯科 19.6 534.3 6,597,536訪問リハビリテーション 4.7 341.9 964,158 訪問リハビリテーション 5.7 341.9 1,169,298

計 57,604,346 計 58,018,932

保健予防収入 3,350,000 保健予防収入 1,250,000室料差額収入 540,000 室料差額収入 540,000認定調査委託料 150,000 認定調査委託料 150,000保険査定減 -750,000 保険査定減 -750,000

3ヶ月収入合計 4-6月 500,831,973 3ヶ月収入合計 7-9月 499,961,400

4-6月

入院

外来

7-9月

入院

外来

B.医療療養病棟 3階 第3四半期(10月~12月) 療養病棟通算実績(H22.12月~H23.2月)表2を参考とする。 第4四半期(1月~3月) 3階医療療養病棟医療区分別患者延日数予想(平成23年10月以降)表1を

参考とする。 C.介護療養型老人保健施設 4階・5階・西 介護療養型老人保健施設収入予想(平成23年10月以降)表3を参考とする。 平成23年度事業計画及び収支予算(この病棟機能転換の移行期である平成2

3年度は3ヶ月ごと(四半期ごと)で考える必要がある) (4) 平成23年度収支予算 平成 23年度においては、病棟機能転換の移行期である、3ヶ月ごと(四半期ごと)で考える必要がある。 ①医業収入推移予想

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●医業収入 ●医業収入★10月から、4階と5階と西棟を介護療養型老健に。 ★1月から2階も50床にする

★2階:一般病棟通算実績(H22.4月~H23.2月)参照 ★2階:一般病棟通算実績(H22.4月~H23.2月)参照 3階:療養病棟通算実績(H22.12月~H23.2月)参照  3階:医療療養病棟医療区分別患者延日数予想参照4・5・西:介護療養型老人保健施設収入予想(平成23年10月以降)参照 4・5・西:介護療養型老人保健施設収入予想(平成23年10月以降)参照

病床 稼動 稼動率 単価(点) 3ヶ月収入(円) 病床 稼動 稼動率 単価(点) 3ヶ月収入(円)

2階 一般 50 38.0 76.0% 3,144.7 109,937,416 2階 一般 42 34.0 81.0% 3,144.7 97,295,871

一般(亜急性) 10 8.0 80.0% 2,536.5 18,668,712 一般(亜急性) 8 8.0 100.0% 2,536.5 18,465,791

3階 医療療養 60 60.0 100.0% 1,961.6 108,282,872 3階 医療療養 60 57.0 95.0% 2,017.9 104,668,473

4階 介護療養型 老健 60 58.0 96.7% 1,285.7 68,604,952 4階 介護療養型 老健 60 60.0 100.0% 1,285.7 70,199,220

5階 介護療養型 老健 60 58.0 96.7% 1,285.7 68,604,952 5階 介護療養型 老健 60 60.0 100.0% 1,285.7 70,199,220

西棟 介護療養型 老健 34 32.0 94.1% 1,285.7 37,851,008 西棟 介護療養型 老健 34 34.0 100.0% 1,285.7 39,779,558

計 274 254.0 92.7% 1762.9 411,949,912 計 264 253.0 95.8% 1740.0 400,608,133退院含む 退院含む

1日数 1日単価 3ヶ月収入(円) 1日数 1日単価 3ヶ月収入(円)医科 126.6 536.4 44,819,438 医科 126.6 536.4 50,252,098歯科 19.6 534.3 6,178,645 歯科 19.6 534.3 6,388,091訪問リハビリテーション 5.7 341.9 1,169,298 訪問リハビリテーション 5.7 341.9 1,169,298

計 52,167,382 計 57,809,486

保健予防収入 5,870,000 保健予防収入 1,250,000室料差額収入 540,000 室料差額収入 540,000認定調査委託料 90,000 認定調査委託料 90,000保険査定減 -750,000 保険査定減 -750,000

3ヶ月収入合計 10-12月 469,327,293 3ヶ月収入合計 1-3月 459,007,620

10-12月

入院

外来

1-3月

入院

外来

★最終的には、病院(医療)が110床、施設(介護)が154床

病床 稼動 稼動率 単価(点) 年間 収入(円)

2階 一般 42 37.0 3,144.7 425,913,148

一般(亜急性) 8 8.0 2,536.5 74,269,006

3階 医療療養 60 57.8 1,975.5 417,570,663

4階 介護療養型 老健 60 58.0 1,370.6 290,944,536

5階 介護療養型 老健 60 58.7 1,371.8 294,926,351

西棟 介護療養型 老健 34 36.0 1,447.5 190,704,436

計 264 255.5 1811.9 1,694,328,140

1日数 1日単価 年間 収入(円)医科 195,575,731歯科 25,552,363訪問リハビリテーション 4,472,052

計 225,600,146

保健予防収入 11,720,000室料差額収入 (2階の収入に含まれる) 2,160,000認定調査委託料 480,000保険査定減 -3,000,000

医業収入合計 平成23年度 1,929,128,286 ●

平成23年度 年間合計

入院

外来

②年間医業収入及び収支予算 ⅰ.平成 23年度 収支予算・キャッシュフロー

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△人件費法福含む 計 1,201,812,600 △

うち賞与 161,862,600

ほか労働保険料 15,000,000 △

退職給付費用を除く給与費比率 62.3%

△材料費

医薬品費 年間費用(円)

2階 一般 34,684,830一般(亜急性) 1,791,058

3階 医療療養 21,522,7124階 介護療養型 老健 15,128,5455階 介護療養型 老健 12,504,627西棟 介護療養型 老健 5,825,722外来 医科 12,928,392

歯科 0104,385,884 △

診療材料費 年間費用(円)

2階 一般 19,319,162一般(亜急性) 291,043

3階 医療療養 32,782,9244階 介護療養型 老健 13,511,8805階 介護療養型 老健 9,945,148西棟 介護療養型 老健 7,301,098外来 医科 14,015,126

歯科 374,46297,540,842 △

医療消耗備品費 病床 稼動 1日単価 年間費用(円)

2階 一般 4,550,784一般(亜急性) 1,138,406

3階 医療療養 5,633,2774階 介護療養型 老健 6,144,9135階 介護療養型 老健 6,428,601西棟 介護療養型 老健 4,191,480外来 医科 3,099,067

歯科 4,758,01035,944,538 △

平成23年度 計

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△委託費

給食業務委託費 病床 稼動 1日単価 年間費用(円)

2階 一般 12,028,426一般(亜急性) 2,600,357

3階 医療療養 9,400,0694階 介護療養型 老健 17,340,3365階 介護療養型 老健 17,647,200西棟 介護療養型 老健 7,800,918外来 医科 0

歯科 066,817,306 △

寝具委託費 病床 稼動 1日単価 年間費用(円)

2階 一般 1,265,010一般(亜急性) 273,475

3階 医療療養 1,974,2894階 介護療養型 老健 1,982,6025階 介護療養型 老健 2,008,100西棟 介護療養型 老健 1,230,545外来 医科 0

歯科 08,734,021 △

検査委託費 病床 稼動 1日単価 年間費用(円)

2階 一般 7,812,179一般(亜急性) 1,688,870

3階 医療療養 2,764,8504階 介護療養型 老健 2,109,9645階 介護療養型 老健 2,137,100西棟 介護療養型 老健 1,309,595外来 医科 20,340,670

歯科 665,71038,828,939 △

年間費用(円)

建物管理委託費 53,472,000 △

医事業務委託費 21,600,000 △

その他委託費 2,976,000 △

平成23年度 計

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57

△その他経費支払 年間費用(円)

リース料 24,853,000地代家賃 23.5アンフォーラ買取@42万削減 24,479,440医療機器修繕費 3,591,000設備等修繕費 3,780,000保守料 30,605,000器機設備保険料 880,000車両関係費 3,857,000研修費 4,410,000福利厚生費 900,000福利厚生費(健診代 4,800,000旅費交通費 10,000,000職員被服費 372,750通信費 3,150,000広告宣伝費 388,500消耗備品費 13,230,000事務消耗備品費 5,544,000会議費 10,000水道光熱費 41,000,000保険料 2,467,000交際費 1,512,000諸会費 353,000租税公課 400,000燃料費 14,934,000図書費 945,000印刷費 3,150,000衛生費 150,000雑費 840,000

200,601,690 △院内託児所費用 12,600,000 △診療費減免額 120,000 △

平成23年度 計

△病棟転換に係る 設備・備品購入 支払

4.5階 老健施設転換工事 60,000,000

 上記 補助金 -60,000,000

2階 トイレ工事 4,000,000

その他老健関係 備品 3,000,000借入 7,000,000 △

平成23年度 計

△その他設備等支払屋上防水工事(熊谷組) 借入 36,750,000耐震工事現場管理料(大建設計) 借入 4,987,500外壁塗装工事(カネキ) 借入 76,650,000ボイラー・給湯・空調 工事 借入 278,250,000 上記 補助金 借入 -74,020,000カーテン 割賦 1,670,000電動ベッド(30台) 割賦 834,000温冷配膳車(9台) 割賦 2,197,500薬袋等分包システム 割賦 1,866,000ポータブルエコー 割賦 211,000その他医療機器 割賦 648,000沢田寮(アンフォーラ)買取 借入 50,000,000

0380,044,000 △

7,728,0005,150,25013,565,61411,518,500980,0004,000,000

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58

●その他収入補助金収入(吉賀町) 100,000,000補助金収入(郡輪番制) 8,500,000補助金収入(保育所) 1,931,000補助金収入(地域医療再生計画) 3,500,000補助金収入(その他) 2,000,000

計 115,931,000 ●

受取利息 20,000 ●院内託児所収入 1,045,000 ●その他医業外収入 12,600,000 ●外来カウンセリング収入 10,000 ●

●借入金収入山陰合同銀行六日市支店 300,000,000 ●山陰合同銀行六日市支店(アンフォーラ分) 50,000,000 ●

△借入金・割賦延払支払山陰合同銀行(既存の665百万円分) 44,316,000 上記の利息(賞与分利息も含む) 18,324,324山陰合同銀行(新規の3億円分) 19,992,000 上記の利息 5,500,000山陰合同銀行(アンフォーラの5千万円分) 3,047,000 上記の利息 825,000吉賀町(5億と1億の返済) 23,897,057既存・割賦延払(CT借入含む) 17,603,844

計 133,505,225 △△退職金等支払

退職金支払額 5,176,000 △奨学金 12,000,000 △

△申告納税法人県民税、法人町民税 71,000 △消費税 650,000 △

差引キャッシュ・フロー 9,854,241

平成23年度 計

運営費補助金

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59

(金額単位:千円、税込)

本来業務収入医業収入入院収入 1,223,855室料差額収入 2,160外来収入 221,128保健予防活動収入 11,720

介護収入介護保険病棟収入 113,074介護療養型老人保健施設収入 355,239訪問リハビリテーション収入 4,472

保険等査定減 △ 3,000 1,928,648

医業外収入受取利息 20運営費補助金収入 115,931施設設備補助金収入 134,020院内託児所収入 1,045その他医業外収入 12,600 263,616

附帯業務収入認定調査委託料収入 480 480

収益業務収入外来カウンセリング収入 10 10

2,192,754

費用(経費)人件費給料 930,668賞与 140,000法定福利費 146,145退職給付費用 38,400 1,255,213

材料費医薬品費 104,386診療材料費 97,541医療消耗備品費 35,945 237,871

委託費検査委託費 38,829給食業務委託費 66,817寝具委託費 8,734医事業務委託費 21,600建物管理委託費 53,472その他委託費 2,976 192,428

ⅱ.平成 23年度 社会医療法人石州会 収支予算書

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60

設備関係費減価償却費 106,020リース料 24,853地代家賃 24,479医療機器修繕費 3,591設備等修繕費 3,780保守料 30,605器機設備保険料 880車両関係費 3,857 198,065

研究研修費研修費 4,410研修費(学) 10,244 14,654

その他経費福利厚生費 900福利厚生費(健診代 4,800旅費交通費 10,000職員被服費 373通信費 3,150広告宣伝費 389消耗備品費 13,230事務消耗備品費 5,544会議費 10水道光熱費 41,000保険料 2,467交際費 1,512諸会費 353租税公課 400燃料費 14,934図書費 945印刷費 3,150衛生費 150雑費 840 104,146

2,002,378

医業外費用支払利息 24,649繰延消費税等償却 2,424診療費減免額 120院内託児所費用 12,600その他医業外費用 0 39,793

2,042,171

差引 経常利益 150,583

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61

(金額単位:千円、税込)

発生主義的簡易キャッシュ・フロー

150,583非キャッシュ費用退職給付費用 + 38,400

減価償却費 + 106,020研修費(学) + 10,244繰延消費税等償却 + 2,424

退職金支給額 - △ 5,176奨学金支給額 - △ 12,000法人税等納付額 - △ 721

有形固定資産の取得支出 - △ 513,638

借入金収入 + 350,000借入金元金返済 - △ 91,252割賦繰延費用 - △ 25,030

9,854

社会医療法人石州会  

借入金 残高 一覧平成20年度末 平成21年度末 平成22年度末 平成23年度末

使途 当初金額 21.3.31残 22.3.31残 23.3.31残 24.3.31残

山陰合同銀行  13年 建物購入資金 12億 560,064,000

山陰合同銀行  19.7月 運転資金 1億 76,200,000

山陰合同銀行  20年度 運転資金 1億 100,000,000

山陰合同銀行  22.1月 一本化 6.65億 653,921,000 609,605,000 565,289,000

山陰合同銀行  23年度 新規15年 3億 280,008,000

山陰合同銀行  23年度 寮15年 5千万 46,953,000

短 山陰合同銀行  保証分(8000万円限度) 40,000,000 70,000,000 80,000,000 80,000,000

短 山陰合同銀行  賞与分 20,000,000 72,000,000 72,000,000 72,000,000

吉賀町  13年 建物購入資金 5億 351,808,806 304,014,692 280,117,635 256,220,578

吉賀町  20年度 運転資金 1億 100,000,000 100,000,000 100,000,000 100,000,000

短 日医リース  CT融資(補助金分) 0 15,000,000 0 0

日医リース  CT融資 0 31,834,330 26,764,480 21,540,426

合計 1,248,072,806 1,246,770,022 1,168,487,115 1,422,011,004

21.3.31残 22.3.31残 23.3.31残 24.3.31残

山陰合同銀行 計 796,264,000 795,921,000 761,605,000 1,044,250,000

吉賀町 計 451,808,806 404,014,692 380,117,635 356,220,578

日医リース 計 0 46,834,330 26,764,480 21,540,426

合計 1,248,072,806 1,246,770,022 1,168,487,115 1,422,011,004

21.3.31残 22.3.31残 23.3.31残 24.3.31残

長期借入金 計 1,188,072,806 1,089,770,022 1,016,487,115 1,270,011,004

短 短期借入金 計 60,000,000 157,000,000 152,000,000 152,000,000

合計 1,248,072,806 1,246,770,022 1,168,487,115 1,422,011,004

-1,302,784 -78,282,907 253,523,889

ⅲ.借入金残高

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4章 平成23年度事業計画の進捗管理 (1)計画の実行管理 ①院内管理検証体制 A.各部門・各室毎の事業遂行状況をタイムリーに把握するために、事業計画

一覧表を作成し、企画調整室で集約し定期的(4半期毎)な事業進捗状況を執

行部会、管理運営委員会及び安全衛生委員会において報告及び評価をする。 B.日常問題把握においては、担当部門と協議し、執行部会において解決策を

図り、計画の円滑な進捗を管理する。 C.計画の修正及び新規事業計画 平成23年度に於いては、病院機能転換事業が進行中であり、特に転換事業に

伴う患者様の移動及び対象施設などの工事が予定されており、事業の見直しと、

それに伴う新規事業が現出する恐れがある。今後とも、地域から求められる病

院機能提供に当たっては、各事業の細心な進行状況把握が必要と考えている。 ②院外管理検証体制 事業計画の遂行にあたっては、公的病院等に対しての補助金が交付される事の

重みを受け止め、定期的な行政(吉賀町)の監督を定期的に受けると同時に、

地域住民に対しての説明手段を講じる。 A.理事会・評議員会(最低3回開催/年)における報告と承認 B.吉賀町・山陰合同銀行・石州会の三者での会議(進捗状況管理委員会:4

半期毎)への報告及び検討と病院経営評価委員会(年度末)における吉賀町か

らの補助金の効果及び評価をする。 C.吉賀町議会議員との意見交換会(定期:年3回、臨時:随時、場所:医師

の救急対応想定の為六日市病院)を開催する。 D.地域住民への広報(病院月報、ホームページや新聞折込等を利用、町広報

等の情報媒体での公表)をする。

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2010/2/42010/2/4 3737

六日市病院事業計画管理体制六日市病院事業計画管理体制

(院内における計画の一元管理)(院内における計画の一元管理)

部門・室事業計画病院事業計画

部門・部署・室毎の事業遂行状況の把握部門・部署・室毎の事業遂行状況の把握

事業計画一覧事業計画一覧

進捗状況確認表進捗状況確認表

管理・問題把握

執行部会

部門・室

解決策の協議・提案

報告

進捗状況報告

指示

企画調整室

理事会

進捗状況管理委員会

病院経営評価委員会

町議会意見交換会

地域住民評価

報告

六日市病院

(2)事業計画実施における各部門・各室の事業活動留意事項 ①各部門・各室の責任者が、「所管事業計画」の目的と実行手段を所属員に充分

に理解させて、実施する必要がある。 ②事業計画は、部門・室における業務の主軸であり、六日市病院の理念・基本

方針・目標に合ったものでなければならず、「業務の目的や意義と食い違わない

ようにする」事業活動が重要である。 ③組織を挙げた活動とするために、年間のスケジュール・目標を設定する。 ④他の部署にも影響を与える活動、あるいは、システムの変更を要する事項が

あれば関係部署との相談や調整が必要である。 ⑤組織横断的活動が必要とされる事業にあたっては、多職種の職員が参加する

事となるため、進捗状況把握管理が最重要となる。その為には、プロジェクト

チームを結成する事も必要であるし、担当委員の選任と定期的な会議の開催を

し、執行部会に対しての進捗状況報告が重要である。 ⑥組織横断的活動においては、担当委員の役割が重要である。部門内において

担当委員は密接に情報交換を行い、進捗状況、課題や問題点の早期解決の為に

活動する必要がある。

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平成23年度 石州会 事業計画書

平成23年3月31日 初版

社会医療法人 石州会