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平成25年度 秋田県スポーツ科学センター

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平成25年度

秋田県スポーツ科学センター

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巻 頭 言

平成25年度秋田県スポーツ科学センター実践集録の発刊にあたり、一言御挨拶を申し上げま

す。

昨年9月に、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定し、本県においても

スポーツ大会やスポーツイベントの開催、事前合宿誘致や観光への誘客など、交流人口拡大に向

けてのプロジェクトチームが立ち上げられました。この盛り上がりは、若手選手の育成・強化の

みならず、生涯スポーツや障害者スポーツなど県内スポーツの裾野を広げる好機であり、当セン

ターにおいても、幅広い分野でのスポーツ振興策を推進していくことは、県が掲げる「スポーツ

を通じて、すべての県民が幸福で豊かな生活を営む元気な秋田」に繋がるものと確信しておりま

す。

さて、当センターでは、生涯スポーツと競技スポーツの推進拠点として、今年度も様々な事業

に取り組んでまいりました。スポーツ振興班では、県民の多様な運動欲求を満たすための「円熟

塾」や「ウオーキング教室」、指導者養成のための講習会や研修会、県民の要請に応え県職員を

派遣する「県庁出前講座」、県スポーツ推進委員協議会の協力による「スポーツ実態調査・体力

運動能力調査」等の事業を実施しました。これらの事業を通して県民の運動に親しむ習慣や健康

志向が大変高まってきているように感じられます。また、秋田県広域スポーツセンターとしては、

総合型地域スポーツクラブを現在までに、25市町村全てに合計66のクラブを設立し、運営の

自立に向けて支援してまいりました。今後も、クラブ運営者との情報交換を密にして、地域の実

態や要望を把握し、それぞれのクラブの実状に応じた活動内容や運営方法を提案していきたいと

考えております。スポーツ医科学班においては、「スポーツ王国秋田」実現のため、高等学校強

化拠点校や中学生強化指定選手等への「アスリート診断とそのフィードバック」、各種大会への

「トレーナー派遣」、トレーニングアドバイザーによる「巡回指導」、指導者や選手とその保護

者を対象とした「医科学・メンタル・栄養学講習会」など、競技力向上に繋がる各種事業に取り

組みました。また、将来のオリンピックメダリストを目指した「AKITA スーパーわか杉っ子発掘プロジェクト」は4年目を迎え、わか杉っ子が全国大会での活躍にとどまらず、国際大会へも

出場するなど、徐々にその成果が現れてきております。

今後は、さらなる生涯スポーツ振興のために、県が掲げる「成人の週1回以上のスポーツ実施

率65%」を目指し、県民の誰もが安全にスポーツに親しむことができるよう、ライフステージ

に応じたスポーツへの参加を促進する機会や環境の整備を推進してまいります。また、競技スポ

ーツにおいては、秋田から日本、そして世界のひのき舞台で活躍できる選手育成に向け、ナショ

ナルトレーニングセンター(NTC)や国立スポーツ科学センター(JISS)、大学等の研究機関との連携を強化し、情報の共有化や共同研究を行い、より効果的なスポーツ医・科学の活用を図っ

てまいります。このように、これまで以上に、広い視野と多様な視点を持ちながら、県民の健康

維持増進や競技力向上の中心機関としての役割を果たしていきたいと考えております。

終わりに、今年度、当センターの各種事業に御理解と御協力をいただきました皆様に厚くお礼

申し上げますとともに、今後もより一層の御指導をお願いいたします。

平成26年3月

秋田県スポーツ科学センター

所 長 佐 藤 信 英

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平成25年度 秋田県スポーツ科学センター

実 践 集 録 目 次

■ 実績一覧

1 施設利用状況

2 スポーツ医科学班

3 スポーツ振興班

■ スポーツ医科学班 事業の成果と課題

4 体力診断事業

5 トレーナー派遣事業

6 AKITAスーパーわか杉っ子発掘プロジェクト

7 スポーツ情報・データ収集・解析事業

8 スポーツ指導者養成事業(開設講座)

○1 スポーツ医科学研修講座

○2 スポーツ栄養学研修講座

○3 メンタルトレーニング講習会

○4 トレーナーステップアップ研修会

9 アスリートマルチサポート事業

10 事業推進に関わる各種委員会の設置について

■ スポーツ振興班 事業の成果と課題

11 広域スポーツセンター業務

○1 総合型クラブを核とした地域活性化事業

○2 秋田県広域スポーツセンター企画運営委員会

○3 総合型クラブアシスタントマネジャー養成講習会

○4 秋田県総合型クラブマネジメント情報交流セミナー

○5 秋田県総合型クラブ交流セミナー

○6 総合型クラブ育成推進事業(クラブ訪問)

○7 総合型クラブ創設支援研修会

12 スポーツ健康教室

○1 あきた元気アップ円熟塾

○2 ウオーキング教室

13 スポーツ指導者養成事業(開設講座)

○1 秋田県ウオーキング講習会

○2 秋田県スポーツ推進委員初任者研修会

○3 クライミングウォール認定講習会

○4 秋田県8人制バレーボール C級審判員認定講習会

○5 あきた元気アップ円熟塾指導者・リーダー養成講座

14 セカンドスクール的利用・インターンシップについて

15 秋田県スポーツ推進委員協議会業務

16 秋田県スポーツ実態調査

17 秋田県体育施設協会業務

■ 資料 スポーツ科学センター用語集

… 3

… 4

… 5

… 7

…18

…19

…21

…26

…30

…31

…34

…40

…41

…42

…43

…44

…45

…46

…49

…50

…51

…52

…53

…54

…55

…56

…58

…61

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   平成25年度 月別利用者及び使用料収入実績・対前年比較表

\当 月 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0累 計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

単位

増 減

増 減

  備 考    使用料収入の3月分には、出納整理期間分を含む

G - H

E - F

実績G

24年度

実績H

24年度

実績F

25年度

単位

事業収入

増 減

C - D

25年度

実績E

累 計

実績A

24年度

実績B

増 減

A - B

25年度

実績C

24年度

主催事業

参加者数

単位

(人)

(円)

346,010

(49,140)

当 月 33,770

( 円 )

月区分

25年度目  標

実績D

使用料収入

利用者数

単位

( 人 )

(1,194,900)(866,880)

25年度

(991,900) (1,081,080) (1,194,900)

(89,180) (113,820) (0)

5,916,490

(182,980) (317,520) (405,300) (405,300) (550,200)

(144,900) (167,160)

(717,360)

(149,520) (125,020)

2,895 2,895 6,192

1,004 1,130 1,011 778

4,824

(134,540) (87,780) (0)

293 0

334  ― 

5,835

8,535

0

当 月 (49,140) (133,840)

7,085累 計 351 1,307 2,268

1,068

7,722 8,535

0 1,035 1,194

3,930 5,124

351 956 961

累 計

当 月 346,010 583,510

929,520

5,084当 月

4 5 6 7 8 9

秋田県スポーツ科学センター

10 11 12 1 2 3

当 月 4,539 4,549 5,763 4,820 4,132 4,250 4,287 4,977 4,263 3,591 4,183 4,694

累 計 4,539 9,088 14,851 19,671 23,803 28,053 32,340 37,317 41,580 45,171 49,354 54,048

4,049 3,992 5,221 4,045 3,502 3,723 3,922 4,677 4,119 3,764 3,933

累 計 4,049 8,041 13,262 17,307 20,809 24,532 28,454 33,131 37,250 41,014 44,947 50,031

当 月 490 557 542 775 630 527 365 300 144 ▲ 173 250 ▲ 390

累 計 490 1,047 1,589 2,364 2,994 3,521 3,886 4,186 4,330 4,157 4,407 4,017

当 月 379,780 723,720 408,380 585,960 334,040 508,450 629,880 584,900 601,500 506,420 462,820 639,780

累 計 379,780 1,103,500 1,511,880 2,097,840 2,431,880 2,940,330 3,570,210 4,155,110 4,756,610 5,263,030 5,725,850 6,365,630

4,500,670 4,900,030

34,240

5,328,610

115,130

486,370 399,360 428,580 587,880

1,548,550

627,660

1,958,010 2,393,950 2,769,620 3,386,640 4,014,300

617,020619,030 409,460

176,500 ▲ 101,900 132,780 ▲ 42,76012,860

435,940 375,670

140,210 ▲ 210,650 51,900

37,930 170,710 183,570 449,140255,940 363,000 397,240

107,060

140,810139,830

893 637 813627

累 計 33,770 173,980 ▲ 36,670

当 月 315 960 1,122

当 月

535 733 0

累 計 315 1,275 2,397 2,690 2,690 3,694 6,613 7,148 7,881 7,881

当 月 (44,100) (134,400) (157,080) (41,020) (0) (140,560) (158,200) (141,540) (108,920) (74,900) (102,620) (0)

累 計 (44,100) (178,500) (335,580) (376,600) (376,600) (473,060) (631,260) (816,900) (925,820) (1,000,720) (1,103,340) (1,103,340)

当 月 36 ▲ 4 ▲ 161 31 64 57 115 102 80 0

累 計 36 32 ▲ 129 205 205 236 300 357 472 574 654 654

当 月 (5,040) -(560) -(22,540) (46,760) (0) (4,340) (8,960) (7,980) (16,100) (14,280) (11,200) (0)

累 計 (5,040) (4,480) -(18,060) (28,700) (28,700) (33,040) (42,000) (91,560)(49,980) (66,080) (80,360) (91,560)

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4

2 スポーツ医科学班業務実績

2014.3.31現在

1 体力診断事業

アスリート診断 一般体力診断 合 計

回数 人数 回数 人数 回数 人数

平成21年度 39 357 38 308 77 665

平成22年度 35 283 27 218 62 501

平成23年度 37 374 22 248 59 622

平成24年度 36 328 18 267 54 595

平成25年度 31 262 34 316 65 578

【平成25年度内訳】

アスリート診断 一般体力診 動作分析 合 計

小 学 生 0 1 0 1

中 学 生 5 21 7 33

高 校 生 246 271 0 517

大学・一般 11 16 0 27

合 計 262 309 7 578

2 トレーナー派遣事業

東北総体 国 体 強化練習 中高全国 その他 合 計

回数 人数 回数 人数 回数 人数 回数 人数 回数 人数 回数 人数

平成21年度 26 24 20 18 31 22 9 9 0 0 86 73

平成22年度 23 22 8 6 20 8 0 0 0 0 51 36

平成23年度 14 14 14 14 5 5 0 0 5 5 38 38

平成24年度 13 13 12 12 17 17 5 5 1 1 48 48

平成25年度 14 14 15 15 7 7 5 5 3 3 44 44

3 AKITAスーパーわか杉っ子発掘プロジェクト

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計(回数)

チャレンジスクール 0 0 0 2 1 1 1 1 1 1 0 0 8

育成プログラム 2 2 2 0 2 2 2 2 2 1 2 0 19

4 スポーツ指導者の養成

参加数 月 内 容

スポーツ医科学研修講座 55 9 講義 講師 大館鳳鳴高校 教諭 宇佐美大輔

メンタルトレーニング講習会Ⅰ 9 61 講義・演習 トレーニングアドバイザー 野村 朋世

メンタルトレーニング講習会Ⅱ 200 1 講義・演習 トレーニングアドバイザー 野村 朋世

トレーナー技能講習会Ⅰ 53 5 講義 講師 アスレティックトレーナー 松井 史江

トレーナー技能講習会Ⅱ 41 9 講義 講師 アスレティックトレーナー 青野 淳之介

トレーナー技能講習会Ⅲ 61 12 演習 講師 秋田県トレーナー部会 松岡 優

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1 各教室の参加状況

回 参加者(延) 回 参加者(延) 回 参加者(延) 回 参加者(延)

68 5,163 93 7,228 99 8,160 82 8,750 106人/回

17 445 18 503 19 667 18 856 47 人/回

2 総合型クラブを核とした地域活性化事業

回 参加者(延) 回 参加者(延) 回 参加者(延)

31 968 31 1,090 18 714 40人/回29 1,014 18 790 14 293 21人/回29 620 40 970 10 141 14人/回

10 76 8人/回8 131 16人/回5 115 23人/回

89 2,602 89 2,850 65 1470 23人/回

回 参加者(延)

40 1,52150 2,47156 2,895

回 参加者(延) 回 参加者(延) 回 参加者(延)

1 31 2 49 1 216 201 4 296 4 173 20年度より実施7 102 5 58 7 82 20年度より実施2 38 2 24 2 47 20年度より実施1 28 1 19 1 452 50 1 34 1 23

10 123 10 103

校 参加者(延)36 23242 54823 294

校 参加者(延)3 73 64 13

24年度より10回開催

あきた元気アップ円熟塾

回数:参加者数(延)25年度

大曲スポーツクラブ(県南)

総合型地域スポーツクラブ

チャレンジデー含むチャレンジデー含む

4 講習会等の参加状況

23年度

2014.3.31

備考

23年度

スポーツ振興班業務実績について

あきた元気アップウオーキング教室

備考

3

22年度教室名 24年度

25年度

25年度

23年度

十和田スポーツクラブ(県北)

特定非営利活動法人スポーツクラブあきた(県央)

チャレンジデー含む

24年度

備   考

NPO法人鹿角ウインプルスポーツクラブ(県北)

24年度

NPO法人角館総合型地域スポーツクラブ(県南)

25年度24年度

講習会名

たしろスポーツクラブ(県北)

ウオーキング講習会

備考

24年度

8人制バレーボール審判員認定講習会

クライミング認定講習会

23年度

円熟塾指導者・リーダー養成講座

体力診断、ボルダリング、健康教室体験等

昭和61年度より実施

22年度より実施

23年度は2日間開催

25年度体力診断、ボルダリング、水泳教室等

クラブマネジャー養成講習会

体験クライミング

備   考

3 県庁出前講座

5 セカンドスクール

スポーツ推進委員初任者研修会

能代高校、金足農業、秋田大学、秋田工業

秋田工業、能代高校、秋田北鷹高校

6 インターンシップ

秋田工業、筑波大学 、秋田大学

23年度

体力診断、ボルダリング、健康教室体験、水泳教室等

25年度24年度

備   考23年度

5

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スポーツ医科学 ■ スポーツ医科学班 事業の成果と課題

4 体力診断事業

5 トレーナー派遣事業

6 AKITAスーパーわか杉っ子発掘プロジェクト

7 スポーツ情報・データ収集・解析事業

8 スポーツ指導者養成事業(開設講座)

(1)スポーツ医科学研修講座

(2)スポーツ栄養学研修講座

(3)メンタルトレーニング講習会

(4)トレーナーステップアップ研修会

9 アスリートマルチサポート事業

10 事業推進に関わる各種委員会の設置について

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4 体力診断事業について

1 趣 旨

秋田県スポーツ振興基本計画『スポーツ立県あきた』推進を図るため、スポーツ王国づ

くり強化事業のひとつとして、スポーツ医科学の充実があげられている。

スポーツ科学センターでは、体力診断事業として、国民体育大会、インターハイ等の全

国大会での活躍を目指している競技者や指導者、部活動等のスポーツ競技者、健康体力づ

くりを実践する県民を対象に、『アスリート診断』、『一般体力診断(有料)』を強化の重要

性や競技特性に応じて診断し、現在の体力状況、トレーニングや運動方法の提供、アドバ

イスを行うことで、競技力向上や健康体力の向上を支援する。

2 事業内容

(1) アスリート診断について

本年度は、平成 22 年 6 月に秋田県、秋田県体育協会等から指定された高等学校強化拠

点校、各競技団体強化指定選手、タレント発掘事業対象者、全国大会規模で活躍が期待

される選手等を対象に診断を実施し、測定結果や事前の調査などのデータをもとに、メ

ディカル、コンディショニング、ニュートリション、フィジカルトレーニング、メンタ

ルトレーニングのスポーツ医科学面から、個々に応じたフィードバックを行う。

①採血・採尿検査(血液・生化学的検査、たんぱく質・潜血・糖検査)

②心理的競技能力診断(DIPCA.3 によるメンタルテストとその分析)

③体力測定

各コース 内 容

共 通 ○形態測定-身長、体重、体脂肪、

○体力測定-閉眼片足立ち(平衡性)、長座体前屈(柔軟性)、握力・背筋力

(静的筋力)、全身反応時間(敏捷性)、バイオデックス(等速性収縮によ

る動的筋力)20m走、ジャンプ測定

選 択 ○無酸素性パワー測定(パワーマックス)or 全身持久力(エアロバイク)

○呼気ガス測定(トレッドミル、自転車エルゴメーター)

○スポーツビジョン(静的視力、動体視力等)

○動作分析(ハイスピードカメラ・スポーツコードソフトによる動作撮影)

④フィードバック

7

分野 主なフィードバック、アドバイス

メディカル スポーツドクターから、採血・採尿検査結果(血液学的・生化学的検査、

たんぱく質・潜血・糖検査)や問診等を行い、貧血や筋肉のダメージ、ケガ・

故障についてアドバイスを行う。

コンディシ

ョニング

トレーナー(理学療法士、鍼灸師、AT 等)から、ケガ・故障等の有無、

動作チェック、ストレッチング、リハビリのための補強運動等のアドバイ

スを行う。

ニュートリ

ション

管理栄養士から、血液検査結果や食事習慣調査、面談を通して、日頃の

食生活についてアドバイスを行う。

フィジカル フィジカルトレーニングアドバイザーから、測定した結果や過去のデー

タ、動作チェック等を確認し、これからのフィジカル面の強化策、動作の

改善方法等、アドバイスを行う。

メンタル 心理的競技能力診断(DIPCA.3)によるメンタルテストとその分析から、

アスリートとして、求められるメンタル強化方法、トレーニング手段等、

アドバイスを行う。

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(2)一般体力診断(有料)について

各コース 内 容

健康体力づくり

コース

○形態測定-身長、体重、体脂肪、肺活量

○体力測定-閉眼片足立ち(平衡性)、長座体前屈(柔軟性)、

握力(静的筋力)、脚伸展力(瞬発力)、全身反応時間(敏捷性)、

エアロバイク(全身持久力)

動作分析コース ハイスピードカメラによる動作撮影

筋力向上コース ○形態測定-身長、体重、体脂肪

○体力測定-閉眼片足立ち(平衡性)、長座体前屈(柔軟性)、

握力・背筋力(静的筋力)、脚伸展力(瞬発力)、全身反応時間(敏

捷性)、バイオデックス(等速性収縮による動的筋力)20m走

○選択-スポーツビジョン、無酸素性パワーテスト(コンビパ

ワーマックス)・全身持久力テスト(エアロバイク)

全身持久力コース 呼気ガス測定(トレッドミル、自転車エルゴメーター)

3 実施状況(利用人数)

(1) アスリート診断(延べ数)

今年度は、31 回の診断を行い、延べ受診人数は、262 名であった。

(2) 一般体力診断(有料、延べ数)

健康体力づくりコースでは、一般や大学生の受診が多くみられた。

筋力向上コースでは、中学校、高等学校の運動部単位での参加が多くみられた。

全身持久力向上コースでは、高校の運動部での利用があった。

(全身反応測定) (等速性筋力測定 Biodex) (呼気ガス測定)

8

コース 小中学生 高校生 大学一般 合計

男 女 計 男 女 計 男 女 計 男 女 計

アスリート診

断 5 0 5 154 92 246 0 11 11 159 103 262

合計 5 0 5 154 92 246 0 11 11 159 103 262

コース 小中学生 高校生 大学一般 合計

男 女 計 男 女 計 男 女 計 男 女 計

筋力向上 20 2 22 236 34 270 4 0 4 260 36 296

健康体力づく

り 0 0 0 0 0 0 1 12 13 1 12 13

動作分析 0 7 0 0 0 0 0 0 0 0 7 7

合計 20 9 22 236 34 270 5 12 17 261 55 316

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4 実施結果・考察

(1) アスリート総合診断

① 実施競技団体・チーム別一覧

競技団体・チーム等

性別 測定内容

男 女 血液 ・

尿検査

体力

測定

(共通)

体力測定(選択)

気ガ

スポーツ

ビジョン

スキー(少年・成年) 7 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

ラグビー(少年) 2 ○ ○ ○ ○ ○ ○

柔道(少年) 4 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

フェンシング(少年) 2 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

レスリング(少年) 2 ○ ○ ○ ○ ○ ○

テニス(少年) 2 ○ ○ ○ ○ ○ ○

なぎなた(少年) 2 ○ ○ ○ ○ ○ ○

自転車(少年) 2 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

ハンドボール(少年) 2 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

相撲(少年) 2 ○ ○ ○ ○ ○ ○

ソフトテニス(少年) 1 ○ ○ ○ ○ ○ ○

新体操(少年) 1 ○ ○ ○ ○

陸上競技(少年長距離) 1 ○ ○ ○ ○ ○ ○

バスケットボール(成年) 1 ○ ○ ○ ○ ○ ○

合 計 31

今年度は、県で指定されている高校強化拠点校や各競技団体強化指定選手等を中心に

受診してもらい、競技団体・チームの競技力向上支援に努めた。

特に、高校生については、インターハイ、国体等の全国大会は、県民にとっても注目

される大会であり、その活躍を目指す上で、診断を有効的に活用してくれた。

現代のスポーツにおいて競技力を高めるためには、あらゆる場面でのサポートが重要

になってくる。オリンピックでは、各国で各競技のマルチサポート(体力診断・フィジ

カル・メンタル・栄養・医療・コンディショニングなど)を行っている。そして、その

成果が確実に現れる時代になってきている。今後は、情報のサポートも考えながら、秋

田県のスポーツ競技力向上がさらなる飛躍ができるようサポートしていきたい。

(目と手の協応動作) (呼気ガス測定) (背筋力測定)

9

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② 形態・体力測定結果(抜粋)

※硬式野球は、一般体力診断となる。

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20m走記録

0~10 10~20 0~20 0~10 10~20 0~20

アルペンスキー 1.83 1.24 3.07 1.95 1.36 3.32

コンバインドスキー 1.77 1.21 2.98 1.93 1.30 3.23

アルペンスキー(中学生) 1.82 1.32 3.14 1.93 1.39 3.31

柔道  1.89 1.29 3.18 2.00 1.42 3.43

フェンシング  1.77 1.26 3.03 1.93 1.33 3.26

レスリング 1.82 1.16 2.98 1.97 1.36 3.33

陸上競技長距離 1.86 1.27 3.13 2.01 1.35 3.36

相撲 2.01 1.37 3.38 2.12 1.52 3.64

ラグビー 1.79 1.25 3.04 1.91 1.31 3.22

自転車競技 1.79 1.23 3.02 1.92 1.34 3.26

ハンドボール 1.79 1.29 3.08 1.91 1.33 3.24

軟式野球(中学生) 1.79 1.25 3.04 2.04 1.44 3.48

硬式野球 1.77 1.16 2.93 1.92 1.32 3.24

硬式テニス 1.79 1.23 3.02 1.92 1.36 3.27

柔道 1.87 1.33 3.20 2.03 1.38 3.42

高校生(授業一環) 1.81 1.14 2.95 1.88 1.29 3.16

サッカー 1.78 1.24 3.02 1.89 1.32 3.20

0~10 10~20 0~20 0~10 10~20 0~20

アルペンスキー  1.99 1.42 3.42 2.09 1.47 3.57

柔道  2.04 1.53 3.57 2.22 1.62 3.84

なぎなた  2.05 1.44 3.49 2.14 1.52 3.66

バスケットボール(成年) 1.99 1.44 3.43 2.10 1.51 3.61

硬式テニス 1.98 1.40 3.38 2.12 1.52 3.63

軟式テニス 1.99 1.40 3.39 2.13 1.48 3.62

硬式テニス 2.00 1.47 3.48 2.15 1.55 3.70

陸上競技長距離(小学生) 2.17 1.59 3.76 2.25 1.62 3.87

※計測方法は光電センサーを使用(スタート、中間、ゴール)

女子

一般

AverageBEST競技男子

アスリート

一般

競技BEST Average

アスリート

③採血検査

貧血と考えられる選手については、毎日ハードなトレーニングを行っていることか

ら、運動量に食事の量や質が追いついていない、内臓疲労による栄養素の吸収率低下

等、複数の要因から貧血になっていると考えられる。

指導者側からは、日頃の練習から判断することが難しいと聞いているので、できれ

ば定期的な採血検査を望む。難しいようであれば、定期的な全身持久力テストや間欠

性持久力テスト等の実施を推奨する。これは、スクリーニングやコントロールテスト

としても有効であり、定期的、継続的に実施していく中で、記録の低下などを貧血等

の判断材料にできるのではないだろうか。

いずれにしても選手本人や家族をはじめ、指導者も十分注意していく必要がある。

11

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氏 名

毎日食べるほぼ毎日

食べる時々食べる

ほとんど

食べない食べない

1 ○

2 ○

3 ○

4 ○

5 ○

6 ○

7 ○

8 ○

9 ○

10 ○

2.インスタント食品等について(あてはまる所に○印をつけてください。)

毎日食べるほぼ毎日

食べる時々食べる

ほとんど

食べない食べない

3.外食(コンビニを含む)の頻度について(あてはまる所に○印をつけてください。)

毎日食べるほぼ毎日

食べる時々食べる

ほとんど

食べない食べない

2 : ほとんど食べない

1 : 食べない

評     価

5 : 毎日食べる

4 : ほぼ毎日食べる

3 : 時々食べる

おもに利用する理由

 外食・コンビニ 例  昼食・おやつ

 炭酸飲料 例  コーラ   サイダー

 栄養サプリメント 例  プロテイン

 インスタント食品 例  カップヌードル

 スポーツ飲料 例  アクエリアス ポカリスエット

海藻類 例  わかめ こんぶ ひじき

食品の種類 おもに食べる商品

例  さけ  鯖   あさり

その他の野菜類 例  はくさい タマネギ キャベツ

果物類 例  みかん りんご バナナ

牛乳・乳製品類 例  牛乳  ヨーグルト

緑黄色野菜類 例  ほうれん草 にんじん トマト

卵 例  目玉焼  ゆで卵

秋田 太郎

1.食品群について(あてはまる所に○印をつけてください。)

食 品 群

大豆製品類 例  納豆  豆腐

肉 類 例  ぶた肉  鶏肉   牛肉

魚介類

おもに食べる食品

米・パン・麺 例  ご飯  食パン

秋田県スポーツ科学センター栄養指導システム

食 事 調 査 用 紙 1調査日  平成   24  年 6 月  30 日

学校名 秋田中学校

☞ 食品群ごとの摂取頻度を

グラフ化してみましょう。

記入例

0123451 主食

2 肉

3 魚介

4 卵

5 大豆製品

6 牛乳・乳製品

7 緑黄色野菜

8 その他の野菜

9 果物

10 海藻

学校名 氏 名

身 長 体 重 体脂肪率

生 活 間 食

時 間 飲み物

200gコーラ350ml

※「生活時間」の欄には、あてはまる時間に、ごはん・睡眠・練習を記入してください。

・試合前の食事はどんな物がよいですか?

・貧血気味なので、何をどのくらい食べたら改善されますか。

 りんご

秋田県スポーツ科学センター栄養指導システム

  24.5     %    170.1   cm

食 事 調 査 用 紙 2調査日  平成 24年  6月 30日

秋田中学校 秋田 太郎

   65.0    kg

区分 食  品  名 食 べ た 量メ ニ ュ ー 名

※「間食・飲み物」の欄には、あてはまる時間に、間食や飲み物の食品と量を記入してください。

朝    食

昼    食

夕    食

●栄養、食事等について質問があれば記入してください。

 ラーメン

 大 1 切

 おひたし  小皿 1 枚分

 豚肉のしょうが焼き

 小松菜 、のり 、しょうゆ

 ごはん  米

 鮭の塩焼き  鮭

 めん 、 キャベツ

 もやし 、 焼き豚

 しょうゆラーメンスープ

 500ml ペットボトル 1 本

 茶わん 1 杯半

 りんご

 うす切り 2 枚

 ごはん  米  茶わん 2 杯

 揚げだし豆腐 豆腐 、 片栗粉 、 油

 ネギ 、 大根

 マカロニ 、 にんじん  

 豚肉 、 しょうが 、 しょうゆ

 マヨネーズ

 みそ汁  豆腐 、 ねぎ 、みそ  お碗 1 杯

 1/4 丁

 ラーメン碗 1 杯

 ダカラ(飲料水)  ダカラ

 きゅうり 、 コーン

 1/4 コ

ポカリスエット

500ml

ポテトチップス

 白菜のみそ汁  白菜 、 みそ

 小皿 1 枚分

 お碗 1 杯

 マカロニサラダ

6:00

12:00

18:00

24:00 ふだん食べているごはん茶わん1杯

の重さを計ってください。

g

記入例

起床

朝食

練習

昼食

夕食

睡眠

④ フィードバック

ア ドクターから

採血採尿結果・問診などから、問題のある選手は通院や治療を勧めるなど、運動に

よる疾病・故障の予防、早期発見につながった。

受診した選手たちの大半で問題はみられなかった。しかし、一部の選手に「貧血」

「尿酸高値」などの症状がみられた。

体質や発達段階等が個々で大きく違うので、トレーニングや食事、コンディショ

ニングも含め総合的な視点で注意していってほしい。

イ トレーナーから

選手への体力状況説明、今後の強化方法、コンディショニングについて、選手一

人一人に丁寧にアドバイスを行った。それによって選手が自身の故障・ケガ対策、ケ

ア方法をより理解することができたと考える。その中で、選手だけではなく、指導

者が、選手一人一人のコンディショニングについて認識しておかなければならない

と感じた。

ウ ニュートリション(管理栄養士から)

下記の調査用紙を用いて選手の食習慣・食事内容等を記入してもらい、現在の食習

慣について、年齢、運動、体質等に合っているのかどうかを確認し、個々に適した

食習慣の指導・アドバイスを行った。特に、食事量の不足、栄養価、水分補給、間食

の取り方、食事のタイミングについては重点的にアドバイスを行い、選手が食事の

重要性を理解し実践できるよう努めた。

*食事調査用紙

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50.2

52.4

49.5

48.2

50.1

47

44

45

46

47

48

49

50

51

52

53

男子 女子

柔軟性テスト

アスリート診断受診者

国立スポーツ科学センター(全競技)

新体力テスト(高校生)

エ フィジカルトレーニング(フィジカルトレーニングアドバイザーから)

主なフィードバックの方法として、行われた体力測定の結果に関することや以前

に行った体力測定の結果と比較したものについて解説や説明をし、また、ある能力

が劣っているものに対して、どのようなトレーニングが有効であるかについてアド

バイスを行った。これに付随して、トレーニング方法の紹介やフォームの指導等も

行っている。これ以外にも、トレーニングの強度設定に関することなど、選手の求

めているものに対して、できる限りのアドバイス等を行い、選手の競技力向上、傷

害予防の点でサポートを行っている。

様々な観点から体力測定の結果をみることができるが、今回は柔軟性における結

果について述べていきたい。柔軟性の測定は、デジタル長座体前屈計を用いて行っ

た。この測定器は、一般に普及しているものであり、新体力テストでも使用されて

いる。このため、学校などにもあり、柔軟性を計測したい場合、定期的に計測する

ことができるといえる。

アスリート診断受診者、新体力テスト(高校生)、国立スポーツ科学センター(全

競技)の結果を比較したデータをグラフにて示している。

男子においては、新体力テスト(高校生)、国立スポーツ科学センター(全競技)

の平均値とほぼ同じであるが、女子に関しては、アスリート診断受診者との差があ

ることがわかる。アスリート診断受診者、国立スポーツ科学センターともに、全競

技のデータで表しているため、数値としてのばらつきがあるといえるが、アスリー

ト診断受診者は男女ともに、上回っているといえる。

柔軟性は、傷害予防だけでなくパフォーマンスの向上にも必要であり、ストレッ

チやトレーニングなどを含めて、継続して行っていくことが重要になる。ストレッ

チの主な効果は、筋温を高める、筋をリラックスさせる、各関節の動かせる範囲を

広げる、筋の状態をもとに戻す、疲労回復を早めるなどが挙げられる。トレーニン

グでも正しいフォームでの動作や動かせる範囲をしっかりと動かすことで、柔軟性

を高めることができるといえるため、継続して行ってほしい。

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オ メンタルトレーニング(メンタルトレーニングアドバイザーから)

アスリート診断では、心理的競技能力診断検査(DIPCA.3)で心理面の自己分析

を実施している。初めて体力診断を受診した選手(チーム)に対しては、心理的競

技能力診断検査からみた心理面の傾向と課題を説明し、具体的なメンタルトレーニ

ングの方法を紹介した。2回目以降の選手(チーム)には、より実践的な内容の紹

介や大会に向けてのアドバイス、またはチームワークを高めるチームビルディング

を行った。

次に、心理的競技能力診断検査のデータとフィードバックの様子から今年度のメ

ンタル面の分析と課題について述べる。

今回実施した、高校生アスリート 246 名の総合点の平均は、167.3 点であった。

男女別で比較してみると、男子の平均が 168.6 点、女子の平均が 165.1 点であった。

この結果から、男女の差があまりなかったことがわかる。

また、心理的競技能力診断検査の傾向から、今回受診した選手の課題として「精

神の安定・集中」「作戦能力」がやや低い選手が多くみられた。

「競技意欲」とは、競技に対する動機づけ(モチベーション)である。この項目を高め

るために目標設定を行った。スポーツや自分自身の人生設定プランを立てることで、や

るべきことを認識させ、選手自身の行動を方向づける内発的動機づけの役割を果たし、

練習の質を高めることに有効であると考えられる。

「精神の安定・集中」とは、自己コントロール能力である。この項目が低い選手は、

プレッシャーに弱く試合で十分に実力を発揮できない傾向がある。リラックスしす

ぎず緊張しすぎない、理想的な心理状態(ゾーン)になった時に、最高のパフォー

マンスが発揮できることを説明した。そのような状態を作り出すために、いつでも

自分の呼吸をコントロールできるような音楽の活用方法や自己暗示、パフォーマン

スルーティーン心理的スキルの紹介をした。

「自信」とは、どんな時でも自分の能力を信じ、実力を発揮できる精神状態を保つこと

である。この項目が低い選手は、マイナス思考の傾向がある。自信を向上させるため

に、プラス思考、セルフトーク、イメージトレーニングの心理的スキルの紹介をした。

「作戦能力」とは、良い練習をするためのイメージの活用や作戦戦術の準備のことであ

る。この項目が低い選手は、監督の言われたことしか実践できないロボット型といえる。

この項目を高めるために、練習日誌を使ったイメージトレーニングの方法や、効果的な

イメージトレーニングの方法を紹介した。

「協調性」とは、チームワークを大切にし、協力してプレイすることである。この項目

を高めるために、コミュニケーションスキルについて紹介した。

以上のことをすぐに実践できる、をテーマにわかりやすく説明した。

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(2)一般体力診断(有料)について

① 健康体力づくりコース

学生で、授業の一環として参加があり、毎年定期的に受診してくる団体もみられた。

今年度は、中学校、高校での部活動単位での参加はなかったが、受診者にとっては、

体力状況の把握と今後の運動課題等を見つけるきっかけとなった。

② 筋力向上コース

中学校、リトルシニア(中学硬式野球)、高校の硬式野球部、陸上競技部等の部活動

単位の参加があった。大会シーズン終了後の秋以降の申し込みが多く、冬期間の体づ

くりの参考としても意義があった。また、野球、陸上競技、スキー競技選手も個人で

の参加があり、体力状況の把握やケガからの復帰具合の確認ができたようであり、今

後の競技力向上支援ができた。

③ 全身持久力・動作分析コース

中学校のバレーボール部がスポーツ分析ソフトを用いて、スパイク・トス・レシー

ブの映像を取り、フィードバックを行った。スロー再生や、並行再生で自分のフォー

ムを確認するなどの分析ができた。選手達もお互いの動きを確認しながら意見を述べ

ていた。また、その映像を編集し、指導者へ提供した。

5 まとめ

体力診断事業は、『スポーツ立県あきた』の推進を図るため、健康体力づくりを目指す県

民を対象として、健康体力づくりコースなどをはじめとした健康の保持増進、運動習慣の

確立支援を目指すものである。また、国民体育大会等の全国大会での活躍を目指している

競技者を対象とした筋力向上コース、動作分析コース、アスリート診断など競技力向上支

援を目的とした診断である。

一般体力診断(有料)では、個人、運動部単位での受診があり、毎年継続して診断に来

られる団体・チームも複数みられた。このコースでは、生徒から成人までの幅広い年代の受

診があった。診断後は、やってみて良かったというご意見をいただき、このような機会を

増やしていきたいと思うが、測定に携わる職員数や実施時刻の調整ができないという課題

も残った。

アスリート診断は、スポーツ医科学を活用したマルチ的な競技力向上支援であり、イン

ターハイ、国体等の全国大会で活躍してもらうために有効的に活用してもらっている。今

後は、国立スポーツ科学センターなどと連携を図りながら、データ等を比較し、フィード

バックをしていきたい。また、スポーツコードソフトという情報機器を活用しながら、映

像分析をして、競技スキルのサポートを実施していきたい。

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順位 記録 競技種目 区別 順位 記録 競技種目 区別1位 1486 ラグビー 高校 1位 19 自転車 高校2位 1468 相撲 高校 2位 18.8 自転車 高校3位 1395 相撲 高校 3位 18 自転車 高校4位 1349 相撲 高校 3位 17.5 スポーツコース 高校5位 1329 柔道 高校 5位 17.1 自転車 高校

全体平均 850 全体平均 12.9センター記録 1552 センター記録 22.4

順位 記録 競技種目 区別 順位 記録 競技種目 区別1位 191 スポーツコース 高校 1位 75.5 相撲 高校2位 220 コンバインドスキー 高校 2位 67 レスリング 高校3位 233 フェンシング 高校 3位 66.5 テニス 高校4位 235 野球 高校 4位 65.5 野球 高校5位 236 レスリング 高校 4位 65.5 駅伝 高校

全体平均 299 全体平均 48.7センター記録 169 センター記録 77

順位 記録 競技種目 区別 順位 記録 競技種目 区別1位 71.6 相撲 高校 1位 70.3 アルペンスキー 高校2位 71.1 野球 高校 2位 69.3 野球 高校3位 68.3 野球 高校 3位 68.5 相撲 高校4位 67.2 柔道 高校 4位 65.3 柔道 高校5位 67 レスリング 高校 5位 63.5 ラグビー 高校

全体平均 46.7 全体平均 44.1センター記録 84.7 センター記録 78.7

順位 記録 競技種目 区別1位 199 レスリング 高校2位 195 野球 高校3位 188 野球 高校4位 187 野球 高校5位 180 ラグビー 高校

全体平均 119センター記録 282

H25年度 体力診断 測定項目別 (抜粋) 上位ランキング( 男 子 )

最大無酸素パワー(w) 最大無酸素パワー体重比(w/kg)

背筋力(kg)

全身反応(msec) 長座体前屈(cm)

握力・右(kg) 握力・左(kg)

16

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順位 記録 競技種目 区別 順位 記録 競技種目 区別1位 1094 バスケットボール 一般 1位 15.2 硬式テニス 高校2位 953 バスケットボール 一般 2位 14.9 ハンドボール 高校3位 924 バスケットボール 一般 3位 14.4 バスケットボール 一般4位 906 バスケットボール 一般 4位 14.2 バスケットボール 一般5位 898 なぎなた 高校 5位 13.6 硬式テニス 高校

全体平均 608 全体平均 11.1センター記録 1285 センター記録 21.7

順位 記録 競技種目 区別 順位 記録 競技種目 区別1位 239 なぎなた 高校 1位 70 アルペンスキー 高校2位 252 陸上 長距離 高校 2位 68.5 バスケットボール 一般3位 254 硬式テニス 高校 3位 68 バスケットボール 一般4位 259 新体操 高校 4位 68 新体操 高校5位 262 陸上 短距離 高校 5位 65.5 新体操 高校

全体平均 320 全体平均 51.1センター記録 198 センター記録 76

順位 記録 競技種目 区別 順位 記録 競技種目 区別1位 43.6 硬式テニス 高校 1位 42.6 バスケットボール 一般2位 43.3 ハンドボール 高校 2位 39.6 柔道 高校3位 42.6 アルペンスキー 高校 3位 39.5 バスケットボール 一般4位 42.1 柔道 高校 4位 39.4 バスケットボール 一般5位 41.7 バスケットボール 一般 4位 39.4 バスケットボール 一般

全体平均 33.2 全体平均 298センター記録 53.2 センター記録 47.3

順位 記録 競技種目 区別1位 133 バスケットボール 一般2位 128 バスケットボール 一般3位 120 バスケットボール 一般4位 117 バスケットボール 一般5位 115 柔道 高校

全体平均 80センター記録 158

H25年度 体力診断 測定項目別 (抜粋) 上位ランキング( 女 子 )

最大無酸素パワー(w) 最大無酸素パワー体重比(w/kg)

背筋力(kg)

全身反応(msec) 長座体前屈(cm)

握力・右(kg) 握力・左(kg)

17

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18

5 トレーナー派遣事業

1 趣 旨

この事業は、秋田わか杉国体以降も安定した競技力を維持するため、スポーツ医科学の知識と技

術を持ち、実践できるトレーナーを強化合宿や東北総体、国民体育大会等に派遣し、応急処置や体

調管理等のコンディショニングを行うことで、競技者のより高い能力の発揮を図るものである。

2 派遣内容

(1)強化合宿・強化練習会・・・一泊二日以内(県内のみ)

(2)東北総合体育大会・・・・・ 競技日前日よりとするが、二泊三日までとする。原則として国

体出場がストレート種目の競技への派遣はしない。

(3)国民体育大会・・・・・・・ 競技日前々日よりとするが、五泊六日までとする。

(4)上記(1)~(3)以外に当センター所長が認めた事項。

(5)その他、帯同にあたっては、トレーナー派遣委員会及び県事務局で精査して決定する。

3派遣回数

強化練習 東北総体 国体 その他 合計

回数 人数 回数 人数 回数 人数 回数 人数 回数 人数

23年度 5 5 14 14 14 14 5 5 38 38

24年度 17 17 13 13 12 12 6 6 48 48

25年度 7 7 14 14 12 12 11 11 44 44

4まとめ

今年度も、東北総体・国体と例年と同じ回数のトレーナーを派遣することができた。この他に、

第 21 回全国中学校駅伝大会へのトレーナー派遣では、鷹巣中学校の女子が4位と大健闘した。ま

た、冬季国体スキー競技には、ジャイアントスラローム・ジャンプ・クロスカントリーにトレーナ

ーを派遣し、天皇杯で4位という成績を収めることができた。トレーナーによる、選手の体調管理

やコンディショニングがうまくできた成果であるといえる。

今後の課題は、競技成績を上げるために、アスリート自身が自らの体調を管理する能力を身につ

けることである。トレーナー講習会においても一般の方々に参加してもらい、トレーナーとしての

資質を高めるとともに、選手・指導者・保護者に対してスポーツ外傷・障害予防の意識を高めてい

きたい。

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6 AKITAスーパーわか杉っ子発掘プロジェクト

1 趣 旨

少子高齢化と人口の減少が続く本県にあって、競技力のレベルアップによるスポーツ王国秋田の復活のためには、ジュニア期から優れた素質を有する選手を発掘し、中央競技団体と連携しながら、国際レベルを意識した一貫指導による育成・強化が不可欠である。そこで、本県では競技人口は少ないものの、これまで国際舞台で活躍している選手やコーチを数多く輩出するとともに、小学生から成人までの一貫指導に取り組み、成果を上げているフェンシング競技をパイロットスタディとして、選手の発掘・育成の効果的なプログラムを構築していく。また、将来的に他の競技にもシステムを広めていき、秋田からのトップアスリート、さらにはオリンピックメダリストの育成を図る。

2 内 容

(1)ジュニアチャレンジスクール

目 的:フェンシングに興味を持ち、できるだけ多くの児童にオーディションを受けてもら

えるようにするとともに、スポーツの楽しさを体験し、体を動かすことが好きな子

どもを育てるようにする。また、ヨーロッパの一流選手の競技開始時期と合わせ、

対象の年代をを小学3・4年生に設定する。

期 間:平成25年7月6日から平成25年1月25日(全8回)

参加者:県内小学校3・4年生 定員40名(応募者50名)

内 容:①スポーツ体験プログラム(タグラグビー、バドミントン、ビームライフル、)

②体力向上プログラム(体幹トレーニング、巧緻性アップトレーニング等)

③フェンシングプログラム(構え、フットワーク、アタック、ファイティング等)

(2)育成プログラム「S.W.O.R.Dプロジェクト」期 間:平成25年4月13日から平成26年2月22日(全19回、3回の合宿を含む)

対 象:1期生から4期生までの計16名(小学生7名、中学生9名)とその保護者

内 容:①フェンシング指導プログラム

※内3回はNFアドバイザーの指導。今年度はロンドン五輪日本代表チーム監督

の岡崎氏を招聘しプログラムを実施。

②中学生強化遠征合宿2回(東京、国立スポーツ科学センター、フェンシング場)

③体力向上、メンタルトレーニングプログラム

④スポーツ教育プログラム(仙台大学スポーツ健康科学研究実践機構)

⑤保護者プログラム

⑥日本フェンシング協会、日本オリンピック委員会、他県主催の合宿等に参加

(3)第4期生オーディション

期 日:平成26年2月15日(土)

参加者:県内小学校3・4年生35名(応募者38名)

内 容:①体力テスト(反復横跳び、立ち幅跳び、長座体前屈、20m走、シャトルラン)

②適性テスト(タッピング、ステッピング、全身反応時間、眼と手の協応動作)

③評価者テスト(準備運動、対人ゲーム、ミニレッスン)

評価者:JSCより2名、日本フェンシング協会より1名、県フェンシング協会より3名

(4)フェンシングデモンストレーション

期 日:平成25年10月14日(月)体育の日

参加者:秋田市健康の集い参加者多数

内 容:①簡単なフェンシングレッスンとスギッチとのファイティング。

②デモファイティング(AKITAスーパーわか杉っ子も参加)

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3 「秋田スーパーわか杉っ子」25年度の主な大会での上位成績

大会名 成績 学年 備考

東日本少年大会 小学校男子 5位 5年 4期生

小学校女子 2位 6年 2期生

3位 5年 4期生

6位 5年 3期生

全国少年大会 小学校女子 3位 6年 2期生

9位 5年 3期生

10位 6年 2期生

中学校女子 13位 1年 2期生

14位 2年 1期生

全国カデ選手権 女子 14位 1年 2期生

15位 6年 2期生 ※オープン参加

〈国際大会関連〉

オーストラリア 小学生女子 1位 5年 3期生

2位 6年 2期生

フランス(マラソンフルーレ;カデ) 出場 1年 2期生

4 成果と課題

○日本協会からコーチを招致したことによる効果

トレーニング、基本動作、ウォーミングアップ、ルール理解など、細かな指導を受け

うることができ、タレントのみならず、指導者のスキルアップにもつながっている。

○中学生強化遠征

JOCアカデミーの選手や、ナショナルチームなどの世界で活躍している選手と一緒

に練習ができたことで、世界を目指そうという意識の向上と、よりレベルの高い練習を

経験できた。また、海外のナショナルチームの選手とファイティングできたこともよい

経験となった。

○情報機器の効果的活用

コンピュータソフトを使い、リアルタイムで即座にフィードバックできるようになっ

たことにより、コーチに指導されたことを言葉だけでなく映像で確認でき、よりより具

体的に理解できるようになった。

○ジュニアチャレンジスクール(他競技団体との連携)

スポーツ体験プログラムをきっかけに、その競技に興味を持ち、団体に所属し競技を

始めた子どもがいた。大会にも参加して好成績を収めるまでになっていると協会からの

話があった。

●タレントの各年代への対応

フェンシングプログラム、フィジカルトレーニング、メンタルトレーニングなどで、

技術レベル、体力レベル、理解力等の年代差応じたプログラム提供があまりできていな

い。来年度からはもっと年齢差が広がるため、早急な検討課題となっている。

●提供プログラムの内容や提供時間

事業としてのプログラム提供時間も月2回(1回3時間)ペースであり、決して多いと

はいえない。特に体力強化のためのトレーニング時間は、他県よりも少なく、種目特化

ということでフェンシングの練習に偏るため、他の運動の調整力に課題が残る。特に小

学生タレントには、今後いろいろな運動経験が必要と考える。

●他競技への波及

フェンシングをモデル事業として、他の競技団体にもタレント発掘・育成という形を

広げていければと考えているが、事業開始から5年経過しても次につながっていない。

●タレントの進学

フェンシング部のある高校が限られており、タレント認定期間が高校3年までである

ことから、フェンシング部がない高校へ進学した高校生タレントの練習環境整備が必要

である。

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7 スポーツ情報データ収集・解析事業

1 趣 旨

競技力向上のために各種大会での競技のデータ収集・解析を行い、各チームに情報提供し、強化

指導に役立てる。

フェンシング

2内 容

事業名:AKITA スーパーわか杉っ子育成プログラム 期 間:平成25年4月13日から平成22年2月22日

会 場:秋田県スポーツ科学センター 3階体育館

対象者:小学生、中学生のタレント育成選手16名

内 容:ビデオ撮影、ゲーム分析

フィードバック 試合形式での実践練習

結果と考察

試合形式で行われる実践練習をビデオカメラで撮影し、その映像をリアルタイムでプロジェクタ

ーに映し出した。指導者が撮影した映像を観ながら選手にアドバイスができるようにスポーツコー

ドを使って観たい場面(得点シーンや失点シーン)を分類して保存し、スローやオーバーレイで再

生した。実践練習直後に、技術指導を行う事でより的確なアドバイスできるほか、選手、コーチス

タッフとの間で技術面での情報共有にもつながったと思う。スポーツコードで編集した動画をその

日のうちに指導者や選手が、自宅でも観ることができるように DVD にして提供した。

陸 上

事業名:秋田南高等学校陸上部マルチサポー

ト事業

期 日:平成25年5月2日(木)

会 場:八橋陸上競技場

対象者:秋田南高校陸上部員 21名

内 容:110m測定、疾走フォーム撮影

10m間にスピードトラップを設置

結果と考察

部員 21 名を対象とし 110m 加速走を実施した。60~100m までの 10m 間隔にスピードトラップ

を設置して、10m 間ごとのタイムを計測した。ゴールまでのタイムが 10 秒台の選手は 60m~70m

間が平均して 1.03 秒、11 秒台の選手は 1.11 秒であった。両者とも平均して 60~100m までの 10m

間ごとにタイムは落ちていった。しかし、10 秒台の選手は 60~70m 間が 1.03 秒、90~100m が 1.09

秒でタイム差が 0.06 秒であった。それに対して 11 秒台の選手は 60~70m 間が 1.11 秒、90~100m

間が 1.19 秒で失速したタイム差が 0.08 秒であった。これらの事から 10 秒台で走る事ができる選

手は 11 秒台の選手と比較して、後半時もスピードを維持できる事がわかった。以上のデータを基

に選手達にフィードバックした。

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ラグビーフットボール

①大 会:第61回関東高等学校ラグビーフットボール大会

期 日:平成25年6月7日(金)~9日(日)

会 場:市原スポレクパーク

内 容:ビデオ撮影

桐蔭学園高校◎29―7●目黒学院高校

茗渓学園高校◎59ー12●深谷高校

明和県央高校●14―33◎日川高校

茗渓学園高校◎59ー12●深谷高校

流通経済大学附属柏高校●12―14◎桐蔭学園高校

浦和高校◎22―12●國學院久我山高校

東京高校◎26―14●清真学園高校

茗渓学園高校●7ー19◎日川高校

國學院栃木高校●15―17◎目黒学院高校

目黒 vs 桐蔭

②大 会:第68回国民体育大会関東ブロック大会

期 日:平成25年8月24日(土)~25日(日)

会 場:神奈川県立保土ヶ谷公園ラグビー場

内 容:ビデオ撮影

神奈川◎42―19●群馬

栃木●12―41◎神奈川

千葉◎26―10●千葉

千葉◎43―24●茨城

茨城◎14―5●埼玉

栃木 vs 神奈川

③大 会:第68回国民体育大会近畿ブロック大会

期 日:平成25年8月30(金)~9月2日(月)

会 場:天理親里競技場・天理大学白川ラグビー場

内 容:ビデオ撮影

滋賀◎50―0●和歌山

大阪◎88―5●滋賀

兵庫●5―10◎京都

京都◎26―19●奈良

京都 vs 奈良

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野 球

①大 会:第65回秋季東北地区高等学校野球福島県大会

期 日:平成25年9月20日(金)

会 場:郡山総合運動場開成山野球場

内 容:ビデオ撮影

須賀川高校◎4-1●会津工業高校

日大東北高校◎5-1●聖光学院高校

須賀川高校 vs 会津工業高校

②大 会:第66回秋季東北地区高等学校野球岩手県大会

期 日:平成25年9月21日(土)

会 場:岩手県営野球場

内 容:ビデオ撮影

盛岡大付属高校●1-2◎久慈工業高校

一関学院高校●2―7◎花巻東高校

盛岡大附属高校 vs 久慈工業高校

③大 会:第66回秋季東北地区高等学校野球宮城県大会

期 日:平成25年9月23日(月)

会 場:仙台市民球場

内 容:ビデオ撮影

仙台育英高校◎8―3●利府高校

東陵高校◎5―4●柴田高校

仙台育英高校 vs 利府高校

④大 会:第66回秋季東北地区高等学校野球青森県大会

期 日:平成25年9月25日(水)

会 場:青森運動公園野球場

内 容:ビデオ撮影

青森高校●2―5◎八戸学院光星高校

弘前学院聖愛高校●3―9◎青森山田高校

青森高校 vs 八戸学院光星高校

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⑤大 会:第66回秋季東北地区高等学校野球山形県大会

期 日:平成25年9月26日(木)

会 場:鶴岡ドリームスタジアム

内 容:ビデオ撮影

山本学園高校◎3-2●酒田南高校

酒田光陵高校●0-6◎日大山形

酒田光陵高校 vs 日大山形

⑥事業名:秋田県高校野球強化プロジェクト委員会アドバイザー活用講習会

期 日:平成25年11月16日(土)~17日(日)

会 場:こまちスタジアム室内練習場

対象者:県内における各校の主力投手 24名

内 容:・変化球を交えた20~30球の投球動作をビデオ撮影

・スポーツコードを用いた動作分析

・球速の測定

オーバーレイ再生(スポーツコード) 並行再生(スポーツコード)

結果と考察

県内における各校の主力投手24名を対象として、投球動作解析を行った。投手の正面(捕手の

位置)でビデオカメラを固定し、投手がボールを投げるまでの一連の動きを撮影した。撮影した映

像をスポーツコードで分析し、オーバーレイ再生、並行再生する事で各球種における投球動作の違

いを明らかにした。オーバーレイ再生では、2つの球種での投球動作を重ね合わせて、肘の角度や

リリースポイントを比較した。また、並行再生では異なった球種での投球動作を比較して下肢の使

い方、重心の位置、リリースポイントを分析した。指導者がスポーツの現場で指導に直接つなげて

いく事ができるように、DVD にして保存し、指導者に提供した。

バスケットボール

①大 会:練習試合 期 日:平成26年1月22日(水)、28日(火)

会 場:あきぎん体育館

対象者:秋田銀行女子バスケットボール部

内 容:ビデオ撮影、ゲーム分析

秋田銀行vs和洋高校 1月22日(水)

秋田銀行vs湯沢翔北 1月28日(火)

スポーツコードを用いた情報分析

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②大 会:高松宮記念杯 第46回全日本実業団バスケットボール選手権大会

期 日:平成26年2月8日(土)~2月11日(火)

会 場:東京体育館、代々木第2体育館

内 容:ビデオ撮影、ゲーム分析

秋田銀行◎85―54●紀陽銀行

秋田銀行◎93―60●TOTO

秋田銀行◎60―44●イカイ

秋田銀行◎80―62●東京海上日

秋田銀行◎59―55●山形銀行

スポーツコードを用いた情報分析

分析内容

・対戦チームにおけるオフェンスとディフェンス(サイドラインとベースラインからのものも含

む)、チームのポイントになる選手の情報を提供した。

・情報分析ソフトスポーツコードを用いてリアルタイムで分析し、分析映像を試合終了直後にコ

ーチ、選手へフィードバックした。

・分析映像を宿舎でも観る事ができるように DVD として提供した。

結 果

・リアルタイムで分析を行った結果、次のゲームまでのわずかな空き時間でフィードバックする

事ができた。

・対戦チームを分析した事で、攻撃パターンを把握し、チームの戦略を考えるうえで効果的であ

った。

まとめ

本事業として、初めてチームに帯同し分析を行った。

結果にもあるとおり、リアルタイムでの分析で攻撃パターンなどを知ることは、試合の選手の

パフォーマンスや勝利に大きく貢献できたと思う。

また、フェンシング、陸上、ラグビー、高校野球の指導者・選手より、情報分析が競技力向上

に活かされたという、たくさんのご意見をいただいた。今後は、このような分析のニーズが高ま

り、各競技のパフォーマンスや結果に直接結びついてくる。これからも、秋田県のスポーツ競技

力が向上できるようサポートしていきたい。

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8 スポーツ指導者育成事業

1 趣 旨

競技スポーツに関わる指導者・選手を対象に、競技力向上のための、スポーツ医科学

に関する指導理論及びその実践について研修を行い、資質の向上を図る。

2 各研修講座・研修会

(1)スポーツ医科学研修講座

期 日:平成25年9月14日(土)

会 場:スポーツ科学センター

内 容:講義「スポーツを通じて学んだこと」

講 師:元日本代表男子バレーボール選手

現大館鳳鳴高校 教諭 宇佐美大輔 氏

参加者:55名(高体連・中体連指導者、選手、社会人選手)

【まとめ】

スポーツ医科学研修講座では、元日本代表男子バレーボール選手の宇佐美大輔氏を講師として

招聘し、幼少の頃からオリンピック出場までの経験や体験を通じて学んだことを講演してもらっ

た。偉大な監督、父親が常に隣におり、父親の背中を見続けて夢を掴んだバレー人生。毎日の厳

しい練習や強豪校との試合で負けることで学ぶことが多く、メンタル面や技術を見ることでおぼ

え、鍛えられた忍耐力。高校、大学、社会人での個性ある監督との出会い。そしてオリンピック

出場までの道のりを講話して頂き、意義のある研修会だった。参加者からもいろいろな質問が多

く、今後の指導や練習に取り組む意欲をかき立てるものだった。最後に、宇佐美氏から「バレー

ボールは、人間を作る」「栄光に近道無し。栄光に涙あり。技術は、体で覚え、精神力は、苦し

みの中からつかめ。」という言葉で締めくくった。

(2)スポーツ栄養学研修講座

期 日:平成25年10月12日(土)

会 場:スポーツ科学センター

内 容:「スポーツ選手の栄養と食事」

講 師:管理栄養士 岩谷佳奈子氏

参加者:53名(高体連・中体連指導者、栄養士、

選手、保護者)

【まとめ】管理栄養士の岩谷佳奈子氏を講師として迎え、ス

ポーツ選手の栄養と食事についてわかりやすく講話していただ

いた。「一日三食、バランスの取れた食事が強い選手を作る!」

という当たり前のことを実践するために①自分の体の自己管理

②食事(栄養)の役割③食事のバランスとタイミング。3つの

ことについて具体的な食事の献立例やカロリー計算方法。試合

3~4日前の食事、試合前日の食事、試合当日の食事などを具体的な例を提示してもらい、

非常にためになる内容だった。また、運動強度と水分補給の目安や、サプリメント及び医

薬品を使用する際の留意点など普段、気付かない食品の摂取について非常に参考になった。

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(3)メンタルトレーニング講習会

①期 日:平成25年9月15日(日)

会 場:スポーツ科学センター

内 容:「トップアスリートを目指すメンタルトレーニング初級編」

講 師:秋田県メンタルトレーニングアドバイザー 野村朋世 氏

参加者:61名 高体連指導者、選手

②期 日:平成26年1月18日(土)

会 場:秋田県立秋田北鷹高等学校

内 容:「トップアスリートを目指すメンタルトレーニング」

講 師:秋田県メンタルトレーニングアドバイザー 野村朋世 氏

参加者:200名 秋田北鷹高校運動部員・指導者

【まとめ】第1回目のメンタルトレーニング講習会は、今年度より、秋田県メンタルトレーニ

ングアドバイザーとして野村朋世氏が講習会を実施した。野村氏は、東海大学教授の高妻先生の

教え子であり、大学時より中学校選抜バスケットボール部や高校野球、バスケットボール、大学

ラクロスなど様々な年代に対しての心理的サポートを担当。第1回目は、中央地区の高校生に対

してのメンタルトレーニングを実施し、目標設定の大切さや集中力を高めるトレーニング方法等

を紹介した。参加者からは、非常に参考になったという声が多く、今後の競技に生かしていって

もらいたいと思う。第2回目は、秋田北鷹高校で1・2年生の運動選手200名と指導者に「ト

ップアスリートを目指すメンタルトレーニング」を実施。目標設定やプラス思考、集中力など8

つの心理的スキルの活用方法などを中心に指導した。また、「心・技・体」の「心」の部分の重

要性なども例を提示し、非常にわかりやすく講演した。指導者からも「非常にためになった」「精

神面や集中力をうまく高めるヒントを得た」など好評だった。

○メンタルトレーニング講習会の内容・継続について

とても満

ほぼ満足

不満

是非継続

できれば

継続

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(4)トレーナー技能講習会(ステップアップ研修会)

①第 1 回トレーナーステップアップ研修講座

期 日:平成25年度5月19日(日)

9:30~12:15

会 場:スポーツ科学センター

内 容:演題 「アスレティックトレーナーの仕事」

講師 日本サッカー協会

「なでしこジャパントレーナー」

アスレティックトレーナー

松 井 史 江 氏

参加者:52名

【まとめ】

「なでしこジャパン」での実体験のお話や、選手の要望、体調に応じた実践的テーピング

方法を実演していただいた。その中で、トレーナーとして心がけていることが、「当たり前

のことを当たり前にやる。試合の時こそ、いつも通りやる」というお話だった。秋田県ト

レーナー部会として、今講習会でのお話を参考に、東北総合体育大会や東京国体に帯同し

た際には、各競技のパフォーマンスを高められるようサポートしていただきたい。

②第2回トレーナーステップアップ研修講座

期 日:平成25年度9月8日(日)

9:30~12:15

会 場:スポーツ科学センター

内 容: 演題「ラグビーにおけるトレーナー活動」

講師 ラグビー日本代表トレーナー

アスレティックトレーナー

青 野 淳之介 氏

参加者:54名

【まとめ】

「ラグビーにおけるトレーナー活動」というテーマで、実際に活動した内容についてお話

をいただいた。ラグビー競技という特徴から、ラグビートレーナーとして必要なこと、障害

予防のためのコンディショニング、ケガをしている選手のための早期復帰のリハビリシート、

障害予防のための体幹トレーニングなど内容の濃い講習会となった。

障害予防のためのコンディショニングでは、日本代表が行っているソフトボールを使用し

たストレッチ方法を紹介していただいた。リハビリシートの活用方法では、きちんとデータ

を管理してリハビリニューを作成し、選手の早期復帰につなげるという内容だった。障害予

防のための体幹トレーニングでは、バランスボールを使用した股関節等のトレーニング方法

などケガをさせないためのトレーニング方法について学ぶことができた。

トレーナーとして、競技力を向上させるために選手のコンディショニングをコントロール

することは、最も重要なことである。今講座で得た知識を現場で活かしてほしい。

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③第3回トレーナーステップアップ研修講座

期 日:平成25年度12月15日(日)

9:30~12:30

会 場:スポーツ科学センター

内 容:演題「ジュニア期におけるスポーツ障害予防」

~自分でテーピングを巻いてみよう~

①応急処置の意義と方法

秋田県トレーナー派遣委員会

委員長 松 岡 優 氏

②テーピングの実技演習

秋田県トレーナー派遣委員会

副委員長 山 崎 英 氏

トレーナー参加者:21名

一般参加者:58名

【まとめ】

一般参加者からは、とても満足という感想をたくさんいただいた。特にテーピングの巻き

方がよく分かった、アイシングの正確なやり方を知ることができたという意見をいただき、

今後の大会や試合・練習等に活かしてほしいと思う。選手・指導者・保護者に対し、応急処

置やスポーツ障害予防の意識を高めることも、トレーナーの役割として重要になってくる。

今後も競技力向上を目指すために、アスリートのコンディショニングや障害予防等の意識

が高まるような研修会を継続していきたい。

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9 アスリートマルチサポート事業

趣旨

秋田県の高校運動部で全国レベルを目指す強い意欲を持ち、目標を見据えている部活動校を対象にスポーツ

科学センター職員及び各アドバイザー(ドクター、栄養士、トレーナー、)が体力診断や情報分析、コンディシ

ョニング、栄養学をサポートすることにより、一層の競技力の向上を目指す。また、この事業を通し、スポー

ツ医科学の理解を深めることにより、スポーツ科学センターの利用促進を図る。

対象校

秋田県立秋田南高等学校 陸上競技部

実施内容

(1)体力診断 (2)メディカルチェック (3)トレーニング指導

(4)メンタル指導(5)トレーナー派遣 (6)情報処理・動作・戦術分析

(7)栄養指導

【マルチサポート校の栄養指導】 【リバウンドジャンプの測定】

【まとめ】

秋田南高校陸上競技部を対象に体力診断、トレーニング、メンタル、栄養指導

等をサポートした。進学校の中で陸上競技に取り組む姿勢がひたむきであり、個

々の能力を高めようという意欲がある。今年度は、一年目ということではじめに

部員の体力診断を測定。その測定データからトレーニング、栄養、メンタル等を

実施し、選手個々に応じたフィードバックを行った。また、要望・必要に応じて、

フィジカルとメンタルの各トレーニングアドバイザーによる巡回指導等でサポー

トした。マルチサポート校へフィードバック等をしたことにより選手の目標設定

が明確になり、自己管理能力が備わったと思う。体力測定の結果では、短距離走

の選手の数値が伸びている結果となった。来年度は、もう少しトレーニング、メ

ンタル、栄養面でのサポートに力を入れたい。

【ランニング動作分析】

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10 事業推進に関わる各種委員会の設置について

1 トレーナー派遣委員会

(1)設置目的

『トレーナー派遣委員会』は、第62回国民体育大会以降もスポーツ医科学サポート

を通じて競技力の向上に資することを目的に、平成20年度に設置された『トレーナー

部会』の協力を得て、以下の事項について協議するものである。

①トレーナー技能講習会

②トレーナー派遣事業

③100キロチャレンジマラソン(ボランティア)

④その他、科学センターで必要とされる事項

(2)開催期日

第1回平成25年5月19日(日)

第2回平成26年2月11日(日)

(3)成果・課題

①国体をはじめその他の大会において選手がベストコンディショニングで競技ができた。

②トレーナーがチームに帯同することで指導者と連携し、また、役割分担が明確になり、

選手・指導者が競技に専念できた。

③アスリート総合診断において選手のコンディショニング等の指導を実施した。

④年3回の技能講習会を実施することで、スキル向上と医科学に関する理論・知識の習

得を図った。また、選手・指導者・保護者に対し、スポーツ障害予防の基本的な講習

会を実施した。

⑤100キロチャレンジマラソンへボランティアとして参加した。

⑥若手トレーナーの育成について、各大会や各地域で活動できる場を設ける。

(第3回トレーナーステップアップ研修会)

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2 スポーツ栄養指導委員会

(1)設置目的

昨年度設置した『スポーツ栄養指導委員会』は、スポーツ栄養指導の面から競技力

の向上に資することを目的に委員委嘱し、以下の事項について協議するものである。

①食事調査データ処理とフィードバックに関すること

②栄養指導ソフトの活用に関すること

③スポーツ栄養情報の収集及び提供に関すること

④その他、科学センターで必要とされる事項

(2)開催期日

第1回平成25年 5月17日(金)

第2回平成25年10月25日(金)

第3回平成26年 2月17日(月)

(3)成果と課題

・アスリート総合診断では、個々の『食事・食習慣調査』を用いてフィードバック時

に、栄養をはじめ生活習慣全般に渡って個別に指導、アドバイス等を行うことがで

きた。

・栄養調査票(約482名)を配布して、選手個人に何の栄養が不足しているかなど

を伝えることができた。

・体力診断でフィードバックをする際に、サプリメントを使用するより栄養バランス

や食事の量を考えた食事をすることを勧めていきたい。

(4)栄養調査票

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スポーツ振興

■ スポーツ振興班 事業の成果と課題

11 広域スポーツセンター業務

① 総合型クラブを核とした地域活性化事業

② 秋田県広域スポーツセンター企画運営委員会

③ 総合型クラブアシスタントマネジャー養成講習会

④ 秋田県総合型クラブマネジメント情報交流セミナー

⑤ 秋田県総合型クラブ交流セミナー

⑥ 総合型クラブ育成推進事業(クラブ訪問)

⑦ 総合型クラブ創設支援研修会

12 スポーツ健康教室

① あきた元気アップ円熟塾

② ウオーキング教室

13 スポーツ指導者養成事業(開設講座)

① 秋田県ウオーキング講習会

② 秋田県スポーツ推進委員初任者研修会

③ クライミングウォール認定講習会

④ 秋田県8人制バレーボール C級審判員認定講習会

⑤ あきた元気アップ円熟塾指導者・リーダー養成講習

14 セカンドスクール的利用・インターンシップについて

15 秋田県スポーツ推進委員協議会業務

16 秋田県スポーツ実態調査

17 秋田県体育施設協会業務

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11 広域スポーツセンター業務

11-① 総合型地域スポーツクラブを核とした地域活性化事業

1 事業の目的

広域スポーツセンターが、市町村における総合型クラブと関係

部局と連携して健康づくり事業を支援し、地域住民のスポーツ・

運動実施率の向上と地域コミュニティーの醸成が図られるように

することを目的とする。このことにより、広く地域住民に総合型

地域スポーツクラブ(以下「総合型クラブ」)の有用性が認知され、

当該市町村における「新しい公共」として総合型クラブの地位確

立を目指す。

2 事業の内容

平成25年度は県北・県央・県南の6つの総合型クラブを指定し、市町村と連携した運動・スポーツ実

施率の向上、健康づくり事業等を展開する。

(1)実施クラブおよび市町村

・県北;NPO法人鹿角ウインプルスポーツクラブ(鹿角市・花輪地区)

十和田スポーツクラブ(鹿角市・十和田地区)

たしろスポーツクラブ(大館市・田代地区)

・県央;特定非営利活動法人スポーツクラブあきた(秋田市・新屋地区)

・県南;大曲スポーツクラブ(大仙市・大曲地区)

NPO法人角館総合型地域スポーツクラブ(仙北市・角館地区)

(2)スポーツ科学センターのノウハウを活用

・スポーツ科学センターから職員を派遣し、健康教室運営のノウハウを伝えるとともに、教室指導

をしながら指導者を育成する。

(3)役割の明確化

①広域スポーツセンター

・市町村関係部局と総合型クラブとの連携が図られるよう連絡調整、指導助言

・当該クラブにおける指導者の育成(スポーツ科学センターより指導者を派遣)

・健康づくり教室への講師派遣

・看護師の派遣・事業費執行

②市町村

・事業推進委員会への支援(指導助言)

・目標数値等の設定(施策目標とのリンク)

・広報紙等を活用した事業周知

・会場等活動拠点の提供や支援(体育館等使用料の減免措置)

③実施クラブ

・事業推進委員会の発足と開催

・スポーツ・健康教室の開催

・会員および地域住民への参加促進

・データ収集と、事業成果のまとめ・報告(広域スポーツセンター企画運営委員会にて報告)

・事業推進委員会の開催

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3 求められる成果

(1)広域スポーツセンター:市町村における「新しい公共」としての総合型クラブの地位を確立

(2)市町村:施策目標(スポーツ実施率等)の達成と「新しい公共」としての地域住民団体を育成

(3)実施クラブ:顧客(会員)の満足と新規会員の獲得、非顧客(未加入者)への活動を周知

「新しい公共」として市町村から認知(スポーツ・健康づくり事業等受託)

4 成果の検証

(1)広域スポーツセンター

市町村関係部局と総合型クラブ間における連携の在り方

当該クラブにおける健康教室等の自主運営体制確立

(2)市町村

地域住民への意識調査等によるスポーツ・運動実施率の向上(目標数値との比較)

スポーツ活動を中心とした地域住民団体数や団体加入者数の推移

(3)実施クラブ

顧客(会員)へのアンケート調査による運動意識の変容

会員数の推移、市町村連携事業(委託事業等)受託の有無

5 事業成果のまとめに向けて

(1)事業3年目の成果

各地区事業推進委員会での報告

広域スポーツセンター第3回企画運営委員会での報告

(2)昨年度との比較検討

アンケート調査結果の比較(クラブ)

会員数の推移(クラブ)

健康教室参加者数の推移(クラブ)

事業費の執行状況と内訳(広域スポーツセンター)

(3)課題の明確化

求められる成果へのアプローチ

広域スポーツセンター・市町村・実施クラブ間の連携状況

クラブの事業展開・運営の自立

(4)次年度の事業展開

これまでの事業実施において得た「スポーツ・健康づくり教室」開催に関するノウハウを生かした、

他のクラブへの支援(指導者の派遣やクラブ内指導者の育成、市町村関係部局との連携の推進、ク

ラブにおける上記教室やイベント開催の地域住民への周知)と事業展開による関連団体の関わりを

検証

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6 今年度の活動の実際

(1)NPO法人鹿角ウインプルスポーツクラブ

鹿角市花輪地区の福祉保健センターや交流センターなどを拠点に、健康教室や部活動支援、地域

の若者から高齢者まで幅広く参加できる教室を企画・運営している。毎週月曜日を「スポーツマン

デー」と位置づけ、午前に行っている健康教室では中高年層の参加が多く、参加者のニーズに合わ

せた健康チェックや軽運動・脳トレーニングなど多彩なプログラムがとても好評である。若年層を

対象とした運動量豊富な健康教室では20~30代の参加者が多く、活気溢れる教室となっている。

①活性化事業内容

・「はつらつ教室」(ストレッチ・スロートレーニング)

※運動前後の血圧測定、健康相談が大好評である。

・「F☆D教室」(フィットネス&ダンス教室)

・「すぽしょく達人講座」 ほか

②市関係部局との連携

・市福祉保健センターおよび交流センターの使用料減免

・市、市教委の協力による市広報や学校を通じた事業の周知

③3年目の事業成果

・事業を通して延べ2000人以上の地域住民が運動・スポーツに取り組ん

だ。健康づくりスポーツ教室の実績から、市の「ウオーキング教室」

事業を受託し開催している。

・本事業により地域住民への認知度が高まり、地元スポーツ少年団の加

入など、会員数をさらに増加させることにつながった。

④これからの課題

・秋田県スポーツ科学センターで実施している事業「円熟塾」のノウハ

ウを活用した活動プログラムを地域住民に提供していくことで、県の

実技指導者に代わる地域指導者を育成することが最大の課題である。

・市の運動実施率調査における、拠点の花輪地区の数値を向上させるた

めの方策を練っていくことも大切である。

(2)特定非営利活動法人スポーツクラブあきた

指定管理する「県立新屋運動広場」や周辺地域を拠点にスポーツ文化の発展に寄与するため、ス

ポーツの振興と交流に関する事業を行い、「安心・安全・信頼」あるスポーツクラブを目指し地域

への愛着を純粋に表現できる場を目指して活動している。

毎週月曜日には西部市民サービスセンターを会場に、午後から二部制で「元気アップ教室」を開

催している。主に新屋地区住民に参加を促し、教室では簡単な筋力トレーニング・ストレッチを行

っている。また、親子向けの栄養・食育講座、一般市民向けウオーキング教室、児童向けサッカー

体験教室、乳幼児をもつ母親向けダンス教室など幅広い年代への健康増進やコンディショニングを

目的とした多種多様なメニューの提供を行っている。

また、他地区の総合型クラブと連携してトレッキング事業を開催するなど、会員にとって魅力あ

るイベントの実施に取り組んでいる。

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①活性化事業内容

・「元気アップ教室」

(ストレッチ・スロートレーニング)

・「リフレッシュ体操」

(スクエアステップ)

・「ウオーキング教室」、「栄養・食育講座」、「親子たいそう教室」、

「チャレンジキッズプログラム(サッカー体験教室)」ほか

②市関係部局との連携

・市広報等による事業周知及び推進委員会における助言

・周辺地域小学校での事業開催リーフレットの配布と校内掲示

・西部市民サービスセンター、北部市民生活サービスセンターの使用

料減免

※ 今年度、市からの健康づくり事業を受託した。

③3年目の事業成果

・自治会の回覧や地区体協広報誌への掲載による広報活動、会員や教室参加者の口コミにより、地域

住民に活動周知を図ることができた。

・地区体協との共催によるレク事業の開催

・参加者からは、「身体の調子が良くなった。」「友人が増え気持ちが明るくなった。」などの声が寄せ

られている。

④これからの課題

引き続き専属の指導者や会場の確保において、損益分岐の視点から参加料や会費の設定、地域住民

が魅力を感じ満足感が得られる運動メニューの提供など、自主運営による事業展開で求められる成果

をあげ、幅広い年代に発信していくことを目指している。

(3)大曲スポーツクラブ

大仙市より指定管理を受託し、「大曲体育館・大曲武道館・大仙市民プール」を活動拠点に、大

仙市スポーツ振興計画のキャッチフレーズである「一生 スポーツ 一生 健康」の実現を目指

している。

今年度も大曲武道館にて毎週金曜日午前中に開催している「健康教室」は、月1回県の指導者、

残りの3回はクラブ内指導者2名で、筋力トレーニング・ストレッチ・3B体操などが行われてい

る。運動前には看護師による健康チェック(血圧測定や健康相談をし、毎回健康カルテに記録)も

行われ、参加者は自分の健康状態を確認しながら運動に取り組むことができる。また、看護師から

のアドバイスが大変好評である。

①活性化モデル事業内容

・「健康づくり教室」

(ストレッチ・高齢者筋トレ)

・「3B体操」、「ヨガストレッチ」

ほか

②市関係部局との連携

・大曲体育館、武道館、プール指定管理業務委託(4年目)

・市教育関係機関への周知

・保健センターからの看護師の紹介

・包括支援センターとの事業すりあわせ(平成26年度からの合同事業)

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③3年目の事業成果

・事業を通し、市スポーツ振興課・包括支援センターとの連携が図られ

るようになり、市広報等への掲載が常態化した。

・地元出身大学准教授や地元医師が講師を務め、地元指導者の活用が

図られた。

④これからの課題

・クラブマネジャー2名が代わるため、体育館の管理業務とクラブ運

営の2本立てで事業を行っていくことになる。クラブの活動に対して

はノウハウがあるので問題はないと思えるが、クラブ運営については

助言が必要となることが予想される。

(4)十和田・たしろ・角館 3スポーツクラブについて

上記3クラブについては、平成25年度の新規募集で応募したクラブではあったが、センター職員

の派遣回数が5~10回と他のクラブと比べると少なかった。しかし、クラブ側の新たな試みとして

の「健康づくり教室」の開催事業としては、一定の効果をあげることができたといえる。地域性の

問題はあるが、毎回の参加者平均が多かったことは、1年目の事業としては良かったと思える。3

クラブとも自治体との連携を図り、開催場所や保健師の手配など事業開催においてスムーズに運営

できた。広報紙での周知はもちろん、自治体からの働きかけもあったようなので、指導者の確保が

できれば継続開催できるのではないかと思える。

7 3年間の事業成果と次年度の課題

事業3年目にあたり、『市町村と具体的に連携して事業を展開し、他市町村のモデルとなる実績

を残す』ことを目的とし、総合型クラブが「新しい公共」としての地位確立が図られることを目指

した。そのために広域スポーツセンターは、クラブと市関係部局との連携を強めるための支援に力

を注ぎ、対象地域における総合型クラブの有用性を継続して示していこうと考えた。

環境や課題が異なる6クラブ(平成25年度から3クラブ増)ではあるが、県内での「健康づくり

教室」参加者数の増加という数値のうえでの実績はどのクラブもあげることができた。また「活動

の実際」にも示したが、周知活動を進めることで行政との連携や学校との連携を図った事業も展開

できるようになったことも確実な成果と言えよう。

平成25年度実施に向け進められていた、大曲スポーツクラブにおける「大仙市包括支援センター」

との健康運動教室事業の共催であるが、諸般の事情により平成26年度への事業開催とずれ込んでし

まった。この事業実施に際しては、「大仙市健康増進センター」が支援する方向で検討している状

況にある。このことは、本事業を進めるにあたり目標とした『市町村関係部局と総合型クラブとが

連携した健康教室等の自主運営体制を確立する』に合致した姿といえるが、もう少し開始時期を早

めるためにも対象部局と情報交換を頻繁にする必要があったことは否めない。

一方、特定非営利活動法人スポーツクラブあきたでも行政との連携が図られ、それと同時に企業

からのバックアップを得られるようになったことも「新しい公共」へ繋がる大きな一歩となる成果

である。

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今後の課題としては、住民の「健康づくり教室」継続開催の希望に応えていく上で、教室運営の

ノウハウはあるにせよ、新規クラブ会員を獲得するための新たなる方策(魅力づくり)・参加料の

設定(運営資金の確保)、指導者の発掘などについて広域スポーツセンターとしてアドバイスして

いかなければならないと考える。

<参考資料>

活性化事業 実施クラブ名 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平均参加者数

NPO法人鹿角ウインプルスポーツクラブ 31回 968人 34回 1,190人 18回 714人 39.6人/回

特定非営利法人スポーツクラブあきた 29回 1,014人 37回 1,650人 39回 1,673人 41.3人/回

大曲スポーツクラブ 29回 620人 39回 941人 40回 588人 19.8人/回

十和田スポーツクラブ 10回 76人 7.6人/回

たしろスポーツクラブ 8回 131人 16.4人/回

NPO法人角館地域総合型スポーツクラブ 5回 115人 23.0人/回

平成26年3月24日現在

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11-② 秋田県広域スポーツセンター企画運営委員会1 ねらい(趣旨)

国の「スポーツ基本計画」及び「秋田県スポーツ振興基本計画」に基づき,地域住民が主体的に運営・管理し,地域のスポーツ施設等を拠点としながら,誰もが年齢,障がいの有無等にかかわらず,いつでも,どこでも,いつまでも参加できる総合型地域スポーツクラブの設立や運営,活動とともに,県内のスポーツ活動全般について効率的に支援することを目的とする。

2 期 日・第1回 平成25年5月17日(金)・第2回 平成25年11月8日(金)・第3回 平成26年2月20日(木)

3 参加者秋田県広域スポーツセンター長より委嘱された,

県内スポーツ活動全般にかかわる識者,関係者,事務担当者

4 内 容・第1回

平成25年度の広域スポーツセンター事業を参加者で確認したり,秋田県総合型地域スポーツクラブ認定登録規程の変更にかかわる協議を行ったりした。秋田県総合型地域スポーツクラブ認定登録規程は,協議の内容を踏まえて事務局が作成し直し,第2回にて再検討することとなった。

・第2回秋田県総合型地域スポーツクラブ認定登録規程の確認するとともに,今年度作成予定の秋

田県総合型地域スポーツクラブリーフレットの作成にかかわる協議を行った。秋田県総合型地域スポーツクラブリーフレットに掲載する内容については,事業成果を具体的に示すことが求められたため,第3回にて素案を再提案することにした。

・第3回今年度事業の進捗状況,「総合型地域スポーツクラブを核とした活性化事業」にかかわる

報告をしたり,秋田県総合型地域スポーツクラブリーフレットの内容についての協議を行ったりした。協議により,事業成果の表記のしかたを平易にして作成することや,そのデータを次年度以降に正確に引き継ぐことなどを求められたため,事務局が適正に対応することにした。また,平成26年度秋田県広域スポーツセンター事業(案)を確認して終了した。

5 まとめ秋田県では,平成21年9月2日に「スポーツ立県あきた」を宣言し,各種スポーツ施策の

より一層の充実を目指してきた。競技スポーツの活性化や生涯スポーツの振興など多くの成果が得られているものの,県民の運動実施率向上やスポーツによる地域活性化などにかかわる課題もあり,施策のさらなる充実が求められている。こうした背景を踏まえ,秋田県広域スポーツセンターでは,県内スポーツ団体・施策にか

かわる識者,関係者と連携し,総合型地域スポーツクラブを中心とした県内スポーツ団体に効率的に支援するための事業を推進してきた。今年度から,秋田県広域スポーツセンター企画運営委員会(以下,本会)において,「秋

田県総合型地域スポーツクラブ認定登録」にかかわる一連の手続きを報告することとなり,新たに7つの総合型地域スポーツクラブに認定証が交付・伝達される見込みである。7つの総合型地域スポーツクラブには,秋田県と秋田県体育協会による認定をメリットとして活用し,地域においてさらに認知度を高めていくことが期待される。なお,これまでに認定登録を受けた総合型地域スポーツクラブは,計61となる。平成23~25年度の3カ年にわたって実施してきた「総合型地域スポーツクラブを核とした

地域活性化モデル事業」,「秋田県総合型地域スポーツクラブを核とした地域活性化事業」においては,蓄積してきた参加者の血圧データの分析から,運動参加回数が増えるにつれて血圧低下の兆しがみられることを確かめることができた。この分析結果を記載した総合型地域スポーツクラブリーフレットを活用することで,県内に総合型地域スポーツクラブの有効性をさらに周知することができるものと思われる。秋田県スポーツ推進委員協議会の全面的な協力を得て実施した「スポーツ実態調査」によ

ると,運動実施率が特に低いのは,子育て世代にあたる青・壮年期であることが分かっている。こうした調査結果も踏まえ,次年度から,青・壮年期を主な対象として,運動機会充実のための事業を行ったり,大学と連携して,効果的に体力を高めるための運動プログラムの作成を進めたりする予定である。また,本会の機能をより充実させるために,秋田県広域スポーツセンター企画部会の開催も決定している。各種スポーツ団体・関係者との連携を深めるとともに,本会を通して,秋田県広域スポー

ツセンター機能のさらなる充実を図っていきたい。

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11-③ 総合型クラブアシスタントマネジャー養成講習会

1 趣 旨 県内の「公益財団法人日本体育協会公認アシスタントマネジャー」資格取

得者数を増やし、健全なクラブ運営のできる人材を養成する。また、この講

習会の全日程を終了した者には、秋田県広域スポーツセンター並びに公益財

団法人秋田県体育協会が修了証を授与する。

2 主 催 秋田県広域スポーツセンター 公益財団法人秋田県体育協会

3 期 日 平成25年7月6日(土),7日(日)

4 会 場 秋田県青少年交流センター「ユースパル」

5 参加者数 23名

6 講 師 松澤 淳子氏(早稲田大学 スポーツビジネス研究所 招聘研究員)

松永 敬子氏(龍谷大学 経営学部経営学科 准教授)

伊倉 晶子氏(公益財団法人日本体育協会 クラブ育成委員会中央企画班)

村上 聖子氏(チャレンジスポーツクラブいなかわ クラブマネジャー)

・2日間の全日程修了20名が専門科目の検定

試験を受験。そのうち19名と昨年度の修了

者3名、一昨年度の修了者2名の24名が公

益財団法人日本体育協会公認アシスタントマ

ネジャー資格の申請を行っている。

・独立行政法人日本スポーツ振興センターのス

ポーツ振興くじ助成(toto助成)における「自

立支援事業」申請の際、公認アシスタントマネ 「クラブの運営(基礎Ⅱ)」を担当した 松澤氏

ジャー資格を有する(年度内資格取得予定も可

能)者がクラブ内にいることが必須条件になっている。本県の講習会は例年東北地区で早期

に開催されることもあり、近隣県からの受講者も期待できる。

・この講習会は、公認マネジャー資格の取得により助成事業申請条件を整えるためだけでな

く、総合型クラブ関して理解を深めること、クラブマネジメントに関わるスキルを高める

こと、国が求めている“総合型クラブ像”の実現方策について共通理解を図ることを目的

としている。

・総合型クラブの運営に直接携わりリーダーとして活躍する人材の育成だけでなく、クラブ

との協働が望まれている市町村自治体や各スポーツ関係団体からの受講者やクラブ内指導

者としての活躍が期待されるスポーツ推進委員等の受講により、地域全体で「新しい公共」

づくりに取り組める素地を育成する事業として参加を呼びかけていきたい。

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11-④ 秋田県総合型クラブマネジメント情報交流セミナー

1 趣 旨 クラブ運営に携わる者への能力向上プログラムの提供や先進の経営方法の

紹介、クラブマネジメントに関する情報交換等によりクラブの活性化を図る。

また、SC全国ネットワークの情報や方策を伝えることで、総合型クラブ

が目指す方向性に関し共通認識をもつことをねらいとする。

2 主 催 秋田県広域スポーツセンター 公益財団法人秋田県体育協会

3 期 日 平成25年8月4日(日)

4 会 場 ホテル サンルーラル大潟

5 参加者数 25名

6 講 師 高橋 三郎氏(岩手県総合型地域スポーツクラブ連絡協議会 会長)

八戸由美子氏(帝京平成スポーツアカデミー クラブマネジャー)

・3年目の事業で、県北地区・県南地区での

開催に続く県央地区開催となり、地区ロー

テーション形式で行ってきたことにより各

地区クラブ関係者にとって参加しやすい講

習会になったと考える。

・隣県総合型クラブ連絡協議会会長から「総合

型クラブのこれからについて」と題し、SC

全国ネットワークの取り組み状況に関し講

義形式で伝達講習を行っていただき、クラ 高橋氏の講義(チャグチャグスポーツクラブ副会長を兼任)

ブ運営に携わる者が国として目指す総合型

クラブ像を確かなイメージとしてもつことができたと考える。

・首都圏で新たな総合型クラブを展開するクラブマネジャーが担当したグループワークでは、

「総合型クラブの活性化」と題したPCを用いたシミュレート実習によるクラブの経営を客

観的に捉える方策を学び、そこで発見した課題等を基に受講者間で情報交換しながら各自

が所属するクラブをマネジメントする素地を養うことができたと思う。

・各地区での開催において八戸氏が講師を務めることで、初年度は「地域の資源(ヒト・モノ)

を生かすマネジメント」、2年目は「人材の育成とクラブのPR法」、最終年として「助成金

を受けながら回せる(儲けが上がる)組織をつくる」というクラブを育てるための一連の流

れをレクチャーしていただくことができた。それぞれの講習における内容は非常に充実し

たものではあったが、全ての講習内容を網羅し実践することでより一層経営力が高まると

考える。

・このことから、次年度は「連続した内容で年間複数回のセミナー開催によりマネジメント

力の向上を目指す」事業として周知し、参加者のレベルに応じた募集を考えている。

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11-⑤ 秋田県総合型クラブ交流セミナー

1 趣 旨 県内総合型クラブ関係者が一堂に会し、地域における総合型クラブの役割を確認する

とともに、安定したクラブ運営を図るための方法を探り、クラブ間の連携を促進し、ク

ラブの一層の定着・発展を目指す。

2 主 催 秋田県広域スポーツセンター 公益財団法人秋田県体育協会

3 期 日 平成25年6月14日(金)

4 会 場 ホテルメトロポリタン秋田

5 参加者数 69名

6 講 師 小出 利一氏(特定非営利活動法人 新町スポーツクラブ

チーフクラブマネジャー)

佐藤 慶子氏(一般社団法人 秋田県障害者スポーツ協会 スポーツ推進員)

村上 聖子氏(チャレンジスポーツクラブいなかわ クラブマネジャー)

渡辺 英直氏(特定非営利活動法人 スポーツクラブあきた 代表理事)

・基調講演で小出利一氏から『自立に向けたクラブ経営の

方法』と題して、同氏が中心となって地域のスポーツ少年

団を核として立ち上げたスポーツクラブの歴史と地域にお

ける存在意義、そして今後における経営ビジョンなどを示

していただき、日頃クラブ運営の柱として尽力している参

加者にとって“財源確保”や“クラブミッション実現”へ

向けた取組に対し改めて熟考する機会となった。

・分科会では4名の講師がコーディネーターを務め、「ク

ラブの自立に向けた方策」・「障がい者との関わり」・「活動メ

ニューと運営」・「法人格取得と指定管理者制度」について情 基調講演 「自立に向けたクラブ経営の方法」

報提供と質疑応答、クラブ間における意見交換を行った。

参加者からは、自身が所属するクラブの運営において必要とされる情報を積極的に得ようとする姿勢、

地域の自治体やスポーツ関係団体との連携による新事業の展開へ興味を深めている様子がうかがえ

た。

・県内全クラブからの参加を目標としていたが、約6割の達成状況である。しかし、参加のあったク

ラブからは複数名が出席しており、本事業に対するクラブ関係者の興味と必要性は高いと考えられる。

・スポーツ基本法をはじめと諸施策の実現に向け、次年度以降はクラブ関係者にとどまらず、市町村

自治体における総合型クラブ担当者やスポーツ関係団体等へも本会開催の趣旨等を周知し、総合型ク

ラブの活動推進と関係団体間の協働に対する意思統一が図られる場にしていきたいと考える。

※関連事業(本事業はH.24年度まで「秋田県総合型クラブ連絡協議会開催事業」として行われています)

・H25.06.14 秋田県総合型クラブ連絡協議会 総会;ホテルメトロポリタン秋田

・H25.11.16 全県交流大会兼研修会(約250名);主管 八竜地域スポーツクラブ(三種町八竜体育館)

・H25.11.30 県北地区交流会(約50名);主管 スポーツクラブひない(大館市比内体育館)

・H25.10.27 県央地区交流会(約60名);主管 尾崎スポーツクラブ(由利本荘市本荘南中体育館)

・H25.10.26 県南地区交流会(中止);主管 羽後町スポーツクラブ(羽後町羽後総合体育館)

・秋田県総合型クラブ連絡協議会 役員会…年3回開催予定

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11-⑥ 総合型クラブ育成推進事業(クラブ訪問)

1 趣 旨県内の総合型地域スポーツクラブに対し、広域スポーツセンター各地区担当と

クラブアドバイザーが訪問してクラブの現状を把握し、クラブマネジメントに関わる課題解決やクラブの一層の発展に向けたアドバイス等による支援を行う。

2 期 日平成25年5月~平成26年3月

3 内 容①訪問クラブ数:55クラブ(設立済み62クラブ中54クラブ・準備中6クラブ中1クラブ)②訪問回数:59回(複数回訪問したクラブあり)③訪問時における主な質問内容・クラブ会員数と年齢構成等について・クラブ会費や教室・イベント参加料の徴収・金額設定等について・活動拠点と事務所やクラブハウスの確保・維持管理について・定期開催スポーツ教室の実施状況について・クラブイベントや講習会の開催について・クラブマネジャーや事務局員の配置と賃金について・法人格取得や指定管理、行政・各関係団体からの委託事業等について・クラブ運営財源の確保について・市町村行政や学校、地域自治会との連携について・クラブ内指導者や運営スタッフの確保と育成について・その他 クラブ運営全般における課題等

4 まとめ今年度のクラブ訪問は主に設立済みクラブを対象に行った結果、62クラブ中

54クラブへ訪問することができた。訪問できなかった8クラブのうち2クラブは、こちらへ出向いてもらってヒアリングを行っている。また、設立準備中クラブについては年3回実施している創設支援クラブ担当者会議で状況を確認することができている。クラブ訪問は当該クラブにおける定例の運営委員会や会長をはじめとする各委

員が中心となる役員会への出席もあったが、クラブ会員が実際に活動している様子を参観しながら運営全般に関わるクラブマネジャーに対しヒアリングを行う形式が多かった。クラブの活動場所や事務所へ訪問することで、現場における生の声や教室・イベントで活動している会員の反応や意見を確認できた。また、定期的に提出される活動報告書等には現れなかった運営上の諸問題を見いだすことができたり、予想以上にクラブが順調に活動を進めていることを確認できたりと、直接訪問することの大切さを実感した。県内の総合型クラブは少子高齢化に伴

う会員数の伸び悩みやマンネリ化、何よりクラブ運営のための財源確保が大きな課題としてあげられる。今後も広域スポーツセンターやクラブアドバイザーの機能を充実させ、クラブ運営の参考となるような情報(会費や参加料の設定・各種目の指導者・特色あるイベントや教室の開催)の提供に努めるとともに、気軽に相談してもらえる関係性を構築していき あいあいクラブたかのす訪問たい。 もろび子ども園園児との交流

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11-⑦ 秋田県総合型地域スポーツクラブ創設支援クラブ担当者会議1 ねらい(趣旨)

創設支援クラブの実務担当者を対象として,クラブ設立に向けた活動の情報交換・協議および事務処理の説明等を行う。

2 期 日・第1回 平成25年5月24日(金)・第2回 平成25年9月13日(金)・第3回 平成26年1月23日(木)

3 対 象創設支援6クラブのクラブマネジャー,事務局員,

設立準備委員,運営委員などの実務担当者4 内 容・第1回(参加者16名)

平成26年度の予定,クラブ創設や経営にかかわる疑問について参加者で確認したり,協議を行ったりした。

・第2回(参加者12名)平成26年度中間報告書の作成のポイントについて,田中アドバイザーから指導をいただい

た。また,経理処理や事業報告書の様式等について特に注意しなければならない箇所についてのアドバイスもいただいた。

・第3回(参加者14名)クラブの事業進捗状況と今後のクラブ経営にかかわる課題についてそれぞれのクラブから

発表してもらい,共通する課題について協議を行った。設立総会に向けての準備について確認も行った。

5 まとめ今年度参加した6クラブの中から,4クラブが年度中に設立総会を迎えた。他2クラブは

来年度も本会議に参加を継続する。また,新たにNP0-法人格を持つ5団体がクラブを設立する予定であり、来年度の創設支援クラブ担当者会議に参加するクラブは7クラブ程度となる予定である。来年度は,toto助成の内容や経理処理基準が大幅に変更にある予定のため、これまでより

も一層のアドバイスが必要になってくるものと思われる。クラブアドバイザーが,準備委員会等に出向いての指導や、クラブ間の情報交流を図りながら設立後の自立を目指して行く上で必要な会員の確保や活動内容・会費の設定などクラブの運営の根幹に関わるものに指導の重点を置きたい。

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12-① あきた元気アップ円熟塾

1 趣旨

加齢に伴う体力の低下に不安をもつ県民を対象に、基本的な筋力トレーニングや健康体

操等の教室を開催し、運動の日常化により、体力の向上を図り、県民の健康増進を図る。

2 内容

(1)開催期日 平成25年4月~平成26年2月

(2)開催回数及び参加人数 火曜日・午前(24回) 2,516人(105人/回)

水曜日・午前(28回) 2,898人(104人/回)

水曜日・午後(28回) 2,926人(105人/回)

※体力診断(6月、2月実施)は含まない。

(3)実施内容

・ストレッチ体操

日常生活の中でも行える簡単なストレッチ運動

・簡単筋力トレーニング

自分の体重を負荷にした簡単な筋力トレーニングや、椅子に座った状態で音楽に

合わせて行うリズム体操など。

3 結果と考察

○アンケート結果より

調査日:平成25年2月5日(火)~20日(水)の平日10日間

回答数:361(回収率:84.9%)

【参加者について】

・居住地及び移動手段 ・年代及び性別 ・参加年数

Ⅰ運動について

(1)週にどのくらい運動していますか(1日につき15分程度、軽作業(除雪等)も含む)

(2)ア.(1)で②~④と答えた方で、

自宅で円熟塾の内容を行っていますか。

※(2)ア.での「割合」は全体に占める割合

(2)イ.アで「はい」と答えた方で、

具体的に行っている運動の内容

(複数回答可)

123192129124

48

3048

40 代50 代60 代70 代

無回答

80 代

無回答

48

689145286912

5年以上

無回答

2 年3 年4 年5 年

1 年

人数 割合

① 78 21.6%

10 2.8%未回答

21.6%

112

③ 週3回以上 127

④ 78

② 31.0%

35.2%

週1回(円熟塾のみ)

週2回

不定期

回答数 割合

未回答 64 20.2%

はい

いいえ

208 65.6%

45 14.2%

秋田市 306大仙 0潟上 1由利本荘 1無回答 41

自家用車 237

バス 36自転車 26徒歩 45無回答 17

回答数

ア)ストレッチ(ヨガ) 139

イ)筋力トレーニング 92ウ)リズムダンス(エアロビ) 15エ)その他 25(具体的に屈伸運動、ラジオ体操、バランス、足首まわし)

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Ⅱ 円熟塾の進め方について(その理由)

Ⅲ あきた元気アップ円熟塾に参加した理由はなんですか(複数回答可)

【その他(自由記述)】

・終生現役の体でいたいと思

うから。

・年間30回程度の実施回数

が丁度良いと思ったので。

・1人ではやる気にならない

ので。

・筋力低下を防止するため

・体の動かし方、使い方を知

る機会が欲しかった。

・参加料が安価だから。

Ⅳ 参加しての効果を教えてください(複数回答)

【その他(自由記述)】

・体が軽く感じる

・生活のリズムが生まれた

・生活にハリがで出てきた

・翌日の便通が良くなった

・運動する事が楽しくなって

きた

・畑仕事、雪かきが苦になら

なくなった。

・飲み薬の数が減った

○考察(アンケート結果から)

「運動の日常化」を目標の一つに掲げている事業であることから、円熟塾で実施した内

容を自宅で行っているという回答が全体の過半数(65.6%)あったことは大変喜ばしい

ことである。本年度は昨年度と比較して「筋力トレーニング(+10)」「リズムダンス(+

5)」を行っているという回答が増えているのが特徴的である。

体力の向上、健康の保持増進を主な目的としての参加が多い。参加しての効果についても、

目的に応じた運動効果を得ていると読み取ることができる。その結果、

参加者の多くから教室の進め方について「よい」評価が得られたと考

えている。継続年数も長くなっている。

継続年数が増す毎に、参加者の年齢層も上がってきている。秋田市

内からの参加が多いが、自家用車での参加が多い。駐車場トラブルや

交通事故等についても注意を促す必要がある。

回答数 割合

207 57.3%132 36.6%20 5.5%0 0.0%0 0.0%

2 0.6%

とても悪い

悪い

無回答

とてもよい良い普通

・ストレッチから筋力トレーニングに入る流れは、体の負担が少なくていい。

・年齢、運動経験の有無に応じて無理なく行える。(同意見多数)・職員の接し方が気持ちよい(挨拶・対応・教室の雰囲気作り) (同意見多数)・それぞれの運動についての説明が丁寧でわかりやすい・指導者がたくさんいて、色々な先生から指導を受けられるのが楽しい。(同意見多数)・リズムに合わせて体を動かすのがよい。特に氷川きよしの曲に合わせて踊るとき。

・燃えてくるような気持ちになって楽しい、達成感を感じられる内容なのがいい。

回答数運動やスポーツは健康に効果的だから 249友人・知人に誘われたから 125運動が好きだから 120運動の必要にせまられたから 117楽しみ・気晴らしのため 98美容や肥満解消のため 55空いた時間できたから 45好きな時間に参加できるから 36近くで開催されているから 35地域に友人を作りたかったから 19家族や友人に運動をしてもらいたかったから 10今日のプログラムをやってみたかったから 9その他 12

回答数体力がついてきた(持久力・柔軟性) 138体調を崩すことが少なくなった 136筋力がついてきた 89姿勢が良くなった 84関節等の痛みが取れてきている(とれた) 63食欲が増進した 45夜の寝付きが良くなった 37体脂肪が減った 31朝の目覚めが良くなった 23通院回数が減った(病院・整骨院) 19その他 60

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○体力測定

年に2回実施

1回目 平成25年6月18日(火)、19日(水) 参加者: 97名

2回目 平成26年2月 4日(火)、 5日(水) 参加者:109名

円熟塾参加者の体力測定結果は2月実施のものを掲載

○考察

「円熟塾に参加している方々は、同年代でも体力的に優れているのではないか?」という

視点で、測定項目が同一な種目についての全国平均と全県平均と比較した。「長座体前屈」に

おいて70代男性が全国平均・全県平均を、60代女性が全県平均をわずかながら下回った

以外は、全ての種目において全国平均・全県平均を大きく上回る平均値となっている。継続

的な運動が体力維持に効果的であることが読み取れる。

4 まとめ

あきた元気アップ円熟塾は今年で9年目を迎えた。1回毎参加枠を前年よりも10人増や

し140名にして募集したところ、4月に全て定員に達した。毎回100名前後の参加者が

参加している。経験年数や運動経験の有無で体力差はあるものの、継続することで体力の維

持・向上を実感している方が多く、通院回数や処方される薬の量が減ったという回答は医療

費削減に向けての一つの明るい材料だと感じている。

継続的な運動は、高齢者の体力の保持・増進につながるというのは既に周知されている。

今後は更に「健康寿命の伸長」や「医療費削減」も期待できるという長期的な視点に立って

指導を行っていきたい。

- -

- -

51.37 71.39

70歳-74歳全国平均 秋田県平均

40.18 42.82

23.58 23.4824.72

- -

- -

82.40 71.97

- -

- -

65歳-69歳全国平均 秋田県平均

40.39 44.06

24.44

41.84 43.33

23.58 24.44

- -

- -

- -

54.71 57.64

70歳-74歳全国平均 秋田県平均

36.43 37.53

37.49 38.08

開眼片脚立ち(秒) 109.00 90.00 62.00 21.00

全国平均

37.13

39.54

脚伸展(kg) 229.60 218.67 178.54 140.80

全身反応時間(秒) 0.396 0.389 0.403 0.398

長座体前屈(cm) 44.80 43.93 50.81 46.90

握力(kg) 26.52 27.83 28.22 24.42

代円熟塾参加者 円熟塾参加者 円熟塾参加者 円熟塾参加者

【女性】年代55歳-59歳

全国平均 秋田県平均

50 代 60 代 70 代 80

全身反応時間(秒) 0.343 0.381

開眼片脚立ち(秒) 103.00 75.00

-

85.30

-

87.13

握力(kg) 42.80 42.66

脚伸展(kg) 421 342-

39.70

-

円熟塾参加者 円熟塾参加者

長座体前屈(cm) 41.38 35.63

秋田県平均

37.01

【男性】年代60 代 70 代65歳-69歳

長座体前屈 握力 脚伸展 全身反応時間 開眼片脚立ち

・全国平均は文部科学省公表(平

成24年度測定)のものを使用

・全県平均は県スポーツ振興課実

施(平成25年度測定)のものを

使用

※開眼片脚立ちは65歳以上が

測定対象(50代~64歳までは

未実施)

※80代については、全国・全県

ともに未実施

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12-② ウオーキング教室

1 ねらい愛好者、特に初心者を対象に年間を通して、安全かつ安心して取り組むウオーキングを実

施し、県民の健康増進に寄与するとともに、生涯スポーツの普及・推進並びに指導者の資質向上をねらいとする。

2 期 日平成25年4月~平成26年2月 第2、4「木曜日」○4月~10月 屋外 八橋地区周辺 10回 408名参加(前年11回361名)

(4/25、5/9、5/23、6/13、6/27、7/11、7/25、9/12、9/26、10/24)○11月~2月 屋内 秋田市立体育館ジョギングコース 8回 448名参加(前年8回306名)

(11/14、11/21、12/5、12/19、1/9、1/30、2/13、2/27)合計 18回 856名参加(前年19回667名)

3 参加対象 一般県民・登録者数 4月~10月(屋外)78名(前年74名)、11月~2月(屋内)116名(前年109名)・参加者年齢等 30~70代の参加者がいるが、60~70代が全体の9割以上を占めて

いる。また、女性が8割位を占めているが、昨年度よりさらに男性参加者が増えてきた。

4 内 容4月~10月は八橋地区の周辺で3㎞~6㎞程度のグループに分かれ、交通量、休憩場所

(トイレ)等を考慮して次の6コースで実施した。①コスモスロード(八橋) ②ハミングロード(泉) ③臨海散歩道方面④市立体育館方面 ⑤総社神社(川尻)方面 ⑥通町方面雨天時は3 F 体育場において、ウオーキングの基本姿勢や歩き方の練習等を行った。ま

た、ストレッチポールを使用した「体の歪みチェック」など、歩行前後のストレッチ運動の工夫にも取り組んだ。11月~2月の冬場は秋田市立体育館の1周250 m のジョギングコースで行った。希

望者は、ジョギングコースを歩く前に職員といっしょにワンポイントレッスンを受けてからコースに出てもらった。ジョギングコースでは歩行時間、周回数、心拍数、フォーム等の目標(値)を個々に定め、自分のペースに合わせて60分程度のウオーキングを行った。

5 参加者からのアンケート結果から・アンケート対象 参加者50名(70代19名、60代23名、50代6名、40代2名)○参加して良かったと思えることは(複数回答可)・健康が維持されている、体の調子がよい(35名)・ウオーキングの知識が得られた(37名)・友達が増え、会話も弾み、楽しい(21名)

○感想、自由記述・歩く楽しさを知った。気分が明るくなる。・今後も楽しく健康維持のために続けたい。(週1回の実施希望)・ウオーキング前後のストレッチ体操も大変良かった。・“新しいコース”(4月~10月)を歩いてみたい。

6 まとめスポーツ科学センター主催でこの教室も6年目となった。健康意識の高まりと共に年々愛

好者が増え、それに伴い参加者、特に“継続参加者”が多くなってきた。次年度も秋田市教育委員会との共催という形で、施設利用の面でも安心して参加できる環境作りが望ましいと考える。今年度はコースの中にある施設や史跡、植物などについて調べ、参加者にその情報を伝え

てきた。運動としてのウオーキングに加え、「文化的付加価値」をつけることでより楽しく活動するための意欲の向上につながったのではないかと考える。県民の運動習慣の定着はもちろん、参加者のコミュニケーションの場としての教室の存在も大切にしていきたい。

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13-① 秋田県ウオーキング講習会

1 趣 旨 生活習慣病やロコモティブシンドロームを予防するために「ウオーキ

ング」を日常生活の一部として楽しみながらできるよう、基本の歩き

方や指導の仕方等を学ぶ。

2 期 日 平成25年10月27日(日) 午前9時45分から午後4時

(2 F 研修室、3 F体育場)

3 対 象 スポーツ推進委員、ウオーキング愛好者、ウオーキング指導者及び

指導者を目指している方 (参加者数4市町村21名)

4 内 容

・ウオーキングをする上で考慮したいこと

・美しい歩き方と健康ウオーキング10か条

・正しく歩いて、らくらくウオーキング

・自分のクセを知る、上手に歩くためのエクササイズ

・準備運動と整理運動、マッサージ

・指導者としての話術について

5 講 師 湯沢市スポーツ推進委員 三浦 敬樹 氏

秋田市スポーツ推進委員 後藤利恵子 氏

6 まとめ

平成22年~24年の3年間は、県内25全市町村に合計106名のウオー

キングのインストラクターを育成できたが、今年度はそのインストラクターの中

から2名の方に講師をお願いして講習会を実施した。参加対象についても、指導

者から愛好者まで幅広く募り、基本の歩き方や指導の仕方等を学ぶことができた。

2人の講師の教え方が丁寧で上手であり、参加者はとても満足しているようであ

った。

講習会の様子

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13-② 秋田県スポーツ推進委員初任者研修会

1 趣 旨

初任者のスポーツ推進委員の職務に対する認識を深め、地域スポーツ振興に必要な知識及

び技能について研修し、資質の向上を図る。

2 期 日 平成25年10月20日(日)

3 対 象 スポーツ推進委員の初任者及び平成24年度以前の受任者で本講座未受講者

4 参加人数 45名

5 内 容

(1)講義Ⅰ 「スポーツ推進委員に期待すること」

秋田県観光文化スポーツ部スポーツ振興課 副主幹 大山知巳

(2)講義Ⅱ 「スポーツ推進委員の地域での取り組みについて」

秋田県スポーツ推進委員協議会 理事 赤川秀悦

(H24リーダー養成講習会受講者)

(3)講義Ⅲ 情報交換「スポーツ推進委員の活動について」

秋田県スポーツ推進委員協議会 理事 渡部 卓

(H24リーダー養成講習会受講者)

(4)普通救急救命講習 秋田消防署 救急担当 4名

【講義Ⅱの様子】

6 まとめ

本研修会は、今年度より秋田県スポーツ推進委員協議会の総務委員会が担当委員会となり、

内容が協議されるなど、県と協議をしながら主体的に実施した。

全国スポーツ推進委員連合のリーダー養成講習会に県を代表して参加してきた、スポーツ推

進委員が講義の講師となり、初任者に相応しい情報を分かり易く伝えていた。

また、昨年のアンケートから「第3日曜日に実施した方が参加しやすいと思う」という意見

をいかし、実施日を決めて開催した。参加人数が45人と例年の倍近く増えたことが嬉しく感

じた。

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13-③ クライミングウォール認定講習会

1 趣旨秋田県スポーツ科学センターのクライミングウォールの利用について、安全確保の技術と

知識を習得し、検定を行い合格者に『認定証』を発行する。

2 期 日及び認定証取得者第1回 4月14日(日) 12名第2回 5月26日(日) 16名第3回 7月21日(日) 14名第4回 9月 1日(日) 10名第5回 10月20日(日) 12名※期間外 5月 8日(水) 4名(消防防災航空隊)

6月 9日(日) 5名(高体連山岳部会)合計 82名(新規75名、更新7名)

H25年度有効認定証者数225名(22年度59名、23年度102名、24年度64名)

3 対 象小学生以上(小中学生は保護者同伴)、一般スポーツ愛好者、スポーツ推進委員総合型クラブ関係者、教育委員会生涯スポーツ担当者、体育協会関係者等

4 内 容講義・実技 10:00~15:00検 定 15:00~15:30

指 導 者 秋田県山岳連盟 長谷川 覚 氏 他連盟指導員〔午前〕

・説明(安全)・用具の使い方(取り付け方)・ロープの結び方・実技(確保技術・壁登)

〔午後〕・実技(確保技術・壁登)・検定

5 まとめテレビCMの影響で近年人気が高まってきており、参加者の年齢層も8歳~63歳と幅広

くなっている。また、今年度特徴的だったのは県外からの受講者が多く見られたことである(5名)。県外からの参加理由を尋ねたところ全て「秋田県内の山岳会に所属している友人の紹介」であった。平成25年度内有効の認定証保有者は225名いるのに対し、一般の利用は一番多い月で

も延べ40名程度である。利用者が伸びない理由として、トップロープクライミングは必ず認定証保有者2名1組で行う必要があり、人員の確保が難しいこと。二つ目に、認定講習会の受講者の多くが用具の準備が整っていない状態で受講しているため、用具の準備ができるまで、利用できないことが考えられる。今後は山岳連盟とも相談しながら、認定証保有者が気軽にかつ安全に利用できる方法を考

えていきたい。【講習の様子】

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13-④ 秋田県8人制バレーボールC級審判員認定講習会

1 趣 旨

秋田県で考案された子どもから高齢者まで気軽に楽しめる8人制バレーボール競技を一

般県民に普及させ、審判員を養成する。

2 期 日

第1回 平成25年5月12日(土) 参加 18名

第2回 平成25年8月 4日(土) 参加 29名

3 対 象

スポーツ推進委員、教育委員会生涯スポーツ担当者、体育協会関係者

看護師・保健師等高齢者健康づくり関係者、生涯スポーツ愛好者

4 内 容

(1)講 義 「秋田県8人制バレーボール競技規則について」

講義講師 秋田県8人制バレーボール連盟 会長 飯塚 幸子氏

(2)筆記試験 秋田県8人制バレーボール審判員必携より出題

(3)実技演習 「審判の動作等確認」

【講義の様子】 【審判の動作等の確認】 【実技後の研修】

5 まとめ

C級審判員認定講習会で資格を取得した者が、大会等で副審を担当し審判の技量を向上で

きるような環境を整えて欲しいという課題に工夫が見られた年であった。

支部となった地域での大会を副審の審判講習を兼ねながら運営することができた。この流

れを次年度も継続し、支部となった地域の審判員の育成を進め、ルールの定着化に結びつけ

たい。

また、15名のC級認定講習会を過去に受けた方がB級試験に合格した。本事業からB級

を取得した方の県内の合計人数は16名となった。今後も増えて行くことが予測できる。

今年度も大館市と由利本荘市が加盟し、7市町村となった。年々支部が増えている。あと

1市町村の支部加盟で県の約3分1が加盟することとなることから、5年後10年後を視野

に入れ、審判の更新制度など、様々な場面で協議が必要になってくると感じている。

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13-⑤ あきた元気アップ円熟塾指導者・リーダー養成講座

1 趣 旨 中高年向け運動プログラムについての知識・技能を学び、一般県民

に普及させる指導的人材を養成する。

2 期 日 平成25年5月~平成26年2月

第4火曜日 13:30 ~ 15:00 計10回 (延べ103名参加)

3 対 象 「あきた元気アップ円熟塾」参加者で、地域での指導者・リーダー

を目指したい方

4 内 容 第1回 ・中高年運動プログラムで指導者が考慮すべきこと

・ストレッチ運動で注意すること

第2回 ・肩こりに効くストレッチ

第3回 ・膝の痛みを和らげるために

第4回 ・腰痛をやわらげる体操

第5回 ・用具を使用した体操 タオルトレーニング

第6回 ・手指体操 脳トレーニング

第7回 ・救急救命講習(AED講習)第8回 ・ペアストレッチ

第9回 ・スポーツ別ストレッチ

第 10回・スポーツ器具を使って バランスボール ストレッチポール

5 まとめ

中高年用運動プログラムを地域に普及する指導者を養成するために本講座

開講して2年目となった。合計 10 回分の内容については、昨年度のものとだいたい同じであったが、今年度はこちらからの一方的な伝達で終わらな

いように努めてみた。講座の終わりころに次回に行うテーマを知らせて、

次の講座のはじめにはそのテーマに基づいて受講者が普段行っていること

を発表し合う時間を設定した。また、受講者の要望で 11 月に「救急救命講習会」を行い、研修することができた。

受講者の中には、実際に地域のスポーツクラブや町内会などで指導をさ

れている方も多く、ここでの受講内容を生かしてくれているようである。

来年度は、是非とも参加者の指導者としての活動場面を見学しに行き、お

互いの研修の場にできればと考えている。

秋田消防署員による AED講習

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14 セカンドスクール的利用及びインターンシップ

1 趣 旨「セカンドスクール的利用」は秋田県内の教育施設などの人的・物的機能を充分に活用し、児童生徒が学校を離れた場所で様々な体験等を行い、その活動を教科学習として授業時数にカ

ウントできるシステムで、児童生徒の自ら学ぶ意欲や社会の変化に主体的に対応できる能力(生きる力)を育むことをねらいとしている。

また、「インターンシップ」は学生(高校生、大学生)に対し、企業等で就業体験を行うことにより、望ましい職業観や勤労観の育成や、社会奉仕の精神の涵養を資することを目的として行われている。

2 内 容(1)利用状況①セカンドスクール【内訳】 校 種 校数(校) 利用者(名)

幼・保 0 0小学校 1 100中学校 22 194高 校 0 0特別支援 0 0その他 0 0合 計 23 294

②インターンシップ【内訳】 高校名 学年 人数 期 間

能代高校 2 3 7月24日~26日金足農業高校 2 1 〃秋田工業高校 2 6 9月 3日~ 5日

合 計 10

(2)主な内容①セカンドスクール・体力診断 ・ボルダリングウォール体験・健康教室体験 ・職場体験(健康教室受付、清掃等)・スポーツや職業に関する質問 ・施設見学

②インターンシップ・体力診断(測定補助) ・円熟塾指導補助・業務補助(受付・施設管理)・講話(スポーツ医科学、スポーツ振興、総合型地域スポーツクラブ)・実技研修 ・メンタルトレーニング、フィジカルトレーニング体験

3 成果と課題セカンドスクール的活用(以下SS)、インターンシップ(以下IS)の両方において、「館内に

初めて入った」という生徒が大半を占めている。訪問理由についても「スポーツ関係の仕事で働きたい」と明確な進路目標をもっている生徒と「明確な目標がない」という生徒が半々だったのが今年の特徴であった。そのため、SS、ISともに「生徒の進路希望に応じたカリキュラム」だけではなく、広くスポーツ科学センターを知ってもらえるよう、体験活動などを多く取り入れたり、見学についても、見てまわるだけではなく、スポーツやセンターの歴史も含めて説明するなど工夫をした。SS終了後の生徒達からの礼状・感想文から「僕たちも利用できることを知り、是非利用したいと

思います」「ボルダリングというスポーツを始めて知りました」「高齢者が自分よりも体が柔らかくて驚いた」など、今までのスポーツや当センターへのイメージが変わったという内容が多かった。当センターの利用促進につながると期待している。ISついて、今年度は健康教室の指導補助をするための事前研修を行った。内容を事前に確認し、

運動の目的や効果について、師範の仕方、参加者との接し方を学んでから教室に臨んだ。2回行ったが、積極的に参加者と関わるうちに、互いに信頼関係も生まれ、生徒全員がこの仕事の楽しさや必要性を感じたという感想をもらった。年々SS・ISの受け入れをしている事業所が減っていると担当の先生から伺った。当センターは

今後も積極的に学生達を受け入れ、当センターや秋田県のスポーツ施策について知ってもらう きっかけとしていきたい。

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15 秋田県スポーツ推進委員協議会業務

1 趣 旨スポーツ基本計画第1章1(3)スポーツを通じてすべての人々が幸福で豊かな生活を

営むことができる社会の創出③地域の人々の主体的な協働により、深い絆で結ばれた一体

感や活力がある地域社会を目指すために、スポーツに関し豊富な知識を有するスポーツ推

進委員で構成する秋田県スポーツ推進委員協議会として、関係諸機関と連携を図り、県の

スポーツ振興計画の実現を図る。

2 会務事業〈秋田県スポーツ推進委員協議会関連〉

○ 4月11日(木)秋田県スポーツ科学センター 会計監査

○ 4月19日(金)秋田県スポーツ科学センター 常任理事会・理事会・総務委員会・広報委員会・女性委員会

○ 5月15日(水)秋田県スポーツ科学センター 25市町村委員長会議○ 5月25日(土)・26日(日)秋田市 秋田県スポーツ推進委員研究大会

○ 6月22日(土)大潟村 秋田県女性スポーツ推進委員交流のつどい

○ 8月25日(日)秋田市 秋田県民スポーツ大会 秋田県8人制バレーボール大会

○10月20日(日)秋田県スポーツ科学センター 秋田県スポーツ推進委員初任者研修会 ※ 県スポーツ科学センター共催

○12月10日(火)秋田県スポーツ科学センター 広報委員会

○ 1月15日(水)秋田県スポーツ科学センター 広報委員会

○ 1月16日(木)秋田県スポーツ科学センター 正副会長会議(臨時)

○ 2月21日(金)秋田県スポーツ科学センター 総務委員会・広報委員会

○ 3月20日(木)秋田県スポーツ科学センター 正副会長会議・女性委員会

〈秋田県委託事業関連〉 関係各課:県スポーツ科学センター・県スポーツ振興課・県保健体育課・県健康推進課・県長寿社会課・県障害福祉課

○ 4月26日(金)秋田県スポーツ科学センター アンケート構成事前会議

○ 5月15日(水)秋田県スポーツ科学センター 事業説明会

○ 5月15日(水)~10月31日(木) 体力測定会実施期間(文科:13市町村、県:12市町村)○ 6月 8日(土)~10月25日(金) アドバイザー養成講習会(8ブロックにて 9回開催)○ 6月20日(木)秋田県スポーツ科学センター アンケート検討会(学識経験者・関係各課)

○ 7月 4日(木)秋田県スポーツ科学センター アンケート検討会(学識経験者・関係各課)

○ 7月20日(土)~9月30日(月) アンケート調査活動期間

○10月17日(木) 報告書検討会(関係各課)

○12月26日(木) 報告書検討会(保健体育課)

○ 2月21日(金)秋田県スポーツ科学センター 25市町村委員長会議

○ 3月24日(月) 報告書発送

〈公益財団法人 全国スポーツ推進連合関連〉

◇ 6月 4日(火)東京都 定時総会

◇ 7月12日(金)福島県 東北地区役員会議・東北地区女性代表者会議

◇ 7月12日(金)・13日(土)福島県 東北地区スポーツ推進委員研修会

◇11月21日(木)・22日(金)和歌山県 全国スポーツ推進委員研究協議会

◇ 2月 7日(金)山口県 生涯スポーツ・体力つくり全国会議2014

◇ 2月15日(土)・16日(日)東京都 第2回リーダー講習会

◇ 3月 6日(木)東京都 定時総会

※ 県大会・東北大会・全国大会・文部科学省の功労者表彰等の事務手続き

※ 上記の会務事業に関わる通知・運営・会計・報告書作成等

※『県民のスポーツ』の原稿依頼・編集・配布

※『みんなのスポーツ』(日本体育社)の原稿依頼

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3 秋田県補助金に係わる事業等①秋田県スポーツ推進委員研究大会(総務委員会)

・期 日 平成25年5月25日(土)~26日(日)

・主 管 秋田市

・会 場 秋田市文化会館、秋田市立体育館

・参加者 346名

・実施内容

【1日目】記念講演 「教育とスポーツの狭間で歩み来て」

講師 元能代市教育長 野中 和郎 氏

研究協議 第1分科会「地域におけるスポーツ推進委員の組織と特徴ある活動」

第2分科会「総合型地域スポーツクラブ設立から今日までと将来の展望」

【2日目】実技研修会 フロアーカーリング交流大会

②秋田県女性スポーツ推進委員交流のつどい

・期 日 平成25年6月22日(土)

・主 催 秋田県スポーツ推進委員協議会 専門委員会(女性委員会)

・協 力 大潟村女性スポーツ推進委員会

・会 場 大潟村村民体育館

・参加者 83名

・実施内容 講演「干拓地に生きる女性」

講師 第4次入植者 石原敏子 氏

実演 百姓おどり

実技1 自力整体

実技2 ドンパン体操

③『県民のスポーツ』の発行(広報委員会)

・部 数 820部

・発 行 平成26年3月

4 まとめ

国が『スポーツ基本法』『スポーツ基本計画』の中でスポーツ推進委員の役割等を明記し

たことで、スポーツの振興に関わる事業でスポーツ推進委員の活躍の場が増えた。また今後

のスポーツ振興の構想にスポーツ推進委員が入る機会が増えたと感じる。

今後の協力についての問合せが増える中、県事務局として確認しておくべき事はスポーツ

推進委員自体は各市町村の教育委員会より委嘱を受けており、県の協議会は市町村のスポー

ツ推進委員協議会が全国や県と連絡調整を図るために立ち上げたものである。その為県協議

会として活動する場合は、評議委員会、総会等で協議し議決してからである。

今後、県職員が事務局として活動するには、依頼側と県協議会との話を取りまとめるコー

ディネータとして活動する事が重要と感じた。

実際にコーディネータとなり実践した「全県体力テスト・スポーツ実施状況調査」の2つ

の事業については、事業受託に至るまで何度も県と会議を開き協議し慎重に進めていった。

事業1年目としての成果としては、事前に理解を得たことで、各市町村のスポーツ推進委員

の協力により、データの回収においては予想をはるかに上回り回収、報告書にまとめること

ができた。

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問 あなたは、この1年間、スポーツ(散歩なども含む)をしたことがありますか。

ア 人 あるイ 人 ない

人 無回答

問 この1年間でどのくらいスポーツをしましたか。

ア 人 ほとんど毎日イ 人 週に3~4回程度ウ 人 週に1~2回程度エ 人 月に1~3回程度オ 人 3ヶ月に1~2回程度カ 人 年に1~3回程度

人 スポーツをしなかった人 無回答17 0.5%

660 20.0% 48.4% 49.8% 48.3%

573 17.3%

3 0.1%

306 9.3%449 13.6%

39.6%

204 6.2% 季節ごとの週間行動比率

242 7.3% 春 夏 秋 冬

16 秋田県スポーツ実態調査

2645 80.0%660 20.0%

スポーツ実態調査報告書より ※一部抜粋 

週間行動比率857 25.9% 48.7%

80.0% 20.0% 0.1%

ある ない 無回答

9.3% 13.6% 25.9% 17.3% 6.2% 7.3% 20.0% 0.5%

毎日 週3~4回 週1~2回 月1~3回 3ヶ月1~2回 年1~3回 していない 無回答

1 調 査 名 『スポーツ実態調査』 ※毎年実施

2 目 的 各市町村における成人のスポーツの活動状況を調査し、県民 がスポーツに日常的に親

しむことにより、健康で生きがいのある明るく元気な生活を送ることができるよう、今

後の施策や活動の参考にします。

3 本調査におけるスポーツの定義

本調査では、体力向上や健康増進を目的とした意図的に行う身体活動を「スポ ーツ」

と定義します。

4 調査対象 (1)対象者 県内25市町村20歳以上の男女 (年代別)

(2)標本数 3000 人

(3)抽出法 無作為抽出法

5 実施時期 平成25年8月上旬~9月末

6 調査方法 本調査は、秋田県観光文化スポーツ部スポーツ振興課から、秋田県スポーツ推進委員

協議会に委託して実施しています。

調査対象者への本調査票の配付・回収は、各市町村のスポーツ推進委員が行います。

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問 あなたは、この1年間に、スポーツ行事を会場で観戦したことがありますか。

ア 人 あるイ 人 ない

人 無回答

問 過去にスポーツ行事でボランティアをしたことありますか。

ア 人 あるイ 人 ない

人 無回答

問 あなたの住んでいる地域にある総合型地域スポーツクラブを知っていますか。

ア 人 知っているイ 人 知らない

人 無回答

問 「全国チャレンジデー」というスポーツ行事を知っていますか。(毎年5月最終水曜日に実施)

ア 人 知っているイ 人 知らない

人 無回答

問 秋田県のスポーツ情報ポータルサイト『秋田県スポーツ情報ステーション』を知っていますか。

ア 人 知っているイ 人 知らない

人 無回答

問 秋田県が「スポーツ立県あきた」を宣言したことを知っていますか。

ア 人 知っているイ 人 知らない

人 無回答

26 0.8%

1783 53.9%1506 45.5%

19 0.6%

32 1.0%

236 7.1%3053 92.3%

19 0.6%

1340 40.5%1936 58.5%

7 0.2%

1378 41.7%1904 57.6%

1839 55.6%1464 44.3%

5 0.2%

1127 34.1%2174 65.7%

55.6% 44.3% 0.2%

ある ない 無回答

34.1% 65.7% 0.2%

ある ない 無回答

41.7% 57.6% 0.8%

知っている 知らない 無回答

53.9% 45.5% 0.6%

知っている 知らない 無回答

7.1% 92.3% 0.6%

知っている 知らない 無回答

40.5% 58.5% 1.0%

知っている 知らない 無回答

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問 この1年間に行ったスポーツを季節ごと教えてください。

【 春 】 【 夏 】

回答数 回答数人 ウオーキング、散歩、ペットの散歩 人 ウオーキング、散歩、ペットの散歩人 体操(ラジオ体操、ヨガ、エアロビクスなど)  人 体操(ラジオ体操、ヨガ、エアロビクスなど) 人 バレーボール 人 野球、ソフトボール 人 ランニング(ジョギングなど) 人 バレーボール人 野球、ソフトボール  人 ランニング人 グラウンドゴルフ  人 グラウンドゴルフ 人 ミニテニス、バウンドテニス  人 水泳(水中歩行・競泳・遊泳) 人 ゴルフ 人 ゴルフ人 バスケットボール 人 ミニテニス、バウンドテニス 人 室内運動器具を使ってする運動 人 バスケットボール

【 秋 】 【 冬 】

回答数 回答数人 ウオーキング、散歩、ペットの散歩 人 ウオーキング、散歩、ペットの散歩人 バレーボール 人 スキー人 体操(ラジオ体操、ヨガ、エアロビクスなど)  人 バレーボール人 野球、ソフトボール  人 体操(ラジオ体操、ヨガ、エアロビクスなど) 人 ランニング(ジョギングなど) 人 スノーボード人 グラウンドゴルフ  人 ミニテニス、バウンドテニス 人 ゴルフ 人 ランニング(ジョギングなど)人 ミニテニス、バウンドテニス  人 室内運動器具を使ってする運動人 バスケットボール 人 バスケットボール人 サイクリング 人 卓球、ラージボール卓球

問 スポーツをする目的を教えてください。 問 スポーツをしなかった理由を教えてください。

回答数 回答数人 健康保持のため 人 機会がなかったため人 楽しみや爽快感を得るため 人 仕事・家事・子育てが忙しいため人 仲間作りや交流のため 人 年をとったため人 体力を高めるため 人 疲れていたため人 子どもや孫とすごすため 人 病気やケガのため人 指導のため 人 スポーツが好きでないため人 精神の修養のため 人 相手や仲間がいないため人 競技選手になるため 人 身近に施設がないため人 資格をとるため 人 費用がかかるため人 その他 人 指導者がいないため

人 その他

問 体験してみたいスポーツを教えてください。 問 観戦してみたいスポーツを教えてください。

回答数 回答数人 ウオーキング、散歩、ペットの散歩 人 野球、ソフトボール 人 体操(ラジオ体操、ヨガ、エアロビクスなど)  人 サッカー、フットサル人 水泳(水中歩行・競泳・遊泳)  人 バレーボール人 グラウンドゴルフ  人 バスケットボール人 ランニング(ジョギングなど) 人 柔道、剣道、相撲、なぎなた人 登山(クライミング、ボルダリングなど) 人 ゴルフ人 バレーボール 人 陸上競技人 野球、ソフトボール  人 ラグビー(7人制、タグなど)人 スキー 人 テニス、ソフトテニス人 ゴルフ 人 スケート(アイスホッケー、カーリングなど)10 136 10 92

8 153 8 958 153 9 93

6 169 6 1227 157 7 111

4 184 4 4295 177 5 147

2 249 2 4703 229 3 442

16 2.4%

順位 順位

1 463 1 801

68 2.6% 10 5 0.7%9 15 0.6% 9 13 1.9%8 47 1.8% 8 24 3.6%7 124 4.7% 7 58 8.6%6 202 7.7% 6 65 9.6%5 276 10.5% 5 80 11.8%4 861 32.9% 4 115 17.0%3 981 37.5% 3 162 24.0%

327 48.4%2 1141 43.6% 2 203 30.0%

順位 順位

1 1734 66.2% 1

9 111 9 10310 98 10 66

7 144 7 1088 118 8 105

5 214 5 1326 183 6 117

3 279 3 2684 237 4 243

1 945 1 5992 286 2 305

10 102 10 113

順位 順位

8 107 8 1289 106 9 119

6 129 6 1877 118 7 150

4 217 4 2975 207 5 223

9172 274 2 3372 274 3 336

いろんな質問 ベスト10 ※すべて複数回答

順位 順位

1 1019 1

60

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61

秋田県体育施設協会業務

1 趣 旨秋田県体育・スポーツ・レクリェーション活動の拠点となって県民の多様なスポーツ欲求に対応すべく、体育施設の円滑な管理運営について、研究協議会の開催を通して相互の連携や研究機関としての機能を果たす。

2 内 容〈秋田県体育施設協会関連〉○ 4月23日(火)秋田県スポーツ科学センター研修室 会計監査、理事・評議員会の開催○ 5月14日(火)東京:東京体育館 日本体育施設協会事務担当者連絡会議○ 6月21日(金)9月17日(火)10月10日(木)能代市 県体育施設研究協議会打ち合わせ及び準備会○10月11日(金)能代市:能代市総合体育館 第44回秋田県体育施設研究協議会○ 2月 3日(月) 協会広報誌「あすへの体育施設」第32号発行※負担金納入などに係わる会計業務、全国及び県体育施設功労者被表彰者の推薦依頼等

〈公益財団法人 日本体育施設協会関連〉◇ 6月20日(木)・6月21日(金)山口 第74回全国体育施設研究協議大会 第1回理事会・評議員会◇ 6月 県体育施設会員名簿作成◇ 8月~11月 共催事業費交付申請、事業収支決算報告書提出◇12月 日本体育施設協会「年頭の辞」原稿執筆◇ 3月東京 第2回理事会・評議員会 体育施設功労者表彰の報告※日本体育施設協会広報紙「国立競技場」、各種研修会案内の送付

3 第44回 秋田県体育施設研究協議会・期 日 平成25年10月11日(金)・会 場 能代市 能代市総合体育館・参加者 53名・実施内容 秋田県体育施設功労者表彰式(表彰者2名)

講 演 「心田を耕す」能代市教育委員会 委員長 木村 髙寛

研究協議会「指定管理者制度の現状と課題」事例発表 能代市教育委員会 教育部 生涯学習・スポーツ振興課

課長 戎屋 鉱希指導助言 秋田県観光文化スポーツ部スポーツ振興課

調整・スポーツ活性化班 主任 佐藤 淳一施設見学会 能代市総合体育館

平成25年度 理事・評議員会 第44回秋田県体育施設研究協議会 「指定管理者制度の現状と課題」事例発表

4 まとめ今年度の業務を予定通り終了し、本県の体育施設における現在の課題についても各施設間

で少しずつ共有化が進んできつつあるように感じる。特に指定管理への関心の高まりと共に、各施設間の情報交換の場としても年一度の研究協議会の位置づけが重要になってきている。施設の維持管理、「安全・安心」の環境整備、リスクマネージメントも含め、今まで以上に県内市町村、各施設と“横のつながり”を通した連携を大切にしながら業務を進めていきたいと考える。

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資 料

■ 資料

スポーツ科学センター用語集

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用 語 集 目 次

あ 1

アイシング、 アイソメトリック(等尺性筋収縮)トレーニング、秋田県スポーツ振興基本計画、 あきた元気アップ円熟塾、AKITAスーパーわか杉っ子発掘プロジェクト、 秋田県8人制バレーボール、秋田ノーザンハピネッツ、 アシスタントマネジャー、 アスリート、アスリート総合診断、 新しい公共

い 1

育成プログラム、 一般体力診断、 インターンシップ

え 2

エアロバイク、 SC全国ネットワーク、 NPO法人

か 2

開眼片足立ち

き 2

キネシオテープ、 脚伸展力、 競技団体強化指定選手、 競技パフォーマンス、間欠性持久力テスト

く 3

クライミング、 クライミングウォール、 クラブマネジャー、クレアチンキナーゼ

け 3

形態測定、 血清フェリチン、 健康寿命、 県庁出前講座

こ 3

広域スポーツセンター、 高等学校強化拠点校、 呼気ガス測定、 国民体育大会、国立スポーツ科学センター、 骨密度、 コンディショニング

さ 4

笹川スポーツ財団、 サプリメント、 3B体操

し 4

指定管理者制度、 自転車エルゴメーター、 自動体外式除細動器(AED)、シャトルラン、 ジャンパー膝、 Jr.アスリート総合診断、ジュニアチャレンジスクール、 除脂肪体重、 心理的競技能力診断(DIPCA.3)

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す 5

スキーアルペン、 スクワット、 ストレッチ、 ストレッチポール、スポーツ基本計画、 スポーツ基本法、 スポーツコード、スポーツ指導者の養成、 スポーツ振興くじ(toto)助成、スポーツ推進委員、スポーツビジョン、 スポーツ吹矢

せ 6

静的筋力、 セカンドスクール、 セルフコントロール能力、全国高等学校総合体育大会、 全身反応時間

そ 6

総合型地域スポーツクラブ、 総合型地域スポーツクラブ創設支援クラブ

た 6

体脂肪率、 体幹、 大腿四頭筋、 大臀筋、 タオルトレーニング、多関節運動、タレント発掘事業

ち 7

チャレンジデー、 中学生強化指定選手、 長座体前屈、 腸腰筋

て 7

デッドリフト、手指体操

と 7

等速性収縮、 動的筋力、 トレッドミル、 トレーナー、 トレーナー派遣事業

な 8

ナショナルトレーニングセンター(NTC)

に 8

ニュートリション、 尿酸値、 認知症

は 8

バイオデックス、 ハイスピードカメラ、 パイロットスタディ、ハムストリング、 バランスボール、 パワーマックス

ひ 9

100キロチャレンジマラソン

ふ 9

フィジカル、 フィジカルトレーニング、 フィードバック、ブラウブリッツ秋田、 プロテイン

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へ 9

閉眼片足立ち、 ペアストレッチ

ほ 9

ボルダリング

む 9

無酸素性パワー

め 9

メディカル、 メンタル、 メンタルトレーニング

ゆ 10

有酸素運動、 ユニカール

ら 10

ラージボール卓球、 ランジ

り 10

リハビリ

る 10

ルーティーン

ろ 10

ロコモティブシンドローム

欧文略語(ABC順) 10

ADL(Activities of Daily Living)、 JOC(Japanese Olympic Committee)JSC(Japan Sport Council)、 QOL(Quality Of Life)

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スポーツ科学センター関連用語

アイシング負傷・疾病に対する処置で、氷や水などを用いて身体を局所的に冷却すること。

アイソメトリック(等尺性筋収縮)トレーニング関節を動かさずに、筋肉を短縮させたり、伸張させたりして筋肉向上を図るトレーニン

グで、弱い筋肉の強化、筋骨格の障害予防に適し、安全性が高いこともあり、外傷や手術後の早期リハビリにも用いられる。筋肉の長さを変えずに筋収縮が行われる状態。

秋田県スポーツ振興基本計画平成21年に「スポーツ立県あきた」を宣言し、その趣旨を具現化するための施策を示

したもの。平成22年度から25年度の4箇年を計画期間として「スポーツ立県あきた」の推進プランとして策定された。

あきた元気アップ円熟塾加齢に伴う体力低下に不安をもつ県民を対象に、体力の向上と健康増進を目的に、基本

的な筋力トレーニングや健康体操などを行う教室のこと。

AKITAスーパーわか杉っ子発掘プロジェクト秋田県内の優れた素質をもった子どもたちを発掘し、国際舞台で活躍できるトップアス

リートを育成する事業のこと。(フェンシングをパイロットスタディとして実施している。)

秋田県8人制バレーボール秋田県で考案された、従来の革ボールを、ビニールボール(秋田県スポーツ推進委員連

絡協議会推薦ボール)またはゴムボール(日本レクリェーション協会3号)を使用し、8人で行うバレーボールのこと。男女別、年齢、体力、経験、技術等のレベルに応じて、多様な楽しみ方ができるスポーツで、基本技術が完全・容易にできるのが特徴である。コート(ネットの高さ 2.1 m、奥行きと巾が 5 × 7 m=いずれも変更可能)は狭いので

すが、すべての競技者に対して等しくプレーするチャンスがある。

秋田ノーザンハピネッツ秋田県を本拠地として2010年日本プロバスケットボールリーグ(bjリーグ)に所

属するプロバスケットボールチームのこと。

アシスタントマネジャー総合型地域スポーツクラブなどにおいて、クラブ会員が充実したクラブライフを送るこ

とができるよう、クラブマネジャーを補佐し、クラブ運営のための諸活動をサポートする人のこと。

アスリート運動選手、スポーツマンという意味。

アスリート総合診断競技団体強化指定選手、県内強化拠点校を対象に体力診断を行い、測定結果や事前の調

査等のデータをもとに個々に応じたトレーニング方法、コンディショニング、メンタル、栄養等の指導を行うこと。

新しい公共公共サービスを市民自身やNPOが主体となり提供する社会、現象、または考え方。こ

れまでの公共サービスは、行政が管理的に提供する立場、市民は供給される立場であった。新しい公共では市民も公共サービスの提供者となること、行政は市民に場を提供し、信頼し、権限を移譲することが求められる。

育成プログラムAKITA スーパーわか杉っ子発掘プロジェクトにおけるオーディションに合格した選手を対象に、将来国際舞台で活躍できるトップアスリートを育成するためのトレーニングプログラムのこと。

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一般体力診断一般の方を対象とした体力診断のこと。

インターンシップ高校生・大学生に対し、企業等で就業体験を行うことにより、望ましい職業観や勤労観

の育成や、社会奉仕の精神の涵養に資することを目的としている。特に当センターでは将来の進路目標に対応したカリキュラムを作成し、将来「スポーツ立県あきた」を支える人材となってくれることを期待し実施している。

エアロバイク有酸素運動を目的とした自転車型の運動器械のこと。

SC全国ネットワーク「都道府県総合型地域スポーツクラブ連絡協議会」の略。全国に育成された総合型地域スポーツクラブの活動が、より強固に定着、発展していくよう、各総合型クラブにおける活動のノウハウや抱える諸課題をクラブ間で共有し、課題解決に向けて協議する場を定期的・継続的に構築する必要があるとの観点から、2009(平成21)年2月に日本体育協会組織内組織として設立された。また、47 の各都道府県総合型地域スポーツクラブ連絡協議会と連携し、大きく次の3 つ

のビジョンを掲げて活動を展開している。1.我が国における総合型クラブ間の全国的なネットワークの構築2.総合型クラブ間の情報交換及び交流の機会等を設け、各クラブの自立を促進する3.総合型クラブの社会的認知度のさらなる向上を図り、総合型クラブの意義や役割に関する広報活動を推進する

NPO法人「特定非営利活動法人」の略で、日本の特定非営利活動促進法に基づいて特定非営利活動を

行うことを主たる目的とし、同法の定めるところにより設立された法人。※総合型クラブがNPO法人格を取得する意義と意味

1) 「運営委員一人一人の自発的な意識・思考に基づく、ボランティア精神に則った人的結合組織」により公益事業を非営利目的で行っている組織として社会的に認められることになる。なお、法人格を取得すると、事業報告書や収支計算書などを公開しなければならず、活動の透明化が図られる。

2) 非営利の目的なので、収益事業で生じた利益は法人の目的を果たすための公益事業へ還元することになる。

3) 法人格取得によりクラブが公益事業を行う非営利組織であると社会から認識され、一層地域住民にとって期待される事業展開を図ることを望まれるようになる。

4) クラブ活動についての責任と義務が明確になる。任意団体と違って、クラブ自身が財産登記等の権利主体となることができる。法人として、クラブ自身が様々な主体との契約が可能になる。

開眼片足立ち目をあけたまま片足で身体のバランスを保つ平衡性テストのこと。

キネシオテープ患部の治療を助けるテーピング用テープの一つである。キネシオロジーテープとも呼ば

れている。筋肉と同じくらいの伸びがあり、患部を固定するのではなく、伸びすぎた、あるいは収縮しすぎた筋肉に沿って貼る。人間の体の動きを研究する学問を「キネシロジー」といい、名前はここに由来する。

脚伸展力座位姿勢において腰部を固定した状態で、脚の伸展動作を全力で行った際の発揮パワー

を測定する瞬発力テストのこと。

競技団体強化指定選手秋田県から指定を受けた選手が将来全国規模の大会で上位入賞することが出来るように

医科学サポートなどを受けることができる選手のこと。

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競技パフォーマンスその競技に必要な能力を表現すること。

間欠性持久力テスト短い休息を挟んで激しい運動を繰り返す持久力テストのこと。

クライミング自己の技術と体力で岩を登ること。当センターでは「トップロープクライミング」を意

味して、クライマー(登る人)と、ビレイヤー (ロープを操作して、落下時に確保する人)の二人一組で行う。

クライミングウォールよじ登るための突起をつけた人工の壁のこと。ビルの外壁や室内に設ける。

クラブマネジャー総合型地域スポーツクラブなどにおいて、クラブの経営資源を有効に活用し、クラブ会

員が継続的に快適にクラブライフを送ることができるよう健全なマネジメントを行う人のこと。

クレアチンキナーゼ酵素の一種で筋肉細胞におけるエネルギーの代謝に関連した重要な働きをしている。心

筋や骨格筋、平滑筋などに多く含まれているほか、脳細胞にも含まれている。一方、臓器や血球などの細胞にはほとんど含まれていない。

形態測定身長、体重、体脂肪等の身体的特徴を測定すること。

血清フェリチン血液中に含まれており、鉄をためることができるタンパク質。

健康寿命日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間のこと。WHO が 2000

年にこの言葉を公表した。平均寿命から介護(自立した生活ができない)を引いた数が健康寿命になる。県庁出前講座

産業・教育・福祉・環境などの分野から、関心が高い施策や制度、最新の情報を県民の要請に応じて、県職員が講師として出向き行う講座のこと。県民への理解を図るとともに、県民の学びの機会を図る目的で実施されている。

広域スポーツセンター国の「スポーツ基本法」及び「秋田県スポーツ振興基本計画」に基づき、地域住民が主

体的に運営・管理し、地域のスポーツ施設等を拠点としながら、誰もが年齢、障がいの有無等にかかわらず、「いつでも、どこでも、いつまでも」参加できる総合型地域スポーツクラブの設立や運営、活動とともに、県内のスポーツ活動全般について効率的に支援する機関。

高等学校強化拠点校国民体育大会、全国高等学校総合体育大会等の全国規模の大会で上位入賞を目指す本県

高校生の選手強化及び競技力向上を図るため、県内高等学校の中から、これまでの実績等を考慮して指定された高等学校のこと。現在の強化拠点校:15校、24運動部活動(平成25年3月20日現在)

呼気ガス測定トレッドミルや自転車エルゴメーターを使用して呼気中の酸素および二酸化炭素の濃度

と容積を分析すること。

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国民体育大会毎年1月のスケート・アイスホッケー競技会、2月のスキー競技会、9~10月の本大

会の3つの節に分かれて行われる日本スポーツの祭典である。大会は、正式種目の順位を得点に置き換えて都道府県対抗で実施され、男女総合順位の1位に「天皇杯」女子の総合1位に「皇后杯」が贈呈される。

国立スポーツ科学センター(JISS)国が定めた「スポーツ振興基本計画」の政策目標を達成するため、日本のスポーツの国

際競技力向上を目的に、スポーツ競技団体・スポーツ研究機関などと連携して、研究の推進・トップレベルの競技者及びチームの国際競技力向上への支援を行う、東京都北区西が丘に設置されたスポーツ科学・医学・情報研究推進の中核機関。

骨密度単位体積あたりの骨量のこと。

コンディショニングケガ・故障等の有無、動作チェック、ストレッチング、リハビリのための補強運動等の

アドバイスを行うこと。

笹川スポーツ財団「スポーツ・フォー・エブリワン(社会)※」を推進している財団で、国民一人ひとりの

スポーツライフを豊にするために、スポーツ振興に必要な情報の収集・分析・発信、施策提言を行っている。特に、チャレンジデー実施自治体を中心に「地域スポーツの現状・実態に関する確度の

高い情報(定量および定性情報)」を積極的に収集し、且つ財団が定期的に実施する国民のスポーツライフに関する調査や国・自治体のスポーツ施策を対象とした調査等の結果から、チャレンジデー実施自治体のスポーツ振興策に有益となる情報を共有化している。※一人ひとりの国民が生涯を通じて、それぞれが望むかたちでスポーツを楽しみ、そこに幸福を感じ続けられるライフサイクルが保障された社会

サプリメント不足しがちなビタミンやミネラル、アミノ酸などの栄養素を補給するもので栄養補助食

品、健康補助食品とも呼ばれる。

3B体操ボール(ドッヂボール並の大きさ)、ベル(手かせのような形をしたクッション)、ベル

ダー(ゴムの輪がいくつもつながってできたもの)を使用する健康体操のこと。ボール・ベル、ベルダーの三つのBから3B体操という。

指定管理者制度公の施設の管理を外部に委ねる場合、地方公共団体が指定する法人その他の団体(民間

事業者を含む)に管理を代行させる制度のこと。(地方自治法244条の2第3項)民間事業者のノウハウを活用することにより、利用者に対するサービスの向上や管理に要する経費の縮減等が図られ、多様化する住民ニーズに、より効果的、効率的に対応することが期待される。

自転車エルゴメーター自転車に模した装置で,車輪を回転させ,それを運動負荷として負荷量と生体の反応を

観察するための装置のこと。

自動体外式除細動器(AED)心臓の動きを機械が自動的に診断して、音声により手順を教えてくれる。一刻も早い除

細動が傷病者の救命や予後の改善につながるため、2004(平成16)年7月から市民もAED を使用できるようになった。

シャトルラン2地点間(20m)を合図に合わせて往復する全身持久力テストのこと。

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ジャンパー膝ジャンプ動作などの繰り返しにより発生するスポーツ障害の一つ。

Jr.アスリート総合診断秋田県から強化指定を受けた中学生を対象とした体力診断を行い、測定結果や事前の調

査等のデータをもとに個々に応じたトレーニング方法、栄養指導を行うこと。

ジュニアチャレンジスクール学校ではなかなか体験できないスポーツを体験することで、小学生にスポーツの楽しさ

を学んでもらうためのプログラムのこと。

除脂肪体重体重から体脂肪を除いた値のこと。

心理的競技能力診断(DIPCA.3)スポーツ選手の心理的競技能力をいくつかの項目に分けて診断する検査方法のこと。

スキーアルペンスキー競技の種目の内、滑降(ダウンヒル:DH)、スーパー大回転(スーパーG:SG)

大回転(GS)、回転(SL)の4種目を意味する。

スクワットウエイトトレーニングの基本種目の一つである。直立した状態から膝関節の屈曲・伸展

を繰り返す運動で、下半身、特に大腿四頭筋・下腿三頭筋・大臀筋・中臀筋などの筋力アップ、筋肥大に大きな効果がある。

ストレッチ筋肉を良好な状態にする目的でその筋肉を伸ばし、筋肉の柔軟性を高めること。

ストレッチポール2000 年に開発された健康器具で、現在は株式会社 LPN が製造・販売元として、その商標を登録している。ストレッチポールの上に寝てエクササイズを行うことで、本来人の手が届かないからだの深層部にある筋群・関節をゆるめ、骨格を整えることができる。

スポーツ基本計画文部科学省では、スポーツ基本法の理念を具体化し、今後の我が国のスポーツ施策の具

体的な方向性を示すものとして、国・地方公共団体及びスポーツ団体等の関係者が一体となって施策を推進していくための重要な指針として位置付けている。

スポーツ基本法スポーツに関する施策の基本となる事項を定めた法律で、平成23年(2011)施行。昭

和36年(1961)制定のスポーツ振興法を全面改定したもの。

スポーツコードスポーツシーンの映像を分類しデータベース化することで、数値データでは見えない映

像情報を基に、ゲーム分析、評価を行うことができるビデオ分析システムのこと。

スポーツ指導者の養成スポーツ指導者を対象に、スポーツ医科学に関する研修等を行う事で指導方法や競技力

向上を目指した事業。

スポーツ振興くじ(toto)助成スポーツ振興のために必要な財源確保の手段として、平成10年に「スポーツ振興投票

の実施等に関する法律」が公布され、独立行政法人日本スポーツ振興センターがスポーツ振興くじの実施主体になるとともに、その収益を財源として、スポーツ団体や地方公共団体等が行うスポーツ振興事業に対して助成する役割を担っている。

スポーツ推進委員「スポーツ基本法」に基づき、市町村の教育委員会が依嘱する(非常勤)。当該市町村におけるスポーツの推進のため、事業実施に係る連絡調整や住民に対するスポーツの実技指導、その他スポーツに関する指導、助言を行う。

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スポーツビジョンスポーツに必要な8種類の視機能検査。

スポーツ吹矢5~10m離れた円形の的をめがけて息を使って矢を放ち、その得点を競うスポーツで、性別・年齢を問わず誰でも手軽にでき、ゲーム感覚で楽しみながら健康になれるのが特徴である。

静的筋力一定の角度で筋肉が固定されて発揮する力で、力を発揮する際に筋肉の長さがほとんど

変化しないことから等尺性筋力とも呼ばれる。

セカンドスクール児童生徒が学校を離れた場所で、様々な自然体験や共同生活体験等を行い、その活動を

教科学習として授業時数にカウントできるシステムで、児童生徒の自ら学ぶ意欲や社会の変化に主体的に対応できる能力(生きる力)を育むことをねらいとしている。

セルフコントロール能力自分の感情を制御する能力のこと。

全国高等学校総合体育大会全日制高校生のスポーツの祭典であり、通称インターハイや高校総体と呼ぶことが多い。(定時制・通信制の高校生は全国高等学校定時制通信制体育大会に参加)全国高等学校体育連盟の主催で、夏季大会は7~8月に、冬季大会は1~2月に開催される全国の高校生によるスポーツの総合競技大会である。

全身反応時間体重を負荷とした全身的動作を伴う反応の速さをみて、反応開始の合図から足が跳躍台

を離れるまでの時間を測る敏捷性テストのこと。

総合型地域スポーツクラブ地域の住民が自ら運営・管理するシステムで、子供から高齢者まで、だれもが、いつで

も、いつまでも、自分の好きなスポーツを行うことのできる地域住民のためのスポーツクラブである。総合型には、「種目・世代・技術レベル」における多様性があり、それぞれの目的に合わせて、だれでも参加できるものであり、従来の単一種目からなるスポーツ団体(クラブ等)と趣を異にしている。現在の設立状況(平成25年4月1日現在)設立済クラブ:25市町村62クラブ(県北19・県央26・県南17)設立準備中クラブ:4市町村7クラブ(県北2・県央1・県南4)

総合型地域スポーツクラブ創設支援クラブ地域型地域スポーツクラブ設立に向けて、公益財団法人日本体育協会を通じてスポーツ

振興くじ助成(総合型地域スポーツクラブ創設支援事業)を受けて活動するクラブ。

体脂肪率動物の体内に含まれる脂肪の重量の割合のこと。通常、人の場合をいう。

体幹体の主要部分で胴体の筋肉群のこと。(主に前体幹筋の腹直筋、腹横筋と後体幹筋の広背

筋、脊柱起立筋などの筋群)

大腿四頭筋膝関節の伸展時に使用する太もも前面の筋群の総称のこと。

大臀筋人間の腸骨の筋肉で股関節の伸展(特に屈曲位から)、外旋を行う。

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タオルトレーニングタオルを使ってのトレーニング。タオルを使うと負担が少なく自分でも負荷を調整できるため、無理なくからだを伸ばすことができる。肩こり、腰痛解消などのストレッチ効果だけでなく、筋力トレーニングとしても活用できる。

多関節運動複数の関節を使用し一度の動作でたくさん筋肉を動かす運動のこと。(ベンチプレス、ス

クワット、デッドリフト等のトレーニング動作)

タレント発掘事業平成19年度から文部科学省委託事業「国際舞台で活躍するアスリート輩出のためのタ

レント発掘モデル事業」を受託し、「AKITA スーパーわか杉っこ発掘プロジェクト」として取組を進め6年目の事業である。平成21年度からは、「体育学習熟」をイメージした「ジュニアチャレンジスクール」を開講し、プログラムを本格的に開始している。本県では、競技人口は少ないものの、これまで国際舞台で活躍している選手やコーチを

数多く排出するとともに、小学生から成人までの一環指導に取り組み、成果を上げているフェンシング競技をモデルとして、選手な発掘・育成の効果的なプログラムを構築する。

チャレンジデー5月の最終水曜日に世界各地で行われている市民スポーツの祭典で、人口規模の近い自

治体同士が 15分間以上継続して運動・スポーツを実施した住民の「参加率」を競う。笹川スポーツ財団が日本における“チャレンジデー”を主催するとともに、実施自治体

に対して、住民一人ひとりが地域社会の中でスポーツライフを楽しめるようなシステムを提案している。また、実施自治体を中心に全国の自治体と連携を図りながら、スポーツ基本法に明記さ

れる「地方スポーツ推進計画」策定につながる提案、情報提供等を行っている。

中学生強化指定選手将来、高等学校において、国民体育大会・全国高等学校総合体育大会等の全国規模の大

会で上位入賞できるよう、中学校から高等学校へと一貫した指導体制のもと、選手強化及び競技力向上を図るため、県内中学生の中からこれまでの実績等を考慮して、各競技団体から推薦され、さらには、在籍中学校長・保護者・本人の同意が得られ指定された中学生のこと。現在の中学生指定選手:171名、13競技(平成25年3月20日現在)

長座体前屈床に座って膝を伸ばし、指先を前に押し出すようにして股関節から 上体を前に倒す柔軟

性テストのこと。

腸腰筋腰椎と大腿骨を結ぶ筋肉郡の総称。主に股関節を屈曲させる働きをする。

デッドリフト下背部・臀部・脚部を鍛える代表的なウェイトトレーニングの種目である。主に広背筋、

僧帽筋、脊柱起立筋、大臀筋、ハムストリングスが鍛えられる。

手指体操手指の動きを通しての脳への刺激は、体の他の部位以上に脳を活性化させることができるため、手指を使った作業はとても有効な脳トレーニングになる。脳に刺激を与えると脳の神経細胞が増え、認知症の予防につながる。

等速性収縮動く速度が一定の運動で、等速性収縮の運動のために作られた機械で行う。

動的筋力筋の長さを変えながら張力を発揮する筋収縮形態のこと。

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トレッドミル屋内でランニングやウォーキングを行うための運動器械のこと。

トレーナー主にスポーツ競技選手の健康や体調の管理をしたり、技術指導を行う人物の総称のこと。

トレーナー派遣事業国民体育大会や東北総体、強化合宿等に派遣し、競技力向上のためのサポートを行う事

業のこと。

ナショナルトレーニングセンター(NTC)スポーツ振興基本計画に基づき、我が国におけるトップレベル競技者の国際競技力の総

合的な向上を図るトレーニング施設のこと。中核拠点には命名権が導入され、平成21年5月11日より「味の素ナショナルトレーニングセンター」と呼ばれている。

ニュートリション管理栄養士から、血液検査結果や食事習慣調査、面談を通して、日頃の食生活について

アドバイスを行うこと。

尿酸値細胞の燃えカスでプリン体という物質からできており、通常は老廃物として尿と一緒に

排出される。しかし、尿酸が腎臓からうまく排出されなかったりすると、尿酸塩という細かいガラスの破片のようになり、足の親指や膝の関節にひっかかって炎症を起こし、やがて激しい痛み発作が起きるようになる。これが「痛風」である。

認知症いったん発育した脳が損傷し、それまでに獲得した知的能力が低下してしまう状態をい

う。日本では長い間「痴呆(ちほう)」という呼称を用いてきたが、2004年に厚生労働省が、一般的な用語や行政用語としては「認知症」が適当であるとの見解を示した。

バイオデックス関節運動で出力される筋力を計測し、解析することができる筋機能評価運動装置のこと。

ハイスピードカメラスポーツ競技者の動作を 500 〜 10,000 コマ/秒で捉えることにより躍動する筋肉、各種用

具のインパクトの瞬間などを観察し、解析することができる器械のこと。

パイロットスタディあとから見て判断の指標となるような、試験的な調査・研究などのこと。先導的な例。

ハムストリング膝関節の屈曲時に使用する太もも後面の筋群の総称をいう。

バランスボールGボールやエクササイズボールとも呼ばれ、直径 20 ~ 120 cmくらいの PVC 素材の重荷重にも耐えられるように作られたボールで、体のバランスを整えたりダイエットに役立てたり、筋肉トレーニングに使用されている。

パワーマックス最大無酸素パワーとそのスピード持久力の向上をはかる自転車エルゴメーター型インタ

ーバル・トレーニングマシンのこと。

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100キロチャレンジマラソン毎年9月に「北緯40°秋田内陸リゾートカップ100キロチャレンジマラソン大会実

行委員会」が主催し、秋田県仙北市角館町から北秋田市鷹巣までの100キロで開催されているマラソン大会のこと。(大会は50キロの部と100キロの部がある。)

フィジカル肉体的、身体的、体力的

フィジカルトレーニング運動能力、体力の維持・強化や健康保持などを目的とした運動の総称をいう。

フィードバック選手自身の活動内容や方向性を修正することを目的とし、体力測定で得た成果や評価な

どの情報を、選手自身に伝えること。

ブラウブリッツ秋田サッカー「JFL」に所属するクラブチーム。Jリーグ昇格を目指している。プロ選手

とアマチュア選手の混合。運営会社は秋田フットボールクラブ(株)。

プロテイン健康食品の一種でタンパク質を主成分とする栄養補助食品のこと。

閉眼片足立ち目を閉じたまま片足で身体のバランスを保つ平衡性テストのこと。

ペアストレッチ2人組のストレッチ体操のこと。ペアの力を借りて筋肉を伸ばすストレッチでは、セルフストレッチ(1人でのストレッチ)のようにポーズをとる際に他の部位に力を入れて行う必要がなく、関節をより大きく動かすことができ、1人では伸ばしにくい筋肉を伸ばすことができる。

ボルダリングロープを使わずに低い岩や岩壁を登るクライミング。ロープ使わない代わりに厚い着地

マットを敷いて行う。

無酸素性パワー酸素を必要としない筋肉活動中に発揮される力発揮能力のこと。

メディカルスポーツドクターから、採血・採尿検査結果や問診等を行い、貧血や筋肉のダメージ、

ケガ・故障についてアドバイスを行うこと。

メンタル知能や精神的にかかわるさま。精神的。心理的競技能力診断による分析から、アスリー

トとして、求められるメンタル強化方法、トレーニング手段等、アドバイスを行うこと。

メンタルトレーニングスポーツで自分の精神状態を良い方向にもっていくためのトレーニングのこと。

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有酸素運動ゆっくりと呼吸して酸素を摂取しながら継続して長時間できる運動のこと。脂肪を燃焼

させるのに効果的で、身体の大きな筋肉を使う。ウオーキング、ランニング、水泳、エアロビクス、ダンスなど。

ユニカール長野オリンピックで有名になったカーリングを手軽に体育館などで楽しめるニュースポ

ーツである。3人対3人(1人対1人でも可能)で、特殊なカーペットの上で、3個のストーン(特殊合成樹脂製)を滑らすように投げ、円形の目標地点により近づけることを競うゲームのこと。

ラージボール卓球レクリエーション用に開発された新卓球。従来の卓球ボールよりひとまわり大きくて軽

い、直径44mm、重さ2.2~2.4gのオレンジ色無光沢のボールを使用し、さらにラケットは日本卓球協会が公認した表ソフトラバーのみを使用する。ボールが大きくて軽い分だけ空気抵抗が大きく、ボールの速度や回転も減る。ネットは従来の卓球より2cm高く、初心者や高齢者でも楽しめるように工夫されている。

ランジウェートトレーニングの基本種目の一つである。主に大臀筋、大腿四頭筋に刺激を与え

る。ハムストリングスにも負荷がかかる。背中の自然なアーチをつくり、動作中に背中を丸めないようにする。

リハビリスポーツ障害などによる外傷を負った者に訓練を施し、復帰を可能にすること。

ルーティーンきまりきった手続きや手順を行い、集中力を高める方法。

ロコモティブシンドローム骨、関節、筋肉など体を支えたり動かしたりする運動器の機能が低下し、要介護や寝た

きりになる危険が高い状態。運動器症候群。

欧文略語(ABC順)

ADL(Activities of Daily Living)日常生活動作。食事・更衣・移動・排泄・整容・入浴など生活を営む上で不可欠な基本

的行動。

JOC(Japanese Olympic Committee)公益財団法人日本オリンピック委員会。国際オリンピック委員会(IOC)に承認された日

本の国内オリンピック委員会である。代表は竹田恒和会長。

JSC(Japan Sport Council)独立行政法人日本スポーツ振興センター。独立行政法人日本スポーツ振興センター法に

基づいて設置されている独立行政法人。我が国の「スポーツの振興」と「児童生徒等の健康の保持増進」を図るための中核的機関である。

QOL(Quality Of Life)生活の質。一般に、ひとりひとりの人生の内容の質や社会的にみた生活の質のことを指

し、つまりある人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念。