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す ぷ ら と う 10月号 発行者:しまぶくろかい
「小田原評定」という言葉を知っていますか?長引いて結論の出ない会議・相談のことです。今回は3年日本史の授業
にて「小田原評定」を舞台にキャリア教育の視点を用いた授業を実践しました。
全国統一に向け攻め押し寄せる豊臣秀吉に対し、生徒たちは小田原城城主北条氏の家臣になりきって会議を行い、
城主にどのような対応をしたらよいかプレゼンをする、という会議のロールプレイングを行いました。プレゼンするために必要な
情報を各グループで収集し分析を1時間、結論をまとめて発表を1時間という2時間設定で行いました。
キャリア教育の視点を取り入れた授業の実践しました!
教科:日本史 対象:3年1組(男子6名、女子10名)
☆キャリア教育の視点☆
①説得力のあるプレゼンをするためにグループの人と
協力する。(人間関係形成・社会形成能力)
②情報整理、分析、集めた情報から考察する。
(課題対応能力)
1.タブレットで調べたことや配られた資料から読み取ったことをブレインストーミングで意見を出す。
2.グループからでた情報を整理する。今回はSWOT分析を用いて情報の整理を実施。
3.グループの意見をパワーポイントにまとめて発表!
本当はパワーポイントをスライドに投影させる予定でしたがうまくいかず・・・。
SWOT分析とは?
ある情報を自己分析としての
S(強み)とW(弱み)、
外部環境の分析として
O(機会)とT(脅威)
の4つに分けて分析すること。
部活動や進路選択にも活かせると思います☆
4.KPTを用いた振り返りシートで授業の振り返りを行う。 KPTとは?
振り返りツールの一つで、
Keep(良かったこと)
Problem(反省すること)
Try(次回挑戦すること)の3つに
分けて振り返りを行う。
部活動や各行事の振り返り等にも
使えます☆
授業に対する、生徒たちのKPTを用いた振り返り
K ・上手く意見を出せ、自分たちだったらこうして
対策するとか相手の意見を聞いて、こういう
考えもあるな、とわかって良かった。
・誰も否定しなかった。
P ・結論を出した後のことも考えてみる。
・資料を読み取ることが難しくて、
ちゃんと読み取ることが出来なかった。
T
・今回出した意見を元に、その後に起こりうる問
題を考え、その問題点の解決法まで考えきれたら
とても良い意見になると思った。
・次はしっかり問題を細かく理解し、様々な視点か
ら考えることができるようにしたい。
齋藤先生、素晴らしい授業をありがとうございました。今回使用した
資料及び授業案は全て共有フォルダにて保管しています!キャリアと
言っても特別新しいことをするのではなく「普段やっている学習がどう社会
と結びついているか」加えることで十分キャリア教育になります☆