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C O N T E N T S Petroleum Technology ~石油学会情報誌~ 11 時 評 30 年を経過した幕張 TRC ………………………………… 石油天然ガス・金属鉱物資源機構 佐伯龍男……773 座談会 インドネシアのエネルギー情勢 …………………………………774 石油資源開発 一丸裕二,MOL (Asia Oceania) Pte Ltd 井上慶一, 東洋エンジニアリング 田口 穣, インペックスソリューションズ 加藤 望 石油開発業界×デジタル─新時代のツールとのつきあい方─ ………………………………………………… 石油天然ガス・金属鉱物資源機構 河野裕人……790 石油開発とデジタル技術動向の親和性やいかに。石油開発業界がデジタル 技術とつきあっていくための方策について考察した。 進歩する原子間力顕微鏡 FM︲AFM ……………………………………………… 神戸大学 大西 洋,島津製作所 粉川良平……801 カンチレバー振動の低ノイズ計測技術を実装した FM︲AFM 装置が市販 され,日本発の先端計測技術を自由に利用できる環境が整った。FM︲AFM を用いた新しい固液界面計測法の原理と,潤滑油界面への応用を紹介した。 ─周波数変調方式による液中計測と潤滑油への応用─ 自然災害に起因する産業災害(Natech) 横浜国立大学 熊﨑美枝子……806 風水害の激甚化や南海トラフ地震への懸念もあいまって,近年,自然災害 に起因した産業災害(Natech)に注目が集まっている。通常の産業災害と は異なる側面をもつ Natech について海外で発生した事例を概観した。 世界の主要産油国と日本の輸入原油(第 16 回) ロシア ……………………………………………………… 環日本海経済研究所 本村眞澄……817 国営石油会社の概要 ……………………………………………………………………824 …………………………………………………………826 5)PDVSA(ベネズエラ) 4)QP(カタール) カーシェアリングの現状と今後の展望 …………………………………………………………… 現代モビリティ研究所 市丸新平……796 日本のカーシェアリング(自動車共同利用)利用者人口は 160 万人を超え た。近年,欧州で急成長しているワンウェイ方式の普及は国内制度の足かせ があり難しいが,従来方式だけでも引き続き利用者は増え続けるだろう。

30...CONTENTS Petroleum Technology ~石油学会情報誌~ 11 時 評 30 年を経過した幕張TRC石油天然ガス・金属鉱物資源機構 佐伯龍男……773

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Page 1: 30...CONTENTS Petroleum Technology ~石油学会情報誌~ 11 時 評 30 年を経過した幕張TRC石油天然ガス・金属鉱物資源機構 佐伯龍男……773

C O N T E N T S

Petroleum Technology ~石油学会情報誌~ 11

時 評 30 年を経過した幕張 TRC…………………………………石油天然ガス・金属鉱物資源機構 佐伯龍男……773

座談会 インドネシアのエネルギー情勢 …………………………………774

石油資源開発 一丸裕二,MOL (Asia Oceania) Pte Ltd 井上慶一,東洋エンジニアリング 田口 穣,インペックスソリューションズ 加藤 望

石油開発業界×デジタル─新時代のツールとのつきあい方─…………………………………………………石油天然ガス・金属鉱物資源機構 河野裕人……790

 石油開発とデジタル技術動向の親和性やいかに。石油開発業界がデジタル技術とつきあっていくための方策について考察した。

進歩する原子間力顕微鏡 FM︲AFM

………………………………………………神戸大学 大西 洋,島津製作所 粉川良平……801

 カンチレバー振動の低ノイズ計測技術を実装した FM︲AFM 装置が市販され,日本発の先端計測技術を自由に利用できる環境が整った。FM︲AFMを用いた新しい固液界面計測法の原理と,潤滑油界面への応用を紹介した。

─周波数変調方式による液中計測と潤滑油への応用─

自然災害に起因する産業災害(Natech)…横浜国立大学 熊﨑美枝子……806

 風水害の激甚化や南海トラフ地震への懸念もあいまって,近年,自然災害に起因した産業災害(Natech)に注目が集まっている。通常の産業災害とは異なる側面をもつ Natech について海外で発生した事例を概観した。

世界の主要産油国と日本の輸入原油(第 16 回)ロシア………………………………………………………環日本海経済研究所 本村眞澄……817

国営石油会社の概要……………………………………………………………………824

…………………………………………………………826(5)PDVSA(ベネズエラ)(4)QP(カタール)

カーシェアリングの現状と今後の展望……………………………………………………………現代モビリティ研究所 市丸新平……796

 日本のカーシェアリング(自動車共同利用)利用者人口は 160 万人を超えた。近年,欧州で急成長しているワンウェイ方式の普及は国内制度の足かせがあり難しいが,従来方式だけでも引き続き利用者は増え続けるだろう。

Page 2: 30...CONTENTS Petroleum Technology ~石油学会情報誌~ 11 時 評 30 年を経過した幕張TRC石油天然ガス・金属鉱物資源機構 佐伯龍男……773

公益社団法人 石油学会

NOV. 2019 VOL.42 NO.11

表紙写真:日本ゼオン(株)徳山工場 C4留分よりのブタジエン抽出プラント,表紙デザイン:野田澄男,イラスト:トモ

目次裏統計  世界のエネルギー消費量の推移 ………………………………………目次裏Debutant  社会人になって ………………………………………出光興産 奥田章仁……812

トピックスニュース   ………………………………………………………………………813

ふるさと自慢  福岡県(福岡市),東京都(江戸川区) …………………………………816

讃嘆石油史!  ザキ・ヤマニの使命 ………………………………………沙外白雲……823

エネルギー知ってるはず !?  (63)日本における廃棄物発電の状況 ……………………853

JPIJS だより  第 30 回九州地区若手ケミカルエンジニア討論会実施報告 ……………………………………………………崇城大学 櫻木美菜……854

Journal of the Japan Petroleum Institute 第 62 巻第 6 号掲載論文 …………………………855

学会の窓 ……………………………………………………………………………………………858

会告 …………………………………………………………………………………………………巻末

本誌の内容・企画に関してご意見・ご要望を E-mail([email protected])でお寄せください。

アスファルト(第 4 回)改質アスファルトにおける SBS の役割 ……………旭化成 城本隆行……844

 改質アスファルトと SBS の歴史は古い。SBS の基礎,特徴から,改質アスファルトに用いた場合の SBS の効果について触れ,今後の SBS の役割についても述べた。

スポーツ用品の進化に寄与した樹脂素材(第 1 回)ランニングシューズの進化と樹脂材料………アシックス 立石純一郎……839

 ランニングシューズの役割を背景に,ランニングシューズに用いられる樹脂材料に焦点を当て,その種類や特性・機能を概説する。さらには,材料の進化がランニングシューズにもたらした進化の例にも触れた。

石油製品添加剤(第 1 回)軽油用低温流動性向上剤……………………………………日油 文字山峻輔……849

量子ビームでつくる,細胞を操る培養基材………………………………………………………量子科学技術研究開発機構 大山智子……834

 量子ビーム技術を駆使してタンパク質を加工し,生体内における細胞周囲環境を再現する培養基材を開発した。この基材を使うと,既存の培養環境では見ることができない多彩な細胞の姿を引き出すことができる。

魅せて伝わる研究プレゼンテーション

小林麻己人・三輪佳宏・田中佐代子……828

…………………………………………筑波大学・日本サイエンスビジュアリゼーション研究会     

 プレゼンテーションとは聴衆に情報を提示して理解を得る手段で,科学においても非常に重要である。どうすれば研究の面白さが聴衆に伝わり,魅力的と感じてもらえるのか。その基本とコツをまとめて紹介した。