4. 貿易代金貸付保険 - NEXI 日本貿易保険貿易保険セミナー2013 342 （1）貿易代金貸付保険の概要（2）対象となる貸付契約（3）てん補範囲（非常・信用）

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4. 貿易代金貸付保険

貿易保険セミナー2013 342

（1）貿易代金貸付保険の概要（2）対象となる貸付契約（3）てん補範囲（非常・信用）（4）事例紹介

4. 貿易代金貸付保険目次


貿易代金貸付保険包括

個別

2年以上 2年未満

2年以上 2年未満

本資料の対象【保険の種類】


（１）貿易代金貸付保険の概要 4. 貿易代金貸付保険

切り口ポイント A) 被保険者日本に所在する銀行等

B) 契約形態

日本からの輸出に紐付いた資金の貸付輸入者への直接貸付（バイヤーズ・クレジット：B/C）と

現地の金融機関経由での貸付（バンクローン/２ステップローン）に分かれる

国際ルールに基づいた契約であること償還期間・最長信用供与期間・頭金の割合・償還方

法に制限あり原則、JBICとの協調融資（市中行分が付保対象）

C) てん補リスクの範囲

貸付金が期日に返済されないリスク非常・信用リスクの両方を付保

対象契約金額・償還期間契約金額が１．５億円以上、償還期間が2年以上


（１）貿易代金貸付保険の概要－スキーム図（B/C） 4. 貿易代金貸付保険

④返済

②融資

（日本）（外国）

貿易代金貸付保険

輸入者金融機関（被保険者）

輸出者

①輸出

③現金決済

保険契約


（１）貿易代金貸付保険の概要－スキーム図（バンクローン） 4. 貿易代金貸付保険

⑥返済

②融資


貿易代金貸付保険

輸入者

金融機関（被保険者）

輸出者

①輸出

④現金決済

保険契約

外国の金融機関

③融資 ⑤返済


（２）対象となる貸付契約国際ルール①

【国際ルール－ OECD輸出信用アレンジメント（ガイドライン）】公的輸出信用の秩序ある活用による輸出者間の公平な競争環境の実現を目的とした、OECD参加国間の紳士協定。

OECDアレンジメントは、基本ルールを定めた「本則」と、特定の産業部門（※）に係るルールを定めた「セクター了解」に分かれる。（※）船舶、原子力発電、民間航空機、再生可能エネルギー（OECDアレンジメントの原文） http://search.oecd.org/officialdocuments/displaydocumentpdf/?doclanguage=en&cote=tad/pg(2013)1


The main purpose of the Arrangement is to provide a framework for the orderly use of officially supported export credits. In practice, this means providing for a level playing field (whereby exporters compete on the basis of the price and quality of their products rather than the financial terms provided) and reducing subsidies and trade distortions related to officially supported export credits.


（２）対象となる貸付契約国際ルール① 4. 貿易代金貸付保険

①ガイドライン適用案件起算点から最終償還日までの期間が2年以上 ②最長輸出信用供与期間高所得国：原則5年、その他：原則10年 ③頭金支払い輸出契約等の元本の15％以上 ④償還方法償還開始：起算点から6ヶ月以内

償還頻度：6ヶ月に1回以上の頻度償還額：元本均等返済


（３）てん補範囲（非常・信用）

てん補リスク

貿易代金貸付保険では、非常リスクおよび信用リスクをてん補。

付保率

非常リスクは97.5％、信用リスクは通常95％。

政府向け貸付契約・政府発行の支払保証（L/G）付の場合は非常リスクを100％てん補可能。

JBICとの協調融資については非常・信用リスクともに100％てん補とすることが可能（市中優先償還の場合に限る）。



（４）事例紹介①（B/C） 4. 貿易代金貸付保険

■輸出先国名インドネシア

■内容インドネシア最大手の総合通信事業者向けに、日本電気株式会社が米国企業と共同でSJC（※）向け光海底ケーブルを輸出するプロジェクト（※）SJCは、KDDI、Googleの他、アジア域内の通信会社8社の計10社が参画、日本とシンガポールを直接接続し、中国、香港、フィリピン、ブルネイに分岐する総延長約8,900kmの光海底ケーブルを敷設する国際プロジェクト。

■輸出者日本電気

■輸入者/借入者 PT. Telekomunikasi Indonesia Tbk

■貸付者/被保険者みずほコーポレート銀行

■てん補範囲・付保率非常危険：97.5%、信用危険：95%

■保険責任期間 6年


（４）事例紹介②（バンクローン） 4. 貿易代金貸付保険

■輸出先国名ロシア

■内容露Amurskaya 社が橋本電機工業から木材加工設備を購入

■輸出者橋本電機工業

■輸入者 Amurskaya Lesopromyshlennaya Kompaniya, LLC

■借入者 VEB （Bank for Development and Foreign Economic Affairs）（ﾛｼｱVEBを経由した２ｽﾃｯﾌﾟ・ﾛｰﾝ）

■貸付者/被保険者三菱東京ＵＦＪ銀行

■てん補範囲・付保率非常危険：100%、信用危険：100%

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5. 海外事業資金貸付保険


（1）海外事業資金貸付保険の概要（2）てん補範囲（非常・信用）（3）パッケージ型インフラ海外展開支援（4）事例紹介


5. 海外事業資金貸付保険目次


（１）海外事業資金貸付保険の概要 5. 海外事業資金貸付保険

切り口特徴 A) 被保険者日本に所在する企業・銀行等

B) 契約形態

長期（原則、2年以上）の事業資金（日本からの輸出に紐付かない資金）の貸付等（※）であること（※）融資、債券購入又は融資・債券に係る保証日本裨益（Japan Interest:JI）があること


貸付金等が期日に返済されないリスク非常・信用リスクの両方（又は非常リスクのみ）を付保

対象契約金額・償還期間

個別案件毎に検討コーポレートファイナンス、プロジェクトファイナンスともに検討可能。


（１）海外事業資金貸付保険の概要

海外事業資金貸付保険（海事保険）とは海外事業資金貸付保険は、事業資金の融資・債券購入による損失、又は債務保証による損失をカバーする保険。

英語名：Overseas Untied Loan Insurance 日本の企業・銀行等が、日本裨益を有するプロジェクト等のために外国の政府や企業に長期の事業資金（日本からの輸出に結びつかない資金）を融資（債券購入、借入金に対する債務保証の供与を含む）した場合に、貸付金や債券の回収不能、保証履行により受ける損失をてん補。



（1）海外事業資金貸付保険の概要－スキーム図 5. 海外事業資金貸付保険

②元利支払

①融資


保険契約

海外事業資金貸付保険

金融機関

（被保険者）

借入人


（2）てん補範囲（非常・信用）

てん補リスク海外事業資金貸付保険では、非常リスクおよび信用リスクをてん補。非常リスクのみのてん補は可能だが、信用リスクのみのてん補は不可。

付保率非常リスクは97.5％、信用リスクは通常90％。外国政府向け貸付契約・政府発行の支払保証（L/G）付の場合は非常リスクを100％てん補可能。



（4）事例紹介① 5. 海外事業資金貸付保険

■事業地国ブラジル

■内容米州最大の石油化学企業であるBraskem社が、ブラ

ジル南部リオグランデ・ド・スル州のトリウンフォ石油化学プラントコンプレックス内にブタジエンを生産するプラントを建設すると同時に、既存の石化プラントに関しても改修を行うプロジェクト向け融資。

■借入人 Braskem S.A.

■融資金額 200百万米ドル

■レンダー/被保険者三井住友銀行及びみずほコーポレート銀行

■てん補範囲非常危険及び信用危険

■保険責任期間 10年間


（4）事例紹介② 5. 海外事業資金貸付保険

■事業地国チリ ■内容三菱商事が出資参画するチリ・コクラン石炭火力発

電プロジェクト（※）向け融資。（※）チリ北部第Ⅱ州において472MWの石炭火力発電所を建設・

運営するプロジェクト。完工後は、シエラゴルダ銅鉱山開発プロジェクト（2012年3月に海外事業資金貸付保険・資源エネルギー総合保険A特約の引受を決定）を含む複数のプロジェクト及び企業に対し、長期電力供給契約に基づき電力を供給予定。

■借入人 Empresa Electrica Cochrane（プロジェクト会社） ■融資金額 250百万米ドル ■レンダー/被保険者みずほコーポレート銀行、三井住友銀行、及び三菱

東京UFJ銀行 ■てん補範囲・付保率非常危険97.5％及び信用危険90％ ■保険責任期間 17.7年

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6. 海外投資保険


（1）海外投資保険の概要（2）てん補範囲（非常）（3）損失額の算定（4）事例紹介

6. 海外投資保険

6. 海外投資保険目次


（１）海外投資保険の概要 6. 海外投資保険

切り口ポイント

A) 被保険者日本に所在する企業等

B) 契約形態外国企業への出資外国における権利の取得

土地・建物の購入不動産その他の権利の取得


非常事由による出資・対価の毀損をてん補

対象契約金額・付保期間

２～１５年の期間で任意に設定可能（更新可能）配当（予定）金へのてん補も可


（1）海外投資保険の概要 6. 海外投資保険

海外投資保険とは、海外投資保険は、日本企業が海外に有する資産（株式

や不動産等の権利）を、外国政府による権利・利益侵害や戦争、テロ、天災といったリスクから保護する保険。

英語名：Overseas Investment Insurance

今後新たに取得する海外資産だけでなく、既に保有済の資産についても保険付保の対象。


（1）海外投資保険の概要－出資 6. 海外投資保険

出資


投資者（被保険者）

保険契約

海外投資保険


（1）海外投資保険の概要－権利等の取得 6. 海外投資保険

土地・建物の購入または

不動産その他の権利の取得


投資者（被保険者）

保険契約

海外投資保険


（1）海外投資保険の概要－出資先を通じた再投資 6. 海外投資保険

（日本）（事業地国）

再投資

出資先

保険契約

海外投資保険

（投資先国）

再投資先

出資投資者（被保険者）


（2）てん補範囲（非常）① 6. 海外投資保険

てん補リスク

①投資先国・事業地国の政府による収用・権利侵害リスク

株式や配当金の支払権の侵害

不動産・設備・原材料に関する権利、鉱業権、工場所有権等の侵害による（ｱ）事業の継続不能、(ｲ）破産手続開始の決定、(ｳ）銀行による取引停止、（ｴ）3ヶ月以上の事業の休止（以下、事業不能等という）

政策変更リスク：国際協定や二国間協定等に違反する政策が新たに導入されることによって受けた損失をてん補。

契約違反リスク：相手国政府側による契約違反や一方的な破棄によって受けた損失をてん補（特約によるカバー）。


（2）てん補範囲（非常）② 6. 海外投資保険

②投資先国・事業地国で発生した戦争リスク

戦争、革命、テロ行為その他の内乱、暴動または騒乱による事業不能等の状態。

③投資先国・事業地国で発生した不可抗力リスク

地震、洪水、暴風、地震、津波等の天災、国連制裁、ゼネラルストライキ、ストライキによる輸送機能停止、原子力事故等による事業不能等の状態。

④投資先国・事業地国が行った為替制限等による配当金等の送金不能

株式等の譲渡代金や配当金、不動産等の売却代金を2ヶ月以上の期間、本邦に送金できない状態。


（2）てん補範囲（非常）－付保率 6. 海外投資保険

付保率

本邦からの出資送金額または投資先企業の簿価での純資産の持分の最大95％。

保険期間中は、企業の純資産価値や為替レートの変動、配当金の実績に合わせて保険金額の変更が可能（※）。

保険期間最低2年以上、最長15年以内当初の保険契約期間が満期を迎えた際には、1年毎の期間

延長（※）が可能（期間満了の1ヶ月前までに申込が必要）

当初契約 2～15年で任意設定

1年毎の延長（1～15年で任意設定） +

（※）保険金額の増額又は保険期間の延長については、お申し込み時点における引受方針等に基づき、承認できない場合があります。


（2）てん補範囲（非常）－特約 6. 海外投資保険

①プレミアム特約お客様の財務諸表における投資額と出資先企業の簿価純資

産額のうち、お客様の持分に相当する額との差額（以下、プレミアム相当額）について、てん補対象に追加する特約。

②部分損失特約投資先企業の事業の一部にのみ損失が生じた場合も対象と

する特約。

企業の簿価純資産額

（持分）

企業の簿価純資産額（持分）の

残存価値

事故直前のプレミアム相当額

プレミアム相当額の残存価値－－＋

× 95％（てん補率）＝保険金


（3）損失額の算定 6. 海外投資保険

直前直後

（事業継続不能の場合）事故直前における投資先企業の簿価での純資産額の持ち分と残存価額との差額を基準に保険金をお支払いします。

直前直後

資産負債

資本残存価額（負債控除後）

投資先のB/S

（3ヶ月以上の事業休止の場合）事故直前と直後の投資先企業の簿価での純資産額の持ち分の差額を基準に保険金をお支払いします。

資本

負債資産

資本

負債資産

投資先のB/S

損害損害


（4）事例紹介① 6. 海外投資保険

■投資先国名ラオス ■内容ラオスの金属けい素製造業者であるLao

Silicon Co., Ltd. の株式取得に係る伊藤忠メタルズ株式会社の投資。

■てん補範囲非常危険 ■付保率 95% ■保険責任期間 2年


（4）事例紹介② 6. 海外投資保険

■投資先国名インドネシア

■内容インドネシア共和国ジャワ島においてPaiton 2石炭火力発電所（※）の事業運営を行うPT. Jawa Power社に関して、丸紅が間接的な株式の一部取得を行う案件。（※）本プロジェクトにより発電される電力は30年間の電力売買契約（PPA）に基づき国営電力公社に売電。

■保険契約内容海外投資保険（株式等）契約違反特約付（国営電力公社のPPA上の義務不履行に伴う契約違反リスクをてん補）

■再投資先 PT. Jawa Power社

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7. 資源エネルギー総合保険・地球環境保険


（1）資源エネルギー総合保険

（2）地球環境保険

（3）事例紹介

7. 資源エネルギー総合保険・地球環境保険.

7. 資源エネルギー総合保険・地球環境保険目次


（１）資源エネルギー総合保険 -概要- 7. 資源エネルギー総合保険・地球環境保険.

資源エネルギー総合保険は、資源エネルギー案件に特化した保険で、海外事業資金貸付保険または海外投資保険に特約を付ける形で引受を行います。

① シニアローン向け特約（A特約）（海事保険の特約）

② 出資・劣後ローン向け特約（B特約）（海外投資・海事保険の特約）

引受枠：1兆円

海外投資保険

海外事業資金貸付保険

資源エネルギー総合保険


（１）資源エネルギー総合保険 -基本コンセプト- 7. 資源エネルギー総合保険・地球環境保険.

.

目的本邦への安定的な資源エネルギー供給源確保への取組強化本邦企業による海外エネルギー資源・鉱物資源の引取・権益取得を積極支援

特徴資源エネルギー案件のリスク特性を踏まえ、従来商品比で大幅に低い保険料率、及び幅広いリスク担保を実現

① シニアローン向け特約（海事保険の特約） ② 出資・劣後ローン向け特約（海外投資・海事保険の特約）


（１）資源エネルギー総合保険 -シニアローン特約 - 7. 資源エネルギー総合保険・地球環境保険.

①本邦への輸入に繋がるエネルギー・鉱物資源の権益取得・引取案件向けに本邦法人が供与するシニアローンが対象 ②原則として、先進国一流銀行にエスクロー口座が開設されるもの

［本邦］［海外資源プロジェクト会社等］［本邦］

ｵﾌﾃｲｶｰ

引取エネルギー貸付

本邦銀行鉱物資源長期借入金シニアローン特約

生産設備鉱区

劣後ローン海事保険

資本勘定

資源販売代金先進国一流銀行ｴｽｸﾛｰ口座返済金


（１）資源エネルギー総合保険 -シニアローン特約 – 保険料率 7. 資源エネルギー総合保険・地球環境保険.

非常料率：国カテゴリーに関わらず一律年率0.25% 信用料率：最も信用リスクの低い案件の場合は年率0.05%、これに次ぐ案件の場合は年率0.15% 総合料率ベースで、一般海事保険比で50-75%の引き下げを実現

0.0%

0.2%

0.4%

0.6%

0.8%

1.0%

1.2%

1.4%

Eカテ国［コロンビア等］

Fカテ国［ベトナム等］

Gカテ国［カンボジア等］

Hカテ国［ネパール等］

年率換算保険料率比較

一般海事保険料率

資源保険料率

（※）償還期間10年、

半年賦かつ最低信用料率適用の場合


（１）資源エネルギー総合保険 -出資・劣後ローン特約 - 7. 資源エネルギー総合保険・地球環境保険.

我が国事業者がエネルギー・鉱物資源の権益取得及び製品引取のために行う出資及び劣後ローンが対象

［海外資源プロジェクト会社等］［本邦］

出資・劣後ローン特約

本邦企業

長期借入金海事保険

資産劣後ローン

資本勘定投資保険


（１）資源エネルギー総合保険 -出資・劣後ローン特約 – 保険料率 7. 資源エネルギー総合保険・地球環境保険.

出資・劣後ローン部分ともに、投資保険料率を適用劣後ローン部分は、一般海事保険比で30-50%値下げ

0.0%

0.2%

0.4%

0.6%

0.8%

1.0%

1.2%

1.4%

Eカテ国［コロンビア等］

Fカテ国［ベトナム等］

Gカテ国［カンボジア等］

Hカテ国［ベネズエラ等］

年率換算保険料率比較

一般海事保険料率（非常のみ）投資保険（非償還型）料率

投資保険（送金リスク不てん補型）料率

（※）劣後ローン償還期間10年、半年賦の場合


（１）資源エネルギー総合保険 -対象案件（α国資源開発案件） 7. 資源エネルギー総合保険・地球環境保険.

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海外口座本邦オフテイカー

購入代金

出荷

出資

プロジェクト融資

融資返済

保険付保（B特約付き）

残金

金融機関

融資対象プロジェクト

保険付保（A特約付き）


（２）地球環境保険 7. 資源エネルギー総合保険・地球環境保険.

地球環境保険とは我が国の省エネ・新エネルギー技術の移転等により、温室効果ガスの排出低減に貢献する取組みの一貫

引受枠：2兆円（10年間）


（２）地球環境保険 – 商品内容① 7. 資源エネルギー総合保険・地球環境保険.

対象となる保険種貿易一般保険、貿易代金貸付保険、海外事業資金貸付保険、海外投資保険

保険料率非常料率、信用料率とも現行料率に同じ

付保率非常危険：100%（現行97.5%）信用料率：現行付保率に同じ（現行最高95%）


（２）地球環境保険 – 商品内容② 7. 資源エネルギー総合保険・地球環境保険.

付保対象温室効果ガスの排出削減に資する設備、機器の輸出およびプロジェクトとして一定の要件を満たすもの海外事業資金貸付保険、海外投資保険

省エネ、新エネ、原子力、ウラン開発、CDM、CCS、植林の7分野

貿易一般保険、貿易代金貸付保険高効率変圧器、石油ガスコジェネ、太陽光発電関連等の約30品目


（３）案件事例 ① 資源エネルギー総合保険 7. 資源エネルギー総合保険・地球環境保険.

■事業地国オーストラリア ■内容国際石油開発帝石、トタールをはじめ、東京ガス、

大阪ガス、中部電力、東邦ガスが出資参画するイクシスLNGプロジェクト（※）。（※）西豪州沖合約200kmに位置するイクシス・ガスコンデンセート田を新規開発、沖合生産･処理施設を建設、約889kmの

海底パイプラインで陸上のダーウィンまで運び、そこでガス液化基地を建設、LNG輸出を行うプロジェクトで、年間 840万トンのLNGを生産、海外に輸出する案件。輸出されるLNGのうち、約7割が日本向け供給予定。

■融資先 Ichthys LNG Pty Ltd（プロジェクト会社） ■保険価額約27.5億米ドル ■保険契約の内容海外事業資金貸付保険

資源エネルギー総合保険Ａ特約付き ■てん補範囲・付保率非常危険100％及び信用危険97.5％ ■保険責任期間約16年


（３）案件事例 ② 地球環境保険 7. 資源エネルギー総合保険・地球環境保険.

■事業地国英国

■内容丸紅が洋上風力発電事業の世界最大手であるデンマーク国営電力ガス会社Dong Energy A/Sと共同で行う英国における洋上風力発電事業。

■融資先 MC GFS Investment Company Limited

■保険契約の内容海外事業資金貸付保険地球環境保険特約付き

■融資額 158百万ポンド

■てん補範囲・付保率非常危険100％、信用危険90％

■保険責任期間 13年8ヶ月

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