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第6章 地域福祉の推進体制

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第6章

地域福祉の推進体制

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1 計画の推進体制と進行管理

本計画は、住民、企業・事業所、市、市社協などが連携・協働し着実に推進していきます。そ

のため、計画の進行管理については、住民、関係団体、学識経験者、市、市社協等で構成する「(仮

称)地域福祉計画推進委員会」を市と市社協で合同で設置し、社会情勢等の動向も十分に踏まえ

つつ、総合的な進捗状況の点検及び評価を年度ごとに実施します。

また、本計画は、行政計画である「地域福祉計画」と具体的な実施のあり方に関する計画であ

る「地域福祉推進計画」を盛り込んだ内容であり、市関係各課において事業についての進捗状況

確認や、地域活動の取組み状況についての把握等が必要となります。そのため、市が設置を予定

している「(仮称)地域福祉推進部会」や、市社協が設置する「地域福祉推進委員会(旧市町域)」、

「地域福祉部会(市全域)」を単位に、進捗状況の確認を行い、着実に計画を推進していきます。

【本計画の推進体制】

総合評価機能

評価・支援体制

の確認等

※部会の設置及び部会のあり方に

ついては今後検討していきます。

(仮称)地域福祉計画推進委員会

住民、関係団体、学識経験者等

【事務局】

市・市社協

地域福祉推進委員会(6カ所)

地域活動者、区長、民生委員児童委

員、ボランティア等

地域福祉部会

地域福祉推進委員会代表者、学識

経験者、市職員等 【事務局】 市

(仮称)地域福祉推進部会

市関係各課職員、市社協職員等

【事務局】 市社協

【事務局】 市社協

連 携

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2 地域福祉活動をすすめる主体

地域福祉は、まちづくりの土台となる隣近所や行政区と地域コミュニティ組織等と市が連携・

協働することで、大きく推進していくことを想定しています。多様化する住民ニーズや広域化す

る課題が増える状況の中で、従来の縦割りの関係から、横のつながりを重視した関係を築き、そ

れぞれの主体の活動、持ち味を活かしながら効果をあげることが求められています。

3 地域福祉活動を支援する主体

(1)基本目標実現に向けた基本的な考え方

地域福祉活動の主体は住民ですが、生活支援コーディネーター、コミュニティワーカー等の地

域に関わる専門職は、住民が地域活動に取り組んでいくための支援を行うことが必要です。

本計画においては、基本目標を「①住民の主体的な地域づくり」と「②総合的な相談・支援体

制づくり」の2点を掲げており、住民による地域活動を基盤とし、地域では解決できない課題に

対して、さまざまな専門職が相互連携によるバックアップを行います。

また、生活支援コーディネーターやコミュニティワーカー等の専門職が、ニーズの発掘や課題

等の分析・調整等を、さまざまな住民、関係団体、関係機関とともに行っていくことが必要です。

多様化・広域化する課題

それぞれの主体の活動、持ち味を

活かしながら、「つなげる」ことで

効果を上げる

行政・住民

地域コミュニティ組織

企業・NPO

福祉団体

農会・ 営農組合

住民活動 グループ

PTA

学校

市・市社協

老人クラブ・婦人会

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■ 「住民の主体的な地域づくり」「総合的な相談・支援体制づくり」に向けた連携・協働

のイメージ図

相談支援・コーディネート機能

(生活支援コーディネーター、コミュニティワーカー等の地域に関わる専門職)

相互連携、専門職によるバックアップ

地 区 (コミュニティ組織・協議体等)

生活に不安・困

難を抱える住民

包括的・総合的な相談支援体制の確立

高 齢

障 害

児 童

生活困窮

就 労

・地域課題の把握

・人材発掘、育成

行 政 区 (見守り・支え合い会議等)

ご近所

ボランティア、 サロン世話役、福祉委員 等

住民の主体的な

地域づくり 総合的な相談・支援

体制づくり

地域における住民主体の課題解決

地域では解決

できない課題

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(2)エリア階層別の課題解決・サポート体制について

本計画では、地域における住民主体の課題解決や包括的な相談支援体制として、新たにエリア

階層別の課題解決とサポート体制をすすめていきます。そのため、住民の地域福祉活動、課題解

決に向けた取組みを専門職がしっかりとバックアップしていく体制づくり(重層的なネットワ

ークづくり)を行います。

重層的なネットワークとは、ニーズの発見(入口)から、解決(出口)につなげるための住民、

専門職、行政等のネットワークです。問題発生の場であり、解決の場である日常生活圏域で問題

を受け止めるネットワークを出発点に、そこで解決できない問題を吸い上げるボトムアップ型

のネットワークを各エリア階層につくりあげることで、地域課題の早期発見、早期対応を図りま

す。

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■ エリア階層別の課題解決・サポート体制

行政区圏域

地区(地区公民館の区域)圏域

旧市町圏域

市圏域

民生委員

民生協力委員

福祉委員 サロン世話役

ボランティア

行政区役員

見守り・支え合い会議 個別ケア会議

生活支援

コーディネーター コミュニティワーカー

高齢者・障害・児童分野・

コミュニティ等窓口

地域包括支援センター

居宅介護・

相談支援事業所

総合相談・

生活支援センター

障害者基幹相談

支援センター

こども支援センター

消費生活センター

一人ひとりがつながり ともに創る安心な地域 豊岡 ~いのちへの共感に満ちた福祉のまちづくりに向けて~

地域コミュニティ組織 (振興・福祉・防災・人づくり)

地域サポート会議 (第 2層協議体)

○地域課題の把握・解決 ○地域づくり、資源開発 等

地域ケア会議 地域福祉推進委員会

○専門的な相談支援 ○複合的な問題への対応 ○資源開発 等

総合相談支援ネットワーク推進協議会

障害者自立支援協議会

介護支援専門員業務連絡会 介護支援専門員ネットワーク会議

地域ケア推進会議(第1層協議体)

要保護児童対策協議会

認知症支援ネットワーク会議

○市全体の課題把握・解決 ○政策形成・資源開発 等

子育てセンター

日常的な見守り、

早期発見・対応