熱工学部門の概要

分子レベルの化学反応シミュレーション

熱工学が関わる領域は，宇宙や地球規模のメガスケールの熱物質輸送から，生体細胞内の光・熱・物質輸送，そしてミクロなスケールの電気化学的な物質およびエネルギー輸送，さらにナノ・分子レベルの化学反応やその計測に至るまで多岐にわたっています． 宇宙空間，超高温，極低温

など極限環境下における熱制御

環境調和型エネルギー変換システムの開発ならびに地球環境を左右する熱物質輸送の解析

生体細胞内における凍結や物質輸送極小タービンによるマイクロパワ－電源

ミクロな視点に立った電気化学的物質輸送と熱輸送によるエネルギー変換システム

ナノ領域の熱物性とナノ素材の創製

特に興味深い内容について部門内に研究分科会を設置しています．

研究成果の公表や討論の場・日本機械学会年次大会　　　　　　（毎年夏に開催）・熱工学コンファレンス　　　　　　（毎年秋に開催）勉強会の場・セミナー　（適宜開催）・講習会　（適宜開催）

　　日米および日韓の研究発表と交流の場・ ASME-JSME 熱工学合同講演会　　日米のホットな話題が凝集（４年に１回開催）・ KSME-JSME 熱流体工学会議　　アジアの研究開発動向が一目でわかる　　　　　　　　　　　　（４年に１回開催）

・エネルギーシステムの　 エクセルギー評価・ナノ・バイオ工学におけ　 る熱物質移動

学会や講演会で研究成果を公表，発信するとともに，本ホームページ　　による広報活動を通じて熱工学部門のアクティビティーを発信しています．

マ ク ロ ス コ ピ ッ

ク

メ ガ ス コ ピ ッ

ク

メ ゾ ス コ ピック

ミクロ スコピック

ナノ

分 子

H2O

H2

e- e-

O2H+

スペースプレーンの大気圏再突入

スペースラボの熱環境制御

人工衛星内の熱制御

Φ４ｍｍタービン細胞の凍結

p n

e-

燃料電池

熱電発電燃焼

高効率エネルギー変換

スケ ‐ル

・

地球規模のCO2 循環

大気海洋大規模乱流輸送

ヒートアイランド

熱

触媒上の分子CO

Pt

カーボンナノチューブ

電力

動力

JAXA 提供：スペースプレーン，人工衛星，スペースラボ，地球；　名村造船所提供：貨物船；　神戸大学医学部提供：脳；　東大 COE （代表：笠木教授）提供： φ4mm タービン；　東大（丸山助教授）提供：カーボンナノチューブ；　東工大（井上教授）提供：白金上の CO 分子